JPH0128338Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0128338Y2
JPH0128338Y2 JP20160484U JP20160484U JPH0128338Y2 JP H0128338 Y2 JPH0128338 Y2 JP H0128338Y2 JP 20160484 U JP20160484 U JP 20160484U JP 20160484 U JP20160484 U JP 20160484U JP H0128338 Y2 JPH0128338 Y2 JP H0128338Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
elastic
bearing
shaft
cylindrical surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20160484U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61114122U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20160484U priority Critical patent/JPH0128338Y2/ja
Publication of JPS61114122U publication Critical patent/JPS61114122U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0128338Y2 publication Critical patent/JPH0128338Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のステアリングコラムを摺
動支持するとともに該コラムに作用する振動等を
吸収する合成樹脂軸受に関するものである。
従来の技術 従来、自動車のステアリングコラムを摺動支持
する軸受としては、例えば実公昭46−571号公報
あるいは実公昭46−23135号公報などがある。
この従来技術を図面に示すと第12図のとおり
である。aは合成樹脂より形成された略円筒状の
基部bと基部bの一方の端部にその内径を狭窄し
た略截頭円錐状の面部cを一体に有する軸受であ
る。dは截頭円錐状の面部cのほぼ全長にわたつ
て軸方向に沿つて形成された複数個の切割り溝で
ある。eは切割り溝dによつて形成された弾性舌
片部である。fは軸受aを固定するハウジングで
あり、gは軸受aに摺動支持される軸である。
上記構成において、軸gは軸受aの弾性舌片部
eによつて弾性支持され、軸gが振動を受けても
弾性舌片部eの弾性作用によつて該振動は吸収さ
れるものである。
しかしながら、弾性舌片部eは使用中に摩耗お
よび塑性変形して軸gとのクリアランスを増大さ
せ、軸gを弾性支持する機能が減殺すると同時に
軸gと軸受aの内面との間に当該振動により打音
を発生するという問題がある。
弾性舌片部eの使用中の摩耗および塑性変形に
対し、弾性舌片部eの外周面に環状バネを嵌着さ
せて、軸gと弾性舌片部eとのクリアランスの増
大を自動的に補償させた考案(例えば実公昭49−
15485号公報)もあるが、このものにおいても強
い衝撃が軸に作用した場合には該軸と軸受との間
に打音を発生し、両者間に打音を発生するという
問題は依然として残されている。
考案が解決しようとする問題点 この考案は上述した従来技術の問題点に鑑み、
回転軸を円滑に摺動支持するとともに回転軸に作
用する振動を防振し、当該回転軸の振動に起因す
る該回転軸と軸受との間の打音の発生を防止した
合成樹脂軸受を得ることを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上述した目的を達成するべく、この考案はつぎ
の手段を採る。
すなわち、円筒部と該円筒部の一端に一体に形
成された截頭円錐部とからなり、該円筒部の内周
面には円筒面部と該円筒面部と段部をもつて縮径
された小円筒面部が該截頭円錐部の端部内周面に
該小円筒面部の内径より縮径されて形成された軸
支承面部に連なつて形成されており、該截頭円錐
部の端部外周面には環状凹溝が形成されていると
ともに該截頭円錐部は該円錐部の端面から軸方向
に沿つて形成された複数個の切割り溝によつて複
数個の弾性舌片部に形成されており、該円筒部に
は軸線を挾んで相対向する位置に該内周円筒面部
に開口する孔が形成されており、該内周円筒面部
には外周面に相対向する突起部を備えかつ内径を
該小円筒面部より小さく該軸支承面部より大きく
した弾性ブツシユが該突起部を前記円筒部の孔に
嵌入させて装着されており、該環状凹溝には弾性
リングが嵌着されていることを特徴とする合成樹
脂軸受である。
上記構成において、軸受を形成する合成樹脂と
しては、耐摩耗性、自己潤滑性に優れた合成樹脂
で、例えばポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂
あるいはこれらの樹脂に潤滑油剤を含有した含油
合成樹脂が使用される。
また、軸受の内周円筒面部に装着される弾性ブ
ツシユを形成する材料としては、例えばポリウレ
タン樹脂、弾性ポリエステル樹脂などの合成樹脂
の他に、ゴム弾性体が使用される。
さらに、截頭円錐部の端部外周面の環状凹溝に
嵌着される弾性リングとしては、ゴム弾性体から
なるOリング、あるいはガータスプリングなどが
使用される。
上記構成において、截頭円錐部の端部内周面に
