JPH01282209A - 形状記憶性ポリウレタン - Google Patents

形状記憶性ポリウレタン

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JPH01282209A
JPH01282209A JP63110593A JP11059388A JPH01282209A JP H01282209 A JPH01282209 A JP H01282209A JP 63110593 A JP63110593 A JP 63110593A JP 11059388 A JP11059388 A JP 11059388A JP H01282209 A JPH01282209 A JP H01282209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane
shape
diol
melting point
polyisocyanate
Prior art date
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Pending
Application number
JP63110593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyosuke Komiya
強介 小宮
Atsushi Shimizu
敦 清水
Yasushi Kishimoto
岸本 泰志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築材料、自動車用バンパー、教材等広汎な
分野で利用できる形状記憶性を有するポリウレタンに関
する。
〔従来の技術〕
本発明で表現される「形状記憶性」とは、もとの形状を
一旦変形し、その変形が固定された後、加熱操作により
もとの形状にもどる性能を意味する。
従来、ポリウレタンは程々に選択される使用形態とその
良好な物性数K、フオーム、塗料、バインダー、注型剤
、RIM、熱可塑性エラストマー、弾性繊維等、極めて
広範囲に利用されてきた。しかしながら、形状記憶性を
有するポリウレタンについては従来全く知られ【いない
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、形状記憶性を有するポリワレタンを提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、形状記憶性を有するポリウレタンについ
て鋭意検討を進めた結果、a)融点が30℃〜100℃
でかつ平均分子量がs、ooo〜100,000である
結晶性のポリマージオール、b)ポリイソシアネート、
C)ポリイソシアネートと反応し得る活性水素原子を少
なくとも2個有する鎖延長剤、とを反応させることによ
って製造されるポリワレタンであって、もとの形状を一
旦変形し、その変形が固定された後、上記ポリマージオ
ールの融点より高くポリワレタンの溶融温度より低い温
度に加熱することによりもとの形状にもどる性能を有す
る形状記憶性ポリワレタンを見出し、本発明に至った。
本発明のポリマージオールの融点範囲は、30〜100
℃である。本発明のポリワレタンかもとの形状にもどる
温度は、はぼポリマージオールの融点と一致しており、
該融点範囲は、形状記憶性を実用的に利用するうえで有
効である。ポリマージオールの例としては、ポリテトラ
メチレンカーボネートジオール、ポリペンタメチレンカ
ーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカーボネート
ジオール、ポリへブタメチレンカーボネートジオール、
ポリオクタメチレンカーボネートジオール、ポリノナメ
チレンカーボネートジオール等のポリカーボネートジオ
ール類、ポリエチレンアジペートジオール、ポリエチレ
ンアジペートジオール、ポリテトラメチレンアジペート
ジオール、ポリテトラメチレンセバケートジオール、ポ
リへキサメチレンアジペートジオール、ポリε−カプロ
ラクトンジオール等のポリエステルジオール類、ポリエ
チレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の
ポリエーテルジオール類等が挙げられる。
また、該ポリマージオールの分子量はOH末端定量法に
よる数平均分子量がs、ooo〜100,000の範囲
であることが必要である。数平均分子量がs、o o 
oよりも低い場合には、十分な形状記憶性を示さなくな
る。
また、数平均分子量が100,000以上では得られる
ポリワレタンの成形性が困難になる。
本発明に使用されるポリイソシアネートとしては、例え
ば、2.4−)リレンジイソシアネート、2.6− )
リレンジイソシアネート、及びその混合物(TDI)、
ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート(MD
I)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネー)(NDI
)、3.了−ジメチル−4,イービフェニレンジイソシ
ア、*−)(TODI)、ff1ffTDx、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート、粗gMDI等の公知
の芳香族ジイソシアネートやキシリレンジイソシアネー
)(XDI)、フェニレンジイソシアネート等の公知の
芳香脂環族ジインシアネートや4,4′−メチレンビス
シクロへキシルジイソシアネート(水添MDX)、ヘキ
サメチレンジインシアネート(nMpI)、インホロン
ジインシアネート(IPDI)、シクロヘキサンジイソ
シアネート(水添XD I )等の公知の脂肪族ジイソ
シアネート及びこれらのインシアネート類のインシアヌ
レート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビワレット
化変性品等である。
本発明において用いられる鎖延長剤としては、ポリワレ
タン業界における常用の鎖延長剤が包含される゛。岩田
敬治監修最近ポリワレクン応用技術CM01985年2
5〜27頁記載の公知の水、低分子ポリオール、ポリア
ミン等が含まれる。ただし、ポリイソシアネート、鎖延
長剤の種類及び量は、製造されたポリワンタンの溶融温
度が、ポリマージオールの融点よりも50℃以上、好ま
しくは80℃以上高くなる様に選択すべきである。
本発明の形状記憶性ポリウレタンを製造する方法として
は、ポリワレタン業界で公知のワレタン化反応の技術が
用いられる。例えば、該ポリマージオールと有機ポリイ
ソシアネートを常温〜約200℃で反応させることによ
りNCO末端のポリワレタンプレポリマーが生成する。
これらは空気中の水分と反応させて硬化する一液型の無
溶剤接着剤、シーラントに用いることが出来る。このプ
レポリマーと別のポリオール、公知の架橋剤(イソシア
ネートと反応できる活性水素原子を2個以上有する低分
子化合物)とを組合せて二液型の注型材等に用いること
ができる。
又、該ポリマージオールとポリイソシアネート及び鎖延
長剤を使用して、ワンショット法、プレポリマー法、R
IM法等の方法を用いて架橋型もしくは熱可塑性のポリ
ワレタンを製造することが出来る。
これらの製造においては、三級アミンや錫、チタン等の
有機金属塩等に代表される公知の重合触媒〔例えば、岩
田敬治著「ポリウレタン樹脂」日刊工業新聞社刊第23
〜32頁(1969)に記載〕を用いることも可能であ
る。又、これらの反応を溶媒を用いても良く、好ましい
溶剤として、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、
テトラヒドロフラン、メチルイソブチルケトン、ジオキ
サン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、エチル
セルソルブ等がある。
又、本発明の形状記憶性ポリワレタンの製造にあたり、
1分子に3個以上のヒドロキシル基を持つ化合物、例え
ば、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等の少量を用い、分岐型のポリワ
レタンとすることも可能である。また、インシアネート
基と反応する活性水素を一つだけ含有する化合物、例え
ば、エチルアルコール、プロピルアルコール等のm個ア
ルコール及びジエチルアミン、ジn−プロピルアミン等
の二級アミン等を末端停止剤として使用してもかまわな
い。
さらに、本発明の形状記憶性ポリワレタンには、補強剤
や加硫剤、及び導電性フィラー等各電充填剤を適宜添加
することができる。
本発明の形状記憶性ポリワレタンの形状記憶性について
説明する。
■ 通常、ポリワレタンを成型する種々の方法によって
、フオーム、ニジストマー、繊維等の形状とする。これ
が”もとの形状”となる。
■ 1もとの形状”のポリウレタンは、原料のポリマー
ジオールの融点より高く、ポリ6レタンの溶融温度より
は低い温度でエラストマー状となり、自由に変形可能と
なる。ここで変形させた形状は、ポリカーボネートジオ
ール又はポリエステルジオールの融点より低い温度に保
つことにより固定される。
0 ■で固定された形状は、再度ポリマージオールの融
点よりも高(、ポリウレタンの溶融温度より低い温度に
加熱することにより、1もとの形状”にもどすことがで
きる。
■ このポリウレタンが、溶媒に溶解されるか、溶融す
る場合には、その後成型することkよって、新たな”も
との形状”とすることが可能である。
〔発明の効果〕
本発明の形状記憶性ポリウレタンの一つの応用例として
は、組立てや搬送がしやすい形状に固定したままで種々
の操作を終了させ、その後加熱操作により所定の形状に
もどす用途、具体的にはパイプや電線等の接合剤やシー
ル剤、パイプや棒状物体の内、外部ラミネート剤、スプ
リント剤、各種固定剤、衝撃吸収剤等が挙げられる。ま
た、変形した成型体をもとの形状にもどすこと自体に主
点をおいた用途、具体的には、文具剤、玩具、装飾品等
への応用も可能である。
また導電性フィラーを配合した場合には、通電すること
によってもとの形状にもどる性質も得ることが可能であ
り、より広い分野に応用することができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
実施例 数平均分子量10,000  のポリへキサメチレンカ
ーボネートジオール100g、ヘキサメチレンジイソシ
アネー) 16.89をキシレン17 o9中でジブチ
ルスズラウレート(固形分に対し10100ppを触媒
として100℃で反応させ、さらに1,4−ブタンジオ
ール8.1gを加えて反応させた後、溶媒を除去し、ポ
リワレタンを得た。得られたポリウレタンを180℃で
プレス成型し、長さ5α、幅2Cr!Lの長方形のシー
 ト(厚さ2 yrx )を得た。このシートを60℃
に加温するとエラストマー状となった。この状態でシー
トを引伸ばし、常温に保つと、長さ10cWLの形状に
固定された。このシートを60’Cに加温すると再び長
さ5C1rL %幅2 (:!ILの長方形の形状に復
元した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)融点30℃〜100℃でかつ平均分子量が8
    ,000〜100,000である結晶性のポリマージオ
    ール、b)ポリイソシアネート、c)ポリイソシアネー
    トと反応し得る活性水素原子を少なくとも2個有する鎖
    延長剤とを反応させることによつて製造されるポリウレ
    タンであつて、もとの形状を一旦変形し、その変形が固
    定された後、上記ポリマージオールの融点より高く、上
    記ポリウレタンの溶融温度より低い温度に加熱すること
    により、もとの形状にもどる性能を有することを特徴と
    する形状記憶性ポリウレタン
  2. (2)ポリマージオールが、ポリカーボネートジオール
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の形
    状記憶性ポリウレタン
JP63110593A 1988-05-09 1988-05-09 形状記憶性ポリウレタン Pending JPH01282209A (ja)

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