JPH0128887B2 - - Google Patents
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- JPH0128887B2 JPH0128887B2 JP56055406A JP5540681A JPH0128887B2 JP H0128887 B2 JPH0128887 B2 JP H0128887B2 JP 56055406 A JP56055406 A JP 56055406A JP 5540681 A JP5540681 A JP 5540681A JP H0128887 B2 JPH0128887 B2 JP H0128887B2
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- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 17
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D5/00—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
- G01D5/26—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
- G01D5/32—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light
- G01D5/34—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells
- G01D5/36—Forming the light into pulses
- G01D5/38—Forming the light into pulses by diffraction gratings
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光電式エンコーダーに係り、特に内挿
分割精度を高めるために複数のセグメントに分割
された固定格子を有する光電式エンコーダーに関
する。
分割精度を高めるために複数のセグメントに分割
された固定格子を有する光電式エンコーダーに関
する。
一般に高分解能光電式エンコーダーにおいては
その分解能及び内挿分割精度を高めるために種々
の試みがなされている。
その分解能及び内挿分割精度を高めるために種々
の試みがなされている。
その一例として格子パターンの格子ピツチを微
小にして高分解能化を図るものがある。
小にして高分解能化を図るものがある。
これによつて格子ピツチを極端に微小とすると
光の回折による影響によつて隣接する格子の像が
重なりあい、その信号出力のS/N比が低下する
原因となる。
光の回折による影響によつて隣接する格子の像が
重なりあい、その信号出力のS/N比が低下する
原因となる。
さらに上記の回折によるS/N比の低下は移動
格子と固定格子との間隙によつても影響を受ける
ものであるからこの間隙を可及的に小さくすれば
よいが、この間隙は前記両格子が互に接触しない
程度に可及的に小さくできるがこれには限界があ
るので前記ボケの発生は避けられない。従つてこ
れが高分解能化の大きな欠点となつている。また
例えば回転体の回転角を検出するようなロータリ
ーエンコーダーの場合には格子ピツチを変えずに
パターン円の直径を大きくすれば2つの格子間の
間隙を変えないで済むが、実際には面ブレ量が増
し間隙が変動しそれに伴ない信号出力も変動する
こととなる。さらに装置が大型化するという問題
も生ずる。さらに高分解能光電式エンコーダーに
おいて、その精度を高めるためには、固定格子パ
ターンの精度を極力上げる必要がある。
格子と固定格子との間隙によつても影響を受ける
ものであるからこの間隙を可及的に小さくすれば
よいが、この間隙は前記両格子が互に接触しない
程度に可及的に小さくできるがこれには限界があ
るので前記ボケの発生は避けられない。従つてこ
れが高分解能化の大きな欠点となつている。また
例えば回転体の回転角を検出するようなロータリ
ーエンコーダーの場合には格子ピツチを変えずに
パターン円の直径を大きくすれば2つの格子間の
間隙を変えないで済むが、実際には面ブレ量が増
し間隙が変動しそれに伴ない信号出力も変動する
こととなる。さらに装置が大型化するという問題
も生ずる。さらに高分解能光電式エンコーダーに
おいて、その精度を高めるためには、固定格子パ
ターンの精度を極力上げる必要がある。
しかし高精度に作ることが極めて困難であるの
でその実現が難しい。
でその実現が難しい。
例えば最近の高分解能光電式エンコーダーにお
いては、固定格子パターンの位相精度としてサブ
ミクロンのオーダーまで要求されるようになつて
いるので、その実現が一層困難となつている。こ
のようなサブミクロンのオーダーの精度の要求も
例えば現在のLSI(大規模集積回路)のパターニ
ング技術を駆使すればその要求をも満足し得るよ
うなものが実現可能とも考えられるが、そのため
の製作装置と付帯設備等には漢大な費用がかか
り、エンコーダー用の専用装置として設備するこ
とはコスト的にみて容易ではない。
いては、固定格子パターンの位相精度としてサブ
ミクロンのオーダーまで要求されるようになつて
いるので、その実現が一層困難となつている。こ
のようなサブミクロンのオーダーの精度の要求も
例えば現在のLSI(大規模集積回路)のパターニ
ング技術を駆使すればその要求をも満足し得るよ
うなものが実現可能とも考えられるが、そのため
の製作装置と付帯設備等には漢大な費用がかか
り、エンコーダー用の専用装置として設備するこ
とはコスト的にみて容易ではない。
そこで、高分解能及び高精度を追求するために
固定格子を90゜位相の関係で(1/2ピツチ)2つ配
