JPH0128673Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0128673Y2
JPH0128673Y2 JP19092585U JP19092585U JPH0128673Y2 JP H0128673 Y2 JPH0128673 Y2 JP H0128673Y2 JP 19092585 U JP19092585 U JP 19092585U JP 19092585 U JP19092585 U JP 19092585U JP H0128673 Y2 JPH0128673 Y2 JP H0128673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
opening
closing
processing tank
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19092585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6298229U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19092585U priority Critical patent/JPH0128673Y2/ja
Publication of JPS6298229U publication Critical patent/JPS6298229U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0128673Y2 publication Critical patent/JPH0128673Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Weting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は半導体の化学処理用あるいは洗浄処理
用の薬液が収容されている処理槽の蓋を自動的に
開閉する装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 第3図には半導体等のワークを処理する処理工
程の一例が示されている。図において、工程ライ
ンには前処理槽1と、処理槽としての薬液槽2
と、後処理槽3とが連続的に配置され、前記前処
理槽1には水等の前処理液が収容され、また、薬
液槽2には有機溶剤等の薬液が収容されており、
さらに、後処理槽3には水等の後処理液が収容さ
れている。これら前処理槽1、薬液槽2および後
処理槽3の上方にはワーク搬送路4が設けられて
おり、ワークはこのワーク搬送路4に沿つて間欠
移送され、各槽の位置で収容液に浸され、順次、
前処理、薬液処理および後処理が行われるのであ
る。
ところで、前記薬液処理においては、人体に有
害な薬液を使用しなければならない場合があり、
その害をできるだけ防止するために、薬液槽2に
開閉蓋を設け、薬液にワークを浸すときと薬液か
らワークを引き上げるとき以外は開閉蓋を閉じて
おくことによつて、薬液からの有害蒸発物の飛散
が防止されている。
この種の開閉蓋付きの薬液槽として従来から第
4図および第5図に示すものが広く使用されてい
る。第4図に示す薬液槽2は槽容器の一端側にピ
ン6によつて開閉蓋5を回動自在に設けたもの
で、いわゆる片開き用開閉蓋付きの薬液槽2であ
る。
これに対し、第5図に示すものは開閉蓋5をス
ライド自在に設けた、いわゆるスライド開閉蓋付
きの薬液槽2である。これらの各薬液槽2の開閉
蓋5はいずれも図示されていない蓋開閉用の駆動
機構に連係されており、制御回路(図示せず)に
よる指令によつて前記駆動機構を動作すること
で、各開閉蓋5はワークの上昇および降下に際
し、自動的に開閉制御されるものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記第4図に示す薬液槽2にお
いては、開閉蓋5が片開きのため、該開閉蓋5の
回動半径が大きくなり、該開閉蓋5とワーク搬送
路4との接触を避けるために、ワーク搬送路4を
高い位置に設ける必要があつた。そのため、ワー
ク搬送路4から各槽の処理液へワークを出入する
ためのストロークSが大きくなり、ワーク処理の
時間節減を図れないという問題があつた。
また、第5図に示す薬液槽2を使用する場合に
は、開閉蓋5を引き込むためのスペースLを必要
とするため、作業空間の有効利用が図れないとい
う問題があり、また、引き込んだ開閉蓋5の下面
に付着した薬液が落下するのを受け止める受け皿
を用意しなければならないという面倒がある。
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、ワーク処理の時
間節減および作業空間の有効利用をともに図るこ
とができ、かつ、薬液落下用の受け皿を用意する
面倒がない処理槽の蓋開閉装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために次のように
構成されている。すなわち、本考案は、処理槽の
上面を開閉する開閉蓋と;この開閉蓋を開閉駆動
する駆動機構と;この駆動機構の動作を制御する
制御回路と;を具備する処理槽の蓋開閉装置にお
いて、前記開閉蓋は、処理槽の一端側に回動自在
に設けられ処理槽上面のほぼ半分を覆う第1の蓋
と;処理槽の他端側に回動自在に設けられ先端部
が前記第1の蓋の上側から重なり合つて処理槽上
面の他の半分を覆う第2の蓋と;からなる両開き
の蓋によつて構成されている処理槽の蓋開閉装置
である。
(作用) 上記構成からなる本考案において、ワーク(半
導体)の薬液処理に際し、処理槽の開閉蓋の開閉
動作は次のようにして行われる。
まず、ワークが周知の搬送手段によつて処理槽
(薬液が収容されている槽)上に搬送されて来た
とき、制御回路から開指令が出力される。この開
指令を受けて駆動機構が開蓋動作を行う結果、第
1の蓋および第2の蓋はそれぞれ開蓋する向きに
回動し、開閉蓋は両開きの状態になる。
この状態で、ワークが薬液中に浸されるが、こ
のワークの浸漬完了時に制御回路から閉指令が出
力される。駆動機構はこの閉指令を受けて第1の
蓋および第2の蓋を開時と逆向きに回動する結
果、前記第1の蓋および第2の蓋はともに閉じら
れる。
次に、この状態から一定時間経過したときに、
制御回路から開指令が出力され、前記の場合と同
様に第1の蓋および第2の蓋が開かれ、薬液中の
ワークが引き上げられる。そして、この引き上げ
完了と同時に、制御回路から蓋の閉指令が出力さ
れ、前記の場合と同様に、第1の蓋および第2の
蓋の閉動作が行われ、第1の蓋および第2の蓋は
初期の動作状態に戻る。以下、これらの一連の動
作を繰り返すことにより、ワークの薬液処理が
次々に行われることとなるのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図には本考案に係る一実施例の構成が
示されており、第2図には第1図における薬液槽
2の断面図が示されている。
第1図において、薬液槽(処理槽)2の左側壁
上端部には紙面側と裏面側に互いに対向させて一
対の軸受板7および同7′が固定されており、同
様に、右側壁上端部には一対の軸受板8および同
8′(8′は図示せず)が固定されている。
そして、各一対の軸受板7および同7′と、同
8および同8′との間には対応する回動軸9およ
び同10が回動自在に架設されている。
そして、回動軸9には一対の蓋固定金具11が
固定され、さらに、この蓋固定金具11には薬液
槽2の上面のほぼ半分を覆う第1の蓋13が固定
されている。同様に、回動軸10には蓋固定金具
12を介して前記薬液槽2の上面の残りの半分を
覆う第2の蓋14が固定されている。
これら第1の蓋13および第2の蓋14の先端
対向面にはそれぞれ段差面が設けられ、この段差
面同志が嵌まり合うことで、該第1の蓋13と第
2の蓋14とは段差なく重なり合うようになつて
いる。一方、第1図および第2図に示すように、
前記各回動軸9および同10の一端側にはアーム
15が嵌合固定されており、該アーム15にはピ
ン16を介して対応するエアシリンダ17aおよ
び同17bのロツド18が回動自在に固定されて
いる。そしてエアシリンダ17aおよび同17b
の基部側は固定ピン19を介して薬液槽2の側壁
に回動自在に固定されている。
エアシリンダ17aおよび同17bにはエアー
供給源21から対応する電磁弁22a又は同22
bを介して供給されるエアーのエア通路24aお
よび同24bが設けられており、周知のように、
このエア通路24aおよび同24bを切り替える
ことにより、ロツド18を上下所望の向きに移動
できるようになつている。
本実施例では、ロツド18が上昇することによ
り、回動軸9は時計方向へ、回動軸10は反時計
方向へそれぞれ回動し、第1の蓋13および第2
の蓋14の閉蓋動作が行われ、また、ロツド18
の下降により回動軸9および同10はロツド上昇
時と逆の方向に回動し、第1の蓋13および第2
の蓋14の開蓋動作が行われる。
本実施例において、ロツド18を含むエアシリ
ンダ17aおよび同17bと、ピン16と、アー
ム15と、回動軸9および同10と、蓋固定金具
11および同12と、固定ピン19とはロツド1
8の直進運動を第1の蓋13および第2の蓋14
の回動運動に変換伝達するエアシリンダ機構20
を構成するものである。
ところで、第1図に示すエアー供給源21から
エアシリンダ17aおよび同17bの動作口へ供
給するエアーの切り換え、すなわち、エアシリン
ダ17aおよび同17bの動作切り換えは、電磁
弁22aおよび同22bにより対応するエアシリ
ンダ17aおよび同17bの各動作口へのエア通
路24aおよび同24bを開閉制御することによ
り行われている。そして、この電磁弁22aおよ
び同22bの開閉動作は制御回路23からの指令
によつて行われている。該制御回路23は、コン
ピユータ回路、シーケンス回路、その他各種態様
の回路によつて構成可能であり、本実施例では構
成の簡単なリレー回路を使用している。
この制御回路23はワークの下降開始直前に蓋
の開指令を出力し、また、ワークの引き上げ完了
直後に蓋の閉指令を出力する。
本実施例における制御回路23は、該制御回路
23から電磁弁22aへ加える指令と電磁弁22
bへ加える指令との出力タイミングをわずかにず
らす特徴的なタイミング調整回路を有している。
すなわち、開指令の出力に際しては、電磁弁2
2aへ加える開指令よりも電磁弁22bへ加える
開指令をわずかに早く出力し、また、閉指令の出
力に際しては、その逆に、電磁弁22aへ加える
閉指令を電磁弁22bへ加える閉指令よりもわず
かに早く出力する。したがつて、開蓋時には、第
2の蓋14が開動作した後に第1の蓋13が開か
れることとなり、また、閉蓋時には、第1の蓋1
3の閉蓋後に第2の蓋14が閉じられる。
この結果、蓋の開閉時に第1の蓋13と第2の
蓋14とがかみ合うことがなく、極めて円滑に蓋
の開閉動作を行うことができ、また、閉蓋中は、
薬液槽2の良好な気密閉鎖状態を維持することが
できる。
上記のように、本実施例では、薬液槽2の開閉
蓋を第1の蓋13と第2の蓋14とによつて両開
き状に構成しているから、従来例の片開きの蓋の
場合に比べ、ワーク搬送路を低い位置に設けるこ
とが可能となる。この結果、ワークの薬液処理の
ための上下移動ストロークSを小さくすることが
可能となり、これにより、薬液処理の時間節減を
効果的に図ることができる。
なお、上記実施例では、第1の蓋13と第2の
蓋14の駆動機構をエアシリンダ機構20によつ
て構成しているが、これを他の機構、例えば、電
動シリンダ機構によつて構成することも可能であ
る。この場合は、モータの回転によつて進退する
電動ロツドの直進運動を第1の蓋13および第2
の蓋14の回動運動に変換伝達するように構成す
ればよい。
(考案の効果) 本考案は以上説明したような構成と作用とを有
しているので、処理槽に片開きの蓋を付けた場合
に比べ、ワーク搬送路を低い位置に設けることが
できる。この結果、薬液処理時におけるワークの
上下ストロークを小さくでき、薬液処理の時間短
縮を図ることが可能である。また、処理槽に両開
きの蓋を設けているから、スライド式の蓋に不可
欠な処理液落下受け用の受け皿を用意する面倒が
なく、また、蓋の引き込み用スペースも不要とな
るのでスペースの有効利用を効果的に図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の構成図、第2
図は第1図の薬液槽(処理槽)の断面図、第3図
はワーク処理工程の説明図、第4図は片開き蓋を
備えた薬液槽の説明図、第5図はスライド蓋を備
えた薬液槽の説明図である。 1……前処理槽、2……薬液槽(処理槽)、3
……後処理槽、4……ワーク搬送路、5……開閉
蓋、6……ピン、7,7′,8,8′……軸受板
(8′は図示せず)、9,10……回動軸、11,
12……蓋固定金具、13……第1の蓋、14…
…第2の蓋、15……アーム、16……ピン、1
7a,17b……エアシリンダ、18……ロツ
ド、19……固定ピン、20……エアシリンダ機
構、21……エアー供給源、22a,22b……
電磁弁、23……制御回路、24a,24b……
エア通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 処理槽の上面を開閉する開閉蓋と;この開閉
    蓋を開閉駆動する駆動機構と;この駆動機構の
    動作を制御する制御回路と;を具備する処理槽
    の蓋開閉装置において、前記開閉蓋は、処理槽
    の一端側に回動自在に設けられ処理槽上面のほ
    ぼ半分を覆う第1の蓋と;処理槽の他端側に回
    動自在に設けられ先端部が前記第1の蓋の上側
    から重なり合つて処理槽上面の他の半分を覆う
    第2の蓋と;からなる両開きの蓋によつて構成
    されていることを特徴とする処理槽の蓋開閉装
    置。 (2) 制御回路は、開閉蓋の閉動作時には第1の蓋
