JP3121845U - 魚類捕獲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に大量の魚類を捕獲可能な魚類捕獲装置を提供する。
【解決手段】開口11が1〜5mmとなって、周囲には重り材12及び掛止部13を備え、中央部には捕獲魚取り出し口14を有する大型網材15と、掛止部13にその下端部が連結される第1の引上げ綱部材16と、大型網材15内に配置され水中に沈んで魚類の住処を形成する住処形成部材17と、住処形成部材17を纏めて引き上げる第2の引上げ綱部材18とを有し、しかも、大型網材15及び住処形成部材17を引き上げた場合、住処形成部材17は袋状となった大型網材15内に配置されて、更に住処形成部材17の下部と大型網材15の下部との間には隙間が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚類、特には、うなぎを簡単に捕獲する魚類捕獲装置に関する。
従来、魚類の捕獲には、漁網、釣り具等が使用されている。例えば、特許文献1には、魚類の出入りは阻止するが、水の出入りを許容する捕獲体(網材)を設けた漁具が開示されている。この捕獲体は、上部が開放され、下部に重りを備え、上部周囲には、捕獲体を引き上げ引き下げる複数の紐体(引き上げ綱部材)が設けられ、各紐体の上部は連結されている。また、特許文献2には、ウナギを捕獲するために、海底、湖底、川底等に仕掛ける曲線状の筒(いわゆる、鰻筒)が開示されている。
特開2002−325523号公報 特開2003−23921号公報
しかしながら、特許文献1記載の考案では、捕獲体を引き上げる際に上から魚類が逃げる虞があるという問題があった。また、特許文献2の考案では、筒を曲線状に形成しているため、ウナギが逃げ難くなっているが、通常、1つの鰻筒には1匹のウナギが潜入するので、大量のウナギを捕獲するためには、多数の鰻筒が必要であるという問題があった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、簡単に大量の魚類を捕獲可能な魚類捕獲装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る魚類捕獲装置は、開口が1〜5mmとなって、周囲には重り材及び掛止部を備え、中央部には捕獲魚取り出し口を有する大型網材と、
前記掛止部にその下端部が連結される第1の引上げ綱部材と、
前記大型網材内に配置され水中に沈んで魚類の住処を形成する住処形成部材と、
前記住処形成部材を纏めて引き上げる第2の引上げ綱部材とを有し、
しかも、前記大型網材及び前記住処形成部材を引き上げた場合、前記住処形成部材は袋状となった前記大型網材内に配置されて、更に前記住処形成部材の下部と前記大型網材の下部との間には隙間が形成されている。
ここで、大型網材は円形又は多角形となって、直径、対角線、又は最大長が、例えば、3〜25m、好ましくは、5〜15mである。
本考案に係る魚類捕獲装置において、前記住処形成部材は、鎖、ロープ、ワイヤ、チェーン及び線材のいずれか1を用いて連結された複数の石材又は石状物であってもよい。
ここで、石材又は石状物は、最大幅が25〜40cm程度であって、沈むものであれば発泡体で形成してもよい。また、鎖、ロープ、ワイヤ、チェーン、又は線材は、石材又は石状物に設けた貫通孔、あるいは、石材又は石状物に取付けた環状体に通して使用することができる。
本考案に係る魚類捕獲装置において、前記住処形成部材は、捕獲された前記魚類が通過する目の粗い網材中に配置されてもよい。
ここで、住処形成部材は、連結されているのがよい。なお、目の粗い網材の開口は、住処形成部材が通過しない大きさに形成されている。
本考案に係る魚類捕獲装置において、前記住処形成部材には、前記魚類を集めるための餌箱が設けられているのが好ましい。
本考案に係る魚類捕獲装置において、前記第1の引上げ綱部材と、前記第2の引上げ綱部材とは連結されてもよい。
本考案に係る魚類捕獲装置において、前記大型網材の周囲にはロープを介してフロートが設けられてもよい。
本考案に係る魚類捕獲装置において、前記魚類はウナギであるのが好ましい。
