JP2017087515A - 集成材、集成材の製造方法、および家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面欠陥の比較的多い木材を有効活用した集成材、この集成材の製造方法、およびこの集成材を用いた家具を提供する。【解決手段】複数個の長尺状木片2からなり隣り合う長尺状木片2同士が接着されている集成材1であって、各長尺状木片2は、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面240が略同一平面上に揃って集成材1の表面11を構成するように配置されており、集成材1の裏面には、隠蔽性のある塗膜3が形成されている、集成材1とした。ここで、集成材1を構成する複数個の長尺状木片2の全部又は一部が、集成材1の表面を構成する側面以外の面に欠陥29を有する構成とすることが好ましい。【選択図】図1
Description
本発明は集成材、集成材の製造方法、および家具に関する。
近年、住宅や家具などに用いる木材について国産材への関心が高まっている。しかし、表面欠陥の少ない上質な国産材は需要が高いため品薄となっており、同様の状態は今後も続くと予想される。
また、板材に関して、丸太から柱を製材する際に四方に生じる端材を用いたものがある。しかし、端材を用いているため幅広のものが得られにくいばかりか、丸太の表面側を用いていることから節などの表面欠陥が比較的多いものとなっていた。
このような表面欠陥の多い木材を有効活用することが望まれていた。
また、従来の板材として、大径樹木から切り出した比較的大型の無垢材や、複数の薄板材を接着して形成した合板などの他、下記特許文献1に記載されたような集成材が知られている。
本発明は、前述の事柄に留意してなされたものであって、表面欠陥の比較的多い木材を有効活用した集成材、集成材の製造方法、および集成材を用いた家具に関するものである。
上記課題を解決するために、本発明の集成材は、複数個の長尺状木片からなり隣り合う長尺状木片同士が接着されている集成材であって、各長尺状木片は、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面が略同一平面上に揃って集成材の表面を構成するように配置されており、集成材の裏面には、隠蔽性のある塗膜が形成されている構成とした。
ここで、欠陥は、目視確認することができる「節」と「割れ」を指す。また、長尺状木片の側面は、長尺状木片の長手方向に沿った面であり、例えば、長尺状木片が長尺状の角材であれば、長手方向に沿った四面それぞれを指す。さらに、最も欠陥が少ない側面は、欠陥部分の面積の総和が最も小さい側面を指す。
ここで、欠陥は、目視確認することができる「節」と「割れ」を指す。また、長尺状木片の側面は、長尺状木片の長手方向に沿った面であり、例えば、長尺状木片が長尺状の角材であれば、長手方向に沿った四面それぞれを指す。さらに、最も欠陥が少ない側面は、欠陥部分の面積の総和が最も小さい側面を指す。
この集成材は、表面に欠陥を有しないか、有しているとしても少ないものであり、表面欠陥の比較的多い木材を加工などして得られる木片を用いた場合であっても、表面欠陥が少ないものとなる。
また、上記集成材の裏面は表面と異なり、比較的多くの欠陥を有していることが多いと考えられるが、この裏面に隠蔽性のある塗膜が形成されているため、裏面の欠陥が目立ちにくい。
また、上記集成材の裏面は表面と異なり、比較的多くの欠陥を有していることが多いと考えられるが、この裏面に隠蔽性のある塗膜が形成されているため、裏面の欠陥が目立ちにくい。
集成材を構成する複数個の長尺状木片の全部又は一部が、集成材の表面を構成する側面以外の面に欠陥を有する構成とした。ここで、複数個の長尺状木片の全部が、集成材の表面を構成する側面以外の面に欠陥を有する構成とすることが好ましい。
表面欠陥の比較的多い木材を加工などして得られた木片は、通常、集成材の表面を構成する面以外の面に欠陥を有する。本集成材は、表面欠陥の比較的多い木材を加工などして得られる木片を用いながらも、表面欠陥が少ないものとなる。
表面以外の全ての面に隠蔽性のある塗膜が形成されている構成とすることができる。
この集成材は、例えば板状であれば、裏面のほかに端面にも塗膜が形成されており、裏面や端面の欠陥が目立ちにくい。
塗膜が機能性を有する構成とすることができる。
この集成材は、塗膜の機能に応じた様々な機能を有する。機能性を有する塗膜には、例えば、備長炭の粉末を含有する塗料(備長炭塗料)を塗布して得られた塗膜や、柿渋を含有する塗料(柿渋塗料)を塗布して得られた塗膜がある。
複数個の長尺状木片は、柾目が現れた柾目側面を有しており、各長尺状木片は、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない柾目側面が略同一平面上に揃って集成材の表面を構成するように配置されている構成とすることもできる。柾目側面は、長尺状木片の長手方向に沿って柾目が現れた面とすることが好ましい。
この集成材は、表面が柾目面となるため、経時的に反りが生じにくい集成材となる。
端材を製材して得られる板材は表面が板目となるため、経時的にカップ状の反りが生じやすく、家具の扉など平滑性が要求される用途には使用しにくかった。しかし、上記集成材とすることで経時的な反りが生じにくくなり、平滑性が要求されるような用途にも用いることができる。
端材を製材して得られる板材は表面が板目となるため、経時的にカップ状の反りが生じやすく、家具の扉など平滑性が要求される用途には使用しにくかった。しかし、上記集成材とすることで経時的な反りが生じにくくなり、平滑性が要求されるような用途にも用いることができる。
また、前記課題は、複数個の長尺状木片を準備する、木片準備工程と、この木片準備工程で準備された前記複数個の長尺状木片を、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面が略同一平面上に揃うように並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片同士を接着して連続木片を得る、接着工程と、この接着工程で得られた連続木片を加工して加工済み連続木片を得る、加工工程と、この加工工程で得られた加工済み連続木片の表面以外の面を隠蔽性のある塗料で塗装する、塗装工程と、を有する集成材の製造方法によっても解決される。
このとき、木片準備工程では、一対の柾目側面を有する複数個の長尺状木片を準備し、接着工程では、前記木片準備工程で得られた前記複数個の長尺状木片を、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における欠陥が少ない方の柾目側面が略同一平面上に揃うように並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片同士を接着して集成材を得る、集成材の製造方法とすることができる。木片準備工程では、長手方向に沿って柾目が現れた一対の柾目側面を有する複数個の長尺状木片を準備することが好ましい。
加えて、前述した板材を用いた家具は、表面欠陥の比較的多い木材を有効活用したものとなる。
本発明により、表面欠陥の比較的多い木材を有効活用した集成材、この集成材の製造方法、およびこの集成材を用いた家具を提供することができる。
以下、図を用いて集成材などを例示説明する。集成材1は、複数個の長尺状木片2からなり隣り合う長尺状木片2同士が接着されている。そして、各長尺状木片2は、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面240が略同一平面上に揃って集成材1の表面11を構成するように配置されている。集成材1の裏面12には、隠蔽性のある塗膜3が形成されている。
以下、集成材の構成要素などについて例示説明するが、本発明およびその構成要素などは、以下の説明に限定されるものではない。
以下、集成材の構成要素などについて例示説明するが、本発明およびその構成要素などは、以下の説明に限定されるものではない。
なお、図1および図2に例示する長尺状木片2には木目を付していない。また、図1〜図5においては、六個の長尺状木片のうち左端のもののみに符号を付してある。さらに、図1および図3においては、隠蔽性のある塗膜3を省略してある。加えて、図1〜4においては、欠陥29を黒塗り楕円で表示してある。
[集成材]
集成材1は、複数個の長尺状木片2からなる。具体的には、図1に例示するように、複数個(本例では六個)の長尺状木片2が平面状に配置されている。
長尺状木片2は、例えば、図1に例示するような長尺状の角材(長手方向と直交する断面が概ね矩形状)を用いることができる。
集成材1は、複数個の長尺状木片2からなる。具体的には、図1に例示するように、複数個(本例では六個)の長尺状木片2が平面状に配置されている。
長尺状木片2は、例えば、図1に例示するような長尺状の角材(長手方向と直交する断面が概ね矩形状)を用いることができる。
各長尺状木片2は、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面240が略同一平面上(本例では上面)に揃って集成材1の表面を構成するように配置される。欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面240の木目は、例えば、柾目、板目、追柾などとすることができる。
なお、欠陥を有しない側面が複数面存在する場合には、いずれの側面も欠陥を有しない側面であるので、どの面を同一平面上(本例では上面)に揃える面としてもよい。また、欠陥を有しない側面が一面だけ存在する場合には、その側面のみが、欠陥を有しない側面である。
隣り合う長尺状木片2の相対する端面同士は接着される。
隣り合う長尺状木片2の相対する端面同士は接着される。
また、集成材1は加工されている。本例では、集成材1の表面11が研磨加工されるとともに、その上からクリア塗装が施されている(図示せず)。
さらに、集成材1の裏面12は隠蔽性のある塗膜3を有している。本例では、図2に例示するように、集成材1の裏面12にのみ黒色の塗膜が形成されている。隠蔽性のある塗膜3は機能性を有するものであることが好ましい。例えば、備長炭の粉末を含有する塗料(備長炭塗料)を塗布して得られた塗膜や、柿渋を含有する塗料(柿渋塗料)を塗布して得られた塗膜を形成することができる。
本例の集成材1は、例えば、収納家具や机などの家具全般に広く用いることができる。壁面家具の扉などには特に好適に用いることができる。
例えば、扉の表面側に集成材1の表面11(欠陥が殆ど存在しない)が位置するように構成する。開き戸の場合は、扉を開けると集成材の裏側を目にすることもありうるが、隠蔽性のある塗膜3が形成されているため裏側の欠陥が目立ちにくい。
例えば、扉の表面側に集成材1の表面11(欠陥が殆ど存在しない)が位置するように構成する。開き戸の場合は、扉を開けると集成材の裏側を目にすることもありうるが、隠蔽性のある塗膜3が形成されているため裏側の欠陥が目立ちにくい。
[集成材(第一別例)]
図3および図4に例示する集成材の第一別例では、長尺状木片2が、長手方向に沿って柾目が現れた柾目の側面(柾目側面25)を一対有している。
そして、各長尺状木片2は、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない柾目側面250が略同一平面上に揃って集成材1の表面を構成するように配置されている。集成材1の表面では各長尺状木片2の柾目の方向が揃っており意匠性が高い。
図3および図4に例示する集成材の第一別例では、長尺状木片2が、長手方向に沿って柾目が現れた柾目の側面(柾目側面25)を一対有している。
そして、各長尺状木片2は、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない柾目側面250が略同一平面上に揃って集成材1の表面を構成するように配置されている。集成材1の表面では各長尺状木片2の柾目の方向が揃っており意匠性が高い。
本例の集成材も、例えば、収納家具や机などの家具全般に広く用いることができる。
[集成材(第二別例)]
図5に例示する集成材の第二別例は、集成材の裏面12に加えて全ての端面14も、隠蔽性のある塗膜3を有しているものである。
図5に例示する集成材の第二別例は、集成材の裏面12に加えて全ての端面14も、隠蔽性のある塗膜3を有しているものである。
本例の集成材も、例えば、収納家具や机などの家具全般に広く用いることができる。
[集成材(第三別例)]
図6に例示する集成材の第三別例は、後述する加工工程において上面視で円形に加工して得られた円形の集成材である。このような円形の集成材は、例えば、適宜大きさを変更すれば、椅子の天板や食卓の天板などに用いることができる。
図6に例示する集成材の第三別例は、後述する加工工程において上面視で円形に加工して得られた円形の集成材である。このような円形の集成材は、例えば、適宜大きさを変更すれば、椅子の天板や食卓の天板などに用いることができる。
[集成材の製造方法]
上記集成材を製造する方法を図7を用いて例示説明する。集成材の製造方法は木片準備工程S1、接着工程S2、加工工程S3、および塗装工程S4からなる。
上記集成材を製造する方法を図7を用いて例示説明する。集成材の製造方法は木片準備工程S1、接着工程S2、加工工程S3、および塗装工程S4からなる。
1.木片準備工程
木片準備工程S1は、複数個の長尺状木片を準備する工程である。
木片準備工程S1は、複数個の長尺状木片を準備する工程である。
ここで、木片準備工程S1として、図3に例示した長尺状木片2のような長手方向に沿って柾目が現れた一対の柾目側面を有する複数個の長尺状木片を準備する工程としてもよい。
このような長尺状木片2は、例えば、上面及び下面が板目の板材を、板目方向(板目が並ぶ方向)と直行する方向に概ね同一幅で小割切断することで得られる。一対の切断面(図3では上下一対の切断面)には柾目が現れる。
例えば、柱の端材からとれる12mm厚の低コスト板材を用いて、これを板目方向と直行する方向に概ね同一幅(例えば10〜50mmの範囲)で小割切断して複数個の長尺状木片2を得ることができる。
このような長尺状木片2は、例えば、上面及び下面が板目の板材を、板目方向(板目が並ぶ方向)と直行する方向に概ね同一幅で小割切断することで得られる。一対の切断面(図3では上下一対の切断面)には柾目が現れる。
例えば、柱の端材からとれる12mm厚の低コスト板材を用いて、これを板目方向と直行する方向に概ね同一幅(例えば10〜50mmの範囲)で小割切断して複数個の長尺状木片2を得ることができる。
2.接着工程
接着工程S2は、複数個の長尺状木片2(木片準備工程S1で得られたもの)を、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面240が略同一平面上に揃うように並べて表面11を構成し、隣り合う長尺状木片2同士を接着して連続木片を得る工程である。
接着工程S2は、複数個の長尺状木片2(木片準備工程S1で得られたもの)を、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面240が略同一平面上に揃うように並べて表面11を構成し、隣り合う長尺状木片2同士を接着して連続木片を得る工程である。
木片準備工程S1において、長手方向に沿って柾目が現れた一対の柾目側面を有する複数個の長尺状木片2を準備した場合には、複数個の長尺状木片2を、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における欠陥が少ない方の柾目側面250が略同一平面上に揃うように並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片2同士を接着して集成材を得る工程となる。
板目の板材を板目方向と直行する方向に沿って切断すると、通常、左右の切断面は柾目(柾目側面)となる。そして、例えば左右の切断面のうち欠陥が少ない方の柾目側面が上方を向くように長尺状木片を90度回転させ、欠陥が少ない方の柾目側面が略同一平面上に揃うように長尺状木片2を並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片2同士を接着して集成材1を得ることができる。
板目の板材を板目方向と直行する方向に沿って切断すると、通常、左右の切断面は柾目(柾目側面)となる。そして、例えば左右の切断面のうち欠陥が少ない方の柾目側面が上方を向くように長尺状木片を90度回転させ、欠陥が少ない方の柾目側面が略同一平面上に揃うように長尺状木片2を並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片2同士を接着して集成材1を得ることができる。
隣り合う長尺状木片2同士を接着する方法は特に限定されない。例えば、長尺状木片2の左右に接着剤を塗布した後、長尺状木片2を並べてコ−ルドプレスで接着することができる。
3.加工工程
加工工程S3は、接着工程S2で得られた連続木片を加工して加工済み連続木片を得る工程である。加工工程S3としては、例えば、連続木片の表面を研磨する平滑加工や、所望の形状に加工する成形加工などを行うことができる。
図6に例示する集成材1は、加工工程において上面視で円状に加工されたものである。このとき、下面を、下面中央部に向かって徐々に下方に突出するような凹状に加工してもよい。
加工工程S3は、接着工程S2で得られた連続木片を加工して加工済み連続木片を得る工程である。加工工程S3としては、例えば、連続木片の表面を研磨する平滑加工や、所望の形状に加工する成形加工などを行うことができる。
図6に例示する集成材1は、加工工程において上面視で円状に加工されたものである。このとき、下面を、下面中央部に向かって徐々に下方に突出するような凹状に加工してもよい。
4.塗装工程
塗装工程S4は、加工工程S3で得られた加工済み連続木片の表面以外の面を隠蔽性のある塗料で塗装する工程である。用いる塗料には隠蔽性が必要である。下地が殆ど透けて見える、いわゆる透明クリアなどは隠蔽性のある塗料ではない。塗料の色調としては、隠蔽性があれば特に制限されないが、黒や灰色など隠蔽性の強いものが好ましい。
塗装工程S4では、例えば、裏面のみを塗装したり、裏面と端面を塗装したりすることができる。塗装工程S4を経て集成材が完成する。
塗装工程S4は、加工工程S3で得られた加工済み連続木片の表面以外の面を隠蔽性のある塗料で塗装する工程である。用いる塗料には隠蔽性が必要である。下地が殆ど透けて見える、いわゆる透明クリアなどは隠蔽性のある塗料ではない。塗料の色調としては、隠蔽性があれば特に制限されないが、黒や灰色など隠蔽性の強いものが好ましい。
塗装工程S4では、例えば、裏面のみを塗装したり、裏面と端面を塗装したりすることができる。塗装工程S4を経て集成材が完成する。
