JP2505421Y2 - 浄水器用バルブ - Google Patents

浄水器用バルブ

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JP2505421Y2
JP2505421Y2 JP9964189U JP9964189U JP2505421Y2 JP 2505421 Y2 JP2505421 Y2 JP 2505421Y2 JP 9964189 U JP9964189 U JP 9964189U JP 9964189 U JP9964189 U JP 9964189U JP 2505421 Y2 JP2505421 Y2 JP 2505421Y2
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則男 早川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水道水を浄水器によって浄化するに際して
使用され、この浄水器にて浄化された水を選択的に吐出
するようにした浄水器用バルブに関するものである。
(従来の技術) 近年の水道水は強力な殺菌を行っている等の理由か
ら、そのまま飲料水とするには好ましくない場合が多い
ため、水道水を一旦浄水器を通して飲料水とすることが
行われている。そのための浄水器としては、種々な型式
のものが提案されてきているが、一般的には、実開昭61
−155096号公報、あるいは特開昭60−220183号公報にて
提案されているように、水道管あるいは蛇口に直接的に
接続するタイプのものが多い。
ところで、例えば近年流行してきている所謂システム
キッチンにおいては、その上面をスッキリさせるため
に、その特にシンクの近傍には突起物を設けないように
することが積極的に行われている。そうなると、従来の
ように浄水器を直接蛇口に取り付けるようなことは不可
能になってきており、勢い浄水器は第1図に示すように
シンクの下側に配置されることになる。しかしながら、
浄水器からの浄水はシンクの上側、すなわち人の手のと
どくところから吐出させなければならないから、浄水器
とその吐出口とは長いパイプ等で接続しなければならな
くなる。
以上のように、浄水器と吐出口とを長いパイプで接続
すると、このパイプの中に浄水が残ることになり、この
状態が長時間維持されると、空気中の細菌が侵入する等
して浄水が腐るということになる。浄水器は、水道の蛇
口のように頻繁に使用するものではないから、接続パイ
プ中の水が腐るという現象は常に生じ得るものである。
腐った水が残留していれば、これを排出するために、浄
水器への水の供給を長時間行わなければならないだけで
なく、これを誤って飲んだ場合には下痢等の病気の発生
も有り得るのである。
そこで、本考案者は、以上のような実状を改善するに
はどうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結
果、水道水中に含まれている殺菌のための塩素を有効に
利用するようにすることが良い結果を生むことに気付
き、本考案を完成したのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上のような経緯に基づいてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、浄水器の後流側に水
が残留したときのその水の腐敗である。
そして、本考案の目的とするところは、水道水中の塩
素を有効に利用できる構造とすることにより、浄水器の
後流側に残留する水を腐食させないようにできて、常に
きれいな浄水を利用することのできる浄水器用バルブを
簡単な構成によって提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案の採った手段
は、実施例において使用する符号を付して説明すると、 「浄水器(40)と水道管(30)とが接続されて、この
水道管(30)からの水を浄水器(40)にて浄化した後に
吐出口(19)から選択的に吐出させるようにした浄水器
用バルブ(10)であって、 そのバルブ本体(11)内に、水道管(30)に連通する
一次供給室(12)と、浄水器(40)の流入口(41)側に
連通する二次供給室(13)と、浄水器(40)の流出口
(42)側に連通する一次浄水室(14)と、一次供給室
(12)と二次供給室(13)とにそれぞれ連通する弁体収
納室(16)と、この弁体収納室(16)に隔壁(17)を介
して隣接しかつ一次浄水室(14)に連通する二次浄水室
(15)とを区画して設けるとともに、 隔壁(17)に弁体収納室(16)と二次浄水室(15)と
を連通させる開口(18)を形成し、かつバルブ本体(1
1)に設けたハンドル(22)によって開口(18)に向け
て進退する弁体(20)を弁体収納室(16)内に配置した
ことを特徴とする浄水器用バルブ(10)。」 である。
(考案の作用) 以上のように構成した本考案に係る浄水器用バルブ
(10)の作用を以下に説明する。
まず、この浄水器用バルブ(10)は、そのバルブ本体
(11)をシンク等の天板に対して固定することにより、
第1図及び第2図に示したように配置されるのである
が、この浄水器用バルブ(10)にはシンクの下側に配置
される水道管(30)が接続される。また、この浄水器用
バルブ(10)に対しては、シンクの下側に配置される浄
水器(40)の源水パイプ(43)及び浄水パイプ(44)も
接続されるのであり、この浄水器用バルブ(10)の上部
には吐出口(19)が位置するものである。
以上のようにシンク等に取り付けた浄水器用バルブ
(10)が「閉」の場合には、第3図に示すような状態に
ある。すなわち、この場合には、水道管(30)に連通し
ている一次供給室(12)が、弁座(23)に着座している
弁体(20)によって、弁体収納室(16)には連通してい
ない状態になっている。すなわち、この状態では、水道
管(30)からの水道水は他には流れないようになってい
る。
ハンドル(22)を操作して弁体(20)を隔壁(17)に
着座させる、すなわちこの浄水器用バルブ(10)を
「開」の状態にすると、水道管(30)に連通している一
次供給室(12)は弁体収納室(16)内に連通する。この
弁体収納室(16)は二次供給室(13)に連通しているか
ら、弁体収納室(16)を通して供給された水道水は二次
供給室(13)に接続してある源水パイプ(43)を介して
浄水器(40)内に入って所定の浄化がなされる。この浄
水器(40)にて浄化された水は、浄水器(40)に接続し
た浄水パイプ(44)を介して一次浄水室(14)内に入
り、この一次浄水室(14)に連通している二次浄水室
(15)側に流れる。本実施例においては、この二次浄水
室(15)内に流れた浄水の圧力が逆止弁(50)による設
定圧力よりも高い場合に、バルブ本体(11)の上部に設
けた吐出口(19)からこの浄水が吐出されるのである。
次いで、ハンドル(22)を操作してこの浄水器用バル
ブ(10)を再び「閉」の状態にすると、第3図に示した
状態にもどる。このとき、殺菌のための塩素を含有した
水道水が、弁体収納室(16)、二次供給室(13)、及び
源水パイプ(43)内に残ることになり、しかもこれらの
中の残留した塩素を含有した水は弁体収納室(16)と二
次浄水室(15)との間に設けた開口(18)から二次浄水
室(15)及び一次浄水室(14)内の浄水と混合し得る状
態となる。
すなわち、この浄水器用バルブ(10)においては、こ
れを「閉」の状態としたときに、浄水器(40)の後流側
に位置する浄水パイプ(44)、一次浄水室(14)及び二
次浄水室(15)内に、殺菌能力のない浄水がのこること
になるのであるが、この残留浄水に対して殺菌能力のあ
る弁体収納室(16)、二次供給室(13)、及び源水パイ
プ(43)内の水道水を混合し得る状態が積極的に作り出
されるのである。従って、仮りに残留浄水中に僅かに雑
菌が残っていても、あるいは二次浄水室(15)等に外部
の雑菌が侵入したとしても、これらの雑菌は隔壁(17)
の開口(18)を通して混入する水道水中の塩素によって
殺菌され、浄水器(40)の後流側にて浄水が長時間残留
したとしてもこれが腐敗するようなことはないのであ
る。
特に、この浄水器用バルブ(10)を「開」から「閉」
に移行する場合の状態を詳しく検討してみると、ハンド
ル(22)の操作によって開口(18)を塞いでいた弁体
(20)がその弁座(23)に着座するまでには一定の時間
がかかる。この時間内に、一次供給室(12)から所定の
圧力で供給されている塩素を含む水道水は、隔壁(17)
の開口(18)を通して二次浄水室(15)内へも積極的に
流入するものである。従って、当該浄水器用バルブ(1
0)が完全に「閉」の状態になったときには、隔壁(1
7)の開口(18)を通して積極的に供給された塩素を含
む水道水が二次浄水室(15)内の浄水を吐出口(19)側
に強制的に押し出してこれと入れかわるのである。換言
すれば、浄水器用バルブ(10)を「閉」の状態にしたと
き、浄水器(40)の後流側に残留する水は、これを殺菌
するための充分な塩素を含んだ状態となっているのであ
る。
(実施例) 次に、本考案に係る浄水器用バルブ(10)につい図面
を参照して詳細に説明する。
第1図には本考案に係る浄水器用バルブ(10)を、シ
ステムキッチンのシンクの上面に取り付けた状態が示し
てあり、この浄水器用バルブ(10)は、そのバルブ本体
(11)の側方に設けたハンドル(22)を操作することに
より、水道管(30)を介して供給された水を浄水器(4
0)にて浄化した後に、吐出口(19)から吐出するよう
にしたものである。すなわち、この浄水器用バルブ(1
0)に対しては、第1図及び第2図にて示したように、
そのバルブ本体(11)の下部にて、水道管(30)、源水
パイプ(43)及び浄水パイプ(44)が接続されるもので
あり、源水パイプ(43)と浄水パイプ(44)間には水道
水を浄化するための浄水器(40)が介装されるのであ
る。なお、本実施例においては、吐出口(19)をバルブ
本体(11)の上端に設けた例について図示してあるが、
この吐出口(19)はバルブ本体(11)の側部に設けて実
施してもよいものである。
本実施例においては、第3図及び第4図に示すよう
に、バルブ本体(11)の下部に、水道管(30)に連通す
る一次供給室(12)と、この一次供給室(12)に後述の
弁体収納室(16)を介して連通する二次供給室(13)
と、この二次供給室(13)とは独立する一次浄水室(1
4)とが形成してある。二次供給室(13)には源水パイ
プ(43)が接続されるのであり、この源水パイプ(43)
