JPH0128481Y2 - - Google Patents

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JPH0128481Y2
JPH0128481Y2 JP1984045646U JP4564684U JPH0128481Y2 JP H0128481 Y2 JPH0128481 Y2 JP H0128481Y2 JP 1984045646 U JP1984045646 U JP 1984045646U JP 4564684 U JP4564684 U JP 4564684U JP H0128481 Y2 JPH0128481 Y2 JP H0128481Y2
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JP
Japan
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lens
hybrid
mold
synthetic resin
glass
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JP1984045646U
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JPS60156503U (ja
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Publication of JPH0128481Y2 publication Critical patent/JPH0128481Y2/ja
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ガラスレンズと合成樹脂レンズと
を組合わせてなるハイブリツド・レンズに関し、
特にビデオデイスクやコンパクトデイスクの再生
用光学式ピツクアツプやレーザーコリメータ等に
好適なハイブリツド・レンズに関するものであ
る。
非球面レンズは、球面レンズとは異なり非常に
研磨がむずかしいため、一部の特殊のものは除い
て大部分は量産性の高い合成樹脂よりつくられて
いる。しかしながら、この合成樹脂製非球面レン
ズをガラス製の球面レンズと組合せて使用するに
際してはいくつかの欠点がある。すなわち、従来
では各々のレンズを所定の空間をおいて鏡筒内に
保持させるようにしているため、それらの光軸合
せが困難であり、硬度の熟練が要求されるととも
に、プラスチツクレンズ面は傷付きやすいため慎
重に取扱わなければならない。また、合成樹脂レ
ンズは温度変化に伴なつて変形が生じ易く、これ
が収差発生や光軸ずれの原因となる。さらには、
合成樹脂レンズを上記の如く空間配置するもので
あるため、その両側の非球面の各々に、湿気や大
気中の化学物質による汚染を防ぐとともに反射率
を低く抑える上で例えばフツ化マグネシウム等の
被膜をコーテイングしなければならない。一方、
金型を製作する上においては、各々の非球面に対
応する高度な転写面が2面必要であり、コスト的
にも好ましくない。
この考案は、上記した従来の欠点に鑑みなされ
たもので、その目的は、光軸合せ等の調整が不要
であるとともに、量産性が高くかつ高性能であ
り、しかも取扱いが容易であるハイブリツド・レ
ンズを提供することにある。
以下、この考案を添付図面に示された実施例を
参照しながら詳細に説明する。
第1図に示されているように、このハイブリツ
ド・レンズ1は、ガラスからなる第1のレンズ2
と、この第1のレンズ2の一方のレンズ面に対し
て射出成形法により一体的に接合された合成樹脂
からなる第2のレンズ3とを備えている。この実
施例において、第1のレンズ2は、両凸の球面レ
ンズであつて、そのコバ面(外周面)4のほぼ中
央には断面V字状の溝5が環状に形成されてい
る。なお、この第1のレンズ2は凹レンズであつ
てもよい。一方、第2のレンズ3は、非球面レン
ズであつて、透明性が良くしかも成形加工し易い
例えばポリ・メチル・メタクリレートからつくら
れている。この第2のレンズ3は後述する金型内
において射出成形されるのであるが、この場合、
第2のレンズ3には第1のレンズ2のコバ面4を
囲繞する円筒体6が一体成形されている。すなわ
ち、この円筒体6の一端には、上記溝5内に嵌合
する断面が略V字状の係合突起6aと、このハイ
ブリツド・レンズ1を図示しない鏡筒に取付ける
際にその光軸方向の位置を規制するフランジ6b
とが設けられている。また、円筒体6の他端は、
第2のレンズ3よりも前方(第1図右方向)に延
びていてそのレンズ面を保護するフード部6cと
なつている。
このハイブリツド・レンズ1をつくるには、第
2図に例示されているような二つ割構造の金型1
0,11が用いられる。すなわち、一方の金型1
0には、第1のレンズ2の他方のレンズ面側を受
入れる球面状の凹部12が形成されており、その
底部中央には図示しない真空ポンプに接続される
透孔13が穿設されている。なお、この実施例で
は、凹部12の隅部には、第1のレンズ2のレン
ズ面とコバ面4との稜部を逃すための溝14が環
状に形成されている。他方の金型11には、第1
のレンズ2の一方のレンズ面との間において第2
のレンズ3を形成するための転写面15と、第2
のレンズ3とともに上記した形状の円筒体6を形
成するための雌型面16とが設けられている。ま
た、この金型11には、上記転写面15および雌
型面16と第1のレンズ2との間に形成されるキ
ヤビテイ内に溶融合成樹脂を注入するための湯口
17およびランナ18が穿設されている。
上記した構成において、一方の金型10の凹部
12内に好ましくはシリコン系の緩衝剤を塗布し
た上で第1のレンズ2を取付け、図示しない真空
ポンプを作動させてその第1のレンズ2を固定す
る。そして、他方の金型11を閉じて湯口17お
よびランナ18を介して例えばポリ・メチル・メ
タリレートの溶融樹脂を上記キヤビテイ内に注入
し、所定の冷却時間をおくことにより、フード部
6cを有する合成樹脂製の第2のレンズ3をガラ
ス製の第1のレンズ2に一体的に接合してなるハ
イブリツド・レンズ1が得られる。
