JPH0127662B2 - - Google Patents
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- JPH0127662B2 JPH0127662B2 JP55068551A JP6855180A JPH0127662B2 JP H0127662 B2 JPH0127662 B2 JP H0127662B2 JP 55068551 A JP55068551 A JP 55068551A JP 6855180 A JP6855180 A JP 6855180A JP H0127662 B2 JPH0127662 B2 JP H0127662B2
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- Japan
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- phase
- winding
- grooves
- turns
- coil
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/04—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
- H02K3/28—Layout of windings or of connections between windings
Description
本発明は交流回転電機に使用される不整数溝巻
きの三相電機子巻線に関する。 多相交流回転電機では電機子鉄心の内周縁に複
数の溝を設け、これに電機子巻線を巻装し機械の
心臓部を形成する。その電機子巻線の巻き方には
重ね巻き、波巻、及び鎖巻の3種類があり、又1
個の溝にコイル辺を1個入れる単層巻、2個重ね
て入れる二層巻との二種数があり一般には二層重
ね巻が多く採用されている。更に一極一相当りの
溝数が整数の場合と不整数即ち分数になるものと
があり、前者を整数溝巻、後者を不整数溝巻又は
分数溝巻と称してともに広く用いられている。一
般に不整数溝巻は極数の比較的多い機械に採用さ
れる場合が多い。これは不整数溝巻が並列回路数
の選定範囲は狭いが、極数の整数倍でない溝数を
選定できるので、設計上の自由度が大きい、電圧
波形を良好にしやすいなどの利点があるためであ
る。多相交流回転機の不整数溝巻電機子巻線にお
いて、毎極毎相の溝数がqがq=A+C/Bで表わ されB=3の場合、個々の巻線コイルはおのおの
電気角で45゜だけ偏位した軸線上にあり、従つて
各相巻線は原則として対称とならない。従来の巻
線において互いに電気角で45゜だけ偏位したコイ
ルの組合せの割合は二つの相巻線に関して3:1
および残りの相巻線に関して2:2の関係になつ
ていた。この様な従来の二層重巻不整数巻電機子
巻線の相電圧星形巻線のベクトル図を第1図に示
す。これは三相6極24溝、即ち毎極毎相の溝数q
はq=1+1/3の場合の例である。図において小 ベクトルは各溝における各コイルの起電力を示
し、実線と破線とは巻方向が逆であることを示
し、各相の合成ベルトル電圧e〓u、e〓v、e〓wを太線で
示す。 この場合、これら合成ベクトル電圧e〓u、e〓v、e〓w
を計算式で求めると、次のようになる。 e〓u=6εj0°+2εj45゜ =6+2(cos45゜+Jsin45゜) =7.4142136+j1.4142136 =7.5478847<10.8゜ e〓v=6εj135゜+2εj90゜ =6(cos135゜+jsin135゜) +2(cos90゜+jsin90゜) =−4.2426407+j6.2426407 =7.5478847<124.2゜ e〓w=4εj225゜+4εj270゜ =4(cos225゜+jsin225゜) +4(cos270゜+jsin270゜) =−2.8284277−j6.8284271 =7.3910365<247.5゜ したがつて、この例では個々の相起電力の差は
約2%、位相角は113.40゜又は123.30゜と三相の相
間位相角120゜から大きく偏向し、従つて相間電圧
では4%以上の差が生じている。 一方、無負荷電流についてもU相で1.58A、V
相で1.86A、W相で1.78A程度となり各相電流の
アンバランス率が9.2%にもなつている。この様
な巻線ではその励磁波形において著るしい高調波
と低倍調波を含み、特に後者の低倍調波は2極磁
束となり運転状態を乱し始動時に振動又は磁気騒
音を生じさせる欠点があつた。 従つて本発明は毎極毎相の溝数qがq=A+
1/3(但し、Aは正の整数)の場合において、
コスト増加なしに各相合成電圧を対称にし、特性
を低下させる高調波成分や低倍調波成分を充分に
抑制する不整数溝巻の三相交流電機子巻線を得る
ことを目的とする。 以下本発明による不整数溝巻電機子巻線の一実
施例について図面を参照しながら詳細に説明す
る。第1表は三相6極24溝、毎極毎相の溝数q=