    の閉指令出力タイミングを第2の蓋の閉指令出
    力タイミングよりも早め、また、開閉蓋の開動
    作時には第2の蓋の開指令出力タイミングを第
    1の蓋の開指令出力タイミングよりも早めるタ
    イミング調整回路を含むことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の処理槽の蓋開
    閉装置。 (3) 駆動機構はエアシリンダのロツドの進退直進
    運動を開閉蓋の開閉回動運動に変換するエアシ
    リンダ機構により構成されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載の処理槽の蓋開閉装置。
JP19092585U 1985-12-11 1985-12-11 Expired JPH0128673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19092585U JPH0128673Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19092585U JPH0128673Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6298229U JPS6298229U (ja) 1987-06-23
JPH0128673Y2 true JPH0128673Y2 (ja) 1989-08-31

Family

ID=31144591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19092585U Expired JPH0128673Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0128673Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344092B1 (ko) * 1998-12-29 2002-11-23 주식회사 에스아이테크 반도체 장비의 덮개 구조
JP6581808B2 (ja) * 2015-05-22 2019-09-25 川崎重工業株式会社 カメラカバー及びそれを備えた撮像システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6298229U (ja) 1987-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE173899T1 (de) Vorrichtung zum trocken-kochen von nahrungsmitteln
JPS57193751A (en) Egr valve and its control method
JPH0128673Y2 (ja)
JPS63214373A (ja) 車体の表面処理方法
US5538560A (en) Vacuum coating apparatus
KR940021893A (ko) 엔진의 밸브작동장치
CN210173580U (zh) 热电厂水化车间事故应急装置
JPH09226721A (ja) 箱体搬送装置
US3089499A (en) Mask washer
JPH0569162U (ja) バッファ付クラスタ形薄膜処理装置
JPH0380876B2 (ja)
RU2729230C1 (ru) Мобильный робототехнический комплекс и способ его применения для внесения жидкостных препаратов на водоемах и водотоках
JPH01184059A (ja) 蓋自動開閉機構付きバレル装置
CN212449618U (zh) 一种龙门机械手结构
CN220658524U (zh) 一种槽式清洗机的自动槽盖和槽式清洗机
JPS63158396A (ja) 圧力容器
JPS6214013Y2 (ja)
RU2123071C1 (ru) Автоматическая линия для гальванических покрытий и технохимической обработки
JPS583119Y2 (ja) ドアバルブ
JP2008261001A (ja) 蓋外開きバレル装置
JPS6038677Y2 (ja) 表面処理槽
JPS6210996Y2 (ja)
JPH033182B2 (ja)
JP2003145084A (ja) カセット洗浄装置及びカセット搬送装置
JPS6037357Y2 (ja) 乾燥籾耕出樋における開閉装置