JP2021116885A - メカニカルシール用の二次シール - Google Patents

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Abstract

【課題】回転密封環や静止密封環が取付けられる回転軸やハウジング等の部材が軸方向に移動しても静止密封環と回転密封環との間の密封性を維持できるメカニカルシール用の二次シールを提供する。【解決手段】ハウジング5と、ハウジング5に取付けられる静止密封環6と、ハウジング5に挿通されて軸方向に延びる回転軸2と、回転軸2に取付けられ回転軸2とともに回転し静止密封環6に対して相対摺動する回転密封環4と、を有するメカニカルシール10において、回転軸2と回転密封環4の間に密封状に配置される環状の弾性体から成るメカニカルシール10用の二次シール1であって、二次シール1は、径方向に亘って中実となる部位1mの最大径方向寸法をなす接圧保持部1cと、周方向に亘って形成される平面部または窪み部1bから成る変形許容部とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、メカニカルシールの密封環に用いられる二次シールに関する。
自動車や一般産業機械等の回転機械における軸封の分野では、被密封流体の漏れを防止するためにメカニカルシールが用いられている。このようなメカニカルシールは、ハウジングに挿通される回転軸と、ハウジングに取付けられる静止密封環と、回転軸に取付けられる回転密封環と、を備えており、回転軸と共に回転密封環が回転することで静止密封環と回転密封環との摺動面同士が相対的に回転摺動し、摺動面の径方向一方側に配置される被密封流体の径方向他方側への漏れが防止されるようになっている。また、回転軸と回転密封環との間には弾性を有する環状の二次シールが配置され、回転軸と回転密封環との間が密封されることが一般的である。
例えば、特許文献1に示される二次シールは、回転密封環の内周面における静止密封環とは反対側かつ内径側において段状に形成された環状凹部に配置されるゴム製のOリングである。このOリングは、断面視円形状を成しており、回転密封環が回転軸に取付けられた状態において、環状凹部の内周面と回転軸の外周面に高い圧力で圧接されることにより回転軸と回転密封環との間が密封されるようになっている。
特開2003−42307号公報(第5頁、第1図)
ところで、上記のようなメカニカルシールにあっては、回転機械の駆動時において回転軸が軸方向に瞬間的に移動することがある。しかしながら、特許文献1のような二次シールは、回転密封環が回転軸に取付けられた状態において、回転軸の外周面と回転密封環の内周面とに圧接されて高い圧力が作用しているため、回転軸が軸方向に移動したときには、回転密封環が二次シールにより回転軸の外周面に保持されて回転軸と一緒に軸方向に移動してしまい、静止密封環に対する回転密封環の軸方向の離間が生じ、静止密封環と回転密封環との間の密封性が低下する虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、回転密封環や静止密封環が取付けられる回転軸やハウジング等の部材が軸方向に移動しても静止密封環と回転密封環との間の密封性を維持できるメカニカルシール用の二次シールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシール用の二次シールは、
ハウジングと、前記ハウジングに取付けられる静止密封環と、前記ハウジングに挿通されて軸方向に延びる回転軸と、前記回転軸に取付けられ前記回転軸とともに回転し前記静止密封環に対して相対摺動する回転密封環と、を有するメカニカルシールにおいて、前記ハウジングと前記静止密封環の間、および前記回転軸と前記回転密封環の間の少なくともいずれか一方の間に密封状に配置される環状の弾性体から成るメカニカルシール用の二次シールであって、
前記二次シールは、径方向に亘って中実となる部位の最大径方向寸法をなす接圧保持部と、周方向に亘って形成される平面部または窪み部から成る変形許容部とを備えている。
