JPH01274282A - 図形照合用表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、２つの図形を同一ディスプレイ画面上に表示
しながら照合する方式の図形照合用表示装置に関する。

〔従来の技術〕

印影照合等複雑な図形の照合は、従来より２つの図形を
重ね合わせ、その２つの図形が全く重なることを確認す
ることで行われてきた。

現在光ディスク等の大容量かつ単位容量当たりの価格が
安い外部記憶装置が一般的に用いられるようになってき
たため、それら記憶装置を用いた印影等図形登録装置も
見かけられるようになった。

しかし、コンピュータのみを用いての図形照合について
考えてみると１元になる図形と比較する図形とを主記憶
装置に展開した後、比較元の画素と比較光の画素が、主
記憶装置上のどの位置に存在するかを、２つの図形の中
心のずれ、回転などの要素を加味して計算し、図形の要
素−つ一つ確認してゆく方式では、２つの図形を正確に
かつ速く比較する為に高速の演算装置・高度な図形処理
技術が必要となり装装置も大がかりなものになる。

このように図形の照合については、従来の人間の目によ
る図形の重ね合わせ確認が一般的と考えられる。この方
式について、その手順を考えてみる。作業者は１元にな
る図形と比較する図形の２つを用意し、その両者を見な
からなるべく多くの部分を重ねるように図形を移動して
図形の「重ね合わせ作業」を行う。次に、はとんどの部
分が重なったところで、作業者は重なっていない所を注
視しながらどちらがどの様に異なっているか、という「
形状差異確認」の作業を行う。

この様にして分析すると１図形重合の作業者は一回の図
形照合に対し、「図形の重ね合わせ」と「形状差異の確
認」という２つの作業を行っていること、さらにその各
々の作業では図形の注視部分が、「重なり」から「重な
っていない部分」へと移っていることが解る。

これについて特開昭５５−１７４０４６号公報では、カ
ラーブラウン管上に、原パターンとテストパターンを各
々三原色中の一色で表示し、原パターンとテストパター
ンの重なり合った部分が加色混合の原理で別色を呈する
ことにより、パターンの照合を効率的に行う方式が挙げ
られる。

上記従来技術では、ハードウェアの構成が簡単であり、
単色表示の重ね合わせ照合に比べ各パターンの識別が容
易に行える点で効果があるが、一つの照合作業が持つ「
図形の重ね合わせＪ、「図形の差異確認」という各々の
作業において、表示を変える等作業のしやすさについて
は考慮されていなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では、−回の照合作業がもつ２つの要素「
図形の重ね合わせ」、「図形の差異確認」について表示
のしかたに変化がなく１図形重合作業の効率が充分上が
らないという問題があった。

本発明の目的は、図形重なり部分の表示色をその作業内
容により切換え、図形照合作業の効率を上げることにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、カラーブラウン管上に元図形、比較図形お
よびパックグラウンドを各々光の三原色中の一つの色で
同時に王者を表示し、図形を移動・拡大・回転させ画面
上で２つの図形が重なり合うことにより、図形照合を行
う表示装置に２つの図形の映像信号の論理積をとりそれ
より表示抑止信号を発生させ１表示抑止信号により図形
合成部の映像信号を抑止する表示抑止回路を持たせ、表
示抑止回路をオン−オフする切替機能を設けることによ
り達成される。

〔作用〕

上記表示抑止回路は、その機能をオン−オフする切替動
作と共に、カラーブラウン管上の図形重なり部分の表示
色を変化することによって、「図形重ね合わせ」　・　
「図形形状差異確認」の各々の作業に適した表示を行う
ため、目視による図形照合作業の効率を上げることがで
きる。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１図から第３図を用いて説明する。

第１図は、本発明の図形照合用表示装置の構成を示すブ
ロック図であり、１は図形を表示するカラーブラウン管
で、２，３．４は各々その赤色・緑色・青色の映像信号
入力端子、５はカラーブラウン管の同期信号発生等制御
部である。さらに（Ｉａ）　、（Ｉｂ）　、　（Ｉｃ）
は、各々元図形映像信号、比較図形映像信号、バックグ
ラウンド映像信号である。この映像信号は、テレビカメ
ラを用いて各々の図形を撮像したものでもコンピュータ
等の画像記憶装置からの出力でも良いが、その片方若し
くは両方について、表示する図形の移動・拡大・回転等
を人間の操作で容易に行える様な機構を備えているもの
とする。又、６は（Ｉａ）。

（Ｉ　ｂ）より表示抑止信号を発生する回路、７，８゜
９は各々赤色、緑色、青色の映像信号を表示抑止信号に
よって抑止する回路、１０．１１は、表示抑止機能の切
替えにより５表示抑止信号をオン−オフする回路を示し
ている。

図形照合作業の手順から本発明の詳細な説明する。まず
スイッチ１０をオフにし表示抑止回路をオフにしておく
、この時第２図の如く画面１′上に元図形Ａ、比較図形
Ｂ、バックグラウンドＣを同時に表示させると図形Ａは
マゼンタ、図形Ｂはシアンといったパックグラウンドと
図形の表示色の加色混合によりその合成色にて表示され
る。さらに片方若しくは両方の図形を、作業者が画面１
′を見ながら移動、拡大、回転させ第３図の如く２つの
図形を重ね合わせると、その一致部分りは加色混合の原
理より白色になるが、不一致部分については第２図にお
ける図形Ａ、Ｂの表示色がそのまま残り不一致部分Ｄ′
はマゼンタ、Ｄ′はシアンとして表示される。照合作業
者は、図形重ね合わせ作業時、不一致部分の特徴をとら
えなからなるべく多くの特徴についてその部分が白色表
示される様図形を移動、拡大、回転すれば良い。

次に２つの図形の差異確認作業時は、第１図におけるス
イッチ１０をオンにする。それにより表示抑止スイッチ
回路１１をオンにし、表示抑止信号発生器６によって作
られた表示抑止信号が赤、緑、青の表示抑止回路７，８
．９を動作させる。

つまり１図形の重ね合わせ作業が終了し図形の差異を確
認する作業に移る時、表示抑止スイッチをオンにすると
、第３図で示すところの形状一致部分りが白色より黒色
（表示なし）に変化するため、結果的に形状不一致部分
Ｄ′　・Ｄ′が浮き出るように見え、目視による２つの
図形の形状差異確認作業を容易に行うことができる。

上記実施例においては、元図形、比較図形およびバック
グラウンドの映像信号にそれぞれ赤色、緑色および青色
をあてたが、光の三原色中の一つを重複することなく各
映像信号に割りあてさえすれば良い。その時は、例えば
画面上での元図形および比較図形の表示が黄色、マゼン
タまたはシアンのいずれかにはなるにしろ、その図形の
形状−致部分は常に白色、表示抑止スイッチをオンにす
れば黒色になる。

又、図形照合の方法としては人の目視によるものばかり
でなく、コンピュータ等情報処理機器を用いる方式も実
現してはいるが、２つの図形の要素を記憶装置上にとり
込み、図形比較を高速にしかも正確に行おうとするなら
ば、高度な図形処理技術つまりは大がかりで高価な設備
が必要になる。

しかも印影の照合などの場合、朱肉のつき方のムラ、印
鑑の欠は等基本的に図形が食い違ってしまう場合、コン
ピュータ等情報処理機器による正確な照合は難しくなる
。この点についても、本発明による表示装置を用い、人
の目視による照合を行うならば、はとんどの場合に正確
で素早い判断が可能である。

また１本実施例では図形の重ね合わせおよび照合時の表
示色切換にスイッチを用いたが、実際はコンピュータの
キーボード等入力機器にて切替操作を行い、コマンド・
信号を出力することで機能の切替を行っても良い、さら
に本実施例では表示色の変化が白−黒だけだったが、７
，８．９で示す表示抑止回路に入る表示抑止信号を７，
８のみあるいは９のみの様に変化させる事で、重なり表
示時の表示色を白−黒以外の色を選択する事が可能とな
る。

〔発明の効果〕

本発明により、カラーディスプレイ上に表示される、元
図形および比較図形の合致部分の表示色を切替えること
により、ディスプレイ上で重ね合わされた図形について
、その一致部分・不一致部分とも即座に見分けることが
でき、人による２つの図形の照合作業のうちの「図形の
重ね合わせ」「形状差異の確認」の２つの大きな要素に
ついて効率の向上ができ、結果的に図形の照合作業を速
く、簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の図形表示装置の構成を示
すブロック図、第２図はカラーブラウン管上に元図形と
比較図形が同時に表示された場合の説明図、第３図は第
２図にて異なる位置に表示されていた２つの図形をその
特徴をもとに重ね合わせて表示させた場合の説明図であ
る。 １：カラーブラウン管、１′　：カラーブラウン管の画
面、２，３，４：各々カラーブラウン管の赤色、緑色、
青色入力端子、６：表示抑止信号発生器、７，８，９：
各々赤色、緑色、青色の表示抑止回路、１０：表示抑止
スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、２つの図形を異なる色によって同一ディスプレイ画
   面上に表示し、その重なり部分が加色混合により２つの
   図形の表示色の合成色で発光することにより、図形の照
   合を行う表示装置について、２つの図形の映像信号より
   論理積をとる回路と、該論理積された信号より表示抑止
   信号を発生する回路と、該表示抑止信号によりディスプ
   レイへの表示を抑止する回路と、該表示抑止信号の出力
   をオン・オフするための切替機能を有することを特徴と
   する図形照合用表示装置。