JPH0126716Y2 - - Google Patents
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- JPH0126716Y2 JPH0126716Y2 JP13203382U JP13203382U JPH0126716Y2 JP H0126716 Y2 JPH0126716 Y2 JP H0126716Y2 JP 13203382 U JP13203382 U JP 13203382U JP 13203382 U JP13203382 U JP 13203382U JP H0126716 Y2 JPH0126716 Y2 JP H0126716Y2
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- arm
- arms
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002269 spontaneous effect Effects 0.000 description 1
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の車体扛上用パンタグラフ式ジ
ヤツキに関し、特に二段式の自動車用パンタグラ
フ式ジヤツキに関する。
ヤツキに関し、特に二段式の自動車用パンタグラ
フ式ジヤツキに関する。
先に出願人は自動車用パンタグラフ式ジヤツキ
として一段式のものを提案している。すなわち、
第1図で示すように軸受部材1の対向する垂直部
1aに形成された孔に設けられた下方枢軸2と、
この下方枢軸2に軸着された下組アーム3,3
と、これらの下組アーム3と菱形状に組み合せら
れる上組アーム4,4と、これらの上組アーム4
を対向壁に形成した垂直長孔5に設けられた上方
枢軸6を介して軸着する荷受台7とから成り、前
記荷受台7に上組アーム用の当接ストツパー部8
を設けると共に、軸受部材1の前記孔を上・下組
アーム3,4がそれぞれ伸長起立すると同時に下
方枢軸の一端部が他端部を支点として浮上できる
ように垂直長孔9に形成し、上・下組アーム3,
4が荷重を受けたときに、前記当接ストツパー部
8の左右の部位にそれぞれ当接するように上組ア
ーム4,4の上端部を弧状4aに設けている。
として一段式のものを提案している。すなわち、
第1図で示すように軸受部材1の対向する垂直部
1aに形成された孔に設けられた下方枢軸2と、
この下方枢軸2に軸着された下組アーム3,3
と、これらの下組アーム3と菱形状に組み合せら
れる上組アーム4,4と、これらの上組アーム4
を対向壁に形成した垂直長孔5に設けられた上方
枢軸6を介して軸着する荷受台7とから成り、前
記荷受台7に上組アーム用の当接ストツパー部8
を設けると共に、軸受部材1の前記孔を上・下組
アーム3,4がそれぞれ伸長起立すると同時に下
方枢軸の一端部が他端部を支点として浮上できる
ように垂直長孔9に形成し、上・下組アーム3,
4が荷重を受けたときに、前記当接ストツパー部
8の左右の部位にそれぞれ当接するように上組ア
ーム4,4の上端部を弧状4aに設けている。
このような構成のパンタグラフ式ジヤツキにあ
つては、自動車を扛上する際に荷受台7および
上・下組アーム4,3が自動車の左右方向だけで
なく、自動車の対角線方向あるいは略前後方向に
もユニバーサルな状態で順応すると言う利点があ
る。すなわち、第2図で示すように自動車Cの車
体をジヤツキJで扛上するときは、一般にジヤツ
キJをあてがう箇所がジヤツキをあてがわない方
の順の車輪の接地点を中心として円弧を画くよう
に移動すると同時に、少量ではあるが自動車Cは
一方の車輪10を中心として符号Aの角度分だけ
後方に傾くので、ジヤツキは車体扛上時において
いずれの運動(左右の円弧運動と自動車の対角線
運動)にも追従するものが要望されているが、こ
のパンタグラフ式ジヤツキは、車体扛上時に上方
枢軸6が荷受台7の垂直長孔5を上下動する一
方、下方枢軸2は軸受部材1の垂直長孔9内にお
いてその一端部が他端部を支点として浮上するの
で、前記要望を満たすことができる。またこのパ
