JPH01276807A - 直線性補償増幅回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、テレビジョン送信機の電力増幅段等に使用
される直線性補償増幅回路の改良に関する。

（従来の技術） テレビジョン送信機の電力増幅段等では、増幅信号の直
線性を保障するため、増幅器の持つ非直線性を補償する
回路が使用される。

使用増幅器を含む従来の直線性補償増幅回路には、第３
図に示すものが知られている。

即ち、入力端子（１）から供給される高周波信号は第１
の分配器（２）を介して、主増幅器（３）に導入される
。主増幅器（３）からの信号が第２の分配器（４）に供
給され、この分配出力の一部は比較器（５）にて、遅延
回路（６）を介した前記第１の分配器（２）出力と比較
される。即ち、比較器（５）は主増幅器（３）を介した
信号と、主増幅器（３）を介さない信号とを比較し、増
幅レベルに対応して生じる増幅歪み成分を抽出し、歪み
のない理想増幅器（７）を介して、合成器（８）に供給
される。合成器（８）は前記第２の分配器（４）からの
信号を第２の遅延回路（９）を介して導入されるから、
ここで歪みがキャンセルされ、直線性が保障された信号
が出力端子（１０）から送出される。

しかし、第３図に示す回路は、フィードブｔ−ワード方
式と称し、主増幅器（３）のラインで遅延回路（９）及
び合成器（８）の存在により増幅信号が損失するという
欠点がある。

そこで、高周波大電力増幅の場合、第４図に示すような
プレデイスト−ジョン方式と言う、直線性補償増幅回路
も使用される。

即ち、第４図に示す回路は、新たに設けた疑似歪発生回
路（１１）により、主増幅器（３）の歪み特性と相似な
歪みを発生させ、合成器（８）で予め逆極性に付加して
歪みをキャンセルする方式である。

しかし、第４図に示した回路は、疑似歪発生回路（１１
）内の合成器（１１１）では、小信号高周波増幅器（１
１２）出力と、分配器（１１３）から遅延回路（１１４
）を経た他方の入力信号との差を抽出するため、小信号
高周波増幅器（１１２）の利得が僅か変化しても、合成
器（１１１）からの差成分出力は大きく変化し、誤差が
生じる。

この結果、直線性補償回路の特性が特性変化の大きい小
信号高周波増幅器（１１２）特性に微妙に依存し、必要
な補償特性の調整が困難でおるとともに、補償特性の安
定性が問題であった。

（発明が解決しようとする課題） 従来の直線性補償増幅回路は、増幅後の挿入損失が大で
あったり、安定した補償特性が１ｑられないという欠点
があった。

そこでこの発明は、増幅後の挿入損失が無く、安定した
補償特性が得られ、また補償特性の調整が容易な直線性
補償増幅回路を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明の直線性補償増幅回路は、高周波信号が供給さ
れる第１の分配器と、この第１の分配器からの信号が供
給される可変補償回路と、この可変補償回路に接続され
た増幅器と、前記第１の分配器を受け検波する検波器と
、この検波器に接続され前記可変補償回路に制御信号を
供給する可変非線形回路とを具備することを特徴とする
。

（作　用） この発明回路は、増幅器の前段に可変補償回路を備え、
検波信号を可変非線形回路を通して可変補償回路を制御
するので、増幅後の信号損失がなく、また、非線形回路
の通過特性を可変にすることによって、任意の特性曲線
に調整可能であり、また、可変補償回路の制御信号は検
波後の変調波領域の低周波信号であるから、安定した補
償が可能である。

（実施例） 以下、この発明の直線性補償増幅回路の実施例を図面を
参照し説明する。

第１図は、この発明回路の一実施例を示す構成図である
。即ち、高周波入力端子（１）からの第２図（ａ）に示
すようなテレビジョン映像信号は、分配器（２）で分配
され、一方は検波回路（１２）を介し可変非線形回路（
１３）に導入される。

他方、前記分配器（２）からの分配された他方の信号は
、遅延回路（９）を経て、前記検波回路（１２）及び可
変非線形回路（１３）の伝送時間に相当する遅延を受け
た後、可変補償回路を構成する例えば可変利得補償回路
（１４）に供給される。

可変利１ｑ補償回路（１４）出力は主増幅器（３）に供
給されるが、いま、可変利１ｑ補償回路（１４）の補償
量をＯとしたとぎ、出力信号が第２図（ｂ）の実線のよ
うに歪み、振幅が小さくなったものとする。

また、検波回路（１２）の検波後は第２図（Ｃ）に示す
信号が得られるから、可変利得補償回路（１４）におい
て、前記主増幅器（３）の増幅特性歪みを補正するため
、可変利得補償回路（１４）への制御信号を変える必要
がおる。いま、可変非線形回路（１３）を例えば複数の
ダイオードの組合せ構成により、第２図（ｄ）に示す入
出力特性曲線を持たせることにより、検波信号に対する
出力制御信号（Ｓ）が得られる。この制御信号（Ｓ）に
よって、可変利得補償回路（１４）の利得が補償され、
第２図（ｅ）の出力特性が得られる。この第２図（０）
の出力波形は予め主増幅器（３）の特性歪みを補う逆特
性の歪みを与えたものでおる。

なお、上記実施例では、可変補償回路は、利得を補償す
るものとして、説明したが、利得に限らず、例えば位相
の直線性を補償するよう可変位相補償回路を用いること
もできる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明の直線性補償増幅回路は、増幅
器の前段に補償機能を接続したので、増幅後の挿入損失
が無く、補償制御信号を検波後の低周波信号を用いるの
で、補償特性を調整しやすく安定したものが得られ、高
周波大電力増幅段に適用し、実用上の効果大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による直線性補償増幅回路の一実施例
を示す構成図、第２図は第１図に示す回路の動作特性を
示す信号波形図、第３図及び第４図は従来の直線性補償
増幅回路を示す構成図である。 （２）・・・分配器 （３）・・・主増幅器 （１２）・・・検波器 （１３）・・・可変非線形回路 （１４）・・・可変利得補償回路 代理人　弁理士　大　胡　負　夫 第　　２　　図 第　　３　　図 第　　４　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波信号が供給される第１の分配器と、この第１の分
   配器からの信号が供給される可変補償回路と、この可変
   補償回路に接続された増幅器と、前記第１の分配器を受
   け検波する検波器と、この検波器に接続され前記可変補
   償回路に制御信号を供給する可変非線形回路とを具備す
   る直線性補償増幅回路。