JPH01290549A - サーミスタ用酸化物半導体組成物 - Google Patents

サーミスタ用酸化物半導体組成物

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JPH01290549A
JPH01290549A JP63117049A JP11704988A JPH01290549A JP H01290549 A JPH01290549 A JP H01290549A JP 63117049 A JP63117049 A JP 63117049A JP 11704988 A JP11704988 A JP 11704988A JP H01290549 A JPH01290549 A JP H01290549A
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oxide
thermistor
oxide semiconductor
compsn
semiconductor composition
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JP63117049A
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Hisashi Matsumoto
久 松本
Junichi Fukuyama
福山 淳一
Hirotake Hayashi
林 浩毅
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサーミスタ用の半導体に関し、特に負の抵抗温
度係数を有するサーミスタを得るための金属酸化物半導
体組成物に関する。
〔従来の技術〕
一般に負の抵抗温度係数を有するサーミスタは、マンガ
ン、コバルト、ニッケル等の金属の酸化物を適当な配合
比で混合し、成形、焼結して抵抗体チップを得、これに
端子等を取り付けて形成される。こうして得られたサー
ミスタの電気的特性は、サーミスタを構成する材料に含
まれる金属元素の組合せやその成分比、あるいは製造条
件を種々変えることにより変化するものである。
かかるサーミスタは、その抵抗温度特性を利用して温度
計測等に広く利用されているが、負の抵抗温度係数を有
するサーミスタ(以下NTCサーミスタという。)の利
用形態のひとつとして1.電気機器の起動時に流れるラ
ッシュ電流を抑制するために電源回路にサーミスタを組
み込むものがある。このような目的に使用されるサーミ
スタとしては室温における比抵抗が小さいものが要求さ
れ、たとえば25℃で130Ω・am以下のものが好ま
しいとされている。
このような比抵抗値の小さなNTCサーミスタヲ得るた
めには、マンガン、コバルト、ニッケル等の金属の酸化
物に銅酸化物を添加配合することが行われ、銅酸化物の
添加量を増減することにより比抵抗を所望の範囲に調整
するようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のような銅を含むサーミスタにおいては、銅の配合
量を増加することにより比抵抗を低下させることができ
るものの、それと共に比抵抗のバラツキが大きくなって
生産歩留りが低下し、これを避けるためには配合比や製
造条件の管理を一層厳密にする必要があるなど量産性お
よび経済性に問題があった。さらにまた、かかる銅を含
むサーミスタは、高温(たとえば200℃)で長時間使
用すると比抵抗が上昇し、信頼性に乏しい欠点もあった
そこで本発明においては、比抵抗のバラツキが小さくま
た高温での劣化も少ないNTCサーミスタを得ることを
目的とし、そのようなNTCサーミスタを製造するに適
した酸化物半導体組成物を提供しようとするものである
〔課題を解決するための手段〕
上述の本発明の目的は、マンガン酸化物とコバルト酸化
物とランタン酸化物とから実質的になる金属酸化物の焼
結体であって、金属元素としてマンガンが10〜80原
子%、コバルトが10〜80原子%、ランタンが1.0
〜45原子%含まれることを特徴とするサーミスタ用酸
化物半導体組成物によって達成される。
かかる本発明の半導体組成物を製造するだめの原料とし
ては、それぞれマンガン、コバルトおよびランタンの酸
化物、または加熱焼成によってそれぞれの金属元素の酸
化物を与える化合物、たとえば水酸化物、炭酸塩、ある
いは蓚酸等の有機酸の塩などを用いることができるが、
必要とされる純度および組成の安定さを満足するもので
あれば、特にこれらに限定されるものではない。
本発明の半導体組成物を製造するに当っては、前記のよ
うな原料を、それぞれ含まれる金属元素の配合比が本発
明の範囲内の所望の値となるように正確に秤取し、たと
えばボールミル等の粉砕機を用いて充分に粉砕混合し、
適宜成形したのち600〜1000°Cで1〜3時間力
焼し、粉砕して粒径を調整して酸化物粉末を得る。この
ようにして得た酸化物粉末は、たとえばポリビニルアル
コール、デンプンその他の結合剤を加えて造粒用粉末と
し、1〜31/−程度の圧力で加圧成形したのち空気中
で1200〜1400°Cで1〜4時間焼成することに
より本発明の半導体組成物の焼結体が得られる。
こうして得た焼結体は必要に応じて適宜の形状に切断し
、その端面等に、オーミック接触を形成する銀などの導
電性金属膜電極を公知の方法により形成して、サーミス
タ素子を得る。
本発明の半導体組成物は、それを構成する金属元素酸化
物中に含まれる金属元素が実質的にマンガンとコバルト
とランタンからなるものであって、金属元素としてマン
ガンとコバルトとの含量がそれぞれ10〜80原子%の
範囲を外れると比抵抗の低い半導体組成物は得られない
また、ランタンの配合量が1.0原子%未満では比抵抗
が高くなると共に高温放置による比抵抗の変化を示す比
抵抗変化率も大きくなり、また45原子%を超えると比
抵抗変化率が大きくなると共に得られる製品の比抵抗の
バラツキすなわち変動係数も大きくなり、いづれも信頼
性の高い製品は得られない。
〔実施例〕
原料として四三酸化マンガン(Mnz04)、四三酸化
コバルト(Co、、04)、および酸化ランタン(La
zO3)を用い、それぞれを金属元素が第1表に示す配
合組成となるように正確に秤取した。これらの頁料はボ
ールミル中で20時時間式粉砕混合したのち濾過脱水し
、110°Cで乾燥してペレット状の乾燥混合物を得た
この乾燥混合物は空気中で800 ’C12時間力焼し
2冷却後結合剤としてポリビニルアルコールを重量で3
%となるよう添加してボールミル中で粉砕し、300μ
mのふるいをiJ!!遇する造粒わ〕末を得た。この造
粒粉末は1.5 t /cnlの圧力を用いて直径71
富、厚さ1.2 mmの円板状成形体とした。
このようにして得た円板状成形体は空気中で1300°
Cで2時間焼成し、円板形焼結体組成物を得た。
こうして得た円板形焼結体の両面に銀を焼付し、シ線を
半田付けしてサーミスタ素子を形成し、電気的特性を測
定した。
また、比較のため、酸化ランタンの代りに酸化514 
(Cub)を用いて、同様な手順によりマンガン−コバ
ルト−銅系の半導体組成物を製造し、同様に電気的特性
を測定した。
サーミスタ素子の電気的特性のうち、比抵抗ρは、25
°Cにおけるゼロ負荷抵抗値の測定結果から求めた値で
あり、B定数は25℃と85℃のゼロ負荷抵抗値から求
めた値である。また比抵抗変化率Δρ/ρは、サーミス
タ素子を200°Cの高温中に500時間放置した後の
比抵抗の初期値に対する変化率を示したものであり、変
動係数は、25℃における比抵抗のバラツキについて標
準偏差と平均値の比を百分率で示したものである。
得られた結果は、第1表中に合わせて示した。
第1表の結果から、本発明の半導体組成物は比抵抗が低
く、比抵抗変化率および変動係数が小さなものであるこ
とがわかる。
〔発明の効果〕
本発明のサーミスタ用酸化物半導体組成物は、従来のマ
ンガン−コバルト−銅系の半導体組成物の有する欠点、
すなわち高温使用による劣化および製品の品質のバラツ
キの両方の点を解決して、高品質であってまた信顛性の
高いNTCサーミスタ素子を与えるものであり、特に低
比抵抗のNTC型サーミスタを量産するのに好適である
特長がある。
特許出願人   石塚電子株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  マンガン酸化物とコバルト酸化物とランタン酸化物と
    から実質的になる金属酸化物の焼結体であって、金属元
    素としてマンガンが10〜80原子%、コバルトが10
    〜80原子%、ランタンが1.0〜45原子%含まれる
    ことを特徴とするサーミスタ用酸化物半導体組成物。
JP63117049A 1988-05-16 1988-05-16 サーミスタ用酸化物半導体組成物 Expired - Lifetime JP2581754B2 (ja)

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