JPH01284663A - 木質タイル - Google Patents

木質タイル

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JPH01284663A
JPH01284663A JP11198088A JP11198088A JPH01284663A JP H01284663 A JPH01284663 A JP H01284663A JP 11198088 A JP11198088 A JP 11198088A JP 11198088 A JP11198088 A JP 11198088A JP H01284663 A JPH01284663 A JP H01284663A
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JP
Japan
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diameter
small
wood
protective layer
workpiece
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JP11198088A
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Takeshi Toma
当麻 毅
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TOUMA KOHAN KK
Original Assignee
TOUMA KOHAN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は木質タイルに関し、特にたとえば浴室の壁面
材や床面材として使用される木質タイルに関する。
(従来技術) 従来の木質タイルは、木材のみで平面状に形成されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) この種の木質タイルは、防水性が悪かった。また、その
表面が腐食して摩耗しやすいものであった。
さらに、この種の木質タイルは、平面状に形成されてい
て曲げることができなかった。したがって、曲面には不
適であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、防水性がよく、
かつ、腐食を防いで表面が摩耗しにくく屈曲面にも使用
できる、木質タイルを提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、木質基板と、この木質基板の一方主面に形
成され合成樹脂からなる保護層と、木質基板の他方の主
面より保護層に向けて形成される屈曲溝を含め、屈曲溝
部位にて保護層が屈曲することができるように形成され
た、木質タイルである。
(作用) 保護層は、木質基板の表面を保護する。したがって、保
護層は防水の役割を果たすことができ、かつ、表面の腐
食を防くことによって摩耗を防くことができる。
さらに、保護層は、屈曲溝にて分離区画された木質基板
を繋く役割を果たすとともに、屈曲溝部位にてそれ自身
屈曲することにより、隣接する木質基板が互いになす角
度を変える。
(発明の効果) この発明によれば、木質基板の一方主面に形成される保
護層によって、表面が保護される。したがって、防水性
がよく、かつ、腐食を防いで表面が摩耗しにくい木質タ
イルが得られる。
そして、保護層が形成されているために、屈曲溝にて区
画分離された木質基板がそれぞれ連続して繋がれ、かつ
保護層の伸縮性のゆえに屈曲溝部位にてそれ自身屈曲す
ることにより、剛体である木質基板を所定の角度に折り
曲げ互いに適宜な角度をなすことができるようになり、
屈曲面のように角度がある部位を容易に形成することが
できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例を示す要部斜視図である
この木質クイル1は、木質基板としての、たとえば矩形
板状の小径木ひき仮積層板10を含む。
□ この小径木ひき板積層板10の一方主面および側面
に、伸縮性に冨む合成樹脂、たとえばウレタン樹脂の透
明の保護層18が形成されている。
前記小径木ひき板積層板10の他方の主面より前記保護
層18に向りて、前記保護層]8を傷つけない程度に、
その溝幅が漸次狭くなる断面V字形の屈曲溝15か形成
され、前記屈曲溝15部位にて、保護層18か屈曲する
ことができるように形成されている。
この屈曲a15は、剛体である小径木ひき板積層板10
の一方側面より他方側面に向りて連続して形成され、小
径木ひき板積層板10を区画分割し、木質タイル1ば、
屈曲溝15を閉しるようにあるいは屈曲溝15を開口す
るように、屈曲することができる。
この木質クイル1の製造方法の一例について、説明する
この例では、最初に小径木ひき仮積層板10が作られ、
次に小径木ひき板積層板10の一方主面および側面に透
明の保護層18が作られる。そして、その後、小径木ひ
き仮積層板10の他方の主面より屈曲a15が作られる
そこで、まず小径木ひき板積層板10について説明する
第2図はこの小径木ひき仮積層板10を示す斜視図であ
る。この小径木ひき板積層板10は、長方形状のひき板
I2を5枚含め、たとえば1辺が21.5cmの平面正
方形状に形成されてなる板状素材14を含む。このひき
板12は、その厚みをそれぞれ3凋璽にされており、た
とえば間伐材などの小径木で形成されているため、多数
の節13を含む。このように並列されたひき板12の側
面間には、それぞれ接着剤層16が形成されており、こ
の接着剤層16によりこれら5枚のひき板12は幅方向
に連続して接続されて、1枚板の板状素材14を構成し
ている。そして、3枚の板状素材14が接着剤層17で
積層接着され、小径木ひき仮積層板]0として形成され
る。次に、この小径木ひき板積層板10の製造方法を詳
しく説明する。
第3図は、第2図に示す小径木ひき板積層板の製造工程
の一例を示す図解図である。
まず、たとえば杉、檜の間伐材などの小径木の原木19
を準備し、年輪に直交する方向から切断して角材20a
および20bを形成する。この際、材料のロスを少なく
するために、角材20aおよび20bは原木19の直径
に応じて、できるだけ木材のロスが少ない寸法に形成さ
れる。
このようにして形成された多くの角材20aおよび20
bのうち、横幅のほぼ等しいものを選別する。こうして
選別された横幅の等しい角材の側面に、たとえばウレタ
ン樹脂系の接着剤を塗布し、接着剤層16を形成する。
そして、これらの角材を並列して接着し、ワークピース
Aを作成する。
接着剤としては、ユリャ・メラミン樹脂系接着剤や水性
高分子イソシアネート系接着剤(水性ヒニルウレタン系
接着剤)が代表的であり、防腐剤としては、)・リブチ
ルスズフタレ−1〜に代表される有機スス化合物と、ヨ
ード化合物あるいは有機塩素化合物とを含む防腐剤を添
加したものが代表的である。たとえば、1−リブチルス
ズフタレートを0.50kg/r+?、  ヨードカリ
を0゜9kg/m、トリブチルスズフタレーI〜を0.
56kg / m 、  ヨードカリを1.0kg/醒
またはトリブチルススフタレートを0 、 62 kg
/ m、  ヨードカリを1.1kg/m併用して、防
腐剤として、接着剤に混合する。
その他、有機ヨウ素系防腐(黴)剤、たとえば4−クロ
ロフェニル−3−ヨード プロパギルホルマー月ノ または2,3.3−トリヨードアリルアルコールそして
、トリハロアリル系防腐(黴)剤、たとえば3−ブロモ
−2,3−ショート−2−プロペニルエチルカルボナー
ト が選択される。
このワークピースAを、たとえば第4八図ないし第4D
図に示す薄引き専用機22に装着し、角材を並列した方
向(第3図において矢印で示した方向)から、たとえば
31111の厚さで切断して板状素材14を形成する。
なお、原木19から形成した1木の角材を接着すること
なくそのままワークピースAとして用い、得られたひき
板12を板状素材として用いることも可能である。
このようなワークピースAを切断する際には、従来のよ
うなロークリエンドレスやスライサを用いることはでき
ず、特別な薄引き専用機22を用いる必要がある。した
がって、以下はこの薄引き専用機22の構造について詳
しく説明する。
第4A図ないし第4D図は、板状素材14の製造に用い
た薄引き専用機22を示し、第4A図はその斜視図であ
り、第4B図はその要部斜視図であり、第4C図はその
側面図であり、第4D図はその要部正面図である。
まず、この薄引き専用機22の全体の構成について説明
する。
この薄引き専用機22は、前後に長い基台23を含む。
基台23には、その長平方向と平行する両側に、それぞ
