JPH01293101A - 複合分離膜 - Google Patents

複合分離膜

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JPH01293101A
JPH01293101A JP12446488A JP12446488A JPH01293101A JP H01293101 A JPH01293101 A JP H01293101A JP 12446488 A JP12446488 A JP 12446488A JP 12446488 A JP12446488 A JP 12446488A JP H01293101 A JPH01293101 A JP H01293101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyrrole
hollow yarn
oxidizing agent
composite separation
separation membrane
Prior art date
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Pending
Application number
JP12446488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yanaga
弥永 幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複合分離膜に関するものである。詳しくは、多
孔質基材上に薄膜を積層した複合分離膜に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
混合物より特定の成分を分離する方法としては、ガス分
離、逆浸透、限外ろ過、精密ろ過等の方法が知られてお
シ、これらの分野においては、セラミック膜、高分子膜
、複合分離膜等が用いられている。
従来提案されている複合分離膜としては、多孔性膜に高
分子薄膜を積層化したもの、高分子希薄溶液によって高
分子薄膜を複合化したもの、真空中でのプラズマ重合に
より積層化したもの、そして、電解重合により複合化し
たもの等が知ら汎ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これら従来の複合分離膜は、実用上十分
な分離性と透過性の両者を有するものではなかった。又
、従来の複合分離膜を製造する方法は、特別な装置や電
解質を必要とし、操作が煩雑であシ、安全性及び均一性
の点で不十分であった(特開昭A2−/10’)29号
公報)。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明はピロール系化合物またはチオフェン
系化合物を酸化剤の存在下で多孔質基材上に気相重合す
ることにより得られる、重合体膜を積層した複合分離膜
を要旨とするものである。
本発明において使用する多孔質基材の形状としては、酸
化剤を保持し得る空間を有したものが好ましく、具体的
には平均孔径が0.0003μ〜/μ、好ましくは0.
θO/μ〜0./μのものが挙げられる。
このような特性を有する基材の形態としては具体的には
平膜、中空糸、管状等が挙げられるが、好ましくは、単
位容積当シの充填密度が高い中空糸が好ましい。
本発明で用いられる多孔質基材としては、有機系あるい
は無機系のものが使用される。有機系基材としては、高
分子材料及びその混合物からなる多孔質基材、たとえば
ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミドの多孔質基
材が本発く使用される。
本発明で使用するピロール系又はチオフェン系化合物と
しては、ピロール環骨格構造の25位置に置換基を有し
ないピロール系化合物、具体的にハヒロール、N−メチ
ルピロール、N −エチルピロール、N−n−7’ロピ
ルピロール、N −n −ブチルピロール、N−フェニ
ルピロール、N−トルイルピロール、N−ナフチルピロ
ール、3−メチルピロール、3.s−ジメチルピロール
、3−エチルピロール、3−n−7”ロビルピロール、
3−n−ブチルピロール、3−フェニルピロール、3−
)ルイルピロール、3−ナフチルピロール、3−メトキ
ンピロール、J r 5−ジメトキシピロール、3−エ
トキシピロール、3−n−プロポキクピロール、3−フ
ェノキシピロール、3−メチル−N−メチルピロール、
3−メトキシ−N−メチルピロール、3−クロロピロー
ル、3−7”ロモピロール、3−メチルチオピロール、
3−メチルチオN−メチルピロールなど、そしてチオフ
ェン化合物としテハ、チオフェン、3−メチルチオフェ
ン、3−ナフチルチオフェン、3−メトキンチオフェン
などが挙げられる。
酸化剤としては、強酸残基やハロゲン、シアンを有する
金属塩、過酸化物、窒素酸化物等、具体的には、Fe(
C−/−m、Fe(BF4)3、Fe2(sipa)i
、Cu(C2O,) 2、Cu(BF4)2、Cu5i
F6、FeCj3、CuCt、、、Kg(Fe(CN)
6)、RuC28、MoC25、WCt6、 (NH,
)2S20.、に2S208、Na2S2O8、NaB
O3、H2O2、N0BF4、N02BF4、N0PF
6、NOC!04、N0AsF6、N0PF、などが挙
げられる。
また、ピロール系化合物ま九はチオフェン化合物を酸化
剤の存在下で多孔質基材上に気相重合させる際には、予
め多孔質基材上に酸化剤を保持して置く必要がちるが、
その方法としては、酸化剤をそのまま、もしくは適渦な
媒体に分散又は溶解し、その分散液又は溶液を基材と接
触させて保持する方法が挙げら詐る。酸化剤が基材上に
保持しやすいように、予め基材を洗浄、脱ガス処理、親
水化、親油化などの前処理を行ってもより0 ピロール系またはチオフェン系化合物に対する酸化剤の
使用割合としては、重合体の生成量と関連するが、通常
0.00 /〜/ 0.000モル倍、好ましくは0.
005〜s、o o oモル倍を挙げることができる。
ピロール系またはチオフェン系化合物の重合体を形成さ
せる方法としては、気相雰囲気下で行なわれる。即ち、
ピロール系またはチオフェン系化合物の蒸気を窒素、ア
ルゴン空気1.その他のガス又は混合ガスとの共存下に
重合体形成を行なう。
全体の系は加圧、常圧、あるいは減圧下いずれの圧力下
でも行うことができるが、通常常圧下で行うのが工程管
理上などの点から好ましい。
反応温度としては、ピロール系またはチオフェン系化合
物が重合し得る温度なら特に規定されるものではないが
、通常−5o−ioo′cを挙げることができる。
また、反応時間としては、反応温度、酸化剤の量、ピロ
ール系、チオフェン系化合物の量などとも関連するが、
通常0.0003〜70時間を挙げることができる。
多孔質基材上に形成された重合体の膜厚としては、0.
0θ/μん10θμ、好しくけ0.0 /μ〜10μを
挙げることができる。
重合反応が完了した後、基材上に残存するピロール系化
合物、チオフェン化合物及び酸化剤を除去する。通常、
水、アルコール又は有機溶剤中に基材を浸漬洗浄するこ
とによυ除去することができる。その後通常の乾燥方法
によって基材を乾燥(so0c〜300 ’C程度)で
熱処理することによp本発明の複合分離膜を製造する。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例/ 多孔質基材を製造する原料として、次の方法によりポリ
イミドを製造した。
3.3′μ4F−ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水
物とgOモル係のトルイレンジイソシアナ−1・およヒ
コθモルチのF、&!’−ジフェニルメタンジイソシア
ネートを含む混合物よりポリイホルムアミドに溶解し固
型分濃度を/7重量多とした。このポリイミドは30℃
においてηinh (DMF中0.!r % ) = 
0.!; ! d L / iを有していた。
上記により製造し九ポリイミド溶液を、水とDMFの5
0対50体積係の混合液を芯液として、中空系製造用ノ
ズルから直接水からなる凝固浴中へ押出し、約10秒間
浸漬した後、4r m 7分で巻き取りた。
この後水中に70分間浸漬し一昼夜風乾し、/ 00 
℃で30分、次いで300 ’Cで30分乾燥、熱処理
した。
この中空糸をFeCl2・6H20−メタノール飽和溶
液に室温下で/9分間浸漬した後、≠中−−表面上の液
滴を濾紙で除去し、70分間風乾することにより中空糸
上にFeCA3成分を保持した。
次いでピロールtIdをガラス製容器(縦10×横2!
×高さ/ s an、!/)に仕込み、上記の処理で得
た中空糸をガラス製容器の上部よυ吊し、上部をガラス
板で密閉しピロール蒸気に接触させた。
中空糸は白黄色から暗緑色に、更に黒色に急速に変色し
中空糸上にポリピロールが生成した。
7時間経過後中空糸を取出し、メタノール中に30分間
浸漬して未反応ピロール及びFeCA3成分を抽出除去
した。
風乾後、可撓性のある黒色中空糸が得られた。
この中空糸を20本(/りcWI)結束し、モジュール
を作製した。
得ら汎た中空糸を用いて、水素、窒素および水蒸気の透
過速度を測定した。
結果を第1表に示す。
実施例コ コポリイミドとして20ざODH■ (ダウケミカル社
製 商品名)を用い、凝固温度30′G。
芯液を水、エヤギャップを70θ国としたこと以外は実
施例/と同様な方法で中空糸を作製した。
この中空糸をFeCA3 、・A H2O−メタノール
飽和溶液に室温で30分間浸漬した後風乾した。
次いでピロール蒸気中で3時間処理したこと以外は実施
例/と同様な方法で気相重合を行った。
この中空糸20本(ltIα)結束してモジュールを作
成し、水素及び窒素の透過速度及び水とエタノールの2
0対go重量係の混合液の浸透気化(ざ0°C% J 
rrrmH!! )による透過速度分離比を測定した。
測定結果を第1表に示す。
比較例/ 実施例/でピロールの気相重合を行わない中空糸の透過
速度を測定した。その結果を第1表に示す。
比較例a 実施例コでピロールの気相重合を行わない中空糸の透過
速度を測定した。その結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕
本発明の複合分離膜は透過性と分離性の両者に優れてい
る。
さらに、酸化剤を保持し得る空間を有する多孔質基材を
用いて気相重合を行うために、重合体薄膜と多孔質基材
との密着性が優れ、まな、製造も容易である。
iた重合体薄膜が導電材料であるために、荷電膜として
も有益であシ、さらに有機溶剤等の静電爆発の防止効果
も有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピロール系化合物またはチオフェン系化合物を酸
    化剤の存在下で多孔質材上に気相重合することにより得
    られる、重合体膜を積層した複合分離膜。
JP12446488A 1988-05-21 1988-05-21 複合分離膜 Pending JPH01293101A (ja)

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