以上、特定の実施形態を参照して本発明を例示説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本出願の願書に添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可能である。
1 集成材
11 表面
12 裏面
14 端面
2 長尺状木片
24側面
240 欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面
25柾目側面
250 欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない柾目側面
29 欠陥
3 隠蔽性のある塗膜
S1 木片準備工程
S2 接着工程
S3 加工工程
S4 塗装工程
11 表面
12 裏面
14 端面
2 長尺状木片
24側面
240 欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面
25柾目側面
250 欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない柾目側面
29 欠陥
3 隠蔽性のある塗膜
S1 木片準備工程
S2 接着工程
S3 加工工程
S4 塗装工程
Claims (9)
- 複数個の長尺状木片からなり隣り合う長尺状木片同士が接着されている集成材であって、
各長尺状木片は、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面が略同一平面上に揃って集成材の表面を構成するように配置されており、
集成材の裏面には、隠蔽性のある塗膜が形成されている、
集成材。
- 集成材を構成する複数個の長尺状木片の全部又は一部が、集成材の表面を構成する側面以外の面に欠陥を有する、
請求項1記載の集成材。
- 集成材を構成する複数個の長尺状木片の全部が、集成材の表面を構成する側面以外の面に欠陥を有する、
請求項1又は2に記載の集成材。
- 表面以外の全ての面に隠蔽性のある塗膜が形成されている
請求項1〜3いずれかに記載の集成材。
- 塗膜が機能性を有するものである、
請求項1〜4いずれかに記載の集成材。
- 複数個の長尺状木片は、長手方向に沿って柾目が現れた柾目側面を有しており、
各長尺状木片は、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない柾目側面が略同一平面上に揃って集成材の表面を構成するように配置されている、
請求項1〜5いずれかに記載の集成材。
- 複数個の長尺状木片を準備する、木片準備工程と、
この木片準備工程で準備された前記複数個の長尺状木片を、欠陥を有しない側面又は各長尺状木片における最も欠陥が少ない側面が略同一平面上に揃うように並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片同士を接着して連続木片を得る、接着工程と、
この接着工程で得られた連続木片を加工して加工済み連続木片を得る、加工工程と、
この加工工程で得られた加工済み連続木片の表面以外の面を隠蔽性のある塗料で塗装する、塗装工程と、を有する
集成材の製造方法。
- 木片準備工程では、長手方向に沿って柾目が現れた一対の柾目側面を有する複数個の長尺状木片を準備し、
接着工程では、前記木片準備工程で得られた前記複数個の長尺状木片を、欠陥を有しない柾目側面又は各長尺状木片における欠陥が少ない方の柾目側面が略同一平面上に揃うように並べて表面を構成し、隣り合う長尺状木片同士を接着して集成材を得る、
請求項7記載の集成材の製造方法。
- 請求項1〜6いずれか記載の集成材を用いてなる家具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015218998A JP2017087515A (ja) | 2015-11-07 | 2015-11-07 | 集成材、集成材の製造方法、および家具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107756556A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-03-06 | 江西兴创木业有限责任公司 | 桉木芯集成材的制备方法 |
-
2015
- 2015-11-07 JP JP2015218998A patent/JP2017087515A/ja active Pending
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