JP2567660B2 - 骨伝導音声信号用ピツクアツプマイクロホン回路 - Google Patents

骨伝導音声信号用ピツクアツプマイクロホン回路

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JP2567660B2
JP2567660B2 JP63110254A JP11025488A JP2567660B2 JP 2567660 B2 JP2567660 B2 JP 2567660B2 JP 63110254 A JP63110254 A JP 63110254A JP 11025488 A JP11025488 A JP 11025488A JP 2567660 B2 JP2567660 B2 JP 2567660B2
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octave
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博之 三上
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Pilot Pen Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は良好な音声信号を得るための骨伝導音声信号
用ピツクアツプマイクロホン回路に関するものである。
(従来技術) 骨伝導音声信号ピツクアツプマイクロホンによつて得
られる音声信号は口許より発せられる空気振動に対し
て、1KHz以下の信号を多く含むため話者の音声がこもつ
た音となつて聞こえ、明瞭でない欠点がある。これを改
良するため、ハイパスフィルタを使用することが提案さ
れている。しかし、従来の提案はいずれ複雑なフィルタ
回路が必要であつたり、特殊な特性を必要としていた。
さらに、本発明のように高いカツトオフ周波数を有する
ものは実用上効果がないとされていた。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明は骨伝導音声信号ピツクアツプマイクロホンに
よつて得られる音声信号を電気的に補正してこもつた音
声をなくし、明瞭な音声を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、圧電素子をハイパスフィルタの構成要素と
し、カツトオフ周波数が700Hz〜3KHzで、減衰量が4dBオ
クターブ〜8dBオクターブである周波数特性を有するハ
イパスフィルタを設けた骨伝導音声信号用ピツクアツプ
マイクロホン回路である。
さらに、カツトオフ周波数が700Hz〜30KHzで、減衰量
が4dBオクターブ〜8dBオクターブである周波数特性を有
するハイパスフィルタを有する骨伝導音声信号用ピツク
アツプマイクロホン回路である。
ハイパスフィルタで、音声信号のうち1KHz以下のみの
感度を減衰し、音質を向上させるためには、減衰量を10
dBオクターブを超えて設定する必要があつたが、ハイパ
スフィルタの回路が複雑になるという欠点があつた。そ
のため、本発明では、ハイパスフィルタで、音声信号の
感度をカツトオフが周波数700Hz〜3KHzと高めに、かつ
減衰量が4dBオクターブ〜8dBオクターブと緩めに設定す
ることにより、ハイパスフィルタの回路を簡略化し、適
度に低温域を含む高音質の音声信号を得ることができ
る。
カツトオフ周波数が3KHzを超える場合は、音質は向上
するが出力は低下し、700Hz未満の場合は、音質は低下
し、ともに実用上支障がある。
ハイパスフィルタは圧電素子のコンデンサ機能を使用
し、圧電素子を構成要素として組み入れたものでも、圧
電素子とは独立のものでもよい。また、骨伝導音声信号
用ピツクアツプマイクロホンに内蔵してあつても、その
外部に設けてもよい。
(作用) 話者の音声信号は低音がバランスよく減衰するので、
骨伝導音声信号用ピツクアツプマイクロホンとして必要
かつ充分な音声信号が得られる。
(実施例) 本発明の実施例を図面において説明する。
第1図の実施例では、第2図のように圧電素子1に抵
抗2を並列に接続し、圧電素子1のコンデンサ機能を使
用し、圧電素子1を構成要素としたハイパスフィルタ3
と、それに接続したFET4を内蔵して骨伝導音声信号ピツ
クアツプマイクロホン5とし、FET4に無線機6を接続し
てある。
第3図の実施例では、圧電素子1と、それに直列に順
次接続したハイパスフィルタ3′とFET4を内蔵して骨伝
導音声信号ピツクアツプマイクロホン5とし、FET4に無
線機6を接続してある。
第4図の実施例では、圧電素子1と、それに順次接続
したFET4とハイパスフィルタ3′を内蔵して骨伝導音声
信号ピツクアツプマイクロホン5とし、ハイパスフィル
タ3′に無線機6を接続してある。この実施例では、圧
電素子1とFET4を骨伝導音声信号ピツクアツプマイクロ
ホン5に内蔵し、ハイパスフィルタ3を骨伝導音声信号
ピツクアツプマイクロホン5の外部に設けてもよい。
各実施例において、無線機6に入力された、送話者の
音声信号は無線機6をへて他の無線機(図示せず)へ送
信される。
実施例1において、ハイパスフィルタ3はカツトオフ
周波数が2KHzで、減衰量が6dBオクターブの周波数特性
を有する(第5図)。
骨伝導音声信号ピツクアツプマイクロホン5より出力
される音声信号の周波数特性は、ハイパスフィルタ3を
使用しないときは第6図のAであるが、ハイパスフィル
タ3を使用したときは第6図のBとなる。
実施例2および実施例3において、実施例1のハイパ
スフィルタ3と同じ周波数特性のハイパスフィルタ3′
を使用したが、実施例1と同じ結果であつた。
実施例1をイヤマイクロホンとし、カツトオフ周波数
が3KHz、2KHz、1.5KHz、1KHz、700Hz、500Hzおよび300H
zで、減衰量がともに6dBオクターブの周波数特性を有す
るハイパスフィルタ3を使用して、6人の被験者による
音声の試聴テストの結果を次表に示す。
この表から明らかなように、音声の聴取はカツトオフ
周波数が700Hz〜3KHzのときは良好であるが、500Hz以下
のときは不良で、本発明が有効であることがわかる。
(発明の効果) 本発明は特定の周波数特性を有するハイパスフィルタ
を使用して、話者の音声信号を補正することにより、こ
もつた聞きずらい音声が補正され明瞭な音声信号を得る
ことができ、しかもハイパスフィルタの回路の構成を簡
略化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明のそれぞれ異なる実施例の回路
図、第5図はハイパスフィルタの周波数特性図、第6図
はハイパスフィルタの有無による音声信号の周波数特性
図である。 1……圧電素子、3……ハイパスフィルタ、4……FE
T、5……骨伝導音声信号ピツクアツプマイクロホン、
6……無線機。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨伝導振動を電気的な信号に転換する圧電
    素子をハイパスフィルタの構成要素とし、前記ハイパス
    フィルタと、それに接続したFETを内蔵した骨伝導音声
    信号ピックアップマイクロホン回路において、 前記ハイパスフィルタは、カットオフ周波数が700HZ〜3
    KHZで、減衰量が4dBオクターブ〜8dBオクターブである
    周波数特性を有することを特徴とする骨伝導音声信号用
    ピックアップマイクロホン回路。
  2. 【請求項2】骨伝導振動を電気的な信号に転換する圧電
    素子と、それに順次接続したハイパスフィルタとFETを
    内蔵した骨伝導音声信号ピックアップマイクロホン回
    路、又は前記圧電素子と、それに順次接続したFETとハ
    イパスフィルタを内蔵した骨伝導音声信号ピックアップ
    マイクロホン回路において、 前記ハイパスフィルタは、カットオフ周波数が700HZ〜3
    KHZで、減衰量が4dBオクターブ〜8dBオクターブである
    周波数特性を有することを特徴とする骨伝導音声信号用
    ピックアップマイクロホン回路。
JP63110254A 1988-05-06 1988-05-06 骨伝導音声信号用ピツクアツプマイクロホン回路 Expired - Lifetime JP2567660B2 (ja)

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