置しこれより90゜位相関係をもつ2つの信号出力
を得て、1/4ピツチに内挿することは知られてお
り、さらに高分解能及び高精度を追求するために
固定格子を45゜位相差で4つ配置し、これより4
つの信号出力を得て1/8ピツチに内挿することが
提案されている。
固定格子を90゜位相の関係で(1/2ピツチ)2つ配
置しこれより90゜位相関係をもつ2つの信号出力
を得て、1/4ピツチに内挿することは知られてお
り、さらに高分解能及び高精度を追求するために
固定格子を45゜位相差で4つ配置し、これより4
つの信号出力を得て1/8ピツチに内挿することが
提案されている。
実際の使用に当つては、上記4つの格子と180゜
位相関係の格子をそれぞれ4つ設け、180゜位相関
係の格子間の出力の差動増幅をとつて信頼性を上
げることが行なわれる。
位相関係の格子をそれぞれ4つ設け、180゜位相関
係の格子間の出力の差動増幅をとつて信頼性を上
げることが行なわれる。
この差動増幅は光源の光量変動、電源電圧変動
等による信号出力の変動が内挿精度に影響を及ぼ
すことのないようにするものである。
等による信号出力の変動が内挿精度に影響を及ぼ
すことのないようにするものである。
この場合において固定格子間の位相差誤差はそ
のまま内挿誤差として表われるため高精度かつ高
分解能とするためには45度位相関係の位相差を正
確に設定する必要が生ずる。
のまま内挿誤差として表われるため高精度かつ高
分解能とするためには45度位相関係の位相差を正
確に設定する必要が生ずる。
そのため従来は例えば固定格子を構成する4つ
のセグメントを互に別々に分離し、各セグメント
の相対的な位相関係を組立時に調整して配置し、
その後これらを固定するようにしてパターンの位
相誤差を除去するようになされている。しかし乍
らこの従来のものでは各セグメントの位置決めを
サブミクロンオーダーの精度で調整する必要があ
り、特に1つのセグメントを基準として他の3つ
のセグメントを前記の精度で調整する必要があ
り、従つてその調整作業が容易ではない。さらに
この調整後各セグメントをそのままの状態で固定
させる必要があり、従つてその固定作業も容易で
はないばかりでなく、さらに経時変化等のないよ
うに固定する必要があるので、前記の従来のもの
ではその作業性や量産性が極めて悪いものであつ
た。
のセグメントを互に別々に分離し、各セグメント
の相対的な位相関係を組立時に調整して配置し、
その後これらを固定するようにしてパターンの位
相誤差を除去するようになされている。しかし乍
らこの従来のものでは各セグメントの位置決めを
サブミクロンオーダーの精度で調整する必要があ
り、特に1つのセグメントを基準として他の3つ
のセグメントを前記の精度で調整する必要があ
り、従つてその調整作業が容易ではない。さらに
この調整後各セグメントをそのままの状態で固定
させる必要があり、従つてその固定作業も容易で
はないばかりでなく、さらに経時変化等のないよ
うに固定する必要があるので、前記の従来のもの
ではその作業性や量産性が極めて悪いものであつ
た。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは前記従来の欠点を解消
し、簡単な調整手段を用いてパターンの位相誤差
を除去することにより内挿精度を高め得る光電式
エンコーダーを提供するにある。
その目的とするところは前記従来の欠点を解消
し、簡単な調整手段を用いてパターンの位相誤差
を除去することにより内挿精度を高め得る光電式
エンコーダーを提供するにある。
本発明においては例えば1つのガラス基板上に
パターニングした各位相誤差を有する固定格子群
のパターンを従来方法における如く複数に分離す
ることなくそのままの状態で使用し、簡単な調整
手段を用いることにより前記の位相誤差を実質的
に除去するようにしてなるものである。
パターニングした各位相誤差を有する固定格子群
のパターンを従来方法における如く複数に分離す
ることなくそのままの状態で使用し、簡単な調整
手段を用いることにより前記の位相誤差を実質的
に除去するようにしてなるものである。
本発明による光電式エンコーダーは、相対移動
を検出する光電式エンコーダーにおいて、相対移
動方向に配列された符号化パターンを有する第1
格子と、前記第1格子と対向して配置され、且つ
相対移動が格子ピツチの1/8周期(位相角で45度)
で配置される少なくとも4つの符号化パターンを
前記第1格子の相対移動方向に有する第2格子
と、前記第2格子を照明する複数の光源と、前記
光源からの光を前記第1格子及び前記第2格子に
照射するための複数のレンズ部と、前記レンズ部
と前記光源との少なくとも一つに関し該光源を該
レンズ部の光軸と離隔した位置に配置し且つ前記
レンズ部と前記光源とを相対的に回転自在としこ
の回転により前記光源と前記レンズ部の光軸との
前記相対移動方向の距離が変化するように前記光
源と前記レンズ部とを支持する支持部と、前記第
1格子及び前記第2格子から前記複数の第2格子
毎の信号を得る検出器とを有し、前記支持部にお
いて前記レンズ部と前記光源とを相対的に回転さ
せることにより一の光源と他の光源からの光で得
られた前記検出器の信号の位相差が変化するよう
に構成したことを特徴とする。
を検出する光電式エンコーダーにおいて、相対移
動方向に配列された符号化パターンを有する第1
格子と、前記第1格子と対向して配置され、且つ
相対移動が格子ピツチの1/8周期(位相角で45度)
で配置される少なくとも4つの符号化パターンを
前記第1格子の相対移動方向に有する第2格子
と、前記第2格子を照明する複数の光源と、前記
光源からの光を前記第1格子及び前記第2格子に
照射するための複数のレンズ部と、前記レンズ部
と前記光源との少なくとも一つに関し該光源を該
