JPH042034B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH042034B2
JPH042034B2 JP59052560A JP5256084A JPH042034B2 JP H042034 B2 JPH042034 B2 JP H042034B2 JP 59052560 A JP59052560 A JP 59052560A JP 5256084 A JP5256084 A JP 5256084A JP H042034 B2 JPH042034 B2 JP H042034B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
data
image signal
signal level
scanning window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59052560A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60196067A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP59052560A priority Critical patent/JPS60196067A/ja
Publication of JPS60196067A publication Critical patent/JPS60196067A/ja
Publication of JPH042034B2 publication Critical patent/JPH042034B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフアクシミリ電送装置などのように一
度画像を走査分解した後再度画像を構成する一般
の画像走査・記憶装置または画像走査・表示装置
に用いられる画信号処理装置に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 近年日常業務におけるフアクシミリ利用がます
ます拡大の一途であり、それとともに従来の白黒
二値の他に中間調の再現に対する要望も強まりつ
つある。中間調の再現に関しては記録装置と伝送
方式の両面から制約されることが多い。例えば写
真に使われる銀塩の印画紙に記録する装置や感熱
記録装置などは中間調の記録特性が良いが、静電
記録装置やインクジエツト記録装置などは本質的
に二値記録に向いているものと云える。一方、伝
送方式ではこれまでのアナログ電送からデイジタ
ル電送に変りつつありデータ圧縮技術などを駆使
してより高速に効率よい電送を行なおうという傾
向にある。そこで白黒二値の記録装置を用いる凝
似中間調表示に良い方式があればこれからのデイ
ジタルデータ電送の方向とも符合し、より最適な
フアクシミリ電送システムを構成できるようにな
る。
さて、凝似中間調表示の代表的なものには新
聞・雑誌などの印刷画像にみられる網点化の方法
と、閾値のマトリクステーブルに従つて画像を二
値化していくデイザ法とがある。しかしながらこ
れら従来の方法は文字や線画などの二値画像に対
してはその分解能を劣化させる欠点があり、従つ
て中間濃度と二値画像が混在する画像に対しては
そのいずれかを犠性にせざるをえなくなる。
以下、従来例の一つとして二値画像の分解能劣
化が比較的少ない凝似中間調表示であるデイザ法
について第1図を用いて説明する。同図aにおい
て、1は量子化された原画データ、2は閾値デー
タ、3は二値化データを示すパターンである。原
画データDxyは対応する位置の閾値データSxyと大
小比較され、大きければ黒(=1)、大きくなけ
れば白(=0\)として閾値処理され二値化データ
Pxyに変換される。閾値データ2は例えば同図b
に示すような4×4の大きさをもつ閾値データが
繰返し展開されている。閾値の窓が4×4の場合
は16種の閾値を設定でき、従つて原画データに対
して凝似的に17レベルを表わす中間調表示が可
能となる。同図bに示すDnaxは原画データの最
大値を表わしている。
以上、第1図の例に示したデイザ法は原画デー
タの各画素毎独立に閾値処理されて二値データに
変換されるが原画データのレベルに応じた黒の数
が閾値窓毎に表われて平均的に中間調を表現する
ことになる。閾値の窓の大きさと表示画質との関
係は窓が小さいと画像の分解能は良いが、表示で
きる中間調レベルが少なくなり、窓を大きくする
と画像の分解能は悪いが、表示できる中間調レベ
ルが多くなるという関係にある。いずれにしても
白黒二値の原画に対しては普通の二値化処理の表
示画質より分解能を悪くするという欠点を有して
いた。
さて、分解能と階調性を両立させる方法とし
て、 A エム.アール.シユレーダ(M.R.
Schroeder)による「平均誤差最小法」 (例えば、[イメージ フロム コンピユータ
ズ、アイ・イー・イー・イー・スペクトラム]
Image From Computers,IEEE Spectrum
6,1969,66〜78)や、 B アール フロイド(R.Floyd and L.
