JPH01290702A - 粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法 - Google Patents
粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法Info
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- JPH01290702A JPH01290702A JP63119723A JP11972388A JPH01290702A JP H01290702 A JPH01290702 A JP H01290702A JP 63119723 A JP63119723 A JP 63119723A JP 11972388 A JP11972388 A JP 11972388A JP H01290702 A JPH01290702 A JP H01290702A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は機械構造用部品等の製造に用いる粉末冶金用
鉄系粉末に係り、特に高強度、高圧縮性、高靭性を有し
かつ寸法安定性に優れた焼結部品の製造に適した粉末冶
金用鉄系粉末とその製造方法に関する。
鉄系粉末に係り、特に高強度、高圧縮性、高靭性を有し
かつ寸法安定性に優れた焼結部品の製造に適した粉末冶
金用鉄系粉末とその製造方法に関する。
[従来の技術1
今日、粉末冶金技術の発展に伴ってその製品も多様化し
、さらにそれに要求される特性も高度化してきている。
、さらにそれに要求される特性も高度化してきている。
その一つに寸法安定性がある。特に機械構造用部品等の
製造においては、仕上切削量を可及的に少なくして生産
性を高めるためにその寸法安定性が最近特に要求される
ようになってきた。
製造においては、仕上切削量を可及的に少なくして生産
性を高めるためにその寸法安定性が最近特に要求される
ようになってきた。
寸法安定性を良くするためには焼結時の寸法変化率を零
に近づけることが車装である。このための手段として、
従来は収縮傾向にある元素(NL)と、膨比傾向にある
元素(Cu)との添加針をコントロールしていた。
に近づけることが車装である。このための手段として、
従来は収縮傾向にある元素(NL)と、膨比傾向にある
元素(Cu)との添加針をコントロールしていた。
例えば、特公昭45−9649号公報や特開昭59−2
15401号公報には、Ni、Cuの添加量をコントロ
ールし、さらにこれら合金元素を鉄粉の表面に拡散接合
させることにより寸法変化率を零に近づけ、その安定性
を高める方法が提案されている。
15401号公報には、Ni、Cuの添加量をコントロ
ールし、さらにこれら合金元素を鉄粉の表面に拡散接合
させることにより寸法変化率を零に近づけ、その安定性
を高める方法が提案されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、従来の前記方法は1100〜1150’Cの低
温焼結におけるNLとムの共存は、カーケンダール現象
等により強度の低下を生じるという欠点があった。
温焼結におけるNLとムの共存は、カーケンダール現象
等により強度の低下を生じるという欠点があった。
そこで、この発明者らは先に、NL Mo Ca系
低合金粉末にCa扮を配合した粉末により高強度、高靭
性を有し、寸法変化率を零に近づける方法を提案した。
低合金粉末にCa扮を配合した粉末により高強度、高靭
性を有し、寸法変化率を零に近づける方法を提案した。
しかし、この方法ではベース粉中の合金間が増加するた
めに圧縮性(密度の向上性)が劣り好ましくなかった。
めに圧縮性(密度の向上性)が劣り好ましくなかった。
この発明は従来の前記問題点を解決するためになされた
もので、還元鉄粉の焼結性の良さに着目し、NL粉等の
高価な成分を抑えた成分系によって、高圧縮性、高靭性
、高強度でかつ寸法変化率の小ざい末冶金用鉄系粉末と
その製造方法を提案せんとするものでおる。
もので、還元鉄粉の焼結性の良さに着目し、NL粉等の
高価な成分を抑えた成分系によって、高圧縮性、高靭性
、高強度でかつ寸法変化率の小ざい末冶金用鉄系粉末と
その製造方法を提案せんとするものでおる。
