JPH01265839A - 定置網 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は魚等を漁獲する定置網に関する。

〔従来の技術〕

第７図は従来の一般的な定置網を示している。

このような定置網においては、垣網１によって魚等を身
網である運動場２の方向に誘導し、入口３を通して運動
場２内へ入味させる。この運動場２内を遊泳している魚
等は先細りの返し４を通って袋網５内に入味し、その袋
網５を揚網することにより漁獲される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の定置網においては、構成各部の網
を単に海水中等に固定的に設置しておくものであったか
ら、入口３を通って運動場２および袋網５内に入味した
魚が、これらの運動場２および袋網５から外部へ逃避し
、漁獲効率が悪いとう不都合があった。

づなわち、例えば、朝夕の両方若しくはいずれか一方の
定刻に袋網５を揚網した際に漁獲できる魚等は、たまた
ま袋網５内に居残っていた魚等を漁獲しているに過ぎな
い。

最近の漁獲効率の調査報告によれば、袋網５によって漁
獲される魚等は入口３を通って大綱した魚等の約２０〜
５０％稈度であり、半数以上が定置網より逃避しており
、漁獲効率が悪いものであった。

また、定置網内にお（プる魚等の挙動を、スキャニング
ソナーで観察したところ、浮網形式の箱網に大綱したま
ぐろの当該袋網内にお（〕る滞留時間はほぼ１時間程度
であり、長くとも３時間以内であった。また、定置網の
主たる漁獲対象魚であるふりを袋網内へ標識をイ」けて
放流したところ、翌日の再捕獲率は１０％以下であった
。

また、これらの調査報告より、定置網内に実際に入網し
ている魚等ののべ数は、逆に非常に多きいものであると
Ｕ［７１１１１することができ、入網した魚等を逃避さ
せることなく漁獲することのできる定置網の実現が切望
されていた。

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、入網
した魚等を逃避させることなく確実に捕獲することがで
き、漁獲効率が高く、しかも構成も簡単であり、従前の
定置網にも簡単に適用することができ、汎用性も高い定
置網を提供することを目的とり−る。

（課題を解決するための手段）　　・ 本発明の定置網は、網内における魚等の通路の所定位置
を遮蔽する遮蔽機構を有することを特徴どする。

〔作　用〕

本発明の定置網によれば、魚等が遮蔽機構より奥へ入網
した後に、ぞの遮蔽機構によって魚等の通路を遮蔽する
と、魚等は退路を失ない、全部捕獲される。これにより
、漁獲効率が非常に高くなる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図から第６図について説明
する。

第１図および第２図は本発明の第１実施例を示す。

本実施例は袋網５（図示μず）内に間口している返し４
の返し口４ａ部分を遮蔽する遮蔽機構６を設けたもので
ある。この遮蔽機ｔ！４６は返し口４ａを遮蔽できる大
きさの遮蔽用網７をもって、返し口４ａを開閉ヅるよう
に形成されている。づ−なわち、遮蔽用網７は基部（遮
蔽状態におけるＦ端縁）を返し口４ａの下端縁に固着さ
れている。また、遮蔽用網７の自由端部（遮蔽状態にお
ける上端縁）の左右両端には、それぞれ袋体等からなる
浮力体８と、この浮力体８内へガスを注入するガス注入
装置９とが締着等の適宜な手段によって固着されている
。そして、遮蔽用網７、浮力体８およびガス注入装置９
は、浮力体８ヘガスを注入していない場合に、返し４の
返し口４ａの下端縁より下方に沈んでいる自重を右する
ようにされている。また、各ガス注入装置９にはケーブ
ル１０を介して海上に浮遊しているブイ１１に連結され
ており、このケーブル１０およびブイ１１を介して無線
または有線にＪ：つで、ガス注入装置９を作動させる作
動指令を陸上または船上から送給できるＪ：うにされて
いる。また、ケーブル１０の代りに超音波等を用いて本
装置を構成することもできる。

なお、船上から作動指令を発する場合には、ブイ１１を
省いてケーブル１０を直接船に連結するようにしてもよ
い。

次に、本実施例の作用を説明する。

先ず、第１図に示すように、浮力体８内へガスを注入し
ないでおいて、返し４の返し口４ａを開放させておき、
魚等が通路となる返し口４ａを通って袋網５（図示せず
）内に入網する情況を、魚探ソナーや水中テレビ雪の監
視装置によって酪視する。その後、袋網５内に適当渚の
魚等が入網したら、ブイ１１おＪ：びケーブル１０を介
して各ガス注入装置９へ作動指令を送給し、各ガス注入
装置９から各浮力体８内へガスを注入し、各浮力体８を
膨張させて、第２図に示すように、各浮力体８の受【ブ
る浮力によって遮蔽用網７の自由端部を上昇させて、遮
蔽用網７によって返し４の返し口４ａを遮蔽する。これ
により、袋網５内の魚等は退路を失ない、逃避すること
ができず、同袋網５を揚網することにより全部漁獲され
る。