Steinberg)らによる「誤差拡散法」 (例えば、「アダプテイブ アルゴリズム フ
オースペシヤル グレー スケール エス・ア
イ・デー シンポジウム ダイジエスト オブ
ペーパーズ」An Adaptive Algorithm for Spatial Gray Scale,SID Sympo Digest of
Papers,1975,36〜37) がある。
この「平均誤差最小法」は2値化誤差を出力信
号から求めるため、出力画像の画質はあまり良く
ない。
一方、「誤差拡散法」は誤差を最小にする基本
的な考え方は「平均誤差最小法」と同一である
が、当該誤差が補正された原画像信号と出力信号
とから求める。この「誤差拡散法」は a ある特定の濃度レベル領域において、特定の
ドツトパターン(テクスチヤ)の発生や、 b 誤差フイルタ構造により独特の縞模様(うじ
虫状のドツトパターン)となり、視覚的な画質
を低下させる などの課題があつた。
これらの「平均誤差最小法」や「誤差拡散法」
に代わり、2値化再生時のモワレパターンの抑制
と高分解能特性を有する有力な技術として、特開
昭59−77772号公報に記載の2値化方法がある。
この方法は、近接する複数画素の画像信号レベル
の総和から、黒画素を、当該近接する複数画素の
原画信号レベルの大きい順序に従つて配置し直す
ことから、小さい原画信号レベルは大きな原画信
号レベルに吸収され、結果的に出力画像のドツト
構造は黒画素が寄せ集められて粒状的になり
(「黒画素の寄せ集め効果」)、視覚的に雑音性の高
い再生画像と認識される課題を有している。
発明の目的 本発明は、上述した従来技術の課題に鑑み、2
値化時に発生した注目画素の補正を行なうこと
で、上述した「黒画素の寄せ集め効果」を抑制
し、高分解能かつ緻密で、滑らかな疑似階調画像
を得るものである。
発明の構成 本発明は、 原画像を走査分解して得られた各画素の画信号
レベルを記憶する第1、第2の画信号記憶手段と 前記第2の画信号記憶手段を走査する画素数M
の第2の走査窓内の全ての画素の画信号レベルの
和Smと誤差補正量Eの和Sとを求め、 0≦S≦C×MのときS=C×N+A 0>SのときN=0,A=0 S>C×MのときN=M,A=0 〔但し、 Cは所定の画信号レベル Nは0≦N≦Mなる整数 Aは0≦A<C〕 なるNとAを求める演算手段と、 前記第2の画信号記憶手段の第2の走査窓の位
置と対応する前記第1の画信号記憶手段を走査す
る画素数Mの第1の走査窓内の二値化すべき画素
に、その直前で二値化処理された画素が「1」の
場合は「負」の付加データを、またその直前で二
値化された画素が「0」の場合は「正」の付加デ
ータを重畳した後に、その画素数Mの各画素を画
信号レベルの降順または昇順に番号付けする順位
付手段と、 前記第1の走査窓に対応する前記第2の走査窓
内の各画素に対し降順の時は1番目からN番目の
画素は画信号レベルとしてCを、(N+1)番目
の画素は画信号レベルとしてAを、残りの画素は
画信号レベルとして0を割当てる置換を施し、昇
順の時は1番目から(M−N−1)番目の画素は
画信号レベルとして0を、(M−N)番目の画素
は画信号レベルとしてAを、残りの画素は画信号
レベルとしてCを割当てる置換を施す再配分手段
と、 前記第2の走査窓内の各画素で、次の当該走査
窓によつて当該走査窓内に含まれなくなる画素の
画信号レベルP1STに対し、前記画信号レベルP1ST
と予め定めてある0≦V<Cなる二値化レベルV
との比較により前記画信号レベルP1STが大きい場
合はCを、前記画信号レベルP1STが大きくない場
合は0を画信号レベルP2NDの値とするとともに、 前記画信号レベルP1STとP2NDとの差を求めて次
の前記第1、第2の走査窓の移動後の誤差補正量
Eとして前記演算手段に送出する誤差補正演算手
段と、 前記第2の走査窓の移動により当該走査窓に二
度と含まれなくなる前記第2の画信号記憶手段中
の画素の画信号レベルを前記二値化レベルVと比
較して二値化することにより、当該画素の求める
べき二値化画信号レベル「1」または「0」とし
て出力する二値化手段と、 前記第1、第2の画信号記憶手段の全域に対し
て前記第1、第2の走査窓を所定画素分づつ移動
させる走査窓移動手段とを設けたものである。
実施例の説明 以下、本発明の画信号処理装置の概念につい
て、図面を参照しながらその一実施例を説明す
る。
第2図は走査窓とデータ変換を説明する図であ
る。同図aにおいて5は原画データであり、走査
窓6が同図aの右側に主走査、下側に副走査され
ながら走査窓6内で逐一データ変換が行なわれて
いく。走査窓6の大きさは任意であるが、例えば
2×2画素、3×3画素、4×4画素という程度
の大きさである。また走査窓6は主走査方向、副
走査方向とも1画素づつ走査していくのを基本と
するが必らずしもその限りではない。
なお本実施例では1画素づつの走査で説明す
る。
さて、走査窓6を2×2画素とすると、原画デ
ータの1個の画素、例えば走査窓6内の画素Dn,o
