JPH087704Y2 - 混変調補償回路 - Google Patents
混変調補償回路Info
- Publication number
- JPH087704Y2 JPH087704Y2 JP11038889U JP11038889U JPH087704Y2 JP H087704 Y2 JPH087704 Y2 JP H087704Y2 JP 11038889 U JP11038889 U JP 11038889U JP 11038889 U JP11038889 U JP 11038889U JP H087704 Y2 JPH087704 Y2 JP H087704Y2
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- Japan
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- distortion
- circuit
- signal
- high frequency
- output
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- Noise Elimination (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高周波増幅器の入力対出力特性を補償する
非線形歪補償回路に係わり、特に2キャリア方式のテレ
ビ音声多重信号を増幅する際に発生する混変調を補償す
る非線形歪補償回路に関する。
非線形歪補償回路に係わり、特に2キャリア方式のテレ
ビ音声多重信号を増幅する際に発生する混変調を補償す
る非線形歪補償回路に関する。
テレビ放送における音声多重化が普及している。この
ような音声多重放送用の送信機では、2つの異なる周波
数を用いる2キャリア方式が一般的であるが、高周波信
号を増幅する際に、送信機の非直線特性により一方が他
方の変調信号により変調されるいわゆる混変調が発生す
る。そこで、従来、次のような方法で混変調の補償が行
われていた。
ような音声多重放送用の送信機では、2つの異なる周波
数を用いる2キャリア方式が一般的であるが、高周波信
号を増幅する際に、送信機の非直線特性により一方が他
方の変調信号により変調されるいわゆる混変調が発生す
る。そこで、従来、次のような方法で混変調の補償が行
われていた。
第4図は従来の混変調補償回路およびその周辺部を表
わしたものである。この混変調補償回路11には2分配器
12が備えられ、入力される高周波信号13を2つに分岐す
るようになっている。一方は非線形歪発生回路14を経て
ベクトル合成器15に、他方は直接ベクトル合成器15に入
力されるようになっている。ベクトル合成器15の出力は
レベル調整器16を経て高周波増幅器17に入力され、増幅
されたのち増幅信号19として出力される。
わしたものである。この混変調補償回路11には2分配器
12が備えられ、入力される高周波信号13を2つに分岐す
るようになっている。一方は非線形歪発生回路14を経て
ベクトル合成器15に、他方は直接ベクトル合成器15に入
力されるようになっている。ベクトル合成器15の出力は
レベル調整器16を経て高周波増幅器17に入力され、増幅
されたのち増幅信号19として出力される。
この混変調補償回路11では、増幅前の信号にあらかじ
め歪を与えておくプリディストーション方式が用いられ
る。すなわち、高周波増幅器17の有する非線形歪特性と
逆の特性を、非線形歪発生回路14により入力信号13に与
えておく。そして、オペレータは高周波増幅器17の出力
を、例えばスペクトラムアナライザ18で監視し、混変調
が少なくなるように非線形歪発生回路14の補償調整Aお
よびレベル調整器16のレベル調整Bを行っていた。
め歪を与えておくプリディストーション方式が用いられ
る。すなわち、高周波増幅器17の有する非線形歪特性と
逆の特性を、非線形歪発生回路14により入力信号13に与
えておく。そして、オペレータは高周波増幅器17の出力
を、例えばスペクトラムアナライザ18で監視し、混変調
が少なくなるように非線形歪発生回路14の補償調整Aお
よびレベル調整器16のレベル調整Bを行っていた。
このような従来の混変調補償回路では、補償調整Aを
行うことにより補償回路11の出力レベルが変動するた
め、高周波増幅器17で発生する混変調も変化する。この
混変調の増域が補償によるものなのか、あるいは単なる
信号のレベル変化によるものなのかを判断するのは容易
でなく、結局補償調整Aとレベル調整Bを繰り返し行わ
なければならなかった。このため、調整に非常に手間が
かかり、また熟練を要するという欠点があった。
行うことにより補償回路11の出力レベルが変動するた
め、高周波増幅器17で発生する混変調も変化する。この
混変調の増域が補償によるものなのか、あるいは単なる
信号のレベル変化によるものなのかを判断するのは容易
でなく、結局補償調整Aとレベル調整Bを繰り返し行わ
なければならなかった。このため、調整に非常に手間が
かかり、また熟練を要するという欠点があった。
そこで本考案の目的は、熟練を要せず簡単に調整を行
うことのできる混変調補償回路を提供することにある。
うことのできる混変調補償回路を提供することにある。
本考案では、(イ)入力される高周波信号にその歪の
補償のための所定の歪特性を予め与える歪補償手段と、
(ロ)この歪補償手段からの出力電圧レベルが一定値と
なるように制御を行う自動利得制御手段と、(ハ)この
自動利得制御手段の出力する高周波信号を歪補償手段の
与えた歪特性と逆の特性で増幅する高周波増幅器と、
(ニ)自動利得制御手段からの出力電圧レベルが一定で
なくなったときに警告表示を行う警告表示手段とを混変
調補償回路に具備させる。
補償のための所定の歪特性を予め与える歪補償手段と、
(ロ)この歪補償手段からの出力電圧レベルが一定値と
なるように制御を行う自動利得制御手段と、(ハ)この
