JP2003061513A - 囲い網 - Google Patents

囲い網

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JP2003061513A
JP2003061513A JP2001251499A JP2001251499A JP2003061513A JP 2003061513 A JP2003061513 A JP 2003061513A JP 2001251499 A JP2001251499 A JP 2001251499A JP 2001251499 A JP2001251499 A JP 2001251499A JP 2003061513 A JP2003061513 A JP 2003061513A
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net
fish
enclosure
buoy
nets
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JP2001251499A
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English (en)
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Hiromi Kinoshita
弘実 木下
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Nichimo Co Ltd
Original Assignee
Nichimo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網の面を潮流に対してを略水平に位置させる
ことが簡単にでき、弛みや撓みもなく、その弛みによる
弊害もなく、捕獲目的で転調される場合には魚の入網も
増大させることができ、底網を有する場合には、底網を
展張することのみを目的とする特殊な仕掛けを必要とせ
ずに、底網を展張させることが簡単にでき、底網の弛み
もなく、その弛みによる弊害もなく、魚の捕獲時やメン
テナンス時などの網の引き上げ作業も簡便にするととも
に、さらには、魚の捕獲目的のみならず、魚介類の養
殖、あるいはこれらの魚介類を天敵から保護する等の用
途をも有する囲い網を提供すること。 【解決手段】 少なくとも一部の網3,5,7…の展張
状態を拘束する手段として、浮力調節機構24により鉛
直方向に立位した状態に保持され、前記網3,5,7の
水深方向要部各所を繋止させうる長尺な柱状の浮標部材
23を複数本用い、この複数本の浮標部材23,23…
間に前記網3,5,7…を敷設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沿岸部などに敷設し、
魚群の来遊・入網をまって魚を捕獲する囲い網であっ
て、特に、囲い網を構成する矩形網および垣網の展張状
態を拘束する手段に特徴を有する囲い網に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、魚を捕獲する漁法の一種とし
て、囲い網としての定置網を用いる定置網漁法が知られ
ている。この定置網漁法においては、沿岸部などの漁場
に定置網を敷設し、魚群の来遊・入網をまって魚を捕獲
するようになっている。定置網には浮式、表層式、中層
式、底層式等の各種のものがあり、漁場や魚の特性に合
わせて使い分けられているが、以下の従来例では、本発
明と効果を対比し易いように、特に、表層式定置網を例
にとって説明する。
【0003】まず、定置網の構成を簡単に説明すると、
従来の定置網1は、図8に示すように、垣網2と運動場
3とを有しており、一方の垣網2がその先端部を比較的
長い複数の直線により平面略多角形状等に形成された他
方の運動場3内の途中まで達して、網入り口4を形成し
ている。この運動場3より奥部は、先細とされ筒状に形
成された昇網5が設けられている。この昇網5の先端部
には平面略矩形形状等に形成された有底の箱網7が連結
