JPH0128865Y2 - - Google Patents

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JPH0128865Y2
JPH0128865Y2 JP1355487U JP1355487U JPH0128865Y2 JP H0128865 Y2 JPH0128865 Y2 JP H0128865Y2 JP 1355487 U JP1355487 U JP 1355487U JP 1355487 U JP1355487 U JP 1355487U JP H0128865 Y2 JPH0128865 Y2 JP H0128865Y2
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、不使用時の浄水器に残留した浄水に
雑菌が繁殖するのを防止するための蛇口へ連結し
て用いる浄水器に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、蛇口へ連結して用いる浄水器(蛇口よ
り浄水器を介して浄水を連続的に得るタイプのも
の、いわゆるワンウエイタイプのもの)の濾過槽
や殺菌槽などの処理槽から吐出された水(浄水)
は、不純物、残溜塩素などが取除かれているた
め、処理槽や浄水器の吐出側(例えば当該浄水器
がバイパス利用のタイプであれば、浄水が再び蛇
口に戻ることから、その帰路のバイパスホース
内)でその浄水が長時間滞溜した場合、殊に、夏
季において12時間程度以上滞溜した場合には、浄
水に若干残溜した雑菌や、浄水を放水するための
放出口から逆に侵入した雑菌が繁殖することがあ
る。
かかる場合、浄水器を次回使用する当初には雑
菌を含んだ水が吐出することとなり好ましくな
い。
そこで、特公昭56−1954号公報では浄水器の処
理槽中において、浄水を集水した集水管と、原水
(水道水)が充満された通路との接点で、原水の
水圧によつて閉栓し、止水時には自重によつて開
栓する自動弁を設け、止水時には処理槽内の浄水
中へ処理槽内の残溜原水を拡散させ、処理槽内で
雑菌の繁殖を防止する浄水器が提案されている。
しかしながら、かかる提案では浄水器の処理槽
内において、止水時には該処理槽への原水の流入
はないので、処理槽内の残溜原水と浄水とは拡散
によつてのみ混合水となるので、原水による殺菌
効果は少ない。殊に、処理槽に活性炭などを充填
した場合は著しい。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる従来技術の不都合を解
消するために案出されたもので、その要旨とする
ところは、蛇口へ連結して用いる浄水器の原水処
理槽における原水導入弁と、該原水導入弁に連通
され、かつ、蛇口側に設けられた切換コツクとか
らなり、該切換コツクは、前記浄水器使用の原水
を開閉する弁体と、原水を常時または随時、該浄
水器へ小量通水する手段とからなり、該原水導入
弁は、該浄水器使用時の水圧により原水通路と前
記処理槽とを開弁するとともに、前記切換コツク
における小量通水する手段による低水圧により、
該原水通路と該処理槽とを閉弁する主弁子と、該
浄水器使用時の水圧により該原水通路と残溜浄水
との間の、当該副弁子または弁シートに形成した
小径バイパス通路を閉弁し、かつ、前記低水圧に
より該小径バイパス通路を開弁する副弁子、とか
らなる浄水器を提供することにある。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す
実施例により詳細に説明する。先ず、本実施例の
設置状態を説明すれば、第6図に示すように、本
実施例の浄水器Kは、台所の流し台Nの近傍の壁
面に取付けられ、原水が往復する2本のバイパス
ホース(原水および浄水通路の一部をそれぞれ構
成する)Pおよび電源コードHが接続されてい
る。該バイパスホースPは水道の蛇口Jに付設さ
れた切換コツクVに連通している。そして、該浄
水器Kを使用するには、切換コツクVを切換えす
ることにより、通常1〜2.5Kg/cm2の水道圧で原
水を浄水器Kに通水し浄水とし、再び切換弁コツ
クVに戻し放水する。
かかる浄水器Kの構造の概要は、次のようにな
つている。すなわち、合成樹脂製の基台1にカバ
ー2を覆設し、該基台1の1側にはバイパスホー
スPと連結する原水入口継手3と浄水出口継手4
をそれぞれ設け、また、基台1の内部には、該原
水入口継手3と連通した、原水通路の一部を形成
する第1の通路5と、活性炭カートリツジ6の出
口7および殺菌筒8の入口9を連通した第2の通
路10と、殺菌筒8の出口11および前記浄水出
口継手4とを連通した、浄水通路の一部を形成す
る第3の通路12とをそれぞれ設けている。
前記第1の通路5の入口側には、ダイアフラム
13を介して圧力スイツチ14が臨設されてお