形成された軸支承面部の内径Dと円筒部の内周円
筒面部に装着される弾性ブツシユの内径D1と軸
受に摺動支持される回転軸の直径D2との寸法関
係はD1>D2≧Dに形成されている。
そして、合成樹脂軸受は円筒部の外周面に締め
代をもつてハウジングの内周面に圧入されて固定
され、回転軸は軸受の截頭円錐部の端部内周面に
形成された軸支承面部に弾性支持される。
作 用 回転軸に振動が伝達された場合、該回転軸は截
頭円錐部の端部内周面に形成された軸支承面部、
換言すれば弾性舌片部の軸支承面部に支持されて
いるため、当該振動が弱い場合には該弾性舌片部
の弾性作用によつて吸収される。
当該振動が強いかあるいはハンドルに強い衝撃
力が加わつた場合、回転軸は円筒部の内周円筒面
部に装着された弾性ブツシユに当接し、該回転軸
に加わつた振動等は該弾性ブツシユの弾性変形に
よつて吸収されるため、該回転軸と軸受内周面と
の間に打音の発生は防止される。
実施例 第1図乃至第6図は、この考案の実施例を示す
ものである。
図において、1は合成樹脂軸受であり、軸受1
は円筒部2と円筒部2の一端に一体に形成された
円筒部2の軸線方向に先細りとなる截頭円錐部3
とからなる。
4は円筒部2の内周面に形成された円筒面部で
あり、円筒面部4は段部5をもつて縮径された小
円筒面部6および截頭円錐部3の端部内周面に小
円筒面部6の内径より縮径されて形成された軸支
承面部7に連なつている。
この実施例においては、小円筒面部6は截頭円
錐面部8をもつて軸支承面部7に連なつている例
を示している。
9は截頭円錐部3の端部外周面に形成された環
状凹溝である。
10は截頭円錐部3に円錐部3の端面から軸線
方向に沿つて形成された複数個の切割り溝であ
り、切割り溝10によつて截頭円錐部3は複数個
の弾性舌片部11に形成されている。
12は弾性リングであり、弾性リング12は截
頭円錐部3の端部外周面に形成された環状凹溝9
に嵌着されて弾性舌片部11に形成された截頭円
錐部3を軸線方向に挟窄している。
13は円筒部2に円筒部軸線を狭んで相対向し
て形成された孔であり、孔13は該内周円筒面部
4にそれぞれ開口している。
14は弾性ブツシユであり、弾性ブツシユ14
にはその外周面に相対向して突起部15,15が
形成されている。突起部15の一方の端面はブツ
シユ14の端面と面一に、他方の端面はテーパー
面16をもつて該ブツシユ外周面に連なつて形成
されている。
弾性ブツシユ14は突起部15,15を円筒部
2に形成された孔13,13にそれぞれ嵌入させ
て内周円筒面部4に装着されている。
弾性ブツシユ14の一方の端面は前記内周円筒
面部と連なる段部5に当接し、弾性ブツシユ14
の軸線方向の移動は阻止されている。
17は内周円筒面部4の開口部周縁に円筒部2
に形成された孔13,13と軸線方向に相対向し
て形成された切欠き溝で、切欠き溝17は内周円
筒面部4からその開口部側に拡がるテーパー面部
18を備えている。切欠き溝17は弾性ブツシユ
14を内周円筒面部4に装着するさい、ブツシユ
14の外周面突起部15を係合案内してブツシユ
14の円筒面部4への装着を容易にする役割を果
すものである。
19は筒状ハウジングであり、合成樹脂軸受1
はその円筒部2外周面に締め代をもつてハウジン
グ19の内周面に圧入固定される。
20は回転軸であり、回転軸20は軸受1の内
周面を挿通して軸支承面部7に支持されている。
ここで、合成樹脂軸受1の軸支承面部7の内径
Dと軸受1の内周円筒面部4に装着される弾性ブ
ツシユ14の内径D1と軸受1の内周面に挿入さ
れる回転軸20の直径D2との寸法関係は、D1
D2≧Dに形成されている。
第7図は前述した実施例において、截頭円錐部
3の端部内・外周面を円筒面に形成し、該内周円
筒面部を軸支承面部70とした例を示すものであ
る。
また第8図は前述した実施例において、軸受1
の内周小円筒面部6が小円筒面部6の内径と同径
を有する円筒面部80をもつて軸支承面部70に
連なつている例を示すものである。
第9図乃至第10図は軸受1の内周円筒面部4
に装着される弾性ブツシユ14の他の実施例を示
すもので、弾性ブツシユ140はその外周面に該
ブツシユ軸線方向に貫通する複数個の溝141を
備えており、溝141によつて弾性ブツシユ14
0により弾性効果を付与させたものである。
第11図は上述した実施例からなる合成樹脂軸
受1をハウジング19内に圧入固定するさいに、
軸受円筒部2外周面の締め代の影響を内周面側に
及ぼさないようにした例を示すもので、円筒部2
の外周面にその軸線方向に相対向する環状凸部3
0を形成し、環状凸部30の外周面に締め代をも
たせて、合成樹脂軸受1をハウジング19内に圧
入固定させたものである。
効 果 この考案の合成樹脂軸受は叙上の構成と作用を
有するもので、以下種々の優れた効果を有する。
回転軸に振動が伝達された場合、該回転軸は
截頭円錐部の端部内周面に形成された軸支承面
部、換言すれば弾性舌片部の軸支承面部に支南
されているため、当該振動が弱い場合には該弾
性舌片部の弾性作用によつて吸収される。
当該振動が強いかあるいはハンドルに強い衝
撃力が加わつた場合、該振動は該回転軸を支持
する弾性舌片部によつて緩衝されるとともに該
回転軸は円筒部の内周円筒部に装着された弾性
ブツシユに当接し、該回転軸に加わつた振動等
は該弾性ブツシユの弾性変形によつて吸収され
るため、該回転軸と軸受内周面との間に打音の
発生は防止される。
軸支承面部の摩耗および塑性変形によつて生
ずる該支承面部と回転軸とのクリアランスの増
大に対しては、該軸支承面部の外周面に嵌着さ
れた弾性リングによつて自動的に補償されるた
め、使用期間中回転軸の円滑な摺動と正常保持
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の合成樹脂軸受の一実施例を
示す断面図、第2図は第1図の要部を示す正面
図、第3図は第2図の−線断面図、第4図は
第1図の要部を示す背面図、第5図は弾性ブツシ
ユを示す正面図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図、第8図は合成樹脂軸受の他の実施例
を示す断面図、第9図は弾性ブツシユの他の実施
例を示す正面図、第10図は第9図の−線断
面図、第11図は合成樹脂軸受の他の実施例を示
す断面図、第12図は従来技術を示す断面図であ
る。 1……合成樹脂軸受、2……円筒部、3……截
頭円錐部、4……円筒面部、5……段部、6……
小円筒面部、7……軸支承面部、9……環状凹
溝、10……切割り溝、11……弾性舌片部、1
2……弾性リング、13……孔、14……弾性ブ
ツシユ、15……突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒部2と円筒部2の一端に一体に形成された
    截頭円錐部3とからなり、円筒部2の内周面には
    円筒面部4と円筒面部4と段部5をもつて縮径さ
    れた小円筒面部6が截頭円錐部3の端部内周面に
    小円筒面部6の内径より縮径されて形成された軸
    支承面部7に連なつて形成されており、截頭円錐
    部3の端部外周面には環状凹溝9が形成されてい
    るとともに截頭円錐部3は円錐部3の端面から軸
    方向に沿つて形成された複数個の切割り溝10に
    よつて複数個の弾性舌片部11に形成されてお
    り、円筒部2には軸線を挾んで相対向する位置に
    内周円筒部4に開口する孔13が形成されてお
    り、内周円筒面部4には外周面に相対向する突起
    部15を備えかつ内径を小円筒面部6より小さく
    軸支承面部7より大きくした弾性ブツシユ14が
    突起部15を円筒部2の孔13に嵌入させて装着
    されており、環状凹溝9には弾性リング12が嵌
    着されていることを特徴とする合成樹脂軸受。
JP20160484U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0128338Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20160484U JPH0128338Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20160484U JPH0128338Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61114122U JPS61114122U (ja) 1986-07-18
JPH0128338Y2 true JPH0128338Y2 (ja) 1989-08-29

Family

ID=30763552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20160484U Expired JPH0128338Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0128338Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61114122U (ja) 1986-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04302726A (ja) 滑りブッシュ構造
EP0719695A2 (en) Steering column bearing
KR910004948A (ko) 프레스트형 롤링 래디알 베어링과 자동차현가장치에 대한 그 응용
US5538282A (en) Steering column assembly
JPH0113851Y2 (ja)
JPH0128338Y2 (ja)
US5839834A (en) Bearing and bearing seal
US4818124A (en) Pivot mounted roller
US4660997A (en) Rotation-damping rolling bearing
JP4318268B2 (ja) 合成樹脂軸受
JP3747516B2 (ja) ステアリングコラム用軸受
JP2000320543A (ja) 滑り軸受
JP2980505B2 (ja) ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置
JPS5846261Y2 (ja) 軸受
JP4911778B2 (ja) スタビライザの軸受装置
JP3354270B2 (ja) ステアリングコラム用軸受装置
JP3270658B2 (ja) すべり軸受
JP2585769Y2 (ja) ステアリングコラム用軸受装置
JPH068816U (ja) ステアリングコラム用軸受装置
JPH1113767A (ja) 合成樹脂スラスト軸受
JP4096393B2 (ja) ステアリングコラム用軸受及びこれを用いた軸受装置
JPH01199028A (ja) ブッシュ組立体
JPS637703Y2 (ja)
JP4411778B2 (ja) ステアリングコラム用軸受及びこの軸受を用いた軸受装置
JPH0118890Y2 (ja)