の他端に浄水器(40)の流入口(41)が接続され、また
浄水器(40)の流出口(42)には浄水パイプ(44)が接
続される。この浄水パイプ(44)の他端は一次浄水室
(14)側に接続されて、浄水器(40)にて浄化された水
をこの一次浄水室(14)内に送り込むようになってい
る。
これらの一次供給室(12)、二次供給室(13)及び一
次浄水室(14)の上部に位置するバルブ本体(11)に
は、第3図にて示したように、一次供給室(12)に連通
する弁体収納室(16)と、この弁体収納室(16)に隣接
して一次浄水室(14)に連通する二次浄水室(15)が形
成してある。これらの弁体収納室(16)と二次浄水室
(15)とは隔壁(17)を介して隔離してあるが、この隔
壁(17)には弁体収納室(16)と二次浄水室(15)とを
連通させるための開口(18)が形成してある。そして、
二次浄水室(15)には逆止弁(50)を介して吐出口(1
9)が接続してあり、この吐出口(19)から浄水器(4
0)にて浄化された浄水を吐出するようにしてある。な
お、逆止弁(50)を設けることは必ずしも必要ではない
が、仮に吐出口(19)に水を使用する他の機器が接続さ
れた場合に、この機器からの水の逆流をこの逆止弁(5
0)によって防止できるものである。
弁体収納室(16)内には弁体(20)が収納してあり、
この弁体(20)は、二次浄水室(15)とは反対側にて弁
体収納室(16)に隣接する部屋内に収納される回動軸
(21)の先端に設けたものであり、当然隔壁(17)に形
成した開口(18)より大きなものである。回動軸(21)
の一端にはハンドル(22)が固定的に連結されるもので
あり、このハンドル(22)の回動操作により、回動軸
(21)は弁座(23)に対して螺進螺退するものとしてあ
る。
なお、本実施例において使用した浄水器(40)として
は種々な型式のものが採用し得るものであり、特に限定
されるものではない。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案においては、上記実施例に
て例示した如く、 「浄水器(40)と水道管(30)とが接続されて、この
水道管(30)からの水を浄水器(40)にて浄化した後に
吐出口(19)から選択的に吐出させるようにした浄水器
用バルブ(10)であって、 そのバルブ本体(11)内に、水道管(30)に連通する
一次供給室(12)と、浄水器(40)の流入口(41)側に
連通する二次供給室(13)と、浄水器(40)の流出口
(42)側に連通する一次浄水室(14)と、一次供給室
(12)と二次供給室(13)とにそれぞれ連通する弁体収
納室(16)と、この弁体収納室(16)に隔壁(17)を介
して隣接しかつ一次浄水室(14)に連通する二次浄水室
(15)とを区画して設けるとともに、 隔壁(17)に前記弁体収納室(16)と二次浄水室(1
5)とを連通させる開口(18)を形成し、かつバルブ本
体(11)に設けたハンドル(22)によって開口(18)に
向けて進退する弁体(20)を弁体収納室(16)内に配置
したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより、水道水中の塩
素を有効に利用できる構造とすることができて、浄水器
の後流側に残留する水を腐敗させないようにでき、常に
きれいな浄水を利用することのできる浄水器用バルブ
(10)を簡単な構成によって提供することができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る浄水器用バルブ(10)を取り付け
たシステムキッチンの部分斜視図、第2図は浄水器用バ
ルブ(10)の正面図、第3図は浄水器用バルブ(10)の
拡大縦断面図、第4図は第3図のI−I線に沿ってみた
横断面図である。 符号の説明 10……浄水器用バルブ、11……バルブ本体、12……一次
供給室、13……二次供給室、14……一次浄水室、15……
二次浄水室、16……弁体収納室、17……隔壁、18……開
口、19……吐出口、20……弁体、22……ハンドル、23…
…弁座、30……水道管、40……浄水器、41……流入口、
42……流出口、43……源水パイプ、44……浄水パイプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浄水器と水道管とが接続されて、この水道
    管からの水を前記浄水器にて浄化した後に吐出口から選
    択的に吐出させるようにした浄水器用バルブであって、 そのバルブ本体内に、前記水道管に連通する一次供給室
    と、前記浄水器の流入口側に連通する二次供給室と、前
    記浄水器の流出口側に連通する一次浄水室と、前記一次
    供給室と二次供給室とにそれぞれ連通する弁体収納室
    と、この弁体収納室に隔壁を介して隣接しかつ前記一次
    浄水室に連通する二次浄水室とを区画して設けるととも
    に、 前記隔壁に前記弁体収納室と二次浄水室とを連通させる
    開口を形成し、かつ前記バルブ本体に設けたハンドルに
    よって前記開口に向けて進退する弁体を前記弁体収納室
    内に配置したことを特徴とする浄水器用バルブ。
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