JPH0127801B2 - - Google Patents
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- JPH0127801B2 JPH0127801B2 JP56011867A JP1186781A JPH0127801B2 JP H0127801 B2 JPH0127801 B2 JP H0127801B2 JP 56011867 A JP56011867 A JP 56011867A JP 1186781 A JP1186781 A JP 1186781A JP H0127801 B2 JPH0127801 B2 JP H0127801B2
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- JP
- Japan
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- roll
- slip value
- rolling
- inter
- rolls
- Prior art date
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 69
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/46—Roll speed or drive motor control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/147—Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はゼンジミア圧延機等の多段冷間圧延機
における改良されたストリツプの冷間圧延方法並
びに装置に関し、さらに詳しくいえば、前記多段
冷間圧延機においてその圧延運転中ワークロール
および駆動中間ロールの回転数を検出し、これら
の検出回転数からロール間スリツプ値を演算し、
該ロール間スリツプ値が限界スリツプ値をこえる
とき運転条件を調整してロース間スリツプ値を限
界スリツプ値以下となるように制御することを特
徴とするストリツプの冷間圧延方法並びに装置に
関するものである。
における改良されたストリツプの冷間圧延方法並
びに装置に関し、さらに詳しくいえば、前記多段
冷間圧延機においてその圧延運転中ワークロール
および駆動中間ロールの回転数を検出し、これら
の検出回転数からロール間スリツプ値を演算し、
該ロール間スリツプ値が限界スリツプ値をこえる
とき運転条件を調整してロース間スリツプ値を限
界スリツプ値以下となるように制御することを特
徴とするストリツプの冷間圧延方法並びに装置に
関するものである。
本発明によれば、多段冷間圧延機の圧延運転中
ロール間スリツプ値が限界スリツプ値をこえて危
険スリツプを発生するとき警報を発せしめ、人為
的に若しくは自動的にストリツプ張力を調整した
り、圧延速度を減速させたりしてロール間スリツ
プ発生による圧延異状現象を防止することができ
る。
ロール間スリツプ値が限界スリツプ値をこえて危
険スリツプを発生するとき警報を発せしめ、人為
的に若しくは自動的にストリツプ張力を調整した
り、圧延速度を減速させたりしてロール間スリツ
プ発生による圧延異状現象を防止することができ
る。
ゼンジミア圧延機等の多段冷間圧延機において
は、ストリツプの上側と下側で各中間ロールが駆
動され、ロール間の円筒接触によりワークロール
で圧延に必要とするトルクが伝達される機構を有
している。
は、ストリツプの上側と下側で各中間ロールが駆
動され、ロール間の円筒接触によりワークロール
で圧延に必要とするトルクが伝達される機構を有
している。
ところで、この種の多段冷間圧延機に使用され
る圧延潤滑油は、ストリツプとワークロール間の
潤滑を行なうほか、ロール間の潤滑も行なつてい
るため、実際の圧延運転中のロール間のトルク伝
達は、この潤滑油の影響を考慮に入れる必要があ
る。すなわち、圧延速度が高速化に向うにつれ、
ロール間の油膜厚さが増加し、このためロール間
