JPH01279170A - エンジンの排気系用ガスケット - Google Patents

エンジンの排気系用ガスケット

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JPH01279170A
JPH01279170A JP10939588A JP10939588A JPH01279170A JP H01279170 A JPH01279170 A JP H01279170A JP 10939588 A JP10939588 A JP 10939588A JP 10939588 A JP10939588 A JP 10939588A JP H01279170 A JPH01279170 A JP H01279170A
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井尻 康夫
Akemasa Sugiyama
明正 杉山
Yoshihiko Kitamura
嘉彦 北村
Sadao Nakao
中尾 貞夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主栗上皮肌朋光団 本発明は、自動車、トラック、船舶あるいはその他の各
種輸送手段のエンジンにおける排気系用のガスケットに
関する。
従米■孜止 従来から自動車エンジンの排気マニホールド用ガスケッ
トとして、アスベストヘースのものが使用されているが
、アスベストは人体に吸入されると肺癌を発生する危険
があることが指摘されるに至って、現在アスベストフリ
ーのガスケットの開発が重要課題となっている。
ところで、エンジンの稼働中における排気ガスは600
〜1000℃にも達する高温度であるので、排気マニホ
ールドのガスケットとしてはこのような高温度に長時間
曝されても所要のシール性を保持し得る耐熱性のものが
要求される。
”を すべきriJ  〜 この要求に応えるために本発明者らは、先に耐熱性セラ
ミック繊維、無機質結合剤、有機高分子繊維、および有
機質結合剤とからなるセラミック繊維シートの層をフッ
ク鉄板の片面または両面に有するガスゲットを開発した
。上記のセラミック繊維シートには有機質結合剤が含有
されているが有機質結合剤を含有させることりより該シ
ートの製造が容易となり、また得られたシート自体の機
械的強度も良好となってそれを用いてガスケットを製造
することも容易となる。しかしながら、それによって得
られたガスケットは、高温度に加熱されると含有有Ja
質結合剤が焼失するために焼は細りを起こして薄くなり
、シール性に不良を生じる場合がある。
以上の理由から、耐熱性、断熱性、並びに高温度でのシ
ール性に優れた排気マニホールド用のガスケットの開発
が大きな問題点となっている。
l 占をlするための 本発明は、上記の問題点を解決するための手段として、 +11  耐熱性セラミック繊維、無機質結合剤、およ
び有機高分子繊維とからなり、有機質結合剤の含有量が
零であるか、または10重量%以下であり、かつ坪!0
. 90 k g/m”以上であるセラミック繊維シー
ト層とフック鉄板とからなることを特徴とするエンジン
の排気系用ガスケット、および、 (2)耐熱性セラミック繊維、無機質結合剤、有機高分
子繊維、および有機質結合剤とからなり、有機高分子繊
維と有機質結合剤との合計■が10重量%以下であり、
かつ坪ff10. 90 k g/m”以上であるセラ
ミック繊維シート層とフック鉄板とからなることを特徴
とするエンジンの排気系用ガスケット、 などを提供しようとするものである。
介凱■立朋 本発明のガスケットは、有機質結合剤のガスケット中に
おける含有量が零であるか、または10重1%以下と少
なく、かつセラミック繊維シート層の坪量が0.90以
上と大きい2点の特長を有する。この結果、高温度に加
熱されても焼は細りを起し難く、したがって高温度での
シール性が頗る安定している。
以下、実施例により本発明を一層詳細に説明する。第1
図は本発明の1実施例の断面図であり、第2図は本発明
の他の実施例の断面図である。
第1図および第2図において、1はフック鉄板であり、
2はセラミック繊維シート層である。第1図に示す実施
例は、所謂スチールベストタイプのものであって、両面
にフックを有するフック鉄板1の両面にセラミック繊維
シート層2が設けられている。第2図に示す実施例は、
所謂パワーベストタイプのものであって、片面のみにフ
ックを有するフック鉄板1の2枚の間にセラミック繊維
シート層2が設けられている。
フック鉄板1としては、スチールへストやパワーベスト
用として従来から周知のものを使用することができる。
セラミック繊維シート層2は、耐熱性セラミック繊維、
無機質結合剤、および有機高分子繊維とからなり、場合
によっては少量のをi’ff結合剤が含有される。
耐熱性セラミック繊維としては、アルミナシリカ繊維、
ジルコニヤ繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、各種組成
のガラスの繊維、ロックウールなど少なくとも600℃
以上の耐熱性を有するものの1種または2種以上が用い
られる。好ましくはアルミナシリカ繊維、ジルコニヤ繊
維、ガラス繊維などであるが、アルミナシリカ繊維、ジ
ルコニヤ繊維、アルミナ繊維などの非ガラス系繊維の1
種または2種以上と1種または2種以上のガラス繊維と
を併用することが好ましい。その場合、非ガラス系繊維
100重量部あたりガラスの繊維は10−100重量部
程度が適当である。
セラミック繊維の太さはO,1〜50pn、特に1〜3
0μ11長さは1〜150璽■、特に5〜100龍程度
が好ましい。
無lS質結合剤としては、未硬化状態あるいは半硬化状
態において無機質であるものは勿論のこと、それらの状
態でたとえ有機質であっても結合剤として実質的に作用
する状態においては本質的に無機質であるものが用いら
れる。しかして本発明において用いられる無機結合剤と
しては、各種のセラミック化シリコン、(たとえば、関
西ペイント社製CE Lへ400やトーμ・シリコーン
社製AY49−208など)、シリカ系溶液(たとえば
朝日化学工業社製スミセラムPN2010など)などが
例示される。無機結合剤の使用量は、セラミック繊維1
00重量部あたり20〜300重量部、好ましくは30
〜200重量部程度である。
有機質結合剤としては、たとえばNBRエマルジョン、
アクリルエマルジョン、ポリビニルアルコール水溶液な
どが例示されるが、前記した通り本発明においてはそれ
を全く使用しないか、あるいは使用するとしてもその使
用量はセラミック繊維シート層中における含有量が10
重量%以下、好ましくは7重量%以下となる少量にとど
められる。
有機高分子繊維としては、ポリアミド、芳香族ポリアミ
ド、ポリエステル、フェノール樹脂あるいはその他の熱
可塑性有機高分子や熱硬化性有機高分子の繊維およびク
ラフトパルプなどの天然有機繊維を使用することができ
る。市販品では、デュポン社製の商品名ケプラー、ティ
ジン社製の商品名テクノーラ、日本カイノール社製の商
品名カイノールなどが例示される。有機高分子繊維の太
さは0.1〜100μm、特に1〜50μm、長さは1
〜300 龍、特に2〜5Qmm程度が好ましい。有機
高分子繊維の使用量は、セラミック繊維100重量部あ
たり1〜30重量部程度である。
なお有機高分子繊維は、前記有機質結合剤程ではないに
しても、本発明のガスケットが高温度に加熱された場合
の焼は細りの原因となる。したがって本発明においては
、有機高分子繊維の使用量はセラミック繊維シート層中
における含有量が10重量%以下、好ましくは8型組%
以下となる少■とすることが好ましく、さらにはセラミ
ック繊維シート層中における有機高分子繊維と有機質結
合剤との合計量が10重型筒以下であることが特に好ま
しい。
セラミック繊維シートは、上記したセラミック繊維、無
機結合剤、有機高分子繊維、さらには必要に応じて少量
用いられる有機質結合剤とを予め均一に混合した組成物
、あるいは粥状物を用いて製造してもよく、また先にセ
ラミック繊維と有機高分子繊維とのみでシートを作製し
、ついで該シートに無機結合剤を塗布、含浸などして添
加するようにしてもよい。
セラミック繊維シート層の坪量は、それが小さいとガス
ゲットの高温シール性が不満足となるので、0.90k
g/m”以上であることを必須とし、特に0.92kg
/m”以上、さらに0.93〜1.5kg/m”である
ことが好ましい。かかる高坪量のシートは、たとえば上
記の乾式法または湿式法で製造したシートを常温乃至1
70℃でプレス加工することによって得ることができる
。セラミック繊維シート層の厚さは、0.5〜1.51
程度である。
セラミック繊維シート層は、上記した諸成分の他に、未
膨張ひる石、膨張ひる石、タルク、クレー、マイカなど
の無機充填剤を5〜50重■%程度含有していてもよい
主班q肱栗 本発明のガスケットは、断熱性に優れておりしかも高温
度に加熱されても焼は細りを起し難く、したがって高温
度でのシール性が頗る安定している。したがって、各種
エンジンの排気マニホールド用のガスゲットとして頗る
高性能を発揮する。
尖籐炭 以下、実施例および比較例により本発明を一層詳細に説
明する。
実施例1 耐熱性のセラミック繊維としてアルミナシリカ繊維(太
さ:1.9μ鋼、平均長さ: 70 mm、イビデン■
社製の商品名イビウールJ)を63重里部、ガラス繊維
(大さ:11μm、平均長さ:13m−1富士ファイバ
ーグラス■社製の商品名FES−13)27重量部、ク
ラフトパルプ(大さ:約50μm、平均長さ:2.0曹
論)を7重量部、膨張したひる石(平均粒径:約0.5
mm、ヒルイシ化学工業−社製ヒルコンS#80)を4
0重置部、NBRエマルジョンをその固形分量にして5
重量部、5重量%明ばん水溶液40重量部とからなる粥
状組成物(固形分142重量部)を抄造してシートを得
、ついでかくして得たシートを常温で予備プレス後、1
20℃でプレス加工して平均厚さ1.0mm、坪ff1
0. 93 k g/m”の高坪量のセラミック繊維シ
ートとした。ついで咳高坪量シート2枚を両面にフック
を存するフック鉄板(厚さ0.2mm)の両面にそれぞ
れ施してスチールベストタイプのガスケット用シート材
(厚さ1.5mm)を得、最後に各セラミック繊維シー
トの表面から無機結合剤としてのシリカエマルジョン(
横浜ゴム−社製の商品名ハマセラコン384)をスプレ
イングして固形分にして約20重量部含浸させた。
実施例2 クラフトパルプの使用量を4重量部、NBRエマルジョ
ンをその固形分量にして4重量部とし、平均厚さ1.0
mm、坪No、95 k g/m”の高坪量のセラミッ
ク繊維シート(朝日化学工業社製のスミセラムPN20
10に浸漬して得たもの、同物質の固形濃度約20重量
%)を得たことを除いては実施例1と同様にしてスチー
ルベストタイプのガスケット用シート材(jllさ1.
51m)を得た。
実施例3 NBRエマルションを全く使用せず、クラフトパルプの
使用量を15重量部として平均厚さ1.0龍、坪hT0
. 97 k g/m”の高坪量のセラミック繊維シー
トを得たことを除いては実施例1と同様にしてスチール
ベストタイプのガスケット用シート材(厚さ1.5mm
)を得た。
実施例4〜B アルミナシリカ繊維、ガラス繊維、クラフトパルプ、ク
ラフトパルプに代わる有機高分子繊維としてのカイノー
ル、膨張したひる石、NBRエマルジョン(固形分量の
使用量(重量部)、無機結合剤の種類(量はすべて20
重量部)を下表の通りに変えて実施例1と同様にして(
但し無機結合剤としてスミセラムPN2010を使用し
た場合は浸漬法にて施与)、いずれも平均厚さ1.0s
m、坪ff10. 93 k g/m”の高坏■のセラ
ミック繊維シートとした。ついで各高坪量シート2枚を
両面にフックを有するフック鉄板(厚さ0.2m1)の
両面にそれぞれ施してスチールへストタイプのガスケッ
ト用シート材(厚さ1.51m)を得た。
比較例1 実施例1とは、NBRエマルジョンをその固形分量にし
て20重量部使用し、平均厚さ1.0mm、坪量0. 
95 k g/m”の高坏■のセラミック繊維シートを
得たことを除いては実施例1と同様にしてスチールベス
トタイプのガスケット用シート材(厚さ1.5m1)を
得た。
比較例2 実施例1とは、NB+?エマルジョンをその固形分量に
して5重量部使用し、平均厚さ1.0mm、坪NO,8
5k g/m”の低坪量のセラミック繊維シートを得た
ことを除いては実施例1と同様にしてスチールベストタ
イプのガスケット用シート材(1′1さ1.5m5)を
得た。
実施例1〜8および比較例1〜2の各ガスケット用シー
トを対象として下記の条件でシール性の比較試験を行っ
た。その結果を下表に示す。
シール性試験法:外径9Qamφ、内径741霞φのド
ーナソツ状サンプルを各シートより打抜き、300 k
g/c4の圧力で両側からステンレスフランチで締付け
、その状態でステンレスフランチごと600℃で22時
間加熱し、その後常温にもどして該フランヂ内の空間に
空気を送込んでその内圧を0.5kg/c+Jに保持し
てフランヂ合わ一已面からの空気リークI(cc/分)
を測定した。
〔以下、余白〕 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の断面図であり、第2図は本
発明の他の実施例の断面図である。 第1図および第2図において、■はフック鉄板であり、
2はセラミック繊維シート層である。 特許出願人  三菱電線工業株式会社 日本ラインツ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐熱性セラミック繊維、無機質結合剤、および有機
    高分子繊維とからなり、有機質結合剤の含有量が零であ
    るか、または10重量%以下であり、かつ坪量0.90
    kg/m^2以上であるセラミック繊維シート層とフッ
    ク鉄板とからなることを特徴とするエンジンの排気系用
    ガスケット。 2、耐熱性セラミック繊維、無機質結合剤、有機高分子
    繊維、および有機質結合剤とからなり、有機高分子繊維
    と有機質結合剤との合計量が10重量%以下であり、か
    つ坪量 0.90kg/m^2以上であるセラミック繊維シート
    層とフック鉄板とからなることを特徴とするエンジンの
    排気系用ガスケット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002502448A (ja) * 1997-05-21 2002-01-22 フレキシタリック・インベストメンツ・インコーポレイテッド ガスケット
JP2006234157A (ja) * 1997-05-21 2006-09-07 Flexitallic Investments Inc ガスケット
JP2007238787A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Mazda Motor Corp シール部材及び該シール部材の成形方法

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