1+1/3の不整数溝巻電機子巻線の上コイルの溝 内配置を示す配置表である。
きの三相電機子巻線に関する。 多相交流回転電機では電機子鉄心の内周縁に複
数の溝を設け、これに電機子巻線を巻装し機械の
心臓部を形成する。その電機子巻線の巻き方には
重ね巻き、波巻、及び鎖巻の3種類があり、又1
個の溝にコイル辺を1個入れる単層巻、2個重ね
て入れる二層巻との二種数があり一般には二層重
ね巻が多く採用されている。更に一極一相当りの
溝数が整数の場合と不整数即ち分数になるものと
があり、前者を整数溝巻、後者を不整数溝巻又は
分数溝巻と称してともに広く用いられている。一
般に不整数溝巻は極数の比較的多い機械に採用さ
れる場合が多い。これは不整数溝巻が並列回路数
の選定範囲は狭いが、極数の整数倍でない溝数を
選定できるので、設計上の自由度が大きい、電圧
波形を良好にしやすいなどの利点があるためであ
る。多相交流回転機の不整数溝巻電機子巻線にお
いて、毎極毎相の溝数がqがq=A+C/Bで表わ されB=3の場合、個々の巻線コイルはおのおの
電気角で45゜だけ偏位した軸線上にあり、従つて
各相巻線は原則として対称とならない。従来の巻
線において互いに電気角で45゜だけ偏位したコイ
ルの組合せの割合は二つの相巻線に関して3:1
および残りの相巻線に関して2:2の関係になつ
ていた。この様な従来の二層重巻不整数巻電機子
巻線の相電圧星形巻線のベクトル図を第1図に示
す。これは三相6極24溝、即ち毎極毎相の溝数q
はq=1+1/3の場合の例である。図において小 ベクトルは各溝における各コイルの起電力を示
し、実線と破線とは巻方向が逆であることを示
し、各相の合成ベルトル電圧e〓u、e〓v、e〓wを太線で
示す。 この場合、これら合成ベクトル電圧e〓u、e〓v、e〓w
を計算式で求めると、次のようになる。 e〓u=6εj0°+2εj45゜ =6+2(cos45゜+Jsin45゜) =7.4142136+j1.4142136 =7.5478847<10.8゜ e〓v=6εj135゜+2εj90゜ =6(cos135゜+jsin135゜) +2(cos90゜+jsin90゜) =−4.2426407+j6.2426407 =7.5478847<124.2゜ e〓w=4εj225゜+4εj270゜ =4(cos225゜+jsin225゜) +4(cos270゜+jsin270゜) =−2.8284277−j6.8284271 =7.3910365<247.5゜ したがつて、この例では個々の相起電力の差は
約2%、位相角は113.40゜又は123.30゜と三相の相
間位相角120゜から大きく偏向し、従つて相間電圧
では4%以上の差が生じている。 一方、無負荷電流についてもU相で1.58A、V
相で1.86A、W相で1.78A程度となり各相電流の
アンバランス率が9.2%にもなつている。この様
な巻線ではその励磁波形において著るしい高調波
と低倍調波を含み、特に後者の低倍調波は2極磁
束となり運転状態を乱し始動時に振動又は磁気騒
音を生じさせる欠点があつた。 従つて本発明は毎極毎相の溝数qがq=A+
1/3(但し、Aは正の整数)の場合において、
コスト増加なしに各相合成電圧を対称にし、特性
を低下させる高調波成分や低倍調波成分を充分に
抑制する不整数溝巻の三相交流電機子巻線を得る
ことを目的とする。 以下本発明による不整数溝巻電機子巻線の一実
施例について図面を参照しながら詳細に説明す
る。第1表は三相6極24溝、毎極毎相の溝数q=
1+1/3の不整数溝巻電機子巻線の上コイルの溝 内配置を示す配置表である。
【表】
毎極毎相の溝数q=1+1/3と言うことは隣接
する溝ないしコイル辺間の電気的位相角が45゜を
なし、個々のコイル辺における誘起電圧が相互に
45゜だけ偏位していることになる。第1表で示し
たコイル配置においてU相のコイルは溝番号1、
2、5、9、13、14、17、21の8溝に巻装されて
おり、溝番号2と14の二つの溝に巻装されている
コイルの巻回数は他のコイルの巻回数と比してそ
の巻回数比が0.64324:1になる様にする。又V
相のコイルは溝番号4、7、8、12、16、19、
20、24の溝に巻装されており、そのうち溝番号7
と19に巻装されているコイルの巻回数も他のコイ
ルの巻回数に比してその巻回数比は0.64324:1
となる様にする。更にW相のコイルに関しては溝
番号3、6、10、11、15、18、22、23の溝に巻装
されており、そのうち溝番号10、11、12、22、23
の4つの溝に巻装されているコイルの巻回数は他
のコイルのそれと比してその巻回数比が
0.88588:1になる様にする。この第1表に後述
の0.2kW例から下コイルの配置とU相のみのコイ
ル接続を夫々追加記入し、且つ各相コイルの巻回
数が他のコイルより少ないものに・印を付けたも
のを第4図に示した。第4図に於いて、・印を付
けた溝間で例えば溝番号3乃至6である4連続溝
には、、V、、W相コイルと各相コイルの巻