は走査窓6の移動につれて4回のデータ変換を受
けることになる。データ変換は第2図b〜第2図
eに示すように行なわれる。なお、同図bは走査
窓6の位置における原画データを示したものであ
り、同図cは現走査窓6の位置におけるデータ変
換が行なわれる前の状態を示したものである。
(但し、′の数は過去においてその画素がデータ
交換を受けた回数を示している。) 同図dは現走査窓6の位置においてデータ変換
が行なわれた後の状態を示したものである。ここ
で、変換されたデータは原画データを書換えるの
ではなく、別途記憶されているものとする。な
お、走査窓6内のデータ変換は第3図のフローチ
ヤートに示すように、 (イ) 第2図cに示すようなデータの総和Sを求め
る。
S=Dn-1,o-1+D″n-1,o+D′n,o-1+Dn,o……(1) (ロ) 次式におけるNとAを求める。
S=C・N+A ……(2) 但し、Cは定数で例えばC=Dnaxとする。
Dmaxは最大値。またNは正の整数である。
(ハ) 第2図bに示すよなにデータの大きさ順を調
べる。同じ値のときは予かじめ定められた順に
決める。
(ニ) 第2図cに示すデータを第2図bに示すデー
タの大きさ順に対応する所に対しN個分Cに変
換し、次をAに変換し、残りを0\に変換する。
例えば(ロ)においてN=1が求まり、(ハ)において Dn,o1>Dn,o>Dn-1,o>Dn-1,o-1 ……(3) の関係であることが求まると第2図eに示すよう
なデータ変換がなされる。
上記のデータ変換を原画の全データについて行
なうと、原画データのデータ値が小さい所ではO
の数が多く、データ値が大きい所ではCの数が多
く、原画データのデータ値に比例して変換されて
いく。従つてデータ変換された値に対して通常の
閾値処理を行ない二値化データにすると凝似中間
表示のデータを得ることができる。
上記データ処理によれば、変換データが原画デ
ータの大きい順に配置(再配分)されていくた
め、白黒二値の原画に対しての分解能劣化は発生
しないのみならず、原画の中の細線が量子化のた
めに通常の閾値処理では点線になるような所も連
続した線で再生される傾向にある。これは上記デ
ータ処理において、原画の中の大きな値のデータ
が周辺の小さな値のデータを引寄せて更に大きく
なる効果をもつことによる。
さて第2図dにおいて、D′′′′n-1,o-1は最後の

ータ変換をした値である。この値がOまたはCの
場合は良いが、Aの場合は二値化されて誤差が発
生することになる。すなわち、二値化後の白は
O、黒はCの値を持つため、Aを閾値処理して二
値化することは余分に白または黒に変化させたこ
とになる。これは凝似中間調の階調特性を悪くす
るがD′′′′n-1,o-1の値をP1STとし、これを閾値判

した値P2ND(0\またはC)の差分を誤差補正量E
として次の走査窓での総和Sを求める時に加算す
ることにより階調特性の改善を計ることができ
る。
また、上記データ処理によれば、前記引寄せ効
果により強く輪郭強調された画像となる傾向にあ
る。また原画の平坦な濃度分布の所は粒状的な画
像となる。そのため、次のような付加データを与
えることにより、この現象を抑制することができ
る。以下、その付加データについて詳細する。
第4図bはデータ変換が行なわれる前の状態で
あるが、このときに過去のデータ変換が全て終了
しているデータD′′′′n-1,o-2について黒となるか

となるかを二値化レベルVと比較判定し、黒であ
れば同図aの原画データに対しDn-1,o-1 -w、白で
あればDn-1,o-1 +wとした後、データの大きさ順を
調べる。付加データwは正の定数であり例えば画
信号の雑音レベルより多少大きな値とする。
以下、上述した内容を考慮して本装置の概念に
ついて第5図に示すフローチヤートとともにさら
に詳細に説明を行なう。
〔なお、第5図に示すフローチヤートにおいて、 G1,G2:画像データ記憶装置、 W1:G1の画像データに対する走査窓、 Dn,o、Dn,o-1,Dn-1,o,Dn-1,o-1:W1内の各デー
タ、 W2:G2の画像データに対する走査窓、 Dn,o、D′n,o-1、D″n-1,o、D′′′′n-1,o-1:W2
内の各
データで現走査窓位置においてデータ変換される
前の値。′の数は過去の走査窓位置でデータ変換
された回数、 D′n,o、D″n,o-1、Dn-1,o、D′′′′n-1,o-1:W
2内
の各データで現走査窓位置においてデータ変換さ
れた後の値。′の数は現走査窓位置も含めて過去
にデータ変換された回数、 Dn-1,o-1:データ変換が全て完了した現走査窓
位置に含まれない最新データ、 E:誤差補正量、 Sm:走査窓W2内のデータ総和、 S:Sm+Eの値 M:走査窓W1、走査窓W2の画素数、M=
4、 C:所定の画信号レベル、 N:O≦N≦Mなる整数、 A:O≦A<C、 w:付加データ、 V:二値化レベル、 をそれぞれ示す。〕 (イ) 画像データを記憶装置G1,G2にそれぞれ
