JPH0129244Y2 - - Google Patents

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JPH0129244Y2
JPH0129244Y2 JP3005885U JP3005885U JPH0129244Y2 JP H0129244 Y2 JPH0129244 Y2 JP H0129244Y2 JP 3005885 U JP3005885 U JP 3005885U JP 3005885 U JP3005885 U JP 3005885U JP H0129244 Y2 JPH0129244 Y2 JP H0129244Y2
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、精梳綿工程の準備工程であるリボン
ラツプマシンやラツプホーマ等のラツプ成形機で
巻き揚げたラツプを複数個宛搭載して精梳綿工程
であるコーマ機のラツプ供給部裏へ搬送し、その
ラツプをラツプ運搬車上からコーマ機のラツプロ
ーラ上へ直接供給できるようにしたラツプ運搬車
に関するものである。
従来の技術 従来、綿用のコーマ機は、機台後部側のラツプ
ローラ上方に予備のラツプを載置するクリールが
配備され、仕掛中のラツプが消尽されると、その
クリール上に予め用意した予備のラツプを人手に
よつてラツプローラ上へ降ろしてラツプ交換を行
つていた。しかし、近年は、このコーマ機に供給
するラツプがラージパツケージ化によつて大型化
し、そのラツプ重量が17Kgを越えるようになり、
このラツプを作業員の背丈ほどもあるクリールへ
人手によつて上げ降ろしする作業が極めて困難に
なつてきた。このため、近年のコーマ機において
は、例えば実公昭54−8186号、実公昭54−818号
等に開示されているように、ラツプ供給部のラツ
プローラ後方に予備のラツプを載置するクリール
を並設し、このクリール上に用意したラツプをハ
ンドル操作により前方のラツプローラ上へ移し替
えてラツプ交換を行い、これによつて人手による
ラツプの上げ降ろし作業を解消するようになつて
きた。
考案が解決しようとする問題点 上記のように、コーマ機のラツプローラ後方に
大型のラツプを載置するクリールを並設すると、
そのクリールが機台後部側へ大きく張り出し、そ
の結果、コーマ機の据付面積が大幅に増大すると
共に、このクリールの下方で定期的に行うニツパ
揺動機構の風綿除去作業や落綿処理作業に支障を
来たした。また、このクリールはコーマ機の全台
に必要なため設備費が高くなり、更に、このクリ
ール方式の場合は、ラツプ運搬車によつて搬送し
てきたラツプを一旦該クリール上へ移し、そのラ
ツプをクリール上からラツプローラ上へ移し替え
るため、ラツプ供給作業が繁雑になる等の問題点
があつた。一方、コーマ機1は第1図に示すよう
に、ラツプローラ2の下方に、コーミング後の落
綿を処理するための多孔ローラ3と落綿巻取装置
4が配備され、この落綿巻取装置4によつて巻き
取つた落綿5が機台の後側へ大きく突出するため
に、ラツプ運搬車をラツプローラに接近させ、そ
のラツプ運搬車上のラツプを直接ラツプローラへ
移し替えることができなかつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記のような従来技術の現状に鑑
み、ラツプ成形機で巻き取つたラツプを、上部の
ラツプ載置部に一列に搭載して複数個宛コーマ機
のラツプ供給部裏へ搬送するようにしたラツプ運
搬車において、そのラツプ載置部の排出側に固設
した支軸に、下向きの収納位置と、コーマ機のラ
ツプローラ側へ向けて突出したラツプ受渡位置間
を往復動する揺動可能な渡し部材を取付け、更
に、この渡し部材をラツプ受渡位置に保持する係
止手段を設け、ラツプ載置部上のラツプを、ラツ
プ受渡位置に保持された前記渡し部材上を通して
コーマ機のラツプローラ上へ直接供給できるよう
にしたことを特徴とするものである。
作 用 上記のような本考案のラツプ運搬車は、ラツプ
成形機側におけるラツプの積み込み時と、ラツプ
成形機とコーマ機間を移動する間は、ラツプ載置
部の排出側に設けた揺動可能な渡し部材が下向き
の収納位置に保持され、ラツプを積み込んだラツ