されている。そして、昇網5と箱網7との連結部には、
前記昇網5の先端部の開口が箱網7内に先細にして達す
るように固定された箱網返し9が設けられている。さら
に、箱網7の先端部には、必要に応じて所望の袋網(図
示せず)が配設されている。
【0004】前記運動場3、昇網5及び箱網7はそれぞ
れ互いに対向する天井網3a,5a,7a、底網3b,
5b、7bとこれらを連結する側網5c、7cを有する
鉛直方向の断面が長方形若しくは正方形の矩形網とされ
ている。なお、表層式定置網の場合は、前記天井網3
a,5a,7aの全部あるいは一部を除去して、上部開
口部を形成することが多く、図8に示す定置網1も、運
動場3の天井網3aを省略した図となっている。
【0005】そして、表層式の定置網1においては、図
9に示すように、運動場3内の魚を内部に導いて捕獲す
る集魚部となる前記昇網5、箱網7、箱網返し9を、浮
子10を利用して水面の近くになるように配設する。つ
まり、定置網1を設置すべき所定位置に、両端部に浮子
10を固着した側張11を、浮子10に一端を接続され
た固定用ロープ12およびアンカ13を介して固定さ
せ、前記浮子10に箱網7の端部を連結ロープ14、1
4をもって連結して、集魚部を水面近くに設置させる。
前記側張11には、必要に応じて更に複数の浮子10、
10を固着させている。
【0006】ここで、前述のように定置網1を水中に設
置する設置方法を説明すると、その設置方法には縦ボタ
ン方式Tと横ボタン方式Yとがある。
【0007】縦ボタン方式Tとは、図10に示すよう
に、複数の浮子10、10…を適当間隔に固着したワイ
ヤーおよびロープ等からなる側張11の下に、定置網1
の各部の網を紐等の繋止具17を用いて固定するもので
ある。前記側張11と定置網1とを縦に繋ぐ前記繋止具
17を縦ボタン17aという。この縦ボタン17aは直
径8〜10ミリのPPフィルムロープ等を用い、縦ボタ
ン17aと縦ボタン17aとの設置間隔は約1〜1.5
メートルがよいとされている。前記側張11は、図9に
示すように、その両端部に固着されている浮子10、1
0部分を、それぞれ海底に投下されたアンカ13に連結
ロープ14をもって展張連結されることにより、海面部
分に直線状にして展張されている。
【0008】他方の横ボタン方式Yとは、図11に示す
ように、定置網1の網部分の上部縁端部に適当間隔で浮
子10を設け、定置網1自体にも浮力を付与し、定置網
1の近傍に設置され、浮子10、10…を適当間隔に有
する側張11と水面で繋止具17を用いて繋ぐものであ
る。前記側張11と定置網1とを横に繋ぐ前記繋止具1
7を横ボタン17bという。
【0009】前記横ボタン17bは、側張11と網とを
ロープの両端部においてそれぞれに結ぶことによって連
結させる。この連結の方法はフック等の繋止具をロープ
端部に設置させて、それぞれを連結させてもよい。ま
た、必要長にロープを繰り出すことができるように、ロ
ープに長さの調整部材を設けてもよい。
【0010】次に、従来の定置網の設置構成を、定置網
を縦ボタン方式Tを用いて設置する場合をとって説明す
る。
【0011】まず、図9に示すように、潮流に沿って2
本の側張11a、11bを網幅とほぼ同一の間隔で平行
に設置する。また、前記側張11a、11bと交差する
ようにして、定置網の外周要部を繋止するための側張1
1c、11d、11eを配置する。これらの各側張11
はその端部の浮子10付近に、他端部にアンカー13を
設けた連結ロープ14が繋止されており、前記アンカー
13は海底に投下させられている。そして、前記の側張
11a、11b、11c、11eに囲まれた部分に定置
網1を網入り口4が海流とほぼ直交する方向に開口する
ようにして、縦ボタン17aで要所を繋止しながら水中
に設置する。
【0012】また、網入り口4部分は運動場3内に開く
ように、曲げ部分A1、A2を側張11bに固定し、ま
た、網入り口4の運動場3内の端部B1、B2は、運動
場3上の2本の側張11f、11g間の適所に設置され
た渡し綱18に固定することによって、運動場3内に開
くようにされている。
【0013】前記側張11aの、側張11f、11gと