入力する(なお画像データを1画素または1走
査線分づつ入力しながら以下の処理をすること
も可能であるが、ここでは全画像データを入力
した後に処理していくものとする。)。
(ロ) 記憶装置G1に入力した画像データの主走
査・副走査のスタート位置に走査窓W1を、記
憶装置G2に入力した画像データの主走査・副
走査のスタート位置に走査窓W2を初期セツト
する。
(ハ) 主走査の始めに初期値として誤差補正量E=
Oをセツトする。
(ニ) 走査窓W2内データの総和Smと誤差補正量
Eの和Sを求める。
(ホ)、(ヘ) Sの大きさを比較判定し、O>Sならば
(ト)でN=O、A=Oとし、S>C×Mならば(チ)
でN=M、A=Oとし、それ以外では(リ)でS=
C×N+AなるNとAを求める。
(ヌ) データ変換が全て終了しているD′′′′n-1,o-
2

二値化レベルVの大小比較した結果により、走
査窓W1内のデータDm−1,n−1を書換え
る Dn-1,o-2≧Vのとき Dn-1,o-1=Dn-1,o-1 -wn-1,o-2<Vのとき Dn-1,o-1=Dn-1,o-1 +w (ル) 走査窓W1内の各データDn,o、Dn,o-1
Dn-1,o、Dn-1,o-1の大きい順に走査窓W2内の
各対応するデータ位置を以下のように書換えて
いる。
〔N番目までをCとする。
N+1番目をAとする。
残りをOとする。〕 (ヲ) 走査窓W2内のデータD′′′′n-1,o-1をP1ST

する。
(ワ) P1STと二値化レベルVを比較する。P1ST
大きければ(カ)でP2NDをCとし、P1STが大きくな
ければ(カ)でP2NDをCとし、P1STが大きくな
ければ(ヨ)でP2NDをOとする。なお、データ
n-1,o-1の値は最終的に二値化レベルVで二
値データに変換されるのであるから、ここで
P2NDの値に置換えてもそのままでも同じことで
ある。
(タ) 次の走査窓位置で補正する誤差補正量をE
としP1ST−P2NDを求める。
(レ) 走査窓W1と走査窓W2とをともに主走査
方向へ1画素移動する。
(ソ) 主走査方向の処理が終了したかを判断す
る。終了していなければ(ニ)に戻る。
(ツ) 終了していれば走査窓W1と走査窓W2を
ともに主走査のスタート位置に戻し、副走査方
向に1画素移動する。
(ネ) 副走査方向の処理終了を判断し、終了して
なければ(ハ)に戻る。
以上第5図に示した(イ)〜(ネ)の処理方法によ
り、二値画像の分解能劣化による画質低下の生じ
ない凝似中間調表示を得ることができる。
次に第6図を参照しながら、本発明の一実施例
における画像信号処理装置について説明する。
第6図は本発明の一実施例における画像信号処
理装置のブロツク結線を示すものである。
第6図において、15は後述する各ブロツク機
能にタイミング信号を供給するタイミング信号発
生回路で各ブロツク機能へのタイミング信号供給
線は省略している。17は端子16を介して入力
されるアナログ画像信号をデイジタル画像信号に
変換するA/D変換器、19,21はそれぞれゲ
ート回路18,20を介し指示されたアドレスに
応じてデイジタル画像信号を記憶あるいは読み出
す画像データ記憶装置、22はゲート回路18,
20にアドレス情報を送出してゲート回路18,
20を制御するアドレス制御回路、23は再配分
のデータ変換処理が全て終了したデータを二値化
して端子24を介して画像記録装置等に記録させ
る二値化回路、25は走査窓内データと誤差補正
演算回路26から送出される誤差補正データEと
の総和Sを求めるデータ加算回路、27は誤差補
正演算回路26の二値化の比較判定結果に応じて
走査窓内のデータに付加データを加算する付加デ
ータ加算回路、28はへ付加データ加算回路27
の出力をデータの大きい順に順位付する順位付回
路、29はデータ加算回路25から送出されてく
る総和Sから変換データを作成し再配分を行なう
再配分回路である。
上記構成において、以下その動作を説明する。
まず原画像を走査して得たアナログ画像信号は入
力端子16を介しA/D変換器17によりデイジ
タル画像信号に変換され、ゲート回路18を介し
て画像データ記憶装置19に記憶されるとともに
ゲート回路20を介して画像データ記憶装置21
にも記憶される。その際ゲート回路18とゲート
回路20とはアドレス制御回路22により制御さ
れており、それぞれ記憶装置19と記憶装置21
のデータ書込み読出し番地を指示する。そして後
述する処理において記憶装置19に記憶されたデ
ータは順位付用のデータとして用いられ、記憶装
置21のデータは再配分によるデータ変換で逐一
書換えられていくものである。
また、再配分のデータ変換処理が全て終了した
データは記憶装置21からゲート回路20を介し
て読出され二値化回路23を介し画像記録装置
(図示せず)等で記録される出力画像信号として
出力端子24に出力される。そして、データ加算
回路25は記憶装置21からゲート回路20を介
して得た走査窓内データと誤差補正量演算回路2
6から得た誤差補正データEの総和Sを求める。