プ運搬車がコーマ機のラツプ供給部裏へ進入する
と、その後に、収納位置に保持されていた渡し部
材が人手等によつてラツプ受渡位置へ揺動し、そ
の渡り部材が係止手段を介してラツプローラ側へ
向けて突出したラツプ受渡位置に保持される。次
いで、仕掛中のラツプが消尽されラツプローラ上
から空管が取り除かれると、ラツプ運搬車上のラ
ツプが前方へ押し出され、そのラツプが渡し部材
上を通つてコーマ機のラツプローラ上へ直接供給
される。
実施例 以下、本考案を図面に示す一実施例によつて詳
細に説明する。図において、1はコーマ機を示
し、2は、コーマ機1の後部側に配置したラツプ
供給部のラツプローラで、2本のラツプローラ
2,2が機台の前後方向に適宜な間隔を保つて配
置され、この2本のラツプローラ2,2上へ所定
個数(通常6個及至8個)のラツプ6が載置さ
れ、そのラツプ6が、該ラツプローラ2の回動に
伴つて順次巻き戻されて前方の図示しないニツパ
部へ所定量宛送り込まれる。7はこのラツプロー
ラ2,2の下方に配置したニツパシヤフト、3は
コーミングによつて生じた落綿を吸集する多孔ロ
ーラ、4はその多孔ローラ3の周面に吸集した落
綿を巻き取る落綿巻取装置、5は、その落綿巻取
装置4で巻取中の落綿を示す。このコーマ機1の
後部側の床面8には、後述のラツプ運搬車10の
コーマ機1に対する前後方向(第1図の左右方
向)の接台位置を規定する床レール9がコーマ機
1の長手方向に沿つて敷設されている。
次に、前記コーマ機1へ供給するラツプ6を図
示しないラツプ成形機側から搬送するラツプ運搬
車10について説明する。このラツプ運搬車10
は、その台部11が所定個数(図示例では4個の
場合を示す)のラツプを幅方向に一列に搭載でき
るような長さで、かつ、その搭載したラツプの下
面がコーマ機1のラツプローラ2の上面と略同一
程度の高さになるように構成され、その台部11
の底面に取付けた前後、左右の車輪12を介して
床面上を走行可能に構成されている。また、この
ラツプ運搬車10は、その上部の前側(第1図の
右側)に支軸13が固設され、この支軸13に、
その長手方向に所定間隔を保つてラツプ6を1個
宛載置し、かつ、その載置したラツプ6を運搬車
上から前方へ押し出すようにした揺動可能なラツ
プ載置板14が複数個(図示例では4個)枢着さ
れ、そのラツプ載置板14は、ラツプ運搬車10
の上部の後側(第1図左側)に横架した支持杆1
5に後部が当接して第1図に示す載置位置に保持
されている。16は、このラツプ載置板14の後
端側に取付けた操作杆であり、17はこのラツプ
載置板14を長手方向に位置決めするためのセツ
トフープである。また、上記支軸13の両端部に
は、左右1対の揺動腕18A,18Bが揺動可能
に枢支され、その左右の揺動腕18A,18B間
に適宜な間隔を保つた2本の渡し杆19が(若し
くは渡し板)架設され、この左右の揺動腕18
A,18Bと2本の渡し杆19(若しくは渡し
板)によつて支軸13を中心とする揺動可能な渡
し部材20が構成されている。更に、ラツプ運搬
車10には、その台部11の高さ方向の中間部に
左右1対のブラケツト21A,21Bが対設さ
れ、この左右のブラケツト21A,21Bの前端
部に回動自在な軸22が支承され、この軸22の
両端部に左右1対の揺動腕23A,23Bが嵌着
され、この左右の揺動腕23A,23Bの上端と
ピン連結した左右の連結杆24A,24Bの他端
が、前記渡し部材20の左右の揺動腕18A,1
8Bの中間部と夫々ピン連結され、この連結機構
を介して前記の渡し部材20が軸22と連繋し、
その軸22に、ラツプ運搬車10の後部側(第1
図の左側)へ延長した操作ハンドル25が取付け
られている。また、上記軸22の一側(第2図の
右側)には、周面の一部に複数の鋸歯26aを形
成した係止板26が嵌挿され、その係止板26が
ボルト27を介してブラケツト21Aに固着さ
れ、その係止板26の内側(第2図の左側)に、
軸22に嵌着したストツプレバー28が配備さ
れ、このストツプレバー28の先端部に、係止板
26の鋸歯26aと係脱する揺動可能な係止爪2
9が枢支され、さらに、そのストツプレバー28
には、係止爪29のボス部の前側に取付けたカム