これによれば、二次シールは、主に接圧保持部によって密封環と密封環が取付けられる部材との間で高い圧接力を保持でき通常時の密封性を確保できるとともに、密封環が取付けられる部材が軸方向に瞬間的に移動したときには、平面部が僅かに湾曲するように二次シールが変形するため、または窪み部を起点として二次シールが屈曲するように変形するため、二次シールの内径側部位と外径側部位のいずれか一方が密封環が取付けられる部材の軸方向の移動に追従するとともに、内径側部位と外径側部位のいずれか一方の追従移動は内径側部位と外径側部位のいずれか他方に伝達されることが抑制されるので、密封環同士の軸方向の離間を防止して、静止密封環と回転密封環との間の密封性を維持できる。尚、密封環が取付けられる部材は、回転密封環が取付けられる回転軸と静止密封環が取り付けられるハウジングとの少なくともいずれか一方である。
前記変形許容部は、前記窪み部から成り、断面において径方向中央寄りに形成されていてもよい。
これによれば、変形許容部を起点として二次シールの内径側部位と外径側部位とを相対的に略均等に変形させることができる。
前記変形許容部は、軸方向における前記二次シールが配置される一方の密封環に対して相対摺動する他方の密封環とは反対側に形成されていてもよい。
これによれば、二次シールの内径側部位と外径側部位のいずれか一方がハウジングと回転軸とが相対的に離れる方向への移動に追従移動しやすく、二次シールは変形しやすいので、密封環同士の軸方向の離間を効果的に防止できる。
前記変形許容部は、断面視において曲面状を成す前記窪み部であってもよい。
これによれば、密封環が取付けられる部材が軸方向に移動したときに、曲面状の窪み部に作用する応力は曲面に沿って略均一にかかるので、窪み部の屈曲が安定する。
前記変形許容部は、軸方向における前記他方の密封環側に形成されていてもよい。
これによれば、二次シールには他方の密封環側(すなわち、二次シールが静止密封環に取付けられている場合は回転密封環側、回転密封環に取付けられている場合は静止密封環側)で引っ張り方向に応力が作用するので、二次シールの変形量を大きく確保することができる。
前記接圧保持部を含む前記回転軸と接する内径側外面は断面視において曲面状を成していてもよい。
これによれば、ハウジングと回転軸とが相対的に離れる方向へ軸方向に移動したときに、二次シールの内径側外面が回転軸の外周面上を転動しやすくなっているので二次シールの内径側部位と回転軸との間の密封性を維持しつつ、二次シールは変形される。
前記接圧保持部を含む前記ハウジングと接する外径側外面は断面視において曲面状を成していてもよい。
これによれば、ハウジングと回転軸とが相対的に離れる方向へ軸方向に移動したときに、二次シールの外径側外面がハウジングの内周面上を転動しやすくなっているので二次シールの外径側部位とハウジングとの間の密封性を維持しつつ、二次シールは変形される。
前記窪み部は、断面視円形状のOリングに切り欠かれて形成されていてもよい。
これによれば、ハウジングと回転軸とが相対的に離れる方向へ軸方向に移動したときに、二次シールの窪み部以外の部分の局所に負荷がかかることを抑制できるので、二次シールの変形が安定する。
前記窪み部は、軸方向において前記二次シールの中央部よりも前記他方の密封環とは反対側に設けられていてもよい。
これによれば、内径側部位と外径側部位とが径方向に亘って連続する中実となる部分を大きく確保できる。
本発明の実施例1における二次シールを用いたメカニカルシールを示す側断面図である。 実施例1における二次シールを示す側断面図である。 図1の状態から回転軸が軸方向一方側に移動した状態を示す側断面図である。 (a)は本発明の二次シールの変形例1を示す概略断面図、(b)は本発明の二次シールの変形例2を示す概略断面図である。 (a)は本発明の二次シールの変形例3を示す概略断面図、(b)は本発明の二次シールの変形例4を示す概略断面図である。 (a)は本発明の実施例2における二次シールを用いたメカニカルシールを示す側断面図、(b)は(a)の状態から回転軸が軸方向一方側に移動した状態を示す側断面図、(a)の状態から回転軸が軸方向他方側に移動した状態を示す側断面図である。 (a)は本発明の実施例3における二次シールを用いたメカニカルシールを示す側断面図、(b)は(a)の状態から回転軸が軸方向一方側に移動した状態を示す側断面図である。 本発明の二次シールの変形例5を示す概略断面図である。 本発明の二次シールを用いたメカニカルシールの変形例を示す側断面図である。
本発明に係る二次シールを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る二次シールにつき、図1から図3を参照して説明する。以下、図1の紙面右側を二次シールの軸方向一方側、紙面左側を二次シールの軸方向他方側として説明する。
本発明の二次シール1は、自動車や一般産業機械等の回転機械における軸封の分野で用いられるメカニカルシール10に適用される二次シールである。
図1に示されるメカニカルシール10は、摺動面の外径側から内径側に向かって漏れようとする被密封液体Fを密封するインサイド形のものであって、回転軸2にケース3を介して回転軸2と共に回転可能な状態で設けられた回転密封環4と、被取付機器のハウジング5に固定された静止密封環6と、から主に構成されている。
ケース3は、回転軸2の外周面2aに固定されており、外径側に延びる環状の第1板部3aと、第1板部3aの外径端部から軸方向他方側、すなわち静止密封環6側に延びる環状の第2板部3bと、第2板部3bから軸方向に延びる突片3cと、を備え、突片3cは第2板部3bの周方向に離間して複数形成されている。
回転密封環4の外周面における軸方向一方側、すなわち静止密封環6とは反対側には、外径方向に延びる突出部4aが周方向に複数形成されており、隣接する突出部4a間にはケース3の突片3cが挿通されている。これにより、回転密封環4とケース3とは軸方向の相対移動が許容された状態で接続されている。また、回転密封環4の内周面における軸方向一方側には、軸方向一方側かつ内径側に開口する断面視段状の環状凹部4bが形成されており、環状凹部4bと回転軸2との間には二次シール1が圧接されて配置されており、被密封液体Fが環状凹部4bと回転軸2との間から大気A側に流出することが防止されている。尚、二次シール1の具体的な構造については後に詳述する。
また、ケース3と二次シール1との間には、付勢手段7が配設されている。付勢手段7は、一方側の端部がケース3における第1板部3aと第2板部3bとの角部に位置したコイルバネ8と、コイルバネ8の他方側の端部に位置し二次シール1を押圧する押圧環部材9と、を備えている。この付勢手段7によって二次シール1が軸方向他方側に付勢されることにより、環状凹部4bを構成する内周面4c及び端面4dと、回転軸2の外周面2aとに対する二次シール1の圧接力が高められているとともに、回転密封環4の摺動面4eと静止密封環6の摺動面6aとが互いに密接摺動するようになっている。
回転密封環4及び静止密封環6は、代表的にはSiC(硬質材料)同士またはSiC(硬質材料)とカーボン(軟質材料)の組み合わせで形成されるが、これに限らず、摺動材料はメカニカルシール用摺動材料として使用されているものであれば適用可能である。尚、SiCとしては、ボロン、アルミニウム、カーボン等を焼結助剤とした焼結体をはじめ、成分、組成の異なる2種類以上の相からなる材料、例えば、黒鉛粒子の分散したSiC、SiCとSiからなる反応焼結SiC、SiC−TiC、SiC−TiN等があり、カーボンとしては、炭素質と黒鉛質の混合したカーボンをはじめ、樹脂成形カーボン、焼結カーボン等が利用できる。また、上記摺動材料以外では、金属材料、樹脂材料、表面改質材料(コーティング材料)、複合材料等も適用可能である。
図2に示されるように、二次シール1は、弾性体から成る環状の本体部1aと、該本体部1aの軸方向一方側に周方向に亘って環状に形成される窪み部1bと、を有している。尚、二次シール1を構成する弾性体は、ゴム製であってもよいし、合成樹脂製であってもよい。
本体部1aの径方向断面輪郭は、概ね300度の範囲に亘る円弧と、内側に窪む曲面と、が滑らかに連なり、その内部は中実となっている。言い換えれば、二次シール1は、径方向断面視円形状のOリングである本体部1aの軸方向一方側に窪み部1bを切り欠いて形成した形状となっている。
二次シール1の最内径部P1と二次シール1の最外径部P2とを結ぶ線Vは径方向に延びている。二次シール1は、中心Cを軸方向に通る線Hに対し面対称をなしている。