の二つの交点の中央部と、前記渡し綱18の中央部と、
前記側張11bの曲げ部分A1、A2の中央部と交差
し、網入り口4から網の外部に向けて海流と直交するよ
うに側張11hが設置されている。この側張11hを展
張するために、側張11hの適当位置の左右に上綱19
が連結されており、各上綱19の端部には浮子10が固
定されており、各浮子10部分はアンカー13に連結さ
れた連結ロープ14によって展張されている。これらの
側張11f、11g、11hも他の側張11と同じよう
に、繋止されていない端部は浮子10付近に、アンカ1
3が連結ロープ14によって連結されており、前記アン
カ13は海底に投下されている。
【0014】また、この側張11hの渡し綱18との交
点から網入り口4方向の端部には垣網2が縦ボタン17
aによって繋止されている。
【0015】そして、このように設置された定置網1に
おいては、捕獲対象の魚を垣網2により運動場3内に誘
導するとともに、運動場3内に誘導した魚を箱網7内に
導いて集魚し、箱網7内に集魚した魚を適宜な期間毎
に、適宜な作業船(図示せず)を箱網7の内部あるいは
外部に位置させて作業船上から捕網を用いたり、作業船
を箱網7の内部に位置させるとともに、作業船上より箱
網7の底網および側網等を手繰り寄せて魚を一隅に集め
て作業船上から捕網を用いて魚を船上へすくい上げた
り、場合によっては箱網7内の魚を図示しない袋網内に
追い込んでその袋網を作業船の甲板上にクレーン等によ
り引き上げる等して収容(捕獲)するようになってい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定置網1における矩形網は、鉛直方向の断面が方形に形
成されているために、図12の破線にそれぞれ示すよう
に、底網3b,5b,7bが自重により弛んでしまい、
網の形状が変形し、魚の入網が悪くなるという不都合が
発生していた。
【0017】そこで、従来は、図13に示すように、先
端部に浮子10を固着した底張りロープ20の基端部を
底網3b,5b,7bに固着し、その底張りロープ20
の途中を海底部分にアンカ13により設置されている滑
車21に巻回させて、底網3b,5b,7bを左右両方
向より引張して、展張させるようにしていた。この場
合、底張りロープ20や滑車21等の設置を行なう必要
があり、構造が複雑であり、設置作業が困難であるとと
もに熟練を要し、コストも極めて高いものであるという
不都合があった。また、作業船が箱網に近寄る際に、底
張りロープや浮子が作業船の進行を阻害することもあっ
た。
【0018】また、潮流に対してほぼ水平方向に展張さ
れる垣網2は、さらに、潮流の影響を受けて吹かれてし
まうことが多く、垣網の下端辺が撓んだり、弛んだりし
ないように展張させておくことは難しかった。
【0019】また、前述のように、各網部は、側張11
に対して、縦ボタン17aあるいは横ボタン17bを用
いて取付けられているが、各網部を繋ぐ前記縦ボタン1
7aあるいは横ボタン17bは短い間隔で設けられてい
るため、数が多く、付け換え作業は手間がかかるもので
あった。
【0020】さらに、この縦ボタン方式Tの垣網2の設
定構造によると、垣網2の設定位置がいつも同じ所に限
られてしまい、潮流等の状況による変更が利かないとい
う不具合もあった。
【0021】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、網の面を潮流に対してを略水平に位置させるこ
とが簡単にでき、弛みや撓みもなく、その弛みによる弊
害もなく、捕獲目的で転調される場合には魚の入網も増
大させることができ、底網を有する場合には、底網を展
張することのみを目的とする特殊な仕掛けを必要とせず
に、底網を展張させることが簡単にでき、底網の弛みも
なく、その弛みによる弊害もなく、魚の捕獲時やメンテ
ナンス時などの網の引き上げ作業も簡便にするととも
に、さらには、魚の捕獲目的のみならず、魚介類の養
殖、あるいはこれらの魚介類を天敵から保護する等の用
途をも有する囲い網を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の囲い網は、少なくとも一部の網の展張状態を拘束する