ボール30を介して係合状態の係止爪29を係止
板26の鋸歯26aから離脱させるレバー31が
皿バネ及びボルト等を介して揺動可能に取付けら
れている。32A,32Bは、このレバー31の
揺動角度を規定する前、後のストツプピンで係止
板26の内側面に突設されている。尚、このよう
に構成した係止手段の係止爪29は、渡し部材2
0が第1図に示す下向きの収納位置にあるとき
は、第1図に示すように係止板26の鋸歯26a
から離脱した位置に保持され、そのカムボール3
0もレバー31から離反している。
次に、上記のように構成した本実施例のラツプ
運搬車10の作用について説明する。このラツプ
運搬車10は、図示を省略したラツプ成形機側で
ラツプ6を積み込む時と、そのラツプ成形機とコ
ーマ機間を移動する間は、第1図に示すように前
側の渡し部材20が下向きの収納位置に保持さ
れ、その走行時の幅(第1図の左右方向)が搭載
するラツプ6の外径と略同一程度の狭い幅とな
る。したがつて、このラツプ運搬車10を、図示
を省略したラツプ成形機のラツプ巻取部前面若し
くはそのラツプ巻取部の前側に配備したラツプ秤
量装置の前面に接近させ、その上部に並設した複
数個のラツプ載置板14をラツプ成形機と順次対
応させてラツプ成形機で巻き揚げたラツプ6をラ
ツプ載置板14上へ1個宛積み込まれる。このラ
ツプ運搬車10に所定個数(図示例では4個)の
ラツプ6が搭載されると、そのラツプ運搬車10
が第1図に示すようにその侭の状態でラツプ交換
の近付いたコーマ機1のラツプ供給部裏へ搬送さ
れると、その一側の車輪9が床面8に敷設した床
レール9内に挿入されてコーマ機1に対する前後
方向の位置を位置決めされ、次いで、搭載した最
前端のラツプ6が、コーマ機1の一側のヘツドの
ラツプローラ2と対応する位置に位置決めされ
る。その後、仕掛中のラツプ6が消尽されてコー
マ機1がオートカウンタ等の停止指令により停台
し、そのコーマ機1の各ヘツドのラツプローラ
2,2上から人手等によつて空管6Aが取り除か
れると、作業員がラツプ運搬車10の操作ハンド
ル25を第1図に示す最下降位置から第3図に示
す係止位置まで持ち上げる。この操作ハンドル2
5を係止位置まで持ち上げると、軸22が第1図
の時計方向に所定角度回動し、これに伴つて該軸
22に嵌着した左右の揺動腕23A,23Bと、
係止爪29を取付けたストツプレバー28が第1
図に示す位置から第3図に示す位置まで揺動す
る。その結果、この左右の揺動腕23A,23B
と連結杆24A,24B等を介して連繋した渡し
部材20が、支軸13を中心にして第1図の収納
位置から第3図に示すコーマ機1のラツプローラ
2側へ向けて突出したラツプ受渡位置へ揺動す
る。また、ストツプレバー28が第3図に示す位
置まで揺動すると、その先端部に枢支した揺動可
能な係止爪29が係止板26の鋸歯26aに係合
し、これによつて渡し部材20が第3図に示すラ
ツプ受渡位置に保持される。一方、このストツプ
レバー28に取付けたレバー31もストツプレバ
ー28の揺動に伴つて第3図に示す位置まで戻さ
れる。このようにしてラツプ運搬車10のラツプ
排出側に設けた揺動可能な渡し部材20が、下向
きの収納位置からコーマ機1のラツプローラ2側
へ向けて突出したラツプ受渡位置へ揺動して係止
された後に、ラツプ運搬車10の最前端のラツプ
載置板14をその後端側で持ち上げると、載置さ
れていたラツプ6が前方へ押し出され、渡し部材
20上を通つてコーマ機1のラツプローラ2,2
上へ移り、ラツプ運搬車10上のラツプ6が直接
コーマ機1のラツプローラ2,2上へ供給され
る。その後は、ラツプ運搬車10を、その長手方
向に移動させ、ラツプ載置板14上に搭載したラ
ツプ6をコーマ機1の各ヘツドのラツプローラ2
と順次対応させ、そのラツプ載置板14上のラツ
プ6を前記と同様に順次対応したコーマ機1のラ
ツプローラ2,2へ移し替える。このようにして
新たなラツプ6を供給されたコーマ機1は、人手
によつて新旧ラツプのラツプ継ぎを行つて運転が
再開される。尚、この実施例の場合、ラツプ6を
4個宛搭載するラツプ運搬車10を使用し、8ヘ
ツドのコーマ機に対して半台宛ラツプ交換を行つ
た場合について説明したが、このラツプ運搬車1