付加データ加算回路27は記憶装置19からゲー
ト回路18を通して得た走査窓内のデータに内部
に用意した付加データを誤差補正演算回路26か
らの情報に応じて加算または減算しその結果を順
位付回路28の送出する。順位付回路28では付
加データ加算回路27から得た各データによりデ
ータの大きい順に記憶装置21の対応する走査窓
位置におけるデータ番地を全て決定しアドレス制
御回路22と誤差補正演算回路26に通知する。
またこの通知するタイミングは誤差補正量演算回
路26と再配分回路29にも通知する。そこで再
配分回路29はデータ加算回路25から得た総和
Sから変換データを作成しアドレス制御回路22
で指定された記憶装置21の番地にゲート回路2
0を介して順次変換データを書込んでいく。誤差
補正演算回路26は走査窓内で最後のデータ変換
された値(第2図dのD′′′′n-1,o-1)であるP1ST

順位付回路28からのアドレスとタイミングの情
報をもとに再配分回路29の変換データから選別
し、そのP1STと二値化回路23から得た二値化レ
ベルVと比較してOまたはCの値P2NDを求め、
P1ST−P2NDの値を次の走査窓における誤差補正量
Eとして与える。さらに、二値化レベルVと比較
した大小判定結果を付加データ加算回路27に通
知する。
以上を繰り返すことにより、画像信号の処理を
行なうことができる。
以下第7図〜第11図を参照して第6図に示し
た付加データ加算回路27、順位付回路28、再
配分回路29および誤差補正演算回路26の更に
詳細な構成を説明する。
第7図は付加データ加算回路27の詳細な構成
を示すブロツク結線図である。加算器33と減算
器34は入力端子42から入る走査窓内の4個の
データ、Dn-1,o-1、Dn-1,o、Dn,o-1、Dnoからレジ
スタ32の定数wをそれぞれ加算、減算する。加
減算は入力端子43から入るタイミング信号T2
で行なわれる。
ゲート回路35は入力端子88から入るレベル
信号(誤差補正演算回路26での比較判定信号、
第11図で説明)により、加算器33か減算器3
4のいずれか一方の出力信号を出力する。ゲート
回路36は入力端子37から入るタイミング信号
T1によりゲート回路35の出力信号、Dn-1,o-1
±wと入力端子42から入る信号Dn-1,o、Dn,o-1
Dn,oを出力端子44に出力する。入力端子42の
データD(第2図b参照)、入力端子37のタイミ
ングパルスT1、入力端子43のタイミングパル
スT2の関係を第8図に示す。
次に、順位付回路28の詳細について説明す
る。第9図は第6図に示した順位付回路28のブ
ロツク構成を示すものである。付加データを加算
した2×2走査窓内の4個のデータはデータ入力
端子44から入力され、ゲート回路46を介し走
査窓内の位置と対応した4個のデータレジスタ4
7の所定の位置に記憶される。このとき、の所定
の位置は入力端子43から入力されるタイミング
パルスT2をカウントするカウント48の出力を
ゲート回路49を介してレジスタ47にアドレス
設定することにより、指定される。入力端子43
から入力されるタイミングパルスT2はゲート回
路50を介しレジスタ47のデータ書込みクロツ
クになると同時に、タイミング制御回路51にも
送出され信号線52にゲート切換え信号を出力さ
せる。信号線52のゲート切換え信号はゲート回
路46、ゲート回路49、ゲート回路50を駆動
しレジスタ47に対して入力端子44から入る4
個のデータを取込む入力モードの状態を作りだし
ている。一方、最大値検出回路53はレジスタ4
7の4個のデータに対して最大値を検出し、その
最大値のデータアドレスを出力する。このときタ
イミング制御回路51は信号線52のゲート切換
え信号でゲート回路46、ゲート回路49、ゲー
ト回路50を駆動し、レジスタ47の内容書換え
モードの状態を作り出している。この状態におい
て上記最大値のデータアドレスはゲート回路49
を介してレジスタ47に設定され、またレジスタ
54の負の定数値がゲート回路46を介してレジ
スタ47に設定される。そしてタイミング制御回
路51から信号線55を介して出力される内部ク
ロツク信号がゲート回路50を介しレジスタ47
のデータ書込みクロツクになることにより、レジ
スタ47の最大値データが負のデータに書換えら
れる。この状態において信号線55に内部クロツ
クが4個出力されたとき、レジスタ47の内容は
全て負の値に変わることになる。この内部クロツ
クが出る順に最大値検出回路53の出力に最初に
レジスタ47に取込んだデータの大きい順の対応
するデータアドレスが出力される。このアドレス
は4個のアドレス記憶レジスタ56の書込みデー
タとなり順次記憶されるものであるが、このとき
信号線55の内部クロツクはアドレス記憶レジス
タ56の書込みクロツクになると同時に、カウン
タ57に入力される。カウンタ57の出力はゲー
ト回路58を介しアドレス記憶レジスタ56にア
ドレスデータを記憶する位置の指定を行なう。こ
のときタイミング制御回路51から出力される信
号線59の出力信号はゲート回路58を駆動して
データの書込み状態につまりカウンタ57の出力
をアドレス記憶レジスタ56に与える。アドレス
記憶レジスタ56に4個のアドレスデータが書込
まれた後、信号線59の出力信号はゲート回路5
8を駆動しアドレス記憶レジスタ56をデータの
読出し状態にする。このあとタイミング制御回路
51の信号線60に読出しクロツクを出力する
と、カウンタ61はこのクロツクをカウントし、
その出力をゲート回路58を介してアドレス記憶
レジスタ56に与え、アドレスデータの読出し位
置を指定する。このようにして順位付回路28か
らのアドレスデータが出力端子62に出力され
る。また信号線60の読出しクロツクは出力端子
63に出力され、他の回路ブロツクのタイミング
信号となる。なおカウンタ48,57,61はい
ずれも2ビツトのカウンタで、図示していないが
副走査同期パルスによりリセツトされる。またハ
ードウエア製作上の遅延時間補償など、信号のタ
イミング調整の細部については自明のことである
ため説明を省略する。ここで注意すべきことは出
力端子62に出力するアドレスデータは、00,
01,10,11の4種類であり、第6図の画像
データ記憶装置19,21におけるアドレスはア
ドレス制御回路22で新たに作られることにな
る。従つて、00,01,10,11は走査窓内
のアドレスであり、仮りに第2図dの走査窓と対
応させて考えると、00はDn-1,o-1、01はD
′′′′n-1,o、10はD″n,o-1、11はD′n,oと定義
して
おけば良い。
従つて入力端子44から入るデータもこの走査
窓内アドレスに対応する順に現われなければなら
ない。後述する第13図の誤差補正演算回路26
におけるアドレス定数も走査窓内アドレスの意味
である。
次に再配分回路29について説明する。
第10図は第6図の再配分回路29の詳細なブ
ロツク結線を示すものである。走査窓内データの
総和Sは入力端子64からゲート回路65を介し
てレジスタ66にセツトされる。入力端子67か
ら入るタイミング信号はゲート回路65とレジス
タ66を駆動し、総和Sをレジスタ66にセツト
するときに入力端子64からの信号を通過させレ
ジスタ66に書込む。それ以外ではゲート回路6
5は減算回路68の出力信号を通過させる。減算
回路68はレジスタ66の内容からレジスタ69
にセツトされている定数Cを減算して出力する。
入力端子63から入るタイミング信号はレジスタ
66を駆動し、ゲート回路65を介して入る減算
回路68の出力信号がレジスタ66に取込まれ
る。従つてレジスタ66の出力は入力端子63か
らタイミング信号が入る毎に最初の総和Sから定
数Cを順次減算していくことになる。比較回路7
0はレジスタ66の内容とレジスタ69の内容C
とを比較しレジスタ66に内容が大きいか同じ時
はゲート回路71を駆動してレジスタ69の内容
Cをゲート回路71の出力とし、レジスタ66の
内容が小さい時はゲート回路71を駆動してレジ
スタ66の内容をゲート回路71の出力とする。
正負判定回路72はゲート回路73を駆動しレジ
スタ66の内容が正の時はゲート回路71の出力
をゲート回路73の出力とし、レジスタ66の内
容が負の時にはレジスタ74の内容である定数O
をゲート回路73の出力とすることにより出力端
子75に再配分されたデータを出力する。
次に誤差補正演算回路26について説明する。
第11図は第6図の誤差補正演算回路26の詳
細なブロツク結線を示すものである。比較回路7
6はレジスタ77のアドレス定数と入力端子62
から入るアドレスデータを比較し、一致するとゲ
ート回路78を駆動して入力端子63から入るタ
イミング信号を通過させる。レジスタ77のアド
レス定数は走査窓内で最後のデータ変換された値
D′′′′n-1,o-1の走査窓内アドレスで前記の例では

0の値となる。比較回路79は入力端子80から
入る二値化レベルVと入力端子75から入る再配
分されたデータとを比較し、再配分されたデータ
が大きければゲート回路81を駆動してレジスタ
82の定数Cをゲート回路81の出力とし、再配
分されたデータが大きくなければゲート回路81
を駆動してレジスタ83の定数Oをゲート回路8
1の出力とする。減算回路84は入力端子75の
再配分データからゲート回路81の出力を減算す
る。レジスタ85はゲート回路78の出力信号で
減算回路84の減算結果を取込み出力端子86へ
誤差補正量Eとして与える。
そしてラツチ回路87は比較回路79の出力レ
ベルをゲート回路78の出力信号で記憶し、出力
端子88に出力する。
発明の効果 以上のように本発明は、2値化時に発生した注
目画素の補正を行なうことで上述した「黒画素の
寄せ集め効果」を抑制し、高分解能かつ緻密で、
滑らかな疑似階調画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の凝似中間調表示の1つで
あるデイザ法を説明する概略図、第2図a〜eは