実施例1において、本体部1aの径方向に亘って中実となっている部位1m、具体的には後述する寸法L2の範囲の部位、の径方向最大寸法をなす箇所、具体的には二次シール1の最内径部P1と二次シール1の最外径部P2とに亘る箇所を接圧保持部1cと称する。
この接圧保持部1cは、メカニカルシール10を組み立てた状態において、回転軸2の外周面2aに接触する最内径部P1を含むその近傍部位と、環状凹部4bの内周面4cに接触する最外径部P2を含むその近傍部位に圧接力を付与する接圧保持部1cとなっている(図1参照)。
また、中実となっている部位1mの内径側の部位を二次シール1の内径側部位1Aと称し、外径側の部位を二次シール1の外径側部位1Bと称する。
また、二次シール1の軸方向における他方側の頂部P3は、メカニカルシール10を組み立てた状態において、環状凹部4bの端面4dに圧接されている(図1参照)。
また、窪み部1bは、本体部1aの径方向断面における径方向中央に形成されている。窪み部1bにおける最も深い部分は、本体部1aの中心Cを通って軸方向に延びる線H上に位置しており、窪み部1bにおける最も深い部分の軸方向の寸法L1は、線H上における本体部1aの軸方向の寸法L2よりも短く形成されている(L1<L2)。
また、寸法L1及び寸法L2は、本体部1aの直径L3よりも短くなっている(L1<L2<L3)。また、寸法L1は、本体部1aの直径L3の半分よりも短くなっている。すなわち、窪み部1bは、軸方向において本体部1aの径方向断面視において線Vよりも軸方向一方側に設けられている。
図3に示されるように、回転軸2は、例えばクラッチ接続等の回転機械の特定の動作によって軸方向に瞬間的に移動することがある。回転軸2が軸方向一方側に移動すると、二次シール1は内径側部位1Aが回転軸2に追従するように屈曲変形される。このとき、二次シール1における外径側部位1Bには、窪み部1b近傍の屈曲により内径側部位1Aの追従移動が伝達されにくくなっている。
具体的には、二次シール1は、軸方向一方側に窪み部1bが形成されているため、本体部1aの径方向中央部の部位、すなわち窪み部1b近傍の部分が軸方向のせん断力に対して屈曲変形しやすくなっている。
回転軸2が軸方向一方側に移動すると、二次シール1の内径側部位1Aが回転軸2に追従して軸方向に移動し、二次シール1は、窪み部1b近傍を起点として屈曲されるようになっている。尚、図3では、説明の便宜上、二次シール1の変形を実際よりも大きく図示している。
このとき、最内径部P1を含む内径側部位1Aの内径側外面1dは、径断面視で曲面状を成すため、回転軸2の外周面2a上を転動することで、内径側外面1dにおける最内径部P1とは異なる部位が回転軸2の外周面2aに圧接されるようになっている。
また、回転軸2が軸方向一方側に移動したときには、環状凹部4bの内周面4cに対する二次シール1の最外径部P2近傍の接触状態と、環状凹部4bの端面4dに対する二次シール1の軸方向他方側の頂部P3近傍の接触状態はほぼ変化しない。このように、二次シール1の内径側部位1Aのみが回転軸2に追従し、二次シール1の外径側部位1Bは軸方向に移動しないため、回転密封環4の摺動面4eと静止密封環6の摺動面6aとの軸方向の離間を防止して、密封性を維持できる。
また、窪み部1bの径方向中央は、本体部1aの径方向中央、すなわち線H上に形成されているので、回転軸2が軸方向一方側に移動したときに二次シール1の内径側部位1Aと外径側部位1Bとを相対的に略均等に屈曲させることができる。すなわち、二次シール1の内径側部位1Aを回転軸2に追従しやすくしつつ、外径側部位1Bに内径側部位1Aの追従移動が伝達されにくくすることができる。
また、窪み部1bは、静止密封環6とは反対側である軸方向一方側に形成されており、二次シール1は回転軸2の軸方向一方側への移動に対して内径側部位1Aが追従移動するように屈曲変形しやすい構造であるので、静止密封環6に対する回転密封環4の軸方向の離間を効果的に防止できる。また、窪み部1bは、被密封液体F側に面しており、被密封液体Fの圧力を受けて窪み部1bの開口側が径方向に開くように作用するので二次シール1の内径側部位1A、外径側部位1Bへの高い圧接力を確保できる。
また、窪み部1bは、本体部1aの断面中心に向けて曲面状に窪むように形成されており、曲面状の窪み部1bに作用する応力は曲面に沿って略均一にかかるので、二次シール1の屈曲変形時に窪み部1b近傍の局所に負荷が集中することを抑制でき、窪み部1bの屈曲が安定し、二次シール1を劣化し難くすることができる。また、窪み部1b近傍の局所に被密封液体Fの圧力が集中することも抑制できる。
また、二次シール1の最内径部P1を含む内径側部位1Aの内径側外面1dは断面視において曲面状を成しているので、回転軸2が軸方向一方側に移動したときに、内径側外面1dが回転軸2の外周面2a上を軸方向に円滑に転動し、二次シール1が回転軸2と回転密封環4との間で捲れたり、捻れたりすることを回避でき、密封性を維持しつつ、二次シール1が屈曲される。また、図3の状態から図1の状態に戻るように回転軸2が軸方向他方側に移動したときにも、内径側外面1dが回転軸2の外周面2a上を軸方向に円滑に転動できる。
また、窪み部1bは、断面視円形状のOリングに切り欠かれて形成されている。これによれば、回転軸2が軸方向に移動したときに、二次シール1の本体部1aには局所的に大きな応力負荷がかからないので、二次シール1の変形が安定するとともに圧接力を確実に保持できる。また、二次シール1が簡素な構造であるため、製造が簡便である。
また窪み部1bは、軸方向において本体部1aの径方向断面視において線Vよりも軸方向一方側に設けられており、二次シール1の中実となっている部位1mを大きく確保できるので、二次シール1の接圧保持部1cに主に起因する圧接力を確保でき、回転軸2と回転密封環4との間の密封性を確保できる。
尚、回転軸2が軸方向一方側に移動したときには、環状凹部4bの内周面4cに対する二次シール1の最外径部P2近傍の接触状態はほぼ変化しない例について説明したが、二次シール1の外径側部位1Bは円弧状に形成されているため、回転軸2の軸方向一方側への移動量が大きい場合には、二次シール1の外径側部位1Bは環状凹部4bの内周面4cを転動しやすくなっており、回転密封環4の摺動面4eと静止密封環6の摺動面6aとの軸方向の離間を防止して、密封性を維持できる。
また、前記実施例1では、二次シール1の窪み部1bは、断面視において曲面状に窪むように形成されている形態を例示したが、これに限られず、図4(a)に示される変形例1の二次シール100のように、軸方向一方側に開口する径方向断面視矩形状を成す窪み部100bであってもよい。
また、図4(b)に示される変形例2の二次シール110のように、軸方向一方側に開口する径方向断面視三角形状を成す窪み部110bであってもよい。
また、前記実施例1では、窪み部1bが本体部1aの断面における中心Cを通って軸方向に延びる線H上に配設されている形態を例示したが、これに限られず、図5(a)に示される変形例3の二次シール120のように、窪み部120bが本体部120aの断面における線Hよりも外径側に配設されていてもよい。
これによれば、本体部120aの最内径部P1から二次シール120の屈曲起点となる窪み部120b近傍までの距離を長く確保できるので、実施例1の形態よりも窪み部120b近傍が屈曲変形しやすく、回転軸2が軸方向に移動したときの二次シール120の内径側の移動量を大きくすることができる。
また、図5(b)に示される変形例4の二次シール130ように、窪み部130bが本体部130aの断面における線Hよりも内径側に配設されていてもよい。これによれば、本体部130aの最内径部P1から二次シール130の屈曲起点となる窪み部130b近傍までの距離が短くなるので、実施例1の形態や図5(a)の形態よりも窪み部130b近傍が屈曲変形しにくく、回転軸2が軸方向に移動したときの二次シール130の内径側の移動量を小さく抑えることができる。
次に、実施例2に係る二次シールにつき、図6を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する構成の説明を省略する。尚、図6(b)(c)では、説明の便宜上、二次シールの変形を実際よりも大きく図示している。
実施例2の二次シール200は、径方向断面視円形状のOリングの軸方向一方側及び軸方向他方側に窪み部200b,200cを設けた構造となっている。尚、メカニカルシール10の組み立て前の図示は省略するが、二次シール200は図6(a)に示されるメカニカルシール10が組み立てられた際の形状と略同一、詳細には上下方向に伸びた形状である。
