JPH01291909A

JPH01291909A - 成形型及び合金コアーピン

Info

Publication number: JPH01291909A
Application number: JP63288706A
Authority: JP
Inventors: Clifford A Moberg; クリフォード　エー　モバーグ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-05-12
Filing date: 1988-11-15
Publication date: 1989-11-24
Also published as: US5020770A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は工業・産業用成形型、特にプラスチック製品を
対象とする工業・産業用成形型に関する。

［従来技術及びその課題］成型品の製造に使用する成形型の製作は製造コストの大
きな割合を占める。−例として、最終製品を製造する金
属、ゴムやプラスチックを成形型に充填する場合には、
この型及び内容物を十分冷却して、製品を取り出すこと
ができるまで、型を再使用できない。

従って、十分な数の型を用意し、一部を冷却し、残りを
空にした状態で型への注入を行なわなければならない。

このため、型のコストが非常に高くなり、強制的な冷却
熱交換機構や構造、その他の考えによりスピード・アッ
プすることや型数を減らすことが試みられている。

成型品は開口を貫通させたり、表面に凹部を設ける必要
がしばしばあり、これらはコアーピンを使用して形成し
ている。

製品が十分冷却し、型から回収できるようになってから
、コアーピンを型から引き抜き、次に製品を回収する。

通常、コアーピンは型本体とは異なる材料から構成する
。

［課題を解決する手段及び作用・効果］本発明の目的は
、急速放熱性を備えていることが知られている特定群か
ら選択した金属の合金から構成したひとつかそれ以上の
ファーピンを組み合わせて使用するプラスチック製品な
どを成型する型本体を提供することによって、従来技術
の少なくともいくつかの問題を解消することにある。従
って、比較的短時間に所定量の最終製品を製造するのに
必要な型数を減らすことができる。

なお、例え成型品に開口や凹部を設ける必要がない場合
でも、型内面と同じ高さで望ましい合金のひとつかそれ
以上のファーピンを使用することができる。

より急速に大気に伝熱、即ち放熱できる金属としては、
各種の金属が知られている。これらの内で、すぐれた幾
つかのものを例示すると、銅、ニッケル、シリコーン、
クロムやコバルトがある。本発明の精神から逸脱せずに
所望に応じて、これら金属はいずれも１００％の相対的
比率内で合金化することができる。

合金中の銅の比率は９０％以上であるが、最適には９６
．５％である。合金中のニッケルはその比率が０〜４％
の時に最も有効であるが、最適には２．５％である。シ
リコーンの比率は０〜５％で、クロムのそれは０〜２％
であるが、最適には０．４％である。コバルトについて
は、使用する場合には、その比率は０〜５％である。

本発明は主にプラスチック用成形型に関するが、人工・
天然を問わず、ゴム製品、組成物製品などを成形する成
形型にも適用できる。なお、銅、ニッケル、シリコーン
やクロムはいずれも本発明合金において所定範囲で有効
であるが、コバルトは配合する必要はない。

本発明の上記以外の目的・利点は以下の説明から明らか
になるはずであり、また上記の目的・利点だけでなく、
これら目的・利点も特許請求の範囲に規定された本発明
の範囲に包含されることは言うまでもない。

本発明の上記及びそれ以外の目的・利点は以下に続く説
明から明らかになるはずである。また、説明は、説明の
一部をなし、かつ本発明の好適な実施態様の例示のみを
目的とした添付図面に即して行うことにする。勿論、本
発明の実施態様は必ずしも本発明の全範囲を網羅するも
のでなく、従って、本発明の範囲を確定するためには、
特許請求の範囲を参照すべきである。なお、第１図は、
本発明の実施態様である、コアーピンを備えた型を示す
垂直横断面図であり、そして第２図は、本発明の実施態
様である、コアーピンを備えた型を示す、２〜２線にそ
って矢印の方向にみた水平横断面図である。

［好適な実施態様の説明］まづ、図示の通り、型構造体は１０で示しである。型構
造体１０は、成形型が製造すべき製品に応じて、任意の
材質から構成すればよい。本実施態様では、この型はブ
ラスッチク成型品を製造するのに使用する。即ち、型材
質は、その上に・内部に比較的高温で所定量の溶融プラ
スチックを受け取った時に歪まない金属やその他の材質
でなければならない。