請求項1〜7に記載の魚類捕獲装置においては、大型網材は開口が1〜5mmとなって、中央部に捕獲魚取り出し口を有するので、大型網材を引き上げる際に、魚類が大型網材の開口を通過することなく、捕獲魚取り出し口に誘導して取り出すことができる。また、大型網材の周囲には重り材を備えているので、大型網材を水底に沿って配置することができる。更に、大型網材内に水中に沈んで魚類の住処を形成する住処形成部材が配置されているので、住処形成部材内に魚類を導くことができると共に、外側の大型網材を引き上げた際に住処形成部材内に魚類が逃げ込んで大型網材から魚類が逃げ難くなる。また、住処形成部材を纏めて引き上げる第2の引上げ綱部材を有しているので、大型網材に負荷をかけ難い。更に、大型網材及び住処形成部材を引き上げた場合、住処形成部材は袋状となった大型網材内に配置されて、更に住処形成部材の下部と大型網材の下部との間には隙間が形成されるので、魚類を捕獲魚取り出し口に誘導し易くなる。
特に、請求項2記載の魚類捕獲装置においては、住処形成部材が鎖、ロープ、ワイヤ、チェーン及び線材のいずれか1を用いて連結されているので、住処形成部材を纏めて引き上げやすくなる。また、住処形成部材が複数の石材又は石状物であるので、その間に魚類が潜り込み留まり易い。
請求項3記載の魚類捕獲装置においては、住処形成部材が捕獲された魚類が通過する目の粗い網材中に配置されているので、引き上げ時に大型網材に負荷をかけ難くなる。
請求項4記載の魚類捕獲装置においては、住処形成部材に、魚類を集めるための餌箱が設けられているので、大量の魚類をおびき寄せ易い。
請求項5記載の魚類捕獲装置においては、第1の引上げ綱部材と、第2の引上げ綱部材とが連結されているので、引き上げ操作がし易くなる。
請求項6記載の魚類捕獲装置においては、大型網材の周囲にはロープを介してフロートが設けられているので、大型網材の位置を確認し易い。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここで、図1は本考案の第1の実施の形態に係る魚類捕獲装置の平面図、図2は同魚類捕獲装置の側面図、図3は同魚類捕獲装置の大型網材の説明図、図4は同魚類捕獲装置の住処形成部材の説明図、図5(A)は同魚類捕獲装置の餌箱の説明図、(B)、(C)はそれぞれ変形例に係る餌箱の側面図、平断面図、図6は同魚類捕獲装置の引き上げ方法の説明図、図7は同魚類捕獲装置の別の引き上げ方法の説明図、図8は本考案の第2の実施の形態に係る魚類捕獲装置の平面図、図9は同魚類捕獲装置の側面図、図10は同魚類捕獲装置の引き上げ時の側面図、図11は本考案の第3の実施の形態に係る魚類捕獲装置の平面図、図12は同魚類捕獲装置の側面図、図13は同魚類捕獲装置の引き上げ時の説明図である。
図1〜図6を参照して、本考案の第1の実施の形態に係る魚類捕獲装置10について説明する。
図1及び図2に示すように、魚類捕獲装置10は、開口11が1〜5mm(本実施の形態では、2mm)となって、周縁部19には複数、例えば、8つの重り材12及び掛止部13を備え、中央部には捕獲魚取り出し口14が設けられた円形の大型網材15と、各掛止部13にその下端部が連結される第1の引上げ綱部材16と、大型網材15内に配置され、水中に沈んで魚類(例えば、ウナギ)Aの住処を形成する住処形成部材17と、住処形成部材17を纏めて引き上げる第2の引上げ綱部材18とを有している。以下、それぞれについて詳しく説明する。
図3に示すように、大型網材15は、直径は3〜25m、好ましくは5〜15m(本実施の形態では、5m)である。大型網材15の周縁部19は、図示しない鋼線で補強されている。また、大型網材15の内側部20には、例えば、ナイロン製の繊維を縦方向及び横方向に配置して、実質的に2mm×2mmの正方形の開口11が形成されている。この開口11は、捕獲する魚類Aよりも小さいので、捕獲時に魚類Aが大型網材15から逃げることがない。
また、大型網材15の周縁部19に所定の間隔を有して設けられる掛止部13は、例えば、周縁部19に取付けられる第1のリング状部材21と、第1のリング状部材21に取付けられ、第1の引上げ綱部材16の下端が取付けられる第2のリング状部材22とによって形成されている。第1の引上げ綱部材16は、例えば、ステンレスの線材で形成されている。掛止部13の近傍の周縁部19には、例えば、鉛で形成された重り材12が取付けられ、大型網材15が浮くのを防止している。
更に、大型網材15の内側部20の中央部分には、例えば、円形で直径が10〜50cmの捕獲魚取り出し口14が形成され、捕獲魚取り出し口14の下部には、例えば、長さが、30〜100cmの筒状の網材で形成され、その下端部が開閉可能な袋体23が設けられている。袋体23は、大型網材15を水中に配置している際に先端を、例えば、クリップ23a等で閉塞し、大型網材15を引き上げた際にクリップ23aを取り外して開き、魚類Aを取り出すようになっている。なお、捕獲魚取り出し口は、円形でなくてもよく、3角形、4角形、5角形以上の多角形で形成してもよく、その対角線又は最大長が、10〜50cm程度に形成されるのが好ましい。また、袋体23は、クリップ23a以外の閉塞部材で開閉可能としてもよく、また、袋体23を結んで閉塞してもよい。
