JPH01271423A - ポリオール樹脂およびその製造方法 - Google Patents

ポリオール樹脂およびその製造方法

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JPH01271423A
JPH01271423A JP9998888A JP9998888A JPH01271423A JP H01271423 A JPH01271423 A JP H01271423A JP 9998888 A JP9998888 A JP 9998888A JP 9998888 A JP9998888 A JP 9998888A JP H01271423 A JPH01271423 A JP H01271423A
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epoxy
bisphenol
bisphenols
active hydrogen
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JP9998888A
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Hideo Nakamura
英夫 中村
Yozo Yamamoto
陽造 山本
Masaru Wakizaka
勝 脇坂
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エポキシ樹脂から誘導されるポリオール樹脂
およびその製法に関し、特に高架橋反応性、芳香族化合
物との相溶性が良く、硬化時の発泡性が抑制され、保存
安定性もよく焼付塗料等に好適に用いられるポリオール
樹脂の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 ビスフェノール類とエピクロロヒドリンまたはβ−メチ
ルエピクロロヒドリンから製造されるビスフェノール型
エポキシ樹脂は、エポキシ基の反応性を利用して接着剤
、被膜塗料などの種々の用途に用いられている。
また一方エポキシ基を活性水素化合物で開環させて得ら
れる変性エポキシ樹脂はこの樹脂の有する水酸基の反応
性を利用してメラミン、フェノール、アルキッド、ウレ
タン塗料などの密着性、防食性改良の目的で使用されて
いる。
ところがこのような変性エポキシ樹脂の特性はエポキシ
樹脂を変性する際に用いられる活性水素化合物に左右さ
れ、アルキルフェノール化合物を変性剤に用いて得られ
る変性エポキシ樹脂をウレタン塗料の分野に用いる場合
には硬化剤であるイソシアネートが塗料成分であるビヒ
クル、充填剤、溶剤などに含まれる水分及び空気中の水
分と反応する結果、塗膜内に発泡が生じてしまう。
これを抑制するには樹脂の分子量を高くするかまたは変
性剤としてアルカノールアミン等を用い変性エポキシ樹
脂中に反応性の高い水酸基を導入すればよいことが知ら
れている。 しかしながら、このようにして得られる変
性エポキシ樹脂は、通常塗料用溶剤として使用されるト
ルエン、キシレンなどの芳香族化合物との相溶性が悪く
なるという欠点があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、従来技術における問題点を解決し、芳
香族化合物との相溶性悪化を招く反応性の高い水酸基を
導入することなく、発泡性が抑制されウレタン塗料用と
して優れた性能を有し、さらにタール、アスファルトを
配合したものは長期保存後でも増粘しないという利点が
ある新規ポリオール樹脂およびその製造方法を提供しよ
うとする。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは芳香族化合物との相溶性悪化を招く反応性
の高い水酸基を導入することなく発泡性の低いポリオー
ル樹脂を得るべく鋭意検討した。
この結果、ビスフェノール類の存在下でエポキシ樹脂と
アルキル基含有1級アミンとを反応させてエポキシ樹脂
の鎖長を延長しさらに該エポキシ樹脂に残留するエポキ
シ基を1価活性水素化合物で開環させることによって特
にウレタン塗料用として優れた性能を有するポリオール
樹脂が得られることを見い出した。
又本発明に係るポリオール樹脂は、エポキシ基を事実上
書まないため、タール、アスファルトを配合したものは
長期保存後でも増粘しない。
すなわち、本発明は、  (1)ビスフェノール型エポ
キシ樹脂(a)に、ビスフェノール類の存在下で、下記
工程(1)および(ii)を任意の順序で付すことから
なる実質的にエポキシ基を含有しない新規ポリオール樹
脂の製造方法を提供する。
(i)エポキシ基と一級アミン(b)とを反応させる工
程。
(11)エポキシ基と活性水素を分子中に1個有する化
合物(C)とを反応させる工程。
また、上記方法により製造された新規ポリオール樹脂を
提供する。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明のポリオール樹脂は、例えば−数式(1)で示さ
れるビスフェノール型エポキシ樹脂(a)から導びかれ
るが、このビスフェノール型エポキシ樹脂は、ビスフェ
ノール類とエビクロロヒドリン又はβ−メチルエピクロ
ロヒドリンなどのへロエポキシドとの反応により得るこ
とができる。
−(I) CI、    CH。
R2は水素原子またはメチル基を示す。
R3は水素原子またはハロゲン原子を示す。
nはくり返し単位の数でありOであってもよい、) この様なビスフェノール型エポキシ樹脂として具体的に
は以下に例示されるビスフェノールのグリシジルエーテ
ルまたはβ−メチルグリシジルエーテルを好ましく挙げ
ることができる。
ビスフェノールの例示: 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通
称ビスフェノール A) ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(通称ビスフェ
ノール F) 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(通称
ビスフェノール AD) この様なビスフェノール型エポキシ樹脂にあって、とく
に2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの
グリシジルエーテルが好ましい。
用いられるビスフェノール型エポキシ樹脂(a)のエポ
キシ当量は通常150ないし3500、とくには160
ないし2500のものが好ましい。
工程(i)でエポキシ基と反応せしめる一級アミン(b
)としては、下記のものが例示される。
< t )脂肪族s−級アミン類;プロピルアミン類、
ブチルアミン類、ヘキシルアミン類、オクチルアミン類
、ラウリルアミン類、ステアリルアミン類、パルミチル
アミン類、オレイルアミン類、エルシルアミン類を例示
できる。 好ましくは炭素原子8個以上特に好ましくは
12個ないし20個の一級アミン類である。
(2)芳香族第一級アミン類;アニリン類、トルイジン
類、キシリジン類、クミジン(イソプロとルアニリン)
類、ヘキシルアニリン類、ノニルアニリン類、ドデシル
アニリン類等を例示できる。 好ましくはアニリンのベ
ンゼン核に炭素数3ないし20のアルキル基が結合した
化合物である。
(3)脂環式−級アミン類;シクロペンチルアミン類、
シクロヘキシルアミン類、ノルボルニルアミン類等を例
示できるが、炭素数6ないし20のものが好ましい。
(4)芳香核置換脂肪族第一級アミン;ベンジルアミン
、フェネチルアミン、4−フェニル−3−メチルブチル
アミン、シンナミルアミン等を例示できるが、炭素数7
ないし15のものが好ましい。
これら−級アミン(b)の中でも特に好ましいものは、
炭素数8ないし20の脂肪族−級アミンである。
一級アミン(b)の使用量は、本発明のポリオール樹脂
の反応性および塗料として用いたときの塗膜の強靭性の
観点から、ビスフェノール型エポキシ樹脂(a)100
重量部に対して通常0.05ないし50重量部、好まし
くは0.1ないし20重量部用いられる。
工程(i i)でエポキシ基と反応せしめられる化合物
は、分子内に1個の活性水素を有する化合物(C)であ
る、 ここで活性水素とはエポキシ基と反応し得る水素
のことである。
化合物(C)としては、以下のような化合物が例示でき
、これらの一種または二種以上用いることができる。
(1)二級アミン ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジオクチルアミン
、ジシクロヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ジステ
アリルアミン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリ
ン等があげられる。 通常炭素数6ないし40のものが
好ましい。
(2)−価フエノール類 フェノール、クレゾール、イソプロピルフェノール、ア
ミルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノー
ル、キシレノール、p−クミルフェノール等があげられ
る。 通常炭素数6ないし40のものが好ましい。
(3)−価カルボン酸 酢酸、プロピオン酸、カプリル酸、ラウリル酸、ミリス
チン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、オ
レイン酸、マーガリン酸、アラギン酸、リノール酸、リ
ルン酸、ヒマシ油脂肪酸、トール油脂肪酸等が例示でき
る。
通常炭素数6ないし25のものがなかでも好ましい。
本発明の製造方法は、この工程(i)および/または(
I i)に於いて、ビスフェノール類を共存させ、エポ
キシ基と反応させる。 ビスフェノール類としては、 一般式 (ここで、R1、R3は前に定義したものと同一である
。) で示されるものが挙げられる。 用いられるビスフェノ
ール類は、エポキシ樹脂(a)骨格を構成するのに用い
られたビスフェノールと同一のものである必要はないが
、同一であることが好ましい。
ビスフェノール類を共存させて工程(1)および/また
は(ii)を行う場合、原料として使用されるエポキシ
樹脂(a)としては、エポキシ当量が150ないし5O
O1好ましくは160ないし400のものが通常用いら
れる。
そして、工程(I)で使用する一級アミン(b)および
工程(ii)で使用する活性水素を分子中に1個有する
化合物CC>の使用量は以下の2式(1)および(2)
を溝たすことが好ましい。
C/Mc+ l^/X−2B/Mb−C/Mc−2D/
Md 1=750〜5ooo            
(2)より好ましくは1300〜3500 以上の式に於いて各々の記号は下記の如くである。
A :エポキシ樹脂(a)の使用量g B ニー級アミン(b)の使用量g C:化合物(c)の使用量g D :工程(il)に於いて存在するビスフェノール類
の使用量g X : エポキシ樹脂(a)のエポキシ当量Mbニー級
アミン(b)の分子量 MC:化合物(C)の分子量 Md:ビスフェノール類の分子i 工程(i)に於けるビスフェノール類の存在下でのエポ
キシ基と一級アミン(b)との反応は触媒の不存在下ま
たは存在下で通常50〜250℃、好ましくは100〜
200℃の温度で行うことができる。 また、反応時間
は約2〜5時間である。
上記工程(i)に用いることので暫る触媒としては、ア
ルカリ金属水酸化物たとえば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウムなど;アルカリ金属アルコラ
ードたとえばナトリウムメチラートなど;アルカリ金属
塩たとえば塩化リチウム、炭酸リチウムなど;三級アミ
ンたとえばジメチルベンジルアミン、トリエチルアミン
、ピリジンなど;四級アンモニウム塩、たとえばテトラ
メチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチルアン
モニウムクロリドなど;有機リン化合物たとえばトリフ
ェニルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェニ
ルホスフィンなどの沃化メチル付加物;アルカリ金属塩
たとえば炭酸ナトリウム、塩化リチウムなど;ルイス酸
類たとえば三弗化硼素、塩化アルミニウム、四塩化錫、
三弗化硼素のジエチルエーテル錯体などが用いられる。
触媒の使用量は、反応温度に応じて異なるが、通常反応
原料に対して0 、01〜110000pp好ましくは
0.1〜1000 ppmである。
上記の反応は溶剤を用いずに実施することもできるが、
溶剤を用いる場合には、トルエン、キシレンなどの炭化
水素類;メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン
、シクロヘキサノンなどのケトン類などの活性水素を有
しない溶剤が用いられる。
工程(ii)の反応は前述の工程(1)に於ける反応温
度および反応時間下に、同様の触媒および溶媒を用いて
行うことができる。
工程(i)および工程(it)は、任意の順序で行うこ
とができるが好ましい方法は以下の如くである。
[1]工程(i)、工程(ti)の順序で反応を行う。
[2]工程(ii)、工程(i)の順序で反応を行う。
[31工程(i)および工程(ii)を同時に行う。
か°くして得られた新規ポリオール樹脂は実質的にエポ
キシ基を含有しない、 そして、通常その水酸基価は約
150ないし250xoHmg/gであり、軟化点は約
70ないし180℃であり、そして数平均分子量は75
0〜5000である。
本発明のポリオール樹脂はメラニン樹脂、尿素樹脂を始
めとするアミン樹脂、レゾールなどのメチロール基を有
する樹脂と組合わせた焼付塗料、あるいはイソシアネー
ト、ブロックイソシアネートを配合した常温乾燥塗料、
あるいは焼付塗料などとして用いることができる。
さらにポリエステルポリオール、アクリルポリオール等
地のポリオール樹脂、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールなどのポリエーテル類、ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、繊維素樹脂などに配合して改質
