JP6323966B1 - 魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法 - Google Patents

魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法 Download PDF

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Abstract

【課題】海底や川底に仕掛けられ、魚類、特に鰻、およびその稚魚であるシラスウナギを安定的に捕獲することができる魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法を提供することを目的とする。【解決手段】捕獲装置1は上面開口の略直方体をした容器本体2に網状部材3が覆設され、網状部材3にはパイプ部材4、および錘部材5がそれぞれ載置されている。このような捕獲装置1は、捕獲対象魚類としての鰻やシラスウナギが捕獲装置1により捕獲されるまでの一定期間、海底や川底に設置される。捕獲装置1はパイプ部材4と網状部材3を備えることにより、例えば捕獲対象となる鰻は、パイプ部材4により捕獲され、鰻の稚魚であるシラスウナギは網状部材3によりそれぞれ捕獲される。従って、捕獲装置1により鰻とシラスウナギを同時に捕獲できるものとなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法に関する。詳しくは、海底や川底に仕掛けられ、魚類、特に鰻、およびその稚魚であるシラスウナギを安定的に捕獲することができる魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法に係るものである。
一般的に鰻は夜行性であるため、日中になると棲家として海底や川底にある石穴等に入る修正があることが知られている。そのような鰻の習性を利用して、鰻を捕獲するための従来の捕獲装置としては、例えば両端部に鰻の進入を許容する進入口が形成された直線形状の竹材、または樹脂材のパイプ部材からなる捕獲装置が用いられてきた。
そして、このような捕獲装置を海底や川底に一定期間仕掛けておき、捕獲装置に鰻が進入した頃合い見て、捕獲装置を海底や川底から引き揚げ、捕獲装置に捕獲された鰻を取り出すという作業が行われていた。
しかしながら、以上のような捕獲装置においては、パイプ部材が直線形状であるため、海底や川底から捕獲装置を引き揚げる際に、捕獲装置を略水平状態に保ちながら慎重、かつゆっくりと引き揚げる必要があり、水平状態が保たれない場合には、捕獲装置から捕獲した鰻が逃げ出してしまうという問題を有していた。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、曲線形状をしたパイプ部材からなる鰻の捕獲装置が開示されている。
具体的には、図7に示すように、捕獲装置101は、U字状からなる棒状の保持金具102と、凹凸を有した蛇腹状の軟質なポリエチレン管からなるU字型のパイプ部材103とが複数箇所において紐部材104により結束され、パイプ部材103が保持金具102により一定形状に保持・固定されるようになっている。また、保持金具102は捕獲装置101を水中に沈める際の錘としての機能も有するものとなっている。
特開2003−23921号公報
前記した特許文献1の捕獲装置のように、パイプ部材をU字状からなる曲線形状とすることにより、例えば海底や川底から捕獲装置を引き揚げる際には、捕獲装置内に進入した鰻がパイプ部材の筒内から逃げ出し難いものとなっている。
一方で、特許文献1に開示の捕獲装置においては、パイプ部材の全体が竹材、または軟質なポリエチレン管から構成されているため、捕獲装置を海底や川底に仕掛けた際にパイプ部材が他の魚類等により噛み切られたりするおそれがある。また、海底や川底には砂利等が多く堆積しているため、潮の流れや川の流れにより捕獲装置が揺動されることにより、捕獲装置と砂利等が擦れてしまい、パイプ部材が損傷するおそれがある。
そして、他の魚類等により噛み切られ、または海底や川底に堆積した砂利等により損傷した箇所から捕獲した鰻が逃げ出すといった不具合が考えられる。
また、鰻の稚魚であるシラスウナギは、体調が10cm前後と非常に小さいものであることが知られている。そのため、従来から使用されている直線形状のパイプ部材からなる捕獲装置は勿論のこと、特許文献1に開示のような捕獲装置においても、シラスウナギの捕獲は困難である。そのため、シラスウナギの捕獲に際しては別途網状部材を準備した上で、捕獲する必要があった。
以上のことから、近年においては、鰻を確実に捕獲できるとともに、その稚魚であるシラスウナギも効率的に捕獲できる捕獲装置の開発が望まれていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、海底や川底に仕掛けられ、魚類、特に鰻、およびその稚魚であるシラスウナギを安定的に捕獲することができる魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法に係るものである。
前記の目的を達成するために、本発明の魚類の捕獲装置は、所定形状の排水部が形成された底面部、該底面部の周縁に立設された側面部を有し、上面開口された容器本体と、該容器本体に覆設され、所定の大きさの目合いが形成された網状部材と、該網状部材に載置され、少なくとも一端、または他端の何れかが開口された中空状のパイプ部材と、前記網状部材に載置された錘部材とを備える。
ここで、容器本体の底面部に所定形状の排水部が形成されていることにより、海底や川底に仕掛けた捕獲装置を陸上に引き揚げる際に、容器本体内に貯留された水が、この排水部から排水されるため、引き揚げの労力を軽減することができる。
また、容器本体の上面が開口されていることにより、この開口部分から容器本体内に捕獲対象魚類としての鰻、およびシラスウナギを進入させることができる。
また、容器本体に覆設され、所定の大きさの目合いが形成された網状部材を備えることにより、例えば、捕獲した鰻やシラスウナギが後述するパイプ部材から逃げ出したとしても、網状部材により再度捕獲することができる。
また、少なくとも一端、または他端の何れかが開口された中空状のパイプ部材を備えることにより、鰻やシラスウナギをパイプ部材から進入させ、捕獲することができる。
また、パイプ部材が網状部材に載置されていることにより、網状部材の浮き上がりを防止することができるとともに、パイプ部材に進入した鰻やシラスウナギが、パイプ部材から逃げ出したとしても、網状部材で再度捕獲することができる。
また、網状部材に載置された錘部材を備えることにより、網状部材の浮き上がりを防止することができるとともに、海底や川底に仕掛けた捕獲装置が潮の流れや川の流れによる揺動や浮き上がりを防止することができる。
また、側面部が、前面部、背面部、左面部、および右面部から構成され、第1のパイプ部材の一端が前面部に当接され、他端が背面部から所定の距離だけ離間するように載置されている場合には、鰻やシラスウナギを第1のパイプ部材の他端と背面部の隙間から進入させることができるとともに、進入した鰻やシラスウナギをパイプ部材から逃げ出すことを防止することができる。
また、第2のパイプ部材の一端が背面部に当接され、他端が前面部から所定の距離だけ離間するように載置されている場合には、鰻やシラスウナギを第2のパイプ部材の一端と前面部の隙間から進入させることができるとともに、進入した鰻やシラスウナギをパイプ部材から逃げ出すことを防止することができる。
また、第1のパイプ部材と第2のパイプ部材のそれぞれが、前面部、および背面部に当接するとともに、背面部、および前面部と所定の距離だけ離間するように配置されていることにより、鰻やシラスウナギのパイプ部材へ誘引することができる。
また、側面部が、前面部、背面部、左面部、および右面部から構成され、第1のパイプ部材の一端が右面部に当接され、他端が左面部から所定の距離だけ離間するように載置されている場合には、鰻やシラスウナギを第1のパイプ部材の他端と左面部の隙間から進入させることができるとともに、進入した鰻やシラスウナギをパイプ部材から逃げ出すことを防止することができる。
また、第2のパイプ部材の一端が左面部に当接され、他端が右面部から所定の距離だけ離間するように載置されている場合には、鰻やシラスウナギを第2のパイプ部材の一端と右面部の隙間から進入させることができるとともに、進入した鰻やシラスウナギをパイプ部材から逃げ出すことを防止することができる。
また、第1のパイプ部材と第2のパイプ部材のそれぞれが、右面部、および左面部に当接するとともに、左面部、および右面部と所定の距離だけ離間するように配置されていることにより、鰻やシラスウナギのパイプ部材へ誘引することができる。
また、錘部材がパイプ部材に着設されている場合には、錘部材によりパイプ部材が固定されるため、捕獲装置を水中に設置した場合においても、パイプ部材の移動を規制することができる。
また、容器本体の底面部に形成された排水部は、所定の方向に形成された複数のスリット溝である場合には、捕獲装置を水中から引き揚げる際には、このスリット溝から容器本体内に貯留された水を排出することができる。
また、容器本体の底面部に形成された排水部は、複数の水抜き孔である場合には、捕獲装置を水中から引き揚げる際には、この水抜き孔から容器本体内に貯留された水を排出することができる。
また、錘部材が容器本体の鉛直方向に堆積された石材である場合には、鰻やシラスウナギの習性として、光の届かない暗闇を移動するため、容器本体内に堆積された石材を目印として容器本体内に鰻やシラスウナギを誘引することができる。
また、錘部材としての石材が、所定の大きさの隙間を形成するように堆積されている場合には、例えば、鰻やシラスウナギが通行可能な程度の隙間を形成することで、石材を目印として容器本体内に鰻やシラスウナギを誘引することができる。
また、容器本体の底面に、設置面に対して容器本体を滑動させるためのキャスターを有する場合には、海底や川底に沈めた捕獲装置の設置場所の変更や、水中から引き揚げた捕獲装置の陸上での移動が容易なものとなる。
また、容器本体の底面に、設置面に対して容器本体を滑動させるための平滑板を有する場合には、海底や川底に沈めた捕獲装置の設置場所の変更や、水中から引き揚げた捕獲装置の陸上での移動が容易なものとなる。
また、容器本体の所定の位置には、容器本体を懸吊する場合に用いられる紐状部材を係止するための係止部を有する場合には、例えば揚重機等を用いて陸上から水中に捕獲装置を沈める際に、揚重機に接続された紐状部材を係止部に係止させることができるため、捕獲装置の揚重機による吊り上げ、吊り下げ作業が容易なものとなる。
前記の目的を達成するために、本発明の魚類の捕獲方法は、上面開口した容器本体を網状部材で覆設するとともに、該網状部材に載置された錘部材、および中空状のパイプ部材を有する捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程とを備える。
ここで、上面開口した容器本体を網状部材で覆設するとともに、該網状部材に載置された錘部材、および中空状のパイプ部材を備える魚類の捕獲装置を水中において一定期間保持する工程を備えることにより、例えば捕獲対象魚類としての鰻やシラスウナギをパイプ部材、および網状部材により捕獲することができる。
また、捕獲装置を水中から吊り上げる工程を有することにより、捕獲装置で捕獲した鰻やシラスウナギを陸上に引き揚げることができる。
また、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程を有することにより、パイプ部材や網状部材に捕獲されている鰻やシラスウナギを取り出すことができる。
前記の目的を達成するために、本発明の魚類の捕獲方法は、上面開口した容器本体を有する捕獲装置に網状部材を覆設する工程と、該網状部材に錘部材、および中空状のパイプ部材を載置する工程と、前記捕獲装置に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程と、水中に投入した前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程とを備える。
ここで、上面開口した容器本体を有する捕獲装置に網状部材を覆設する工程を備えることにより、例えば捕獲対象魚類としてのシラスウナギを捕獲するための網状部材を設置することができる。
また、網状部材に錘部材を載置する工程を有することにより、捕獲装置を水中に設置した場合においても、網状部材や容器本体の移動を規制することができるとともに、後述するパイプ部材の設置に際しての位置決めを行うことができる。
また、網状部材に中空状のパイプ部材を載置する工程を備えることにより、捕獲対象魚類としての鰻を捕獲するためのパイプ部材を設置することができる。
また、捕獲装置に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程を備えることにより、捕獲装置を水中に設置することができる。
また、水中に投入した捕獲装置を水中において一定期間保持する工程を備えることにより、捕獲対象魚類としての鰻やシラスウナギをパイプ部材、および網状部材により捕獲することができる。
また、捕獲装置を水中から吊り上げる工程を備えることにより、捕獲装置で捕獲した鰻やシラスウナギを陸上に引き揚げることができる。
また、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程を備えることにより、パイプ部材や網状部材に捕獲されている鰻やシラスウナギを取り出すことができる。
前記の目的を達成するために、本発明の魚類の捕獲方法は、上面開口した容器本体を有する捕獲装置に網状部材を覆設する工程と、該網状部材で覆設した前記容器本体に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程と、水中に投入した前記捕獲装置の前記網状部材に錘部材、および中空状のパイプ部材を載置する工程と、前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程とを備える。
ここで、上面開口した容器本体を有する捕獲装置に網状部材を覆設する工程を備えることにより、例えば捕獲対象魚類としてのシラスウナギを捕獲するための網状部材を設置することができる。
また、網状部材で覆設した容器本体に紐状部材を係止して捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程を備えることにより、捕獲装置を水中に設置することができる。
また、水中に投入した捕獲装置の網状部材に錘部材を載置する工程を備えることにより、捕獲装置を水中に設置した場合においても、網状部材や容器本体の移動を規制することができるとともに、後述するパイプ部材の設置に際しての位置決めを行うことができる。
また、水中に投入した捕獲装置の網状部材に中空状のパイプ部材を載置する工程を備えることにより、捕獲対象魚類としての鰻を捕獲するためのパイプ部材を設置することができる。
また、水中に投入した捕獲装置を水中において一定期間保持する工程を備えることにより、捕獲対象魚類としての鰻やシラスウナギをパイプ部材、および網状部材により捕獲することができる。
また、捕獲装置を水中から吊り上げる工程を備えることにより、捕獲装置で捕獲した鰻やシラスウナギを陸上に引き揚げることができる。
また、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程を備えることにより、パイプ部材や網状部材に捕獲されている鰻やシラスウナギを取り出すことができる。
前記の目的を達成するために、本発明の魚類の捕獲方法は、上面開口の容器本体を有する捕獲装置に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程と、水中に投入した前記捕獲装置の前記容器本体に網状部材を覆設する工程と、前記網状部材に錘部材、および中空状のパイプ部材を載置する工程と、前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程とを備える。
ここで、上面開口の容器本体を有する捕獲装置に紐状部材を係止して捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程を備えることにより、捕獲装置を水中に設置することができる。
また、水中に投入した捕獲装置の容器本体に網状部材を覆設する工程を備えることにより、例えば捕獲対象魚類としてのシラスウナギを捕獲するための網状部材を設置することができる。
また、水中に投入した捕獲装置の網状部材に錘部材を載置する工程を備えることにより、捕獲装置を水中に設置した場合においても、網状部材や容器本体の移動を規制することができるとともに、後述するパイプ部材の設置に際しての位置決めを行うことができる。
また、水中に投入した捕獲装置の網状部材に中空状のパイプ部材を載置する工程を備えることにより、捕獲対象魚類としての鰻を捕獲するためのパイプ部材を設置することができる。
また、水中に投入した捕獲装置を水中において一定期間保持する工程を備えることにより、捕獲対象魚類としての鰻やシラスウナギをパイプ部材、および網状部材により捕獲することができる。
また、捕獲装置を水中から吊り上げる工程を備えることにより、捕獲装置で捕獲した鰻やシラスウナギを陸上に引き揚げることができる。
また、水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程を備えることにより、パイプ部材や網状部材に捕獲されている鰻やシラスウナギを取り出すことができる。
また、パイプ部材を載置する工程は、捕獲装置を水中に設置した場合において、水中の水流れ方向に沿って載置する場合には、捕獲対象魚類としての鰻の水中での進行方向に沿ってパイプ部材を載置するため、鰻のパイプ部材での捕獲確率を高めることができる。
また、捕獲装置から魚類を取り出す工程は、パイプ部材を捕獲装置から取り外し、パイプ部材から魚類を取り出す工程を有する場合には、パイプ部材で捕獲した鰻を確実に取り出すことができる。
また、捕獲装置から魚類を取り出す工程は、網状部材を捕獲装置から取り外し、網状部材から魚類を取り出す工程を有する場合には、網状部材で捕獲したシラスウナギを確実に取り出すことができる。
また、捕獲装置を水中において一定期間保持する工程は、紐状部材の一端を陸上に設置した留め具に固定する工程を有する場合には、水中に設置した捕獲装置が、潮の流れや川の流れにより移動することを防止することができる。
本発明に係る魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法は、海底や川底に仕掛けられ、魚類、特に鰻、およびその稚魚であるシラスウナギを安定的に捕獲することができるものとなっている。
本発明の実施形態に係る捕獲装置において、(a)は全体斜視図、(b)は分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る捕獲装置の容器本体の平面図である 本発明の実施形態に係る捕獲装置に設置されるパイプ部材の配置バリエーションを示す模式図である。 本発明の実施形態に係る捕獲装置の側面図において、(a)は容器本体にキャスターと取り付けた実施例、(b)は容器本体に平滑板を取り付けた実施例をそれぞれ示す。 本発明の実施形態に係る捕獲装置を用いて、捕獲対象となる魚類を捕獲する過程を示す図である。 本発明の実施形態に係る捕獲装置を用いて、捕獲対象となる魚類を捕獲する他の状態を示す図である。 従来技術を示す図である。
以下、魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法の本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、各図において説明の便宜上、捕獲装置1を海底または川底に設置した状態において、捕獲装置1の設置面から上部に向かう方向を上方向、上方向の反対方向を下方向、上方向および下方向により表される軸方向を鉛直方向、鉛直方向と垂直な軸方向を水平方向とそれぞれ定義する。
まず、本発明に係る捕獲装置1の全体構成について、図1を用いて説明する。捕獲装置1は主に容器本体2、この容器本体2の全体を覆設するように設置された網状部材3、網状部材3の上に載置されたパイプ部材4、および錘部材5、さらに容器本体2の周縁に設けられた係止部材6から主に構成されている。
容器本体2は、上面が開口されるとともに、四辺が約1mの正方形の底面部21、この底面部21の周囲に立設し鉛直方向の高さが約30cm程度の側面部22から構成された上面開口の木製からなる略直方体を形成している。
ここで、必ずしも、底面部21は四辺の長さが同一の正方形を形成している必要はない。例えば、長方形を形成していてもよく、円形や、台形等、その形状が特に限定されるものではない。但し、後述する通り、容器本体2内に収納するパイプ部材4の配置等を考慮すると、底面部21は方形状に形成されていることが好ましい。
また、必ずしも、容器本体2は木製である必要はない。捕獲装置1を海底や川底に沈めて使用する際の水圧にある程度耐え得る剛性があるものであれば、その材質は何ら限定されるものではない。
底面部21には、捕獲装置1を海底や川底から引き揚げる際に、容器本体2に貯留された水を効率的に排出するための排水溝23が形成されている。排水溝23は、例えば、図2(a)に示すように、所定の大きさの水抜き孔23aが底面部21の一面に所定の間隔で形成されている。あるいは、図2(b)、または図2(c)に示すように、所定の長さのスリット溝23bが所定の方向に沿って形成されている。
ここで、必ずしも、排水溝23が形成されている必要はない。但し、排水溝23が形成されていないと、捕獲装置1を海底や川底から引き揚げる際に、容器本体2に溜まった水の重みにより引き揚げ作業が効率的に行われないばかりか、容器本体2から溢れ出た水と一緒に捕獲対象となる鰻やシラスウナギも逃げ出す虞がある。このような不具合を防止するためにも、底面部21に排水溝23が形成されていることが好ましい。
また、必ずしも、排水溝23の形状として、水抜き孔23a、やスリット溝23bである必要はない。容器本体2に溜まった水を排出することができれば、排水溝23の形状は特に限定されるものではない。
側面部22は、底面部21の四方に鉛直方向に立設するように、前面部22a、背面部22b、左面部22c、右面部22dから主に構成されている。
網状部材3は、主に鰻の稚魚であるシラスウナギを捕獲するためのものであり、容器本体2の上面側から容器本体2の全体が覆われる程度の大きさであり、かつその目合いは捕獲対象となるシラスウナギが通り抜けできない程度の大きさ(例えば5cm程度)に設定されている。
また、網状部材3は張力のかからない状態で、かつ底面部21の表面全体に網状部材3が接触するように容器本体2に覆設され、その端部は側面部22の上端側で外側に折り曲げられて、結束バンド31により固定される。
ここで、必ずしも、網状部材3が張力のかからない状態で、かつ底面部21の表面全体に接触するように容器本体2に対して覆設される必要はない。網状部材3が底面部21と接触しないように、容器本体2に対して張設するようにしてもよい。但し、網状部材3を容器本体2に対して張設すると、網状部材3の上に載置されるパイプ部材4や錘部材5の重みにより破損するおそれがあるため、網状部材3は容器本体2に対して張力をかけずに、多少の緩みをもって覆設することが好ましい。
また、必ずしも、網状部材3の端部は結束バンド31により固定される必要はなく、公知の固定手段から適宜選択することができる。
パイプ部材4は、一端、または他端に捕獲対象となる鰻の進入を許容するための進入孔が開口された中空状の筒状体からなるものであり、ポリエチレン、または竹材等から構成されており、容器本体2内であって、網状部材3の上に複数本(図においては2本)が載置される。
ここで、必ずしも、2本のパイプ部材4を設置する必要はない。例えば、1本のみ設置してもよく、また、3本以上のパイプ部材4を設置しもてよい。これらは、容器本体2の大きさに応じて適宜変更することができる。
パイプ部材4は、例えば図3(a)に示すように容器本体2内にレイアウトされる。即ち、例えば2本のパイプ部材4a、4bを配置する場合においては、一方のパイプ部材4aが、一端が前面部22aと所定の距離だけ離間し、他端が背面部22bに当接するように設置され、他方のパイプ部材4bが、一端が背面部22bと所定の距離だけ離間し、他端が前面部22aに当接するように設置される。
ここで、必ずしも、パイプ部材4の容器本体2内への設置は図3(a)に示すようなレイアウトである必要はない。例えば、図3(b)に示すように各パイプ部材4a、4bの一端と他端が前面部22a、背面部22bに接触しないように容器本体2の略中央部分に配置するようにしてもよい。ただし、この場合、パイプ部材4a、4bの進入口とは反対側の端部を閉塞部材で閉塞する加工が必要となるため、パイプ部材4の加工工数を考慮すると、パイプ部材4の一方の端部は前面部22a、または背面部22bに当接するようにレイアウトすることが好ましい。
また、図3(c)に示すように、一方のパイプ部材4aの他端と他方のパイプ部材4bの他端の何れも背面部22bに当接させ、進入口の向きを同一の方向とするようにレイアウトすることもできる。但し、発明者が実験を繰り返した結果、図3(a)に示すように、一方のパイプ部材4aの進入口と、他方のパイプ部材4bの進入口を互いに正反対の方向となるようにパイプ部材4を設置した方が、鰻の捕獲率は高まることが判明した。これは、一方のパイプ部材4aに進入した鰻が、パイプ部材4aから逃げ出した場合に、鰻の習性として進入口とは反対方向に泳ぎだすことによるものと考えられる。
また、必ずしも、パイプ部材4は前面部22aから背面部22bにかけて、左面部22c、および右面部22dに沿って配置する必要はない。例えば、左面部22cから右面部22dにかけて、前面部22a、および背面部22bに沿って配置するようにしてもよい。
また、パイプ部材4は、例えば海底に設置する場合には潮の流れに沿うよう設置し、川底に設置する場合には川の流れに沿うように設置される。但し、潮の流れ、および川の流れに略直交するように設置してもよいが、発明者が実験を繰り返した結果では、潮の流れ、および川の流れに沿って鰻は水中を進行するため、その進行方向に沿うようにパイプ部材4を設置することで、パイプ部材4による鰻の捕獲確率を高めることができる。
係止部材6は、揚重機等で捕獲装置1を吊り上げる際のワイヤー部材を係止するためのもので、フック部材61を有する略矩形状の角材62が側面部22の四隅に取り付けられている。揚重機等により捕獲装置1を吊り上げる際には、揚重機に接続されたワイヤー部材をフック部材61に係止した上で、揚重機等を操作して捕獲装置1を吊り上げ、捕獲装置1を仕掛ける海底や川底に設置することができる。
ここで、必ずしも、フック部材61は略矩形状の角材62に取り付けられている必要はない。例えば、側面部22の四隅にフック部材61が直接取り付けられていてもよい。
また、必ずしも、係止部材6は容器本体2の側面部の四隅に設ける必要はない。係止部材6は、揚重機により捕獲装置1を吊り下げる際に、安定的な吊り下げができる位置であれば何れの位置に設けられていてもよい。
錘部材5は、所定の大きさの複数の石材51が鉛直方向に積層されて構成されている。また、石材51の積層に際しては、隣接する石材51間において、例えば捕獲対象となる鰻やシラスウナギの通行を許容できる程度の隙間(10cm程度)が形成されるように積層されている。
ここで、必ずしも、錘部材5として石材51を用いる必要はない。例えば鋼製のバラスト等を所定の箇所に配置するようにしてもよい。但し、錘部材5として積層した石材51を用いる場合には、海底や川底に設置した捕獲装置の不意の移動を防止する効果に加えて、より自然界に近い環境を再現できるため、捕獲対象となる鰻やシラスウナギを捕獲装置1に誘引することができるため、錘部材5として石材51を使用することが好ましい。
また、必ずしも、錘部材5としての石材51を鉛直方向に積層するに際して、隣接する石材51間において所定の大きさの隙間を形成する必要はない。但し、隣接する石材51間において所定の大きさの隙間が形成されている場合には、習性として暗い場所を好む鰻を、より高い確率で捕獲装置1に誘引することができる。
錘部材5は、主に捕獲装置1を海底や川底に設置した際に、潮の流れや川の流れにより意図せず移動することを防止するものであるが、例えば、錘部材5としての石材51をパイプ部材4に着設することにより、パイプ部材4の移動をも規制することができるものとなっている。
図4は、捕獲装置1の側面図を示す。捕獲装置1の容器本体2には、例えば図4(a)に示すように、設置面に対して滑動可能な滑動部材7としてのキャスター71や、図4(b)に示すように平滑板72を取り付けることもできる。
ここで、必ずしも、捕獲装置1の容器本体2には、キャスター71、または平滑板72を有する必要はない。但し、キャスター71、または平滑板72を有することにより、海底や川底、または陸上での移動が容易なものとなる。
次に、図5を用いて本発明の実施形態に係る捕獲装置1を用いた魚類の捕獲方法について説明する。
<捕獲装置を吊り上げる工程>
まず、図5(a)に示すように、陸上Gにおいて容器本体2に網状部材3、パイプ部材4、錘部材5を設置した状態の捕獲装置1の係止部材6に、揚重機8に取り付けられたワイヤー9を固定した状態で、揚重機8にて捕獲装置1を吊り上げる。
ここで、必ずしも、網状部材3、パイプ部材4、および錘部材5は陸上Gにおいて事前に設置する必要はない。陸上Gにおいて網状部材3のみを覆設し、水中においてパイプ部材4、および錘部材5を設置してもよい。また、容器本体2を水中Wに設置した状態において、水中Wにおいて網状部材3、パイプ部材4、錘部材5を設置してもよく、これらの設置工程については適宜変更することができる。
<捕獲装置を水中に投入する工程>
次に、図5(b)に示すように揚重機8で吊り上げた捕獲装置1は、仕掛け位置となる海底(川底)に設置するため、水中Wに投入される。
<捕獲対象魚類を水中で保持する工程>
水中Wに投入され、仕掛け位置となる海底(川底)に到達したことを確認した上で、図5(c)に示すように揚重機8からワイヤー9を切り離すとともに、切り離したワイヤー9は陸上Gに設置されている留め具10に巻着等して固定され、一定期間保持(放置)する。
ここで、必ずしも、揚重機8から切り離されたワイヤー9は、陸上Gに設置された留め具10に固定される必要はない。但し、揚重機8から切り離されたワイヤー9を、陸上に設置された留め具10に固定することにより、例えば、潮の流れや川の流れ等の外的要因による捕獲装置1の予期しない移動を防止することができる。
<捕獲装置を水中から吊り上げる工程>
海底(川底)に設置した捕獲装置1は、一定期間経過した後に、再び揚重機8にワイヤー9を接続し、水中Wから吊り上げられ陸上Gへと移動させる。なお、海底から捕獲装置1を吊り上げるに際しては、例えば作業者による目視等により捕獲装置1に捕獲対象となる鰻やシラスウナギが捕獲されていることを確認した上で吊り上げることが好ましい。
<捕獲装置から魚類を取り出す工程>
陸上Gに移動した捕獲装置1においては、基本的にはパイプ部材4には鰻、網状部材3にはシラスウナギがそれぞれ捕獲されている。まず、パイプ部材4を捕獲装置1から取り外したうえで、パイプ部材4に捕獲されている鰻を取り出し、図示しない水槽等に移動させる。さらに、網状部材3を捕獲装置1から取り外し、網状部材3に捕獲されているシラスウナギを、同じく図示しない水槽に移動させる。
ここで、必ずしも、捕獲装置1は陸上Gから水中Wに投入して、仕掛け位置となる海底(川底)に設置する必要はない。例えば、図6に示すように、揚重機8を積載した船11で洋上を移動し、仕掛け位置となる海底に設置するようにしてもよい。なお、船11に設置する揚重機8は、図6においては2台設置しているが、1台、または3台以上設置するようにしてもよい。
以上、本発明に係る魚類の捕獲装置、および魚類の捕獲方法は、海底や川底に仕掛けられ、魚類、特に鰻、およびその稚魚であるシラスウナギを安定的に捕獲することができるものとなっている。
1 捕獲装置
2 容器本体
21 底面部
22 側面部
22a 前面部
22b 背面部
22c 左面部
22d 右面部
23 排水溝
23a 水抜き孔
23b スリット溝
3 網状部材
31 結束バンド
4、4a、4b パイプ部材
5 錘部材
51 石材
6 係止部材
61 フック部材
62 角材
7 滑動部材
71 キャスター
72 平滑板
8 揚重機
9 ワイヤー
10 留め具
11 船
W 水中
G 陸上

Claims (18)

  1. 所定形状の排水部が形成された底面部、該底面部の周縁に立設された側面部を有し、上面開口された容器本体と、
    該容器本体に覆設され、所定の大きさの目合いが形成された網状部材と、
    該網状部材に載置され、少なくとも端部の何れかに進入口が形成された中空状のパイプ部材と、
    前記網状部材に載置された錘部材と、を備える
    魚類の捕獲装置。
  2. 前記側面部は、前面部、背面部、左面部、および右面部から構成され、
    前記パイプ部材は、
    前記進入口が形成された一側の端部が前記背面部から所定の距離だけ離間するように載置され、他側の端部が前記前面部に当接された第1のパイプ部材と、
    前記進入口が形成された一側の端部が前記前面部から所定の距離だけ離間するように載置され、他側の端部が前記背面部に当接された第2のパイプ部材と、を有する
    請求項1に記載の魚類の捕獲装置。
  3. 前記側面部は、前面部、背面部、左面部、および右面部から構成され、
    前記パイプ部材は、
    前記進入口が形成された一側の端部が前記左面部から所定の距離だけ離間するように載置され、他側の端部が前記右面部に当接された第1のパイプ部材と、
    前記進入口が形成された一側の端部が前記右面部から所定の距離だけ離間するように載置され、他側の端部が前記左面部に当接された第2のパイプ部材と、を有する
    請求項1に記載の魚類の捕獲装置。
  4. 前記錘部材は、前記パイプ部材に着設されている
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  5. 前記容器本体の底面部に形成された前記排水部は、所定の方向に形成された複数のスリット溝である
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  6. 前記容器本体の底面部に形成された前記排水部は、所定の位置に形成された複数の水抜き孔である
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  7. 前記錘部材は、
    所定の大きさの隙間を形成して前記容器本体の鉛直方向に堆積された石材である
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  8. 前記容器本体の底面には、設置面に対して前記容器本体を滑動させるためのキャスターを有する
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  9. 前記容器本体の底面には、設置面に対して前記容器本体を滑動させるための平滑板を有する
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  10. 前記容器本体の所定の位置には、前記容器本体を懸吊する場合に用いられる紐状部材を係止するための係止部を有する
    請求項1から請求項9の何れか一項に記載の魚類の捕獲装置。
  11. 上面開口した容器本体、該容器本体に覆設された網状部材、該網状部材に載置された錘部材、および中空状のパイプ部材を有する捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、
    前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、
    水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程と、を備える
    魚類の捕獲方法。
  12. 上面開口した容器本体を有する捕獲装置に網状部材を覆設する工程と、
    該網状部材に錘部材、および中空状のパイプ部材を載置する工程と、
    前記捕獲装置に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程と、
    水中に投入した前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、
    前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、
    水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程と、を備える
    魚類の捕獲方法。
  13. 上面開口した容器本体を有する捕獲装置に網状部材を覆設する工程と、
    該網状部材で覆設した前記容器本体に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程と、
    水中に投入した前記捕獲装置の網状部材に錘部材、および中空状のパイプ部材を載置する工程と、
    前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、
    前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、
    水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程と、を備える
    魚類の捕獲方法。
  14. 上面開口の容器本体を有する捕獲装置に紐状部材を係止して前記捕獲装置を吊り上げ、陸上から水中に投入する工程と、
    水中に投入した前記捕獲装置に網状部材を覆設する工程と、
    前記網状部材に錘部材、および中空状のパイプ部材を載置する工程と、
    前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程と、
    前記捕獲装置を水中から吊り上げる工程と、
    水中から吊り上げた前記捕獲装置から魚類を取り出す工程と、を備える
    魚類の捕獲方法。
  15. 前記パイプ部材を載置する工程は、
    前記捕獲装置を水中に設置した場合において、
    水中の水流れ方向に沿って載置する
    請求項12から請求項14の何れか一項に記載の魚類の捕獲方法。
  16. 前記捕獲装置から魚類を取り出す工程は、
    前記パイプ部材を前記捕獲装置から取り外し、前記パイプ部材から魚類を取り出す工程を有する
    請求項11から請求項15の何れか一項に記載の魚類の捕獲方法。
  17. 前記捕獲装置から魚類を取り出す工程は、
    前記網状部材を前記捕獲装置から取り外し、前記網状部材から魚類を取り出す工程を有する
    請求項11から請求項16の何れか一項に記載の魚類の捕獲方法。
  18. 前記捕獲装置を水中において一定期間保持する工程は、
    前記紐状部材の一端を陸上に設置した留め具に固定する工程を有する
    請求項12から請求項17の何れか一項に記載の魚類の捕獲方法。
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