れ、レール24aおよび2/Ibが設げられる。この2
本のレール24aおよび24b上には、載置手段の一部
を構成する枠体25が、その下部に設りられた多数のロ
ーラ(図示せず)によって、このレール24aおよび2
4b上を前後に移動可能に載置される。
この枠体25は、直方体形状の主部材26を含み、主部
材26の前後下部には、支持部材27および28が固着
され、支持部材27および28の下部には、上述のロー
ラ(図示せず)が回転自在に取りイ」けられている。し
たかって、この枠体25などは前後に移動することがで
きる。
さらに、この枠体25の主部材26の上には、テーブル
部材30および31が、前後に間隔を隔てて、固着され
る。このチーフル部材30および31は、その上にワー
クピース八を載置するためのものである。
また、枠体25の主部材26の前後左端には、枠部材3
2および33が、支持部材27および28の上で、主部
材26の左側に突き出るように、それぞれ、固着されて
いる。
一方、板材吸引保持手段の一部を構成する中空4角柱状
の当接部月34が、枠体25の枠部材32および33上
に、左右方向に変位可能に設げられる。この当接部月3
4は、その右側面に、テーブル部材30および31」二
のワークピースへの左側面を当接させることによって、
ワークピースAの左右方向の位置を決めるためのもので
ある。すなわち、第4B図に示すように、当接部材34
の前後端下部乙こは、そこから右側に延びて、凸状部材
35および36か固着され、枠部材32および33の」
一端には、左右に延びて、溝38および40が形成され
ていて、凸状部材35および36が、溝38および40
に、それぞれ、挿入されている。
したがって、当接部材34は、片部材32および33す
なわちテーブル部材30および31に対して、左右方向
に変位可能とされる。
さらに、当接部材34には、その右側面中央に、吸引孔
50が形成される。この吸引孔50は、たとえば5 m
++の間隔を隅でて、たとえば2〜2.3龍の幅で櫛歯
状に形成されている。また、当接部材34の後端面には
、円孔52か形成され、この円孔52には、ボース54
を介して、ブロワ−装置ないしは真空ポンプなどの吸引
機(図示せず)が接続される。したがって、吸引機を作
動させることによって、当接部材34の吸引孔50に吸
引力を発生させることができる。この吸引力によって、
テーブル部材30および31上のワークピースAの左側
面が吸引され、したがって、ワークピースAは、当接部
材34に吸引保持される。
一方、テーブル部tjA’ 30および31−1−には
、当接部+A’34に対向するように、ワークピース吸
引保持手段の一部を構成する中空4角柱状の当接部4J
’60か設けられる。この場合、テーブル部材30およ
び31の上面には、左右に延びて、719G2および6
4が形成され、当接部材60の前後下部には、462お
よび64に嵌め込み可能な凸部6Gおよび68が形成さ
れていて、これらの凸部66および68が、7苗62お
よび64に、それぞれ、嵌め込まれている。したがって
、この当接部材60は、左右方向に変位させることかで
きる。
さらに、第4A図および第4B図に示すように、この当
接部材60を左右方向Qこ変位させるためのシリンダ7
0か、そのロンドア0aを右側にlii] I、Jて、
テーブル部材30および31間で、枠体25の主部祠2
6上に固着される。そして、このシリンダ70のロンド
ア0aの先端は、当接部材60の右側から右方に突出す
る片部材72に、固着される。したがって、シリンダ7
0のロット70aを伸縮させれば、当接部材60は、左
右方向に変位される。この場合、シリンダ70のロッド
70aを縮めれば、当接部材60が左側に変位され、当
接部材60の左側面がテーブル部材30および31上の
ワークピースAの右側面に当接される。
したがって、テーブル部材30および31上のワークピ
ースAは、当接部材34および60で挾持された形で保
持される。
さらに、当接部材60には、当接部材34の吸引孔50
に対向する面に、吸引孔50と同様な櫛歯状の吸引孔7
4が形成され、その後部右側面に円孔76が形成されて
いて、この円孔76には、ボース78を介して吸引機(
図示せず)が接続される。
したがって、テーブル部材30および31上のワークピ
ースAは、当接部材34および60によって、その左右
側面が吸引され、ワークピースAば吸引保持される。
