JPH01276517A - 水密絶縁電線の製造方法 - Google Patents
水密絶縁電線の製造方法Info
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- JPH01276517A JPH01276517A JP10499388A JP10499388A JPH01276517A JP H01276517 A JPH01276517 A JP H01276517A JP 10499388 A JP10499388 A JP 10499388A JP 10499388 A JP10499388 A JP 10499388A JP H01276517 A JPH01276517 A JP H01276517A
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Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、電線の応力腐蝕断線を防く水密絶縁電線の製
造方法に係り、特に、水密性と剥離性に優れた同電線を
得るものである。
造方法に係り、特に、水密性と剥離性に優れた同電線を
得るものである。
〈従来の技術〉
従来、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリ塩化ビニル（ｐｃｖ
）等の架橋を必要としない絶縁体を用いた水密絶縁電線
は、水密コンパウンドを予め充填した導体に絶縁体を押
出した後、直ちに冷却して１、製造している。
）等の架橋を必要としない絶縁体を用いた水密絶縁電線
は、水密コンパウンドを予め充填した導体に絶縁体を押
出した後、直ちに冷却して１、製造している。
〈発明が解決しようとする課題〉
このため、水密コンパウンドと絶縁体との接着性が不十
分で、十分な水密性が得られず、特に、繰り返す屈曲さ
れる場合、例えば、布設時の数回の曲げ、あるいは曲げ
布設された部分への風等による振動作用等があった場合
、水密性の低下は著しい。
分で、十分な水密性が得られず、特に、繰り返す屈曲さ
れる場合、例えば、布設時の数回の曲げ、あるいは曲げ
布設された部分への風等による振動作用等があった場合
、水密性の低下は著しい。
このように水密性が不十分であると、雨水等が電線内部
に浸入し、滞留した際、導体の応力腐蝕が進行し、遂に
は断線に至る。
に浸入し、滞留した際、導体の応力腐蝕が進行し、遂に
は断線に至る。
一方、この種の電線は、配電線であるため、口出し等の
際、部分的な皮剥ぎが頻繁に行われるわけであるが、水
密コンパウンドと絶縁体との接着力が不十分で、その値
が水密コンパウンドと導体とのそれより小さい場合には
、皮剥ぎ時、水密コンパウンドが導体上に残り、その除
去作業が大変である。
際、部分的な皮剥ぎが頻繁に行われるわけであるが、水
密コンパウンドと絶縁体との接着力が不十分で、その値
が水密コンパウンドと導体とのそれより小さい場合には
、皮剥ぎ時、水密コンパウンドが導体上に残り、その除
去作業が大変である。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、水密コンパウンドと
絶縁体との良好な接着力を得て、水密性と皮７りぎ時の
剥離性の向上を図った水密ビニル絶縁電線の製造方法を
提供するにある。
であり、その目的とするところは、水密コンパウンドと
絶縁体との良好な接着力を得て、水密性と皮７りぎ時の
剥離性の向上を図った水密ビニル絶縁電線の製造方法を
提供するにある。
〈課題を解決するための手段及びその作用〉か＼る目的
を達成する本発明方法の特徴は、水密コンパウンドと絶
縁体を同時押出しするごとにあり、また、この押出しの
直後、加圧および加熱することにある。
を達成する本発明方法の特徴は、水密コンパウンドと絶
縁体を同時押出しするごとにあり、また、この押出しの
直後、加圧および加熱することにある。
この同時押出時には、当然、水密コンパウンドも、絶縁
体も共に押出温度の温度水準にあり、両者の馴染みはよ
く、従来の予め水密コンパウンドが充填された導体に絶
縁体のみを押出す場合に比較して、良好な接着性が得ら
れる。
体も共に押出温度の温度水準にあり、両者の馴染みはよ
く、従来の予め水密コンパウンドが充填された導体に絶
縁体のみを押出す場合に比較して、良好な接着性が得ら
れる。
また、この同時押出しの直後に、さらに加圧および加熱
すると、水密コンパウンドと絶縁体との接着力がより一
層強固になると同時に、水密コンパウンドと導体との接