このようにして作られたハイブリツド・レンズ
1の第2のレンズ3には円筒状のフード部6cが
一体的に形成されているため、第1のレンズ2と
相反する第2のレンズ3のレンズ面は外部から保
護することができる。また、第3図に示すよう
に、フード部6cを脚としてこのハイブリツド・
レンズ1を作業台20上に置くことができ、取扱
い上極めて便利である。また、第4図に示すよう
に、フード部6cを利用して第3のレンズ21を
取付けることもできる。さらに、フランジ6bは
ハイブリツド・レンズ1を図示しない鏡筒の開口
端に取付ける場合の位置決め要素として利用でき
るため、組み立て作業上極めて便利である。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、ガラスからなる第1のレンズ2
に対して、合成樹脂からなる第2のレンズ3が一
体的に接合されているため、それらのレンズの光
軸を合せる調整工程が全く不要となる許りでな
く、構造上光軸が狂う虞れは殆どない。また、熱
伝導率の高いガラスレンズと密着していることに
より、合成樹脂レンズの熱抵抗が緩和されるとと
もに、温度変化による熱変形も可及的に抑えられ
ることになる。さらには、ガラスレンズのレンズ
面を金型面として代用しているため、非球面レン
ズを形成する高度な金型転写面は1面だけでよ
く、金型製作上きわめて有利である。加えて、外
部に露出する合成樹脂面は片側のみであるため、
反射出率およびくもり発生の問題も少なくてす
み、かつガラスレンズはその外周面に環状溝が形
成され、フード部の端縁にはこの環状溝に嵌合す
る係合突起が形成されているので、合成樹脂レン
ズとガラスレンズの接合状態は強固に保持するこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のハイブリツド・レンズの一
実施例を示した縦断面図、第2図は第1図に示さ
れているハイブリツド・レンズの製造に用いられ
る金型構造を例示した断面図、第3図はこのハイ
ブリツド・レンズの取扱い状態を説明するための
斜視図、第4図はフード部に別のレンズを取付け
た状態を示す断面図である。 図中、1はハイブリツド・レンズ、2は第1の
レンズ、3は第2のレンズ、6は円筒体、6cは
フード部、10,11は金型である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラスで構成された第1レンズと、合成樹脂で
    構成された第2レンズとを有し、前記第2レンズ
    は射出成形により前記第1レンズに一体的に接合
    されているハイブリツド・レンズにおいて、前記
    第2レンズには、その外周面に前記第1および第
    2レンズの軸線方向に延在する円筒状のフード部
    が一体的に形成され、前記第1レンズ側の前記フ
    ード部の端縁の内周面には内方に突出する係合突
    起を有し、前記第1レンズの外周面には前記係合
    突起が嵌合される環状溝が形成され、前記第1レ
    ンズの一方のレンズ面が前記第2レンズの一方の
    レンズ面に接合していることを特徴とするハイブ
    リツド・レンズ。
JP4564684U 1984-03-29 1984-03-29 ハイブリッド・レンズ Granted JPS60156503U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4564684U JPS60156503U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 ハイブリッド・レンズ

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JP4564684U JPS60156503U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 ハイブリッド・レンズ

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Publication Number Publication Date
JPS60156503U JPS60156503U (ja) 1985-10-18
JPH0128481Y2 true JPH0128481Y2 (ja) 1989-08-30

Family

ID=30559328

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JP4564684U Granted JPS60156503U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 ハイブリッド・レンズ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2781114B2 (ja) * 1992-11-27 1998-07-30 ソーリン・バイオメディカル・インコーポレーテッド ネックフランジ及びその製造方法
JP2010145603A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Glory Science Co Ltd ハイブリッドレンズおよびその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56153301A (en) * 1980-04-28 1981-11-27 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Plastic lens
JPS5946601A (ja) * 1982-09-09 1984-03-16 Olympus Optical Co Ltd ガラスレンズをインサ−トしたプラスチツクレンズ

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JPS60156503U (ja) 1985-10-18

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