JPH0129156B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129156B2
JPH0129156B2 JP59242782A JP24278284A JPH0129156B2 JP H0129156 B2 JPH0129156 B2 JP H0129156B2 JP 59242782 A JP59242782 A JP 59242782A JP 24278284 A JP24278284 A JP 24278284A JP H0129156 B2 JPH0129156 B2 JP H0129156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
transfer ink
parts
weight
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59242782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61120800A (ja
Inventor
Akira Ooshima
Jiro Imoto
Akiteru Matsui
Tatsuji Morimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuramoto Sangyo Co
Original Assignee
Kuramoto Sangyo Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuramoto Sangyo Co filed Critical Kuramoto Sangyo Co
Priority to JP59242782A priority Critical patent/JPS61120800A/ja
Publication of JPS61120800A publication Critical patent/JPS61120800A/ja
Publication of JPH0129156B2 publication Critical patent/JPH0129156B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、被着体に図柄や文字等を形成するた
めの耐熱性転写材料に係り、特に転写用インクの
バインダーとしてシリコーン樹脂が用いられた転
写材料に関する。 〔従来の技術〕 車輛や電気製品等の外表面に、図柄や文字等を
形成する方法として、従来から、シルクスクリー
ン印刷による直接印刷、マスキングテープを使用
した塗装、印刷された粘着シートの貼着、転写シ
ートによる転写等の方法が知られているが、仕上
りや作業能率等の総合的な観点からすれば、転写
法によるのが特に好適である。 この転写法における転写インクのバインダーと
しては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キツド樹脂、塩化ビニル樹脂が用いられていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、この種の従来のバインダーでは、200
℃以上の温度条件では、樹脂の劣化が激しく、特
に280〜300℃以上になるとその傾向が大で、黒変
やクラツクを発生し、使用に供し得ない。 そこで、本発明の目的は、耐熱性に著しく優れ
た転写材料を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するための本発明は、転写基
材と、その上にシリコーン樹脂をバインダーと
し、これに少なくとも着色顔料が前記シリコーン
樹脂固形分100重量部に対して5〜400重量部配合
された耐熱性転写インクをもつて印刷された転写
インク層と、その上に直接的に設けられた被着体
への仮着用接着性樹脂層とを備え、前記転写イン
クは転写後100℃以上に加熱した場合、転写イン
クの軟化およびリフロー現象により、接着性樹脂
層を包むようにして前記被着体に密着するもので
あることを特徴とするものである。 〔作用〕 本発明では、転写インクのバインダーとして、
従来全く着目されていなかつたシリコーン樹脂を
用いている。ところが、シリコーン樹脂をバイン
ダーとする転写インクは、耐熱性に富み、特に後
記実施例で示すように、300℃以上の温度に加熱
したとしても、樹脂の劣化が無く、また黒変やク
ラツクの発生を防止でき、優れた耐熱性を示す。
また、転写後100℃以上に加熱した場合、インク
が被着体(被転写物)上で軟化しリフロー現象を
生じ、優れた密着性を示す。 他方、転写インク上に接着性樹脂層たとえば感
圧性接着剤層を形成すると、被着体への仮着を容
易に行うことができ、転写作業性が向上するが、
この場合であつても、その接着性樹脂層の存在に
関係なく、転写インクの軟化およびリフロー現象
が生じて、優れた密着性および耐熱性を示す。 これを現象的に第2図〜第4図によつて説明す
ると、まず第2図のように、本発明に係る転写材
料を被着体4に転写させた後、たとえば180℃×
30分焼付けを行うと、第3図のように、接着性樹
脂3および転写インク2が熱により軟化し、転写
インク2が接着性樹脂3を包むようにして被着体
4に密着する。さらにたとえば250℃×5時間加
熱を行うと、第4図のように、接着性樹脂3が熱
劣化し、転写インク2が多くの領域において接着
性樹脂3の間を破つて被着体4に密着する。その
結果、転写インク2が被着体4に対して優れた密
着性を示す。 〔発明の具体例〕 以下本発明をさらに具体的に説明する。 第1図は本発明に係る転写材料の構造を示した
もので、1は転写基材、2は転写インク層、3は
好ましくは設けられる接着性樹脂層である。 本発明において用いられる転写基材としては、
プラスチツクフイルムまたは金属箔等の単一の薄
物材料、あるいはその薄物材料1A上にシリコー
ンその他によつて剥離処理層1Bを形成したも
の、さらに紙に水溶性樹脂処理した水転写用転写
紙等を用いることができる。 この転写基材上に転写インク層が形成される。
本発明では、転写インクのバインダーとしてシリ
コーン樹脂(ワニス)が用いられる。そして転写
インクは、シリコーン樹脂と着色顔料とを必須要
素とするが、必要により体質顔料、硬化触媒等を
添加できる。 バインダーとして用いるシリコーン樹脂の構造
は、特に限定されるもので無く、アルキツド変性
シリコーン、ポリエステル変性シリコーン、アク
リル変性シリコーン等の変性シリコーン樹脂、メ
チルリツチシリコーン、フエニルリツチシリコー
ン等のストレートシリコーン樹脂が使用できる
が、被着体に乾写後、加熱、密着させた場合に、
耐熱性の点からストレートシリコーン樹脂が好ま
しく、また、転写インクの軟化、リフロー性の点
からは、フエニルリツチのストレートシリコーン
樹脂が好ましい。 着色顔料としては、酸化チタン、カーボンブラ
ツク、硫化カドミウム、酸化クロム、アルミニウ
ム粉末等の無機系顔料、あるいは各種金属酸化物
の混合焼成顔料が、分散性、耐熱性、耐候性に優
れているので特に好ましい例である。 体質顔料は、主として耐熱性を高める目的で添
加されるが、マイカ粉、シリカ粉、タルク粉等を
使用できる。 硬化触媒は、乾燥を促進させる目的で使用され
るが、ナフチル酸、オクチル酸塩の金属石けん、
シランカツプリング剤、チタネート化合物等を採
用できる。 上記成分の配合割合は、第1表に示すものが望
ましい(括弧内は特に好ましい範囲を示す)。 第 1 表(配合割合) シリコーン樹脂 100重量部 着色顔料 5〜400重量部(10~200重量部) 体質顔料 0〜200重量部(0~100重量部) 硬化触媒 0〜50重量部(0~25重量部) 第1表は、シリコーン樹脂固形分100重量部に
対する配合割合である。着色顔料が400重量部を
超えると、リフロー性に劣り、密着性が悪くな
る。5重量部未満のときは、インクの着色性に劣
り、陰蔽性の点で実用的でなくなる。体質顔料に
ついては、200重量部を超えると、印刷適性が劣
り、また軟化、リフロー性も劣り、密着性に問題
がある。軟化触媒は、50重量部以内で十分な特性
を付与することが可能である。 上記の成分は、シリコーン樹脂自身の保存安定
性を高めるために、適当量の溶剤たとえば芳香族
系、アセテート系、エステル系あるいはケトン系
等の溶剤を加えて配合される。 転写インク層の転写基材上への形成は、上記転
写インクを使用しスクリーンプロセス等により行
う。 転写インク層上さらに接着性樹脂層を形成する
ことが望ましい。この接着性樹脂層の形成の目的
は、それを熱または溶剤により活性化し、シリコ
ーン樹脂バインダー転写インク層のみでは転写し
にくい被着体に優れた初期接着性を付与し、転写
作業性をより向上させることにある。 接着性樹脂としては、ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、アルキツド樹脂、塩化ビニル樹脂また
はウレタン樹脂等を使用することができる。上記
の接着性樹脂層が感圧性接着剤層であると、熱や
溶剤による活性を図らなくとも、より簡便に転写
作業を行うことができる。この感圧性接着剤とし
ては、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレートを使用したアクリル系感圧接着剤、
天然ゴムやSBR等のゴム系感圧性接着剤等を用
いることができる。 本発明の転写材料は、従来の転写マークと同様
の方法で被着体へ転写させた後、100〜300℃で加
熱することにより密着させることができる。その
際、前述のように、転写インク層が熱によつて軟
化、リフローすることにより、被着体と完全に密
着、硬化し、優れた耐熱性マーキングとなる。 〔実施例および比較例〕 以下実施例をもつて本発明の効果を明らかにす
る。 実施例 1 転写インク: 信越シリコーン(株)製シリコンワニス「KR−
282」50部に、着色顔料として旭日化成(株)製
「コバルトブルー1201」30部を加え、三本ロー
ルにて分散混合後、硬化剤として神東塗料(株)製
ナフテン酸コバルト0.2部を加え、転写インク
とした。 転写: 厚さ50μのポリエステルフイルムを転写基材
とし、これに上記転写インクをシルクスクリー
ン法にて印刷し、転写マークを作成した。これ
を1mm厚鉄板に150℃で2秒間熱プレスし、転
写パネルとした。 実施例 2 丸繁紙工(株)製デカール用転写紙を転写基材と
し、実施例1と同様に印刷後、この上に接着性樹
脂層として、永瀬スクリーン(株)製「フジロンクリ
ヤーインク」をシルクスクリーン法にて印刷し、
転写マークとした。水70重量部、ブチルセロソル
ブ25重量部、シクロヘキサノン5重量部よりなる
活性液を作り、前記転写マークを活性液に15秒間
浸漬した後、1mm厚鉄板に転写し、さらにこのも
のを200℃×30分加熱し、密着硬化させ、転写パ
ネルとした。 実施例 3 前記デカール用転写紙を転写基材とし、実施例
1と同様に印刷後、東洋インキ(株)感圧性接着剤
「オリバインKS−8170」をシルクスクリーン法に
て印刷し、転写マークとした。1mm厚鉄板に、こ
の転写マークを「水貼り法」にて転写し、さらに
このものを200℃×30分加熱し、密着硬化させ、
転写パネルとした。 比較例 前記デカール用転写紙を転写基材とし、永瀬ス
クリーン(株)製「フジロン青」をシルクスクリーン
法にて印刷後、同社製「フジロンクリヤー」をこ
の上に印刷し、転写マークとし実施例2と同様に
して転写パネルを作成した。 (結 果) 実施例1、2、3および比較例のパネルについ
て、初期および250℃、100hr耐熱テスト後の密着
性(クロスカツトテープ法)と色相変化を調べた
結果を第2表に示した。 実施例3と比較例のパネルについて、加熱減量
変化を、昇温速度2℃/minで測定した結果を第
5図に示した。 実施例3と比較例のパネルについて、250℃雰
囲気での色相変化を第6図に示した。
〔発明の効果〕
このように、本発明の転写材料によれば、従来
の転写マークでは、使用に耐えなかつた高温にさ
らされる部位にも、簡単な作業で耐久性のあるマ
ーキングを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写材料構造の一例を示す断
面図、第2図〜第4図は転写→焼付→加熱段階に
よる転写インクの軟化・リフロー態様を示す断面
図、第5図は実験結果を示す加熱減量曲線図、第
6図は実験結果の対時間色相変化曲線図である。 1……転写基材、2……転写インク層、3……
接着性樹脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 転写基材と、その上にシリコーン樹脂をバイ
    ンダーとし、これに少なくとも着色顔料が前記シ
    リコーン樹脂固形分100重量部に対して5〜400重
    量部配合された耐熱性転写インクをもつて印刷さ
    れた転写インク層と、その上に直接的に設けられ
    た被着体への仮着用接着性樹脂層とを備え、前記
    転写インクは転写後100℃以上に加熱した場合、
    転写インクの軟化およびリフロー現象により、接
    着性樹脂層を包むようにして前記被着体に密着す
    るものであることを特徴とする耐熱性転写基材。
JP59242782A 1984-11-16 1984-11-16 耐熱性転写材料 Granted JPS61120800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59242782A JPS61120800A (ja) 1984-11-16 1984-11-16 耐熱性転写材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59242782A JPS61120800A (ja) 1984-11-16 1984-11-16 耐熱性転写材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61120800A JPS61120800A (ja) 1986-06-07
JPH0129156B2 true JPH0129156B2 (ja) 1989-06-08

Family

ID=17094202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59242782A Granted JPS61120800A (ja) 1984-11-16 1984-11-16 耐熱性転写材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61120800A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186488A (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 山陽色素株式会社 蛍光顔料分散体および白色積層体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910850A (ja) * 1972-05-31 1974-01-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910850A (ja) * 1972-05-31 1974-01-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61120800A (ja) 1986-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5578365A (en) Label substrate ink and label
TW320605B (ja)
TW293115B (ja)
KR100282701B1 (ko) 금속판 등의 비흡수성 표면에 사용되는 그라비아 전사자와 이를 이용한 전사방법
US20060154799A1 (en) Ceramic ink
JPH0129156B2 (ja)
JPS6049998A (ja) 熱転写記録用インクシ−ト
WO2006062057A1 (ja) 耐熱シート
JP2954295B2 (ja) 剥離シート
JPH11170440A (ja) 離型性ポリエステルフィルム
US20020155259A1 (en) Baking sheet, baking printed sheet and burned sheet thereof
JPS6280100A (ja) ガラス質またはセラミツク質表面を有する基体への絵付け方法
JP2002264548A (ja) Al用焼付シート及びその焼成シート
JP3208464B2 (ja) 熱変色性水スライド転写紙及びその製造方法
JPS6115909B2 (ja)
JP2002268554A (ja) 焼付用印刷シート及びその焼成シート
JP4070046B2 (ja) 金属化粧板
JPH0562069B2 (ja)
JP3393672B2 (ja) ポリエチレンフタレート樹脂系の焼付用塗料および焼付塗装方法
JPS63185875A (ja) 化粧セラミツク体の製造方法
JPS6043314B2 (ja) 感圧性誤字訂正材
JPH02283676A (ja) 焼成パターン付金属基板の製造方法
JPH05269948A (ja) 装飾シート用基材フィルム及び装飾用粘着シート
JPH0436368A (ja) 加熱時易再剥離型粘着剤組成物およびこの組成物を用いた粘着シート
JPH0363687A (ja) 焼成パターン形成用シート及び焼成用ラベル