回数の多いコイルが挿入されている。又、溝番号
8、9と12、13は夫々2連続溝でここにも、U
相とV、相コイルと各相コイルの巻回数の多い
コイルが夫々挿入されている。つまり、各相の巻
線は巻回線の異なる2組のコイルにて構成され、
各相の巻回数少のコイルを挿入した1個又は2個
連続の溝を挾んで、4連続、2連続、2連続の状
態となる溝に各相の巻回数の多いコイルが相順に
挿入される。この様に巻装された電機子巻線の誘
起電圧のベクトル図を第2図に示す。小ベクトル
について実線と破線で表示したのは巻方向が相違
するため誘起電圧に関してそのベクトル方向を一
致させるためである。各相の合成誘起電圧e〓u、
e〓v、e〓wは e〓u=6εj0゜+(2×0.64324)εj45゜ =6+1.28648(cos45゜+jsin45゜) =6.9097+j0.9097 =6.9693<7.5゜ e〓v=6εj135゜+(2×0.64324)εj90゜ =6(cos135゜+jsin135゜) +1.28648(cos90゜+jsin90゜) =−4.2426+j5.5291 =6.9693<127.50゜ e〓w={2+2×0.88588)}εj225゜ +{2+(2×0.88588)}εj270゜ =3.77176{(cos225゜+jsin225゜)+cos270゜ +jsin270゜)} =−2.667−j6.4388 =6.9693<112.5゜ となる。従つて各相の誘起電圧は同一となり、位
相差も各相とも120゜となり、対称な不整数溝三相
電機子巻線を得ることができる。しかし上記の方
法では巻回数を小数にしなければならないことも
生じるが、巻回数は整数値でなければならないの
で、その場合は前記巻回数比に最も近い整数の巻
回数とする。 具体的な巻回数の選定実例と得られた性能を述
べると次の如くである。本発明に適用した機械の
定格:6極0.2kW全閉外扇形200V50Hz、固定子
溝数24、コイルピツチ#1〜#5、星状接続、普
通のコイルの巻回数59、U相溝番号2、14の巻回
数38(巻回数比0.6441) V相溝番号7、19の巻回数38(巻回数比0.6441) W相溝番号10、11、22、23の巻回数52(巻回数
比0.8814) 得られた無負荷電流はU相1.78A、V相1.64A、
W相1.69Aとなり従来方式での無負荷電流のアン
バランス率に比べ4.5%と大巾に改善できた。又
従来方式との起磁力を比較すると逆相分を大巾に
小さくすることができる。尚正相と逆相とに分け
た起磁力の比較表は細部にわたるため省略する。 以上記載の本発明によれば各相間電圧を同一に
し、各相位相差を120゜にできる対称な三相電機子
巻線を得ることができるため、巻線の励磁波形に
おいて高調波や低倍調波を含まなくなり、そのた
め振動や磁気騒音を低減でき、機械の温度上昇も
小さくできるなどの性能向上の効果が得られる。
又本発明は巻線の巻回数を変更するだけで達成で
きるため、各コイル間の結線方法は従来と変らず
余計な作業は不用であり、さらに使用コイル銅量
を減少できるので製造コストが低下する効果も得
られる。 本発明の第二の実施例として前述の第一の実施
例に比して極数、溝数を2倍にした12極48溝の場
合でもまつたく同様である。即ちU相のコイル群
のうち溝番号2、14、26、37に巻装された各コイ
ル、及びV相の溝番号7、19、31、43に巻装され
た各コイルの巻回数を他のコイルの巻回数と
0.64324:1の比とする。又W相のコイル群にお
いて溝番号10、11、22、23、34、35、46、47に巻
装されるコイルを他のコイルの巻回数と
0.88588:1の比とすることにより実現できる。 以上本発明によれば、毎極毎相の溝数qがq=
A+1/3(但し、Aは正の整数)の場合の三相
電機子巻線において、各相のコイル群のうち一部
のコイルの巻回数を他のコイルの巻回数と異なる
適当な値に選定することにより、各相かなりに対
称な三相交流電機子巻線を得ることができ、誘起
電圧中の高調波成分や低倍調波成分を充分に抑制
して特性を向上し、かつ使用銅量を低減して製造
コストを低下させることができる。
なし、個々のコイル辺における誘起電圧が相互に
45゜だけ偏位していることになる。第1表で示し
たコイル配置においてU相のコイルは溝番号1、
2、5、9、13、14、17、21の8溝に巻装されて
おり、溝番号2と14の二つの溝に巻装されている
コイルの巻回数は他のコイルの巻回数と比してそ
の巻回数比が0.64324:1になる様にする。又V
相のコイルは溝番号4、7、8、12、16、19、
20、24の溝に巻装されており、そのうち溝番号7
と19に巻装されているコイルの巻回数も他のコイ
ルの巻回数に比してその巻回数比は0.64324:1
となる様にする。更にW相のコイルに関しては溝
番号3、6、10、11、15、18、22、23の溝に巻装
されており、そのうち溝番号10、11、12、22、23
の4つの溝に巻装されているコイルの巻回数は他
のコイルのそれと比してその巻回数比が
0.88588:1になる様にする。この第1表に後述
の0.2kW例から下コイルの配置とU相のみのコイ
ル接続を夫々追加記入し、且つ各相コイルの巻回
数が他のコイルより少ないものに・印を付けたも
のを第4図に示した。第4図に於いて、・印を付
けた溝間で例えば溝番号3乃至6である4連続溝
には、、V、、W相コイルと各相コイルの巻
回数の多いコイルが挿入されている。又、溝番号
8、9と12、13は夫々2連続溝でここにも、U
相とV、相コイルと各相コイルの巻回数の多い
コイルが夫々挿入されている。つまり、各相の巻
線は巻回線の異なる2組のコイルにて構成され、
各相の巻回数少のコイルを挿入した1個又は2個
連続の溝を挾んで、4連続、2連続、2連続の状
態となる溝に各相の巻回数の多いコイルが相順に
挿入される。この様に巻装された電機子巻線の誘
起電圧のベクトル図を第2図に示す。小ベクトル
について実線と破線で表示したのは巻方向が相違
するため誘起電圧に関してそのベクトル方向を一
致させるためである。各相の合成誘起電圧e〓u、
e〓v、e〓wは e〓u=6εj0゜+(2×0.64324)εj45゜ =6+1.28648(cos45゜+jsin45゜) =6.9097+j0.9097 =6.9693<7.5゜ e〓v=6εj135゜+(2×0.64324)εj90゜ =6(cos135゜+jsin135゜) +1.28648(cos90゜+jsin90゜) =−4.2426+j5.5291 =6.9693<127.50゜ e〓w={2+2×0.88588)}εj225゜ +{2+(2×0.88588)}εj270゜ =3.77176{(cos225゜+jsin225゜)+cos270゜ +jsin270゜)} =−2.667−j6.4388 =6.9693<112.5゜ となる。従つて各相の誘起電圧は同一となり、位
相差も各相とも120゜となり、対称な不整数溝三相
電機子巻線を得ることができる。しかし上記の方
法では巻回数を小数にしなければならないことも
生じるが、巻回数は整数値でなければならないの
で、その場合は前記巻回数比に最も近い整数の巻
回数とする。 具体的な巻回数の選定実例と得られた性能を述
べると次の如くである。本発明に適用した機械の
定格:6極0.2kW全閉外扇形200V50Hz、固定子
溝数24、コイルピツチ#1〜#5、星状接続、普
通のコイルの巻回数59、U相溝番号2、14の巻回
数38(巻回数比0.6441) V相溝番号7、19の巻回数38(巻回数比0.6441) W相溝番号10、11、22、23の巻回数52(巻回数
比0.8814) 得られた無負荷電流はU相1.78A、V相1.64A、
W相1.69Aとなり従来方式での無負荷電流のアン
バランス率に比べ4.5%と大巾に改善できた。又
従来方式との起磁力を比較すると逆相分を大巾に
小さくすることができる。尚正相と逆相とに分け
た起磁力の比較表は細部にわたるため省略する。 以上記載の本発明によれば各相間電圧を同一に
し、各相位相差を120゜にできる対称な三相電機子
巻線を得ることができるため、巻線の励磁波形に
おいて高調波や低倍調波を含まなくなり、そのた
め振動や磁気騒音を低減でき、機械の温度上昇も
小さくできるなどの性能向上の効果が得られる。
又本発明は巻線の巻回数を変更するだけで達成で
きるため、各コイル間の結線方法は従来と変らず
余計な作業は不用であり、さらに使用コイル銅量
を減少できるので製造コストが低下する効果も得
られる。 本発明の第二の実施例として前述の第一の実施
例に比して極数、溝数を2倍にした12極48溝の場
合でもまつたく同様である。即ちU相のコイル群
のうち溝番号2、14、26、37に巻装された各コイ
ル、及びV相の溝番号7、19、31、43に巻装され
た各コイルの巻回数を他のコイルの巻回数と
0.64324:1の比とする。又W相のコイル群にお
いて溝番号10、11、22、23、34、35、46、47に巻
装されるコイルを他のコイルの巻回数と
0.88588:1の比とすることにより実現できる。 以上本発明によれば、毎極毎相の溝数qがq=
A+1/3(但し、Aは正の整数)の場合の三相
電機子巻線において、各相のコイル群のうち一部
のコイルの巻回数を他のコイルの巻回数と異なる
適当な値に選定することにより、各相かなりに対
称な三相交流電機子巻線を得ることができ、誘起
電圧中の高調波成分や低倍調波成分を充分に抑制
して特性を向上し、かつ使用銅量を低減して製造
コストを低下させることができる。
第1図は従来の不整数巻三相電機子巻線の一例
のベクトル図、第2図は本発明の一実施例の誘起
電圧のベクトル図、第3図はコイル巻回数の多少
を示すコイルル配置図である。 1〜48……固定子溝番号、e〓u,e〓v,e〓w……
U,V,W相の誘起電圧ベクトル、U,V,W…
…固定子溝内に納められた各相のコイル辺。
のベクトル図、第2図は本発明の一実施例の誘起
電圧のベクトル図、第3図はコイル巻回数の多少
を示すコイルル配置図である。 1〜48……固定子溝番号、e〓u,e〓v,e〓w……
U,V,W相の誘起電圧ベクトル、U,V,W…
…固定子溝内に納められた各相のコイル辺。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 毎極毎相の溝数qがq=A+1/3(但し、
Aは正の整数)である三相交流電機子巻線に於い
て、重ね巻方式で各相巻線は巻回数の異なる二組
のコイルで成り、この内巻回数の多いコイルを4
連続、2連続、2連続の組合せで繰返す連続溝で
4連続溝には第1及び第2相巻線とこれを両側か
ら挟む第3相巻線を夫々挿入すると共に2つの2
連続溝にも前記第1及び第2相巻線を夫々挿入
し、巻回数の少ないコイルを前記4連続溝と両隣
接する2連続溝間に挾まれた1個の溝には第1又
は第2相巻線を又隣接する2連続溝間の複数個連
続する溝には第3相巻線を夫々挿入し形成したこ
とを特徴とする三相交流電機子巻線。 2 三相6極溝数24と12極溝数48の場合、第1及
び第2相巻線は巻回数比が略0.64:1なる二組の
コイルから成り、第3相巻線は巻回数比が略
0.89:1なる二組のコイルから成る特許請求の範
囲第1項記載の三相交流電機子巻線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6855180A JPS56166737A (en) | 1980-05-23 | 1980-05-23 | Polyphase ac armature coil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6855180A JPS56166737A (en) | 1980-05-23 | 1980-05-23 | Polyphase ac armature coil |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252089A Division JPH01311842A (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 三相交流電機子巻線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56166737A JPS56166737A (en) | 1981-12-22 |
JPH0127662B2 true JPH0127662B2 (ja) | 1989-05-30 |
Family
ID=13377004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6855180A Granted JPS56166737A (en) | 1980-05-23 | 1980-05-23 | Polyphase ac armature coil |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56166737A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4584122B2 (ja) * | 2005-11-22 | 2010-11-17 | 本田技研工業株式会社 | ステータ |
JP4828666B2 (ja) | 2009-08-06 | 2011-11-30 | パナソニック株式会社 | 同期電動機及び同期電動機駆動システム |
WO2014091609A1 (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-19 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54113809A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-05 | Toshiba Corp | Armature winding for three-phase ac rotary machine |
-
1980
- 1980-05-23 JP JP6855180A patent/JPS56166737A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54113809A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-05 | Toshiba Corp | Armature winding for three-phase ac rotary machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56166737A (en) | 1981-12-22 |
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