JPH01283145A - ローラー芯材にスリーブを装置する方法およびその方法に適するローラー芯材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、円筒形のローラー芯材の周りに円筒形のスリ
ーブを装着する方法に係り、必ずしも限定されないが、
とくに、印刷機等に使用するローラー芯材とスリーブと
の組立体のためのローラー芯材にスリーブを装着する方
法およびその方法に適するローラー芯材に関するもので
ある。

［従来の技術］ 円筒形のローラー芯材の周りに円筒形のスリーブを装着
する方法であって、自由な状態では、該スリーブは該ロ
ーラー芯材の外径よりも小さいような内径を有しており
、芯材の外周上に流出する加圧媒体を使用してスリーブ
と芯材相互の直径を変化させ、スリーブを芯材の周囲に
摺動させ、スリーブと芯材が相互に所定の関係位置にな
ったときに媒体の供給を停止するようにし、こうして。

スリーブと芯材とをしっかりと合体させ、上記スリーブ
は、加圧媒体に対して、少なくとも芯材の周りにスリー
ブを装着する操作の間は不透過性であるような方法は、
本出願人のヨーロッパ特許出願第８５　２００　６２１
．２によって知られている。

上記の出願には、比較的薄肉の円筒形の、無機で穿孔さ
れたスリーブを円筒形のローラー芯材の表面に装着する
方法が記載されている。

上記の方法を実行するのに、好適な実施例では。

使用する穿孔材料、例えば金属製回転式絹スクリーンの
印刷ステンシル、の小孔は、気体状または液体状の媒体
に対して不透過性の材料で一時的にシールしておき、そ
の後に、完全に気密、液密のスリーブを、使用する媒体
の援助のもとに１円筒形の芯材上に滑らせて嵌挿させ、
使用する加圧媒体は、摺動操作の間に、可塑性の範囲内
で一時的にスリーブを拡張させる役目をし、こうして、
このスリーブは、使用される芯材の外径よりも大きい内
径を有するようになる。使用媒体、例えば圧縮空気は、
このような条件では、拡張助剤と、スリーブが芯材上を
移動するときの潤滑剤との両方の役目をする。

表面に、このようか穿孔をシールした材料を有するロー
ラーは、装着操作ののちに適当な溶剤を使用して洗浄し
、小孔からシール材を取り除き、この過程で、無数の空
洞（ステンシルの小孔）を有するローラーができ、従っ
て、このようなローラーは１例えば、印刷機の中のイン
ク塗りローラー、または着色ローラーとして使用される
。

スリーブが穿孔されていないときには、「めくら」とし
て知られているが、完全に閉塞された表面が得られる。

このような、最上層を有する堅硬なローラーも印刷機内
で、例えば、この種のスリーブに関連のある特別な特徴
を有する案内ローラーとして、使用することができる。

［発明が解決しようとする課題］ 公知の方法では、それが成功するためには、スリーブが
限られた厚さ、すなわち、媒体が、比較的低く、危険が
ない圧力のときに十分な直径の増大が得られるような厚
さに限定される必要がある。

という欠点を有している。

この公知の方法では、肉厚の大きいスリーブの材料とし
て、適当な、危険の可能性のないものが提供されない。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記のような種類の方法における現状に鑑み
、その課題を解決するために創案されたものであって、
とくに、芯材が、その表面を、加圧媒体の影響のもとて
圧縮可能の材料の層で覆われており、その媒体は、圧縮
可能の材料と、装着されるスリーブとの間の境界面に供
給されることを特徴とするローラー芯材にスリーブを装
着する方法を提供し、適当なローラー芯材の外表面の周
りに、薄肉と、厚肉の両方の円筒形スリーブを装着でき
るようにすることを目的とするものである。

［作　用コ 開示される本発明の方法によって、使用されるローラー
芯材の外表面に位置する圧縮可能の材料は、例えば空気
のような、装着操作用に使用される加圧媒体の影響のも
とで圧縮される。

本方法が成功するためには、もちろん、圧縮可能の材料
が加圧媒体に対して不透過性であることが必要であり、
従って、圧縮可能の材料は、少なくとも、スリーブの内
面に当接することになる表面において、媒体に対して不
透過性の層を備えたものである。

故に、使用される材料は、均一性の、不透過性のもので
あるが、また、ローラー芯材の反対側に面する表面が閉
塞されている、例えば、発泡ゴムまたは発泡合成樹脂材
料でもよい。

本発明の方法では、加圧媒体を、結合操作の初期に、ス
リーブと芯材とが相互に近接する位置で、芯材の端部か
ら供給するのが有利である。一方、媒体はまた。上記の
端部領域の外方から供給され、媒体は必要によっては上
記の位置の一方または両方の位置で供給されてもよい。