ンタグラフ式ジヤツキは、上組アーム4の弧状先
端部4aをそれぞれ当接ストツパー部8の左右の
部位に当接させるので、荷重を受けた際の荷受台
7を安定させると言う利点などもある。
つては、自動車を扛上する際に荷受台7および
上・下組アーム4,3が自動車の左右方向だけで
なく、自動車の対角線方向あるいは略前後方向に
もユニバーサルな状態で順応すると言う利点があ
る。すなわち、第2図で示すように自動車Cの車
体をジヤツキJで扛上するときは、一般にジヤツ
キJをあてがう箇所がジヤツキをあてがわない方
の順の車輪の接地点を中心として円弧を画くよう
に移動すると同時に、少量ではあるが自動車Cは
一方の車輪10を中心として符号Aの角度分だけ
後方に傾くので、ジヤツキは車体扛上時において
いずれの運動(左右の円弧運動と自動車の対角線
運動)にも追従するものが要望されているが、こ
のパンタグラフ式ジヤツキは、車体扛上時に上方
枢軸6が荷受台7の垂直長孔5を上下動する一
方、下方枢軸2は軸受部材1の垂直長孔9内にお
いてその一端部が他端部を支点として浮上するの
で、前記要望を満たすことができる。またこのパ
ンタグラフ式ジヤツキは、上組アーム4の弧状先
端部4aをそれぞれ当接ストツパー部8の左右の
部位に当接させるので、荷重を受けた際の荷受台
7を安定させると言う利点などもある。
本考案はこれらの利点を生したうえで、さらに
各アームの共通化を図ることなどにより製造コス
トを安価にし、ジヤツキを折り畳む際に各アーム
が互いに干渉する事もなく、ジヤツキの横方向の
長さを大巾に短かくするなどして全体的に軽量で
コンパクトな二段式の自動車用パンタグラフ式ジ
ヤツキを得るにある。
各アームの共通化を図ることなどにより製造コス
トを安価にし、ジヤツキを折り畳む際に各アーム
が互いに干渉する事もなく、ジヤツキの横方向の
長さを大巾に短かくするなどして全体的に軽量で
コンパクトな二段式の自動車用パンタグラフ式ジ
ヤツキを得るにある。
以下、図面に示す実施例により本考案を詳細に
説明する。
説明する。
第3図乃至第15図の実施例において、Bは本
考案の一実施例である前記第1図の実施例の原理
を応用した二段式の自動車用パンタグラフ式ジヤ
ツキである。11は路面Fとの滑動防止のために
下端部に突出形成した複数個の突出爪が備えられ
た凹型の軸受部材で、この軸受部材11の対向す
る垂直部11a,11aには第15図で示すよう
に垂直長孔12,12aが形成されている。13
はこれらの垂直長孔12,12aを上下動できる
ように垂直長孔間に挿通された下方枢軸である。
14,14aは金属板を樋状に折曲して形成した
左右同一形態で1対の下組アームで、これらの下
組アーム14,14aは該下端部にそれぞれ形成
した円形孔を介して前記下方枢軸13に軸着され
ている。15,15aは第7図で示すように平板
状で下組アーム14,14aの略2倍の長さがあ
る中間組アームで、これらの中間組アーム15,
15aは互いに全く同一の形態である。中間組ア
ーム15,15aの中間部には中間枢軸16用の
軸孔16が形成され、またその両端部にも軸孔1
7,18が形成されているが、一方の軸孔17は
下組アーム14,14aの第3図における左右の
嵌合部に用いられる支承部材19,20を挿着す
るために用いられ、他方の軸孔18は前記下組ア
ームと同一形態の上組アーム21,21aの下端
部と中間組アーム15,15aの上端部を枢着す
る枢支ピン22を挿通するために用いられる。そ
こで、中間組アーム15,15aを上・下組アー
ム14,14a、21,21aと互いに組み合せ
るときは、例えば第3図および第4図のように組
み合せる。すなわち、中間組アーム15,15a
は2枚を1組としてX状に互いに重なり合い計2
組用いられるが、これらの下端部15bは下組ア
ーム14,14aの内壁と摺接するように前記左
右の支承部材19,20で各々支承する。一方中
間組アーム15,15aの上端部15cそれぞれ
枢支ピン22で枢支しかつそれらの中間部を中間
枢軸16で軸着する。この場合第3図で示されて
いるように中間組アーム15の上端部15cは上
組アーム21aの下端内壁と摺接するように設け
られている反面、他の中間組アーム15aの上端
部15cは上組アーム21aの下端外壁と摺接す
るように設けられている。したがつて、各組の中
間組アーム15,15aは下組アーム14,14
aおよび上組アーム21,21aと中間枢軸16
を基準として二重菱形式に組み合せられ、かつ中
間枢軸16を支点として上・下組アーム14,1
4a,21,21aと相対揺動するように設けら
れている。なお、第7図の中間組アーム15,1
5aは全く板状であるが、第8図で示すように両
側縁に一体に側壁部23を形成し、中間組アーム
15Aに強度を付与させても良い。また第9図で
示すように内側に対向する中間組アーム15,1
5a同志を連結壁24で一体に連結し、中間組ア
ーム15Bに強度を持たせても良い。25は第1
3図で示すように対向壁26,26aを中途にお
いて折曲形成し、前記上組アーム21,21aの
上端部に形成した弧状部21′,21a′と摺接す
る水平ストツパー部27が設けられた荷受台で、
この荷受台25の対向壁26,26aの水平スト
ツパー部27より下端部には垂直長孔28,28
aが形成されている。これらの垂直長孔28,2
8aには上組アーム21,21aを軸着する上方
枢軸29が挿通されている。30は荷受台25の
上方に形成された自動車床下係部に係止する係止
溝である。なお、第14図で示すように荷受台2
5Aは上組アーム21,21aを上方枢軸29を
介して軸着する倒凹字形の軸受31と、この軸受
31の上方扁平部に垂直軸32にて回転自在に軸
着される自動車床下係部と係止する係止溝30A
を有する係合片33とで構成し、前記上組アーム
の先端弧状部21′,21a′を軸受31の下方扁
平部34に摺接するようにしても良い。35は第
3図で示すように下組アームの上端部と中間組ア
ームの下端部内において路面Fと水平に位置する
螺杆で、この螺杆35は第10図で示す支承部材
19側の螺管36の雌ねじ部37と螺合する雄ね
じ部38と、この雄ねじ部38の他方側で図示し
ない支承部材20側の連結子の透孔内を回動自在
に挿通する無螺子部39と、この無螺子部39の
突出端部に設けられた把手を継ぐ継手40とから
構成されている。41は前述の下方枢軸13に巻
装された弾機で、この弾機41は第11図および
第12図で示すようにピアノ線のような弾性の強
い金属線を折曲形成したもので、斜め上方にV字
状に立ち上げられ、かつ少なくともジヤツキに負
荷がかかるのでの間下組アーム14,14aが左
右に傾斜しないように下組アーム14,14aに
それぞれ弾接する両端立ち上り部42,42と、
これらの立上り部の下方位置で下方枢軸13に巻
装するために形成されたコイル状のスプリング部
43と、このスプリング部を頂点として三角形状
に形成された軸受部材11の底壁と圧接変位する
水平部44を有する弾機部45とから構成され、
弾機41は無負荷状態の収縮時のときは第11図
で示すように前記水平部44が軸受部材11の底
壁11bに対してaの寸法分だけ弧状に折曲する
ようになつている。
考案の一実施例である前記第1図の実施例の原理
を応用した二段式の自動車用パンタグラフ式ジヤ
ツキである。11は路面Fとの滑動防止のために
下端部に突出形成した複数個の突出爪が備えられ
た凹型の軸受部材で、この軸受部材11の対向す
る垂直部11a,11aには第15図で示すよう
に垂直長孔12,12aが形成されている。13
はこれらの垂直長孔12,12aを上下動できる
ように垂直長孔間に挿通された下方枢軸である。
14,14aは金属板を樋状に折曲して形成した
左右同一形態で1対の下組アームで、これらの下
組アーム14,14aは該下端部にそれぞれ形成
した円形孔を介して前記下方枢軸13に軸着され
ている。15,15aは第7図で示すように平板
状で下組アーム14,14aの略2倍の長さがあ
る中間組アームで、これらの中間組アーム15,
15aは互いに全く同一の形態である。中間組ア
ーム15,15aの中間部には中間枢軸16用の
軸孔16が形成され、またその両端部にも軸孔1
7,18が形成されているが、一方の軸孔17は
下組アーム14,14aの第3図における左右の
嵌合部に用いられる支承部材19,20を挿着す
るために用いられ、他方の軸孔18は前記下組ア
ームと同一形態の上組アーム21,21aの下端
部と中間組アーム15,15aの上端部を枢着す
る枢支ピン22を挿通するために用いられる。そ
こで、中間組アーム15,15aを上・下組アー
ム14,14a、21,21aと互いに組み合せ
るときは、例えば第3図および第4図のように組
み合せる。すなわち、中間組アーム15,15a
は2枚を1組としてX状に互いに重なり合い計2
組用いられるが、これらの下端部15bは下組ア
ーム14,14aの内壁と摺接するように前記左
右の支承部材19,20で各々支承する。一方中
間組アーム15,15aの上端部15cそれぞれ
枢支ピン22で枢支しかつそれらの中間部を中間
枢軸16で軸着する。この場合第3図で示されて
いるように中間組アーム15の上端部15cは上
組アーム21aの下端内壁と摺接するように設け
られている反面、他の中間組アーム15aの上端
部15cは上組アーム21aの下端外壁と摺接す
るように設けられている。したがつて、各組の中
間組アーム15,15aは下組アーム14,14
aおよび上組アーム21,21aと中間枢軸16
を基準として二重菱形式に組み合せられ、かつ中
間枢軸16を支点として上・下組アーム14,1
4a,21,21aと相対揺動するように設けら
れている。なお、第7図の中間組アーム15,1
5aは全く板状であるが、第8図で示すように両
側縁に一体に側壁部23を形成し、中間組アーム
15Aに強度を付与させても良い。また第9図で
示すように内側に対向する中間組アーム15,1
5a同志を連結壁24で一体に連結し、中間組ア
ーム15Bに強度を持たせても良い。25は第1
3図で示すように対向壁26,26aを中途にお
いて折曲形成し、前記上組アーム21,21aの
上端部に形成した弧状部21′,21a′と摺接す
る水平ストツパー部27が設けられた荷受台で、
この荷受台25の対向壁26,26aの水平スト
ツパー部27より下端部には垂直長孔28,28
aが形成されている。これらの垂直長孔28,2
8aには上組アーム21,21aを軸着する上方
枢軸29が挿通されている。30は荷受台25の
上方に形成された自動車床下係部に係止する係止
溝である。なお、第14図で示すように荷受台2
5Aは上組アーム21,21aを上方枢軸29を
介して軸着する倒凹字形の軸受31と、この軸受
31の上方扁平部に垂直軸32にて回転自在に軸
着される自動車床下係部と係止する係止溝30A
を有する係合片33とで構成し、前記上組アーム
の先端弧状部21′,21a′を軸受31の下方扁
平部34に摺接するようにしても良い。35は第
3図で示すように下組アームの上端部と中間組ア
ームの下端部内において路面Fと水平に位置する
螺杆で、この螺杆35は第10図で示す支承部材
19側の螺管36の雌ねじ部37と螺合する雄ね
じ部38と、この雄ねじ部38の他方側で図示し
ない支承部材20側の連結子の透孔内を回動自在
に挿通する無螺子部39と、この無螺子部39の
突出端部に設けられた把手を継ぐ継手40とから
構成されている。41は前述の下方枢軸13に巻
装された弾機で、この弾機41は第11図および
第12図で示すようにピアノ線のような弾性の強
い金属線を折曲形成したもので、斜め上方にV字
状に立ち上げられ、かつ少なくともジヤツキに負
荷がかかるのでの間下組アーム14,14aが左
右に傾斜しないように下組アーム14,14aに
それぞれ弾接する両端立ち上り部42,42と、
これらの立上り部の下方位置で下方枢軸13に巻
装するために形成されたコイル状のスプリング部
43と、このスプリング部を頂点として三角形状
に形成された軸受部材11の底壁と圧接変位する
水平部44を有する弾機部45とから構成され、
弾機41は無負荷状態の収縮時のときは第11図
で示すように前記水平部44が軸受部材11の底
壁11bに対してaの寸法分だけ弧状に折曲する
ようになつている。
上記構成にあつては、ジヤツキBを第5図の状
態から第3図の状態へと伸長起立させる場合は、
螺杆35の継手40に図示しない把手を取付け、
該螺杆35を右に旋回する。そうすると、螺杆3
5の雄ねじ部38が螺管36の雌ねじ部37と螺
合している関係上、該螺管36を第2図の右側へ
と引き寄せる。この螺管36の右移動により下組
アーム14,14aが揺動するとともに、中間組
アーム15,15aが中間枢軸16を支点として
鋏み揺動し、その結果上組アーム21,21aも
揺動し荷受台25が昇降する。この場合荷受台2
5、上組アーム21,21a、中間組アーム1
5,15aおよび下組アーム14,14aは、自
動車の左右方向の荷重だけではなく略前後方向あ
るいは対角線方向の荷重に対しても順応するよう
に伸長起立する。また上組アームの弧状部21′,
21a′は、各アームが所望する位置まで開き荷受
台25に自動車の荷重が加わつたときに、荷受台
の水平ストツパー部27の左右の部位にそれぞれ
摺接し、荷受台25が所望の位置まで上昇する間
そのまま前記弧状部から離脱しないように支持し
ている。一方自動車のタイヤ交換あるいは修理が
済んだ後は螺杆35を上述と反対に回転させる。
そうすると、螺管36は第3図の左に移動し、各
アーム14,14a,15,15a,21,21
aは第5図の様に左右に倒れる。この場合弾機3
5の両立ち上り部42,42は下組アーム14,
14a下端部の各外側に圧接し、各アームの折り
畳んだ状態を平衡に保持している。
態から第3図の状態へと伸長起立させる場合は、
螺杆35の継手40に図示しない把手を取付け、
該螺杆35を右に旋回する。そうすると、螺杆3
5の雄ねじ部38が螺管36の雌ねじ部37と螺
合している関係上、該螺管36を第2図の右側へ
と引き寄せる。この螺管36の右移動により下組
アーム14,14aが揺動するとともに、中間組
アーム15,15aが中間枢軸16を支点として
鋏み揺動し、その結果上組アーム21,21aも
揺動し荷受台25が昇降する。この場合荷受台2
5、上組アーム21,21a、中間組アーム1
5,15aおよび下組アーム14,14aは、自
動車の左右方向の荷重だけではなく略前後方向あ
るいは対角線方向の荷重に対しても順応するよう
に伸長起立する。また上組アームの弧状部21′,
21a′は、各アームが所望する位置まで開き荷受
台25に自動車の荷重が加わつたときに、荷受台
の水平ストツパー部27の左右の部位にそれぞれ
摺接し、荷受台25が所望の位置まで上昇する間
そのまま前記弧状部から離脱しないように支持し
ている。一方自動車のタイヤ交換あるいは修理が
済んだ後は螺杆35を上述と反対に回転させる。
そうすると、螺管36は第3図の左に移動し、各
アーム14,14a,15,15a,21,21
aは第5図の様に左右に倒れる。この場合弾機3
5の両立ち上り部42,42は下組アーム14,
14a下端部の各外側に圧接し、各アームの折り
畳んだ状態を平衡に保持している。
以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は、次に列挙するような実用上優れた効果を得る
ことができる。
は、次に列挙するような実用上優れた効果を得る
ことができる。
(1) 中央部に下組アームと上組アームとを加えた
長さを有する中間組アームを揺動または回転自
在に枢着したので、第1図の実施例と比較し螺
杆の長さを同一とすると荷受台を約2倍のスト
ロークで昇降させることができる。
長さを有する中間組アームを揺動または回転自
在に枢着したので、第1図の実施例と比較し螺
杆の長さを同一とすると荷受台を約2倍のスト
ロークで昇降させることができる。
(2) 上組アームと下組アームを一芯軸で枢着しか
つ各アームは同一形態の上・下組アームと中間
組アームの2種から成るので、全体的に構成が
シンプルでコンパクトである。すなわち、一芯
軸なので各アームを互い違いに組み合せること
ができ、またジヤツキBの左右(横方向)の長
さを大巾に短かくする事ができると共に組み付
け作業も簡単にできる。さらに上組アーム1
4,14aと下組アーム21,21aがまた各
組をなす中間組アーム15,15a同志がそれ
ぞれ全く同一形態なので、アームの成型個数が
少なくなり、(本実施例では2種類かあるいは
3種類で済む)、製造コストが安くなる。
つ各アームは同一形態の上・下組アームと中間
組アームの2種から成るので、全体的に構成が
シンプルでコンパクトである。すなわち、一芯
軸なので各アームを互い違いに組み合せること
ができ、またジヤツキBの左右(横方向)の長
さを大巾に短かくする事ができると共に組み付
け作業も簡単にできる。さらに上組アーム1
4,14aと下組アーム21,21aがまた各
組をなす中間組アーム15,15a同志がそれ
ぞれ全く同一形態なので、アームの成型個数が
少なくなり、(本実施例では2種類かあるいは
3種類で済む)、製造コストが安くなる。
(3) 荷受台に水平ストツパー部を形成し、この水
平ストツパー部の左右の部位に上組アーム2
1,21aの各先端弧状部21′,21a′を荷
重時に摺接させるように設けたので、荷重を受
けた際の荷受台を安定させることができる。
平ストツパー部の左右の部位に上組アーム2
1,21aの各先端弧状部21′,21a′を荷
重時に摺接させるように設けたので、荷重を受
けた際の荷受台を安定させることができる。
(4) 荷受台の対向壁26,26aに垂直長孔を形
成したので、上方枢軸29がこの垂直長孔内を
上組アームの弧状部の運動に追従して上下動す
る。一方、軸受部材の垂直部11a,11aに
垂直長孔12,12aを形成したので、下方枢
軸13は自動車の略前後方向あるいは対角線方
向の荷重に追従してその一端部を支点として他
端部が浮上する。その結果、荷受台を自動車の
左右方向だけでなく対角線方向あるいは略前後
方向にもユニバーサルの状態で上昇させること
ができる。
成したので、上方枢軸29がこの垂直長孔内を
上組アームの弧状部の運動に追従して上下動す
る。一方、軸受部材の垂直部11a,11aに
垂直長孔12,12aを形成したので、下方枢
軸13は自動車の略前後方向あるいは対角線方
向の荷重に追従してその一端部を支点として他
端部が浮上する。その結果、荷受台を自動車の
左右方向だけでなく対角線方向あるいは略前後
方向にもユニバーサルの状態で上昇させること
ができる。
(5) 下組アームを平衡に保持する弾機41を備え
たので、ジヤツキを自動車に載せて走行しても
各アームの部品接触音やアームの自然開放を防
止することができる。かつ、無負荷時ジヤツキ
の各アームを略水平に保持するので持ち運びや
自動車への格納が容易である。
たので、ジヤツキを自動車に載せて走行しても
各アームの部品接触音やアームの自然開放を防
止することができる。かつ、無負荷時ジヤツキ
の各アームを略水平に保持するので持ち運びや
自動車への格納が容易である。
(6) 部品点数を少なくした荷受台25の実施例の
場合は、荷受台の加工や組み立てを簡単にする
ことができる。また、軸受部材に突出爪12を
設けた実施例の場合は、ジヤツキの使用時に路
面との滑動を防止することができる。
場合は、荷受台の加工や組み立てを簡単にする
ことができる。また、軸受部材に突出爪12を
設けた実施例の場合は、ジヤツキの使用時に路
面との滑動を防止することができる。
第1図は従来の一実施例を示す一部切欠正面
図、第2図はジヤツキを使用した場合に自動車が
略前後方向あるいは対角線方向にも傾くことの説
明図、第3図は本考案の一実施例を示す一部切欠
正面図、第4図は本考案の左側面図、第5図は本
考案の折り畳んだ状態の拡大正面図、第6図は、
第5図における本考案の平面図、第7図は本考案
の中間組アームの一実施例を示す斜視図、第8図
および第9図は本考案の中間組アームの他の異な
る実施例を示す斜視図、第10図は本考案の螺管
と螺杆の関係を示す説明図、第11図は本考案の
弾機の一実施例を示す正面図、第12図は第11
図における弾機の側面図、第13図は本考案の荷
受台と上組アームの関係を示す説明図、第14図
は本考案の異なる荷受台と上組アームの関係を示
す説明図、第15図は下方枢軸が一端部を支点と
して浮上することの説明図である。 11……軸受部材、12,12a,28,28
a……垂直長孔、13……下方枢軸、14,14
a……下組アーム、15,15a,15A,15
B……中間組アーム、16……中間枢軸、19,
20……支承部材、21,21a……上組アー
ム、21′,21a′……弧状部、22……枢支ピ
ン、25,25A……荷受台、26,26a……
対向壁、27……水平ストツパー部、29……上
方枢軸、30,30A……係止溝、35……螺
杆、36……螺管、41……弾機。
図、第2図はジヤツキを使用した場合に自動車が
略前後方向あるいは対角線方向にも傾くことの説
明図、第3図は本考案の一実施例を示す一部切欠
正面図、第4図は本考案の左側面図、第5図は本
考案の折り畳んだ状態の拡大正面図、第6図は、
第5図における本考案の平面図、第7図は本考案
の中間組アームの一実施例を示す斜視図、第8図
および第9図は本考案の中間組アームの他の異な
る実施例を示す斜視図、第10図は本考案の螺管
と螺杆の関係を示す説明図、第11図は本考案の
弾機の一実施例を示す正面図、第12図は第11
図における弾機の側面図、第13図は本考案の荷
受台と上組アームの関係を示す説明図、第14図
は本考案の異なる荷受台と上組アームの関係を示
す説明図、第15図は下方枢軸が一端部を支点と
して浮上することの説明図である。 11……軸受部材、12,12a,28,28
a……垂直長孔、13……下方枢軸、14,14
a……下組アーム、15,15a,15A,15
B……中間組アーム、16……中間枢軸、19,
20……支承部材、21,21a……上組アー
ム、21′,21a′……弧状部、22……枢支ピ
ン、25,25A……荷受台、26,26a……
対向壁、27……水平ストツパー部、29……上
方枢軸、30,30A……係止溝、35……螺
杆、36……螺管、41……弾機。
Claims (1)
- 対向壁に垂直長孔28,28aが形成されかつ
水平ストツパー部が設けられた荷受台と、前記垂
直長孔内を上下動する一芯軸の上方枢軸29に軸
着されかつ前記荷受台に荷重が作用する間前記水
平ストツパー部の左右の部位に各々摺接する弧状
部が形成された上組アームと、このアームの下端
部と一芯軸の下方枢軸13に軸着された下組アー
ムの上端部に鋏み揺動自在に軸着される中間組ア
ームと、前記下方枢軸を挿入する垂直長孔12,
12aが設けられた軸受部材とから成り、前記下
方枢軸あるいは軸受部材には下組アーム14,1
4aの下端部の外側に両端部がそれぞれ弾発的に
圧接する弾機41を設けたことを特徴とする自動
車用パンタグラフ式ジヤツキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13203382U JPS5937290U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 自動車用パンタグラフ式ジヤツキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13203382U JPS5937290U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 自動車用パンタグラフ式ジヤツキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5937290U JPS5937290U (ja) | 1984-03-08 |
JPH0126716Y2 true JPH0126716Y2 (ja) | 1989-08-09 |
Family
ID=30298300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13203382U Granted JPS5937290U (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 自動車用パンタグラフ式ジヤツキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937290U (ja) |
-
1982
- 1982-08-31 JP JP13203382U patent/JPS5937290U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5937290U (ja) | 1984-03-08 |
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