JPH01282717A

JPH01282717A - 回転記録再生装置

Info

Publication number: JPH01282717A
Application number: JP11161188A
Authority: JP
Inventors: Kunitaka Nejime; 根路銘　国高; Akihiro Kobayashi; 明弘小林
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-05-10
Filing date: 1988-05-10
Publication date: 1989-11-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲと呼ぶ）
などの磁気記録再生に用いられる回転磁気記録再生装置
に関する。

（従来の技術）従来のＶＴＲの回転記録再生装置は第４図、第５図に示
すような構成になっている。回転軸１は軸受２により保
持されている。回転軸１上部に回転ドラム３を固定する
フランジ４が取り付けられ、回転ドラム３はフランジ４
にネジ５で固定されている。回転軸１を回転させるとそ
れに取り付けられているフランジ４、回転ドラム３も回
転するが。

回転ドラム３内に装備されている磁気ヘッド１１や記録
再生系回路６を有する基盤７に製作上の誤差や磁気ヘッ
ド１１の取り付は上の誤差により対称性がなかったり、
あるいはキャップ８の取り外し取り付けを繰り返した時
のキャップ位置の再現性がなったりすると、回転ドラム
３全体の回転バランスが乱れる。その結果、回転ドラム
３の回転振れが大きくなったり共振が発生する要因にな
る。これらを防止する技術として、回転ドラム３の回転
バランスを取るために複数の回転バランス調整用ネジ穴
〇を回転ドラム３の底部に放射状に設け。

回転バランス調整用ネジ穴９に止めネジ等のネジ１０を
挿入して、回転バランス調整のときに回転バランス調整
用ネジ穴９ａの部分が軽い場合に９回転バランス調整用
ネジ穴９ａのネジ１ｏを外周側に移動させるか、あるい
は、ネジ１０の長さを変えて回転バランスをとり、共振
１回転振れをおさえる等の方法がとられていた。しかし
ながら、ＶＴＲの高精細化にともない磁気ヘッド１１の
数も増加する傾向にあるが磁気ヘッド１１が増加すると
、磁気ヘッド１１を保持しているヘッドベース１２の固
定用ネジ穴１３等が多くなり、回転ドラム３の底部には
ネジ穴１３、あるいは信号線を外部に導くための貫通穴
１４が多くなってくる。この様にネジ穴１３、貫通穴１
４が多くなると、回転バランス調整用ネジ穴９を確保す
るのが困難になってくる。

（発明が解決しようとする課題）このように従来と同一の構造の回転記録再生装置にあっ
ては１回転ドラムに放射状に回転バランス調整用ネジ穴
の個数を確保することができなくなったり、バランス調
整に都合のよい位置への設置が困難となるためバランス
調整が非常に困難となる恐れがある。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものでその目的とす
るところは、回転バランス調整用ネジ穴を放射状に数多
く確保し回転バランスの調整がし易い回転記録再生装置
を提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明の回転記録再生装置にあっては、回転軸に取り付
けられ１回転ドラムを固定するフラジまたは回転ドラム
のキャップに回転軸に対しほぼ垂直な方向に、放射状に
複数の回転バランス整用ネジ穴を設けこのネジ穴に回転
バランス調整用ネジを挿入するように構成している。

（作　用）この様に構成されたものにあっては、回転軸とほぼ垂直
方向にネジ穴を用けても何ら不都合の生じないフラジあ
るいはキャップに放射状に複数の回転バランス調整用ネ
ジ穴が設けられているため、所望の位置にネジ穴を設け
ることでき、このネジ穴に回転バランス調整用ネジを挿
入することにより回転バランスの調整が容易に行える。

（実施例）以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。

第１図、第２１図は本発明の第１の実施例を示す側面断
面図及び平面断面図である。なお、第４図と第Ｓ図と同
一部分には同一符号を付して説明は省略する。

回転軸１に取り付けられ、回転ドラム３を固定するフラ
ンジ４は回転軸１と一体で回転するように固着されもし
くは一体的に製作される。また、このフランジ４には回
転ドラム３が固定ネジ５などにより固定され一体として
回転する。さらに。

このフランジ４に回転軸ｌの回転中心軸に対し、はぼ垂
直方向（ドラム３若しくはキャップ８の半径方向）に、
放射状に複数のバランス調整用ネジ穴〇を設けている。

この構成を取るとき、フランジ４には固定ネジ５の挿入
されるネジ穴と、回転軸１とが貫通されるのみであり、
バランス調整用ネジ穴９の設置に対しては固定ネジ５の
挿入される穴との干渉を避けることを配慮するだけでよ
く、設置個数及び設置位置の設計自由度が大幅に広がる
ことになる。

なお、バランス調整用ネジ穴９は必ずしも均等に配置す
る必要はなく、前記回転ドラムのアンバランスに応じて
、それを補正可能なように考慮しさえすれば良いことは
もちろんで、この様な設計上の配慮を加えて必要最小限
の個数とすることにより、製造コスト低減も可能となる
。本発明の構造を用いれば配置の自由度が広がり上述し
た効果も得られる。バランス調整用ネジ穴９に調整ネジ
１０を固定ドラム１５の窓１６からいれて調整を行う。

多くの回転バランス調整用ネジ穴９を確保していると、
容易に調整ができ短時間で回転バランスが取れる。

第３図は１本発明の第２の実施例を示す側面断面図であ
る。この実施例が先の実施例と異なる箇所は、バランス
調整用ネジ穴９をフランジ４ではなく回転ドラム３のキ
ャップ８に設けられている。

キャップ８に先の実施例と同様に回転軸１の回転中心軸
に対しほぼ垂直方向に放射状に複数のバランス調整用ネ
ジ穴９が設けられている。また、キャップ８に設けた場
合には、キャップ８の取り付は取り外しに対してキャラ
１８位置の再現性を持たせるために回転ドラム３とキャ
ップ°にそれぞれ位置決め手段としての位置決めピン１
８とそれに対応する位置決め穴を設けている。

このようにキャップ８にバランス調整用ネジ穴９を設け
た場合には回転軸１を駆動するモータ（図示省略）から
最も遠い位置でバランス調整を行なうことができるため
大幅なｗｓ！Ｐ１が行ないやすいメリットがある。

また第１．第２の実施例共にバランス調整用ネジ穴９は
回転軸１の回転中心軸とほぼ垂直方向に形成されている
が垂直方向に限定されることなく調整ネジＩＯがフラン
ジ４、キャップ８の半径方向に移動可能であれば傾いて
いても良い。

また、調整ネジ１０の重さを異ならせてバランスを調整
してもよい、その場合にはバランス調整用ネジ穴９の方
向は回転軸１の軸方向と平行でもよい。

また、いずれの実施例においてもネジ穴とネジの組合せ
によるバランス調整手段を示したが、これは回転ドラム
３の回転速度が速く、大きな遠心力が作用するためウェ
イトとしての調整ネジ１ｏが移動してしまわないためで
ある。

したがって通常の穴と、その穴の中の所定位置で固定及
び移動が可能なようにロック機能およびロック解除機能
を有するウェイトであればネジ穴及びネジに限定されな
い。

さらには、穴を設ける代わりにフランジ４の下面あるい
はキャップ８の上面に案内レール若しくは案内溝のよう
な案内手段を形成し、この案内手段に沿ってウェイトが
移動可能であり、このウェイトの位置を調整後にウェイ
トの位置を固定するための固定手段、つまり、ウェイト
と案内レール若しくは溝とのロック機構を設けるように
してもよい。

また、当然ウェイトの位置を変えずに重さの異なるウェ
イトにしてバランスを調整してもよい。

さらに１回転ドラム３を有しない形式、つまりドラムが
固定されており、磁気ヘッド１１のみを回転軸１及びフ
ランジ４と一体的に回転させるような形式のものにも適
用できる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、フランジ若しくは
キャップに回転バランス調整用ネジ穴を放射状に設けた
ことにより、ネジ穴内のネジの位置を調整して回転バラ
ンスの調整が容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は、本発明の回転記録再生装置の第１の
実施例を示す側面断面図及び平面断面図、第３図は本発
明の第２の実施例を示す側面断面図。第４図と第５図は従来の河転記録再生装置の側面断面図
及び平面断面図である。１・・・回転軸　　　　゛　　　　２・・・軸受３・・
・回転ドラム　　　　　　４・・・フランジ５・・・固
定ネジ　　　　　　　６・・・記録再生系回路７・・・
基盤　　　　　　　　　８・・・キャップ９・・・バラ
ンス調整用ネジ穴　１０・・・調整用ネジ１１・・・磁
気ヘッド　　　　　　１２・・・ヘッドベース１８・・
・位置決め用ピン代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　松山光之萬１図第　　２　　因第　　３　　図第　４　図ｊ第　　５　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）固定部に対して回転可能な回転軸と、この回転軸
に取付けらて一体的に回転するフランジと、このフランジと一体的に回転する磁気ヘッドと、外周に
磁気テープが巻装されるドラムとから成る回転記録再生
装置において、前記フランジ若しくは前記ドラムの上面に設けられるキ
ャップの少なくとも一方に取付けられ、少なくとも取付
け位置若しくは重さの調整が可能なウェイトを具備する
ことを特徴とする回転記録再生装置。
（２）前記フランジ若しくはキャップには、前記ウェイ
トの取付け位置を可変にするために前記ウェイトの移動
を許容する移動案内手段が設けられ、このウェイトを所
定位置に移動させた後に固定することを特徴とする請求
項１記載の回転記録再生装置。
（３）固定部に対して回転可能な回転軸と。この回転軸に取付けられて一体的に回転するフランジと
、このフランジと一体的に回転する磁気ヘッドと、外周に
磁気テープが巻装されるドラムとから成る回転記録再生
装置において、前記フランジ若しくは前記ドラムの上面に設けられるキ
ャップの少なくとも一方に設けられるネジ穴と、このネ
ジ穴に嵌合されるネジとを具備することを特徴とする回
転記録再生装置。
（４）前記ネジ穴は前記フランジ若しくは前記キャップ
の半径方向に沿って放射状に配置されていることを特徴
とする請求項３記載の回転記録再生装置。