JPH0126935Y2 - - Google Patents

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JPH0126935Y2
JPH0126935Y2 JP1048285U JP1048285U JPH0126935Y2 JP H0126935 Y2 JPH0126935 Y2 JP H0126935Y2 JP 1048285 U JP1048285 U JP 1048285U JP 1048285 U JP1048285 U JP 1048285U JP H0126935 Y2 JPH0126935 Y2 JP H0126935Y2
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JP
Japan
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mating ring
mating
retainer
mechanical seal
outer periphery
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JP1048285U
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JPS61128458U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸封技術に係るメカニカルシール用
メイテイングリングの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来より、第3図に示すごとく、ハウジングa
側に気密的に担持した軸方向一対のフローテイン
グシートbに対してシヤフトc側に気密的に担持
したメイテイングリングdを気密的に摺接回動す
るメカニカルシールにおいて、上記メイテイング
リングdの破壊飛散による他部品の二次的損傷を
防止する構造として、該メイテイングリングdの
外周全域にわたつてメイテイングリングリテーナ
eを外挿嵌着したものが使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来のメイテイングリングdおよ
びメイテイングリングリテーナeの構造によれ
ば、環状のメイテイングリングリテーナeがメイ
テイングリングdの軸方向全巾にわたつて外周を
囲繞しており、全面接触しているため、その境界
面に冷却流体の浸入する間隙がないものであつ
た。したがつてメイテイングリングリテーナeに
よつてメイテイングリングdの摺動に伴う発熱を
除去することができなくなり、停留した熱によつ
てメイテイングリングdの摺動面に熱歪が発生し
て軸封性能を維持することができなくなる問題を
有していた。加えて従来のメイテイングリングd
は、その外周に嵌着したメイテイングリングリテ
ーナeの荷重が大きく、回動側シール部材全体の
重量が増大するため、機器へのアンバランス量が
増加し、それに伴い密封特性が劣る問題を有して
いた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、冷
却流体による冷却効果が充分に発揮され、摺動面
の密封性能を安定維持するとともに、軽量化を達
成することのできるメカニカルシール用メイテイ
ングリングを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のメカニカルシール用メイテイングリン
グは、メイテイングリングの外周に破壊時の飛散
防止のために嵌着した環状のメイテイングリング
リテーナを、軸方向の総和がメイテイングリング
の幅より小さくなる軸方向に分割した2部材によ
つて構成し、メイテイングリング外周の一部を露
出した構造になるものである。
〔作用〕 すなわち本考案のメイテイングリングは、メイ
テイングリングリテーナが2分割され、外周中央
部が露出しているため、該部位は、常時、メカニ
カルシールの冷却流体と密接しており、放熱冷却
効果が発揮されるもので、高負荷条件下において
も、摺動発生熱を効果的に除去することができ、
安定したシール性能を発揮することが可能とな
る。
またメイテイングリングリテーナを分割するこ
とによつてメイテイングリング組立体が軽量化さ
れ、機器へのアンバランス量が減少するため、シ
ール性能を向上することができ、また機器自体の
安定性も向上する。
〔実施例〕
以下、本考案メカニカルシール用メイテイング
リングの一実施例を第1図および第2図にしたが
つて説明する。第1図はメイテイングリング組立
体の一部切欠した斜視図であり、符号1は適宜幅
Lを有する耐摩耗性材料よりなる環状体のメイテ
イングリングであり、該メイテイングリング1の
外周にそれぞれ幅がl1とl2になるメイテイングリ
ングリテーナ2,3を外挿嵌着した構造になるも
ので、該両メイテイングリングリテーナ2,3の
幅の総和(l1+l2)は上記メイテイングリング1
の幅Lより充分に小さく構成され、両メイテイン
グリングリテーナ2,3をそれぞれ外周端部に嵌
着して両メイテイングリングリテーナ2,3の間
にメイテイングリング1の一部露出外周面4を構
成してなる。
上記構成のメイテイングリング組立体は、第2
図に示すごとく、メイテイングリング1をシヤフ
ト6に対してシール部材7を介して気密的に外挿
嵌着するとともに、該メイテイングリング1の両
端摺動面5,5に対してハウジング8側に担持し
た軸方向一対のフローテイングシート10,10
の摺動面11,11をベローズ9,9を介して密
接摺動させるように組み付けてメカニカルシート
を構成するものであり、該メカニカルシールの外
周部には冷却流体12を流通してなる。
したがつて上記メイテイングリング1は、露出
外周面4を冷却流体12に直接浸漬する構造とな
り、フローテイングシート10,10との摺動に
よる発熱を該露出外周面4を介して効率良く冷却
流体12に放熱冷却することができるとともに、
2個のメイテイングリングリテーナ2,3によつ
てメイテイングリング1破損時の飛散を阻止し、
周辺部材の二次的損傷を防止するものであり、高
負荷条件下においても、メイテイングリング1の
熱歪の発生が少なく、密封効果を安定維持するよ
うになる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のメカニカルシール用
メイテイングリングは、放熱冷却効果に優れる構
造になるため、密封性能を維持する特徴を有する
もので本考案の実用的効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すメイテイング
リング組立体の一部切欠した斜視図、第2図は同
メイテイングリングを組み付けたメカニカルシー
ルの半裁正断面図、第3図は従来のメイテイング
リングを組み付けたメカニカルシールの半裁正断
面図である。 1……メイテイングリング、2,3……メイテ
イングリングリテーナ、4……露出外周面、6…
…シヤフト、8……ハウジング、9……ベロー
ズ、10……フローテイングシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 破壊時における飛散防止用メイテイングリング
    リテーナをメイテイングリングの外周に嵌着して
    なるメカニカルシール用メイテイングリングにお
    いて、前記メイテイングリングリテーナを軸方向
    に2分割するとともに、該両メイテイングリング
    リテーナの幅の和が前記メイテイングリングの幅
    より小さくなるように構成し、該メイテイングリ
    ング外周に露出外周面を形成してなることを特徴
    とするメカニカルシール用メイテイングリング。
JP1048285U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0126935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1048285U JPH0126935Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1048285U JPH0126935Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61128458U JPS61128458U (ja) 1986-08-12
JPH0126935Y2 true JPH0126935Y2 (ja) 1989-08-11

Family

ID=30491710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1048285U Expired JPH0126935Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JP (1) JPH0126935Y2 (ja)

Also Published As

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JPS61128458U (ja) 1986-08-12

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