JPH0128269B2 - - Google Patents
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- JPH0128269B2 JPH0128269B2 JP5537382A JP5537382A JPH0128269B2 JP H0128269 B2 JPH0128269 B2 JP H0128269B2 JP 5537382 A JP5537382 A JP 5537382A JP 5537382 A JP5537382 A JP 5537382A JP H0128269 B2 JPH0128269 B2 JP H0128269B2
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- JP
- Japan
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- valve
- steam
- valve stem
- bush
- scale
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- Expired
Links
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- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 claims description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 3
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/32—Details
- F16K1/34—Cutting-off parts, e.g. valve members, seats
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蒸気タービンに用いられる蒸気弁に係
わり、特に高温蒸気を取り扱う蒸気弁に関する。
わり、特に高温蒸気を取り扱う蒸気弁に関する。
蒸気タービンに用いられている主要蒸気弁は高
温、高圧の過酷な条件下で使用されており、その
蒸気弁の弁棒材料としては一般に低合金鋼、
12Cr系不銹鋼等が用いられている。上記蒸気弁
の問題点とて、高温蒸気下でのスケールの酸化生
成により、蒸気弁の弁棒とブツシユとの間隙が無
くなり弁棒がブツシユに固着(ステイツク)し
て、弁の作動が不可能になる恐れがあることがあ
げられる。
温、高圧の過酷な条件下で使用されており、その
蒸気弁の弁棒材料としては一般に低合金鋼、
12Cr系不銹鋼等が用いられている。上記蒸気弁
の問題点とて、高温蒸気下でのスケールの酸化生
成により、蒸気弁の弁棒とブツシユとの間隙が無
くなり弁棒がブツシユに固着(ステイツク)し
て、弁の作動が不可能になる恐れがあることがあ
げられる。
従つて従来の蒸気弁では定期的に蒸気弁を分解
して、スケール落し等の手入れが必要となるもの
である。
して、スケール落し等の手入れが必要となるもの
である。
本発明の目的とするところは、高温蒸気下で用
いても弁棒にスケールが生成されず、固着現象が
防止出来る蒸気弁を提供することにある。
いても弁棒にスケールが生成されず、固着現象が
防止出来る蒸気弁を提供することにある。
本発明の一実施例として蒸気タービンの蒸気加
減弁に適用した例を図面を用いて説明する。
減弁に適用した例を図面を用いて説明する。
第1図において、蒸気加減弁の蒸気流を制御す
る弁体2は、弁棒3に連結されており、この弁棒
3はブツシユ4との間に適正間隙を有して、上下
動をガイドされている。そして弁棒3の上端はク
ロスヘツド5にネジ込まれ、上下レバー6,7を
介してサーボモータ8により開閉制御されるよう
に構成されている。
る弁体2は、弁棒3に連結されており、この弁棒
3はブツシユ4との間に適正間隙を有して、上下
動をガイドされている。そして弁棒3の上端はク
ロスヘツド5にネジ込まれ、上下レバー6,7を
介してサーボモータ8により開閉制御されるよう
に構成されている。
この加減圧は566℃、538℃等の高温蒸気量を制
御しており、弁棒3の表面の材質としては、従来
の12Cr不銹鋼、オーステナイト系不銹鋼等の耐
熱鋼とは異なるスケールの生成の少ないNi合金
を用いる。
御しており、弁棒3の表面の材質としては、従来
の12Cr不銹鋼、オーステナイト系不銹鋼等の耐
熱鋼とは異なるスケールの生成の少ないNi合金
を用いる。
つまり、弁棒3とブツシユ4との摺動部の間隙
は蒸気のリークを少なくすること及び蒸気流によ
る振動を抑制する為に、出来るだけ小さく設定さ
れている。そうすると、長時間運転すると前記ス
ケールの生成によつて両者の間隙がなくなり、弁
棒がステイツクして蒸気弁の作動が不可能になる
恐れがあることから、第3図、第4図に表わした
如くスケール生成の少ないNi合金を弁棒3及び
ブツシユ4の材質に用いるようにしたものであ
る。しかも、弁棒3は全体をNi合金から形成す
ると難削性の為に加工が困難であることから、本
体はブツシユ4の材質とその線膨脹係数が略同一
の従来材を用い、その外面の摺動面にのみ第2図
に示す如くNi合金9を肉盛溶接するものである。
このNi合金9の肉盛溶接厚さは0.5〜1.0mm程度形
成すれば十分である。上記弁棒3の本体の材質と
してブツシユ4の材質と略同一の線膨脹係数を有
するものを用いるようにしたのは、高温下で使用
した際の熱膨脹によつて両者の間に形成した摺動
部の最小限の間隙を常に確保する為である。よつ
て第5図に表わしたような材質、即ち、弁棒3の
本体とブツシユ4とをオーステナイト系不銹鋼、
或は12Cr系不銹鋼、或は低合金鋼にて形成し、
弁棒3の外面にNi合金9の薄膜を肉盛溶接すれ
ば良いものである。
は蒸気のリークを少なくすること及び蒸気流によ
る振動を抑制する為に、出来るだけ小さく設定さ
れている。そうすると、長時間運転すると前記ス
ケールの生成によつて両者の間隙がなくなり、弁
棒がステイツクして蒸気弁の作動が不可能になる
恐れがあることから、第3図、第4図に表わした
如くスケール生成の少ないNi合金を弁棒3及び
ブツシユ4の材質に用いるようにしたものであ
る。しかも、弁棒3は全体をNi合金から形成す
ると難削性の為に加工が困難であることから、本
体はブツシユ4の材質とその線膨脹係数が略同一
の従来材を用い、その外面の摺動面にのみ第2図
に示す如くNi合金9を肉盛溶接するものである。
このNi合金9の肉盛溶接厚さは0.5〜1.0mm程度形
成すれば十分である。上記弁棒3の本体の材質と
してブツシユ4の材質と略同一の線膨脹係数を有
するものを用いるようにしたのは、高温下で使用
した際の熱膨脹によつて両者の間に形成した摺動