媒体の流出場所が、ローラー芯材の端部に存在すること
は、とくに、装着操作に役立つ。装着すべきスリーブを
芯材の上に滑らせ、媒体の供給開口部が覆われるところ
まで若干距ａ嵌挿する０次に媒体の供給口を開き、スリ
ーブと圧縮可能の材料の上面との間に圧力がかかるよう
にする。スリーブは圧縮可能の材料に対しては比較的硬
いから。

圧縮可能の材料は圧縮され、スリーブは圧縮可能の材料
の周りに十分装着されるようになり１例えば空気の加圧
媒体は、嵌挿の残りの操作中潤滑剤の役目をする。この
ようにしてスリーブの全長が芯材の周りに装着される。

スリーブが芯材から除去されたり、スリーブが芯材の端
部の媒体流出開口部が覆われなくなるなるほどスリーブ
に嵌挿され過ぎるときには、媒体供給口は、スリーブの
端部領域の外方にあるのが有利である。芯材の端部領域
の外方、例えば、芯材に沿って中途に、別個に操作°す
る流出開口部を設けると、圧縮可能の材料が圧縮されて
、スリーブが芯材から滑り抜は易くなる。

本発明はまた、上記のローラー芯材と、ローラー芯材の
周りに装着される円筒形のスリーブとを包含する組立体
用のローラー芯材に関するものであり、このローラー芯
材は、ローラー芯材と、円筒形のスリーブがローラー芯
材の上に嵌挿されるときに、ローラーの周りに装着され
るスリーブとの相対的な直径を変化させるための加圧媒
体用の流出開口部を少なくとも一端部に１個またはそれ
以上備えている。

本発明のこのようなローラー芯材は、この芯材が、その
表面を、流出開口部を通って供給される加圧媒体によっ
て圧縮される材料の層で覆われていることを特徴として
いる。

本発明のそのようなローラー芯材は、圧縮可能の材料の
層が、少なくともローラー芯材の反対側に面する表面で
加圧媒体に対して不透過性の層を有しているようなもの
である。

加圧媒体に対して不透過性の層は平滑である。

しかしまた僅かに粗面であり、または溝を設けたもので
もよい。不透過性の層が粗面または溝付きであるときに
は、スリーブと圧縮可能の材料の外層との間の接触表面
がより少なくなる事実から。

嵌挿操作が僅かに容易になる。

圧縮可能の材料は合成樹脂またはゴム製であり、中実で
も発泡形のものでもよい。

スリーブの嵌着をより容易にする必要性からは、ローラ
ー芯村上の圧縮可能の材料はまた１表面からローラー芯
材の表面の方向に延びる円周方向の、円形の溝を有する
ことができる。

このような溝があることは、スリーブの嵌挿のときにほ
んの僅かな摩擦しか生じないことと、圧縮可能の材料が
剥落する危険を大いに減少させることを意味している。

この圧縮可能の被ｒｆ１層には、嵌挿操作を開始する方
の側の一方の端部に、面取りの斜面を設けるのが有利で
ある。

本発明によるローラー芯材は、非常に有利なこととして
、ローラー芯材の一端で内部に接続されるいくつかの流
出開口部と、上記の端部から離れた位置に、１個または
少数の個別に操作される補助の流出開口部とを有してい
る。前にも記載したように、端部に設けたこれらの流出
開口部は嵌挿操作そのもののためのものであり、一方、
上述の補助の流出開口部は主としてスリーブとローラー
芯材の組立体を分離させるのを目的とする操作に使用す
るものである。しかしながら、補助の開口部はまた、例
えば、長さが長かったり、粗面が荒かったり等の場合の
ように、大きな摩擦条件が存在するときの、嵌挿操作を
容易にするのに役立つことができる。

［実施例］ ここで、本発明を添付の図面を参照して説明する６第１
図において、装着されるスリーブ、すなわち、穿孔され
たステンシルまたは閉じたスリーブは、参照番号１で示
されている。このステンシルすなわちスリーブは、例え
ば、ニッケルのような無糖の電気沈着した金属で作るこ
とができる。

しかし、スリーブ１はまた１例えば１合成樹脂材料から
も作ることができ、本発明が成功するには、無線型が好
ましいが、これは絶対的に本質的ではない。しかしスリ
ーブ１の内部は、完全に平滑で、すなわち、スリーブの
内面は、円筒形であることが好ましい。

ローラー芯材は２で示され、参照番号３と４とはローラ
ー芯材２の両端に気密状に、密封状に固定された円板型
の部品を示している。ローラー芯材２は鋼材またはアル
ミニウムのような金属で造られることが多い。しかし、
ある種の応用では。

合成樹脂も使用ことかできる。軸５．５′は最終的に構
成したローラーを、例えば、印刷機内に装着するのに使
用するもので１円板型の部品３．４に固定されている０
円板型の部品３は円形の溝７を含み、この溝は一方では
ダクト８によってローラー芯材の内部９に接続され、他
方ではダクトを形成する開口部６によってローラー芯材
２に装着された圧縮可能の材料１１の外面に開口してい
る。

ローラー芯材２の内部９は媒体供給開口１３によって、
図示しない加圧媒体源、例えば、コンプレッサまたは圧
力容器に接続されている。

圧縮可能の被覆材１１には、流出開口部６が位置する方
の端部に面取りの斜面１２が設けである。

スリーブ１を装着するときには、面取部１２と流出開口
部６の上で小距離移動させる。ついで、媒体供給口１３
を開く、スリーブ１と被覆材１１の外面との間に圧力上
昇が行われ、被覆材１１が圧縮される。ここで、スリー
ブ１は僅がなカでローラー芯材２の全長に６たって押し
動がされる。スリーブ１とローラー芯材２との組立体を
解離するには、逆の順で操作すればよい。ローラー芯材
２の内部９を経てダクト６への媒体供給口が開がれ、被
覆材１１がスリーブ１に関して圧縮され、スリ−ブ１は
ローラー芯材２から滑離される。

スリーブ１の端部が流出開口部６を通り過ぎると、流出
開口部１０が作動し、要すれば、開口部６は閉じられる
。このようにして、スリーブ１の端部は再び開口部６の
位置に位置し、続いて滑離操作は、開口部６の作動によ
って円滑に行われる。

スリーブの装着と除去の操作を実行するためには、実際
は、開口部１０と６を個別に開閉することは必ずしも厳
密には必要とない。開口部の大きさを適切に定め、適用
される媒体の圧力を適当に選択することによって１個々
の作動なしで本方法の適切な実行を確保することもでき
る。必要によっては、この操作の実行人は嵌挿過程で指
で開口部１０を遮断することができ、他方、除去操作の
ときは、ローラー芯材２の端部に位置する流出開口部６
の操作に同様の動作を使用することができる。

圧縮可能の被覆層に使用される材料に関しては、多種類
の合成樹脂またはゴムを使用することができ、出来上が
るローラーの所望の特性に関して。

硬度、化学的抵抗性その他のような要素が重要である。

一般的に使用される加圧媒体に関しては、圧縮空気を使
用するのが好ましい。これは、圧縮可能性のある圧縮可
能の材料として、約８　ｋｇ／ａｊまでの標準的圧縮空
気装置を使用することができるからである。

ローラー芯材２の端部に使用される流出開口部の数は一
般的には約８個であり、ローラー芯材の中央部の流出開
口部１ｏは１個で十分であり、スリーブ１を流出開口部
６の位置に達するまで移動させることができる。

もちろん、必要によっては、流出開口部１０は複数あっ
てもよい。

図面の簡単な説明において、スリーブは装着および除去
の操作の間中、閉じられているものとする。

例えば無糖のニッケル製スクリーンまたは他のの穿孔の
ある材料のような、穿孔のあるスリーブの場合には、前
述したように、装着操作に先だって、小孔を一時的に閉
塞させておく。ポリビニルアルコールまたはポリビニル
アセテートのような適用塗材は、装着操作が終了したの
ちに、適当な溶剤を使用して洗い落すことができる。

圧縮可能の材料が接着性でない（でなくできている）場
合には、スクリーンの除去に際して、その乾燥後にスク
リーンが滑離できるようにの小孔を充填するのがよい。

［発明の効果］ 本発明のローラー芯材にスリーブを装着する方法は、芯
材が、その表面を、加圧媒体の影響のもとて圧縮可能の
材料の層で覆われており、その媒体は、圧縮可能の材料
と、装着されるスリーブとの間の境界面に供給されるも
のであるから、従来の諸欠点を一層して、適当なローラ
ー芯材の外表面の周りに、薄肉と、厚肉の両方の円筒形
スリーブを装着できるようにすることができるばかりで
なく、自然の状態では、スリーブはローラー芯材の外径
よりも小さいような内径を有するものでありながら、芯
材の外周上に流出する加圧媒体を使用することによって
、スリーブとローラー芯材の相互の直径関係を変化させ
、スリーブをローラー芯材の周囲に摺動させ、スリーブ
と芯材が相互に所定の関係位置になったときに媒体の供
給を停止するようにして、スリーブと芯材とをしっかり
と合体させることができる。そして、圧縮可能の材料の
被覆層は入手可能の材料であり、加圧媒体としては、圧
縮空気を利用できるものであるから、格別の材料や熟練
技術を必要とすることなく、費用を増大させることがな
い。