次に、この薄引き専用機22の主要な構成要素である、
ワークピース八に先行溝を形成する先行溝形成手段およ
びこれを切断する切断手段について説明する。
先行溝形成手段は、2個のモータ100aおよび102
aを含み、これらのモータ100aおよび102aは、
基台23の中央左」二に設けた支持体104aに取り付
けられる。この場合、モータ]、 OOaおよび102
aは、その軸が左側に向けられて、上下に並べて、支持
体104aに固着される。
この支持体104aの下部には、回転自在に設けられた
軸106aと、その真上に回転自在に設りられた軸10
8aとがある。これらの軸106aおよび108aの右
端には、それぞれ、溝切り刀として、たとえば板状の丸
鋸歯109aおよび]09bが固着される。
これら丸鋸歯109aおよび109bば、当接部材34
とテーブル部材30および31との間に配置され、また
、その主面か当接部+A’34の右側面と平行になるよ
うに配置される。また、丸鋸歯109aおよび109b
は、第4C図に示すように、同一平面上に位置し、その
厚さおよび直径が同一であり、ワークピースAに対して
上下に、かつ、その刃先はワークピースAの厚みのほぼ
半分の間隔を隔てて配置されている。
一方、切断手段は、2個のモータ100bおよび102
bを含み、これらは基台23の中央布」二に設けた支持
体104bに取りイ]けられる。この場合、モータl0
0bおよび1(12bは、その軸が左側に向けられて、
上下に並べて、支持体104bに固着される。この支持
体104bの下部には、回転自在に設けられた軸106
bと、その真上に回転自在に設けられた軸108bとが
ある。
これらの軸106bおよび108bの右端には、それぞ
れ、丸鋸歯109aおよび109bのそれぞれの中心点
を通る前後方向平面と同一平面上の後方に位置する丸鋸
歯110および112を有する。そして、丸鋸歯110
は、軸106aと平行でその後方に位置し、回転自在に
設りられた軸106bに固着されている。また、丸鋸歯
112は、軸108aと平行でその後方に位置し、回転
自在に設けられた軸108bに固着されている。この丸
鋸歯110および112は、その厚さおよび直径が同一
であり、第4C図に示すように、下方の丸鋸歯110の
」一端か上方の丸鋸歯112の下端よりやや上方に位置
されるように、配置される。
このため、ワークピースAはまず丸鋸歯109aおよび
109bで先行溝を形成され、この先行溝に沿って丸鋸
歯]10および112で切断されることになる。これら
の丸鋸歯1.09a、109b、]10および112は
、その厚さかたとえば0.5〜2.8鰭に形成されてい
るが、丸鋸歯l09aおよび109bの厚みは丸鋸歯1
10および112の厚め以下の厚さに構成される。また
、丸鋸歯110および112の鋸の目は、丸鋸歯109
aおよび109bより細かいものが用いられてもよい。
したかって、先行溝は丸鋸歯110および112の厚み
と同しかそれより僅かにせまくなる。このため、丸鋸歯
110および112は、切断方向と交差する方向にたわ
むことなく、切断方向にガイドされ、しかも、鋸の目の
細かい丸鋸歯で切断されるため、ワークピースAの切断
面は平滑になる。
次いでこの状態で、枠体25などを後方または前方に変
位させて、テーブル部材30および31上のワークピー
スAに、丸鋸歯109aおよび109bを横切らせ、続
いて、丸鋸歯110および112を横切らせる。すると
、ワークピースAにまず先行溝が丸鋸歯109aおよび
109bによって形成され、この先行溝に沿ってワーク
ピース八が丸鋸歯110および112によって切断され
て、厚さの薄い板状素材14が形成される。
次に、上述のように枠体25などを前後に変位させるた
めの変位手段について説明する。
この変位手段は、基台23の前上部に固着されたモータ
130を含む。このモータ130の軸には、歯車132
が固着される。そして、この歯車132に、チェーン1
34がかけられる。このチェーン134は、その一端が
枠体25の支持91(材27の前部に固着され、その後
部が、第4C図に示すように、基台23の後部に回転自
在に設りた歯車136にかけられ、その他端が、枠体2
5の支持部材28の後部に固着される。したがって、モ
ータ130を正回転あるいは逆回転させれば、チェーン
134を介して、枠体25なとが前方または後方に引っ