図6(b)に示されるように、回転軸2が軸方向一方側に移動したときには、二次シール200は窪み部200b,200c近傍、すなわち二次シール200の断面中心近傍を起点として屈曲変形し、内径側部位200Aが軸方向一方側に追従移動する。また、内径側部位200Aの追従移動が二次シール200の外径側部位200Bに伝達されにくくなっている。
これにより、静止密封環6に対する回転密封環4の軸方向の離間を効果的に防止できるようになっている。また、回転軸2が軸方向一方側に移動したときには、二次シール200には軸方向他方側で引っ張り方向に応力が作用するが、窪み部200cが設けられているので、二次シール200の変形量を大きく確保することができる。また、実施例1の二次シール1に比べ、二次シール200の断面中心部近傍が軸方向に薄くなっているので、二次シール200が断面中心部近傍を起点として屈曲変形しやすくなっている。
また、図6(c)に示されるように、回転軸2が軸方向他方側に移動したときには、二次シール200は窪み部200b,200c近傍、すなわち二次シール200の断面中心部近傍を起点として屈曲変形し、内径側部位200Aが軸方向他方側に追従移動する。また、内径側部位200Aの追従移動が二次シール200の外径側部位200Bに伝達されにくくなっている。これにより、静止密封環6に対する回転密封環4の軸方向の過剰な接近を効果的に防止できるようになっている。
尚、本実施例2の二次シール200は径方向断面視において窪み部200b,200cが曲面状を成している形態を例示したが、変形例1、2に示されるように、径方向断面視矩形状や径方向断面視三角形状を成していてもよい。また、変形例3、4に示されるように、窪み部が本体部の断面における線Hよりも外径側または内径側に配設されていてもよい。
次に、実施例3に係る二次シールにつき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する構成の説明を省略する。尚、図7(b)では、説明の便宜上、二次シールの変形を実際よりも大きく図示している。
実施例3の二次シール300は、径方向断面視長方形を成しており、外周面300a、内周面300b、軸方向の側面300c,300dを備えている。尚、メカニカルシール10の組み立て前の図示は省略するが、二次シール300は図7(a)に示されるメカニカルシール10が組み立てられた際の形状と略同一、詳細には上下方向に伸びた形状である。二次シール300の断面における軸方向寸法L4は、径方向寸法L5よりも短く形成されている(L4<L5)。
また、二次シール300の外周面300aは環状凹部4bの内周面4cに面接触しており、二次シール300の内周面300bは回転軸2の外周面2aに面接触しており、二次シール300の中実部分全体が接圧保持部300eとして機能している。また、側面300c,300dは二次シール300の変形許容部としての平面部を構成している。
図7(b)に示されるように、二次シール300の側面300c,300dは、断面視円形状のOリングに比べて、軸方向のせん断力に対して変形しやすいので、回転軸2が軸方向一方側に移動したときには、接圧保持部300e全体が傾斜するように変形し、特に側面300c,300d近傍を起点として二次シール300が僅かに湾曲するように変形し、二次シール300における内周面300b側が回転軸2に追従移動し、且つ二次シール300における外周面300a側は追従しない。
これにより、二次シール300を簡素な構造としつつ、回転密封環4の摺動面4eと静止密封環6の摺動面6aとの軸方向の離間を防止して、密封性を維持できる。尚、二次シール300の断面は軸方向に対称形状であるため、静止密封環6に対する回転密封環4の軸方向の過剰な接近も効果的に防止できるようになっている。