レンズ部の光軸と離隔した位置に配置し且つ前記
レンズ部と前記光源とを相対的に回転自在としこ
の回転により前記光源と前記レンズ部の光軸との
前記相対移動方向の距離が変化するように前記光
源と前記レンズ部とを支持する支持部と、前記第
1格子及び前記第2格子から前記複数の第2格子
毎の信号を得る検出器とを有し、前記支持部にお
いて前記レンズ部と前記光源とを相対的に回転さ
せることにより一の光源と他の光源からの光で得
られた前記検出器の信号の位相差が変化するよう
に構成したことを特徴とする。
以下本発明の一実施例を添付図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略説明図であ
る。第1図において変位量を測定すべき移動体
(図示せず)には適当な方法により所定のパター
ン例えば格子ピツチPを有する移動格子1が装置
され、移動格子1が移動体の移動と共に移動する
ようになされている。この移動格子1と平行に且
つこれと対面するように例えば1つのガラス基板
上にパターニングされた固定格子2が設けられて
いる。この固定格子2は例えば第2図に示す如く
移動格子1と同一格子ピツチPを有し、且つその
移動格子1の移動方向に相対位置が格子ピツチP
の略1/8周期(位相角で45度)となるように配列
された少くとも4つのセグメント例えば0、P/
8、P/4、3P/8(位相角で0度、45度、90
度、135度)になるように配列された4つのセグ
メント21,22,23,24から構成されている。
る。第1図において変位量を測定すべき移動体
(図示せず)には適当な方法により所定のパター
ン例えば格子ピツチPを有する移動格子1が装置
され、移動格子1が移動体の移動と共に移動する
ようになされている。この移動格子1と平行に且
つこれと対面するように例えば1つのガラス基板
上にパターニングされた固定格子2が設けられて
いる。この固定格子2は例えば第2図に示す如く
移動格子1と同一格子ピツチPを有し、且つその
移動格子1の移動方向に相対位置が格子ピツチP
の略1/8周期(位相角で45度)となるように配列
された少くとも4つのセグメント例えば0、P/
8、P/4、3P/8(位相角で0度、45度、90
度、135度)になるように配列された4つのセグ
メント21,22,23,24から構成されている。
前記移動格子1と固定格子2中の隣接する少く
とも2つのセグメント例えば21,22および23,
24とをそれぞれ挾んで互に対向するように少く
とも2組例えば光源4,4′と焦光装置例えばコ
ンデンサレンズ5,5′とからなる2組の光源装
置3,3′および光検出素子例えば光電変換素子
6(61,62,63,64の4素子から構成)が配
設され、移動体の移動に伴なつて生ずる移動格子
1と固定格子2との相対移動に対応して光電変換
素子6からそれぞれ信号出力を得るようになされ
ている。
とも2つのセグメント例えば21,22および23,
24とをそれぞれ挾んで互に対向するように少く
とも2組例えば光源4,4′と焦光装置例えばコ
ンデンサレンズ5,5′とからなる2組の光源装
置3,3′および光検出素子例えば光電変換素子
6(61,62,63,64の4素子から構成)が配
設され、移動体の移動に伴なつて生ずる移動格子
1と固定格子2との相対移動に対応して光電変換
素子6からそれぞれ信号出力を得るようになされ
ている。
2組の光源装置3,3′にはそれぞれ光源4,
4′とコンデンサレンズ5,5′との間隔l1,l2を
調整する適当な間隔調整手段(図示せず)を設
け、これにより間隔l1,l2をそれぞれ調整するこ
とにより固定格子2上に形成される移動格子1の
像の位置をそれぞれ左右方向に変位させて各組の
左右のセグメント間即ち21と22との間および2
3と24との間のパターンに含まれる位相誤差を除
去するようになされている。
4′とコンデンサレンズ5,5′との間隔l1,l2を
調整する適当な間隔調整手段(図示せず)を設
け、これにより間隔l1,l2をそれぞれ調整するこ
とにより固定格子2上に形成される移動格子1の
像の位置をそれぞれ左右方向に変位させて各組の
左右のセグメント間即ち21と22との間および2
3と24との間のパターンに含まれる位相誤差を除
去するようになされている。
前記2組の光源装置3,3′にはさらに光源4,
4′とコンデンサレンズ5,5′とを相対的に移動
格子1の移動方向と平行に移動させる移動手段
(図示せず)が設けられている。この移動手段は
2組の光源装着3,3′の両方にそれぞれ設ける
代りに1方だけに設けるようにしてもよく、さら
に光源又はコンデンサレンズの何れを移動させる
ようにしてもよい、これにより例えば2組の照明
光学系即ち光源装置3,3′に対向して配列され
ている各2つのセグメント21,22および23,
24からなる2組の格子パターンの間の位相誤差
を少くとも一方の光源装置3(又は3′)の光源
4(又は4′)とコンデンサレンズ5(又は5′)
との相対位置を移動格子1の移動方向に平行に変
位させ、以つて後述の如く移動格子1を若干斜め
方向から照明することにより除去するようになさ
れている。
4′とコンデンサレンズ5,5′とを相対的に移動
格子1の移動方向と平行に移動させる移動手段
(図示せず)が設けられている。この移動手段は
2組の光源装着3,3′の両方にそれぞれ設ける
代りに1方だけに設けるようにしてもよく、さら
に光源又はコンデンサレンズの何れを移動させる
ようにしてもよい、これにより例えば2組の照明
光学系即ち光源装置3,3′に対向して配列され
ている各2つのセグメント21,22および23,
24からなる2組の格子パターンの間の位相誤差
を少くとも一方の光源装置3(又は3′)の光源
4(又は4′)とコンデンサレンズ5(又は5′)
との相対位置を移動格子1の移動方向に平行に変
位させ、以つて後述の如く移動格子1を若干斜め
