JPH0126821Y2 - - Google Patents

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JPH0126821Y2
JPH0126821Y2 JP3344681U JP3344681U JPH0126821Y2 JP H0126821 Y2 JPH0126821 Y2 JP H0126821Y2 JP 3344681 U JP3344681 U JP 3344681U JP 3344681 U JP3344681 U JP 3344681U JP H0126821 Y2 JPH0126821 Y2 JP H0126821Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主に建築物の最上階の躯体壁、パラペ
ツト壁あるいはこれらの立上り部に取付ける笠木
に関する。
従来、この種の笠木は主に上記のような取付け
壁部の雨水処理や美観上の理由から取りつけら
れ、通常はまず躯体壁等の取付け壁部の笠木体取
りつけ部に短尺の笠木体受け部材をネジ止め固定
し、この笠木体受け部材上に長尺の笠木体を係
止、ネジ止めあるいは嵌着するなどして取付けて
いた。しかしながら、このように構成しても笠木
体の内側から雨が吹き上つてくるときは、雨水は
笠木体受け部材のネジ挿通孔から取付け壁部に形
成されたネジ受孔の内部に浸みこむので雨仕舞は
完全ではなかつた。そこでこのようにネジの取付
け部から雨水が漏れ入るのを防止するために、例
えば第1図に示すようにあらかじめ笠木体受け部
材40にコーキング受け溝41を形成しておき、
この受け溝41内にコーキング材42を充填して
取付け壁部43上にネジ止めしたものや、笠木受
け部材の取付け部をあらかじめコーキング材で覆
つておき、このコーキング材上に笠木体受け部材
を取付けて漏水を防止するものなどが提案実施さ
れている。しかしこれらの場合は、コーキング材
の無駄、コーキング受け溝の成形による型材材料
の無駄など、材料経済上好ましくないだけでな
く、施工手間がかかりすぎるなどの欠点がある。
本考案は上記欠点を解決し、とくに、取り扱い
が簡単で、安価であり、しかも笠木体受け部材の
ネジ挿通孔から取付け壁部側のネジ受け孔へ雨水
が浸入するのを有効に防止することができる笠木
を提案することを目的とする。
すなわち、本考案に係る笠木は、建築物のパラ
ペツト壁又は躯体壁に間隔をおいて複数の笠木体
受け部材をネジ止め固定し、該笠木体受け部材上
に笠木体を取りつけてなる笠木において、上記躯
体壁又はパラペツト壁に上記ネジのネジ受け孔を
形成し、該ネジ受け孔内にアンカープラグを埋設
する一方、上記ネジ受け孔と笠木体受け部材に形
成されたネジ挿通孔との間には軟質の防水ピース
を介在させ、上記ネジを笠木体受け部材のネジ挿
通孔と上記防水ピースの中心に貫通形成されたネ
ジ挿通孔とに挿通させて上記アンカープラグに締
結させたことを特徴とする。
以下、図面によつて本考案の実施態様について説
明する。
まず、第2図において符号1はパラペツト壁を
示す。このパラペツト壁1の内側面から上面にか
けては防水シート2が配設され、該シート2の端
部にはコーキング材2aが設けられている。この
パラペツト壁1の頂部には防水シート2の上から
ドリル等でネジ受け孔3が穿設され、このネジ受
け孔3のコンクリート部分に直接のネジ受け部で
あるアンカープラグ4が埋設されている。
次に、短尺の笠木体受け部材5が防水ピース6
を介して上記アンカープラグ4にネジ止め固定さ
れている。笠木体受け部材5はアルミニウム又は
アルミニウム合金の押出型材から成り、水平の取
付片5aの両側下方に係止片5b,5b′を形成し
たもので、取付片5aにはネジ挿通孔7が穿た
れ、また両側の係止片5b,5b′は互いに下広が
り状で、屋外側の係止片5bの上端は取付片5a
の上方に突出している。
次に防水ピース6はゴム、軟質プラスチツク
ス、固形コーキング材等から成り、第2図及び第
5図aに示す通り小径の円筒状首部6aの上部に
大径の円筒状頭部6bを張出し形成した断面ほぼ
T字形栓状体として構成され、その中心部にネジ
挿通孔6cが貫通形成されている。上記防水ピー
ス6の首部6aはネジ受け孔3に嵌入され、頭部
6bはネジ受け孔3の周縁部に係止されている。
そして笠木体受け部材5はその取付片5aのネジ
挿通孔7に挿通したネジ8をさらに防水ピース6
のネジ挿通孔6cに通してアンカープラグ4に締
結することによりパラペツト壁1上に固定されて
いる。
このように、笠木体受け部材5を防水ピース6
を介してパラペツト壁1に取付けると、ネジ8を
締結する際、防水ピース6は軟質であるから圧縮
されて横方向に拡がり、頭部6bはネジ受け孔3
の周縁部に拡張し、該孔3を塞ぐとともにその上
面は笠木体受け部材5の裏面に密着し、該ピース
6の首部6aはネジ受け孔3の内壁面に完全に密
着するため、笠木体受け部材5のネジ挿通孔7か
らパラペツト壁1のネジ受け孔3内に雨水が浸入
することは有効に防止され、雨仕舞は完全であ
る。また、防水ピース6自体は大量生産できるの
で安価であるほか、ネジ受け孔3への取付けは簡
単で、取扱いが楽である。なお、圧縮されると防
水ピース6の中心のネジ挿通孔6cの内径も同時
に大きくなり、ネジ8と該孔3との間に漏水間隙
ができるおそれがある。そのため、該ピース6の
挿通孔6cの内径はあらかじめネジ8の外径より
も小さめに形成しておく方が好ましい。なおまた
通常の場合笠木体受け部材5のネジ挿通孔7は取
りつけ位置を調整できるように長孔として構成さ
れているので、防水ピース6の頭部6bもこの長
孔7をカバーできる大きさとするのが望ましい。
上記のようにパラペツト壁1上に取りつけられ
た笠木体受け部材5上には笠木体9が係止固定さ
れている。この笠木体9はアルミニウム又はその
合金の長尺の押出型材から構成され、傾斜した上
部片9aの両側端下方に略垂直な水切片9bを設
けて成り、水切片下端部は内側に屈曲されて係止
部9cを形成している。したがつて笠木体9と笠
木体受け部材5に固定するときには、両側の水切
片9bを笠木体受け部材5の係止片5b,5b′に
沿つて押し下げると、水切片9bの最下端部の係
止部9bに笠木体受け部材5の係止片5b,5
b′下端部が弾発的に係止される。このため構造が
簡単で、取り扱いも非常に容易であるにも拘わら
ず、笠木体9は確実に笠木体受け部材5上に固定
される。
次に、第3図は建築物の躯体壁の一部が側方に
突出して成る躯体壁10の腰壁部10aに笠木体
17を取りつけた例を示すもので、腰壁部10a
の基部には凹溝12が形成されている。この場合
も腰壁部10aの上部にはネジ受け孔13が穿た
れ、このネジ受け孔13にアンカープラグ14が
埋設され、さらにアンカープラグ14には笠木体
受け部材15が防水ピース6′を介してネジ止め
されている。笠木体受け部材15は短尺で、ネジ
挿通孔16を備える取付片15aの一側に起立片
15b、他側には下部が外側方にせり出す係止片
15cを形成して成り、また防水ピース6′は上
記の例に示したものと同じ形状である。このため
笠木体受け部材15をネジ受け孔13のアンカー
プラグ14にネジ止めする際、防水ピース6′は
圧縮されて横方向に拡張し、その頭部6′bはネ
ジ受け孔13の周縁部に拡がり、首部6′aは該
孔13内に充満するので、ネジ挿通孔16とネジ
受け孔13とによつて構成されるネジ受け部には
漏水間隙が生ずることはない。上記笠木体受け部
材15上には長尺の笠木体17が係止固定されて
いる。すなわち、この例においては笠木体17は
傾斜上部片17aの一側に下向きの係止溝17b
を形出するとともに他側に略垂直の水切片17c
を設けて成り、水切片17cの下端部は内側に屈
曲して係止部17dを形成している。笠木体17
の取りつけにあたつては、上記係止溝17bに笠
木体受け部材15の起立片15bの上端を係止さ
せるとともに水切片17cを笠木体受け部材15
の係止片15cに沿つて押し下げて、その端部係
止部17dを係止片15cに弾発的に係止させて
固定すればよい。19はコーキング材である。し
たがつて、この例の場合にも笠木体受け部材15
は防水ピースを介して腰壁部10a上にネジ止め
されているので、たとえ笠木体17の水切片17
cの内側から雨が吹き上つてきてもネジ受け部か
ら雨水が漏れ入ることはない。
また、第4図は上述のような建築物の躯体壁1
0やパラペツト壁1の立ち上り部20に笠木体2
1を取付けた例を示すものであり、この立ち上り
部20にも凹溝20aが形成されている。この場
合は立ち上り部20の内側にネジ受け孔22が穿
設され、このネジ受け孔22にアンカープラグ2
3が埋設されている。また、笠木体受け部材は上
記ネジ受け孔に直接固定される長尺の第1笠木体
受け部材25と笠木体21と一体的に結合して上
記第1笠木体受け部材25に係止固定される短尺
の第2笠木体受け部材26とから構成される。す
なわち、第1笠木体受け部材25はネジ挿通孔を
設けた取付片25aの上端部に受け溝25bを形
出するとともに、その下端部から係止片25cを
内側方に突出して成り、上記取付片25aはネジ
28により上述と同じく防水ピース29を介して
アンカープラグ23に止着固定されている。この
場合、第5図bに示すように防水ピース29の中
心にはネジ挿通孔29aが貫通されているが、そ
の形状は中央部が膨出した樽形である。この防水
ピース29も上述の例と同じく一部はネジ受け孔
22に挿入され、孔22外の他の部分は第1笠木
体受け部材25のネジ挿通孔40の周縁に接す
る。したがつて、この場合もネジ28を締結する
際、防水ピース29は圧縮されるので、孔22外
部分はネジ受け孔22の開口周縁部に広がるとと
もに、孔22内部分はネジ受け孔22の内面に密
着するので、漏水は防止される。なお、30は防
水シート、31はコーキング材である。次に、第
2笠木体受け部材26は上端に垂直の突片32を
有する傾斜上部片26aとこの上部片26aの下
端部から垂下する係止片26bと、この係止片2
6bの上部から内方に突出する保持片26cとを
備える。一方、笠木体21は上端に断面T字形の
突片33を有する傾斜上片21aとこの上片の下
端部から垂下する水切片21bとを備え、第2笠
木体受け部材26はその下端が笠木水切片21b
の下端内側の係止受け溝21cに係止されている
とともに笠木体21の裏面に重合され、両者の上
端の突片32,33と保持片26cとをそれぞれ
第1笠木体受け部材25の受け溝25bと係止片
25cとによつて形成される係止部に係止するこ
とによつて固定されている。
上記のように、笠木体受け部材の裏側のネジ取
付け部に設けられる防水ピースの形状は、笠木の
取付け態様や取付け壁部の条件等に応じて適宜変
更できるもので、ネジ挿通孔を備え、ネジ取付け
部から雨水が漏れ入らないようにできれば、どの
ような形状であつてもよく、上述したものに限定
されない。例えば、第5図a及び同図bと基本的
には同じであつても、それぞれ第6図a及び同図
bのように首部6a′の外側面と張出し頭部6b′の
下端面及び上下端面29′aに波形35及び36
を形成して表面積を大きくし、ネジ受け孔の開口
周縁、孔内面等に対する密着度を向上させること
もでき、また第7図a及び同図bのようにそれぞ
れ防水ピース6″,29″に所要の間隔に水平の切
りこみ37,38を入れる構成としてもよい。特
に、このような切りこみ付き防水ピースによれ
ば、取付け壁面に凹凸があつたり、ネジ受け孔の
深度に多少の誤差があつても適宜切りこみから不
要な部分を分離して調整できるので、笠木体受け
部材の取付け部の状況に応じて適切なサイズの防
水ピースを容易に得ることができる。さらに、防
水ピースは第7図cのような断面略H形状体39
としてもよく、あるいは単一の張出し頭部の下方
に第2図のような1対のネジ受け孔13,13の
間隔に対応して2個の首部を形成する構成として
もよい。もちろん、これらの組合せ形状でもよ
い。
以上詳しく説明したように、軟質の防水ピース
はネジ締結の際に笠木体受け部材によつて圧縮さ
れ、ネジの周面に密着することはもちろん、笠木
体受け部材のネジ挿通孔と躯体壁又はパラペツト
壁に形成されたネジ受け孔の各周縁部にも密着す
るから、上記ネジ挿通孔とネジ受け孔とは上記防
水ピースによつて外部に対して密閉状態となる。
したがつて、上記雨水が笠木体受け部材のネジ挿
通孔から躯体壁又はパラペツト壁に形成されたネ
ジ受け孔内へ浸入することを有効に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の笠木受け部材の取付け態様の一
例を示す斜視図、第2図は本考案に係る笠木をパ
ラペツト壁に取付けた例の断面図、第3図は本考
案に係る笠木を建築物の躯体壁の腰壁部に取付け
た例を示す断面図、第4図は本考案に係る笠木を
壁の立上り部に取付けた例を示す断面図、第5図
a,bはそれぞれ第2図、第3図及び第4図に用
いた防水ピースの拡大斜視図であり、第6図a,
b及び第7図a,b及びcは防水ピースの他の例
を示す斜視図である。 符号1……パラペツト、3,13,22……ネ
ジ受け孔、4,14,23……アンカープラグ、
5,15……笠木体受け部材、6,6′,6″,2
9,29″……防水ピース、9,17,21……
笠木体、10a……腰壁部、20……立上り部、
25……第1笠木体受け部材、26……第2笠木
体受け部材、6c,7,16,29a,40……
ネジ挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建築物の躯体壁又はパラペツト壁に間隔をお
    いて複数の笠木体受け部材をネジ止め固定し、
    該笠木体受け部材上に笠木体を取りつけてなる
    笠木において、上記躯体壁又はパラペツト壁に
    上記ネジのネジ受け孔を形成し、該ネジ受け孔
    内にアンカープラグを埋設する一方、上記ネジ
    受け孔と笠木体受け部材に形成されたネジ挿通
    孔との間には軟質の防水ピースを介在させ、上
    記ネジを笠木体受け部材のネジ挿通孔と上記防
    水ピースの中心に貫通形成されたネジ挿通孔と
    に挿通させて上記アンカープラグに締結させた
    ことを特徴とする笠木。 (2) 前記防水ピースは少なくともその一部を分離
    できる切り込みを形成したものであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    笠木。
JP3344681U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPH0126821Y2 (ja)

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JP7221153B2 (ja) * 2019-06-25 2023-02-13 Ykk Ap株式会社 ねじの螺合部構造、及び、被固定部材の固定構造
JP7219176B2 (ja) * 2019-06-25 2023-02-07 Ykk Ap株式会社 ねじの螺合部構造

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