第３図および第４図は本発明の第２実施例を示している
。

この第２実施例は、前記実施例にお【プる遮蔽用網７の
代りに返し４の敷網４ｂをもって返し口４ａを遮蔽づ−
るようにするどともに、この敷網／４ｂの先端に１対の
浮力体８、ガス注入装置９を所定間隔をもって固着し、
その他は前記実施例と同様に形成しである。

そして、第３図に示すように、各浮力体８ヘガスを注入
しないで返し口４ａを開放ざまでおいて、魚等を袋網５
内へ入網させる。そして、適当時にブイ１１およびケー
ブル１０を介して各ガス注入装置９に作動指令を送給し
、各浮力体８を膨張させて、第４図に示す」、うに、返
し４の敷網４ｂの先端部ににり返し口４ａを遮蔽させる
。

第５図は本発明の第３実施例を示す。

この第３実施例は、前記第１実施例の膨張自在な浮力体
８どガス注入装置９に代えて、遮蔽用網７を上貸させる
に」〜分な浮力を有する浮子１２を遮蔽用網７の左右上
端部にそれぞれ固着し、各浮子１２に切離し可能な連結
装置１３を介して重錘１４を連結して形成されている。

各重錘１４は遮蔽用網７、浮子１２を第５図のように返
し４の返し口４ａを開放できる重量とされている。そし
て、返し口４ａを遮蔽する場合には、ブイ１１およびケ
ーブル１０を介して分離作動指令を各連結装置１３へ送
給し、各重錘１４を浮子１２から切離し、各浮子１２に
よって遮蔽用網７を上昇させて、返し４の返し口４ａを
遮蔽するようにしている。

なお、前記実施例は浮力を利用して遮蔽用網７の自由端
部を上昇さけて返し４の返し口４ａを遮蔽するものであ
るが、返し口４ａの上端縁に基部を固着した遮蔽用網７
を重錘を利用してその自由端部を下降させるようにして
、返し口４ａを遮蔽するようにしてもよい。

また、第６図に示すように、遮蔽用網７の左右端縁のい
ずれか一方（本実施例では左端縁）を返し４の返し口４
ａの左端縁に固着し、遮蔽用網７の右端縁の上下端に索
１５の一端を固層し、この索１５の途中を返し口４ａの
右端縁の上下端にそれぞれ固着したリング１６に挿通し
、更に索１５の他端に浮力体８およびガス注入袋＠９を
連結しておき、返し口４ａを遮蔽する時には、ブイ１１
およびケーブル１０を介してガス注入装置９へ作動指令
を送給して、浮力体８にガスを注入して膨張させ、浮力
体８の浮上刃により索１５を介して遮蔽用網７を右方向
に引いて返し口４ａを遮蔽させるようにしてもよい。

また、返し４の返し口４ａを１］着のように絞って遮蔽
するようにしてもよい。

なお、前記各実施例は返し４の返し口４ａを遮蔽する一
ｂのであるが、遮蔽機ｔｌｔ１６を網内の魚等の通路の
任意位置、例えば入口３や運動場２の一部分等を遮蔽す
るように配設してもよい。

また、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、各実施例を組合わせたり、必要に応じて変更すること
ができる。

〔発明の効果〕

本発明の定置網はこのように構成され作用するものであ
るから、入網した魚等を逃避させることなく確実に捕獲
することができ、漁獲効率が高く、しかも構成も簡単で
あり、従前の定＠絹にも簡単に適用することができ、汎
用性も高くなる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図ｔよそれぞれ本発明の定置網の第１
実施例の返し口の開放状態おＪ：び遮蔽状態を示す要部
の斜視図、第３図および第４図は本発明の第２実施例の
第１図および第２図と同様の斜視図、第５図および第６
図はそれぞれ本発明の第３実施例および第４実施例を示
す第１図と同様の斜視図、第７図は従来の定置網の一例
を示す斜視図である。 １・・・垣網、２・・・運動場、３・・・入口、４・・
・返し、４ａ・・・返し口、４ｂ・・・敷網、５・・・
袋網、６・・・遮蔽機構、７・・・遮蔽用網、８・・・
浮力体、９・・・ガス注入装置、１２・・・浮子、１３
・・・連結装置、１４・・・重錘、１５・・・索、１６
・・・リング。 出願人代理人　　中　　尾　　俊　　輔手続補正書 １　事件の表示 ロＵ和６３年　特許願　第９２８９６弓２　発明の名称 定　　置　　網 ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 網内における魚等の通路の所定位置を遮蔽する遮蔽機構
   を有する定置網。