手段として、鉛直方向に立位した状態に保持され前記網
の水深方向要部各所を繋止させうる長尺な筒柱状の浮標
部材を複数本用い、この複数本の浮標部材間に前記網を
展張させることを特徴としている。
【0023】本発明の囲い網によれば、鉛直方向に立位
した状態に保持された長尺な筒柱状の複数本の浮標部材
間に、前記網の水深方向要部各所を繋止させて前記網を
展張させることで、波浪による囲い網の変形を低減する
ことができる。
【0024】また、請求項2に記載の本発明の囲い網
は、請求項1に記載の囲い網において、前記複数本の浮
標部材間には、鉛直方向断面略矩形状とされた少なくと
も1の矩形網を展張させていることを特徴としている。
【0025】本発明の囲い網によれば、矩形網を構成す
る底網を前記各浮標部材間に展張させた状態で敷設する
ことができるので、矩形網の容積を最大限に確保するこ
とが可能となる。
【0026】また、請求項3に記載の囲い網は、請求項
2に記載の囲い網であって、前記1の矩形網は箱網であ
ることを特徴としている。
【0027】本発明の囲い網によれば、箱網の容積を最
大限に確保することができ、多くの捕獲対象の魚を、よ
り広い空間内で自由に泳がせておくことができる。
【0028】そして、請求項4に記載の囲い網は、請求
項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の囲い網であっ
て、前記複数本の浮標部材間には、漁獲目的の魚を捕獲
用の網内へ導くための垣網を展張させていることを特徴
としている。
【0029】本発明の囲い網によれば、垣網の水深方向
の要部各所を柱状の浮標部材の対応する位置に繋止させ
ることで、垣網の下端部をも撓ませることなく展張させ
ることができる。よって、より多くの魚を運動場へ誘導
することが可能となる。
【0030】請求項5に記載の囲い網は、請求項1乃至
請求項4のいずれか1項に記載の囲い網であって、前記
浮力調整機構は、中空部を有する筒状の浮標部材の前記
中空部に注入される水および/または浮標部材に付設さ
れる外付けの調整錘であることを特徴としている。
【0031】本発明の囲い網によれば、浮標部材の前記
中空部に水を注入することで簡単に浮力調節の作業を行
い、浮標部材を水中の所望の深さに位置させることがで
き、よって、この浮標部材間に繋止される網をも所望の
深さに展張させることが可能となる。また、外付けの調
整錘の重量を増減させることで、簡単に浮標部材の浮力
を調整することができる。
【0032】また、請求項6に記載の囲い網は、請求項
1乃至請求項5のいずれか1項に記載の囲い網であっ
て、前記浮標部材には、潮流の影響を緩衝させるための
緩衝部材が吊設されていることを特徴としている。
【0033】本発明の囲い網によれば、緩衝部材により
波浪の影響を緩衝させることができるので、浮標部材の
揺動を抑制することができる。
【0034】請求項7に記載の囲い網は、請求項1乃至
請求項6のいずれか1項に記載の囲い網において、漁獲
を目的として魚の遊泳性質に応じた水位に展張されるこ
とを特徴としている。
【0035】本発明の囲い網によれば、定置網として用
いることで、漁獲目的の魚の集魚効率を格段に向上させ
ることができる。
【0036】また、請求項8に記載の囲い網は、請求項
1乃至請求項6のいずれか1項に記載の囲い網におい
て、対象物を非対象物と区分し、あるいは、対象領域を
非対象領域と区画するために展張されることを特徴とし
ている。
【0037】本発明の囲い網によれば、魚や貝等の生物
を養殖する領域、あるいはこれらの棲息領域を囲って確
保することで、これらの魚介類を保護することができ
る。
【0038】
【本発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施
例により説明する。
【0039】図1は本発明に係る囲い網の一種である定
置網の一実施形態の要部を示す斜視図であり、図2は浮
標部材を用いた展張状態の一実施形態を示す側面図であ
る。
【0040】図1に示すように、本実施形態の定置網1
は、平面は略舟形状とされその鉛直方向断面を略矩形状
とされた運動場3と、全体形状略矩形状の箱網7と、運
動場3と箱網7とを連結する全体形状略矩形状の昇網5
とを有している。
【0041】前記運動場3は、上部に平面略舟形状とさ
れた上部開口を有する有底状に形成されている。この運
動場3は、平面略舟形状の底網3bと、定置網1の敷設
状態において底網3bの外縁端から海面に向かってほぼ
立直するように連結された側網3cとを有している。そ
して、側網3cには、略矩形形状の所望の大きさの2つ
の開口が形成されており、一方の開口3dには、捕獲対
象の魚を運動場3に誘導するための周知の垣網2の一端
が導入される網入り口4とされている。また、側網3c
の他方の開口3eには、後述する昇網5の一方の開口の
端縁が連結されて誘導入口とされている。
【0042】なお、本実施例における運動場3は、底網
3bを有する構成としたが、捕獲対象の魚の遊泳特性
や、敷設する漁場の水深と側網3cの高さの関係などに
応じて底網3bを取り外した構成としてもよく、底網3
bは必要に応じて着脱可能とすることが好ましい。
【0043】そして、前述した構成からなる運動場3
は、従来と同様にして、沿岸部などの漁場の所定位置
に、アンカ13、固定用ロープ12、側張11等によっ
て位置決めされた複数の浮子10と連結させるようにし
て敷設されている。なお、垣網2の敷設については後述
する。
【0044】一方、本実施形態の定置網1における前記
箱網7は、上部に平面略矩形状の上部開口を有する有底
状に形成されている。この箱網7は、前記運動場3とほ
ぼ同様に、平面略矩形状の底網7bと、定置網1の敷設
状態において底網7bの外縁端から海面に向かってほぼ
立直するように連結された側網7cとを有している。そ
して、側網7cには、略矩形形状の所望の大きさの開口
7dが形成されており、この開口7dには、後述する昇
網5の先端部近傍が図示しないクリップ等の所望の締結
部材により着脱自在に接続されている。
【0045】そして、前記昇網5は、両端に開口を有
し、一端に向かって徐々に断面積が減少するような先細
の略四角筒状に形成されており、図1において右方に示
す断面積の大きい一方の開口の端縁は、前述したよう
に、運動場3の側網3cの他方(図1左側)の開口3e
に連結されて誘導入口が形成されている。そして、図1
において左方に示す昇網5の断面積の小さな他方の開口
の端縁は、箱網7の開口7dを介して箱網7の内部に突
出するように配設されて誘導出口が形成されている。な
お、図1においては、昇網5は天網5aを有するものを
開示したが、運動場3及び箱網7には天網3a,7aを
省略した場合を示している。
【0046】前記箱網7及び垣網2は、その水中におけ
る展張状態を拘束する手段として、図2に示すように、
鉛直方向(水深方向)に立位した状態に保持され前記網
の水深方向要部各所を繋止させうる長尺な筒柱状に形成
された、複数本の浮標部材23,23間に展張され、敷
設されている。
【0047】前記浮標部材23は、例えば、ポリエチレ
ンを素材とした適宜な太さの樹脂製のパイプ材を円筒状
に形成したフロート部材23aから形成されており、こ
のフロート部材23aの浮力により海面上に浮き、さら
に、円筒状に形成されたフロート部材23aの一端側で
あり、水中において下方に位置することとなる側に配設
された錘24により、水中において直立した状態で浮く
ように調節されている。さらに詳しくは、前記浮標部材
23には鉛直方向に立位した状態に保持する浮力調節機
構が設けられており、本実施形態の浮標部材23におい
ては、フロート部材23aの中空部(図2において破線
で示す)に注入された海水Wがこの浮力調整部材として
機能するようになされている。この場合、前記海水W
は、フロート部材23aに配設された、所定量の海水W
の注入・注出を可能とする装置を用いて、例えば、前記
フロート部材23aの上部に形成された開口部から、注
入・注出されるものとする。なお、前記浮力調整機構と
して、前記海水Wの代わりに所望の重量の錘を用い、前
記中空部に作業者が仕込むことで、その浮標部材の重心