型構造体１０は上型本体１２と、摩擦係合しながらコア
ーピン１８を受け取るひとつかそれ以上のコアーピン開
口Ｉ６をもつ下型本体１４を備えている。図面を詳しく
みれば、ファーピン１８が十分細長く、従って上型本体
１２が形成する型空間にそれが突入し、そして溶融材料
を上型本体１２に装入した時に、このピン１８が最終プ
ラスッチク成型品を貫通する開口を形成することが理解
できるはずである。

なお、ピン１８の長さは、最終プラスチック製品を貫通
する開口を設けるか、これに凹部のみを設けるかに応じ
て決定し、開口や凹部のいずれをも望まない場合には、
ピンは上型本体１２の内面２０と同じ高さに仕」−げる
。

この実施態様では、最終製品に開口や四部を形成するた
めに一本のピン】８を使用しているが、所望ならば、製
品の冷却・凝固時に、型及び溶融製品の熱を放散する以
上に急速に正規の型冷却プロセスを助けることのみを目
的として、型内面２ｏと同じ高さになるピンを複数使用
してもよい。

ピン１６は銅、ニッケル、シリコーンやクロムを含有す
る金属合金がら構成する。場合に応じて、コバルトを配
合してもよいが、必ずしも必要ない。

ピンの銅含有率は常に全金属の少なくとも９０％である
が、最適な含有率は９６．５％である。ニッケル含有率
は０〜４％の範囲であるが、最適な含有率は金属全体の
２．５％である。シリコーン含有率は０〜５％の範囲で
あるが、最適なのは０．６％である。クロム含有率は０
〜２％の範囲であるが、最適なのは０．　４％である。

銅、ニッケル、シリコーン及びクロムの含有率を最適化
して、コアーピンの伝熱効果を最大化するようにして、
本発明の要部である型冷却プロセスを実施する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施態様である、コアーピンを備え
た型を示す垂直横断面図であり、そして第２図は、本発明の実施態様である、コアーピンを備え
た型を示す、２−２線にそって矢印の方向にみた水平横
断面図である。１０・・・型構造体、Ｉ２・・・上型本体、１４・・・
下型本体、１６・・・開口、Ｉ８・・・ファーピン、２
ｏ・・・型内面。

Claims

【特許請求の範囲】（１）ａ）溶融物の温度で耐歪み性を示す材質から構成
した型本体と、ｂ）摩擦係合しながら該型本体内に受け
取られ、かつ設置されるコアーピン構造体で、そして該
溶融物を該型に装入した時に少なくともその一部が該溶
融物に接触するコアーピン構造体とからなり、そしてｃ）該コアーピンが、場合によってコバルト
を含む銅、ニッケル、シリコーン及びクロムからなる群
から選択した金属の合金で、銅の含有率が合金全体の少
なくとも９０％であることを特徴とする溶融物用成形型。（２）ニッケル含有率が該ピン構造体に配合される金属
合金全体の０〜４％の範囲にある特許請求の範囲第１項
に記載の成形型。（３）シリコーン含有率が該ピン構造体に配合される金
属合金全体の０〜５％の範囲にある特許請求の範囲第１
項に記載の成形型。（４）クロム含有率が該ピン構造体に配合される金属合
金全体の０〜２％の範囲にある特許請求の範囲第１項に
記載の成形型。（５）コバルト含有率が該ピン構造体に配合される金属
合金全体の０〜５％の範囲にある特許請求の範囲第１項
に記載の成形型。（６）銅含有率が該ピン構造体に配合される金属合金全
体の９０〜９６．５％の範囲にある特許請求の範囲第１
項に記載の成形型。（７）該ピン構造体に配合される銅の最適量が該ピン構
造体に配合される金属全体の９６．５％である特許請求の範囲第１項記載の成形型。（８）該ピン構造体に配合されるニッケルの最適量が該
ピン構造体に配合される金属全体の２．５％である特許
請求の範囲第１項記載の成形型。（９）該ピン構造体に配合されるシリコーンの最適量が
該ピン構造体に配合される金属全体の０．６％である特
許請求の範囲第１項記載の成形型。（１０）該ピン構造体に配合されるクロムの最適量が該
ピン構造体に配合される金属全体の０．４％である特許
請求の範囲第１項記載の成形型。