の摩擦係数は低下する。
る圧延潤滑油は、ストリツプとワークロール間の
潤滑を行なうほか、ロール間の潤滑も行なつてい
るため、実際の圧延運転中のロール間のトルク伝
達は、この潤滑油の影響を考慮に入れる必要があ
る。すなわち、圧延速度が高速化に向うにつれ、
ロール間の油膜厚さが増加し、このためロール間
の摩擦係数は低下する。
上記のように、高速の多段冷間圧延機において
は、ロール間の摩擦係数が低くなりすぎるため、
圧延に必要なトルクをロール間の接触により伝達
することが困難となり、ついにはロール間でスリ
ツプ現象が発生する。このロール間スリツプ現象
が発生すると、ロール表面上に焼付きによる疵が
入りロールに損傷を与えるだけでなく、圧延中の
ストリツプにチヤタマークやロール疵が発生する
等の圧延異常現象が起り、圧延材が不良となり、
極端な場合には圧延材の破断を招来し、ロールに
も大きな損傷をもたらして圧延作業の一時休止を
余儀なくされることもある。
は、ロール間の摩擦係数が低くなりすぎるため、
圧延に必要なトルクをロール間の接触により伝達
することが困難となり、ついにはロール間でスリ
ツプ現象が発生する。このロール間スリツプ現象
が発生すると、ロール表面上に焼付きによる疵が
入りロールに損傷を与えるだけでなく、圧延中の
ストリツプにチヤタマークやロール疵が発生する
等の圧延異常現象が起り、圧延材が不良となり、
極端な場合には圧延材の破断を招来し、ロールに
も大きな損傷をもたらして圧延作業の一時休止を
余儀なくされることもある。
そこで、現状の圧延作業においては、上記のよ
うな損失をさけるため、経験的な勘による圧延運
転の制御を行なつているが、大ていはやむなく必
要以上に圧延速度を低くし、冷間圧延の能率を犠
牲にせざるを得ない情況におかれている。
うな損失をさけるため、経験的な勘による圧延運
転の制御を行なつているが、大ていはやむなく必
要以上に圧延速度を低くし、冷間圧延の能率を犠
牲にせざるを得ない情況におかれている。
一般に、ロール間の円筒接触により圧延トルク
の伝達がなされる多段冷間圧延機において、ロー
ル間のスリツプの発生を把握するためには、駆動
しているロールの周速度とワークロールの周速度
を正確に検出する必要がある。しかしながら、ゼ
ンジミア圧延機等の多段冷間圧延機では、圧延中
のロール群は全体が圧延機枠中に封じ込められて
おり、直接ワークロールの周速度を測ることがで
きない。
の伝達がなされる多段冷間圧延機において、ロー
ル間のスリツプの発生を把握するためには、駆動
しているロールの周速度とワークロールの周速度
を正確に検出する必要がある。しかしながら、ゼ
ンジミア圧延機等の多段冷間圧延機では、圧延中
のロール群は全体が圧延機枠中に封じ込められて
おり、直接ワークロールの周速度を測ることがで
きない。
そこで、本発明においては、このようなロール
間で圧延トルクの伝達がなされる多段冷間圧延機
において、ワークロールの回転数、したがつてそ
の周速度を正確に測定すると共に、駆動している
中間軸の回転数から圧延中のストリツプの上側、
下側別にロール径差をも考慮して、ロール間に発
生しているスリツプをロール間スリツプ値として
検出し、この検出ロール間スリツプ値に基づいて
圧延運転条件を調整制御するというストリツプの
冷間圧延方法を提供するものであつて、同方法に
よつて許容限界をこえるロール間スリツプの発生
による圧延異常現象を未然に防止して、安定した
高能率圧延作業の遂行を可能としたのである。
間で圧延トルクの伝達がなされる多段冷間圧延機
において、ワークロールの回転数、したがつてそ
の周速度を正確に測定すると共に、駆動している
中間軸の回転数から圧延中のストリツプの上側、
下側別にロール径差をも考慮して、ロール間に発
生しているスリツプをロール間スリツプ値として
検出し、この検出ロール間スリツプ値に基づいて
圧延運転条件を調整制御するというストリツプの
冷間圧延方法を提供するものであつて、同方法に
よつて許容限界をこえるロール間スリツプの発生
による圧延異常現象を未然に防止して、安定した
高能率圧延作業の遂行を可能としたのである。
本発明を実施するための装置の構成は、多段冷
間圧延機において、圧延中のストリツプの上側、
下側のワークロールの周速度UOT、UOB、駆動中
間ロールの周速度U2T、U2Bをそれぞれ圧延中に
各ロールの回転数検出から測定できるように回転
数検出器A,BおよびCを設けると共に、ストリ
ツプ上側、下側のロール間スリツプεT、εBは、そ
れぞれεT=U2T−UOT/U2T、εB=U2B−UOB/U2Bで求め
る ことができるようにロール間スリツプ値演算器
D,Eを設けたことを第1の特徴とする。
間圧延機において、圧延中のストリツプの上側、
下側のワークロールの周速度UOT、UOB、駆動中
間ロールの周速度U2T、U2Bをそれぞれ圧延中に
各ロールの回転数検出から測定できるように回転
数検出器A,BおよびCを設けると共に、ストリ
ツプ上側、下側のロール間スリツプεT、εBは、そ
れぞれεT=U2T−UOT/U2T、εB=U2B−UOB/U2Bで求め
る ことができるようにロール間スリツプ値演算器
D,Eを設けたことを第1の特徴とする。
また、上記のロール間スリツプ値εT、εBの値
が、圧延中に、当該多段冷間圧延機について予め
定まつている限界スリツプ値ε′T、ε′B以上になつ
たとき、各ロール間スリツプ値がそれぞれの限界
スリツプ値以下となるようにストリツプ張力を調
整し、それでも限界スリツプ値以下にならないと
きは自動的に圧延速度を低減するようにストリツ
プ張力調整器Kおよび主電動機制御用の圧延速度
制御器Jを設けたことを第2の特徴とする。
が、圧延中に、当該多段冷間圧延機について予め
定まつている限界スリツプ値ε′T、ε′B以上になつ
たとき、各ロール間スリツプ値がそれぞれの限界
スリツプ値以下となるようにストリツプ張力を調
整し、それでも限界スリツプ値以下にならないと
きは自動的に圧延速度を低減するようにストリツ
プ張力調整器Kおよび主電動機制御用の圧延速度
制御器Jを設けたことを第2の特徴とする。
更に、ロール間スリツプ値εT、εBの値が圧延中
に前記限界スリツプ値ε′T、ε′B以上になつたとき、
圧延異常を予知し得るように警報を発する危険ス
リツプ発生警報器H,Iを設けたことを第3の特
徴とする。
に前記限界スリツプ値ε′T、ε′B以上になつたとき、
圧延異常を予知し得るように警報を発する危険ス
リツプ発生警報器H,Iを設けたことを第3の特
徴とする。
尚、ロール間スリツプ値εT、εBのそれぞれに対
する限界スリツプ値ε′T、ε′Bは、圧延作業状態に
応じて選定すればよい。
する限界スリツプ値ε′T、ε′Bは、圧延作業状態に
応じて選定すればよい。
以下図面を参照して本発明の実施例につき詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、多段冷間圧延機の一例として、20段
ゼンジミア圧延機を示す模式図である。同図中符
号aは圧延中のストリツプを示し、数字0はワー
クロール、1は第1中間ロール、2は第2中間ロ
ール、3はバツクアツプベアリングを示し、数字
の右側の英字Tは圧延ストリツプの上側を、同じ
く英字Bは下側を示す。例えば、0Tは圧延スト
リツプ上側のワークロールを示す。尚図中第2中
間ロール2T,2Bの×印のついたロールは駆動軸
に連結されている駆動中間ロールであることを表
わす。
ゼンジミア圧延機を示す模式図である。同図中符
号aは圧延中のストリツプを示し、数字0はワー
クロール、1は第1中間ロール、2は第2中間ロ
ール、3はバツクアツプベアリングを示し、数字
の右側の英字Tは圧延ストリツプの上側を、同じ
く英字Bは下側を示す。例えば、0Tは圧延スト
リツプ上側のワークロールを示す。尚図中第2中
間ロール2T,2Bの×印のついたロールは駆動軸
に連結されている駆動中間ロールであることを表
わす。
第2図、第3図は、第1図のうち圧延中のワー
クロールとその回転数を検出する回転数検出器の
取付態様を示し、第2図は圧延機の作業側、第3
図は同じく駆動側を示している。
クロールとその回転数を検出する回転数検出器の
取付態様を示し、第2図は圧延機の作業側、第3
図は同じく駆動側を示している。
第2図において、Aは上側ワークロール0Tの
回転数検出器、Bは下側ワークロール0Bの回転
数検出器を示し、bはワークロール0B,0Tの端
面で接触転動しワークロールの軸方向力を支える
スラストベアリング、cはスラストベアリングb
の支持体が取付けられている作業側のサブドアを
示す。回転数検出器A,Bはスラストベアリング
bと共にサブドアcに取付けられている。dは圧
延機全体のロールおよびバツクアツプベアリング
の点検取替用の圧延機本体作業側ドアを示す。
回転数検出器、Bは下側ワークロール0Bの回転
数検出器を示し、bはワークロール0B,0Tの端
面で接触転動しワークロールの軸方向力を支える
スラストベアリング、cはスラストベアリングb
の支持体が取付けられている作業側のサブドアを
示す。回転数検出器A,Bはスラストベアリング
bと共にサブドアcに取付けられている。dは圧
延機全体のロールおよびバツクアツプベアリング
の点検取替用の圧延機本体作業側ドアを示す。
第3図はワークロールの駆動側を示し、第2図
と実質的に同一である。cはワークロール0T,
0Bの軸方向力を支える駆動側スラストベアリン
グbおよび回転数検出器A,Bを取付ける固定支
持体となつている。
と実質的に同一である。cはワークロール0T,
0Bの軸方向力を支える駆動側スラストベアリン
グbおよび回転数検出器A,Bを取付ける固定支
持体となつている。
尚、ワークロールの回転数検出器A,Bの取付
は、圧延機の作業側、駆動側の両方に設けてもよ
く、またいずれか一方の側に設けるようにしても
よい。
は、圧延機の作業側、駆動側の両方に設けてもよ
く、またいずれか一方の側に設けるようにしても
よい。
ここで、前記のワークロール回転数検出器A,
Bとしては、非接触式の電磁式回転検出器また
は、光式回転検出器を用いるとよい。例えば、第
2図および第3図の場合には、ワークロール0T,
0Bの端のロール円周上に磁石mT,mBをそれぞれ
取付け、ワークロールが一回転するごとにその磁
気を感知する検出端ST,SBにより、ワークロール
の回転数が検知され、ワークロール回転数検出器
A,Bを経てパルス信号として取出される例を示
す。
Bとしては、非接触式の電磁式回転検出器また
は、光式回転検出器を用いるとよい。例えば、第
2図および第3図の場合には、ワークロール0T,
0Bの端のロール円周上に磁石mT,mBをそれぞれ
取付け、ワークロールが一回転するごとにその磁
気を感知する検出端ST,SBにより、ワークロール
の回転数が検知され、ワークロール回転数検出器
A,Bを経てパルス信号として取出される例を示
す。
尚、ワークロール1回転中の回転数の変動を測
るには、第4図および第5図のような方法があ
る。
るには、第4図および第5図のような方法があ
る。
第4図は光式回転検出器を用いた例であり、ワ
ークロールの端の円周上に特殊な反射マークが等
間隔についたテープtT,tBをそれぞれ上側、下側
ワークロールに貼付する。ワークロール0T,0B
の回転により、テープ上の反射マークを光式の検
出端ST,SBで感知することにより、ワークロール
0T,0Bの回転数が検知され、ワークロール回転
数検出器A,Bを経てパルス信号として取出され
る。
ークロールの端の円周上に特殊な反射マークが等
間隔についたテープtT,tBをそれぞれ上側、下側
ワークロールに貼付する。ワークロール0T,0B
の回転により、テープ上の反射マークを光式の検
出端ST,SBで感知することにより、ワークロール
0T,0Bの回転数が検知され、ワークロール回転
数検出器A,Bを経てパルス信号として取出され
る。
第5図は電磁式回転検出器を用いた例である
が、第4図のテープtT,tBの代りにギヤgT,gBを
それぞれワークロール0T,0Bの端に取付けた方
法である。この場合、ワークロール0T,0Bの回
転により、ギヤの凸部を電磁式の検出端sT,sBで
感知することにより、ワークロール0T,0Bの回
転数が検知され、ワークロール回転数検出器A,
Bを経てパルス信号として取出される。
が、第4図のテープtT,tBの代りにギヤgT,gBを
それぞれワークロール0T,0Bの端に取付けた方
法である。この場合、ワークロール0T,0Bの回
転により、ギヤの凸部を電磁式の検出端sT,sBで
感知することにより、ワークロール0T,0Bの回
転数が検知され、ワークロール回転数検出器A,
Bを経てパルス信号として取出される。
さらに第6図は電磁式変位計を用いた例であ
る。第5図のギアの代りに、マーカーとして金属
片nT,nBをそれぞれワークロール0T,0Bの端面
に貼りつけた方法である。ワークロール端面を彫
つても、同じ目的が達せられる。ギアを取付ける
方法に比較して、通常操業面でロールの交換及び
研削に際して従来と全く同じ取扱いでよいことが
実用上のメリツトである。
る。第5図のギアの代りに、マーカーとして金属
片nT,nBをそれぞれワークロール0T,0Bの端面
に貼りつけた方法である。ワークロール端面を彫
つても、同じ目的が達せられる。ギアを取付ける
方法に比較して、通常操業面でロールの交換及び
研削に際して従来と全く同じ取扱いでよいことが
実用上のメリツトである。
信号処理については、ワークロール1回転当り
に発生するパルスをウインド(又はゲート信号)
として、主モータに取付けたパルス発生器
(PLG)のパルスを計数すればよい。本方式は、
前述の諸方式と比べワークロール上のマーカーの
貼りつけ位置のずれが、スリツプ量の測定精度に
全く影響を与えず、かつオンラインにて0.1%以
上の精度で測定した。
に発生するパルスをウインド(又はゲート信号)
として、主モータに取付けたパルス発生器
(PLG)のパルスを計数すればよい。本方式は、
前述の諸方式と比べワークロール上のマーカーの
貼りつけ位置のずれが、スリツプ量の測定精度に
全く影響を与えず、かつオンラインにて0.1%以
上の精度で測定した。
次に、圧延機は第7図に示されるようにワーク
ロールの回転数検出器A,Bのほかに駆動第2中
間ロール2T,2Bの回転数を検出するため主電動
機fの駆動軸に設けられた回転数検出器Cを備え
ており、回転数検出器A,BおよびCからの信号
は演算器D,Eへ送られ、それぞれにおいて上側
ロール間スリツプ値εTおよび下側ロール間スリツ
プ値εBの演算が行なわれる。すなわち第7図にお
いて、D,Eはそれぞれストリツプの上側と下側
において、ワークロールと駆動第2中間ロールと
の間のロール間スリツプ値を演算する演算器で、
駆動第2中間ロールの回転数は回転数検出器C
で、検出されその基準ロール径の周速度U2が出
されるが、上・下の駆動第2中間ロールの基準ロ
ール径からの径差があればその補正を行なつてそ
れぞれの周速度U2T、U2Bを出し、ロール間スリ
ツプ値εT=U2T−UOT/U2TおよびεB=U2B−UOB/U2Bを
演 算する。また、F,Gは、それぞれストリツプの
上側と下側におけるワークロールと駆動第2中間
ロールとの間の限界スリツプ値設定器である。
ロールの回転数検出器A,Bのほかに駆動第2中
間ロール2T,2Bの回転数を検出するため主電動
機fの駆動軸に設けられた回転数検出器Cを備え
ており、回転数検出器A,BおよびCからの信号
は演算器D,Eへ送られ、それぞれにおいて上側
ロール間スリツプ値εTおよび下側ロール間スリツ
プ値εBの演算が行なわれる。すなわち第7図にお
いて、D,Eはそれぞれストリツプの上側と下側
において、ワークロールと駆動第2中間ロールと
の間のロール間スリツプ値を演算する演算器で、
駆動第2中間ロールの回転数は回転数検出器C
で、検出されその基準ロール径の周速度U2が出
されるが、上・下の駆動第2中間ロールの基準ロ
ール径からの径差があればその補正を行なつてそ
れぞれの周速度U2T、U2Bを出し、ロール間スリ
ツプ値εT=U2T−UOT/U2TおよびεB=U2B−UOB/U2Bを
演 算する。また、F,Gは、それぞれストリツプの
上側と下側におけるワークロールと駆動第2中間
ロールとの間の限界スリツプ値設定器である。
ここで、ロール間スリツプの発生していない圧
延中は、ロール間スリツプ値εT、εBは共に0であ
るが、ワークロールと駆動第2中間ロール間でス
リツプが発生した状態を想定すると、ロール間ス
リツプ値εT、εBのいずれか一方又は両方が0より
大きな値となる。そこでロール間スリツプ値εT、
εBがそれぞれのロール間限界スリツプ値設定器
F,Gで前もつて設定されている限界スリツプ値
ε′T、ε′B以上になつたとき、ロール間スリツプ発
生による圧延異常が予想されるため、これを事前
に予知し、スリツプ発生警報器H,Iに2危険警
報を発せしめ作業者に知らせる。そして作業者は
これに基づいて直ちにロール間スリツプ値εT,εB
が共に限界スリツプ値ε′T、ε′B以下となるように
圧延運転条件の調整制御を行なう。
延中は、ロール間スリツプ値εT、εBは共に0であ
るが、ワークロールと駆動第2中間ロール間でス
リツプが発生した状態を想定すると、ロール間ス
リツプ値εT、εBのいずれか一方又は両方が0より
大きな値となる。そこでロール間スリツプ値εT、
εBがそれぞれのロール間限界スリツプ値設定器
F,Gで前もつて設定されている限界スリツプ値
ε′T、ε′B以上になつたとき、ロール間スリツプ発
生による圧延異常が予想されるため、これを事前
に予知し、スリツプ発生警報器H,Iに2危険警
報を発せしめ作業者に知らせる。そして作業者は
これに基づいて直ちにロール間スリツプ値εT,εB
が共に限界スリツプ値ε′T、ε′B以下となるように
圧延運転条件の調整制御を行なう。
圧延運転条件の調整制御は、ストリツプ張力比
σb/σf(σb:入側張力、σf:出側張力)を減じる
ように、ストリツプ張力調整器Kを経てリール電
動機g,hの電流値を調整して行なわれる。それ
でもなおロール間スリツプ値εT、εBが限界スリツ
プ値ε′T、ε′B以下にならない場合は、自動的に圧
延速度を減じるように指令信号を出し、圧延速度
制御器Jを経て圧延機駆動主電動機fの回転速度
を調整する。主電動機fの回転軸は減速機eを経
てストリツプ上側、下側各2本計4本の駆動第2
中間ロール2T,2Bを駆動し、圧延速度が調整さ
れる。
σb/σf(σb:入側張力、σf:出側張力)を減じる
ように、ストリツプ張力調整器Kを経てリール電
動機g,hの電流値を調整して行なわれる。それ
でもなおロール間スリツプ値εT、εBが限界スリツ
プ値ε′T、ε′B以下にならない場合は、自動的に圧
延速度を減じるように指令信号を出し、圧延速度
制御器Jを経て圧延機駆動主電動機fの回転速度
を調整する。主電動機fの回転軸は減速機eを経
てストリツプ上側、下側各2本計4本の駆動第2
中間ロール2T,2Bを駆動し、圧延速度が調整さ
れる。
以上の説明では、定常圧延作業中にロール間ス
リツプが発生のため減速作業に移行する過程を説
明したが、反対に加速作業に対しても、本機構は
有効である。すなわちロール間スリツプ値εT、εB
の値が、限界スリツプ値ε′T、ε′B以下に確保され
る範囲内で加速作業が続けられるが、ロール間ス
リツプ値εT、εBのいずれか一方又は両方が限界ス
リツプ値ε′T、ε′Bの値以上になれば、加速作業は
中止し、ロール間スリツプ値εT、εBが限界スリツ
プ値ε′T、ε′B以下になるまでストリツプ張力や圧
延速度調整をすることができる。
リツプが発生のため減速作業に移行する過程を説
明したが、反対に加速作業に対しても、本機構は
有効である。すなわちロール間スリツプ値εT、εB
の値が、限界スリツプ値ε′T、ε′B以下に確保され
る範囲内で加速作業が続けられるが、ロール間ス
リツプ値εT、εBのいずれか一方又は両方が限界ス
リツプ値ε′T、ε′Bの値以上になれば、加速作業は
中止し、ロール間スリツプ値εT、εBが限界スリツ
プ値ε′T、ε′B以下になるまでストリツプ張力や圧
延速度調整をすることができる。
以上は、20段(1−2−3−4型)ゼンジミア
圧延機に適用した例であるが、12段(1−2−3
型)、6段、4段の圧延機でワークロールが支え
ロールからのロール間接触により圧延トルクが伝
達される圧延機に対しても勿論適用して効果をあ
げることができる。
圧延機に適用した例であるが、12段(1−2−3
型)、6段、4段の圧延機でワークロールが支え
ロールからのロール間接触により圧延トルクが伝
達される圧延機に対しても勿論適用して効果をあ
げることができる。
本発明によるストリツプの冷間圧延方法によつ
て、下記のような多くの利点がある。
て、下記のような多くの利点がある。
(1) ロール間スリツプ発生による圧延異常を事前
に予知し、ストリツプの張力および圧延速度を
調整できるため、圧延異常の起らない運転条件
範囲を的確に把握できると共に、この範囲内で
高圧下高速化による高能率圧延が可能となる。
に予知し、ストリツプの張力および圧延速度を
調整できるため、圧延異常の起らない運転条件
範囲を的確に把握できると共に、この範囲内で
高圧下高速化による高能率圧延が可能となる。
(2) ロール間スリツプ発生による圧延異常を未然
に防止できるため、圧延中のストリツプにチヤ
ターマークやロール疵等の不良疵の発生や、ス
トリツプの破断による歩留り低下、圧延作業休
止を避けることができる。
に防止できるため、圧延中のストリツプにチヤ
ターマークやロール疵等の不良疵の発生や、ス
トリツプの破断による歩留り低下、圧延作業休
止を避けることができる。
(3) ロール間スリツプ発生によるロール表面上の
焼付き疵によるロール損傷(程度がひどいとき
には廃棄ロールとなる)を防止でき、ロール原
単位の向上となる。
焼付き疵によるロール損傷(程度がひどいとき
には廃棄ロールとなる)を防止でき、ロール原
単位の向上となる。
(4) ロール間スリツプの検出および防止制御をす
べて自動化することができるため、圧延作業者
に対する精神的負担が大幅に軽減され、その余
裕を他の作業に有効に用いることができる。
べて自動化することができるため、圧延作業者
に対する精神的負担が大幅に軽減され、その余
裕を他の作業に有効に用いることができる。
第1図は多段冷間圧延機の一例として20段ゼン
ジミア圧延機のロール配置図を示し、第2図乃至
第7図は、その圧延機において本発明の冷間圧延
方法を実施するようにした装置の説明図である。 A……ストリツプ上側ワークロール回転数検出
器、B……ストリツプ下側ワークロール回転数検
出器、C……駆動軸の第2中間ロール回転数検出
器、D……ストリツプ上側ワークロール周速度と
上側第2中間ロールの周速度から上側ロール間ス
リツプ値を演算する演算器、E……ストリツプ下
側ワークロールの周速度と下側第2中間ロールの
周速度から下側ロール間スリツプ値を演算する演
算器、F……上側の限界スリツプ値設定器、G…
…下側の限界スリツプ値設定器、H……上側スリ
ツプ発生警報器、I……下側スリツプ発生警報
器、J……圧延速度制御器、K……ストリツプ張
力調整器、0……ワークロール、1……第1中間
ロール、2……第2中間ロール、3……バツクア
ツプロール、a……圧延中のストリツプ、b……
ワークロールのスラストベアリング、c……ワー
クロール回転数検出端を取付けている支持体、d
……圧延機の本体ドア、e……圧延機の駆動軸減
速機、f……圧延機の主電動機、g,h……リー
ル電動機、m……磁石、n……金属片、s……磁
気又は光を感知する検出端。尚、上記記号の右側
に付加した英字T,BはTはストリツプ上側、B
はストリツプ下側の意味を示す。
ジミア圧延機のロール配置図を示し、第2図乃至
第7図は、その圧延機において本発明の冷間圧延
方法を実施するようにした装置の説明図である。 A……ストリツプ上側ワークロール回転数検出
器、B……ストリツプ下側ワークロール回転数検
出器、C……駆動軸の第2中間ロール回転数検出
器、D……ストリツプ上側ワークロール周速度と
上側第2中間ロールの周速度から上側ロール間ス
リツプ値を演算する演算器、E……ストリツプ下
側ワークロールの周速度と下側第2中間ロールの
周速度から下側ロール間スリツプ値を演算する演
算器、F……上側の限界スリツプ値設定器、G…
…下側の限界スリツプ値設定器、H……上側スリ
ツプ発生警報器、I……下側スリツプ発生警報
器、J……圧延速度制御器、K……ストリツプ張
力調整器、0……ワークロール、1……第1中間
ロール、2……第2中間ロール、3……バツクア
ツプロール、a……圧延中のストリツプ、b……
ワークロールのスラストベアリング、c……ワー
クロール回転数検出端を取付けている支持体、d
……圧延機の本体ドア、e……圧延機の駆動軸減
速機、f……圧延機の主電動機、g,h……リー
ル電動機、m……磁石、n……金属片、s……磁
気又は光を感知する検出端。尚、上記記号の右側
に付加した英字T,BはTはストリツプ上側、B
はストリツプ下側の意味を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多段冷間圧延機において、その運転中にワー
クロールおよび駆動中間ロールの回転数を検出
し、これらの検出回転数からロール間スリツプ値
を演算し、該ロール間スリツプ値が限界スリツプ
値をこえるとき運転条件を調整してロール間スリ
ツプ値を限界スリツプ値以下となるように制御す
ることを特徴とするスリツプの冷間圧延方法。 2 多段冷間圧延機において、ワークロール回転
数検出器と、駆動中間ロール回転数検出器と、こ
れらの回転数検出器による検出回転数に基づいて
ロール間スリツプ値を演算する演算器と、ロール
間の限界スリツプ値を設定する設定器と、運転中
前記ロール間スリツプ値が限界スリツプ値をこえ
るとき運転条件を調整してロール間スリツプ値を
限界スリツプ値以下となるように制御する手段と
を備えてなるストリツプの冷間圧延装置。 3 前項記載のロール間スリツプ値が限界スリツ
プ値をこえるとき警報を発するようにした警報器
を備えてなる特許請求の範囲第2項に記載のスト
リツプの冷間圧延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56011867A JPS57127512A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Method and apparatus for cold rolling of strip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56011867A JPS57127512A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Method and apparatus for cold rolling of strip |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57127512A JPS57127512A (en) | 1982-08-07 |
JPH0127801B2 true JPH0127801B2 (ja) | 1989-05-31 |
Family
ID=11789664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56011867A Granted JPS57127512A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Method and apparatus for cold rolling of strip |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57127512A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5578892B2 (ja) * | 2010-03-11 | 2014-08-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 多段圧延機 |
-
1981
- 1981-01-29 JP JP56011867A patent/JPS57127512A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57127512A (en) | 1982-08-07 |
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