張られて、前または後に変位される。
このように、枠体25などを前後に変位させれば、上述
したように、テーブル部材30および31上のワークピ
ースAに、切断手段の丸鋸歯110および112を横切
らせることができる。それによって、ワークピース八を
切断しζ、厚さの21すい板状素材14を形成すること
ができる。
次に、このようにして成形できた板状累月、すなわち、
小径木ひき板を、その側面をもって他の小径木ひき板の
側面と接着してなる板状体を、複数枚積層接着してなる
積層合板を成形する。この積層合板の接合方法としては
、複数の板状素材の木目を交叉した状態で、接着剤を各
板状素材14の主面に塗布して接着剤層17を形成し、
この接着剤層17面を接合し接着する。
この接着剤としては、前記した防腐剤を混入した接着剤
を用いる。
なお、この小径木びき板積層板10では、1本の原木1
9から横幅の異なる複数の角材20aおよび20bを形
成したが、これは第5図に示すように、1本の原木19
から1つの角+A’20Cを形成し、複数の角h2oc
を接着剤で接着してワークピースAを形成し、これを切
断して板状素材14を形成してもよい。
また、1本の角材を接着することなくワークピースΔと
して用い、これを切断して得たひき板12を板状素材1
4として用いてもよい。
また、この小径木ひき板積層板10の板状素材14は、
さらに、木目の向きをそれぞれ直角にして複数枚を積層
した積層板としてもよい。
なお、小径木ひき板積層板10を1辺21.5cmの正
方形状にしたが、これは原木の直径や使用目的によって
、任意に変更してもよいことは勿論である。
この小径木ひき板積層板10には、防腐効果を有する接
着剤か使用されているので、次にその防腐効果を表すだ
めの実験例を示す。
「実験例1−1 JWPA−3号法にて、2か月抗菌操作による防腐効力
試験を行ったところ、カワラタケに対して別表1に示す
ような結果が得られた。
「実験例2−1 JWPA−3号法にて、3か月抗菌操作による防腐効力
試験を行ったところ、別表2のような結果か得られた。
この抗菌操作中の観察結果においては、無処理試片の菌
そうの取りつきがよく、腐朽操作は順調であった。その
中で、処理試片への菌そうの取りつきは、その具合から
判断して、薬剤の効力が有効に作用していることか認め
られた。
なお、この防腐効力試験において用いた防腐剤は、有機
スス化合物としてのr +・リブチルスズフタレ−1・
」と1ヨードカリ」とを含む、吉富製薬株式会社製防腐
剤[トミカ−1=’ P −820Jを用いた。
そして、この防腐剤を、接着剤に所定の割合(重量部)
で添加し、この接着剤をもって、3プライ積層板を構成
するそれぞれの板状素材間に傅布して接着層とし、各板
状素材それぞれを積層接着して形成されたものを採用し
た。
そして耐候操作としては、JWPA規格第1号に規定さ
れている、熱と水による薬剤の揮散や変質と溶脱操作を
した。
以上説明してきたように小径木ひき板積層板10は、複
数の板状素材14が、防腐剤を含有した接着剤をもって
積層接着されているので、防腐効果が極めて優れ、長期
間の耐久性を有する。
次に、この小径木ひき板積層板10の一方主面および側
面に形成されるたとえばウレタン樹脂の透明の保護層1
8のコーティングの方法について説明する。まず、この
小径木ひき板積層板10の一方の主面および側面に、適
切な前処理、たとえば表面に埃等が付着していないよう
にブラッシングするなどの表面処理を施す(第6A図参
照)。
そして、2成分系エアレススプレー装置を準備し、ウレ
タン化学特性を持つ主剤(レジン)と架橋を促進してウ
レタンエラストマーにする架橋剤とを準備し、この2成
分を正確に計量して供給できる2成分系エアレススプレ
ー装置の所定タンクに入れる。前記主剤は、供給箇所か
らスプレーガンに至る間の供給路を構成するポースは、
加熱する必要性があり、前記主剤と架橋剤とはスプレー
ガンのところで混合して、前記小径木ひき板積層板10
の表面にコーティングする(第6B図参照)。
なお、事前に混合しておくうレタンの場合は、パワーミ
キザーを使用し、正しい混合比たとえば体積比1:1で
均一に混合し、適宜な時間、たとえば5分間混合し終え
たならば、1液形工アレススプレー機器のタンクに入れ
、前記小径木ひき板積層板10の表面に均一なスプレー
によりコーティングする。
この場合、保護層18の厚みは、0.1+mないし0.
