JPH01280997A - 骨伝導音声信号用ピツクアツプマイクロホン回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は良好な音声信号を得るための骨伝導音声信号用
ピックアップマイクロホン回路に関するものである。

（従来技術） 骨伝導音声信号ピックアップマイクロホンによって得ら
れる音声信号は０許より発せられる空気振動に対して、
Ｉ　ＫＨｚ以下の信号を多く含むため話者の音声がこも
った音となって聞こえ、明瞭でない欠点がある。これを
改良するため、ハイパスフィルタを使用することが提案
されている。しかし、従来の提案はいずれも複雑なフィ
ルタ回路が必要であったり、特殊な特性を必要としてい
た。

さらに、本発明のように高いカットオフ周波数を有する
ものは実用上効果がないとされていた。

（本発明が解決しようとする課題） 本発明は骨伝導音声信号ピックアップマイクロホンによ
って得られる音声信号を電気的に補正してこもった音声
をなくし、明瞭な音声を得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、圧電素子をハイパスフィルタの構成要素とし
、カットオフ周波数が７００Ｈｚ〜３　ＫＨ２で、減衰
量が４ｄＢオクターブ〜８ｄＢオクターブである周波数
特性を有するハイパスフィルタを設けた骨伝導音声信号
用ピックアップマイクロホン回路である。

さらに、カットオフ周波数が７００Ｈ２〜３　ＫＨｚで
、減衰量が４ｄＢオクターブ〜８ｄＢオクターブである
周波数特性を有するハイパスフィルタを有する骨伝導音
声信号用ピックアップマイクロホン回路である。

ハイパスフィルタで、音声信号のうちＩ　ＫＨｚ以下の
みの感度を減衰し、音質を向上させるためには、減衰量
を１０ｄＢオクターブを超えて設定する必要があったが
、ハイパスフィルタの回路が複雑になるという欠点があ
った。そのため、本発明では、ハイパスフィルタで、音
声信号の感度をカットオフが周波数７００Ｈｚ〜３　Ｋ
Ｈｚと高めに、かつ減衰量が４ｄＢオクターブ〜８ｄＢ
オクターブと緩めに設定することにより、ハイパスフィ
ルタの回路を簡略化し、適度に低音域を含む高音質の音
声信号を得ることができる。

カットオフ周波数が３　ＫＨ２を超える場合は、音質は
向上するが出力は低下し、７００Ｈｚ未満の場合は、音
質は低下し、ともに実用上支障がある。

ハイパスフィルタは圧電素子のコンデンサ機能を使用し
、圧電素子を構成要素として組み入れたものでも、圧電
素子とは独立のものでもよい。また、骨伝導音声信号用
ピックアップマイクロホンに内蔵してあっても、その外
部に設けてもよい。

（作用） 話者の音声信号は低音がバランスよく減衰するので、骨
伝導音声信号用ピックアップマイクロホンとして必要か
つ充分な音声信号が得られる。

（実施例） 本発明の実施例を図面において説明する。

第１図の実施例では、第１′図のように圧電素子１に抵
抗２を並列に接続しミ圧電素子１のコンデンサ機能を使
用し、圧電素子１を構成要素としたハイパスフィルタ３
と、それに接続したＦＥＴ４を内蔵して骨伝導音声信号
ピックアップマイクロホン５とし、ＦＥＴ４に無線機６
を接続しである。

第２図の実施例では、圧電素子１と、それに直列に順次
接続したハイパスフィルタ３′とＦＥＴ４を内蔵して骨
伝導音声信号ピックアップマイクロホン５とし、ＦＥＴ
４に無線機６を接続しである。

第３図の実施例では、圧電素子１と、それに順次接続し
たＦＥＴ４とハイパスフィルタ３′を内蔵して骨伝導音
声信号ピックアップマイクロホン５とし、ハイパスフィ
ルタ３′に無線機６を接続しである。この実施例では、
圧電素子１とＦＥＴ４を骨伝導音声信号ピックアップマ
イクロホン５に内蔵し、ハイパスフィルタ３を骨伝導音
声信号ピックアップマイクロホン５の外部に設けてもよ
い。

各実施例において、無線機６に入力された、送話者の音
声信号は無線機６をへて他の無線機（図示せず）へ送信
される。

実施例１において、ハイパスフィルタ３はカットオフ周
波数が２　ＫＨｚで、減衰量が６ｄＢオクターブの周波
数特性を有する（第４図）。

骨伝導音声信号ピックアップマイクロホン５より出力さ
れる音声信号の周波数特性は、ハイパスフィルタ３を使
用しないときは第５図のＡであるが、ハイパスフィルタ
３を使用したときは第５図のＢとなる。

実施例２および実施例３において、実施例１のハイパス
フィルタ３と同じ周波数特性のハイパスフィルタ３′を
使用したが、実施例１と同じ結果であった。

実施例１をイヤマイクロホンとし、カットオフ周波数が
３ＫＨｚ、　２ＫＨｚ、　１．５ＫＨｚ、　ＩＫ）Ｉｚ
、　７００Ｈｚ、　５００Ｈｚおよび３００■２で、減
衰量がともに６ｄＢオクターブの周波数特性を有するハ
イパスフィルタ３を使用して、６人の被験者による音声
の試聴テストの結果を次表に示す。

この表から明らかなように、音声の聴取はカットオフ周
波数が７００Ｈｚ〜３　ＫＨ２のときは良好であるが、
５００Ｈｚ以下のときは不良で、本発明が有効であるこ
とがわかる。

○：良好、△：やや良好、：不良 （発明の効果） 本発明は特定の周波数特性を有するハイパスフィルタを
使用して、話者の音声信号を補正することにより、こも
った聞きずらい音声が補正され明瞭な音声信号を得るこ
とができ、しかもハイパスフィルタの回路の構成を簡略
化することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明のそれぞれ異なる実施例の回路
図、第４図はハイパスフィルタの周波数特性図、第５図
はハイパスフィルタの有無による音声信号の周波数特性
図である。 １・・・圧電素子、３・・・ハイパスフィルタ、４・・
・ＦＥＴ、５・・・骨伝導音声信号ピックアップマイク
ロホン、６・・・無線機。 特許出願人　パイロット萬年筆株式会社手続補正書（方
式） １．事件の表示 昭和６３年特許願第１１０２５４号 ２、発明の名称 骨伝導音声信号用ピックアップマイクロホン回路 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 （連絡先電話番号　０４６３−３１−１１００　（内線
２８４）　）（１）明細書の発明の詳細な説明の欄、お
よび図面の簡単な説明の欄 （２）図面 ６、補正の内容 （１）別紙の通り （２）別紙の通り ６、補正の内容 （１）第４頁第１３行の「第１′図」を「第２図」と訂
正する。 （２）第４頁末行の「第２図」を「第３図」と訂正する
。 （３）第５頁第５行の「第３図」を「第４図」と訂正す
る。 （４）第５頁第１９行の「第４図」を「第５図」と訂正
する。 （５）第６頁第２行および同頁第３行の「第５図」を「
第６図」と訂正する。 （６）第７頁下から第２行の「第３図」を「第４図」と
訂正する。 （７）第７頁末行の「第４図」を「第５図」と訂正する
。 （８）第８頁第１行の「第５図」を「第６図」と訂正す
る。 以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧電素子をハイパスフィルタの構成要素とし、カ
   ットオフ周波数が７００Ｈｚ〜３ＫＨｚで、減衰量が４
   ｄＢオクターブ〜８ｄＢオクターブである周波数特性を
   有するハイパスフィルタを設けた骨伝導音声信号用ピッ
   クアップマイクロホン回路。
2. （２）カットオフ周波数が７００Ｈｚ〜３ＫＨｚで、減
   衰量が４ｄＢオクターブ〜８ｄＢオクターブである周波
   数特性を有するハイパスフィルタを有する骨伝導音声信
   号用ピックアップマイクロホン回路。