JPH01280073A - 消臭性透湿防水布帛 - Google Patents

消臭性透湿防水布帛

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JPH01280073A
JPH01280073A JP10700088A JP10700088A JPH01280073A JP H01280073 A JPH01280073 A JP H01280073A JP 10700088 A JP10700088 A JP 10700088A JP 10700088 A JP10700088 A JP 10700088A JP H01280073 A JPH01280073 A JP H01280073A
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JP
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resin
fabric
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deodorizing
permeable
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JP10700088A
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Tsunekatsu Furuta
古田 常勝
Katsuhiro Inoue
勝博 井上
Kenichi Kamemaru
亀丸 賢一
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は1人体から発生する悪臭を吸着解消する消臭機
能を有する透湿防水布帛に関するものである。
(従来技術) 防水性と透湿性を併せ持つ透湿防水布帛は、身体からの
発汗による水蒸気を体外に放出する一方雨が体内に入る
のを防ぐ機能を有しているので。
スポーツ衣料や防寒衣料等に用いられ、特に激しい運動
に伴う発汗量の著しいスポーツ用の衣料分野に多く用い
られている。この透湿防水布帛はポリアミノ酸ウレタン
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン
樹脂等を布帛にコーティング又はラミネートしたものが
一般的である。
一方、生活につきものの悪臭を除去する方法についても
1種々の消臭方法が提案され実施されている。例えば、
物理的吸着法、化学的吸着法(酸化法、中和法等)、マ
スキング法1等がその一般的な消臭方法として利用され
ており、特殊な方法としては洗浄法、燃焼法、生物学的
方法等も利用されている。
また、近年になり、セルロース繊維を中心に。
金属フタロシアニン等を繊維に付与して消臭性を有せし
めた繊維や布帛も知られるようになったが透湿性や防水
性とともに消臭性をも有せしめた複合機能素材は、これ
までに開発されていない。
(発明が解決しようとする課題) しかも、スポーツ等1発汗を伴う運動を行うと体臭が発
生し易く、その臭気は本人のみならず。
周囲の人々にも迷惑なものであり、臭気を解消するよい
解決法が望まれるところであった。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたちので、透
湿性と防水性に優れ、しかも優れた消臭性を有する透湿
防水布帛を得ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するもので次の構成よりなる
ものである。
すなわち1本発明は、布帛表面に形成された下記(1)
式より計算された空孔率が20〜70%の微多孔樹脂皮
膜中に、消臭性を有する物質が含まれていることを特徴
とする消臭性透湿防水布帛を要旨とするものである。
ρ (但し、Pは空孔率(%)、Sは樹脂皮膜の面積((J
Il)、Wはその面積の樹脂皮Hりの重量(g)。
dは樹脂皮膜の厚み(cm)  、  ρは樹脂の密度
(g/c11)とする。) 以下1本発明について詳細に説明を行う。
本発明で用いられる繊維布帛としては、ナイロン6やナ
イロン66で代表されるポリアミド系合成繊維、ポリエ
チレンテレフタレートで代表されるポリエステル系合成
繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリビニルア
ルコール系合成繊維トリアセテート等の半合成繊維、あ
るいはナイロン6/木綿、ポリエチレンテレフタレート
/木綿等の混紡繊維から構成された織物9編物、不織布
等を挙げることができる。
本発明の布帛は、上述の繊維布帛の表面に、消臭性を有
する物質をふくむ微多孔樹脂皮膜が形成されてなるもの
である。
本発明で用いる消臭性を有する物質としては。
例えば、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、活性白土、
モレキュラーシーブス、トリポリ燐酸二水素アルミニウ
ム、金属フタロシアニン、珪素の燐酸化合物等の無機消
臭剤や、鉄(n)−アスコルビン酸、針葉樹や広葉樹か
らの抽出物である有機消臭剤等を挙げることができるが
、目的とする消臭性を有していればこの他の消臭剤でも
よい。
これらの消臭剤は、溶液状または粉末状で使用されるが
、粉末状の場合は9好ましくは50μm以下、より好ま
しくは20μm以下の粒度の微粉末が使用される。粒子
が大きすぎると、樹脂皮膜を形成する場合に、皮膜の表
面に筋が発生して品位が低下したり、その部分の防水性
能が低下したすする恐れがあるので好ましくない。
本発明では、布帛表面に形成された消臭性物質を含有す
る樹脂皮膜は、下記(1)式で示す空孔率が20〜70
%の範囲にあることが必要である。
ρ (但し、Pは空孔率(%)、Sは樹脂皮膜の面積(cl
ll) 、 Wはその面積の樹脂皮膜の重量(g)。
dは樹脂皮膜の厚み(am)  、  ρは樹脂の密度
(g/cd)とする。) ここで空孔率が20%未満であると、樹脂に含有されて
いる消臭性を有する物質の悪臭に対する接触面積が少な
くなるので、消臭効果が充分に期待できず、又空孔率が
70%を越えると、樹脂の物性が著しく低下して実用に
耐えな(なる。
本発明では、微多孔樹脂皮膜として、ポリウレタン樹脂
主体の合成重合体を用いる。
ここでいうポリウレタン樹脂主体の合成重合体とは1合
成重合体としてポリウレタン樹脂を50〜100%含む
もの(勿論、ポリウレタン樹脂100%でもよい。)を
いい、その他の合成重合体として1例えば、ポリアクリ
ル酸、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリブタジェン
、ポリアミノ酸等の高分子が50%未満の範囲で含まれ
ていてもよく、その形態は共重合体でもブレンドでもよ
い。
特に、ポリアミノ酸が含まれている場合のポリウレタン
樹脂主体の合成重合体は、ポリアミノ酸ポリウレタン樹
脂主体の合成重合体を意味する。
本発明で用いるポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネー
トとポリオールを反応せしめて得られる重合物であり、
ポリイソシアネートとしては、公知の脂肪族並びに芳香
族ポリイソシアネートが使用でき1例えば、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート キ
シレンジイソシアネートおよびこれらの過剰と多価アル
コールとの反応生成物があげられる。ポリオールとして
は、ポリエーテルあるいはポリエステル等、J常のポリ
ウレタン樹脂製造に使用される公知のものが使用可能で
ある。ポリエステルとしては9例えば、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコールまたは1・4−ブタンジオ
ール等の多価アルコールとアジピン酸、シュウ酸または
セバシン酸等の多塩基性カルボン酸の反応物が挙げられ
る。
ポリエーテルとしては8例えば、エチレングリコール、
プロピレングリコール等の多価アルコールにエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等のア
ルキレンオキシドの1種または2種以上を付加させたも
のがあげられる。
樹脂皮膜中に含有せしめる消臭能力を有する消臭剤の含
有量は、樹脂皮膜重量に対して0.1〜50重量%、好
ましくは5〜35重量%の範囲が適当である。含有量が
0.1重量%未満では目的とする消臭性能が得られず、
又50重量%を越えると皮膜物性が悪くなり、透湿性及
び防水性能も悪くなる。
消臭性を有する物質を樹脂皮膜に含有させる方法として
は、使用する樹脂溶液の調整時に消臭性を有する物質の
所定量を添加し、樹脂溶液の粘性等にマツチした攪拌機
で十分混合してからコーティング、製膜する皮膜形成方
法を採用すればよい。
皮膜の形成に際しては、布帛に樹脂溶液を直接コーティ
ングする。いわゆるダイレクト・コーティング方式によ
って布帛に皮膜を形成してもよくまた。予め離型シート
上に樹脂溶液をコーティングして成膜し、これを布帛と
ラミネートする。いわゆるラミネート方式によって布帛
に皮膜を形成してもよい。
本発明の透湿防水布帛は2種々の方法により製造される
。高透湿性を得たい場合には、ダイレクト・コーティン
グによる湿式成膜法を、生産性を考えた場合には、ダイ
レクト・コーティングによる乾式製膜法を、高防水性を
得たい場合には、乾式製膜ラミネート法を用いればよい
本発明では上述の樹脂および消臭性を有する物質と各種
溶剤とを混合して使用し、以下に述べる方法にて微多孔
樹脂皮膜を得る。
まず、湿式成膜法では、樹脂溶液を極性有機溶剤で希釈
混合(必要により界面活性剤を併用)して使用し、布帛
表面あるいは離型布帛表面に樹脂溶液を塗布した後、水
中に浸漬して樹脂分を凝固することにより、微多孔樹脂
皮膜を得る。
この場合、微多孔樹脂皮膜の空孔率は、極性有機溶剤に
よる希釈率(樹脂の固型分濃度)や、界面活性剤の添加
、凝固液である水の温度等によりコントロールされる。
ここで用いる極性有機溶剤には、ジメチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド、N
−メチルピロリドン、ヘキサメチレンホスホンアミド等
がある。
また、乾式成膜法による微多孔皮膜の形成方法には種々
の方法があるが2代表的な方法としてはエマルジョン系
の樹脂と揮発性溶剤と水を混合して均一に乳化した後、
布帛表面あるいは離型紙上に樹脂溶液を塗布し、まず揮
発性溶剤のみが蒸散しかつ水が蒸散しない温度条件にて
揮発性溶剤を蒸散せしめ2次に水が蒸散しうる温度条件
にて水を蒸散せしめることにより微多孔皮膜を得る。
この場合、微多孔樹脂皮膜の空孔率は、樹脂に添加する
揮発性溶剤と水の量により任意にコントロールされる。
ここで用いる揮発性溶剤には、ケトン類の溶剤や芳香族
炭化水素系溶剤等があり。
ケトン類の溶剤としては、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等を、また。
芳香族炭化水素系溶剤としては、トルエン、キシレン等
をあげることができる。
本発明では、樹脂皮膜と布帛との耐剥離性を向上させる
目的で、ダイレクトコーティング法では樹脂溶液中に、
ラミネート法ではバインダーにイソシアネート化合物を
併用する。イソシアネート化合物としては、2・4−ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネートヘキサメチレンイソシアネート等が使用される。
樹脂溶液をダイレクトコーティングにより布帛表面や離
型布帛表面に塗布するには2通常のコーティング法3例
えばナイフコータやコンマコータ等を用いたコーティン
グ法等により行えばよく。
特に離型布帛表面で成膜した後ラミネートする湿式成膜
ラミネート法では、湿式成膜後ポリウレタン系接着剤に
て布帛にラミネートすればよい。
又乾式成膜ラミネート法では樹脂溶液を離型紙上にナイ
フオーバーロールコータ等を用いてコーティングし、乾
式成膜後ポリウレタン系接着剤にて繊維布帛にラミネー
トするようにすればよい。
本発明では、後加工として1Ω水処理を行う。
ここで用いる1G水剤は、パラフィン系撥水剤やポリシ
ロキサン系撥水剤、フッ素系↑Ω水剤等公知のものでよ
く、適宜パディング法、スプレー法、コーティング法等
により撥水処理を行えばよい。
本発明は以上の構成を有するものである。
(作 用) 本発明における消臭性透湿防水布帛は、布帛表面上に形
成された空孔率が20〜70%の微多孔樹脂皮膜中に消
臭性を有する物質が含まれているので、消臭性を有する
物質が体臭等の悪臭に対して接触する面積が広くなり、
従って消臭性能が優れた透湿防水布帛となる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明するが、実施例におけ
る布帛の性能の測定は次の方法で行った。
(1)消臭性 テトラ−バッグ内に試料1g、および臭いガス600m
1を封入し、3時間経過後のガス濃度の変化を測定し、
脱臭率(%)を求める。
(2)空孔率 微多孔皮膜を有する布帛を20cmX20cmの正方形
に切りとり、その微多孔皮膜を繊維基布から!:t′J
IMシて乾燥後、微多孔皮膜の厚みd (c+o)、重
量W(g)を測定し 、これと面積S (400cot
)および予め分かっている樹脂の密度ρ(g/cJ)を
前記(1)式に代入して空孔率P(%)を計算する。
(3)透湿性(透湿度)  : JIS L −109
9(A−1法)(4)防水性(耐水圧)  :JIS 
L −1096(低耐水圧法)実施例1 まず、基布として経糸にナイロン70デニール/24フ
イラメント、緯糸にナイロン70デニール/34フイラ
メントを用いた経糸密度120本/インチ、緯糸密度9
0本/インチの平織物(タフタ)を用意し、これに通常
の方法で精練および酸性染料による染色を行った後、鏡
面ロールを持つカレンダー加工機を用いて、温度170
℃、圧力30kg/cn、速度20m/分の条件にてカ
レンダー加工を行った。
次に、消臭性を有する物質としてKD−201(珪素の
燐酸化合物、ラサ工業■製品)を用い、下記処方1に示
す樹脂固形分濃度30%のポリウレタン樹脂溶液を、ナ
イフオーバーロールコータを使用して塗布it 100
 g / rtrにて塗布した後、浴温20℃の水浴中
に浸潤移行し、樹脂分の凝固を行い。
続いて60℃の温水中で10分間洗浄し乾燥した。
〔処方1〕 ジメチルホルムアミド       10部この後、上
記布帛にフッ素系撥水剤エマルジョンのアサヒガード7
10 (旭硝子株式会社製品)5%水溶液にてパディン
グ(絞り率30%)処理を行い2次いで160℃で1分
間の熱処理を行って本発明の消臭性透湿防水布帛を得た
本発明との比較のため2本実施例において消臭性を有す
る物IKD−201の添加を省くほかは本実施例と全く
同一の方法により比較用の透湿防水布帛(比較例1とす
る。)を得た。
本発明との比較のため2本実施例において用いた界面活
性剤及びジメチルホルムアミドの添加を省くほかは2本
実施例と全く同一の方法により比較用の透湿防水布帛(
比較例2とする。)を得た。
上述のごとくして得られた本発明及び比較例1゜2の透
湿防水布帛の性能を測定し、その結果を併せて第1表に
示した。
第1表から明らかなように1本発明の消臭性透湿防水布
帛は比較例の布帛と比較して臭いガスに対する脱臭能力
が優れていることが分かり、又透湿度、耐水圧について
も実用上問題はなかった。
実施例2 まず始めに1本実施例で用いるポリアミノ酸ウレタン樹
脂(以下、PAU樹脂という。)の製造を次の方法で行
った。
ポリテトラメチレングリコール(OH価56.9>19
70gと1・6−へキサメチレンジイソシアネート50
4gを90℃で5時間反応させて、末端にイソシアネー
ト基を有するウレタンプレポリマー(NGO当量234
0)を得た。
このウレタンプレポリマー85gとγ−メチルーL−グ
ルタメートNCA35gをジメチルホルムアミド/ジオ
キサン(重量比7/3)の混合溶媒666gに?容解し
、かきまぜながら2%トリエチルアミン溶液50gを添
加し、30℃で5時間の反応を行うと、粘度65000
 cps (25℃)の黄褐色乳濁状の流動性の良好な
PAU樹脂溶液を得た。このPAU樹脂は、後述の処方
2にて用いるものである。
上述のPAU樹脂を用いて1次の方法により本発明の消
臭性透湿防水布帛を製造した。まず、実施例1と全く同
様にして平織物にカレンダー加工を施した。次に、消臭
性を有する物質としてKD−211G (珪素の燐酸化
合物、ラサ工業@製品)を用い下記処方2に示す樹脂固
形分濃度23%の樹脂溶液を、ナイフオーバーロールコ
ータを使用して塗布量70 g / mにて塗布した後
、20℃の水浴中で樹脂分の凝固を行い、続いて、60
℃の温水中で10分間洗浄し、乾燥した。
〔処方2〕 PAU樹脂           100部ジメチルホ
ルムアミド        10部この後、上記布帛に
フッ素系撥水剤エマルジョンのアサヒガード710 (
旭硝子株式会社製品)5%水溶液にてパディング(絞り
率30%)処理を行い2次いで160℃で1分間の熱処
理を行って本発明の消臭性透湿防水布帛を得た。
本発明との比較のため1本実施例において用いた界面活
性剤およびジメチルホルムアミドの添加を省くほかは1
本実施例と全く同一の方法により比較用の透湿防水布帛
(比較例3とする)を得た。
上述のごとくして得られた本発明および比較例3の透湿
防水布帛の性能を測定し、その結果を合わせで第2表に
示した。
第2表から明らかなように1本発明の消臭性透湿防水布
帛は、比較例3の布帛と比較して、臭いガスに対する脱
臭能力が優れていると共に、良好な透湿度と耐水圧力を
も示していた。
実施例3 まず、基布としてフロント糸およびバンク糸の両方にポ
リエチレンテレフタレート50デニール/24フイラメ
ントを用いたコース数52本/吋。
ウエール数40本/吋のトリコットハーフを用意し、こ
れに通常の方法で精練および分散染料による染色を行っ
た。
次に、消臭性を有する物質としてグイムシューCuを用
い、下記処方3に示す樹脂固形分濃度16%のポリウレ
タン樹脂溶液を、ナイフオーバーロールコータを使用し
て樹脂膜の乾燥膜厚が30μmになるように塗布量を適
宜調節して、離型紙上にコーティングを行った後、60
℃で3分間の乾燥を行い1次に120℃、2分の条件で
再度乾燥して微多孔樹脂皮膜を形成し、このようにして
形成された樹脂膜上に下記処方4に示すポリウレタン系
接着剤溶液をナイフオーバーロールコータ−を使用して
塗布量60 g / n(にて塗布した後、50℃で3
分間の乾燥を行い、これに基布を張り合わせて、90℃
、3kg/cjの条件で熱圧着を行った。
〔処方3〕 メチフジエチルケトン /トルエン (=13/18)
         3 1  部水/メチルエチルケト
ン(=5015  )            5 5
 部〔処方4〕 ジメチルホルムアミド       10部トルエン 
            40部続いて離型紙を剥離し
、得られたラミネート布帛にフッソ系撥水剤エマルジョ
ンのアサヒガード710 (旭硝子株式会社製品)5%
水溶液を用いてパディング処理(絞り率30%)を行い
1次いで160℃で1分間の熱処理を行い本発明の消臭
性透湿防水布帛を得た。
本発明との比較のため1本実施例において用いた〔処方
3〕からダイムシニーCu除(ほかは。
本実施例と全く同一の方法により比較用の透湿防水布帛
(比較例4)を得た。
上述のごとくして得られた本発明および比較例4の透湿
防水布帛の性能を測定し、その結果を合わせて第3表に
示した。
第3表 第3表から明らかなように9本発明の消臭性透湿防水布
帛は、比較例4の布帛と比較して、臭いガスに対する脱
臭能力が優れていると共に、良好な透湿度と耐水圧力を
も示していた。
(発明の効果) 本発明の消臭性透湿防水布帛は、空孔率20〜70%の
微多孔樹脂皮膜中に消臭性を有する物質を含有している
ので、優れた消臭性能を有しており、透湿性、防水性に
も優れている。
本発明の消臭性透湿防水布帛は、特にスポーツ衣料に適
した素材である。
特許出願人  二二亭力株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)布帛表面に形成された下記( I )式より計算さ
    れた空孔率が20〜70%の微多孔樹脂皮膜中に、消臭
    性を有する物質が含まれていることを特徴とする消臭性
    透湿防水布帛。 P={1−[(W/S・d)/ρ]}×100・・・・
    ・( I ) (但し、Pは空孔率(%)、Sは樹脂皮膜の面積(cm
    ^2)、Wはその面積の樹脂皮膜の重量(g)、dは樹
    脂皮膜の厚み(cm)、ρは樹脂の密度(g/cm^3
    )とする。)
JP10700088A 1988-04-27 1988-04-27 消臭性透湿防水布帛 Pending JPH01280073A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536696A (ja) * 2006-05-09 2009-10-15 トラップテック エルエルシー 活性粒子で強化された膜及びその製造方法及びその使用方法

Cited By (2)

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