また、第２の発明では、ローラー芯材が、その芯材表面
上を、流出開口部を通って供給される加圧媒体によって
圧縮可能の材料の層で覆われているものであるから、上
記の装着方法に適したローラー芯材を供給することに成
功したものであり。

本発明は、両者相俟って、ローラー芯材の技術を画期的
に進歩させることができ、印刷機等におけるローラー組
立体に貢献の大きい発明である。

【図面の簡単な説明】

図面は、スリーブを装着する本発明によるローラー芯材
の概略の断面図を示している。 １・・・スリーブ、２・・・ローラー芯材、３．４・・
・円板型の部品、５．５′・・・軸、６，１ｏ・・・流
出開口部、７・・・溝、８・・・ダクト、９・・・内部
、１１・・・圧縮可能の材料、被覆層、１２・・・斜面
、１３・・・媒体供給開口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）円筒形のローラー芯材の周りに円筒形のスリーブ
   を装着する方法であって、自由な状態では、該スリーブ
   は該ローラー芯材の外径よりも小さいような内径を有し
   ており、芯材の外周上に流出する加圧媒体を使用してス
   リーブと芯材相互の直径を変化させ、スリーブを芯材の
   周囲に摺動させ、スリーブと芯材が相互に所定の関係位
   置になったときに媒体の供給を停止するようにし、こう
   して、スリーブと芯材とがしっかりと合体させ、上記ス
   リーブは、加圧媒体に対して、少なくとも芯材の周りに
   スリーブを装着する操作の間は不透過性であるような方
   法において、芯材（２）が、その表面を、加圧媒体の影
   響のもとで圧縮可能の材料の層（１１）で覆われており
   、その媒体は、圧縮可能の材料と、装着されるスリーブ
   （１）との間の境界面に供給されることを特徴とするロ
   ーラー芯材にスリーブを装着する方法。 （２）請求項１に記載の方法において、圧縮可能の材料
   の層（１１）が使用され、その層は、少なくとも、スリ
   ーブ（１）の内面に当接することになる表面において、
   加圧媒体に対して不透過性の層を備えたものであること
   を特徴とするローラー芯材にスリーブを装着する方法（
   ３）請求項１または２に記載の方法において、加圧媒体
   は、結合操作の初期にスリーブ（１）と芯材（２）とが
   相互に近接する位置で、および／または、芯材（２）の
   端部領域の外方の位置で供給され、さらに媒体は、必要
   によっては上記の位置の一方または両方の位置で供給さ
   れることを特徴とするローラー芯材にスリーブを装着す
   る方法。 （４）ローラー芯材と、ローラー芯材の周りに配置され
   る円筒形のスリーブとを包含する組立体用のローラーで
   あって、このローラー芯材は、ローラー芯材と、円筒形
   のスリーブがローラー芯材の上に押し込まれるときに、
   ローラーの周りに装着されるスリーブとの相対的な直径
   を変化させるための加圧媒体用の流出開口部を、少なく
   とも一端部に１個またはそれ以上を備えているものにお
   いて、該ローラー芯材（２）は、その芯材表面上を、流
   出開口部を通って供給される加圧媒体によって圧縮可能
   の材料の層（１１）で覆われていることを特徴とするロ
   ーラー芯材。 （５）請求項４に記載のローラー芯材において、圧縮可
   能の材料の層（１１）が、少なくともローラー芯材（２
   ）の反対側に面する表面で、加圧媒体に対して不透過性
   の層を有していることを特徴とするローラー芯材。 （６）請求項４または５に記載のローラー芯材において
   、層（１１）の圧縮可能の材料は、合成樹脂類とゴム類
   から選ばれるものであり、当該材料は中実または発泡形
   のものであることを特徴とするローラー芯材。 （７）請求項６に記載のローラー芯材において、圧縮可
   能の材料の層（１１）には、実質的に全円周方向に設け
   、層（１１）の表面からローラー芯材の表面の方向に延
   びる、溝を有することを特徴とするローラー芯材。 （８）請求項４ないし７のいずれか１項に記載のローラ
   ー芯材において、被覆層（１１）には、装着すべきスリ
   ーブ（１）が嵌挿される方の側に、面取りの斜面（１２
   ）を設けてあることを特徴とするローラー芯材。 （９）請求項４ないし８のいずれか１項に記載のローラ
   ー芯材において、ローラー芯材（２）の一端においてそ
   の内部（９）に接続されるいくつかの流出開口部（６）
   を設けてあり、上記の端部から離れた位置に、１個また
   は少数の、個別に操作される補助の流出開口部（１０）
   とを設けてあることを特徴とするローラー芯材。