なお、本発明で目的とする粉末冶金用鉄系合金の圧粉体
および焼結後の製品の性質は、ラトラー値が1以下、圧
粉体密度が6.95g、7以上、引張強度が90ksf
J以上、シャルピー衝撃値1kqf−m4以上、圧粉体
基準で寸法変化率が±0.2%である。
および焼結後の製品の性質は、ラトラー値が1以下、圧
粉体密度が6.95g、7以上、引張強度が90ksf
J以上、シャルピー衝撃値1kqf−m4以上、圧粉体
基準で寸法変化率が±0.2%である。
[課題を解決するための手段1
この発明は従来の前記問題点を解決する手段として、高
価なNL粉を用いることなく安価な伍粉および酸化鉄粉
(ミルスケール等)の添加量を調整することによって、
高圧縮性、高強度、高靭性を有し、かつ寸法安定性の優
れた粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法を得たものであ
る。
価なNL粉を用いることなく安価な伍粉および酸化鉄粉
(ミルスケール等)の添加量を調整することによって、
高圧縮性、高強度、高靭性を有し、かつ寸法安定性の優
れた粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法を得たものであ
る。
高強度化、すなわち焼入性の向上を目的として、純鉄粉
あるいは低合金鋼粉にCa粉を添加して使用する場合、
焼結中に大きな膨張が生ずることが知られている。この
現象の主たる原因としてはムの融液による毛細管現象が
あげられる。
あるいは低合金鋼粉にCa粉を添加して使用する場合、
焼結中に大きな膨張が生ずることが知られている。この
現象の主たる原因としてはムの融液による毛細管現象が
あげられる。
すなわち、C1の融点(1083°C)以上の温度にあ
いて、伍は溶融し液相を生成する。その液相が粉末粒子
間へ侵入する時に粒子を押し広げ彫版するのである。
いて、伍は溶融し液相を生成する。その液相が粉末粒子
間へ侵入する時に粒子を押し広げ彫版するのである。
Fe−伍系の焼結体においてはこの巽常膨張のため、寸
法変化率が大きく、また安定性が悪いという欠点があっ
た。このような欠点を解消するためには、次のような方
法が考えられる。
法変化率が大きく、また安定性が悪いという欠点があっ
た。このような欠点を解消するためには、次のような方
法が考えられる。
■ Cu融液による異常U5服そのものの抑制方法。
■ 異常膨脹が生じた後、焼結を進行させて寸法収縮を
生じさせる方法。
生じさせる方法。
■の方法としては、酸化鉄を還元した粉末を用い、さら
にCuを拡散接合させるのが有効である。
にCuを拡散接合させるのが有効である。
その理由は、酸化鉄を還元すると粒子内に気孔が存在す
るため、鉄粉粒子間に流れ込む伍融液を吸収し、巽常膨
服を抑えることが可能となり、また予め伍を表面や還元
鉄の気孔に吸収させることによりさらにその効果が顕著
となるからである。
るため、鉄粉粒子間に流れ込む伍融液を吸収し、巽常膨
服を抑えることが可能となり、また予め伍を表面や還元
鉄の気孔に吸収させることによりさらにその効果が顕著
となるからである。
■の方法としても酸化鉄を還元した粉末を用いるのが有
効でおる。すなわち、形状が非常に不規則であり焼結性
に優れる結果、焼結中に寸法収縮を生じ易いためである
。
効でおる。すなわち、形状が非常に不規則であり焼結性
に優れる結果、焼結中に寸法収縮を生じ易いためである
。
しかしながら、還元鉄粉は粒子内に気孔があり、形状が
不規則であるために、圧縮性に劣るという欠点がある。
不規則であるために、圧縮性に劣るという欠点がある。
したがって、Fe −CLL系においては、アトマイズ
鉄粉と還元鉄粉のそれぞれの長所を生かすことによって
、高圧縮性および高強度を有し、しかも寸法安定性に優
れた鉄粉を得ることが可能となるのである。
鉄粉と還元鉄粉のそれぞれの長所を生かすことによって
、高圧縮性および高強度を有し、しかも寸法安定性に優
れた鉄粉を得ることが可能となるのである。
そこで、この発明者らは種々検討した結果、高価なNL
粉を添加することなく安価なCμ粉および酸化鉄粉の添
加によって、さらに必要に応じて出粉の添加によって、
高強度、高圧縮性および高靭性を保持し、1100〜1
150’CのRXガス焼結において寸法変化率が±0.