図4に示すように、住処形成部材17は、例えば、貫通孔24が設けられた複数の石材25を備え、例えば、ワイヤ26を貫通孔24に通して連結して形成されている。ここで、石材25の最大幅は25〜40cm程度であって、水中に沈めた際に隣り合う石材25の隙間によって魚類Aの住処が形成される。更に、住処形成部材17のワイヤ26の両端部には、ステンレスの線材で形成された第2の引上げ綱部材18が接続されている。なお、石材25を連結するものとしてワイヤ26を用いたが、鎖、ロープ、チェーン、及び線材のいずれか1を用いることもでき、石材に貫通孔を設けることなく、例えば、石材に環状体を取付け、この環状体にワイヤ等を通して連結してもよい。また、住処形成部材を、石材以外に、石状物や沈むものであれば発泡体を使用して形成してもよい。
また、住処形成部材17には、魚類Aを集めるための餌箱27が設けられており、大量の魚類Aをおびき寄せ易くなっている。図5(A)に示すように、餌箱27は、上部が開放となって、側面に複数の貫通孔28を備え、内部には餌29が入れられた円筒状の餌箱本体30と、上部に配置される蓋体31とを備えている。餌箱27の外側にいる魚類Aは、貫通孔28から餌箱27内の餌29を食べたり、貫通孔28から餌箱27外に出た餌29を食べることができる。なお、餌箱の代わりに、網状に形成された袋体に餌を入れたものを使用してもよい。
また、図5(B)、(C)に示す餌箱27aも使用できる。餌箱27aは、上部が開放となって、側面に複数の貫通孔28aを備え、内部には餌29が入れられた円筒状の餌箱本体30aと、上部に配置される蓋体31aとを備えている。更に、貫通孔28aには、貫通孔28aから餌箱本体30aの内側に向かって、その開口の長さが減少する漏斗状に形成された筌(せん)28bが取付けられている。なお、筌28bは、いわゆる鰻筌と同じ形状となっており、餌箱に1又は複数、通常では4〜8つ設けられている。餌箱27aを平面視した際の最大長さ(この場合、直径)は、高さh(例えば、30〜40cm)に対し、その2倍(60〜80cm)くらいがよい。なお、餌箱は、円筒状に限らず、角柱状、円錐状、角錐状としてもよい。
ここで、魚類Aは、貫通孔28aから筌28bを介して餌箱27a内に侵入し、餌箱27a内の餌29を食べることができるが、筌28bから餌箱27a外に出ることができなくなっている。また、餌箱本体30aには、図示していないが、魚類Aが通過できない大きさの通水孔が1又は複数設けられている。なお、餌箱27aを単独で使用する場合、餌箱27aの内部に石や鉛等の重しを入れてもよいし、設置場所近傍に杭を立てて、これに餌箱27aを固定してもよい。
図1及び図2に示すように、第1及び第2の引上げ綱部材16、18の上端部は、第3のリング状部材32に取付けられて、第1の引上げ綱部材16と第2の引上げ綱部材18とが連結されており、リング状部材32を引き上げることにより、大型網材15と住処形成部材17を同時に引き上げることができるので、引き上げ操作がし易くなる。更に、リング状部材32には、ロープ33を介してフロート34が取付けられ、大型網材15の位置が確認し易くなっている。
次に、魚類捕獲装置10を使用した魚類の捕獲方法について説明する。
まず、図1及び図2のように、大型網材15を広げて水底Bに設置する。大型網材15の内側部20の中央に餌箱27を配置し、その周囲に石材25を連結した住処形成部材17を配置する。フロート34が水面Cに浮かぶようにロープ33の長さを調整しておく。この状態で、住処形成部材17の石材25の隙間に魚類Aが潜入するまで放置した後、図6に示すように、リング状部材32に図示しないクレーン車に設けられたフック35をかけて、リング状部材32を吊り上げて、大型網材15を引き上げる。この際には、住処形成部材17は袋状となった大型網材15内に配置されて、更に住処形成部材17の下部と大型網材15の下部との間には隙間が形成され、その隙間から魚類Aは、大型網材15の内側部20の中央に設けられた捕獲魚取り出し口14から袋体23へ送られる。袋体23を閉塞するクリップ23aを取り外して、魚類Aを捕獲する。
また、図7に示すように、大型網材15の外側に所定の間隔で立設し、上部を連結した複数、例えば3本の柱部材36で形成された三脚37の上部に取付けた電動ホイスト38に連結したフック39によって、魚類捕獲装置10を引き上げることもできる。ここで、電動ホイスト38は、図示しない電動機、減速装置、及びドラム等を小さく一体にまとめた巻上装置である。
図8〜図10を参照して、本考案の第2の実施の形態に係る魚類捕獲装置40について説明する。なお、魚類捕獲装置10と同一の構成要素については同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。
魚類捕獲装置40は、重り材41が掛止部13の第2のリング状部材22にワイヤ42を介して接続されている点、リング状部材22にそれぞれ取付けられる第1の引上げ綱部材43の中間部に第4のリング状部材44が設けられ、リング状部材44には、ロープ45を介してフロート46が取付けられている点、及び、隣り合うリング状部材44はそれぞれロープ47によって連結されている点が、魚類捕獲装置10と異なっている。フロート46が大型網材15の周囲に設けられているので、大型網材15の位置が確認し易くなっている。
次に、魚類捕獲装置40を使用した魚類の捕獲方法について説明する。
図8及び図9に示すように、大型網材15を広げて水底Bに配置する。大型網材15の内側部20の中央に餌箱27を配置し、その周囲に石材25を連結した住処形成部材17を配置する。フロート46が水面Cに浮かぶようにロープ45の長さをそれぞれ調整しておく。この状態で、住処形成部材17の石材25の隙間に魚類Aが潜入するまで放置する。その後、図10に示すように、第3のリング状部材32にフック35をかけて、魚類捕獲装置40を引き上げて、魚類Aを捕獲魚取り出し口14から袋体23へ送り、クリップ23aを取り外して、魚類Aを袋体23から排出して捕獲する。
図11〜図13を参照して、本考案の第3の実施の形態に係る魚類捕獲装置50について説明する。なお、魚類捕獲装置10、40と同一の構成要素については同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。
図11及び図12に示すように、魚類捕獲装置50は、大型網材15の上に捕獲された魚類Aが通過する目の粗い網材(以下、粗網材ともいう)51が配置され、その上に住処形成部材17が配置されている点が魚類捕獲装置40と異なっている。以下、粗網材51について、詳しく説明する。
粗網材51は、直径が大型網材15よりも小さく、例えば、3mの円形となって、その周縁部52は、図示しない鋼線で補強されている。また、粗網材51の内側部53には、例えば、ナイロン製の繊維を縦方向及び横方向に配置して、魚類Aが通過可能な、例えば、5〜15cm(本実施の形態では、8cm)の開口54を形成している。
粗網材51の周縁部52には、所定の間隔を有して、例えば、周縁部52に取付けられる第5のリング状部材55と、第5のリング状部材55に取付けられる第6のリング状部材56とによって形成される掛止部57が8つ設けられている。なお、粗網材51は、円形でなくてもよく、3角形、4角形、5角形以上の多角形で形成してもよく、その対角線又は最大長が、大型網材15よりも小さく形成されるのが好ましい。
ここで、第6のリング状部材56には、ワイヤ58を介して重り材59が接続されている。更に、第6のリング状部材56には、第3の引上げ綱部材60の下端部が連結されている。各引上げ綱部材60の上端部は、第3のリング状部材32に取付けられている。また、引上げ綱部材60の中間部には、第7のリング状部材61が設けられ、リング状部材61には、ロープ62を介してフロート63が取付けられると共に、隣り合うリング状部材61はそれぞれロープ64によって連結されている。
次に、魚類捕獲装置50を使用した魚類の捕獲方法について説明する。
図11及び図12示すように、大型網材15を広げて水底Bに配置し、更にその上部に粗網材51を広げて配置し、粗網材51の中央に餌箱27を配置し、その周囲に石材25を連結した住処形成部材17を配置する。フロート46、63が水面Cに浮かぶようにロープ45、62の長さをそれぞれ調整する。この状態で、住処形成部材17の石材25の隙間に魚類Aが潜入するまで放置した後、図13に示すように、リング状部材32に図示しないクレーン車に設けられたフック35をかけて、リング状部材32を吊り上げて、魚類捕獲装置50を引き上げる。この際には、住処形成部材17に潜入している魚類Aは、粗網材51の大きな網目を通過して、その下方の大型網材15で受け止められ、その中央の捕獲魚取り出し口14から袋体23に入り、捕獲される。
なお、第3の引上げ綱部材60が十分な強度を有している場合には、住処形成部材17に取付けた第2の引上げ綱部材18は必要ではない。
本考案は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本考案の魚類捕獲装置を構成する場合も本考案の権利範囲に含まれる。
例えば、前記実施の形態の魚類捕獲装置において、大型網材の形状を円形としたが、3角形、4角形、5角形以上の多角形としてもよく、その際には対角線、又は最大長を3〜25m、好ましくは、5〜15mに形成するのが好ましい。
本考案の第1の実施の形態に係る魚類捕獲装置の平面図である。 同魚類捕獲装置の側面図である。 同魚類捕獲装置の大型網材の説明図である。 同魚類捕獲装置の住処形成部材の説明図である。 (A)は同魚類捕獲装置の餌箱の説明図、(B)、(C)はそれぞれ変形例に係る餌箱の側面図、平断面図である。 同魚類捕獲装置の引き上げ方法の説明図である。 同魚類捕獲装置の別の引き上げ方法の説明図である。 本考案の第2の実施の形態に係る魚類捕獲装置の平面図である。 同魚類捕獲装置の側面図である。 同魚類捕獲装置の引き上げ時の側面図である。 本考案の第3の実施の形態に係る魚類捕獲装置の平面図である。 同魚類捕獲装置の側面図である。 同魚類捕獲装置の引き上げ時の説明図である。
符号の説明
10:魚類捕獲装置、11:開口、12:重り材、13:掛止部、14:捕獲魚取り出し口、15:大型網材、16:第1の引上げ綱部材、17:住処形成部材、18:第2の引上げ綱部材、19:周縁部、20:内側部、21:第1のリング状部材、22:第2のリング状部材、23:袋体、23a:クリップ、24:貫通孔、25:石材、26:ワイヤ、27、27a:餌箱、28、28a:貫通孔、28b:筌、29:餌、30、30a:餌箱本体、31、31a:蓋体、32:第3のリング状部材、33:ロープ、34:フロート、35:フック、36:柱部材、37:三脚、38:電動ホイスト、39:フック、40:魚類捕獲装置、41:重り材、42:ワイヤ、43:第1の引上げ綱部材、44:第4のリング状部材、45:ロープ、46:フロート、47:ロープ、50:魚類捕獲装置、51:目の粗い網材(粗網材)、52:周縁部、53:内側部、54:開口、55:第5のリング状部材、56:第6のリング状部材、57:掛止部、58:ワイヤ、59:重り材、60:第3の引上げ綱部材、61:第7のリング状部材、62:ロープ、63:フロート、64:ロープ

Claims (7)

  1. 開口が1〜5mmとなって、周囲には重り材及び掛止部を備え、中央部には捕獲魚取り出し口を有する大型網材と、
    前記掛止部にその下端部が連結される第1の引上げ綱部材と、
    前記大型網材内に配置され水中に沈んで魚類の住処を形成する住処形成部材と、
    前記住処形成部材を纏めて引き上げる第2の引上げ綱部材とを有し、
    しかも、前記大型網材及び前記住処形成部材を引き上げた場合、前記住処形成部材は袋状となった前記大型網材内に配置されて、更に前記住処形成部材の下部と前記大型網材の下部との間には隙間が形成されていることを特徴とする魚類捕獲装置。
  2. 請求項1記載の魚類捕獲装置において、前記住処形成部材は、鎖、ロープ、ワイヤ、チェーン及び線材のいずれか1を用いて連結された複数の石材又は石状物であることを特徴とする魚類捕獲装置。
  3. 請求項1及び2記載の魚類捕獲装置において、前記住処形成部材は、捕獲された前記魚類が通過する目の粗い網材中に配置されていることを特徴とする魚類捕獲装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の魚類捕獲装置において、前記住処形成部材には、前記魚類を集めるための餌箱が設けられていることを特徴とする魚類捕獲装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の魚類捕獲装置において、前記第1の引上げ綱部材と、前記第2の引上げ綱部材とは連結されていることを特徴とする魚類捕獲装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の魚類捕獲装置において、前記大型網材の周囲にはロープを介してフロートが設けられていることを特徴とする魚類捕獲装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の魚類捕獲装置において、前記魚類はウナギであることを特徴とする魚類捕獲装置。
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