着も改善され、極めて良好な水密性が得られる。また、
電線全体から見れば、水密コンパウンドと絶縁体との接
着力が水密コンパウンドと導体とのそれを上回るため、
皮剥ぎ等の際、良好な剥離性が得られる。
すると、水密コンパウンドと絶縁体との接着力がより一
層強固になると同時に、水密コンパウンドと導体との接
着も改善され、極めて良好な水密性が得られる。また、
電線全体から見れば、水密コンパウンドと絶縁体との接
着力が水密コンパウンドと導体とのそれを上回るため、
皮剥ぎ等の際、良好な剥離性が得られる。
本発明において用いられる上記加圧、加熱媒体としては
、空気、窒素ガス、水蒸気等が挙げられ、その際の加圧
力は０．５〜１０Ｋｇ／ｃｍ”の範囲が好ましく、また
、加熱温度としては、水密コンパウンドの軟化温度以上
から１８０ ’Ｃ以下とすることが好ましい。なぜなら
ば、加圧力が０． ５Ｋｇ／ｃｍ”未満で軟化温度より
低いと、水密コンパウンドと導体との接着力が足りず、
十分な水密性が得られず、加圧力が１０Ｋｇ／ｃｍ”よ
り高いと、絶縁体に撚り跡が残るからである。また、加
熱温度は水密コンパウンドの軟化温度より高いことは当
然のこととして、１８０°Ｃ以下としたのは、これより
高いと、絶縁体の冷却に長時間を要し、冷却不十分の場
合、絶縁体に擦り跡等が付き外観が悪化し、さらに絶縁
体の熱劣化が進行する虞が懸念されるからである。
、空気、窒素ガス、水蒸気等が挙げられ、その際の加圧
力は０．５〜１０Ｋｇ／ｃｍ”の範囲が好ましく、また
、加熱温度としては、水密コンパウンドの軟化温度以上
から１８０ ’Ｃ以下とすることが好ましい。なぜなら
ば、加圧力が０． ５Ｋｇ／ｃｍ”未満で軟化温度より
低いと、水密コンパウンドと導体との接着力が足りず、
十分な水密性が得られず、加圧力が１０Ｋｇ／ｃｍ”よ
り高いと、絶縁体に撚り跡が残るからである。また、加
熱温度は水密コンパウンドの軟化温度より高いことは当
然のこととして、１８０°Ｃ以下としたのは、これより
高いと、絶縁体の冷却に長時間を要し、冷却不十分の場
合、絶縁体に擦り跡等が付き外観が悪化し、さらに絶縁
体の熱劣化が進行する虞が懸念されるからである。
また、本発明で用いられる絶縁体としては、ＰＶＣ，Ｐ
Ｅ等が挙げられる。
Ｅ等が挙げられる。
このようにしてなる本発明方法の概略を図示すると、第
１図の如くで、導体送出機１から送り出された導体には
、押出［２の同時押出ヘッド（コモンヘッド）２ａ部分
で、水密コンパウンドとＰｖＣが同時押出しされ、その
後、直ちに加圧、加熱部３に導かれ、ここで、０．５〜
１０Ｋｇ／ｃｍ２の加圧力で加圧され、かっ水密コンパ
ウンドの軟化温度から１８０°Ｃ以下の温度で加熱され
、引き続き、冷却部４で冷却され、電線として、巻取機
５により巻き取られる。
１図の如くで、導体送出機１から送り出された導体には
、押出［２の同時押出ヘッド（コモンヘッド）２ａ部分
で、水密コンパウンドとＰｖＣが同時押出しされ、その
後、直ちに加圧、加熱部３に導かれ、ここで、０．５〜
１０Ｋｇ／ｃｍ２の加圧力で加圧され、かっ水密コンパ
ウンドの軟化温度から１８０°Ｃ以下の温度で加熱され
、引き続き、冷却部４で冷却され、電線として、巻取機
５により巻き取られる。
〈実施例〉
第１表に示した条件で、種々の試料用水密絶縁電線（実
施例１〜３、比較例１〜５）を作成し、各電線の水密性
、皮剥ぎ性（剥離性）、外観について調べ、その結果を
、第１表に併記した。また、この際用いた水密コンパウ
ンドの軟化温度は６゜°Ｃであった。
施例１〜３、比較例１〜５）を作成し、各電線の水密性
、皮剥ぎ性（剥離性）、外観について調べ、その結果を
、第１表に併記した。また、この際用いた水密コンパウ
ンドの軟化温度は６゜°Ｃであった。
なお、水密性および皮剥ぎ性は、次の試験により行った
。
。
水密性試験
長さ０．４ｍの電線の片端に１Ｋｇ７ｃｍ”の水圧を加
え、２４時間放置して、他端からの漏水の有無を調べた
。屈曲後の水密性は、電線外径の１０倍の半径のドラム
で往復１５回曲げた後、上記の水密性試験を行った。
え、２４時間放置して、他端からの漏水の有無を調べた
。屈曲後の水密性は、電線外径の１０倍の半径のドラム
で往復１５回曲げた後、上記の水密性試験を行った。
皮剥ぎ性試験
ナイフを用いて絶縁体を二つ割りして２りぎ、導体上の
水密コンパウンドの残留の有無を調べた。
水密コンパウンドの残留の有無を調べた。
上記第１表から本発明方法に係る実施例の電線では、良
好な水密性、皮剥き性および外観が得られるのに対して
、本発明条件を満たさない比較例の電線では、何れかの
点に問題が生じることが判る。
好な水密性、皮剥き性および外観が得られるのに対して
、本発明条件を満たさない比較例の電線では、何れかの
点に問題が生じることが判る。
〈発明の効果〉
以上の説明から明らかなように本発明の水密絶縁電線の
製造方法によれば、水密コンパウンドと絶縁体の同時押
出、その後の加圧、加熱等により、水密性および剥離性
に優れ、かつ外観的にも良好な水密絶縁電線が得られる
。
製造方法によれば、水密コンパウンドと絶縁体の同時押
出、その後の加圧、加熱等により、水密性および剥離性
に優れ、かつ外観的にも良好な水密絶縁電線が得られる
。
第１図は本発明に係る水密絶縁電線の製造方法の一実施
例を示した概略説明図である。 図中、 １・・・送出機、 ２・・・押出機 ２ａ・・同時押出ヘッド、 ３・・・加圧、加熱部、 ４・・・冷却部、 ５・・・巻取機、
例を示した概略説明図である。 図中、 １・・・送出機、 ２・・・押出機 ２ａ・・同時押出ヘッド、 ３・・・加圧、加熱部、 ４・・・冷却部、 ５・・・巻取機、
Claims (2)
- （１）導体上に水密コンパウンドと絶縁体を同時押出し
することを特徴とする水密絶縁電線の製造方法。 - （２）請求項１記載の同時押出しの直後に加圧および加
熱することを特徴とする水密絶縁電線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63104993A JPH0773016B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | 水密絶縁電線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63104993A JPH0773016B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | 水密絶縁電線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01276517A true JPH01276517A (ja) | 1989-11-07 |
| JPH0773016B2 JPH0773016B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=14395620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63104993A Expired - Fee Related JPH0773016B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | 水密絶縁電線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0773016B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50109478A (ja) * | 1974-02-05 | 1975-08-28 | ||
| JPS50127186A (ja) * | 1974-03-27 | 1975-10-06 | ||
| JPS61227317A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | 株式会社フジクラ | 水密コンパウンド被覆芯線の製造方法 |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP63104993A patent/JPH0773016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50109478A (ja) * | 1974-02-05 | 1975-08-28 | ||
| JPS50127186A (ja) * | 1974-03-27 | 1975-10-06 | ||
| JPS61227317A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | 株式会社フジクラ | 水密コンパウンド被覆芯線の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0773016B2 (ja) | 1995-08-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |