JPH01267525A - 電気泳動表示素子 - Google Patents
電気泳動表示素子Info
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- JPH01267525A JPH01267525A JP63096584A JP9658488A JPH01267525A JP H01267525 A JPH01267525 A JP H01267525A JP 63096584 A JP63096584 A JP 63096584A JP 9658488 A JP9658488 A JP 9658488A JP H01267525 A JPH01267525 A JP H01267525A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
り産業上の利用分野コ
本発明は電卓、コンピュータ、自動Ｉｌｊなどの産ヱ機
械の小型表示素子として、あるいは街頭広告、行き光案
内の大型表示素子等として用いられる電気永動表示素ｒ
−に関する。
械の小型表示素子として、あるいは街頭広告、行き光案
内の大型表示素子等として用いられる電気永動表示素ｒ
−に関する。
［従来の技術］
電気泳動表示Ｊ１．−Ｔは、透明電極を有する一対のガ
ラス基板の間に、絶縁液体中に粒子を分散させた分散液
層を封入したしのであって、分散液層中の粒子が表面電
荷を持つことを利用して、７１！気泳動によって拉ｒ−
を移動させて信号を可視化するらのである。
ラス基板の間に、絶縁液体中に粒子を分散させた分散液
層を封入したしのであって、分散液層中の粒子が表面電
荷を持つことを利用して、７１！気泳動によって拉ｒ−
を移動させて信号を可視化するらのである。
従来の電気泳動表示素Ｅとしては、第６図に示りような
ものが知られている（特開昭５９−１７１９３０号公報
）。第６図において、−・対の基板１ａおよびＩｂが相
対向するように配置され、少なくとも表示側の基板＋ａ
は透明であって、それぞれの璃仮１ａおよびＩｂの相対
向する而には透明１ｕ極層２ａ、２ｂおよび２ｃが設け
られている。分散液はで〒景色となる染料を溶かした絶
縁液体からなる分散媒６に電気泳動拉ｒ４を分散させた
らので、基板１ａおよび１ｂの間に計数される空間に注
入されて分散液層７が計数される。基板１ａおよびＩ
１３の周端部にはシール、１目４３が取り付けられ、基
板を所定の間隔に保つとともに分散液を密封している。
ものが知られている（特開昭５９−１７１９３０号公報
）。第６図において、−・対の基板１ａおよびＩｂが相
対向するように配置され、少なくとも表示側の基板＋ａ
は透明であって、それぞれの璃仮１ａおよびＩｂの相対
向する而には透明１ｕ極層２ａ、２ｂおよび２ｃが設け
られている。分散液はで〒景色となる染料を溶かした絶
縁液体からなる分散媒６に電気泳動拉ｒ４を分散させた
らので、基板１ａおよび１ｂの間に計数される空間に注
入されて分散液層７が計数される。基板１ａおよびＩ
１３の周端部にはシール、１目４３が取り付けられ、基
板を所定の間隔に保つとともに分散液を密封している。
また、６電極層には電気を印加するためのす−ド線８ａ
、８ｂおよび８ｃが取り付けられている。
、８ｂおよび８ｃが取り付けられている。
なお、図においてＡは視認方向を示す。
［発明が解決しようとする課題］
前記の従来の電気泳動表示素子においては、電気泳動粒
子４は正または負の一方に帯電した粒子からなり、所定
の電圧を印加しない場合は第６図に示すように電気泳動
粒子４が分散媒６中に分散して分散媒６の示す背景色を
表示する。透明電極層２ａ、または２ｃに所定の正また
は負の電圧を印加する場合は、第７図に示すように帯電
した電気泳動粒子４は電気泳動の原理により透明電極層
２ａまたは２ｃに引き寄せられて付着するので、表示側
の基板１ａには電気泳動粒子の色の表示ができるが、表
示出来る色は電気泳動粒子４の色彩しか表示出来ない。
子４は正または負の一方に帯電した粒子からなり、所定
の電圧を印加しない場合は第６図に示すように電気泳動
粒子４が分散媒６中に分散して分散媒６の示す背景色を
表示する。透明電極層２ａ、または２ｃに所定の正また
は負の電圧を印加する場合は、第７図に示すように帯電
した電気泳動粒子４は電気泳動の原理により透明電極層
２ａまたは２ｃに引き寄せられて付着するので、表示側
の基板１ａには電気泳動粒子の色の表示ができるが、表
示出来る色は電気泳動粒子４の色彩しか表示出来ない。
すなわち、従来の電気泳動表示素子では電気泳動粒子の
色と分散媒の染料の色の２色しか表示できないという欠
点がある。
色と分散媒の染料の色の２色しか表示できないという欠
点がある。
本発明は従来の電気泳動表示素子の前記のごとき問題点
に鑑みてなされたものであって、１つの電気泳動表示素
子によって多種類色彩を表示をすることが可能な電気泳
動表示素子を提供することを目的とする。
に鑑みてなされたものであって、１つの電気泳動表示素
子によって多種類色彩を表示をすることが可能な電気泳
動表示素子を提供することを目的とする。
［課題を解決するための“手段］
前記目的を達成するため、鋭意研究を重ねた結果、電気
泳動粒子のゼータ電位が異なれば電気泳動に必要な電圧
が異なることに着目し、印加電圧を制御することにより
分散粒子の電気泳動を制御できることを着想し本発明を
完成した。
泳動粒子のゼータ電位が異なれば電気泳動に必要な電圧
が異なることに着目し、印加電圧を制御することにより
分散粒子の電気泳動を制御できることを着想し本発明を
完成した。
すなわち、本発明の電気泳動表示素子は、相対向させて
配置され少なくとも一方が透明な一対の基板と、電気泳
動粒子を液体分散媒中に分散させた分散液を萌記一対の
基板の間に挟持した分散液層と、前記分散液層の両側に
設けられ少なくとも一方が透明である一対の電極層とか
らなる電気泳動表示素子において、 前記分散媒中にゼータ電位の異なる複数種類の電気泳動
粒子を分散させたらのである。
配置され少なくとも一方が透明な一対の基板と、電気泳
動粒子を液体分散媒中に分散させた分散液を萌記一対の
基板の間に挟持した分散液層と、前記分散液層の両側に
設けられ少なくとも一方が透明である一対の電極層とか
らなる電気泳動表示素子において、 前記分散媒中にゼータ電位の異なる複数種類の電気泳動
粒子を分散させたらのである。
本発明の電気泳動表示素子に用いられる一対の基板の内
生なくとも一方は透明基板である。この透明基板はガラ
ス基板であっても樹脂基板であっても良い。また、この
透明基板は着色してあっても良く透光性を有するもので
あれば良い。
生なくとも一方は透明基板である。この透明基板はガラ
ス基板であっても樹脂基板であっても良い。また、この
透明基板は着色してあっても良く透光性を有するもので
あれば良い。
基板の上に形成される電極層は少なくとも一方は透明電
極層である。この透明電極層の材料としては、種々の透
明導電材料を用いることができるが、通常ＩＴＯ（イン
ジウム−チン−オキサイド）、二酸化錫等が用いられる
。もう一方の基板上に設ける電極層は、必ずしも透明電
極層であることを要しないが、透明電極層を形成しても
良い。
極層である。この透明電極層の材料としては、種々の透
明導電材料を用いることができるが、通常ＩＴＯ（イン
ジウム−チン−オキサイド）、二酸化錫等が用いられる
。もう一方の基板上に設ける電極層は、必ずしも透明電
極層であることを要しないが、透明電極層を形成しても
良い。
この透明電極の形成方法は、種々の蒸着法、またはスパ
ッタリング、スプレィ−焼成法とすることができる。な
お、この形成前には電極層を形成しない部分は公知の種
々の方法でマスキングする。
ッタリング、スプレィ−焼成法とすることができる。な
お、この形成前には電極層を形成しない部分は公知の種
々の方法でマスキングする。
分散液層を構成する分散媒は、従来のものを用いること
ができる。分散媒としては、非導電性の絶縁系のもので
あり、通常−比較的比重の大きな臭素等のハロゲン系の
溶媒で、用いられる電気泳動粒子とほぼ同じ比重の溶媒
が用いられる。さらに、分散媒に溶解可能な染料を使用
することができる。
ができる。分散媒としては、非導電性の絶縁系のもので
あり、通常−比較的比重の大きな臭素等のハロゲン系の
溶媒で、用いられる電気泳動粒子とほぼ同じ比重の溶媒
が用いられる。さらに、分散媒に溶解可能な染料を使用
することができる。
通常この染料としては、黒色等の背景色となる染料を用
いる。
いる。
電気泳動粒子は分散媒とほぼ同じ比重を持ち、かつ［１
的とする色彩を有するものが用いられる。
的とする色彩を有するものが用いられる。
本発明においてはゼータ電位の異なる複数種類の □
電気泳動粒子を分散媒中に分散させる。ゼータ電位とは
、電気泳動粒子のすべり面の電位を表し、粒子構造、粒
径、分散媒との相互作用により種々の異なる値を示す。
電気泳動粒子を分散媒中に分散させる。ゼータ電位とは
、電気泳動粒子のすべり面の電位を表し、粒子構造、粒
径、分散媒との相互作用により種々の異なる値を示す。
［作用］
分散媒中にゼータ電位の小さい電気泳動粒子とゼータ電
位の大きい電気泳動粒子の２種類を分散させた場合につ
いて説明する。電圧を印加しない場合はそれぞれの電気
泳動粒子は分散媒中に分散されており、分散媒が染料に
よる背景色を有する場合は表示側の基板にはこの背景色
が表示される。
位の大きい電気泳動粒子の２種類を分散させた場合につ
いて説明する。電圧を印加しない場合はそれぞれの電気
泳動粒子は分散媒中に分散されており、分散媒が染料に
よる背景色を有する場合は表示側の基板にはこの背景色
が表示される。
次にゼータ電位の大きい電気泳動粒子が分散媒中を泳動
するに十分な低い正の電圧を表示側の透明電極層に印加
する。分散粒子の泳動速度は、で与えられる。ここでε
：誘電率、ζ：ゼータ電位、ＩＣ；外部電場、η；粘度
である。（１）式よりε、Ｅ、ｑは一定であるので、泳
動速度Ｕはゼータ電位ζに比例する。電気泳動粒子がい
ずども負の帯電粒子である場合、ゼータ電位の大きい電
気泳動粒子が分散媒中を泳動するに十分な低い正の電圧
を透明電極に印加すると、ゼータ電位の大きい電気泳動
粒子はゼータ電位の小さい電気泳動粒子よりら泳動速度
が大きいので、ゼータ電位の大きい電気泳動粒子が表示
側の透明電極層に引き寄せられ付着するが、ゼータ電位
の小さい電気泳動粒子は僅かに泳動するが依然として分
散媒中に分散したままである。ゼータ電位の大きい電気
泳動粒子が表示側の透明電極層に付着したら電界を切る
。一般に電気泳動粒子は透明電極層に付着した後電界を
切ってら付着したままでいるというメモリー性がある。
するに十分な低い正の電圧を表示側の透明電極層に印加
する。分散粒子の泳動速度は、で与えられる。ここでε
：誘電率、ζ：ゼータ電位、ＩＣ；外部電場、η；粘度
である。（１）式よりε、Ｅ、ｑは一定であるので、泳
動速度Ｕはゼータ電位ζに比例する。電気泳動粒子がい
ずども負の帯電粒子である場合、ゼータ電位の大きい電
気泳動粒子が分散媒中を泳動するに十分な低い正の電圧
を透明電極に印加すると、ゼータ電位の大きい電気泳動
粒子はゼータ電位の小さい電気泳動粒子よりら泳動速度
が大きいので、ゼータ電位の大きい電気泳動粒子が表示
側の透明電極層に引き寄せられ付着するが、ゼータ電位
の小さい電気泳動粒子は僅かに泳動するが依然として分
散媒中に分散したままである。ゼータ電位の大きい電気
泳動粒子が表示側の透明電極層に付着したら電界を切る
。一般に電気泳動粒子は透明電極層に付着した後電界を
切ってら付着したままでいるというメモリー性がある。
従って低い正の電圧を印加後に電界を切ればゼータ電位
の大きい電気泳動粒子のみが表示側の透明電極層に付着
し、ゼータ電位の高い電気泳動粒子の色彩が表示される
。
の大きい電気泳動粒子のみが表示側の透明電極層に付着
し、ゼータ電位の高い電気泳動粒子の色彩が表示される
。
次に、ゼータ電位の低い電気泳動粒子が泳動する高い正
の電圧を表示側の透明電極層に印加する。
の電圧を表示側の透明電極層に印加する。
すると分散媒中に分散していたゼータ電位の低い電気泳
動粒子が泳動を面姶し、表示側の透明電極層に引き寄せ
られて付着する。そこで電界を切ると、表示側の透明電
極層にはゼータ電位の高い電気泳動粒子とゼータ電位の
高い電気泳動粒子が共に付着して、ゼータ電位の高い電
気泳動粒子の色彩とゼータ電位の低い電気泳動粒子の色
彩の混合された色彩が表示される。
動粒子が泳動を面姶し、表示側の透明電極層に引き寄せ
られて付着する。そこで電界を切ると、表示側の透明電
極層にはゼータ電位の高い電気泳動粒子とゼータ電位の
高い電気泳動粒子が共に付着して、ゼータ電位の高い電
気泳動粒子の色彩とゼータ電位の低い電気泳動粒子の色
彩の混合された色彩が表示される。
今度は極性を逆にしてゼータ電位の大きい電気泳動粒子
が分散媒中を泳動するに十分な低い負の電圧を表示側の
透明電極層に印加する。すると、ゼータ電位の高い電気
泳動粒子は表示側の透明電極層を離れて分散媒中を泳動
し、表示側と反対の透明電極層に引き寄せられて付着す
る。一方、ゼータ電位の低い電気泳動粒子は泳動速度が
小さく、僅かに泳動するか表示側の透明電極層に付着し
たままである。そこで電界を切ると、結局、表示側の基
板にはゼータ電位の低い電気泳動粒子の色彩が表示され
る。
が分散媒中を泳動するに十分な低い負の電圧を表示側の
透明電極層に印加する。すると、ゼータ電位の高い電気
泳動粒子は表示側の透明電極層を離れて分散媒中を泳動
し、表示側と反対の透明電極層に引き寄せられて付着す
る。一方、ゼータ電位の低い電気泳動粒子は泳動速度が
小さく、僅かに泳動するか表示側の透明電極層に付着し
たままである。そこで電界を切ると、結局、表示側の基
板にはゼータ電位の低い電気泳動粒子の色彩が表示され
る。
続いて、ゼータ電位の低い電気泳動粒子が泳動する高い
負の電圧を表示側の透明電極層に印加する。すると表示
側の透明電極層に付着していたゼータ電位の低い電気泳
動粒子が表示側と反対の透明電極層に向かって泳動を開
始し、表示側と反対の透明電極層に引き寄せられて付着
する。そこで電界を切ると、表示側と反対の透明電極層
にはゼータ電位の高い電気泳動粒子とゼータ電位の高い
電気泳動粒子が共に付着するので、結局表示側の基板に
は分散媒の色彩が表示される。
負の電圧を表示側の透明電極層に印加する。すると表示
側の透明電極層に付着していたゼータ電位の低い電気泳
動粒子が表示側と反対の透明電極層に向かって泳動を開
始し、表示側と反対の透明電極層に引き寄せられて付着
する。そこで電界を切ると、表示側と反対の透明電極層
にはゼータ電位の高い電気泳動粒子とゼータ電位の高い
電気泳動粒子が共に付着するので、結局表示側の基板に
は分散媒の色彩が表示される。
以１〕説明したように、透明電極層に対する印加電圧と
印加時間を変えることにより、分散媒の色彩、ゼータ電
位の高い電気泳動粒子の色彩、ゼータ電位の高い電気泳
動粒子の色彩とゼータ電位の低い電気泳動粒子の色彩の
混合した色彩、ゼータ電位の低い電気泳動粒子の色彩を
順次表示することができる。
印加時間を変えることにより、分散媒の色彩、ゼータ電
位の高い電気泳動粒子の色彩、ゼータ電位の高い電気泳
動粒子の色彩とゼータ電位の低い電気泳動粒子の色彩の
混合した色彩、ゼータ電位の低い電気泳動粒子の色彩を
順次表示することができる。
［発明の効果］
本発明の電気泳動表示素子は以上説明したように、分散
媒中にゼータ電位の異なる複数種類の電気泳動粒子を分
散させたものであって、分散媒中での電気泳動粒子の泳
動速度がゼータ電位に正比例することを利用して、−透
明電極層に印加する電圧、極性、印加時間を変化させる
ことにより、−種類または多種類の電気泳動粒子を透明
電極に付着させて、多種類の色彩表示を可能とするしの
である。また、本発明の電気泳動表示素子は印加電圧に
よって表示色が変化するので、電圧センサとしての応用
が考えられる。さらに、電圧印加のタイムチャートをコ
ントロールすれば、電気泳動粒子の混合割合を調節でき
るため、微妙な色調再現も可能である。
媒中にゼータ電位の異なる複数種類の電気泳動粒子を分
散させたものであって、分散媒中での電気泳動粒子の泳
動速度がゼータ電位に正比例することを利用して、−透
明電極層に印加する電圧、極性、印加時間を変化させる
ことにより、−種類または多種類の電気泳動粒子を透明
電極に付着させて、多種類の色彩表示を可能とするしの
である。また、本発明の電気泳動表示素子は印加電圧に
よって表示色が変化するので、電圧センサとしての応用
が考えられる。さらに、電圧印加のタイムチャートをコ
ントロールすれば、電気泳動粒子の混合割合を調節でき
るため、微妙な色調再現も可能である。
Ｅ実施例］
本発明の好適な一実施例について以下図面に従って説明
する。なお、本発明が以下に述べる実施例の記載によっ
て何隻限定的に解釈されるしのではない。
する。なお、本発明が以下に述べる実施例の記載によっ
て何隻限定的に解釈されるしのではない。
１図において、基板１ａおよびＩｂはソーダ石灰ガラス
からなるガラス板であって、基板の厚さ１゜１ｍｓであ
る。この一対の基板１ａおよび１ｂは相対向するように
配置され、それぞれめ基板１ａおよびＩｂの相対向する
面の全面には、ＩＴＯからなる透明電極層２ａおよび２
ｂが１５００人の厚さで形成されている。
からなるガラス板であって、基板の厚さ１゜１ｍｓであ
る。この一対の基板１ａおよび１ｂは相対向するように
配置され、それぞれめ基板１ａおよびＩｂの相対向する
面の全面には、ＩＴＯからなる透明電極層２ａおよび２
ｂが１５００人の厚さで形成されている。
分散媒６にはテトラフルオロジブロモエタン（東京化成
製）に染料としてソルベントレッド２４（三菱化成製）
０．３％溶かしたものを用いた。この分散媒６に低ゼー
タ電位電気泳動粒子４としてゼータ電位３０ｍＶの負の
表面電荷を持つ負帯電粒子ピグメントブルー６０（日本
チバガイギー製）と、高ゼータ電位電気泳動粒子５とし
てゼータ電位１１０ｍＶの負の表面電荷を持つ負帯電粒
子ピグメントイエロー１４（大日本インキ製）を分散媒
６に各３％分散させて分散液とした。
製）に染料としてソルベントレッド２４（三菱化成製）
０．３％溶かしたものを用いた。この分散媒６に低ゼー
タ電位電気泳動粒子４としてゼータ電位３０ｍＶの負の
表面電荷を持つ負帯電粒子ピグメントブルー６０（日本
チバガイギー製）と、高ゼータ電位電気泳動粒子５とし
てゼータ電位１１０ｍＶの負の表面電荷を持つ負帯電粒
子ピグメントイエロー１４（大日本インキ製）を分散媒
６に各３％分散させて分散液とした。
基板１ａおよびｔｂの周端部には１００μ■の厚さのポ
リエステルフィルム（東し製）からなるスペーサ３が取
り付けられ、基板１ａおよびＩｂを１００μ朧の間隔に
保っている。この基板１ａおよびＩｂの間に形成された
空間に分散液を注入した後密封して、１００μｍの厚さ
の分散液層７を形成した。
リエステルフィルム（東し製）からなるスペーサ３が取
り付けられ、基板１ａおよびＩｂを１００μ朧の間隔に
保っている。この基板１ａおよびＩｂの間に形成された
空間に分散液を注入した後密封して、１００μｍの厚さ
の分散液層７を形成した。
以上のように構成された本実施例の電気泳動表示素子の
作動について第１図〜第５図に基づいて説明する。なお
、図においてＡは視認方向を示す。
作動について第１図〜第５図に基づいて説明する。なお
、図においてＡは視認方向を示す。
電圧を印加しない場合は第１図に示すように低ゼータ電
位電気泳動粒子４および高ゼータ電位電気泳動粒子５は
共に分散媒６中に分散されており、表示側の基板１ａに
は分散媒６が存する背景色が表示され、従って電気泳動
表示素子の視認方向へには基板１ａを通して分散媒６の
背景色が表示される。
位電気泳動粒子４および高ゼータ電位電気泳動粒子５は
共に分散媒６中に分散されており、表示側の基板１ａに
は分散媒６が存する背景色が表示され、従って電気泳動
表示素子の視認方向へには基板１ａを通して分散媒６の
背景色が表示される。
次に、表示側電極層２ａにＩＯＶの正の電圧を他の電極
層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
電圧印加後は第２図に示すように、高ゼータ電位電気泳
動粒子５は分散媒６中を泳動して表示側の透明電極層２
ａに引き寄せられ付着した。一方、低ゼータ電位電気泳
動粒子４は僅かに泳動するが依然として分散媒中に分散
したままであった。そのため、表示側の基板１ａには高
ゼータ電位電気泳動粒子５の色彩である黄色が表示され
た。
動粒子５は分散媒６中を泳動して表示側の透明電極層２
ａに引き寄せられ付着した。一方、低ゼータ電位電気泳
動粒子４は僅かに泳動するが依然として分散媒中に分散
したままであった。そのため、表示側の基板１ａには高
ゼータ電位電気泳動粒子５の色彩である黄色が表示され
た。
続いて、表示側電極Ｊｅｉ！ ２ ａに５０Ｖの正の電
圧を他の電極層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
圧を他の電極層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
電圧印加後は第３図に示すように、分散媒６中に分散し
ていた低ゼータ電位電気泳動粒子４が泳動を開始し、表
示側の透明電極層２ａに引き寄せられて付着した。その
ため、表示側の透明電極層２ａには低ゼータ電位電気泳
動粒子４と高ゼータ電位電気泳動粒子５が共に付着し、
表示側の基板Ｉａには２種類の電気泳動粒子４と５の色
彩の黄色と青色の混合された色彩である緑色が表示され
た。
ていた低ゼータ電位電気泳動粒子４が泳動を開始し、表
示側の透明電極層２ａに引き寄せられて付着した。その
ため、表示側の透明電極層２ａには低ゼータ電位電気泳
動粒子４と高ゼータ電位電気泳動粒子５が共に付着し、
表示側の基板Ｉａには２種類の電気泳動粒子４と５の色
彩の黄色と青色の混合された色彩である緑色が表示され
た。
今度は極性を逆にして表示側電極層２ａに１０■の負の
電圧を他の電極層２ｂに正の電圧を０．５秒間印加した
。電圧印加後は第４図に示すように、高ゼータ電位電気
泳動粒子５は表示側の透明電極層２ａを離れて分散媒６
中を泳動し、表示側と反対の透明電極層２ｂに引き寄せ
られて付着した。
電圧を他の電極層２ｂに正の電圧を０．５秒間印加した
。電圧印加後は第４図に示すように、高ゼータ電位電気
泳動粒子５は表示側の透明電極層２ａを離れて分散媒６
中を泳動し、表示側と反対の透明電極層２ｂに引き寄せ
られて付着した。
一方、低ゼータ電位電気泳動粒子４は表示側の透明電極
層２ａに付着したままであった。そのため、表示側の基
板１ａには低ゼータ電位電気泳動粒子４の色彩である青
色が表示された。
層２ａに付着したままであった。そのため、表示側の基
板１ａには低ゼータ電位電気泳動粒子４の色彩である青
色が表示された。
最後に表示側電極層２ａに５０Ｖの負の電圧を他の電極
層２ｂに正の電圧を０．５秒間印加した。
層２ｂに正の電圧を０．５秒間印加した。
電圧印加後は第５図に示したように、表示側の透明電極
２ａに付着していた低ゼータ電位電気泳動粒子４が表示
側と反対の透明電極層２ｂに向かって泳動を開始し、表
示側と反対の透明電極層２ｂに引き寄せられて付着した
。そのため、表示側と反対の透明電極層２ｂにはゼータ
低ゼータ電位電気泳動粒子４と高ゼータ電位電気泳動粒
子５が共に付着するので、結局表示側の基板１ａには分
散媒６の色彩である赤色が表示された。
２ａに付着していた低ゼータ電位電気泳動粒子４が表示
側と反対の透明電極層２ｂに向かって泳動を開始し、表
示側と反対の透明電極層２ｂに引き寄せられて付着した
。そのため、表示側と反対の透明電極層２ｂにはゼータ
低ゼータ電位電気泳動粒子４と高ゼータ電位電気泳動粒
子５が共に付着するので、結局表示側の基板１ａには分
散媒６の色彩である赤色が表示された。
このように、表示側の基板１ａには赤色、黄色、緑色お
よびｎ色の四色の表示が可能となった。
よびｎ色の四色の表示が可能となった。
（実施例２）
分散媒６にはテトラフルオロジブロモエタン（東京化成
！！りに染料としてスダンブラックＢ（半井化学製）を
０．３％溶かしたものを用いた。この分散媒６に低ゼー
タ電位電気泳動粒子４としてゼータ電位２５ｍＶの負の
表面ＴＬ／７を持つ負帯電粒子ピグメントレッド１７７
（日本チバガイギー！ＩＸ１）と、高ゼータ電位電気泳
動粒子５としぞゼータ電位！１０ｍＶの負の表面電荷を
持つ負帯電粒子ピグメントイエロー１４（大ロ本インキ
製）を分散媒６に谷３％分散させて分散液とした。この
分散液を実施Ｐ４ｔと同じ構成の基板１ａおよびＩｂの
間の空間にに封入して電気泳動表示素子とした。
！！りに染料としてスダンブラックＢ（半井化学製）を
０．３％溶かしたものを用いた。この分散媒６に低ゼー
タ電位電気泳動粒子４としてゼータ電位２５ｍＶの負の
表面ＴＬ／７を持つ負帯電粒子ピグメントレッド１７７
（日本チバガイギー！ＩＸ１）と、高ゼータ電位電気泳
動粒子５としぞゼータ電位！１０ｍＶの負の表面電荷を
持つ負帯電粒子ピグメントイエロー１４（大ロ本インキ
製）を分散媒６に谷３％分散させて分散液とした。この
分散液を実施Ｐ４ｔと同じ構成の基板１ａおよびＩｂの
間の空間にに封入して電気泳動表示素子とした。
以１−のように構成された本実施例の電気泳動表示素子
の作動について実施例！で用いた第１図〜第５図に基づ
いて説明する。
の作動について実施例！で用いた第１図〜第５図に基づ
いて説明する。
電圧を印加しない場合はｍ１図に示すように低ゼータ電
位電気泳動粒子４および高ゼータ電位電気泳動粒子５Ｉ
Ｆｃに分散媒６中に分散されており、表示側の基板１ａ
には分散媒６が（ｆする背景色が表示され、従って電気
泳動表示素子の視認方向へには基板１ａを通して分散媒
６の背景色の黒色が表示される。
位電気泳動粒子４および高ゼータ電位電気泳動粒子５Ｉ
Ｆｃに分散媒６中に分散されており、表示側の基板１ａ
には分散媒６が（ｆする背景色が表示され、従って電気
泳動表示素子の視認方向へには基板１ａを通して分散媒
６の背景色の黒色が表示される。
次に、表示側電極層２ａにＩＯＶの正の電圧を他の電極
層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
電圧印加後は第２図に示すように、高ゼータ電位電気泳
動粒子５は分散媒６中を泳動して表示側の透明電極層２
ａに引き寄せられ付簀した。一方、低ゼータ電位電気泳
動粒子４は僅かに泳動するが依然として分散媒中に分散
したままであった。そのため、表示側の基板１ａには高
ゼータ電位電気泳動粒子５の色彩である黄色が表示され
た。
動粒子５は分散媒６中を泳動して表示側の透明電極層２
ａに引き寄せられ付簀した。一方、低ゼータ電位電気泳
動粒子４は僅かに泳動するが依然として分散媒中に分散
したままであった。そのため、表示側の基板１ａには高
ゼータ電位電気泳動粒子５の色彩である黄色が表示され
た。
続いて、表示側電極層２ａに５０Ｖの正の電圧を他の電
極層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
極層２ｂに負の電圧を０．５秒間印加した。
電圧印加後は第３図に示すように、分散媒６中に分散し
ていた低ゼータ電位電気泳動粒子４が泳動を開始し、表
示側の透明電極層２ａに引き寄せられて付着した。その
ため、表示側の透明電極層２ａには低ゼータ電位電気泳
動粒子４と高ゼータ電位電気泳動粒子５が共に付着し、
表示側の基板１ａには２種類の電気泳動粒子４と５の色
彩の黄色と赤色の混合された色彩であるオレンジ色が表
示された。
ていた低ゼータ電位電気泳動粒子４が泳動を開始し、表
示側の透明電極層２ａに引き寄せられて付着した。その
ため、表示側の透明電極層２ａには低ゼータ電位電気泳
動粒子４と高ゼータ電位電気泳動粒子５が共に付着し、
表示側の基板１ａには２種類の電気泳動粒子４と５の色
彩の黄色と赤色の混合された色彩であるオレンジ色が表
示された。
今度は極性を逆にして表示側電極層２ａに１０■の負の
電圧を他の電極Ａ１２ｂに正の電圧を０．５秒間印加し
た。電圧印加後は第４図に示すように、高ゼータ電位電
気泳動粒子５は表示側の透明電極２ａを離れて分散媒６
中を泳動し、表示側と反対の透明電極２ｂに引き寄せら
れて付着した。一方、低ゼータ電位電気泳動粒子４は表
示側の透明電極層２ａに付着したままであった。そのた
め、表示側の基板１ａには低ゼータ電位電気泳動粒子４
の色彩である赤色が表示された。
電圧を他の電極Ａ１２ｂに正の電圧を０．５秒間印加し
た。電圧印加後は第４図に示すように、高ゼータ電位電
気泳動粒子５は表示側の透明電極２ａを離れて分散媒６
中を泳動し、表示側と反対の透明電極２ｂに引き寄せら
れて付着した。一方、低ゼータ電位電気泳動粒子４は表
示側の透明電極層２ａに付着したままであった。そのた
め、表示側の基板１ａには低ゼータ電位電気泳動粒子４
の色彩である赤色が表示された。
最後に表示側電極層２ａに５０Ｖの負の電圧を他の電極
層２ｂに正の電圧を０．５秒間印加した。
層２ｂに正の電圧を０．５秒間印加した。
電圧印加後は第５図に示したように、表示側の透明電極
２ａに付着していた低ゼータ電位電気泳動粒子４が表示
側と反対の透明電極層２ｂに向かって泳動を開始し、表
示側と反対の透明電極層２ｂに引き寄せられて付着した
。そのため、表示側と反対の透明電極層２ｂにはゼーク
低ゼータ電位電気泳動拉子４と高ゼータ電位電気泳動粒
子５が共に付着するので、結局表示側の基板１ａには分
散媒６の色彩である黒色が表示された。
２ａに付着していた低ゼータ電位電気泳動粒子４が表示
側と反対の透明電極層２ｂに向かって泳動を開始し、表
示側と反対の透明電極層２ｂに引き寄せられて付着した
。そのため、表示側と反対の透明電極層２ｂにはゼーク
低ゼータ電位電気泳動拉子４と高ゼータ電位電気泳動粒
子５が共に付着するので、結局表示側の基板１ａには分
散媒６の色彩である黒色が表示された。
このように、表示側の基板！ａには黒色、黄色、オレン
ジ色および赤色の四色の表示が可能となった。
ジ色および赤色の四色の表示が可能となった。
第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図〜第５図は
第１図の実施例の作動状態を示す断面図、第６図は従来
の電気泳動表示素子の断面図、第７図は第６図の作動状
態を示す断面図である。 Ｉａ、Ｉｂ・・・基板 ２ａ、２ｂ・・・透明電極層 ４・・・低ゼータ電位電気泳動粒子 ５・・・高ゼータ電位電気泳動粒子 ６・・・分散媒 ７・・・分散液層 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 大 川 宏第１図
第１図の実施例の作動状態を示す断面図、第６図は従来
の電気泳動表示素子の断面図、第７図は第６図の作動状
態を示す断面図である。 Ｉａ、Ｉｂ・・・基板 ２ａ、２ｂ・・・透明電極層 ４・・・低ゼータ電位電気泳動粒子 ５・・・高ゼータ電位電気泳動粒子 ６・・・分散媒 ７・・・分散液層 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 大 川 宏第１図
Claims (1)
- （１）相対向させて配置され少なくとも一方が透明な一
対の基板と、電気泳動粒子を液体分散媒中に分散させた
分散液を前記一対の基板の間に挟持した分散液層と、前
記分散液層の両側に設けられ少なくとも一方が透明であ
る一対の電極層とからなる電気泳動表示素子において、 前記液体分散媒中にゼータ電位の異なる複数種類の電気
泳動粒子を分散させたことを特徴とする電気泳動表示素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63096584A JPH01267525A (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 電気泳動表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63096584A JPH01267525A (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 電気泳動表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01267525A true JPH01267525A (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=14168989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63096584A Pending JPH01267525A (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 電気泳動表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01267525A (ja) |
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-
1988
- 1988-04-19 JP JP63096584A patent/JPH01267525A/ja active Pending
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