自動利得制御手段の出力する高周波信号を歪補償手段の
与えた歪特性と逆の特性で増幅する高周波増幅器と、
(ニ)自動利得制御手段からの出力電圧レベルが一定で
なくなったときに警告表示を行う警告表示手段とを混変
調補償回路に具備させる。
そして本考案では、歪補償手段からの出力電圧レベル
が一定となるように自動利得制御を行うとともに、この
出力電圧レベルが一定レベルからはずれたときに警告表
示を行うこととする。
が一定となるように自動利得制御を行うとともに、この
出力電圧レベルが一定レベルからはずれたときに警告表
示を行うこととする。
以下、実施例につき本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例における混変調補償回路
およびその周辺部を表わしたものである。
およびその周辺部を表わしたものである。
この混変調補償回路31には歪補償部32が設けられ、自
動利得制御回路(以下、AGC回路と呼ぶ。)33に接続さ
れている。このAGC回路33から出力される信号43は高周
波増幅器34によって増幅され、増幅信号35として出力さ
れるようになっている。歪補償部32は、第4図の従来例
における補償回路11と同様、2分配器37、非線形歪発生
器38およびベクトル合成器39により構成されている。
動利得制御回路(以下、AGC回路と呼ぶ。)33に接続さ
れている。このAGC回路33から出力される信号43は高周
波増幅器34によって増幅され、増幅信号35として出力さ
れるようになっている。歪補償部32は、第4図の従来例
における補償回路11と同様、2分配器37、非線形歪発生
器38およびベクトル合成器39により構成されている。
以上のような構成の混変調補償回路の動作を説明す
る。
る。
この実施例の歪補償部32(第1図)では、従来例にお
ける補償回路11(第4図)と同様の動作が行われる。す
なわち、入力信号41は2分配器37で2つに分岐され、こ
のうちの一方は非線形歪発生回路38を経て、歪信号出力
としてベクトル合成器39に入力される。この歪信号はベ
クトル合成器39により他方の信号とベクトル合成され
る。この合成された信号42は、オペレータが行う補償調
整Aにより、高周波増幅器34のもつ非線形特性と逆の特
性となるように調整され、AGC回路33に入力される。
ける補償回路11(第4図)と同様の動作が行われる。す
なわち、入力信号41は2分配器37で2つに分岐され、こ
のうちの一方は非線形歪発生回路38を経て、歪信号出力
としてベクトル合成器39に入力される。この歪信号はベ
クトル合成器39により他方の信号とベクトル合成され
る。この合成された信号42は、オペレータが行う補償調
整Aにより、高周波増幅器34のもつ非線形特性と逆の特
性となるように調整され、AGC回路33に入力される。
第2図はAGC回路33を詳細に表わしたものである。こ
の回路には電圧制御型可変減衰器(以下、単にアッテネ
ータと呼ぶ。)44が備えられ、歪補償部32(第1図)か
らの信号42が入力されるようになっている。この出力側
は2分配器45に接続され、2つに分配される。一方は高
周波増幅器34(第1図)に直接接続され、他方は検波回
路46を経て制御電圧発生回路47に接続されている。この
制御電圧発生回路47の出力側は2つに分岐され、一方は
アッテネータ44にループバック接続され、他方は引き込
みはずれ検出回路48に接続されている。
の回路には電圧制御型可変減衰器(以下、単にアッテネ
ータと呼ぶ。)44が備えられ、歪補償部32(第1図)か
らの信号42が入力されるようになっている。この出力側
は2分配器45に接続され、2つに分配される。一方は高
周波増幅器34(第1図)に直接接続され、他方は検波回
路46を経て制御電圧発生回路47に接続されている。この
制御電圧発生回路47の出力側は2つに分岐され、一方は
アッテネータ44にループバック接続され、他方は引き込
みはずれ検出回路48に接続されている。
歪補償部32から出力された信号42は、アッテネータ44
を経たのち2分配器45により2つに分岐される。このう
ち一方の信号51は検波回路46で検波され、その検波電圧
52は制御電圧発生回路47に入力される。制御電圧発生回
路47では、この検波電圧52が一定となるような制御電圧
53を発生し、アッテネータ44および引き込みはずれ検出
回路48に供給する。これを基に、アッテネータ44はレベ
ル調整を行う。
を経たのち2分配器45により2つに分岐される。このう
ち一方の信号51は検波回路46で検波され、その検波電圧
52は制御電圧発生回路47に入力される。制御電圧発生回
路47では、この検波電圧52が一定となるような制御電圧
53を発生し、アッテネータ44および引き込みはずれ検出
回路48に供給する。これを基に、アッテネータ44はレベ
ル調整を行う。
第3図は、このAGC回路33の入力対出力特性を表わし
たものである。この図で、入力される信号42の範囲が引
き込み範囲P1〜P2に入っているとき、出力される信号43
は一定の値V9となる。従って、制御電圧発生回路47(第
2図)では、検波回路46と一定値V9を比較し、これらの
差が最小となるような制御電圧53をアッテネータ44に供
給することにより、信号43のレベルを一定とすることが
できる。このようにしてレベルが一定となった信号43
は、高周波増幅器34で増幅されて出力される。オペレー
タは、この出力信号35をスペクトラムアナライザ36をモ
ニタして混変調が最小となるように補償調整Aを行えば
よい(第2図)。
たものである。この図で、入力される信号42の範囲が引
き込み範囲P1〜P2に入っているとき、出力される信号43
は一定の値V9となる。従って、制御電圧発生回路47(第
2図)では、検波回路46と一定値V9を比較し、これらの
差が最小となるような制御電圧53をアッテネータ44に供
給することにより、信号43のレベルを一定とすることが
できる。このようにしてレベルが一定となった信号43
