JPH01286755A - 車両用発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車などに塔載された車両用発電機に係り、
特に半導体電圧調整器と発電機のブラシとを、簡単な構
造で電気的に相互接続するに好適なブラシ保持器を具備
した車間用発電機に関する。

〔従来の技術〕

自動車などの車両に塔載された発電機には、半導体電圧
調整器が設けられている。この半導体電圧調整器は通常
プラスチック製のケース内に収納され、ウレタンまたは
シリコン樹脂などが充填されて保護されている。このケ
ースは一方の面が冷却用のヒートシンクが形成された底
抜が閉塞されており、他方の面は蓋体によって覆われて
いる。

そして内部に前記樹脂を充填する充填口を極力小さくす
る構造となっている。

上記のように構成された車両用発電機において。

従来は半導体電圧調整器と発電機のブラシ保持器に収納
されたブラシとを電気的に接続するために、ブラシ保持
器にブラシ接続用の端子を設け、この端子と前記電圧調
整器の端子とを配線ケーブルによって接続していた。

なお、この種の車両用発電機に関する提案としては特開
昭５７−１１６５６９号公報に記載されたものが公知で
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上記従来技術によると、半導体電圧調整器
とブラシとを電気的に接続するために、ブラシ保持器に
端子盤を設けてこの端子盤に形成された端子と前記電圧
調整器とを配線ケーブルによって連結しなければならず
、構造が複雑となり組立工数が増大するという問題があ
った。また前記公報に記載された提案はこの点について
は配慮されていなかった。

本発明の目的は、簡単な構造で容易に半導体電圧調整器
とブラシとを電気的に接続することのできるブラシ保持
器を具備した車間用発電機を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、本発明に係る車両用発電機は
、発電機外部の結線用コネクタが一体化されたケースに
収納した半導体電圧調整器と、半導体電圧調整器の端子
と電気的に接続された一対のブラシを収納したブラシ保
持器とを具備し、ボルトでエンドブラケットに共締めさ
れる車両用発電機において、ケースの一方の面を形成す
る蓋体をブラシ保持器側に配置し、蓋体の一端にブラシ
保持器のブラシ収納穴に対抗するひさし形状の突出部を
設け、この突出部及びその他端部に半導体電圧調整器と
ブラシとを相互接続するそれぞれの端子を埋込み、その
蓋体をケースとの間に挟持してエンドブラケットに固定
されるブラシ保持器を具備するように構成する。

〔作用〕

上記の構成によると、半導体電圧調整器の一面を覆う蓋
体が端子盤の機能を有し、この蓋体に設けられた端子を
介して、ケース内に収納された前記電圧調整器の端子と
、ブラシ保持器内に収納されたブラシとが相互接続され
る。

そして蓋体はケースとブラシ保持器との間に挟持されて
ボルトによりエンドブラケットに共締される。

〔実施例〕

以下、本発明に係る車間用発電機の一実施例を図面を参
照して説明する。

第１図に本発明の一実施例を示す８図において、半導体
電圧調整１）１は、発電機外部の結線用コネクタ２が一
体に形成されたプラスチックよりなるケース３内に収納
され、ウレタンまたはシリコン樹脂などが充填されて保
護されている。またケース３の一面は冷却用シートシン
ク４が形成された底板によって閉塞されており、この底
板に対向する他の一面は蓋体５によって閉塞されている
。そして前記半導体電圧調整器１の１対の端子６ａ。

６ｂは、前記ケース３の下面から突出している。

一方、前記蓋体５の上部にはケース３に対して反対側に
突出して、ひさし形状の突出部７が一体に形成されてお
り、この突出部７には１対の端子８ａ、８ｂが埋め込ま
れて一体に成形されている。

また蓋体５の下端にはこれらの端子８ａ、８ｂにそれぞ
れ電気的に接続された端子９ａ、９ｂが突出して設けら
れており、これらの端子９ａ、９ｂは前記ケース３の下
面から突出して設けられた電圧調整器１の端子６ａ、６
ｂとそれぞれ対向する位置にあり、接続可能となってい
る。

また発電機本体１０の上部にはブラシ保持器１１が設け
られており、このブラシ保持器１１に形成された１対の
ブラシ収納穴１１ａ、ｌｌｂには、それぞれブラシ１２
ａ、１２ｂが摺動可能に収納されている。そしてブラシ
収納穴１１ａ。

１１ｂは前記蓋体５の上部の突出部７に設けられた端子
８ａ、８ｂにそれぞれ対向する位置にある。

またブラシ保持器１１の両側には取付用アーム１３　ａ
　ｔ、　１３　ｂが設けられており、ブラシ１２ａ。

１２ｂの上端にはそれぞれスプリング１４ａ。

１４ｂが取り付けられている。

次に本実施例の組立手順を説明する。蓋体５をケース３
とブラシ保持器１１との間に挟持し、それぞれに形成さ
れた１対の取付孔を介してボルト１５ａ、１５ｂを挿入
し、図示せぬエンドブラケットに発電機本体１０ととも
に一体に固定する。

このとき蓋体５の下端に設けられた１対の端子９ａ、９
ｂは、それぞれケース３の下部から突出した半導体電圧
調整器１の端子６ａ、６ｂに接続する。同時に蓋体５の
上部突出部７に設けられた端子８ａ、８ｂに、それぞれ
スプリング１４ａ。

１４ｂを介してブラシ１２ａ、１２ｂが弾性的に当接し
接続する。すなわち、半導体電圧調整器１の端子６ａ、
６ｂとブラシ１２ａ、１２ｂとがそれぞれ電気的に接続
する。

本実施例によれば、半導体電圧調整器１を収納するケー
ス３を被覆するために設けられた蓋体５に、電圧調整器
１とブラシ１２とを電気的に相互接続する配電盤とし°
ての機能を持たせることができるので、部品点数及び組
立工数を削減することができ、発電機の構造を小型化、
簡素化することができる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、車両用発電機に設けら
れた半導体電圧調整器を収納するケースの蓋体に、この
電圧調整器とブラシとを電気的に接続する配電盤として
の機能を持たせるようにしたので、部品点数及び組立工
数を削減し、発電機の構造を小型化、簡素化することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用発電機の一実施例を示す分
解斜視図である。 １・・・半導体電圧調整器、３・・・ケース、５・・・
蓋体。 ６．８，９・・・端子、１ｏ・・・発電機本体、１１・
・・ブラシ保持器、１２・・・ブラシ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、発電機外部の結結用コネクターが一体化されたケー
   スに収納した半導体電圧調整器と、該半導体電圧調整器
   の端子と電気的に接続された一対のブラシを収納したブ
   ラシ保持器とを具備し、ボルトでエンドブラケットに共
   締めされる車両用発電機において、前記ケースの一方の
   面を形成する蓋体を前記ブラシ保持器側に配置し、該蓋
   体の一端に前記ブラシ保持器のブラシ収納穴に対抗する
   ひさし形状の突出部を設け、該突出部及びその他端部に
   前記半導体電圧調整器と前記ブラシとを相互持続するそ
   れぞれの端子を埋込み、その蓋体を前記ケースとの間に
   挟持して前記エンドブラケットに固定されるブラシ保持
   器を具備することを特徴とする車両用発電機。