本発明の一実施例における画像信号処理装置の走
査窓とデータ変換を説明する概略図、第3図は同
装置の一部の処理手順を示すフローチヤート、第
4図のa,b,cは一次元ランレングス符号化の
圧縮効率を高める方法を説明する概略図、第5図
は本発明の一実施例における画像信号処理装置の
処理手順を示すフローチヤート、第6図は本発明
の一実施例における画像信号処理装置のブロツク
結線図、第7図は同装置における付加データ加算
回路のブロツク結線図、第8図イ〜ハは同付加デ
ータ加算回路の動作を示すタイミングチヤート、
第9図は同装置における順位付回路のブロツク結
線図、第10図は同装置における再配分回路のブ
ロツク結線図、第11図は同装置における誤差補
正演算回路のブロツク結線図である。 19,21……画像データ記憶装置、25……
データ加算回路、26……誤差補正演算回路、2
7……付加データ加算回路、28……順位付回
路、29……再配分回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原画像レベルを走査分解して得られた各画素
    の画信号レベルを記憶する第1、第2の画信号記
    憶手段と、 前記第2の画信号記憶手段を走査する画素数M
    の第2の走査窓内の全ての画素の画信号レベルの
    和Smと誤差補正量Eの和Sとを求め、 0≦S≦C×MのときS=C×N+A 0>SのときN=0,A=0 S>C×MのときN=M,A=0 〔但し、 Cは所定の画信号レベル Nは0≦N≦Mなる整数 Aは0≦A<C〕 なるNとAを求める演算手段と、 前記第2の画信号記憶手段の第2の走査窓の位
    置と対応する前記第1の画信号記憶手段を走査す
    る画素数Mの第1の走査窓内の二値化すべき画素
    に、その直前で二値化された画素が「1」の場合
    は「負」の付加データを、またその直前で二値化
    された画素が「0」の場合は「正」の付加データ
    を重畳した後に、その画素数Mの各画素を画信号
    レベルの降順または昇順に番号付けする順位付手
    段と、 前記第1の走査窓に対応する前記第2の走査窓
    内の各画素に対し降順の時は1番目からN番目の
    画素は画信号レベルとしてCを、(N+1)番目
    の画素は画信号レベルとしてAを、残りの画素は
    画信号レベルとして0を割当てる置換を施し、昇
    順の時は1番目から(M−N−1)番目の画素は
    画信号レベルとして0を、(M−N)番目の画素
    は画信号レベルとしてAを、残りの画素は画信号
    レベルとしてCを割当てる置換を施す再配分手段
    と、 前記第2の走査窓内の各画素で、次の当該走査
    窓の移動によつて当該走査窓内に含まれなくなる
    画素の画信号レベルP1STに対し、前記画信号レベ
    ルP1STと予め定めてある0≦V<Cなる二値化レ
    ベルVとの比較により前記画信号レベルP1STが大
    きい場合はCを、前記画信号レベルP1STが大きく
    ない場合は0を画信号レベルP2NDの値とするとと
    もに、 前記画信号レベルP1STとP2NDとの差を求めて、
    次の前記第1、第2の走査窓の移動後の誤差補正
    量Eとして前記演算手段に送出する誤差補正演算
    手段と、 前記第2の走査窓の移動により当該走査窓に二
    度と含まれなくなる前記第2の画信号記憶手段中
    の画素の画信号レベルを前記二値化レベルVと比
    較して二値化することにより、当該画素の求める
    べき二値化画信号レベル「1」または「0」とし
    て出力する二値化手段と、 前記第1、第2の画信号記憶手段の全域に対し
    て前記第1、第2の走査窓を所定画素分づつ移動
    させる走査窓移動手段と を備えた画信号処理装置。
JP59052560A 1984-03-19 1984-03-19 画信号処理装置 Granted JPS60196067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59052560A JPS60196067A (ja) 1984-03-19 1984-03-19 画信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59052560A JPS60196067A (ja) 1984-03-19 1984-03-19 画信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60196067A JPS60196067A (ja) 1985-10-04
JPH042034B2 true JPH042034B2 (ja) 1992-01-16

Family