を下方に位置させることができるように構成することも
可能である。
【0048】また、前記浮力調整機構としては、図4に
示すように、フロート部材23aの中空部に投入される
海水Wに代えて、浮標部材23の下端部にケーブル27
等で調整錘24を吊下させてもよい。この調整錘24
は、前記浮力調整機構としての海水Wと併用することが
できることは言うまでもない。
【0049】前記フロート部材23aは、平面楕円状に
形成したり、適宜な長さの棒状のパイプを溶接、接着等
の適宜な接合方法によって平面略円環状となるように多
角形形状に形成したものでもよい。また、パイプ材の内
部には、例えば、ウレタンフォーム、ポリスチレンフォ
ーム等の適宜な浮体(図示せず)を封入してもよい。さ
らに、パイプ材の断面形状は、円形、楕円形、六角形等
の各種の断面形状から選択することができる。
【0050】そして、フロート部材23aの外周には、
網やアンカ等に連結されたロープ等の繋止具を繋止させ
る繋止用リング28が複数配設されている。
【0051】また、前記浮標部材23には、図3に示す
ように、同様の素材からなる、例えば浮き輪状の足場部
材25を、水面から突出する前記フロート部材23aの
部分の外周に配設することも可能である。この足場部材
25は手すりを有する構成としてもよい。さらには、図
3に破線で示すように、前記浮き輪状の足場部材25を
有する複数の浮標部材23,23間に、同様の素材から
なる足場部材25を廊下状に渡して形成し、前記複数の
浮標部材23間に敷設された網の周囲を作業者が歩いて
作業可能な構成とすることも可能である。
【0052】さらに、図4に示すように、前記浮標部材
23には、潮流の影響を緩衝させるための緩衝部材をケ
ーブル27等で吊下させてもよい。この緩衝部材26と
しては、例えば、円盤型に形成されたプレート部材26
aを考えることができ、水中において水平な状態で位置
するものとする。このような構成のプレート部材26a
を配設することで、波浪による浮標部材23の揺動を抑
制することができ、ひいては、浮標部材23により展張
されている各種網2,5の撓みを小さくすることが可能
となり、集魚率を保つことができる。なお、この緩衝部
材26を、図1,3,5に示すように、前記外付けの浮
力調整機構の外付けの調整錘24bとしての機能を兼ね
備えたものとすることも可能である。
【0053】さらにまた、前記浮標部材23には、図2
及び図3に示すように、流れ止めとして公知のアンカ1
3を連結ロープ14等で連結し、水中における敷設位置
を規制するようにする。本実施形態においては、従来の
ように、底張りロープ20に浮子10を配設したり、滑
車21を配設したりする必要もなく、浮標部材23,2
3間に敷設された網の周囲にロープや浮子等が配置する
ことがないので、作業船も網に近寄りやすく、作業効率
も向上する。なお、この利点を考えなければ、各種網の
流れ止めとしてのアンカーは、前述の従来の構成のよう
に、前記連結ロープ14等に浮子10を配設してもよい
ことは勿論である。
【0054】そして、前記箱網5の場合、各図に示すよ
うに、鉛直方向断面が略矩形状となる敷設状態の各コー
ナー部分にそれぞれ1本ずつの前記浮標部材23を配置
する。つまり、4本の浮標部材23に囲繞された空間部
内に前記略矩形状の箱網5を配置し、その箱網5の海面
に向かって略直立する側網5cのコーナー部分の水深方
向要部各所をワイヤー、ロープ、紐等の繋止具17を用
いてフロート部材23aの繋止用リング28に繋止す
る。このように、矩形網としての箱網5を浮標部材23
間に敷設することで、底網5bを展張させた状態で前記
浮標部材23に繋止することがるので、箱網5の容積を
最大限に確保することができ、多くの捕獲対象の魚を、
より広い空間内で自由に泳がせておくことができるの
で、適当に運動させた新鮮な魚を市場に提供することが
可能となる。
【0055】また、波浪や潮流等による定置網1の変形
を格段に低減することができる。よって、定置網1の変
形動作による魚の逃亡を低減し、集魚効率を格段に向上
させることができる。
【0056】前記垣網2の場合は、図1に示すように、