方向から照明することにより除去するようになさ
れている。
なお移動格子1と固定格子2とは互に接触しな
いように所定間隔例えば格子ピツチPに比べて余
り大きくない範囲で間隔dを保つて平行に配設さ
れている。光電変換素子6は各セグメント21〜
24に対応するように配設された各光電変換素子
61〜64から構成され各素子からそれぞれ信号出
力を得るようになされている。
いように所定間隔例えば格子ピツチPに比べて余
り大きくない範囲で間隔dを保つて平行に配設さ
れている。光電変換素子6は各セグメント21〜
24に対応するように配設された各光電変換素子
61〜64から構成され各素子からそれぞれ信号出
力を得るようになされている。
次に本発明の前記実施例の作動について説明す
る。
る。
第1図図示のものにおいてそれぞれ光源4,
4′から発生される光はコンデンサレンズ5,
5′を介して平行光線に変換される。これにより
移動格子1が照明されるとそれぞれ固定格子2上
には第3図に示す如くフレネル回折像(格子の
影)10が形成される。第3図においては一方の
照明系のセグメント例えば21,22について図示
されている。この場合照明方向を第3図図示の如
く角度θ1だけ変化させると格子の影10の位置は
移動格子1と固定格子2との格子間隔dと照明光
の入射角θ1より決まる変位量Δ即ちΔ=dtanθ1だ
け横方向に変位する。この変位量Δを位相角に変
換するとΔ/P×360度=φ度だけズレたことに
なる。
4′から発生される光はコンデンサレンズ5,
5′を介して平行光線に変換される。これにより
移動格子1が照明されるとそれぞれ固定格子2上
には第3図に示す如くフレネル回折像(格子の
影)10が形成される。第3図においては一方の
照明系のセグメント例えば21,22について図示
されている。この場合照明方向を第3図図示の如
く角度θ1だけ変化させると格子の影10の位置は
移動格子1と固定格子2との格子間隔dと照明光
の入射角θ1より決まる変位量Δ即ちΔ=dtanθ1だ
け横方向に変位する。この変位量Δを位相角に変
換するとΔ/P×360度=φ度だけズレたことに
なる。
第4図に図示の如く固定格子2中のセグメント
21,22に含まれている45度位相誤差は光源4と
コンデンサレンズ5との間隔l1をコンデンサレン
ズ5の焦点距離fにした場合即ち平行照明とした
場合には、光電変換によつて得られる45度位相関
係にあるべき2信号にパターン誤差分の位相が加
わることとなる。従つて本発明によれば光源4と
コンデンサレンズ5との間隔調整手段により間隔
l1をΔl1だけ変化させることにより、照明光を発
散又は収束させ、これにより固定格子2のセグメ
ント21,22上のフレネル回折像10の位置を変
位させて固定格子2のセグメント21,22間の各
パターンの位相誤差を除去することができるもの
である。例えば第2図において固定格子2中の前
記左右のセグメント21,22間の1/8Pにパター
ン誤差δ1の誤差がある場合には間隔l1を調整する
ことにより照明方向を調整して左右のセグメント
21,22上に形成される移動格子1のフレネル回
折像10の相対位置を2Δ=δ1となるようにずら
してやればよい。
21,22に含まれている45度位相誤差は光源4と
コンデンサレンズ5との間隔l1をコンデンサレン
ズ5の焦点距離fにした場合即ち平行照明とした
場合には、光電変換によつて得られる45度位相関
係にあるべき2信号にパターン誤差分の位相が加
わることとなる。従つて本発明によれば光源4と
コンデンサレンズ5との間隔調整手段により間隔
l1をΔl1だけ変化させることにより、照明光を発
散又は収束させ、これにより固定格子2のセグメ
ント21,22上のフレネル回折像10の位置を変
位させて固定格子2のセグメント21,22間の各
パターンの位相誤差を除去することができるもの
である。例えば第2図において固定格子2中の前
記左右のセグメント21,22間の1/8Pにパター
ン誤差δ1の誤差がある場合には間隔l1を調整する
ことにより照明方向を調整して左右のセグメント
21,22上に形成される移動格子1のフレネル回
折像10の相対位置を2Δ=δ1となるようにずら
してやればよい。
前記のパターン誤差δ1の補正についてさらに詳
細に説明する。例えば第4図において固定格子2
の格子ピツチ:P、セグメント21と22とのパタ
ーン誤差:δ1、移動格子1と固定格子2との格子
間間隔:d、コンデンサレンズ5の焦点距離:
f、セグメント21,22の光軸からの距離:h、
照明光の傾斜角:θ1、光源4とコンデンサレンズ
5との間隔:l1、その間隔調整量:Δl1とする。
前記の如くパターン誤差δ1を補正するためには回
折像10の変位量ΔをΔ=δ1/2となるようにす
る必要がある。従つてΔ=dtanθ1=δ1/2から
tanθ1=δ1/2dとなる。照明光に傾斜角θ1の傾斜角を 与えるためにはレンズの結像公式より以下の如く
光源4とコンデンサレンズ5との間隔調整量Δl1
を算出することができる。
細に説明する。例えば第4図において固定格子2
の格子ピツチ:P、セグメント21と22とのパタ
ーン誤差:δ1、移動格子1と固定格子2との格子
間間隔:d、コンデンサレンズ5の焦点距離:
f、セグメント21,22の光軸からの距離:h、
照明光の傾斜角:θ1、光源4とコンデンサレンズ
5との間隔:l1、その間隔調整量:Δl1とする。
前記の如くパターン誤差δ1を補正するためには回
折像10の変位量ΔをΔ=δ1/2となるようにす
る必要がある。従つてΔ=dtanθ1=δ1/2から
tanθ1=δ1/2dとなる。照明光に傾斜角θ1の傾斜角を 与えるためにはレンズの結像公式より以下の如く
光源4とコンデンサレンズ5との間隔調整量Δl1
を算出することができる。
第4図において固定格子2の格子ピツチ:P、
セグメント21と22とのパターン誤差:δ1、移動
格子1と固定格子2との格子間間隔:d、コンデ
ンサレンズ5の焦点距離:f、セグメント21,
22の光軸からの距離:h、コンデンサレンズと
固定格子の間隔:D、光源から格子位置hに向う
光線のコンデンサレンズ主平面上の光軸からの距
離:h1、照明光の傾斜角:θ、光源4とコンデン
サレンズ5との間隔:l、その間隔調整量:Δl
とする。
セグメント21と22とのパターン誤差:δ1、移動
格子1と固定格子2との格子間間隔:d、コンデ
ンサレンズ5の焦点距離:f、セグメント21,
22の光軸からの距離:h、コンデンサレンズと
固定格子の間隔:D、光源から格子位置hに向う
光線のコンデンサレンズ主平面上の光軸からの距
離:h1、照明光の傾斜角:θ、光源4とコンデン
サレンズ5との間隔:l、その間隔調整量:Δl
とする。
前記の如くパターン誤差δ1を補正するためには
回折像10の変位置ΔをΔ=δ1/2となるように
する必要がある。
回折像10の変位置ΔをΔ=δ1/2となるように
する必要がある。
従つてΔ=dtanθ1=δ1/2からtanθ1=δ1/2dと
な る。
な る。
照明光に傾斜角θ1の傾斜角を与えるためにはレ
ンズの結像公式より以下の如く光源4とコンデン
サレンズ5との間隔調整量Δl1を算出することが
できる。
ンズの結像公式より以下の如く光源4とコンデン
サレンズ5との間隔調整量Δl1を算出することが
できる。
Δ=(tanθ)・d ……(1)
Δ=δ/2⇒ tanθ=δ/2d
h1=h=Dtanθ ……(2)
レンズ結像公式より
1/−h1/tanθ+1/l=1/f ……(3)
(3)より
l=fh1/tanθ/f+h1/tanθ……(4)
(4)に(2)を代入して
l=f(h/tanθ−D)/f+h/tanθ−D
……(5) (1)を(5)に代入すると l=f(2dh/δ−D)/f+2dh/δ−D 故に Δl=f−l となる 従つて例えば1例としてδ1=1μm、d=20μm、
P=10μm、f=10mm、h=3mmとすると照明光
の傾斜角θ1はθ1=1.43度となり、このときのΔl1は
Δl1=0.77mmとなる。従つて光源4を間隔調整手
段により0.91mmだけコンデンサレンズ5側へ変位
させればよいこととなる。
……(5) (1)を(5)に代入すると l=f(2dh/δ−D)/f+2dh/δ−D 故に Δl=f−l となる 従つて例えば1例としてδ1=1μm、d=20μm、
P=10μm、f=10mm、h=3mmとすると照明光
の傾斜角θ1はθ1=1.43度となり、このときのΔl1は
Δl1=0.77mmとなる。従つて光源4を間隔調整手
段により0.91mmだけコンデンサレンズ5側へ変位
させればよいこととなる。
以上は2組の光源装置3,3′中の一方の光源
装置3の照明系に含まれるセグメント21,22の
位相誤差の除去について説明したが、他方の照明
系に含まれるセグメント23,24の位相誤差の除
去も前記と全く同様にして行うことができる。例
えばコンデンサレンズ5′の焦点距離とセグメン
ト23,24の光軸からの距離をそれぞれ前記の場
合と同一即ちfとhとし、照明光の傾斜角をθ2、
光源4′とコンデンサレンズ5′との間隔をl2、そ
の間隔調整量をΔl2とすればセグメント23と24
とのパターン誤差δ2は前記の場合と全く同様に
Δl2=f−l2に基いて光源4′とコンデンサレンズ
5′との間隔をΔl2だけ調整することにより除去で
きること明らかである。
装置3の照明系に含まれるセグメント21,22の
位相誤差の除去について説明したが、他方の照明
系に含まれるセグメント23,24の位相誤差の除
去も前記と全く同様にして行うことができる。例
えばコンデンサレンズ5′の焦点距離とセグメン
ト23,24の光軸からの距離をそれぞれ前記の場
合と同一即ちfとhとし、照明光の傾斜角をθ2、
光源4′とコンデンサレンズ5′との間隔をl2、そ
の間隔調整量をΔl2とすればセグメント23と24
とのパターン誤差δ2は前記の場合と全く同様に
Δl2=f−l2に基いて光源4′とコンデンサレンズ
5′との間隔をΔl2だけ調整することにより除去で
きること明らかである。
本発明においてはさらに例えば2組の照明光学
系即ち光源装置3,3′にそれぞれ対向して配列
されている各2つのセグメント21,22および2
3,24からなる2組の格子パターン間の位相誤差
を除去するようになされている。これについて第
5図に示す説明図に基いて説明する。第5図にお
いては第1図のものと同一部分には同一符号が付
けられている。前記2組の格子パターン間の位相
誤差例えばセグメント21とセグメント23のパタ
ーン間の位相誤差δ3を補正するために移動手段に
より一方の光源例えば光源4′をコンデンサレン
ズ5′に対し移動格子1の移動方向に相対的に平
行に移動させるものとする。この場合におけるコ
ンデンサレンズ5′の光軸上から移動格子1の移
動方向と平行な方向に光源4′までの距離をSと
し、その時の照明光の傾斜角をθ3とすれば前記と
同様にパターン間の位相誤差δ3はδ3=dtanθ3とな
る。さらに tanθ3=S/l2 であるから S/l2=δ3/d となりこれから S=δ3l2/d となる。従つてセグメント21と23との各組のパ
ターン間の位相誤差δ3を除去するためには光源
4′(又はコンデンサレンズ5′)を移動手段によ
り前記距離Sだけ移動させればよいこと明らかで
ある。
系即ち光源装置3,3′にそれぞれ対向して配列
されている各2つのセグメント21,22および2
3,24からなる2組の格子パターン間の位相誤差
を除去するようになされている。これについて第
5図に示す説明図に基いて説明する。第5図にお
いては第1図のものと同一部分には同一符号が付
けられている。前記2組の格子パターン間の位相
誤差例えばセグメント21とセグメント23のパタ
ーン間の位相誤差δ3を補正するために移動手段に
より一方の光源例えば光源4′をコンデンサレン
ズ5′に対し移動格子1の移動方向に相対的に平
行に移動させるものとする。この場合におけるコ
ンデンサレンズ5′の光軸上から移動格子1の移
動方向と平行な方向に光源4′までの距離をSと
し、その時の照明光の傾斜角をθ3とすれば前記と
同様にパターン間の位相誤差δ3はδ3=dtanθ3とな
る。さらに tanθ3=S/l2 であるから S/l2=δ3/d となりこれから S=δ3l2/d となる。従つてセグメント21と23との各組のパ
ターン間の位相誤差δ3を除去するためには光源
4′(又はコンデンサレンズ5′)を移動手段によ
り前記距離Sだけ移動させればよいこと明らかで
ある。
例えば各位相誤差がδ1=δ2=δ3=1μm、p=
10μm、d=20μm、f=10mm、D=20mm、h=
3mmとするとθ1=θ2=1.43度でΔl1=Δl2=0.91mm
となり、S=0.54mmとなるので、各位相誤差を除
去するためには間隔調整手段により光源4,4′
をそれぞれ0.91mmだけコンデンサレンズ5,5′
側へ変位させ、且つ一方の光源4′(又はコンデ
ンサレンズ5′)を移動手段により移動格子1の
移動方向に平行に0.54mmだけ移動させればよい。
10μm、d=20μm、f=10mm、D=20mm、h=
3mmとするとθ1=θ2=1.43度でΔl1=Δl2=0.91mm
となり、S=0.54mmとなるので、各位相誤差を除
去するためには間隔調整手段により光源4,4′
をそれぞれ0.91mmだけコンデンサレンズ5,5′
側へ変位させ、且つ一方の光源4′(又はコンデ
ンサレンズ5′)を移動手段により移動格子1の
移動方向に平行に0.54mmだけ移動させればよい。
次に本発明における光源とコンデンサレンズの
相対的移動を具体化した一例を第6図および第7
図に基いて説明する。
相対的移動を具体化した一例を第6図および第7
図に基いて説明する。
光源支持体9,9′は円柱状でありその円形の
前方の終端面の中央に光源4,4′が設けられ周
囲が螺刻されている。
前方の終端面の中央に光源4,4′が設けられ周
囲が螺刻されている。
固定ホルダー7,7′は円筒状をしておりその
内壁は螺刻され、光源支持体9,9′と枢着する
構成となつている。
内壁は螺刻され、光源支持体9,9′と枢着する
構成となつている。
光源支持体9,9′を回転させると固定ホルダ
ー7,7′と枢着されているため前記光源支持体
9,9′は固定ホルダー7,7′内を軸方向へ移動
する。
ー7,7′と枢着されているため前記光源支持体
9,9′は固定ホルダー7,7′内を軸方向へ移動
する。
また固定ホルダー7,7′の前方終端には第7
図に示す如くその外側壁に溝が周設されている。
図に示す如くその外側壁に溝が周設されている。
レンズ支持体8,8′は円筒状をなしその後方
終端部には突部が周設されており固定ホルダー
7,7′前方終端の溝と回動自在に嵌合している。
終端部には突部が周設されており固定ホルダー
7,7′前方終端の溝と回動自在に嵌合している。
そのレンズ支持体8,8′の前方終端にはコン
デンサレンズ5,5′がそのレンズ支持体8,
8′の回転中心とコンデンサレンズ5,5′の光軸
中心と一致しないように固設されている。
デンサレンズ5,5′がそのレンズ支持体8,
8′の回転中心とコンデンサレンズ5,5′の光軸
中心と一致しないように固設されている。
そのためレンズ支持体8,8′を回転させると
コンデンサレンズ5,5′の中心はレンズ支持体
8,8′の回転中心の周囲を回転する。
コンデンサレンズ5,5′の中心はレンズ支持体
8,8′の回転中心の周囲を回転する。
このレンズ支持体8,8′の前方には移動格子
及び固定格子(図示せず)が設けられさらにその
前方には検出器(図示せず)を設置してある。
及び固定格子(図示せず)が設けられさらにその
前方には検出器(図示せず)を設置してある。
実際使用する際には、1/8分割内挿において光
源装置を2つ用いる場合の調整手順は一方の光源
装置の光源支持体を回転させコンデンサレンズと
光源との間隔を変化させることによつて0゜と45゜
の位相関係の格子間の誤差を補正し、次に他方の
光源装置においても90゜と135゜との位相誤差の補
正を同様にして行う。
源装置を2つ用いる場合の調整手順は一方の光源
装置の光源支持体を回転させコンデンサレンズと
光源との間隔を変化させることによつて0゜と45゜
の位相関係の格子間の誤差を補正し、次に他方の
光源装置においても90゜と135゜との位相誤差の補
正を同様にして行う。
次に0゜と45゜の格子の組と90゜と135゜の格子の組
との間の誤差補正をレンズ支持体を回転させるこ
とによつてコンデンサレンズの中心が、レンズ支
持体の回転中心のまわりを回転する。
との間の誤差補正をレンズ支持体を回転させるこ
とによつてコンデンサレンズの中心が、レンズ支
持体の回転中心のまわりを回転する。
この偏心の移動格子の移動方向の変位量によつ
て2組の格子間の誤差の補正がされる。
て2組の格子間の誤差の補正がされる。
この場合2つの光源装置の少なくとも一方が移
動方向に移動可能な構成であればよい。
動方向に移動可能な構成であればよい。
本発明は以上の如く構成されているので例えば
前記実施例において内挿8分割を行う場合、45度
位相のパターンが36度の内挿誤差を有していると
きでも前記各手段により±0.1mmの精度でΔl1,
Δl2,Sの調整をすることにより内挿誤差を5度
乃至6度の誤差までに押え込むことができること
となる。
前記実施例において内挿8分割を行う場合、45度
位相のパターンが36度の内挿誤差を有していると
きでも前記各手段により±0.1mmの精度でΔl1,
Δl2,Sの調整をすることにより内挿誤差を5度
乃至6度の誤差までに押え込むことができること
となる。
さらに前記実施例においては2組の光源装置と
4つのセグメントとを使用するものについて述べ
たが、本発明は上記の実施例に限定されることな
く種々変形、変更を加え得ること勿論である。例
えば前記実施例では固定格子の配置を光源装置、
移動格子、固定格子、光電変換素子の順序に配置
したものについて述べたが、例えば固定格子と移
動格子との順序を入れ換えてもよく、さらに移動
格子を装着する移動体としては例えば直線運動体
又は回転運動体の何れでもよい。さらに固定格子
としては前記実施例に示された各セグメントの他
に第1図に示す如くその上下方向に各セグメント
と180度位相の関係にある他の格子パターン(セ
グメント25〜28)を配列し、且つこれらに対応
する光電変換素子65〜68を設けこれらの180度
位相の2つの信号を差動増巾して光源出力変動や
電源電圧変動による位相誤差を除去するようにし
てもよい。この場合には180度位相のパターンの
位相誤差はエンコーダーの内挿精度に影響を与え
るものでなく、且つこれらの位相関係は例えば前
記のような照明光学系の調整が行なわれても固定
格子上に形成される移動格子の回折像(影)は全
く同一方向に同一量だけ変位するので、差動増巾
後の出力変動も生ずることはない。さらにまた前
記実施例においては、固定格子の4つのセグメン
トの相対位相関係の配列として0度、45度、90
度、135度の順に配列したものについて説明した
が、例えば0度、90度、45度、135度のようにし
てもよく、その配列は任意に変え得るものであ
る。また固定格子の各セグメントを1つの基板上
にパターニングしたものに限定する必要もない。
さらに本発明によれば前記の如く各セグメントの
配列がどのような位相関係であつても調整により
所望の位相関係となるようにすることができるの
で例えば固定格子パターンとしては移動格子パタ
ーンと全く同じものを用いることもできることと
なり、格子パターンの製作が容易となるものであ
る。
4つのセグメントとを使用するものについて述べ
たが、本発明は上記の実施例に限定されることな
く種々変形、変更を加え得ること勿論である。例
えば前記実施例では固定格子の配置を光源装置、
移動格子、固定格子、光電変換素子の順序に配置
したものについて述べたが、例えば固定格子と移
動格子との順序を入れ換えてもよく、さらに移動
格子を装着する移動体としては例えば直線運動体
又は回転運動体の何れでもよい。さらに固定格子
としては前記実施例に示された各セグメントの他
に第1図に示す如くその上下方向に各セグメント
と180度位相の関係にある他の格子パターン(セ
グメント25〜28)を配列し、且つこれらに対応
する光電変換素子65〜68を設けこれらの180度
位相の2つの信号を差動増巾して光源出力変動や
電源電圧変動による位相誤差を除去するようにし
てもよい。この場合には180度位相のパターンの
位相誤差はエンコーダーの内挿精度に影響を与え
るものでなく、且つこれらの位相関係は例えば前
記のような照明光学系の調整が行なわれても固定
格子上に形成される移動格子の回折像(影)は全
く同一方向に同一量だけ変位するので、差動増巾
後の出力変動も生ずることはない。さらにまた前
記実施例においては、固定格子の4つのセグメン
トの相対位相関係の配列として0度、45度、90
度、135度の順に配列したものについて説明した
が、例えば0度、90度、45度、135度のようにし
てもよく、その配列は任意に変え得るものであ
る。また固定格子の各セグメントを1つの基板上
にパターニングしたものに限定する必要もない。
さらに本発明によれば前記の如く各セグメントの
配列がどのような位相関係であつても調整により
所望の位相関係となるようにすることができるの
で例えば固定格子パターンとしては移動格子パタ
ーンと全く同じものを用いることもできることと
なり、格子パターンの製作が容易となるものであ
る。
最後に本実施例において光透過形の光電式エン
コーダーについて説明したが、光反射形の光電式
エンコーダーについても同様の原理に基づいて調
整可能なことはいうまでもない。
コーダーについて説明したが、光反射形の光電式
エンコーダーについても同様の原理に基づいて調
整可能なことはいうまでもない。
第1は本発明の一実施例の概略説明図、第2図
は第1図の固定格子の1部の概略図、第3図乃至
第5図はそれぞれ第1図に示す実施例の作動を説
明するための説明用図面、第6図は本発明におけ
る光源とコンデンサレンズの相対的移動を具体化
した一例を示す概略構成図、第7図は第6図の1
部の拡大詳細図である。 1……移動格子、2……固定格子、21〜28…
…セグメント、3,3′……光源装置、4,4′…
…光源、5,5′……コンデンサレンズ、6,61
〜68……光電変換素子、7,7′……固定ホルダ
ー、8,8′……レンズ支持体、9,9′……光源
支持体、10……回折像。
は第1図の固定格子の1部の概略図、第3図乃至
第5図はそれぞれ第1図に示す実施例の作動を説
明するための説明用図面、第6図は本発明におけ
る光源とコンデンサレンズの相対的移動を具体化
した一例を示す概略構成図、第7図は第6図の1
部の拡大詳細図である。 1……移動格子、2……固定格子、21〜28…
…セグメント、3,3′……光源装置、4,4′…
…光源、5,5′……コンデンサレンズ、6,61
〜68……光電変換素子、7,7′……固定ホルダ
ー、8,8′……レンズ支持体、9,9′……光源
支持体、10……回折像。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 相対移動を検出する光電式エンコーダーにお
いて、相対移動方向に配列された符号化パターン
を有する第1格子と、前記第1格子と対向して配
置され、且つ相対移動が格子ピツチの1/8周期
(位相角で45度)で配置される少なくとも4つの
符号化パターンを前記第1格子の相対移動方向に
有する第2格子と、前記第2格子を照明する複数
の光源と、前記光源からの光を前記第1格子及び
前記第2格子に照射するための複数のレンズ部
と、前記レンズ部と前記光源との少なくとも一つ
に関し該光源を該レンズ部の光軸と離隔した位置
に配置し且つ前記レンズ部と前記光源とを相対的
に回転自在としこの回転により前記光源と前記レ
ンズ部の光軸との前記相対移動方向の距離が変化
するように前記光源と前記レンズ部とを支持する
支持部と、前記第1格子及び前記第2格子から前
記複数の第2格子毎の信号を得る検出器とを有
し、前記支持部において前記レンズ部と前記光源
とを相対的に回転させることにより一の光源と他
の光源からの光で得られた前記検出器の信号の位
相差が変化するように構成したことを特徴とする
光電式エンコーダー。 2 前記第2格子の有する複数種類の符号化パタ
ーンのそれぞれにつき略1/2周期(位相角で180
度)で、前記第1格子と対向してかつ相対移動方
向に対し垂直方向に配列された符号化パターンを
有する第2格子を具備することを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項記載の光電式エンコーダ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56055406A JPS57169613A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Photoelectric encoder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56055406A JPS57169613A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Photoelectric encoder |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57169613A JPS57169613A (en) | 1982-10-19 |
JPH0128887B2 true JPH0128887B2 (ja) | 1989-06-06 |
Family
ID=12997654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56055406A Granted JPS57169613A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Photoelectric encoder |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57169613A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3412128C1 (de) * | 1984-03-31 | 1985-05-09 | Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut | Positionsmesseinrichtung |
US4672201A (en) * | 1985-11-14 | 1987-06-09 | Acu-Rite Incorporated | Phase controlled incremental distance measuring system |
DE3616144A1 (de) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Heidenhain Gmbh Dr Johannes | Fotoelektrische messeinrichtung |
AT395914B (de) * | 1991-04-18 | 1993-04-26 | Rsf Elektronik Gmbh | Photoelektrische positionsmesseinrichtung |
AT404637B (de) * | 1993-01-21 | 1999-01-25 | Rsf Elektronik Gmbh | Photoelektrische positionsmesseinrichtung |
CN108571992B (zh) * | 2017-03-09 | 2020-04-21 | 曾吉旺 | 光学扫描式双层导光编码器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636014A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-09 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | Detection method |
-
1981
- 1981-04-13 JP JP56055406A patent/JPS57169613A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636014A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-09 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | Detection method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57169613A (en) | 1982-10-19 |
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