4u程度が適当である。
そして、前記エアレススプレー機器によるコーティング
工程か終えた後、保RtA層18が同化形成されるのを
待って、次に、屈曲溝15を施すために、第7図に示す
ように、■カット加工装置】40に小径木ひき仮積層板
10の保護層18表面をテーブル142面に向りて載せ
る。そして、■カッ1〜加工装置140のテーブル14
2の適宜箇所に穿設された吸引孔144・・・より真空
吸引装置(図示せず)にて小径木ひき板積層板10を真
空吸引し、テーブル142の表面に保護層18を密着さ
せる。
かかる準備の後、カッター146を小径木ひき板積層板
10の一端から他端にかけて走行させ、小径木ひき仮積
層板10の主面より保護層18に向けて保護層18を傷
つりない程度に断面■字形の屈曲溝I5を切削形成する
(第6C図参照)。
したがって、前記屈曲溝I5ば、小径木ひき板積層板1
0の一端から他端にかけて連続して形成され、前記屈曲
溝15部位にて、小径木ひき板積層板10は分離区画さ
れ、断面台形状の板状素材14が形成される。この屈曲
溝15の成形工程が終了すると、テーブル142より加
工された木質タイル1を外し、木質タイル1が完成する
而して、木質タイル1ば、屈曲溝15部位にて小径木ひ
き板積層板10が分離区画され、保護層18か屈曲溝1
5部位にて屈曲し、小径木ひき板積層板10か屈曲溝1
5を閉したりあるいは開いたりするごとにより、適宜な
角度を各々隣接する板状素材14とうじにおいて形成す
ることができるようになる。
なお、この木質タイル1は、第8図に示すように、たと
えば断面方形の芯材150の角部に屈曲溝15を閉しる
ようにして、小径木ひき板積層板10を添接し、適宜な
接着剤をもって接着して利用することが可能である。な
お、この木質クイル1は、断面円形の曲部についても同
様に利用でき、また、第9図に示すように、たとえば柱
160の曲部に屈曲a15を開くようにして、小径木ひ
き仮積層板10を添接し、適宜な接着剤をもって接着し
て利用してもよい。
なお、保護層18を形成する合成樹脂として、前記した
ウレタンのはか、トリレン・ジイソシアネートを−\−
スにした、ポリエーテルウレタンプレポリマを含む無溶
剤型ウレタンや、その他の伸縮性に冨む合成樹脂を選択
採用してもよい。
またコーティング装置として、前記した例のほか、剛毛
のブラシを選択し、それを使用して刷毛塗りすることに
よりコーティングしてもよく、あるいはまた、ローラを
選択し、それを使用してコーティングをすることも可能
である。
この実施例の木質タイル1は、上述の保護層18によっ
て、その一方主面および側面が保護される、したがって
、木質タイル1は防水性に冨み、防腐性にすくれている
。さらにこの木質タイル1は、屈曲溝15によって、屈
曲面にも簡単に使用できる。したがって、たとえば第1
O図に示すように、この木質タイル1を浴室の壁面や床
面に施工すれば、防水性に冨み、防腐性に優れた浴室が
得られる。
さらに、この木質クイル1は、防カビ効力を発揮する。
そこで、次にその防カビ効力を表すための実験例を示す
「実験例3」 奈良県林業試験場がJWPA規格、S−2にて、木質タ
イル1について防カビ効力試験を行ったところ、別表3
および別表4に示すような結果が得られた。
この防カビ効力試験結果においては、別表3および別表
4から明らかなように、短期について被害度が小さく、
保護層の内外表面に発生ずるカビはほとんど認められな
いことがわかる。
さらに、この木質タイル1ば、防腐剤を混入した接着剤
層によって、防腐される。また、この木質クイル1は、
上述の保護層18が透明に形成されるので、小径木ひき
板積層板の木目が見えてきれいである。なお、上述の保
護層18は透明でなくてもよい。
なお、この発明に係る木質クイル1の木質基板としては
、小径木ひき板積層板10に代えて、1枚板を用いても
よい。また、ひき板に代えて、スライスド単板等のよう
な他の加工法によって板状に成形されたものであっても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す要部斜視図である
。 第2図は、第1図に示す木質タイルに用いられる小径木
ひき板積層板を示す斜視図である。 第3図は、第2閣に示す小径木ひき板積層板の製造工程
の一例を示す図解図である。 第4A図ないし第4D図は、小径木ひき板積層板を製造
するための薄引き専用機の一例を示し、第4A図はその
