JPH01273806A - タービン制御装置 - Google Patents

タービン制御装置

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JPH01273806A
JPH01273806A JP10016088A JP10016088A JPH01273806A JP H01273806 A JPH01273806 A JP H01273806A JP 10016088 A JP10016088 A JP 10016088A JP 10016088 A JP10016088 A JP 10016088A JP H01273806 A JPH01273806 A JP H01273806A
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turbine
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pressure
signal
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、タービンを迂回するタービンバイパスライ
ンを有する発電プラントにおけるタービン制御装置に関
する。
(従来の技術) 第5図は、タービンバイパスラインを有する発電プラン
トの系統図である。
ボイラ1には加熱器2および再熱器8が具備されている
。この加熱器2で発生した蒸気は、主蒸気経路3を介し
主蒸気止め弁4および加減弁5を通って高圧タービン6
に流入し、膨張して仕事をする。高圧タービン6て゛仕
事をした蒸気は、逆止弁7を通ってボイラ1の再熱器8
で再熱される。
この再熱器8で再熱された蒸気は、再熱蒸気系路9を通
り、再熱蒸気止め弁10およびインタセプト弁11を介
して中圧タービン12および低圧タービン13へ順次流
入し、膨張して仕事をする。
その後、蒸気は復水器14へ導かれて復水になる。
この復水は、図示しない復水系統および給水系統を経て
再びボイラ1に戻される。
主蒸気経路3には、主蒸気止め弁4の上流から高圧ター
ビン6を迂回する高圧バイパスライン15が配設され、
この高圧バイパスライン15は再熱器8に連通する。高
圧バイパスライン15には蒸気変換弁16および冷却水
調節弁17が設置され、この冷却水調節弁17は蒸気変
換弁16に付属して設けられる。蒸気変換弁16は、主
蒸気圧力検出器18の検出値に基づき主蒸気経路13内
の圧力を適正に制t111′るとともに、高圧バイパス
ライン15における蒸気変換弁16の下流側の温度を冷
却水調節弁17を調節して制御する。
また、再熱蒸気系路9には、再熱蒸気止め弁10の上流
から中圧タービン12および低圧タービン13を迂回す
る低圧バイパスライン19が配設され、この低圧バイパ
スライン1つは復水器14に直接連通される。低圧バイ
パスライン19には減圧弁20、感温器21および再熱
蒸気圧力検出器22が設置されており、感温器21に冷
却水調節弁23が付属して設けられる。減圧弁20は、
再熱蒸気圧力検出器22の検出値に基づき再熱蒸気系路
9内の圧力を適正に制御する。また、感温器21および
冷却水調節弁23は、感温器21下流側の低圧バイパス
ライン19内温度を適正に制御する。
さらに、高圧タービン6の排気側における逆止弁7の上
流から復水器14に連通するダンブライン24が設けら
れる。このダンブライン24には復水ダンプ弁25、減
温器26、およびこの減温器26に付属する冷却水UA
節弁27が設置される。
復水ダンプ弁25は、高圧タービン6の排気側から再熱
器8へ至る主蒸気系路3の圧力を適正に制御する。また
、減温器26および冷却水調節弁27は、ダンブライン
24内の温度を適正に制御する。
高圧タービン6、中圧タービン12および低圧タービン
13によって駆動される発[128からの出力は、電流
トランス29および電圧トランス30によってそれぞれ
検出された電流値および電圧値に基づき、出力伝送器3
1で演算されて検出される。また、高圧タービン6、中
圧タービン12および低圧タービン13の回転数は、回
転数検出器32によって検出される。
第6図は従来のタービン制御装置を示すブロック図であ
る。
回転速度制御回路33は、回転数検出器32によって検
知されたタービン実回転数を入力し、タービン回転数を
設定する同期装置34からの出力に基づいて演算処理し
、加減弁5およびインタセプト弁11のそれぞれの弁開
度を制御するタービン回転数信号aを出力する。これら
のタービン回転数信号aは、速度調定率(レギュレーシ
ョン)に見合ったゲイン(倍率)35.36によって増
幅された後、それぞれの加算器37.38へ出力される
また、出力伝送器31で検知された実負荷は、負荷設定
回路41において、外部の負荷指令装置40からの負荷
指令信号と比較され、この負荷設定回路41から、実負
荷が上記負荷指令信号に追従するようタービン負荷信号
すが出力される。このタービン負荷信号すは、加減弁5
側の加算器37へ直接出力されるとともに、速度調定率
に応じたゲイン42に調節されて、インタセプト弁11
側の加算器38へ出力される。
さらに、バイアス設定器39から、加減弁5とインタセ
プト弁11の開閉モードを定めるバイアスが加算器37
.38のそれぞれへ出力される。
加減弁5側の加算器37は、ゲイン35によって調節さ
れたタービン回転数信号a、負荷設定回路41からのタ
ービン負荷信号すおよびバイアス設定器39からのバイ
アスを入力して加減弁制御信号Cを出力する。この加減
弁制御信号Cに基づいて、弁位置決め回路43、電気・
油圧変換器44、弁駆動装置45および弁位置検出器4
6を介し加減弁5の弁開度が調節され、高圧タービン6
へ所定量の蒸気が導かれる。
また、インタセプト弁11側の加算器38は、ゲイン3
6により調部されたタービン回転数信号a1ゲイン42
により調節されたタービン負荷信号すおよびバイアス設
定器39からのバイアスを入力してインタセプト弁制御
信号dを出力する。
このインタセプト弁制御信号dに基づいて、弁位置決め
回路47、電気・油圧変換器48、弁駆動装置49およ
び弁位置検出器50が作動し、インタセプト弁11の弁
開度を調節して所定量の蒸気が中圧タービン12および
低圧タービン13へ導かれる。
なお、弁駆動装置45.49は例えば油圧サーボモータ
等である。また、弁位置決め回路43゜47は、加減弁
5およびインタセプト弁11のそれぞれの弁特性を直線
化する回路を含む。
上述のようなタービンバイパスライン15,19を右す
る発電プラントでは、タービン起動時および停止時に、
高圧バイパスライン15、低圧バイパスライン19およ
びダンブライン24を通して蒸気を流すタービンバイパ
ス運転が実施される。
このタービンバイパス運転は、タービン6、i2゜13
が負荷遮所した場合や緊急停止した場合等のボイラ1の
保護と、デイリースタートストップ(DSS)や「クイ
−クリ−スタートストップ(WSS)の場合におけるタ
ービン熱疲労寿命の改善とを目的として行なわれる。
タービン熱疲労寿命の改善は、デイリースタートストッ
プやウィークリースタートストップのような場合には、
ピークロード用としてタービン6゜12.13の停止後
、残余熱が高い状態から再起動するので、この場合ター
ビンバイパスライン15.19等を生かしてボイラ1を
起動し、タービン6.12.13へ流入する蒸気の温度
を上げ、この流入蒸気とタービン6.12.13との塩
度差を少なくして、タービンの熱応力を低減させれば、
タービン熱疲労寿命を向上できることによる。
(発明が解決しようとする課題) 従来、このようなタービンバイパスを用いたタービン起
動方式には、高中圧起動方式と中圧起動方式等とがあり
、これらはバイアス設定器39から加算器37.38へ
出力されるバイアスによって、いずれかの起動方式に変
更される。
高中圧起動方式は、当初、第5図に示す加減弁5および
インタセプト弁11を開弁し、蒸気変換弁16および減
圧弁20を開弁じて、ボイラ1からの蒸気をタービン6
.12.13へ流さずバイパスライン15.19へ流し
た状態から始める。
この状態で、第6図に示す回転速度制御回路33が作動
し、インタセプト弁11および加減弁5の両者を段階的
に開いてタービン6.12.13を昇速する。タービン
が定格回転に達した後、負荷設定回路41が作動して負
荷を投入し、負荷を徐々に増加させた段階で上記変換弁
′16および減圧弁20を閉弁して、タービンバイパス
運転によるタービン起動を完了する。こうして、通常運
転に移行する。
ところが、このような高中圧起動方式では、第5図に示
すダンプライン24を用いないので、タービン起動初期
からタービンバイパス運転が完了するまでの間、高圧タ
ービン6は約30%〜約40%負荷相当の背圧で運転さ
れることになり、高圧タービン6の排気温度が風損によ
って高くなる。
そのため、高圧タービン6の熱疲労寿命は改善されるも
のの、クリープ寿命の消費が進むという欠点がある。
一方、中圧起動方式では、タービン起動当初加減弁5を
閉弁し、蒸気変換弁16、減圧弁20および復水ダンプ
弁25を開弁する。バイアス設定器39からのバイアス
により、タービン起動当初からインタセプト弁11およ
びインタセプト弁バイパス弁(図示せず)が開弁される
。したがって、タービン起動当初、ボイラ1からの蒸気
はバイパスライン15.19およびインタセブ]−弁1
1を含む再熱蒸気系路9を流れ、中圧タービン12およ
び低圧タービン13によってタービンが昇速する。ぞし
て、タービン6.12.13が定格回転になった段階で
負荷を投入し、負荷を増加させる。
その後、蒸気変換弁16および減圧弁20の容聞点ある
いは約15%〜約20%ボイラMCR(最大連続定格)
になった時点で、復水ダンプ弁25を閉じ加減弁5を徐
々に開けて、高圧タービン6を負荷運転に入れる。一定
の9荷運転になった段階で蒸気変換弁16および減圧弁
20を閉弁して、タービンバイパス運転を完了させ、そ
の後通常運転に移行させる。
このような中圧起動方式では、復水ダンプ弁25が開弁
してダンプライン24が用いられるので、高圧タービン
6は、タービン起動当初からタービンバイパス運転が完
了するまで復水器14に連通し、真空下で運転される。
しかし、高圧タービン6が真空下で運転されるものの、
微少蒸気の流入にまり風損が生じて、高圧タービン6の
排気温度が上昇し、高圧タービン6が過熱するおそれが
ある。このため、中圧起動方式の高圧タービン6には、
排気温度監視装置と冷却用蒸気入口および出口とが設け
られて、冷却蒸気により高圧タービン6の加熱を防止し
ている。その結果、運転方法が煩雑になる。
この発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、
タービン負荷を急激に変動させることなく、バイパス運
転下における高圧タービン排気温度の上押を防止して高
圧タービンの健全性を確保できるタービン制御装置を提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、ボイラからの蒸気を高圧タービンに導いて
仕事をさせた後、再熱して中圧および低圧タービンに導
いて仕事をさせ、復水器へ導く系路を有し、この系路に
は高圧タービンを迂回する高圧バイパスライン、中圧お
よび低圧タービンを迂回する低圧バイパスラインが設け
られ、上記高圧タービンおよび中圧タービンの上流にそ
れぞれ加減弁およびインタセプト弁が設置され、これら
の弁が回転速度制御回路および負荷設定回路からの信号
によって開度調節されて前記タービンが制御されるター
ビン制御装置において、上記インタセプト弁の制御回路
に低値優先回路および切替回路が設置され、この低値優
先回路はインタセプト弁制御信号を入力するとともに上
記切替回路からの切替信号を入力し、この切替回路から
の切替信号は、上記加減弁とインタセプト弁へ流れる蒸
気の流m比を切り替える信号であり、上記負荷設定回路
で選択された負荷変化率選択信号に連動する変化率で出
力されるよう構成されたものである。
(作用ン したがって、この発明に係るタービン制御装置によれば
、タービンバイパス運転下においては、切替回路は低値
優先回路へ加減弁により多くの蒸気が流れるような流m
比の切替信号を出力し、この切替信号が低値優先回路を
経て加減弁およびインタセプト弁の弁開度を調節するの
で、高圧ターどンへ多くの蒸気がクーリングスチームと
して流れ込む。その結果、このクーリングスチームによ
って高圧タービンの排気温度を低減できる。
また、切替回路からの切替信号は、負荷設定回路で選択
された負荷変化率選択信号に連動する変化率で出力され
るので、加減弁およびインタセプト弁へ流れる蒸気の流
m比が変化しても、この流量比の変化速度は、負荷設定
回路からのインタセプト弁制御信号の負荷変化速度を超
えないので、タービン負荷の急激な変動を防止できる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明に係るタービンflilJ ill 
H置の一実施例を示すブロック図である。この実施例に
おいて前記従来例と同様な部分は、同一の符号を付すこ
とにより説明を省略する。
回転速度制御回路33、負荷設定回路41、加算器38
、弁位置決め回路47、電気・油圧変換器48、弁駆動
装置49および弁位置検出器50はインタセプト弁制御
回路51をも1成する。このインタセプト弁III御回
路51の加算器38と弁位置決め回路47との間に低値
優先回路52が設置され、この低値優先回路52に接続
して切替回路53が設置される。
切替回路53は、加減弁5およびインタセプト弁11へ
流れる蒸気の流m比等を切り替える回路である。この切
替回路53は、加算器37からの加減弁制御信号Cを分
岐して入力し、主蒸気圧力検出器17および再熱蒸気圧
力検出器22からそれぞれ主蒸気圧力信号および再熱蒸
気圧力信号を入力し、さらに負荷設定回路41にて選択
された負荷変化率選択信号eを入力して演算し、切替信
号dを低値優先回路52へ出力する。低値優先回路52
は、切替信号fと加算器38からのインタセプト弁制御
信号d等のいずれか低い値を、インタセプト弁11の位
置決め回路47へ出力する。
第2図は切替回路53の構成を示すブロック図である。
加減弁制御信号Cが加算器37から分岐して切替回路5
3に入ると、この加減弁制御信号Cはゲイン57によっ
て調節されて加算器58へ出力される。加算器58に入
力された信号Cは、この加算器58でインタセプト弁バ
イアス59と加算されて掛算器60へ出力され、この掛
算器60で流  −m比信号61と掛算されて、切替信
号fが出力される。この切替信号fは低値優先回路52
へ出力される。
上記インタセプト弁バイアス59は、ゼロバイアス62
゛または全開バイアス63のいずれかがリレーa64の
A接点65とB接点66で切り替えられて、ランプゼネ
レータ67を通り出力されたものである。このインタセ
プト弁バイアス59は比較器68によって検知される。
また、上記流量比信号61は、(加減弁5への流入蒸気
量)=(インタセプト弁11への流入蒸気ff1)の流
量比を示す信号のことであり、流m比1:1/Nまたは
流量比1:1のいずれかがリレーb71のA接点72と
8接点73で切り替えられ、ランプゼネレータ74を通
して出力される。
この流量比は比較器75によって検知される。
一般に、負荷設定回路41では、加減弁5やインタセプ
ト弁11の弁開度が急変してタービンの負荷が急激に変
化しないような負荷変化率が選択され、この負荷変化率
選択信号eの下でタービン負荷信号すを出力している。
上記ランプゼネレータ67.74は、負荷設定回路41
で選択された負荷変化率選択信号eに連動した例えば緩
かに変化する一定比率の変化率で、インタセプト弁バイ
アス59や流量比信号61を出力するよう構成される。
また、ゲイン57は、主蒸気圧力検出器17および再熱
蒸気圧力検出器22で検出される主蒸気圧力と再熱蒸気
圧力が変更された場合に、これらの変更された圧力信号
によってゲイン(増幅度)を自動的に調節するよう設け
られる。
一方、第1図に示す回転速度制御回路33、負荷設定回
路41、加算器37、弁位置決め回路43、電気・油圧
変換器44、弁駆動装置45および弁位置検出回路46
によって加減弁制御回路76が構成される。この加算器
37と弁位置決め回路43との闇に加算器77が設置さ
れ、この加算器77にバイアス回路78および復水ダン
プ弁位置検出器79が接続される。
バイアス回路78は、復水ダンプ弁位圃検出器79の検
出信号、主蒸気圧力検出器17および再熱蒸気圧力検出
器22からの主蒸気圧力および再熱蒸気圧力の各信号、
加算器37からの加減弁制御信号C1並びに負荷設定回
路41からの負荷変化率選択信号eを入力して演算し、
加減弁開閉バイアスqを加算器77へ出力する。加算器
77は、加減弁制御信号Cに上記加減弁開閉バイアスQ
を加算して、加減弁5の位置決め回路43へ加減弁制御
加算信号りを出力する。
次に、第3図に示す切替回路の論理回路図を参照して作
用効果を説明する。
この作用効果は、タービンバイパス運転下でのタービン
起動時、タービンバイパス運転下でのタービンバイパス
運転完了時、および通常運転からタービンバイパス運転
への移行時のそれぞれにつき順次説明する。
(I)タービンバイパス運転下でのタービン起動時 タービンバイパス運転時には当初、第5図に示す加減弁
5およびインタセプト弁11が閉状rフにある。また、
このとき蒸気変換弁16および減圧弁20が開いている
ので、第3図に示す減圧弁位置検出器80および蒸気変
換弁位置検出pt+siから開信号が出力され、OR回
路82が成立する。
したがって、復水ダンプ弁25が開き、第5図に示す高
圧タービン6はダンプライン24を介して復水器14に
連通ずる。また、第3図に示すOR回路83が成立し、
リレーa64が励磁して第2図に示すA接点65が閉じ
るので、切替回路53の加算器58にゼロバイアスが印
加される。通常は、第1図に示すバイアス設定器39か
ら加紳器38にインタセプト弁全開バイアスが印加され
、加障337にゼロバイアスが印加されている。タービ
ンバイパス運転時には、上述のごとく加算器58にゼロ
バイアスが印加されるので、第2図に示す低値優先回路
52は、切替回路53からの信号を優先して弁位置決め
回路47へ出力する。なお、第3図の符号84はワイプ
アウト回路84であり、OR回路83を自己保持させる
第2図に示す加算器58へゼロバイアスが印加されると
、このゼロバイアスは比較器68により検知され、第3
図に示すAND回路85が成立して、リレーb71が励
磁する。したがって、このリレーb71のA接点72が
閉じ、第2図に示すように加減弁5とインタセプト弁1
1へ流れる蒸気の流量比が1:1/Nとなり、この流量
比信号61が掛算器60へ出力される。タービンバイパ
ス運転下では、この流量比1:1/Nが切替回路53か
ら切替信号fとして低値優先回路52を介し弁位置決め
回路47へ出力される。
タービンバイパス運転下では、第1図に示す回転速度制
御回路33によって上記流は比の下で加減弁5およびイ
ンタセプト弁11が徐々に開き、タービン6.12.1
3が昇速する。加減弁5とインタセプト弁11へ流れる
蒸気の流量比が1:1/Nであるため、加減弁5へ多1
の蒸気がクーリングスチームとして流れ、このクーリン
グスチームにより高圧タービン6の排気温度が低下する
また、タービンバイパス運転下では、第5図に示す高圧
タービン6の排気側がダンブライン24により復水器1
4に連通されているので、高圧タービン6の排気圧が低
下し、蒸気の膨張により高圧タービン6の仕事が増大し
て、高圧タービン6の排気温度を一層低下させることが
できる。
タービン6.12.13が昇速し、やがて定格回転数に
至ると、負荷設定回路41の制御によって負荷が投入さ
れ負荷運転に移行する。約10%負荷運転の段階で、蒸
気変換弁16および減圧弁20を閉じ、タービンバイパ
ス運転の起動が完了する。
(II)タービンバイパス運転下でのタービン起動完了
時 タービンバイパス運転下でタービン起動が完了すると、
第3図に示す減圧弁位置検出器80および蒸気変換弁位
置検出器81のいずれもが全開位置を示すので、OR回
路82が成立せず、ノット回路86が作用して復水ダン
プ弁25が閉じる。
また、AND回路85が不成立となり、リレーb71が
無励磁となって、第2図に示すB接点73が閉じ、流量
比1:1が選択される。このとき、ランプゼネレータ7
4は流量比信号61を負荷設定回路41で選択された負
荷変化率選択信号eと連動する例えばゆっくりした一定
比率の変化率で、流量比1:1/Nから流量比1:1ま
で変化させ、掛算器60へ出力−する。
流量比が1=1になると、比較器75がこれを検知する
。このとき、第3図に示すノット回路87が成立してい
るので、アンド回路88が成立してワイプアウト回路8
4を解除し、リレーa64が無励磁となる。リレーa6
4が無励磁になると、第2図に示すB接点66が閉じて
全開バイアス63が選択される。このとき、ランプゼネ
レータ67はインタセプト弁バイアス59を、負荷設定
回路41で選択された負荷変化率信号eと連動する例え
ばゆっくりした一定比率の変化率で、ゼロバイアスから
全開バイアスまで変化させ、加算器58へ出力する。加
算器58が全開バイアスを入力すると、低fIi優先回
路52では、切替回路53からの切替信号fの出力が加
尊″a38からのインタセブト弁制御信号dの出力より
も大きくなるので、インタセプト弁制御信号dが低値優
先回路52にて優先され、このインタセブト弁制御信号
dがインタセプト弁11の位置決め回路47へ出力され
て、タービンの通常運転が始まる。
ここで、切替回路からの切替信号での出力が、加算器3
8からのインクセブ1へ弁制御信号dの出力よりも大き
くなる理由を述べる。インタセプト弁11の開度を10
0%とする出力においては、切替信号fとインタセプト
弁制御信号dどの出力が同じであるように、第1図に示
すバイアス設定′a39からバイアスが印加され、全開
バイアス63が設定されている。しかし、それ以下の出
力では、ゲイン35の方がゲイン36よりも勾配が緩か
に設定されているので、このゲイン35とゲイン36の
逆数である速度調定率がそれぞれ5%と2%になる。切
替信号fは、ゲイン35によって調節された加減弁制御
信号Cに基づく信号であるため、ゲイン36により調節
されたインタセプト弁制御信号dより出力が大きくなる
のである。
上述のように、タービンバイパス運転下におけるタービ
ン起動完了時には、切替回路53で流at比を切り替え
るのに、ランプゼネレータ67.74の変化率を負荷設
定回路41で選択された負荷変化率eと連動させたので
、流量比およびインタセプト弁バイアスを、負荷設定回
路41の負荷追従速度を超えない変化速度で切り替える
ことができる。したがって、流量比やインタセプト弁バ
イアスの切替に伴うタービン負荷の急激な変動を防止で
きる。
一方、タービンバイパス運転下におけるタービン起動完
了時には、前述のように復水ダンプ弁25が閉じるので
、第1図に示す復水ダンプ弁位置検出器79がこれを検
知し、この信号が主蒸気圧力検出器17および再熱蒸気
圧力検出器22からの検出信号および加n器37からの
加減弁制御信号Cとともにバイアス回路78へ出力され
る。このバイアス回路78は、これらの信号に基づぎ、
加減弁5の開方向バイアスQを加算器77に印加した後
、負荷設定回路41で選択された負荷変化率選択信@e
に連動する例えばゆっくりした一定比率の変化率で上記
開方向バイアスをOまで変化させてj友く。
このように、復水ダンプ弁25の急閉によって高圧ター
ビン6の圧力落差が減少し、これに伴いタービン負荷が
減少しても、バイアス回路78の作用により加減弁5を
急開して流入蒸気mを増し、高圧タービン6の負荷が変
動しないようにし、その後負荷設定回路41が追従でき
る速度で上記開方向バイアスを抜くので、タービン負荷
の急激な変動を防止できる。
(I[[)通常運転からタービンバイパス運転への移行
時 通常運転時には第5図に示す加減弁5およびインタセプ
ト弁11が開き、蒸気変換弁16、減圧弁20および復
水ダンプ弁25が閉じている。
タービンバイパス運転への移行時には、タービン負荷を
約10%負荷に下げた侵、蒸気変換弁16および減圧弁
20を開く。すると、第3図に示すOR回路82が成立
し、復水ダンプ弁25が開いて高圧タービン6の排気側
が復水器14に連通ずる。これにより、高圧タービン6
の排気圧が低下し、蒸気の膨張による仕事が増大して、
高圧タービン6の排気温度が下がる。
第3図に示すOR回路82の成立によりOR回路83が
成立し、リレーa64が励磁されて第2図に示すA接点
65が閉じ、ランプゼネレータ67を介して加算器58
へゼロバイアスが印加される。加算器58へゼロバイア
スが印加されると、第3図に示すリレーb71が励磁さ
れ、第2図に示すA接点72が閉じて、ランプゼネレー
タ74を介し掛算器60へ、流出比1:1/Nの流伍信
@61が出力される。このようにバイパス運転下で加減
弁5とインタセプト弁11への蒸気流通比が1:1/N
に切り替わるので、加減弁5へ多量の蒸気がクーリング
スチームとして流入し、高圧タービン6の排気温度を低
下させることができる。
さて、ゼロバイアス62への切替およびwe比1:1/
Nへの切替は、ランプゼネレータ67゜74によって、
負荷設定回路41で選択された負何度化率選択信号eと
連動する例えば緩やかな一定比率の変化率で変化するの
で、負荷設定回路4・1の制御が追従でき、タービン負
荷の急激な変動を防止できる。
また、ダンプ弁25の開弁時には、第1図に示す復水ダ
ンプ弁位置検出器79がこれを検知し、バイアス回路7
8は、加減弁5閉方向のバイアスを加算器77へ印加し
、その後、負荷設定回路41からの負荷変化率選択信号
eと連動する例えばゆっくりした一定比率の変化率でこ
の印加したバイアスをゼロまで抜く。したがって、復水
ダンプ弁25が開いて高圧タービン6の圧力落差が増加
し、タービン負荷が増加しようとしても、バイアス回路
78からの加減弁51′jI方向バイアスqにより加減
弁5が一次的に締まるので、高圧タービンの負荷が変動
せず、しかもその後、印加した加減弁閉方向バイアスq
を負荷設定回路41が追従できる速度でゼロまで抜くの
で、タービン負荷の急激な変動を防止できる。
次に、他の実施例を説明する。
上記実施例では、加減弁5とインタセプト弁11へ流れ
る蒸気の流m比1:1/Nが一定の場合、例えばN−2
の場合につき述べたが、このNの値を切替回路53内に
数種類用意し、高圧タービン6に排気温度検出器を設定
し、この排気湿度検出器からの温度信号により上記Nの
値を選択し、ランプゼネレータ74を介して掛算器60
へ、選択されたNの値に基づく流量比信号61を出力す
るようにしてもよい。
また、切替回路53内に流量比1:1/Nの各種Nの値
を内蔵する代りに、第4図に示すように、高圧タービン
6の排気i度を検出する温度検出器89と温度・流量比
関数器90とを組み合せて、リレーb71のA接点72
に接続するようにしてもよい。この場合、温度・流量比
関数器90には、流量比1:1/Nの数値1/Nと温度
との関係が内蔵され、高圧タービン6の排気’Jlla
度に見合った1/Nの値を自動的に選択して設定し、A
接点72へ、選択された1/Nの値に基づき流量比を出
力するようにしてもよい。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明に係るタービン制御装置によれ
ば、ボイラからの蒸気を高圧タービンに導いて仕事をさ
せた後、再熱して中圧および低圧タービンに導いて仕事
をさせ、復水器へ導く系路を有し、この系路には高圧タ
ービンを迂回する高圧バイパスライン、中圧および低圧
タービンを迂回する低圧バイパスラインが設けられ、上
記高圧タービンおよび中圧タービンの上流にそれぞれ加
減弁およびインタセプト弁が設置され、これらの弁が回
転速度制御回路および負荷設定回路からの信号によって
開度調節されて前記タービンが制御されるタービン制御
装置において、インタセプト弁の制御回路に低値優先回
路および切替回路が設置され、この低値優先回路はイン
タセプト弁制it+信号を入力するとともに切替回路か
らの切替信号を入力し、この切替信号は加減弁とインタ
セプト弁へ流れる蒸気の流m比を切り替える信号であり
、負荷設定回路で選択された負荷変化率選択信号に連動
する変化率で出力されるよう構成された。
その結果、タービンバイパス運転下において、切替回路
が低値優先回路へ、加減弁により多くの蒸気を流すよう
な流量比の切替信号を出力し、この切替信号が低値優先
回路を経て加減弁およびインタセプト弁の弁開度を調節
するので、高圧タービンへ多くの蒸気がクーリングスチ
ームとして流れ込む。その結果、このクーリングスチー
ムによって高圧タービンの排気温度の上昇を防止し、高
圧タービンの健全性を確保できる。
また、切替回路からの切替信号が負荷設定回路で選択さ
れた負荷変化率選択信号に連動する変化率で出力される
ので、加減弁とインタセプト弁へ流れる蒸気の流量比が
変化しても、この流m比の変化速度が負荷設定回路から
のインタセプト弁制御信号の負荷変化速度を超えないの
で、タービン負荷の急激な変動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るタービン制御装置の一実施例を
示すブロック図、第2図は第1図における切替回路53
の構成を示すブロック図、第3図は第2図の切替回路の
論理回路図、第4図は第2図の切替回路53の一部を変
形した要部ブロック図、第5図はタービンバイパスライ
ンを右する発電プラントの系統図、第6図は従来のター
ビン制御装置を示すブロック図である。 1・・・ボイラ、5・・・加減弁、6・・・高圧タービ
ン、11・・・インタセプト弁、12・・・中圧タービ
ン、13・・・低圧タービン、14・・・復水器、15
・・・高圧バイパスライン、19・・・低圧バイパスラ
イン、33・・・回転速度制御回路、38・・・加算器
、41・・・負荷設定回路、47・・・位置決め回路、
48・・・電気・油圧変換器、49・・・弁駆動装置、
50・・・弁位置検出器、51・・・インタセプト弁の
制御回路、52・・・低値優先回路、53・・・切替回
路、67.74・・・ランプゼネレータ、d・・・イン
タセプト弁制御信号、e・・・負荷変化率選択信号、f
・・・切替信号。 蔓 3 回

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ボイラからの蒸気を高圧タービンに導いて仕事をさせた
    後、再熱して中圧および低圧タービンに導いて仕事をさ
    せ、復水器へ導く系路を有し、この系路には高圧タービ
    ンを迂回する高圧バイパスライン、中圧および低圧ター
    ビンを迂回する低圧バイパスラインが設けられ、上記高
    圧タービンおよび中圧タービンの上流にそれぞれ加減弁
    およびインタセプト弁が設置され、これらの弁が回転速
    度制御回路および負荷設定回路からの信号によつて開度
    調節されて前記タービンが制御されるタービン制御装置
    において、上記インタセプト弁の制御回路に低値優先回
    路および切替回路が設置され、この低値優先回路はイン
    タセプト弁制御信号を入力するとともに上記切替回路か
    らの切替信号を入力し、この切替回路からの切替信号は
    、上記加減弁とインタセプト弁へ流れる蒸気の流量比を
    切り替える信号であり、上記負荷設定回路で選択された
    負荷変化率選択信号に連動する変化率で出力されるよう
    構成されたことを特徴とするタービン制御装置。
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