2%以内に抑制できる粉末冶金用鉄系粉末を得たのであ
る。
粉を添加することなく安価なCμ粉および酸化鉄粉の添
加によって、さらに必要に応じて出粉の添加によって、
高強度、高圧縮性および高靭性を保持し、1100〜1
150’CのRXガス焼結において寸法変化率が±0.
2%以内に抑制できる粉末冶金用鉄系粉末を得たのであ
る。
すなわち、この発明に係る粉末冶金用鉄系粉末は、液体
アトマイズ法により製造された鉄系粉末の表面に多孔質
Feと、へが付着していることを特徴と16゜ また、上記と同じ液体アトマイズ法により製造された鉄
系粉末の表面に、多孔質Faと、伍および出が付着して
いることを特徴とするものである。
アトマイズ法により製造された鉄系粉末の表面に多孔質
Feと、へが付着していることを特徴と16゜ また、上記と同じ液体アトマイズ法により製造された鉄
系粉末の表面に、多孔質Faと、伍および出が付着して
いることを特徴とするものである。
また、上記粉末冶金用鉄系粉末の製造方法としては、液
体ア]・マイズ法により製造し、仕上処理された鉄系粉
末と酸化鉄粉および金属伍粉とを混合し、還元性雰囲気
中で加熱し、還元したFeと伍を該鉄系粉末の表面に拡
散付着せしめることを特徴とする。
体ア]・マイズ法により製造し、仕上処理された鉄系粉
末と酸化鉄粉および金属伍粉とを混合し、還元性雰囲気
中で加熱し、還元したFeと伍を該鉄系粉末の表面に拡
散付着せしめることを特徴とする。
また、同じく液体アトマイズ法により製造し、仕上処理
された鉄系粉末と酸化鉄粉、金属CLL 31および金
属−粉とを混合し、還元性雰囲気中で加熱し、還元した
Feと、Cuおよび冷を該鉄系粉末の表面に拡散付着せ
しめることを特徴とする。
された鉄系粉末と酸化鉄粉、金属CLL 31および金
属−粉とを混合し、還元性雰囲気中で加熱し、還元した
Feと、Cuおよび冷を該鉄系粉末の表面に拡散付着せ
しめることを特徴とする。
また、浸炭性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化され
たままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属へ粉とを混合
し、脱炭性雰囲気中で加熱後、さらに還元性雰囲気中で
加熱することにより、脱炭された前記鉄系粉末の表面に
、還元されたFeと、伍を拡散付着せしめることを特徴
とする。
たままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属へ粉とを混合
し、脱炭性雰囲気中で加熱後、さらに還元性雰囲気中で
加熱することにより、脱炭された前記鉄系粉末の表面に
、還元されたFeと、伍を拡散付着せしめることを特徴
とする。
また、同じく浸炭性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末
化されたままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属伍粉と
金BMo粉を混合し、脱炭性雰囲気中で加熱後、さらに
還元性雰囲気中で加熱することにより、脱炭された前記
鉄系粉末の表面に、還元されたFsと、伍および比を拡
散付着せしめることを特徴とする。
化されたままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属伍粉と
金BMo粉を混合し、脱炭性雰囲気中で加熱後、さらに
還元性雰囲気中で加熱することにより、脱炭された前記
鉄系粉末の表面に、還元されたFsと、伍および比を拡
散付着せしめることを特徴とする。
また、酸化性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化され
たままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属へ粉とを混合
し、還元性雰囲気中で加熱することにより、還元された
前記鉄系粉末の表面に、還元されたFeと、伍を拡散付
着せしめることを特徴とする。
たままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属へ粉とを混合
し、還元性雰囲気中で加熱することにより、還元された
前記鉄系粉末の表面に、還元されたFeと、伍を拡散付
着せしめることを特徴とする。
また、同じく酸化性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末
化されたままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属伍粉と
金属−粉を混合し、還元性雰囲気中で加熱することによ
り、還元された前記鉄系粉末の表面に、還元されたFs
と、へおよび出を拡散付着せしめることを特徴とする特 [作 用1 請求項1〜8において液体アトマイズ法、具体的には浸
炭性または酸化性噴霧媒を用いてアトマイズ法により製
造された粉末を用いるのは、液体アトマイズ法では粉末
が急冷されるから、粉末の形状は球形ではなく、凹凸の
ある異形である。このため、圧粉体の結合強度が高くな
る作用がある。
化されたままの鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属伍粉と
金属−粉を混合し、還元性雰囲気中で加熱することによ
り、還元された前記鉄系粉末の表面に、還元されたFs
と、へおよび出を拡散付着せしめることを特徴とする特 [作 用1 請求項1〜8において液体アトマイズ法、具体的には浸
炭性または酸化性噴霧媒を用いてアトマイズ法により製
造された粉末を用いるのは、液体アトマイズ法では粉末
が急冷されるから、粉末の形状は球形ではなく、凹凸の
ある異形である。このため、圧粉体の結合強度が高くな
る作用がある。
アトマイズ時の浸炭性噴霧媒としては、鉱物油、動物油
、植物油、アルコール等いずれでもよく、酸化性噴霧媒
としては水が用いられる。
、植物油、アルコール等いずれでもよく、酸化性噴霧媒
としては水が用いられる。
前記粉末の表面に付着した多孔質Feは反応性に富んで
いるため、焼結性が良好で寸法収縮を生じにくくする作
用がある。多孔質Fe量の好ましい範囲は2〜35重量
%である。
いるため、焼結性が良好で寸法収縮を生じにくくする作
用がある。多孔質Fe量の好ましい範囲は2〜35重量
%である。
前記粉末の表面に付着したへは、焼結時に溶融して鉄粉
の空孔に流れ込み、膨張を抑制する作用がある。CLL
Iの好ましい範囲は0.5〜4重量%である。
の空孔に流れ込み、膨張を抑制する作用がある。CLL
Iの好ましい範囲は0.5〜4重量%である。
前記粉末の表面に付着した−は、焼結製品の焼入性を向
上させ、強度を増大させる作用がある。
上させ、強度を増大させる作用がある。
尚の好ましい範囲は1重量%以下である。
請求項3,4において、仕上処理された粉末とは、浸炭
層を有する粉末は脱炭処理された粉末、酸化層を有する
粉末は還元処理された粉末であり、これらを用いるのは
、該粉末は浸炭または酸化していないから、粉末の脱炭
または還元処理が不要となるためである。
層を有する粉末は脱炭処理された粉末、酸化層を有する
粉末は還元処理された粉末であり、これらを用いるのは
、該粉末は浸炭または酸化していないから、粉末の脱炭
または還元処理が不要となるためである。
同じく請求項3,4において、還元性雰囲気で加熱する
のは、酸化鉄を還元するためと、アトマイズ粉の表面に
還元された鉄粉、髄粉または比粉を拡散付着させるため
であり、還元した鉄粉は多孔質となって、前記の作用を
有する。還元・拡散条件は、H2雰囲気中(露点はO’
C以下が好ましく、さらに好ましくは一10℃以下)7
00〜1050℃が好ましく、さらに好ましくは900
〜1000’Cである。
のは、酸化鉄を還元するためと、アトマイズ粉の表面に
還元された鉄粉、髄粉または比粉を拡散付着させるため
であり、還元した鉄粉は多孔質となって、前記の作用を
有する。還元・拡散条件は、H2雰囲気中(露点はO’
C以下が好ましく、さらに好ましくは一10℃以下)7
00〜1050℃が好ましく、さらに好ましくは900
〜1000’Cである。
また、請求項5,6において、脱炭性雰囲気で加熱する
のは、浸炭性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化した
ままの鉄系粉末は浸炭層を有するため、これを脱炭する
ためである。脱炭条件は、H2雰囲気中(露点は30〜
80’Cが好ましく、さらに好ましくは40〜70℃)
800〜1050’Cが好ましく、さらに好ましく
は800〜950℃である。
のは、浸炭性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化した
ままの鉄系粉末は浸炭層を有するため、これを脱炭する
ためである。脱炭条件は、H2雰囲気中(露点は30〜
80’Cが好ましく、さらに好ましくは40〜70℃)
800〜1050’Cが好ましく、さらに好ましく
は800〜950℃である。
なお、請求項5,6において、脱炭処理後さらに還元処
理を行なうのは、酸化鉄粉を還元するためと、アトマイ
ズ粉の表面に還元された鉄粉、伍粉を拡散付着させるた
めであり、還元された鉄粉は多孔質となって、前記の作
用を有する。還元・拡散条件は、H2雰囲気中(露点は
0℃以下が好ましく、さらに好ましくは一10℃以下)
700〜1050℃が好ましく、さらに好ましくは
900℃である。
理を行なうのは、酸化鉄粉を還元するためと、アトマイ
ズ粉の表面に還元された鉄粉、伍粉を拡散付着させるた
めであり、還元された鉄粉は多孔質となって、前記の作
用を有する。還元・拡散条件は、H2雰囲気中(露点は
0℃以下が好ましく、さらに好ましくは一10℃以下)
700〜1050℃が好ましく、さらに好ましくは
900℃である。
請求項7.8において、還元性雰囲気で加熱するのは、
酸化性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化したままの
鉄系粉末は酸化層を有するため、これを還元するためと
同時に酸化鉄粉を還元するためと、アトマイズ粉の表面
に還元された鉄粉、髄粉またはこれらと冷粉を拡散付着
させるためでおり、還元された鉄粉は多孔質となって、
前記の作用を有する。還元・拡散条件は、H2雰囲気中
(露点は0℃以下が好ましく、さらに好ましくは一10
’C以下) 700〜1050’Cが好ましく、さら
に好ましくは900〜1ooo’cで必る。
酸化性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化したままの
鉄系粉末は酸化層を有するため、これを還元するためと
同時に酸化鉄粉を還元するためと、アトマイズ粉の表面
に還元された鉄粉、髄粉またはこれらと冷粉を拡散付着
させるためでおり、還元された鉄粉は多孔質となって、
前記の作用を有する。還元・拡散条件は、H2雰囲気中
(露点は0℃以下が好ましく、さらに好ましくは一10
’C以下) 700〜1050’Cが好ましく、さら
に好ましくは900〜1ooo’cで必る。
なお、請求項1〜8において、多孔質鉄、ム、比等の拡
散付着は、これらの成分の均等配置により偏析を防止す
る作用がある。
散付着は、これらの成分の均等配置により偏析を防止す
る作用がある。
[実 施 例1
第1表に示す組成を有する鉄系粉末を油アトマイズ法、
または水アトマイズ法により製造し、第3表に示す条件
で配合、熱処理を行なって原料粉を調整した。
または水アトマイズ法により製造し、第3表に示す条件
で配合、熱処理を行なって原料粉を調整した。
この時用いた配合用の多孔質FB川用料は、ミルスケー
ルとした。
ルとした。
この原料粉末の粉体特性(圧縮性、成形性)を、従来例
と比較して3表に併せて示す。
と比較して3表に併せて示す。
次いで、この原お1粉を第2表に示す条件で配合、成形
、焼結、熱処理を施した結果も従来例と比較して第3表
に併せて示す。
、焼結、熱処理を施した結果も従来例と比較して第3表
に併せて示す。
第3表より、本発明例は従来より実施されている純Fe
十〇LLのミックス扮(No、13>や、還元鉄粉子
CLLのミックス′#5″J(14,14)に比べ、圧
縮性の向上、強度の向上、さらに寸法変化率も安定して
いることがわかる。
十〇LLのミックス扮(No、13>や、還元鉄粉子
CLLのミックス′#5″J(14,14)に比べ、圧
縮性の向上、強度の向上、さらに寸法変化率も安定して
いることがわかる。
また、高強度化を狙ったNo、12、さらにそれの寸法
変化率の改善を狙ったNO,15と比べ、全ての面にお
いて同等、もしくはそれ以上の特性を示している。
変化率の改善を狙ったNO,15と比べ、全ての面にお
いて同等、もしくはそれ以上の特性を示している。
また、寸法変化率のコントロールを高価なNL添加によ
って行なう場合(No、10.11>と同等の寸法変化
率、(l!!諸特性が本発明例により発現していること
がわかる。
って行なう場合(No、10.11>と同等の寸法変化
率、(l!!諸特性が本発明例により発現していること
がわかる。
(以下余白)
[発明の効果1
以上説明したごとく、この発明は高価なNjに替えて安
価な髄および酸化鉄のみの添加により、寸法変化率のコ
ントロールが可能となり、寸法変化率を大幅に改善でき
るとともに圧縮性、強度および靭性にも優れ、粉末冶金
製品の品質特性の向上に大なる効果を奏するものである
。
価な髄および酸化鉄のみの添加により、寸法変化率のコ
ントロールが可能となり、寸法変化率を大幅に改善でき
るとともに圧縮性、強度および靭性にも優れ、粉末冶金
製品の品質特性の向上に大なる効果を奏するものである
。
出願人 住友金属工業株式会社
代埋入 弁理士 押田良久にJWi
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液体アトマイズ法により製造された鉄系粉末の表面に多
孔質Feと、Cuが付着していることを特徴とする粉末
冶金用鉄系粉末。 2 液体アトマイズ法により製造された鉄系粉末の表面に多
孔質Feと、CuおよびMoが付着していることを特徴
とする粉末冶金用鉄系粉末。 3 液体アトマイズ法により製造し、仕上処理された鉄系粉
末と酸化鉄粉および金属Cu粉とを混合し、還元性雰囲
気中で加熱し、還元したFeとCuを該鉄系粉末中の表
面に拡散付着せしめることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の粉末冶金用鉄系粉末の製造方法。 4 液体アトマイズ法により製造し、仕上処理された鉄系粉
末と酸化鉄粉、金属Cu粉および金属Mo粉とを混合し
、還元性雰囲気中で加熱し、還元したFeと、Cuおよ
びMoを該鉄系粉末の表面に拡散付着せしめることを特
徴とする特許請求の範囲第2項記載の粉末冶金用鉄系粉
末の製造方法。 5 浸炭性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化されたまま
の鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属Cu粉とを混合し、
脱炭性雰囲気中で加熱後、さらに還元性雰囲気中で加熱
することにより、脱炭された前記鉄系粉末の表面に、還
元されたFeと、Cuを拡散付着せしめることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の粉末冶金用鉄系粉末の
製造方法。 6 浸炭性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化されたまま
の鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属Cu粉と金属Mo粉
を混合し、脱炭性雰囲気中で加熱後、さらに還元性雰囲
気中で加熱することにより、脱炭された前記鉄系粉末の
表面に、還元されたFeと、CuおよびMoを拡散付着
せしめることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
粉末冶金用鉄系粉末の製造方法。 7 酸化性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化されたまま
の鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属Cu粉とを混合し、
還元性雰囲気中で加熱することにより、還元された前記
鉄系粉末の表面に、還元されたFeと、Cuを拡散付着
せしめることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
粉末冶金用鉄系粉末の製造方法。 8 酸化性噴霧媒を用いるアトマイズ法で粉末化されたまま
の鉄系粉末と、酸化鉄粉および金属Cu粉と金属Mo粉
を混合し、還元性雰囲気中で加熱することにより、還元
された前記鉄系粉末の表面に、還元されたFeと、Cu
およびMoを拡散付着せしめることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記載の粉末冶金用鉄系粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63119723A JPH01290702A (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63119723A JPH01290702A (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01290702A true JPH01290702A (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=14768527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63119723A Pending JPH01290702A (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 粉末冶金用鉄系粉末とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01290702A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150648A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Jfe Steel Kk | 粉末冶金用鉄粉 |
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SE541269C2 (en) * | 2015-09-18 | 2019-05-28 | Jfe Steel Corp | Mixed powder for powder metallurgy, sintered body, and method of manufacturing sintered body |
-
1988
- 1988-05-17 JP JP63119723A patent/JPH01290702A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019513188A (ja) * | 2016-03-23 | 2019-05-23 | ホガナス アクチボラグ (パブル) | 鉄基粉末 |
JP2022084836A (ja) * | 2016-03-23 | 2022-06-07 | ホガナス アクチボラグ (パブル) | 鉄基粉末 |
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