ID=12918194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59052560A Granted JPS60196067A (ja) 1984-03-19 1984-03-19 画信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60196067A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10486522B2 (en) 2016-03-30 2019-11-26 Komatsu Ltd. Hybrid work vehicle and hybrid work vehicle control method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2608404B2 (ja) * 1987-01-22 1997-05-07 キヤノン株式会社 画像処理装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57125579A (en) * 1981-01-29 1982-08-04 Ricoh Co Ltd Processing method for intermediate tone picture
JPS5896458A (ja) * 1981-12-04 1983-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 2値化方式
JPS58215167A (ja) * 1982-06-07 1983-12-14 Toshiba Corp 画信号処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57125579A (en) * 1981-01-29 1982-08-04 Ricoh Co Ltd Processing method for intermediate tone picture
JPS5896458A (ja) * 1981-12-04 1983-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 2値化方式
JPS58215167A (ja) * 1982-06-07 1983-12-14 Toshiba Corp 画信号処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10486522B2 (en) 2016-03-30 2019-11-26 Komatsu Ltd. Hybrid work vehicle and hybrid work vehicle control method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60196067A (ja) 1985-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0717551B1 (en) Image processing apparatus
US4551768A (en) Method and apparatus for processing image signal
US5339171A (en) Image processing apparatus especially suitable for producing smooth-edged output multi-level tone data having fewer levels than input multi-level tone data
US4692811A (en) Apparatus for processing image signal
GB2151104A (en) Facsimile system
JPS59156070A (ja) 画像処理装置
JPH0683365B2 (ja) 画像処理装置
JPH03193472A (ja) 画像処理装置
JPH042034B2 (ja)
JPS6349428B2 (ja)
JP2800071B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH027113B2 (ja)
JPH0129349B2 (ja)
JPH0117309B2 (ja)
JPH0425752B2 (ja)
JP2800117B2 (ja) 画像形成装置
JPH0354913B2 (ja)
JPS6349427B2 (ja)
JPH0435105B2 (ja)
JPH0425751B2 (ja)
JPS6349429B2 (ja)
JP2592066B2 (ja) 画像処理装置
JPH0211063A (ja) 画像処理装置
US20040157144A1 (en) Method of and apparatus for generating proof image
JPH09146262A (ja) ハーフトーン方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term