部の最小限の間隙を常に確保する為である。よつ
て第5図に表わしたような材質、即ち、弁棒3の
本体とブツシユ4とをオーステナイト系不銹鋼、
或は12Cr系不銹鋼、或は低合金鋼にて形成し、
弁棒3の外面にNi合金9の薄膜を肉盛溶接すれ
ば良いものである。
更に、弁棒3の外面に肉盛溶接したNi合金9
の部分には窒化処理を施こすようにすれば、硬度
が一段と向上することから、高圧蒸気により弁棒
3に振動が作用しても、弁棒3が摩耗に耐えうる
ことから弁棒3とブツシユ4との間隙は、拡大さ
れることが防止でき、蒸気弁の振動の助長、増大
が防がれる。
の部分には窒化処理を施こすようにすれば、硬度
が一段と向上することから、高圧蒸気により弁棒
3に振動が作用しても、弁棒3が摩耗に耐えうる
ことから弁棒3とブツシユ4との間隙は、拡大さ
れることが防止でき、蒸気弁の振動の助長、増大
が防がれる。
上記実施例によれば、弁棒とブツシユとに適正
間隙を保つて、スケールの生成を防止出来るの
で、弁棒から蒸気リーク量及び振動が増大するこ
となく、蒸気弁々棒のステイツクを防止する効果
が得られる。
間隙を保つて、スケールの生成を防止出来るの
で、弁棒から蒸気リーク量及び振動が増大するこ
となく、蒸気弁々棒のステイツクを防止する効果
が得られる。
従つて、本発明によれば、高温蒸気下で使用し
ても弁棒にスケール発生が防止出来ることから、
該スケールに起因した弁棒の固着現象を阻止可能
な蒸気弁が実現出来るという効果を奏する。
ても弁棒にスケール発生が防止出来ることから、
該スケールに起因した弁棒の固着現象を阻止可能
な蒸気弁が実現出来るという効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例である蒸気加減弁の
機構図、第2図は第1図の蒸気弁の弁棒部拡大
図、第3図は、各種材質と酸化スケール生成厚さ
の関係図、第4図は酸化スケール生成厚さと温度
との関係図、第5図は各種材質の平均線膨脹係数
図である。 1……弁ケーシング、2……弁体、3……弁
棒、4……ブツシユ、8……サーボモータ、9…
…Ni合金。
機構図、第2図は第1図の蒸気弁の弁棒部拡大
図、第3図は、各種材質と酸化スケール生成厚さ
の関係図、第4図は酸化スケール生成厚さと温度
との関係図、第5図は各種材質の平均線膨脹係数
図である。 1……弁ケーシング、2……弁体、3……弁
棒、4……ブツシユ、8……サーボモータ、9…
…Ni合金。
Claims (1)
- 1 弁体と、該弁体と連結された弁棒と、該弁棒
をガイドして摺動させるブツシユとを備えた蒸気
弁において、前記弁棒の本体とブツシユとの材質
に線膨脹係数の略同じ材質をそれぞれ使用させ、
弁棒摺動部外表面にはニツケル合金を肉盛溶接
し、更に前記肉盛溶接されたニツケル合金部には
窒化による表面硬化処理を施したことを特徴とす
る蒸気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5537382A JPS58174765A (ja) | 1982-04-05 | 1982-04-05 | 蒸気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5537382A JPS58174765A (ja) | 1982-04-05 | 1982-04-05 | 蒸気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58174765A JPS58174765A (ja) | 1983-10-13 |
JPH0128269B2 true JPH0128269B2 (ja) | 1989-06-01 |
Family
ID=12996677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5537382A Granted JPS58174765A (ja) | 1982-04-05 | 1982-04-05 | 蒸気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58174765A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2941544B2 (ja) * | 1992-01-09 | 1999-08-25 | 三菱重工業株式会社 | 高温蒸気弁 |
JP4220186B2 (ja) * | 2002-06-20 | 2009-02-04 | 株式会社東芝 | 弁装置およびその製造方法 |
JP3979281B2 (ja) * | 2002-12-04 | 2007-09-19 | 株式会社日立製作所 | 弁棒の製造法とその製造法によって製造された弁棒及びそれを用いた蒸気弁 |
JP4889518B2 (ja) * | 2007-01-31 | 2012-03-07 | 中国電力株式会社 | 蒸気タービン加減弁の弁棒取外し装置および弁棒取外し方法 |
JP2008275119A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 弁装置 |
JP5917312B2 (ja) * | 2012-06-20 | 2016-05-11 | 株式会社東芝 | 蒸気弁装置およびその製造方法 |
JP5973085B2 (ja) | 2014-02-19 | 2016-08-23 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 蒸気弁、および蒸気タービン |
DE102017201300A1 (de) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | Robert Bosch Gmbh | Magnetventil, Brennkraftmaschine mit Magnetventil und Verfahren zur Herstellung eines Magnetventils |
JP6951081B2 (ja) * | 2017-02-15 | 2021-10-20 | 三菱パワー株式会社 | 蒸気弁及び蒸気タービン設備 |
JP7433187B2 (ja) * | 2020-10-08 | 2024-02-19 | 三菱電機株式会社 | バタフライバルブおよび排気ガス再循環バルブ |
-
1982
- 1982-04-05 JP JP5537382A patent/JPS58174765A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58174765A (ja) | 1983-10-13 |
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