また、二次シールの形状は、前記実施例1〜3に限られず、変形許容部を有する形状であれば自由に変更できる。例えば、図8に示されるように、径方向断面視において三角形を成す変形例5の二次シール400であってもよい。具体的には、二次シール400は、軸方向寸法L6を有する外周面400aと、軸方向寸法L7を有する内周面400bと、軸方向に窪むように外周面400aと内周面400bとを繋ぐ側面400c,400dと、を備えており、内周面400bの軸方向寸法L7は外周面400aの軸方向寸法L6よりも短い(L6>L7)。また、内周面400bは、径方向断面視において曲面状を成している。
これによれば、二次シール400の内周面400bは、径方向断面視において曲面状を成しているので、回転軸2が軸方向に移動したときに、回転軸2の外周面2a上を転動して内周面400bと回転軸2の外周面2aとの間の密封性を維持できるとともに、内周面400bの軸方向寸法L7は外周面400aの軸方向寸法L6よりも短いので外周面400aと回転密封環4との摩擦力に比べ内周面400bと回転軸2との摩擦力を小さくして、二次シール400の内径側を軸方向に移動しやすくできる。
尚、本実施例3では、外周面300aと内周面300bとに亘って側面300c,300dが平面状に延びている形態を例示したが、例えば、径方向断面視で円形状を成す二次シールの径方向断面の中央部に平面部が形成されていてもよい。また、平面部は二次シールの軸方向片側にのみ設けられていてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、回転密封環4と静止密封環6との摺動面の外径側から内径側に向かって漏れようとする被密封液体Fを密封するインサイド形のメカニカルシール10について説明したが、これに限られず、回転密封環4と静止密封環6との摺動面の内径側から外径側に向かって漏れようとする被密封液体Fを密封するアウトサイド形のメカニカルシールであってもよい。
また、前記実施例では、被密封流体を被密封液体Fとして説明したが、気体、または気体と液体の混合状態であってもよい。また、大気Aは気体である形態を例示したが、液体または気体と液体の混合状態であってもよい。
また、前記実施例では、ケース3を介して回転軸2に回転密封環4が接続されている形態を例示したが、これに限られず、回転軸と回転密封環との軸方向の相対移動が許容されていればよく、例えば、回転軸にスリーブを介して回転密封環が直接接続されていてもよい。
また、前記実施例では、付勢手段7が二次シールを付勢する例について説明したが、付勢手段7が回転密封環を付勢するものであってもよい。
また、前記実施例1では、二次シールの軸方向一方側に変形許容部(例えば、窪み部1b)が設けられた形態、前記実施例2,3では、二次シールの軸方向両側に変形許容部(例えば、窪み部200b,200c。例えば、側面300c,300d)が設けられた形態を例示したが、これに限られず、変形許容部は二次シールの軸方向他方側に設けられていてもよい。また、二次シールの軸方向他方側に設けられる変形許容部は径方向断面視において曲面状を成す窪み部であってもよい。
また、前記実施例では、回転軸2と回転密封環4との間に配置される二次シール1について説明したが、これに限られず、図9に示される変形例のメカニカルシール50のように、ハウジング5と静止密封環6との間に二次シール500が配置されてもよい。例えば、図9に示されるように、静止密封環6の外周面における軸方向他方側には、軸方向他方側かつ外径側に開口する断面視段状の環状凹部6bが形成され、環状凹部6bとハウジング5との間に二次シール500が圧接されて配置されていてもよい。尚、二次シールの形状は、変形許容部を有する形状であれば自由に変更できる。
これによれば、ハウジング5が軸方向他方側に移動すると、二次シール500は外径側部位500Bがハウジング5に追従するように屈曲変形される。このとき、二次シール500における内径側部位500Aには、変形許容部としての窪み部500b近傍の屈曲により外径側部位500Bの追従移動が伝達されにくくなっている。
また、ハウジング5が軸方向他方側に移動すると、二次シール500の外径側部位500Bがハウジング5に追従して軸方向に移動し、二次シール500は、窪み部500b近傍を起点として屈曲されるようになっている。
このとき、最外径部P2を含む外径側部位500Bの外径側外面500dは、径断面視で曲面状を成すため、ハウジング5の内周面5a上を転動することで、外径側外面500dにおける最外径部P2とは異なる部位がハウジング5の内周面5aに圧接されるようになっている。