0を2台連結してコーマ機のラツプ交換を1台単
位で行うことも可能である。また、本実施例のラ
ツプ運搬車10は、そのラツプ載置板14が1個
宛単独で持ち上げ可能に構成されているため、コ
ーマ機の各ヘツドに対するラツプ供給をランダム
に行うこともできる。更に、このラツプ載置板を
連続的なものにして搭載した複数個のラツプを一
斉にコーマ機側へ移し替えることも可能である。
以上のようにして、ラツプ運搬車10上のラツ
プを全数コーマ機1のラツプローラ2,2上へ移
し終えたのちに、ラツプ運搬車10の操作ハンド
ル25を第3図の係止位置から第4図に示す最上
昇位置まで持ち上げると、軸22が第1図の時計
方向に所定角度回動し、これに伴つて、該軸22
に嵌着した左右の揺動腕23A,23Bとストツ
プレバー28が第3図の位置から第4図の位置ま
で揺動し、このストツプレバー28の先端部に枢
支した係止爪29のカムボール30が、ストツプ
ピン32Aによつて回動を規制されたレバー31
の斜面に圧接され、第3図に示す係止位置にあつ
た係止爪29が第4図に示す位置まで揺動して係
止板26の鋸歯26aから離脱した位置に保持さ
れる。次いで、操作ハンドル25を最上昇位置か
ら第1図に示す最下降位置まで下げると、軸22
が第4図の反時計方向に所定角度回動し、これに
伴つて、渡し部材20と連繋した左右の揺動腕2
3A,23Bと、ストツプレバー28及びこのス
トツプレバーに弾圧的に取付けたレバー31が係
止爪29を離脱状態に保つた侭第4図の時計方向
へ回動するが、この回動途中でストツプレバー2
8に取付けたレバー31がストツプピン32Bに
当接して回動を規制され、ストツプレバー28と
左右の揺動腕23A,23Bが第1図の位置まで
揺動する。その結果、ストツプレバー28に取付
けた係止爪29のカムボール30がレバー31の
斜面から離反し、また、左右の揺動腕23A,2
3Bと連繋した渡し部材20も支軸13を中心に
して第3図のラツプ受渡位置から第1図の下向き
の収納位置へ復帰する。このようにしてラツプ運
搬車10の渡し部材20が下向きの収納位置へ復
帰すると、そのラツプ運搬車10が再びラツプ成
形機側へ戻されて前記と同様にラツプの積み込み
及び搬送と、コーマ機へのラツプ供給が繰り返し
行われる。
上記実施例のラツプ運搬車10は、その渡し部
材20の係止手段を、周面の一部に複数の鋸歯2
6aを形成した係止板26と係止爪29によつて
構成し、その係止爪29と係止板26の係合位置
を変えることによりラツプ受渡位置における渡し
部材20の傾斜角度を変更可能にしたので、ラツ
プローラの高さの異なつたコーマ機に対しても適
用することができる。また、このラツプ受渡位置
における渡し部材20の傾斜角度は、係止手段の
係止位置を一個所とし、連結杆24A,24Bの
途中にターンバツクルを介装し、連結杆を伸縮自
在に構成しても実施可能であり、このラツプ受渡
位置の渡し部材20は水平でも実施可能である。
更に、上記実施例のラツプ運搬車10は、その渡
し部材20の揺動を、その左右の揺動腕18A,
18Bに夫々ピン連結した左右の連結杆24A,
24Bと、この左右の連結杆24A,24Bとピ
ン連結した軸22上の揺動腕23A,23B並び
に操作ハンドル25等を介して行うようにした
が、本考案はこれに限定するものでなく、一端を
支軸13によつて枢支した揺動可能な渡し部材2
0に、係止爪を具えた摺動型のハンドルを直結し
たり、或は、渡し部材20を人手等によつて直接
揺動させ、その渡し部材20を係脱自在な係止手
段によつてラツプ受渡位置に保持するようにして
もよい。また、揺動可能な渡し部材20にエアシ
リンダ等の駆動手段を連結して揺動を行うことも
可能であり、この場合には、エアシリンダが駆動
手段と係止手段を兼ねることになる。更に又、上
記実施例のラツプ運搬車10は、その上部のラツ
プ載置板14を支軸13を軸にして揺動可能に構
成したが、このラツプ載置板14等によるラツプ
載置部を固定式とし、そのラツプ載置部に載置し
たラツプを人手によつて前方へ押し出すようにし
てもよい。
考案の効果 以上のように本考案は、ラツプ成形機で巻き揚
げたラツプを、上部のラツプ載置部に一列に搭載
して複数個宛コーマ機のラツプ供給部裏へ搬送す
るようにしたラツプ運搬車において、そのラツプ
載置部の排出側に固設した支軸に、下向きの収納
位置と、コーマ機のラツプローラ側へ向けて突出
したラツプ受渡位置間を往復動する揺動可能な渡
し部材を取付け、更に、この渡し部材をラツプ受
渡位置に保持する係止手段を設け、ラツプ載置部
上のラツプを、ラツプ受渡位置に保持された渡し
部材上を通してコーマ機のラツプローラ上へ直接
供給できるようにしたので、コーマ機の後部側に
予備ラツプ用のクリールを設ける必要がなく、コ
ーマ機の据付面積を大幅に節減できると共に、コ
ーマ機の後部側で定期的に行うニツパ揺動機構の
風綿除去作業や落綿処理作業が安全かつ容易とな
り、かつ、コーマ機に対するラツプ供給作業が簡
単になる。また、本考案のラツプ運搬車は、その
ラツプ排出側に付設した渡し部材をラツプの運搬
中下向きの収納位置に収納し、かつ、ラツプの移
し替えの際に、コーマ機の巻取中の落綿の上方に
できた空所(ラツプローラの後方)へ突出するよ
うにしたので、ラツプ運搬車に渡し部材が付設さ
れていても、そのラツプ運搬車の幅が従来のラツ
プ運搬車以上にはならないために、コーマ機間の
通路を拡げる必要がなく、既設工場においても容
易に使用することができる等の特徴を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すラツプ運搬車
の側面図、第2図はラツプ運搬車の要部を示す平
面展開図、第3図はラツプ移し替え時の作動状態
を示すラツプ運搬車の側面図、第4図はラツプ移
し替え後における作動状態を示すラツプ運搬車の
側面図である。 1……コーマ機、2……ラツプローラ、6……
ラツプ、10……ラツプ運搬車、13……支軸、
20……渡し部材、26……係止板、29……係
止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラツプ成形機で巻き揚げたラツプを、上部のラ
    ツプ載置部に一列に搭載して複数個宛コーマ機の
    ラツプ供給部裏へ搬送するようにしたラツプ運搬
    車において、そのラツプ載置部の排出側に固設し
    た支軸に、下向きの収納位置と、コーマ機のラツ
    プローラ側へ向けて突出したラツプ受渡位置間を
    往復動する揺動可能な渡し部材を取付け、更に、
    この渡し部材をラツプ受渡位置に保持する係止手
    段を設け、ラツプ載置部上のラツプを、ラツプ受
    渡位置に保持された前記渡し部材上を通してコー
    マ機のラツプローラ上へ直接供給できるようにし
    たことを特徴とするラツプ運搬車。
JP3005885U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0129244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3005885U JPH0129244Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JP3005885U JPH0129244Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JPS61147279U JPS61147279U (ja) 1986-09-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103898637A (zh) * 2012-12-26 2014-07-02 株式会社丰田自动织机 棉卷输送台车和精梳机的筒管释放装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103898637A (zh) * 2012-12-26 2014-07-02 株式会社丰田自动织机 棉卷输送台车和精梳机的筒管释放装置

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JPS61147279U (ja) 1986-09-11

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