り、該第1の通路5の未端は活性炭カートリツジ
6の入口15と連通している。該入口15にはボ
ール逆止弁15aが内蔵されている。
前記活性炭カートリツジ6の上下にはフイルタ
ー16,17を張設し、これらフイルター16,
17を貫通して溢流パイプ18が植設している。
これらフイルター16,17間には活性炭19が
充満している。該溢流パイプ18の下端は前記出
口7に連通している。
前記殺菌筒8は紫外線ランプ20を挿入した中
筒21と、該中筒21を中心とする外筒22とか
ら構成されている。なお、23は紫外線ランプ点
灯を確認するモニターを示す。
ここにおいて本実施例は、特に次のような原水
導入弁Aを付設している。すなわち、第1図に図
示しているように、2個のボール弁体(主弁子と
副弁子)を採用した該原水導入弁Aは、原水入口
継手3と第1の通路5、および原水出口継手4と
第3の通路12との間に介在させている。該原水
導入弁Aのバルブ本体aの前側には原水入口継手
3と原水出口継手4がそれぞれ突設され、その反
対側には第1の通路5と第3の通路12とを連結
する連結部材24,25がそれぞれ突設されてい
る。該原水入口継手3には蛇口側入口26、該連
結部材24には浄水器側出口27、該連結部材2
5には浄水器側入口28、該原水出口継手4に蛇
口側出口29をそれぞれ開口し、これら26,2
7,28,29は連通路30にそれぞれ連通して
いる。該連通路30において、該蛇口側入口26
と該浄水器側出口27との間には、主弁子であ
る、第1のボール弁体31が介在し、該蛇口側入
口26と蛇口側出口29との間には、副弁子であ
る、第2のボール弁体32が介在している。該第
1のボール弁体31はプラグ33とバルブ本体a
の弁シート35に抱持され、該第2のボール弁体
32はプラグ36と弁シート35′に抱持されて
いる。なお、これらボール弁体31,32を押圧
するバネ59,59は同一強さのものを使用し、
その強さの調節はプラグ33,36の螺進により
行う。該プラグ36には複数の37を開口し、浄
水器側入口28と蛇口側出口29とを連通してい
る。該弁シート35′には複数の切欠溝38を刻
設して小径バイパス通路を形成し、第2のボール
弁体32が着座して、蛇口側入口26と蛇口側出
口29とは連通し、若干の原水が帰路バイパスホ
ースPに流れるようにしている。したがつて、切
換コツクVにより原水を低水圧にしても原水の小
量は帰路バイパスホースPへ導入される。
次に、本実施例は、第4図に示すような切換コ
ツクVを採用している。すなわち、給水栓(図示
せず)を備えた蛇口Jの開口拡径部39に切換コ
ツクVを吊設している。該切換コツクVは押えリ
ング40、袋ナツト41および切換弁本体42か
ら構成され、該切換弁本体42には2方向の放出
口43,44を設け、それぞれに弁座45,46
を設けている。該弁座45,46に着座するよう
に1個のボール弁体47を設け、該ボール弁体4
7はバネ48を介して抱持体49で抱持されてい
る。該抱持体49は、図示しないレバーで90゜回
動できるようになつている。以上の切換コツクV
の構造は公知のものである。
ここでかかる構造において、浄水器Kへの往路
バイパスホース継手50、浄水器Kからの帰路バ
イパスホース継手51を設けている。
また特に弁座45に、浄水器Kへ原水を小量通
水する手段としての、バイパスポート52を穿設
し、原水を放出口44、放水口53よりそのまま
放水するときには常時または随時、往路バイパス
ホースPへ小量原水を通水するようにしている。
したがつて、往路バイパスホースPへ流入した原
水は原水導入弁Aの小径バイパス通路38を通
り、帰路バイパスホースPの中に流入するので、
帰路バイパスホースPの浄水は原水と置換され
る。なお、該バイパスポート52に代え、ボール
弁体47を排出口43,44の中間位置、すなわ
ち、レバーを45゜回動した位置で、原水を放水口
53からそのまま放出しながら浄水器Kへも、分
岐路として、小量通水し、処理槽6,8へは流さ
ず小径バイパス通路38へ通水するようにしても
よい。
本実施例は以上のように構成したので、次のよ
うな使い方をする。すなわち、浄水を得ようとす
れば、蛇口Jの給水栓を開くとともに、切換コツ
クVを操作しボール弁体47を第4図2点鎖線で
示す位置にする。その結果、蛇口Jから原水は放
出口43より浄水器Kへの原水導入弁Aへ導入さ
れる。原水導入弁Aでは原水の圧力により第1の
ボール弁体31を開くとともに、第2のボール弁
体32をプラグ36の弁シート36aに着座させ
て閉塞する。次いで、第1の通路5では、ボール
逆止弁15aにより圧力室を形成するので、ダイ
アフラム13が押上げられ、圧力スイツチ14を
作動し、紫外線ランプ20を点灯する。ボール逆
止弁15aを通水した原水は、下方フイルター1
6、活性炭19および上フイルター17を上昇し
ながら濾過される。その間に原水中の塩素、ゴ
ミ、濁り、鉄サビやトリハロメタン、更には臭い
が除去される。次いで、浄化された水は溢液パイ
プ18より第2の通路10に流入し、上昇管(図
示せず)へ向け流下する途中で活性炭19を通り
抜けた残溜細菌を殺菌する。そして、完全に浄化
された浄水は、再び原水導入弁Aに流れる。原水
導入弁Aでは浄水器側入口28より窓37を経
て、蛇口側出口29、帰路バイパスホースPより
切換コツクVへ流出する。なお、第2のボール弁
体32は、往路バイパスホースPの方の圧力が高
いので開弁しない。
次に、処理槽における原水導入弁Aの第2の実
施例を第5図イ,ロに示すが、第3図と同一部分
は同一符号を付し、その説明を省略する。第2の
実施例ではスプール弁を採用し、蛇口側入口26
に背圧通路54を設け、該背圧通路54からの原
水の通常の圧力がピストン55の大径部56を押
圧するようにしている。該ピストン55には中径
部57と、小径バイパス通路である小径部58と
を更に連設し、前記大径部56を押圧する圧力に
抗するバネ59を付設している。なお、大径部5
6と中径部57の一部で主弁子を形成し、小径部
58と中径部57の一部で副弁子を形成してい
る。したがつて、切換コツクVを浄水器Kへ通水
するよう切換えると、原水は背圧通路54を経由
して大径部56を、バネ59および中径部57に
作用する原水の圧力に抗して、押圧する。その結
果、第5図ロのように蛇口側入口26と浄水器側
出口27とは連通し、原水は浄水器Kへ導入され
る。切換コツクVを放出口44に切換えると、原
水の圧力が低下しピストン55はバネ59に押さ
れ、第5図イの状態に復帰し、原水はバイパスポ
ート52、往路バイパスホースPを介してピスト
ン55の小径部58から帰路バイパスホースPへ
小量導入される。
要するに、これらの実施例の浄水器Kの使用方
法には、第1の方法として浄水を得る目的で切換
コツクVを切換え(第4図2点鎖線の位置)て使
用する場合には、その使用した後に、若干の時
間、原水を放出口44より放出するよう切換える
(第4図実線の位置)ことにより、帰路バイパス
ホースP内の浄水が原水と置換される方法と、第
2の方法として原水をそのまま放水した場合に
は、その放水中に帰路バイパスホースPの浄水は
自然に原水と置換れる方法とがある。
なお、本実施例の原水導入弁Aを浄水器K内の
残溜浄水の適宜の箇所(例えば、5と10)に設置
すれば、処理槽と帰路バイパスホース中の浄水が
原水と置換できる。
〔考案の効果〕
浄水器の不使用時に、処理槽または浄水通路に
残溜した浄水へ小量の原水を自動的に通水し置換
するので、殺菌効果が一段と向上するとともに、
きわめて至便な浄水器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を適用した浄水
器の一部破断底面図、第2図は第1図のX〜X断
面図、第3図は第1の実施例の拡大断面図、第4
図は第1の実施例に使用する切換コツクの断面
図、第5図イは第2の実施例で第3図に相当する
断面図、ロはイの作動図、第6図は第1図の浄水
器の設置状態図。 5……第1の通路、6……活性炭カートリツ
ジ、12……第3の通路、31……第1のボール
弁体、32……第2のボール弁体、35′……弁
シート、38……切欠溝、47……ボール弁体、
52……バイパスポート、a……バルブ本体、V
……切換コツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 蛇口へ連結して用いる浄水器の原水処理槽にお
    ける原水導入弁と、該原水導入弁に連通され、か
    つ、蛇口側に設けられた切換コツクとからなり、 該切換コツクは、前記浄水器使用の原水を開閉
    する弁体と、原水を常時または随時、該浄水器へ
    小量通水する手段とからなり、 該原水導入弁は、該浄水器使用時の水圧により
    原水通路と前記処理槽とを開弁するとともに、前
    記切換コツクにおける小量通水する手段による低
    水圧により、該原水通路と該処理槽とを閉弁する
    主弁子と、 該浄水器使用時の水圧により該原水通路と残留
    浄水との間の、当該副弁子または弁シートに形成
    した小型バイパス通路を閉弁し、かつ、前記低水
    圧により該小径バイパス通路を開弁する副弁子、 とからなる浄水器。
JP1355487U 1987-01-30 1987-01-30 Expired JPH0128865Y2 (ja)

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JPS63122690U JPS63122690U (ja) 1988-08-09
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