また、ハウジング5が軸方向他方側に移動したときには、環状凹部6bの内周面6cに対する二次シール500の最内径部P1近傍の接触状態と、環状凹部6bの端面6dに対する二次シール500の軸方向一方側の頂部P3近傍の接触状態はほぼ変化しない。このように、二次シール500の外径側部位500Bのみがハウジング5に追従し、二次シール500の内径側部位500Aは軸方向に移動しないため、回転密封環4の摺動面4eと静止密封環6の摺動面6aとの軸方向の離間を防止して、密封性を維持できる。
尚、二次シールは、回転軸2と回転密封環4との間、ハウジング5と静止密封環6との間の両方に配置されていてもよい。
1 二次シール
1A 内径側部位
1B 外径側部位
1b 窪み部(変形許容部)
1c 接圧保持部
1d 内径側外面
2 回転軸
4 回転密封環
4e 摺動面
5 ハウジング
6 静止密封環
6a 摺動面
10 メカニカルシール
100 二次シール
100b 窪み部(変形許容部)
110 二次シール
110b 窪み部(変形許容部)
120 二次シール
120b 窪み部(変形許容部)
130 二次シール
130b 窪み部(変形許容部)
200 二次シール
200A 内径側部位
200B 外径側部位
200b,200c 窪み部(変形許容部)
300 二次シール(挟圧保持部)
300a 外周面(外径側接触部)
300b 内周面(内径側接触部)
300c,300d 側面(変形許容部)
400 二次シール
400a 外周面(外径側接触部)
400b 内周面(内径側接触部)
400c,400d 側面(変形許容部)
500 二次シール
500A 内径側部位
500B 外径側部位
500b 窪み部(変形許容部)
500d 外径側外面
A 大気
F 被密封液体
P1 最内径部
P2 最外径部

Claims (9)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに取付けられる静止密封環と、前記ハウジングに挿通されて軸方向に延びる回転軸と、前記回転軸に取付けられ前記回転軸とともに回転し前記静止密封環に対して相対摺動する回転密封環と、を有するメカニカルシールにおいて、前記ハウジングと前記静止密封環の間、および前記回転軸と前記回転密封環の間の少なくともいずれか一方の間に密封状に配置される環状の弾性体から成るメカニカルシール用の二次シールであって、
    前記二次シールは、径方向に亘って中実となる部位の最大径方向寸法をなす接圧保持部と、周方向に亘って形成される平面部または窪み部から成る変形許容部とを備えている二次シール。
  2. 前記変形許容部は、前記窪み部から成り、断面において径方向中央寄りに形成されている請求項1に記載の二次シール。
  3. 前記変形許容部は、軸方向における前記二次シールが配置される一方の密封環に対して相対摺動する他方の密封環とは反対側に形成されている請求項1または2に記載の二次シール。
  4. 前記変形許容部は、断面視において曲面状を成す前記窪み部である請求項1ないし3のいずれかに記載の二次シール。
  5. 前記変形許容部は、軸方向における前記他方の密封環側に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の二次シール。
  6. 前記接圧保持部を含む前記回転軸と接する内径側外面は断面視において曲面状を成している請求項1ないし5のいずれかに記載の二次シール。
  7. 前記接圧保持部を含む前記ハウジングと接する外径側外面は断面視において曲面状を成している請求項1ないし5のいずれかに記載の二次シール。
  8. 前記窪み部は、断面視円形状のOリングに切り欠かれて形成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の二次シール。
  9. 前記窪み部は、軸方向において前記二次シールの中央部よりも前記他方の密封環とは反対側に設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載の二次シール。
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