剤として用いることができる。
なお、各種用途への使用に際し、必要に応じタルク、炭
酸カルシウム、シリカ、カーボン、石油樹脂、各種ビニ
ル化合物重合体、タール、アスファルトなどの無機また
は有機の充填剤、顔料などを併用することもできる。
〈実施例〉 本発明を以下実施例により具体的に説明する。 本発明
はこれらの実施例により限定されるものではない。
以下の実施例に於いてエポキシ・当量および水酸基価は
、以下の記載方法に従い測定した。
エポキシ当量 1.200mJ!の三角フラスコに樹脂0.2ないし1
0gを精秤し、25m1のジオキサンを加えて溶解する
2.115規定の塩酸溶液(ジオキサン溶液)25mJ
Zを精確に加え密栓し、充分混合後、30分間静置する
3、トルエン−エタノール(t : 1、容積比)混合
溶液50mj2を加えた後クレゾールレッドを指示薬と
して1/1o規定水酸化ナトリウム溶液で滴定する。
4、次式に従ってエポキシ当量を計算する。
W:試料の重量(g) S : 1/10規定水酸化ナトリウム溶液の滴定量(
mj2) f : 1/10規定水酸化ナトリウムの力価 Q:空試験で、1/1o規定水酸化 ナトリウム溶液の滴定量(mfL) 水酸基価 1)25mj!メスフラスコに樹脂1.5〜2.0gを
精秤し、精製クロロホルム(モレキュラーシーブ4Aで
エタノール、水を除去した)を加え、溶解する。 完全
に溶解後25m1にメスアップする。
2)KBr液セル(厚さ0.2mm)にとり精製クロロ
ホルムを対照に4000cm−’〜3000cm−’の
吸収を測定する。
3)あられれる2つの吸収ピークの吸光度TI 、T2
をベースとなる吸光度を基準(零)として求める。
次にTI +’r、の値からあらかじめ作成した検量線
から水酸基濃度(cq/IL)を求め次式で水酸基価に
換算する。
水酸基価(mg/g)= F=セルの厚み補正  F=L、/L2LL=検量線作
成時のセルの厚さ(mm)L、−測定時使用したセルの
厚さ(mm)検量線の作成 1)25mAフラスコにモレキュラーシープ4Aで脱水
した精製ジエチレングリコールを0.1.0.2.0.
3.0.4.0.5.0.6gを各々採取し、精製クロ
ロホルムでメスアップする。
これらは0.075.0.151. 0、  226  、0.301  、  O,376
、o、 4szeq/uの水酸基当量の標準液である。
2)この標準液についてKBr液セル (O,2nzn)で4000〜3000cm−”の吸収
を記録する。
3)2つの吸収ピークの吸光度T + 、T 2をベー
スとなる吸光度を基準に求め、T、+72値と、水酸基
当量の関係をプロットし、検量線とする。
(実施例1) 攪拌装置、温度計、N2導入口、冷却管付11セパラブ
ルフラスコにビスフェノールA型エポキシ樹脂[エポキ
シ当量187g/eql、250g、ビスフェノールA
、74.1g、ステアリルアミン(花王ファーミンEI
O)22.23% P−クミルフェノール、116.6
g、キシレン60mJ2加えた。
N2雰囲気下昇温を開始し、70℃で8.5%塩化リチ
ウム水溶液を1rnJ2加えた。 その後内温が150
℃となるまで昇温し途中減圧下に水キシレンを留去し、
さらに圧力5 +*mHg。
150℃でlhr攪拌しキシレンを完全に除いた。
次に減圧を解除し、さらに4hr反応を継続した。 反
応終了後メチルイソブチルケトンとトルエンとの等重量
混合溶媒で不揮発分含有量が約60重量%になるよう系
を希釈した。 得られた樹脂自体の水酸基価は230K
OHmg/gで樹脂溶液の不揮発分は60.4%であっ
た。
上記ポリオール樹脂溶液100部、歴青質(吉田製油タ
ークロン230)109部、タルク(浅田製粉輸入タル
ク)91部キシレン−シクロヘキサノン(9:1)混合
溶剤36部および揺変剤(日本アエロジル製品アエロジ
ル#300)13部よりなる主剤と、イソシアナート系
硬化剤(式日薬品工業タケネートD−102)とをN 
COlo Hモル比が0.8になるよう混合してタール
ウレタン塗料を調整した。
得られた塗料の半硬化時間は0.9時間であり発泡の程
度は少なかった。
ここで、半硬化時間と、発泡状態は以下のように評価し
た。
乾燥性:配合塗料を厚さ0.3mmの磨き軟鋼板(S5
41)に塗布した後、ガード ナー式乾燥時間測定器(1島製作 新製)を用い20℃で針が膜厚400 μmのウェット状塗膜に侵入しなくな った時間を半硬化時間とした。
発泡状a:配合塗料を20℃でポリエチレン製カップ中
で硬化させ、それを約4 cmある厚さ方向に切断し硬化物中 の発泡状態を観察した。
(実施例2) 実施例1においてビスフェノールA74.1gを22.
8g、ステアリルアミン22.2gをラウリルアミン5
8.5gS P−クミルフェノール116.6gを11
1.1gに変えた他は実施例1と同様に行った。
得られた樹脂の水酸基価z2oKoomg/g、固型分
59.9%塗料の半硬化時間は0.4時間で発泡の程度
は少なかった。
(実施例3) 実施例1においてビスフェノールA74.1gを42.
9g、ステアリスアミン22.2gを61.7gに、P
−クミルフェノール116.6gをP−イソプロピル−
フェノール72.0gに変えた他は実施例1と同様に行
った。
得られた樹脂の水酸基価2z3Koomg/g固型分は
60.1%であった。 塗料の半硬化時間は0.5時間
で発泡の程度は少なかった。
(比較例1) 撹拌装置、温度計、冷却管付1fLセパラブルフラスコ
にエポキシ当量187のビスフェノールA型エポキシ樹
脂250gビスフェノールA109.8g、ジェタノー
ルアミン42.6g1キシレン60mj!を加えた。
N2雰囲気下150tに昇温を開始し、途中減圧下にキ
シレンを留去し、さらに圧力5mmHg、150tでl
hr撹拌しキシレンを完全に除いた。 減圧解除後さら
に4hr反応を継続した。
得られた樹脂の水酸基価は304KOHmg/gであフ
た。 またメチルイソブチルケトンとトルエンの1=1
混合溶媒で不揮発分含有量を60wt%に希釈すると樹
脂が完全には溶解せず不均一溶液となった。
(比較例2) 比較例1においてジェタノールアミンの代りにイソプロ
ピルフェノール55.1gを用い、触媒に8.5%塩化
リチウム水溶液1mj2を70℃で加えた他は比較例1
と同様に行った。
得られた樹脂の水酸基価は224KoHmg/gであり
樹脂溶液の不揮発分は61.1%であった。
得られた樹脂から実°施例1と同様にして調製した塗料
の半硬化時間は2.8hrであり、発泡は多かった。
〈発明の効果〉 本発明に係るポリオール樹脂は、キシレン、トルエンと
の相溶性がよく、しかも硬化時の発泡が少ない。
また、実質的にエポキシ基を有しない反応生成物である
ので、硬化反応性が高くさらには塗料に用いた場合塗料
の保存安定性が高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビスフェノール型エポキシ樹脂(a)に、ビスフ
    ェノール類の存在下で、下記工程(i)および(ii)
    を任意の順序で付すことからなる実質的にエポキシ基を
    含有しない新規ポリオール樹脂の製造方法。 (i)エポキシ基と一級アミン(b)とを反応させる工
    程。 (ii)エポキシ基と活性水素を分子中に1個有する化
    合物(c)とを反応させる工程。(2)請求項1記載の
    製造方法で製造された実質的にエポキシ基を含有しない
    ポリオール樹脂。
JP9998888A 1988-04-22 1988-04-22 ポリオール樹脂およびその製造方法 Pending JPH01271423A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005512272A (ja) * 2001-03-07 2005-04-28 セラニーズ ベンチャーズ ゲーエムベーハー 架橋ポリマーからなる膜の製法および燃料電池
JP2020094192A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 Dic株式会社 エポキシ樹脂用硬化剤これを含む樹脂組成物、及びエポキシ樹脂モルタル

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