は、高周波増幅器34で増幅されて出力される。オペレー
タは、この出力信号35をスペクトラムアナライザ36をモ
ニタして混変調が最小となるように補償調整Aを行えば
よい(第2図)。
一方、補償調整Aを行うことにより信号42のレベル変
動が大きくなり、第3図の引き込み範囲P1〜P2からはず
れることがある。引き込みはずれ検出回路48は、これを
検出して引き込みはずれ警告表示54を出力する。この場
合、オペレータは信号42のレベルが引き込み範囲P1〜P2
に入るように調整することによって、補償調整Aを続行
することができる。
動が大きくなり、第3図の引き込み範囲P1〜P2からはず
れることがある。引き込みはずれ検出回路48は、これを
検出して引き込みはずれ警告表示54を出力する。この場
合、オペレータは信号42のレベルが引き込み範囲P1〜P2
に入るように調整することによって、補償調整Aを続行
することができる。
以上説明したように、本考案によれば信号のレベル変
動に対する調整を自動化したことからオペレータは補償
調整を行うだけでよく、調整が簡単になるという効果が
ある。また、本考案では入力信号のレベルが調整限界の
範囲すなわち引き込み範囲をはずれたときに警告表示を
発するようにしたので、補償調整によりレベルが大きく
変動して引き込み範囲からはずれてしまった場合、それ
に気づかずに調整を続行してしまうことがない。従っ
て、レベル変動を気にするすることなく補償調整に集中
することができるという効果もある。
動に対する調整を自動化したことからオペレータは補償
調整を行うだけでよく、調整が簡単になるという効果が
ある。また、本考案では入力信号のレベルが調整限界の
範囲すなわち引き込み範囲をはずれたときに警告表示を
発するようにしたので、補償調整によりレベルが大きく
変動して引き込み範囲からはずれてしまった場合、それ
に気づかずに調整を続行してしまうことがない。従っ
て、レベル変動を気にするすることなく補償調整に集中
することができるという効果もある。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を説明するためのも
ので、このうち第1図は混変調補償回路およびその周辺
部を示すブロック図、第2図は混変調補償回路を示すブ
ロック図、第3図は第2図のAGC回路の入力対出力特性
を示す説明図、第4図は従来の混変調補償回路およびそ
の周辺部を示すブロック図である。 32……歪補償部、33……AGC回路、34……高周波増幅
器、44……アッテネータ、45……2分配器、46……検波
回路、47……制御電圧発生回路、48……引き込みはずれ
検出回路。
ので、このうち第1図は混変調補償回路およびその周辺
部を示すブロック図、第2図は混変調補償回路を示すブ
ロック図、第3図は第2図のAGC回路の入力対出力特性
を示す説明図、第4図は従来の混変調補償回路およびそ
の周辺部を示すブロック図である。 32……歪補償部、33……AGC回路、34……高周波増幅
器、44……アッテネータ、45……2分配器、46……検波
回路、47……制御電圧発生回路、48……引き込みはずれ
検出回路。
Claims (1)
- 【請求項1】入力される高周波信号にその歪の補償のた
めの所定の歪特性を予め与える歪補償手段と、 この歪補償手段からの出力電圧レベルが一定値となるよ
うに制御を行う自動利得制御手段と、 この自動利得制御手段の出力する高周波信号を前記歪補
償手段の与えた歪特性と逆の特性で増幅する高周波増幅
器と、 前記自動利得制御手段からの出力電圧レベルが一定でな
くなったときに警告表示を行う警告表示手段 とを具備することを特徴とする混変調補償回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11038889U JPH087704Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 混変調補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11038889U JPH087704Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 混変調補償回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0351529U JPH0351529U (ja) | 1991-05-20 |
JPH087704Y2 true JPH087704Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31658923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11038889U Expired - Lifetime JPH087704Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 混変調補償回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087704Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7701219B2 (en) * | 2004-03-31 | 2010-04-20 | Varian, Inc. | Capacitor switches for NMR |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP11038889U patent/JPH087704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0351529U (ja) | 1991-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |