JPH01273608A - 非晶質金属細線の製造方法 - Google Patents

非晶質金属細線の製造方法

Info

Publication number
JPH01273608A
JPH01273608A JP10015488A JP10015488A JPH01273608A JP H01273608 A JPH01273608 A JP H01273608A JP 10015488 A JP10015488 A JP 10015488A JP 10015488 A JP10015488 A JP 10015488A JP H01273608 A JPH01273608 A JP H01273608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
wire drawing
die
heating
degressive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10015488A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamazaki
剛 山崎
Hiroshi Sato
洋 佐藤
Kenichi Miyazawa
憲一 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10015488A priority Critical patent/JPH01273608A/ja
Publication of JPH01273608A publication Critical patent/JPH01273608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Extraction Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は伸線断線が少くかつ伸線後の強度、延性、耐疲
労特性に優れた非晶質金属細線の製造方法に関する。
[従来の技術] 近年、溶融金属から直接金属細線を得る方法が開発され
、例えば特公昭60−38228号で知られているよう
な回転液中紡糸法かある。この方法は、合金組成により
非晶質金属細線を得ることが可能であり、従来の結晶質
細線に比べ優れた機械的、電磁気的、物理的特徴を有し
ており、将来の工業用材料として需要拡大が期待されて
いる。ここで、非晶質金属とは結晶構造を持たない金属
をさす。
しかしながら、鋳造ままの非晶質金属細線はその製造上
、長さ方向の線径変動を有しまた、真円度か低い等の問
題があった。
そこで、特開昭57−160513号では、非晶質金属
細線をトータルの圧下率5〜90主の範囲で伸線加工を
行うことにより均一な線径を得るとしている。しかしな
がら、通常の冷間伸線加工では線径変動等に起因して、
伸線初期に断線が生じ易く、特に高速伸線加工できない
問題があった。また、特開昭61.−69953号では
、ダイス直前の予備加熱とダイス加熱を特定の温度範囲
で行うことにより非晶質金属細線の曲げ靭性と耐屈曲疲
労性の改善を図るとしているが、各ダイス毎に上記装置
を取り付けると設備全体が繁雑となり、又、湿式潤滑が
難しく製造コストが高くなる問題があった。
[発明が解決しようとする課a] 本発明は、伸線断線か著しく少なくかつ伸線後の強度、
延性、#疲労特性か債れる非晶質金属細線を量産的に製
造する方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段及び作用コ本発明者らは、
非晶質金属細線を特定の条件で伸線加工すると、鋳造ま
ま状態の線径変動、真円度不良、線ぐせ、応力分布の不
均一等に起因する伸線初期の1tIT線を著しく減少で
きることに加えて強度、延性、耐疲労特性か著しく改良
てきることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、非晶質金属細線をダイスに通して
連続伸線加工するに際し、ダイスの各段減面率を5を以
上12$以下の範囲とし、かつ減面率15%以内の軽バ
ス伸線の間、金属細線の結晶化温度未満結晶化温度−1
00°C以上の範囲で0.01秒以上乃至1秒以下の時
間範囲に加熱した状態で伸線加工することを特徴とする
非晶質金属細線の製造方法である。
ここてダイス減面率を5を以上としたのは、5z未満て
は所望の線径まて伸線加工するのに必要なダイスの数が
膨大となるためであり、一方12%を越えると、強度上
昇特性か高加工度範囲て劣化し、所望の引張強さに到達
できないからである。ダイス減面率が大きい程、強度上
昇特性が劣化する原因は明らかてはないが、非晶質金属
細線の表面に生成する変形帯の種類(Inclined
 andtlorizontal Deformati
on Band)及びその間隔が加工度と密接に関係す
ると考えられている。
回転液中紡糸法等で作製した非晶質金属細線を伸線加工
する場合、最も伸線断線か生じ易いのは鋳造ままからの
減面率か15X以内の軽パス伸線時である。これは、鋳
造ままの非晶質金属細線には長さ方向の線径変動、真円
度の不良、線ぐせ、応力分布の不均一等が存在するため
である。これらの影響を除くため前述の低減面率多段伸
線は効果かあるか、加えて、ダイス入口直前で所定の温
度と時間範囲に加熱した状態で伸線加工すると一層仲線
断線か少くなる。ここで、加熱温度を結晶化温度未満と
限定したのは、結晶化温度以上では非晶質合金が結晶化
し、5蚤の化合物の析出のために材料の延性や靭性が低
下して伸線加工が難題となるためである。また結晶化温
度−100℃以下の加熱では、変形抵抗が鋳造ままと変
わらないため結晶化温度−100℃以上とした。更に加
熱時間については、0.01 sec以下1 sec以
下と限定した。
すなわち、0.01 sec以下の加熱では、十分に変
形抵抗を下げるに到らず、また1 sec以上では、結
晶化温度以下でも靭性の劣化が生じるからである。なお
、加熱方法は、赤外線集光加熱、加熱炉1通電加熱等い
ずれの方法でも良いが、赤外線集光加熱が加熱効率の点
で最も優れ、操作性も良い。
[実施例コ 第1図は、本発明による非晶質金属細線の製造方法を説
明するための概要図である。鋳造ままの非晶質金属細線
(Fe7B−5I+o−B15.1204mφ)4をサ
プライボビン1から供給し軽パス伸線用ダイス3の人口
直前で赤外線集光加熱装置2を用いて、所定の温度範囲
で所要時間加熱した後、軽バス伸線する。その後、減面
率が5〜12%の伸線用ダイス5を用いて低減面率多段
伸線を行い、最終的に仕上げダイス6で所望の線径に調
整して捲取り用ボビン9に捲き取る。
数回の実施例を表1に示す。伸線速度、ダイスの各段減
面率、赤外線集光加熱条件を各種変えて実験を行い、1
000m当りの伸線断線の頻度及び到達可能な強度、1
.0%真歪時の伸び、疲労強度を評価した。ここで疲労
強度は、ハンター式疲労試験方法によりた。第3図にハ
ンター式疲労試験の概要を、第4図にハンター式疲労試
験で得られるS−N曲線の例を示した。107回以上の
繰り返し数に相当する応力を疲労強度と定義した。
実験No、1〜3は、Fe75−5i+o−B+s合金
組成、実験N o、4は、C072,5−5i 12.
5−BI5合金組成の非晶質金属細線を本発明方法て伸
線加工した例である。
いずれも伸線断線の頻度が極めて低くかつ得られた伸線
材の強度、延性、耐疲労特性が優れることがわかる。実
験N015は、ダイス直前の加熱を行わなかったために
、実験N016は加熱時間か短か過ぎたために、実験N
o、7は、加熱時間が長過ぎたために伸線断線が多発し
た例である。又、実験No、8は、加熱温度が低過ぎた
ために、実験No、9は、加熱温度が高過ぎたために伸
線断線が多発した例である。又、実験No、lO〜13
は、各段減面率か大き過ぎた例であり、第2回に示すよ
うに、10%減面が最も良く、20零減面、30*減面
と減n7i率が大きくなると最適な加熱条件を選んでも
最大到達強度。
伸びが低かった。
「発明の効果」 以トのように、本発明は、鋳造ままの非晶質金属細線に
存在する欠陥を補いつつ伸線加工を行うので、伸線断線
が著しく少なくかつ高強度、高延PL、耐疲労特性に優
れた非晶質金属細線を安定してIIることが可能となり
、産業上の効果は極めて大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による非晶質金属細線の製造方法を示す
図である。第2図はダイスの各段減面率を変えた場合の
到達可能な強度、延性を示す図である。第3図はハンタ
ー式疲労試験方法を示す図である。第4図は疲労試験で
得られるS−N曲線の例を示す図である。 1・・・サプライボビン、2・−・赤外線集光加熱装置
、3・・・軽バス伸線用ダイス、4・・・非晶質金属細
線、5・・・木伸線用ダイス、6・・・仕上げダイス、
7・・・キャプスタン、8・・・ガイドロール、9・・
・捲取りボビン。 出願人代理人 弁理士 矢葺知之(ほか1名)第3図 第4 ど 棟・)止り歎(町

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非晶質金属細線をダイスを通して連続伸線加工するに際
    し、ダイスの各段減面率を5%以上12%以下の範囲と
    しかつ減面率15%以内の軽パス伸線の間、金属細線の
    結晶化温度未満乃至結晶化温度−100℃以上の温度範
    囲で0.01秒乃至1秒以下の時間範囲に加熱した状態
    で伸線加工することを特徴とする非晶質金属細線の製造
    方法。
JP10015488A 1988-04-25 1988-04-25 非晶質金属細線の製造方法 Pending JPH01273608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10015488A JPH01273608A (ja) 1988-04-25 1988-04-25 非晶質金属細線の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10015488A JPH01273608A (ja) 1988-04-25 1988-04-25 非晶質金属細線の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01273608A true JPH01273608A (ja) 1989-11-01

Family

ID=14266404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10015488A Pending JPH01273608A (ja) 1988-04-25 1988-04-25 非晶質金属細線の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01273608A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100636958B1 (ko) 신선전의 열처리가 생략 가능한 신선가공성이 우수한 열간압연선재
US4901550A (en) Manufacturing method of extra fine wire
KR100516843B1 (ko) 신선성이 우수한 고탄소강 선재 및 그의 제조방법
US3645123A (en) Process for making metallic wires and metallic wires prepared thereby
JP3681712B2 (ja) 伸線性に優れた高炭素鋼線材およびその製造方法
WO1991012346A1 (en) Process for producing steel wire for drawing
US7055244B2 (en) Method of manufacturing flat wire coil springs to improve fatigue life and avoid blue brittleness
JPH01273608A (ja) 非晶質金属細線の製造方法
JPS60114517A (ja) 軟化焼鈍処理の省略可能な鋼線材の製造方法
JPH04346618A (ja) 伸線鋼線材
JP2585168B2 (ja) 高強度低線膨張Fe−Ni系合金線の製造方法
JP3539866B2 (ja) 疲労性に優れた鋼線およびその製造方法
JPH05117827A (ja) 直線作動アクチユエーター用Ni−Ti系形状記憶合金線材の製造方法およびその製造装置
JP2945930B2 (ja) 低レラクゼーションpc鋼線の製造方法と製造装置
SU1754256A1 (ru) Способ изготовлени высокопрочной проволоки
JPH0335814A (ja) 高融点金属線の真直加工方法
SU1177382A1 (ru) Способ обработки прутков из дисперсионно-твердеющих сплавов
JPS59133326A (ja) 耐へたり性の優れたばね用鋼線の製造法
JPH05255748A (ja) 伸線用線材の製造方法および装置
JPS6159380B2 (ja)
JPH04280920A (ja) 伸線用鋼線材の製造装置
JPH0494809A (ja) 非晶質金属繊維の加工法
JPH03104821A (ja) 高強度高延性極細鋼線の製造方法
JPH03245920A (ja) ワイヤ放電加工用電極線の製造方法
JPS63111128A (ja) 伸線加工性に優れた高張力高炭素鋼線材の製造方法