JPH01276987A - 時分割多重化伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は時分割多重化伝送方式に関し、複合映像信号と
データとを時分割多重伝送してモニタテレビに入出力装
置を併設することを目的とし、 同期信号を付加した複合映像信号を送出する映像信号送
出手段を備えた上位装置と、該複合映像信号を受信する
モニタとで構成されるシステムにおける映像信号とデー
タとの時分割多重化伝送方式であって、該上位装置に設
けられ、データを所定の伝送制御手順で送受する第１の
データ送受信部と、前記同期信号のうち垂直同期信号を
送出した後前記複合映像信号を伝送する伝送線との接続
を所定期間該映像送出手段より第１のデータ送受信部に
切替える第１の切替手段と、該モニタ側に設けられ、前
記第１のデータ送受信部との間でデータの送受を行う第
２のデータ送受信部と、受信した該複合映像信号より前
記垂直同期信号を検出し上位装置側の前記切替期間に対
応して該伝送線の接続を該モニタより第２のデータ送受
信部に切替える第２の切替手段と、前記第２のデータ送
受信部への切替期間中所定の擬似同期信号を発生し該モ
ニタに出力する擬似同期信号発生部とを設け、複合映像
信号に設けられた垂直帰線期間中の所定期間、該伝送線
を切替えて前記第１のデータ送受信部と第２のデータ送
受信部との間で双方向のデータ通信を行うように構成す
る。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、同期信号を付加した複合映像信号を受信する
モニタテレビ（以下モニタ）に入出力装置を併設せしめ
る映像信号とデータとの時分割多重化方式に関する。

工場の自動化（ＦＡ化）の推進に伴い、現場作業者への
作業指示は、従来の作業指示書１作業伝票など紙を用い
た方法から、デイスプレィ端末等を使用したペーパレス
化の方向に進展している。

この作業指示を表示するデイスプレィ端末として、専用
のデイスプレィ端末、低価格のパソコン等の他、安価な
モニタの使用が考えられるが、モニタを使用した場合は
一方向通信のみであるから、作業者側からの応答を必要
とするシステムでは、別にキーボード等の１０装置を併
設しなければならない。

しかし、モニタへの送信は映像信号であり、従って上位
装置と１０装置との間でデータのやりとりを行うために
は別系統の回線を設けねばならず、特に工場内では良質
の回線が必要であることから、システム全体が高価にな
るという問題点がある。

このため、映像信号を伝送する伝送線を利用してデータ
を送受し、モニタに簡易な１０装置を併設する時分割多
重化伝送方式が求められている。

〔従来の技術〕

第４図は従来のデイスプレィ端末分散システム例を示す
図である。

第４図は、工場における各作業場にデイスプレィ端末を
配置し、工場の自動化を管理するホストよりデイスプレ
ィ端末に作業指示を表示するシステム構成例を示したも
のである。

第４図（１）のシステムは、デイスプレィ端末としてパ
ソコン２を使用した場合で、ホスト１と各パソコン２と
はＬＡＮ　　（ローカルエリアネットワーク）で接続さ
れ、ホスト１から送出された作業指示データをパソコン
側で表示データに変換して表示する。また、作業者が作
業指示＆Ｔｉ認、作業開始終了等を応答するときは、パ
ソコン付属のキーボードを押下する。

第４図（ＩＩ）は、ＴＶ信号を受信するモニタ５を使用
したもので、各モニタ５とホスト３との間は同軸ケーブ
ル７でそれぞれ接続され、ホスト３より表示データを映
像信号として送出し表示させる。

このため、ホスト３には１画面分の表示データを格納し
たフレームメモリ４がモニタ対応で設けられ、このフレ
ームメモリ４が繰り返し読出されてＴＶ信号に変換され
各モニタ５に送出される。

このシステムでは、伝送線として１本の同軸ケーブル７
を使用した一方向通信のため、モニタ側よりホスト３に
応答する場合は、別口線でホスト３に接続されたキーボ
ードＫＢ６を使用する。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上説明のごとく、モニタテレビを使用して作業者に指
示するシステムにおいて、モニタにキーボード等の入出
力装置を併設しようとすれば、別系統の回線を設けなけ
ればならなず、安価なモニ夕を使用してもシステムとし
て高価となる課題がある。

本発明は上記問題点に鑑み、映像信号とデータとを時分
割多重伝送し、モニタに■０装置を併設する時分割多重
化方式を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明の時分割多重化伝送方
式は、第１図本発明の原理図に示すように、 複合映像信号（７０）を送出する上位装置に設けられ、
データ（８０）を所定の伝送制御手順で送受する第１の
データ送受信部（１８）と、垂直同期信号（７２）を送
出した後該複合映像信号を伝送する伝送線（１００）と
の接続を所定期間映像送出手段（３０）より第１のデー
タ送受信部（１８）に切替える第１の切替手段（３１）
と、 モニタ側に設けられ、前記第１のデータ送受信部（１８
）との間でデータ（８０）の送受を行う第２のデータ送
受信部（２８）と、受信した該複合映像信号より前記垂
直同期信号（７２）を検出し上位装置側の前記切替期間
に対応する所定期間該伝送線（１００”）の接続を該モ
ニタ（２９）より第２のデータ送受信部（２８）に切替
える第２の切替手段（３２）と、前記第２のデータ送受
信部への切替期間中所定の擬似同期信号（７４）を発生
し該モニタ（２９）に出力する擬似同期信号発生部（２
２）とを設ける。

〔作　用〕

複合映像信号７０として標準テレビ信号を使用した場合
、垂直同期信号７２に続いて、複数の等化パルスならび
に水平同期信号が挿入されて垂直帰線期間が確保されて
いる。

この垂直帰線期間はモニタ２９では消去期間であるから
、この間を伝送線ｉｏｏをデータ伝送路として使用し多
重化する。

このため、上位装置では、第１の切替手段３１が垂直同
期信号７２を送出した後所定期間伝送線１００を映像信
号送出手段３０より第１のデータ送受信部１８に切替え
、モニタ側では、第２の切替手段３２が垂直同期信号７
２を検出した後所定期間伝送線１００をモニタ２９から
第２のデータ送受信部２８に切替える。

モニタ２９に対しては、切替の間は同期信号（水平同期
信号２色間期信号）が失われるため、擬似同期信号発生
部２２が擬似同期信号７４を発生し、モニタ２９に出力
する。

以上のごとく垂直帰線期間内の所定期間に伝送線１００
を双方のデータ送受信系に切替えることにより、複合映
像信号７０と時分割多重でデータ伝送を行わせることが
でき、従って第２のデータ送受信部２８にキーボード等
入出力装置を接続すれば、伝送線を増設することなくモ
ニタ２９に入出力装置を併設することができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。

第２図は実施例の制御ボードブロック図、第３図は動作
タイムチャート図である。

第２図は、ホスト側はモニタ対応で構成した制御ボード
例、モニタ側はアダプタとして構成した制御ボード例を
示したものである。図中、ホスト側の制御ボード１０に
おいて、 １２はフレームメモリで、１画面分の表示パターンデー
タがデータ処理部１１により格納され、所定のテレビ周
期で走査されて繰り返し読出しされるもの、 １３はＤＡ変換部で、フレームメモリ１２より読出しさ
れた複数ビットで構成されるドツトパターンデータをア
ナログ信号（映像信号）に変換するもの、１４は同期信
号発生部で、垂直同期信号７２．水平同期信号７５（第
３図）１色間期信号等の同期信号７１を発生するもの、 １６はコンポジット信号作成部で、Ｄ＾変換部１３より
出力される映像信号と同期信号７１とを合成して複合映
像信号７０を生成するもの、 １５は切替信号発生部で、垂直同期信号７２に続く等化
パルスおよび水平同期信号７５を計数するか、または時
間を計数して所定期間のホスト側切替信号５０を発生す
るもの、 １７は切替回路で、例えばアナログスイッチで構成され
双方向にデータを伝送するもの、１８は第１のデータ送
受信部で、所定の伝送制御手順でモ斗タ側とデータのや
りとりを行うものである。

なお、第１図第１の切替手段３１は、切替信号発生部１
５および切替回路１７に対応する。

以上構成の制御ボード１０は、モニタ対応でホスト内に
設けられ、データ処理部１１により制御される。

また、モニタ側制御ボード２０において、２１は同期信
号検出部で、受信した複合映像信号７０のうち、垂直同
期信号７２を検出するもの、２５は切替信号発生部で、
同期信号検出部２１から出力される垂直同期検出信号７
３と、複合映像信号７０とに基づきモニタ側切替信号６
０を発生するもの、２７はアナログスイッチ等で構成さ
れる双方向の切替回路で、モニタ側切替信号６０に基づ
き伝送線１００との接続をモニタ２９および第２のデー
タ送受信部２８に切替えるもの、 ２２は凝似同期信号発生部で、受信した複合映像信号７
０に同期して水平同期信号７５を発生し、切替期間中モ
ニタ２９に送出するものである。

なお、第１図第２の切替手段３２は、切替信号発生部２
５および切替回路２７に対応する。

以上構成の制御ボード２０はモニタ２９の近傍に設置さ
れ、伝送線１００を受けてモニタ２９およびキーボード
２６とに接続される。

第３図は切替のタイミングを示したもので、切替信号５
０．６０はインクレースにおける次のフィールド（偶数
フィールド）４１に対して図示したものであり、最初の
フィールド（奇数フィールド）４０に対しても切替タイ
ミングがずれるのみで同様に表される 標準テレビ信号における垂直帰線期間は、衆知のごと＜
　、３１１　（Ｈは水平期間）分の等化パルスと、３Ｈ
分の垂直同期信号７２と、３Ｈ分の等化パルスと、１４
Ｈ分の水平同期信号７５で構成されており、カラーの場
合はさらに水平同期信号７５ごとに色同期信号が付加さ
れている。

このうち、切替期間は水平同期信号７５が挿入されてい
る期間とし、垂直同期信号７２およびその前後の等化パ
ルスはモニタ２９に伝送する。従って最大１４１１分の
切替期間（通信期間）が確保できる。

このため、ホスト側の切替信号発生部１５は、例えば垂
直同期信号７２の後縁から所定時間または同期パルスを
所定数計数した後から所定水平期間骨の切替信号５０を
発生し、モニタ側の切替信号発生部２５は、垂直同期検
出信号７５の後縁から、ホスト側の切替信号５０に対応
した所定の時間計数または同期パルス計数によってモニ
タ側切替信号６０を発生する。

また、擬慎同期信号発生部２２は、受信中の複合映像信
号７０に同期して水平同期信号を発生するように構成し
、モニタ側切替信号６０によって切替部２３を介してモ
ニタ２９に出力する。

以上のごとく構成された制御ボード１０．２０により、
映像信号送信中以下の例に示すような切替動作が行われ
る。

〔ホスト側の切替動作〕

切替信号発生部１５は、同期信号発生部１４の発生する
垂直同期信号７２の後縁より等化パルスと水平同期信号
７５とを計数し、例えば７パルス（７５８〜７５ｃ）計
数した後から、１０８分（７５’ｄ　〜７５ｅ　）の水
平同期信号７５を計数する期間、ホスト側切替信号５０
を送出する。

これにより、切替回路１７がデータ送受信部１８側に切
り替わり、複合映像信号７０の伝送が切断されて、伝送
線１００は例えばハイレベルの状態に設定される。

また、この切替信号５０は、データ送受信部１８に送出
されて、この期間が通信可状態と認識される。

〔モニタ側の切替動作〕

同期信号検出部２１により受信された複合映像信号７０
が積分され、所定レベルでスライスされて垂直同期検出
信号７３として切替信号発生部２５に出力される。

切替信号発生部２５は、垂直同期検出信号７３の後縁よ
り、等化パルスおよび水平同期信号７５を計数し、例え
ば５パルス（７５ｂ〜７５ｃ）を計数した後、擬似同期
信号７４の発生する水平同期信号を１０１１分（７５ｄ
〜７５ｅ）計数する期間モニタ側切替信号６０を発生す
る。

これにより、切替回路２７はデータ送受信部２８側に切
り替わり、データ送受信部２８は通信可状態に設定され
る。

一方、擬似信号発生部２２は、受信中の複合映像信号に
同期した擬似同期信号７４を発生しており、切替部２３
が切替信号６０により擬似信号発生部２２側に切り替わ
ると、擬似同期信号７４がモニタ２９に送出される。

以上により１、切替信号５０．６０が発生された期間は
第１および第２のデータ送受信部１８．２８が伝送線１
００を介して接続状態となり、キーボード２６が押下さ
れると、押下データが第２のデータ送受信部２８より伝
送線１００を経由してホスト側に送信される。

データ通信は、以上のごとく伝送線１００がデータ伝送
系に切り替わっているため、データ伝送方式を任意に設
定して行うことができる。

例えば、キーボード２６が複数個のキーより構成される
簡易なものであれば、１フレームで１ビツト、即ち切替
期間中に１回オン／オフし、複数フレームでキー情報を
伝送する簡易な方法が採用でき、また双方向通信する場
合は、奇偶フィールドを検出してそれぞれ上下回線に割
り当てることもできる。

以上のごとく、複合映像信号に設けられている垂直帰線
期間で、ホスト側とモニタ側の双方でデータ伝送系に切
替えることにより、簡易にデータ通信を行わせることが
でき、別系統の回線を使用することなくモニタ２９に１
０装置を併設することができる。

なお、実施例では、ホスト側、モニタ側の切替信号５０
．６０を同一タイミングで発生するように示したが、実
際にはモニタ側の垂直同期信号７２の検出変動が予想さ
れるため、モニタ２９に対する同期信号の抜けを防止す
る切替信号５０．６０の切替タイミングならびに双方が
切替った時間を予測した通信回期間の設定が行われる。

〔発明の効果〕

本発明は、複合映像信号を伝送する伝送線を共用し、そ
の垂直帰線期間で双方のデータ伝送系に切替えて双方向
に通信を行う映像信号とデータとの時分割多重化伝送方
式を提供するものであるから、モニタテレビに■０装置
が簡易に併設できる効果は多大なものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は実施例の制御ボードブロック図、第３図は動作
タイムチャート図、 第４図は従来のデイスプレィ端末分散システム例を表す
図で、 （Ｉ）はパソコン分散例を表す図、 （ＩＩ）はモニタ分散例を表す図、 である。図中、 １０はホスト側制御ボード、 ｔｉはデータ処理部、　１２はフレームメモリ、１３は
ＤＡ変換部、　　　１４は同期信号発生部、１７は切替
回路、　　　１８は第１のデータ送受信部、２０はモニ
タ側制御ボード、 ２１は同期信号検出部、２２は擬似同期信号発生部、２
３は切替部、　　　　２４はｒｐ部、２５は切替信号発
生部、２６はキーボード、２７は切替回路、　　　２８
は第２のデータ送受信部、２９はモニタ、　　　　５ｏ
はホスト側切替信号、６０はモニタ側切替信号、 ７０は複合映像信号、　７１は同期信号、７２は垂直同
期信号、　７３は垂直同期検出信号、７４は擬似同期信
号、　７５は水平同期信号、８０はデータ、　　　　１
００は伝送線、である。 第３図 （Ｉ）パソコン分散例を表才図 （ｎ）モニタ分数イ列１表ｆ囚 従来のデ≧スプＵイ端求分牧システ４ｆ列１表丁因草　
４　因

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 同期信号を付加した複合映像信号（７０）を送出する映
   像信号送出手段（３０）を備えた上位装置と、該複合映
   像信号を受信するモニタとで構成されるシステムにおけ
   る複合映像信号とデータとの時分割多重化伝送方式であ
   って、 該上位装置に設けられ、データ（８０）を所定の伝送制
   御手順で送受する第１のデータ送受信部（１８）と、前
   記同期信号のうち垂直同期信号（７２）を送出した後前
   記複合映像信号を伝送する伝送線（１００）との接続を
   所定期間該映像信号送出手段（３０）より第１のデータ
   送受信部（１８）に切替える第１の切替手段（３１）と
   、 該モニタ側に設けられ、前記第１のデータ送受信部（１
   ８）との間でデータ（８０）の送受を行う第２のデータ
   送受信部（２８）と、受信した該複合映像信号より前記
   垂直同期信号（７２）を検出し上位装置側の前記切替期
   間に対応する所定期間該伝送線（１００）の接続を該モ
   ニタ（２９）より第２のデータ送受信部（２８）に切替
   える第２の切替手段（３２）と、前記第２のデータ送受
   信部への切替期間中所定の擬似同期信号（７４）を発生
   し該モニタ（２９）に出力する擬似同期信号発生部（２
   ２）とを設け、複合映像信号（７０）に設けられた垂直
   帰線期間中の所定期間、該伝送線（１００）を切替えて
   前記第１のデータ送受信部（１８）と第２のデータ送受
   信部（２８）との間で双方向のデータ通信を行うことを
   特徴とする時分割多重化伝送方式。