斜視図であり、第4B図はその要部斜視図であり、第4
C図はその側面図であり、第4D図はその要部正面図で
ある。 第5図は、板状素材の製造工程の他の例を示す図解図で
ある。 第6A図ないし第6C図は、第1図図示例の製造工程の
一例を示す図解図である。 第7図は、第1図図示例の製造方法に用いる製造装置の
一例を示す図解図である。 第8図は、第1図図示例の利用方法の一例を示す図解図
である。 第9図は、第1図図示例の他の利用方法の一例を示す要
部図解図である。 第10図は、この発明の一使用例を示す図解図である。 図において、Iは木質タイル、10は小径木ひき板積層
板、15は屈曲溝、18は保護層を示す。 特許出願人  当麻硬板株式会社 代理人 弁理士 岡 1)全 啓 第8図 第10図 手続主甫正書(自発) 番 昭和63年08月12日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年 特許側 第111980号2、発明の名称 木質タイル 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所 奈良県大和高田市東雲町13番4号名 称  
  当麻硬板株式会社 代表取締役 当 麻  毅 4、代 理 人 ◎541童大阪(06) 252−6
888 (代)住 所 大阪市東区南本町4丁目41番
地自発補正 No、 3 7、補正の内容 明細書第7頁第1行目ないし第8頁第20行口の「剤や
水性高分子イソシアネート・・・特別な薄引き専用機2
2を用」を、下記の文に訂正する。 記 剤や水性高分子イソシア矛−1〜系接着剤(水性ビニル
ウレタン系接着剤)が代表的であり、防腐剤としては、
トリブチルスズフクレ−1・に代表される有機スズ化合
物と、ヨード化合物あるいは有機塩素化合物とを含む防
腐剤を添加したものか代表的である。たとえば、トリブ
チルススフタレ−1・を0.50kg/m、  ヨード
カリを09 kg / m’、トリブチルススフタレ−
1−を0656kg/醒、ヨードカリを1.0kg/r
n’またはトリブチルススフタレ−1・を0 、 62
 kg/ m、  ヨードカリを]、1kg/m併用し
て、防腐剤として、接着剤に混合する。 その他、有機ヨウ素系防腐(黴)剤、たとえ(JNo、
 4 4−クロロフェニル−3−ヨードプロパギルポルマール または2.3.3トリヨー1アリルアルコールそして、
I・リハロアリル系防腐(微)剤、たとえば3−ブロモ
−2,3−ショート−2−プロペニルエチルカルボナー
1− が選択される。 このワークピースAを、たとえば第3八図ないし第3 
D図に示す薄引き専用機22に装着し、角材を並列した
方向(第2図において矢印で示した方向)から、たとえ
ば3+imの厚さで切断して板状素材14を形成する。 なお、原木19から形成した1本の角材を接着すること
なくそのままワークピース八として用い、得られたひき
板12を板状素材として用いることも可能である。 このようなワークピースAを切断する際には、従来のよ
うなロークリエンドレスやスライサを用いることはでき
ず、特別な薄引き専用)a22を用以」−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 木質基板、 前記木質基板の少なくとも一方主面に形成され合成樹脂
    からなる保護層、および 前記木質基板の他方の主面より前記保護層に向けて形成
    される屈曲溝を含み、 前記屈曲溝部位にて前記保護層が屈曲することができる
    ように形成された、木質タイル。
JP11198088A 1988-05-09 1988-05-09 木質タイル Pending JPH01284663A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214333U (ja) * 1975-07-18 1977-02-01
JPS55101660A (en) * 1979-01-26 1980-08-02 Toma Kohan Kk Grooved floor member and making method thereof
JPS6014683A (ja) * 1983-07-06 1985-01-25 日揮株式会社 配管の防振装置

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