2本の浮標部材23、23間に展張させる。すなわち、
長尺な垣網2の両端辺の水深方向要部各所を、ワイヤ
ー、ロープ、紐等の繋止具17を用いてそれぞれ前記浮
標部材23に繋止させ、そのうち1本の浮標部材23を
前記運動場3内に配置する。また、必要であれば、垣網
2の長手方向に所定間隔で前記浮標部材23を配置し、
垣網2の中間部を支える構成としてもよいし、垣網2自
体に縦ボタン方式Tあるいは横ボタン方式Yで浮子10
をつけてもよい。
【0057】また、図5に示すように、前記箱網5を平
面形状長方形に形成し、箱網5内に集魚した魚の大小を
選別する着脱自在な選択網29を、箱網5内を長手方向
に分割させるように配設してもよい。この場合、前記選
択網29を配設した箱網5の長手方向には、1乃至複数
の箇所において浮標部材23を配設して繋止させ、箱網
5全体を展張させるようにするとよい。また、選択網2
9の上端には、複数の適宜な浮子10を配設するように
してもよい。なお、前記選択網29は、網目の大きさの
異なる選択網29を複数枚用意し、箱網5の入り口側か
ら奥側に向かって徐々に網目の小さい選択網29を配設
することにより、集魚した魚の大きさを複数に選別させ
る構成としてもよく、特に、本実施形態の構成に限定さ
れるものではない。
【0058】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0059】本実施例の定置網を構成する網のうち、少
なくとも、前記浮標部材23に繋止された網は、それぞ
れの網の形状を所望の形状に、従来の定置網1とは異な
って、特に底網3b,5b,7bを適正形状に展張させ
た状態で前記浮標部材23に係止されるので、波浪や潮
流等による定置網の変形を格段に低減することができ
る。よって、定置網の変形動作による魚の逃亡を低減
し、集魚効率を格段に向上させることができる。
【0060】また、前記浮標部材23は浮力調整機構に
より、その浮標部材23の水面下となる長さや位置を簡
単に調節することができる。図4は前述のように、前記
浮力調整機構として外付けの調整錘24を配設し、箱網
7部分を水中における中層に位置させた状態を示してい
るが、前記調整錘24の重量を変えることにより、浮標
部材23の水中における位置を簡単に調節することがで
き、定置網を構成する一部の網、あるいは全体の網に設
けた浮標部材23の浮力を調整することで、これらの網
を所望の水深に敷設することができる。
【0061】そして、浮標部材23に足場部材25とを
一体とした構成とすれば、例えば、漁獲作業、網地の手
入れや清掃等の作業を安全で効率的に行うことを可能と
することができる。
【0062】また、足場部材25は、漁獲作業時の作業
者の安全な足場として使用することができるので、従来
のように足場の不安定な作業船上から漁獲作業を行うの
と異なり、箱網7の底網7bおよび側網7cを作業者が
手繰り寄せたり、箱網7内の選別網29を簡単に移動さ
せたり、大きな魚を作業者が捕獲網で追って捕獲したり
すること等を安全に行うことができ、箱網7に集魚した
魚を短時間で効率よく捕獲することができる。
【0063】さらに、本実施形態の箱網7に選択網29
を配設すれば魚の大きさを簡単に選別することができ
る。この選択網29は、着脱自在とされているので、捕
獲対象の魚の種類等の必要に応じて選別する魚の大きさ
を簡単に変更することができる。
【0064】そして、本実施形態の昇網5は着脱自在と
されているので、例えば、箱網7のみを切り離して昇網
5の誘導出口および運動場3の網入口を閉じることによ
り、必要に応じて運動場3を生簀網等の他用途に用いる
ことができる。また、このように箱網7を昇網5等の他
の網と切り放して単独で取り扱うことができるので、例
えば、定置網を低層式とした場合に、所定期間のしかけ
後、所望の魚を捕獲する段階で箱網部分のみを低層に設
置された他の網等から切り離して水面に位置させ、捕獲
作業を行うようにすることも可能である。
【0065】なお、前記定置網は中層式または底層式の
定置網であってもよいし、例えば、前記運動場3を中層
に敷設し、箱網7は昇網5を介して表層に敷設するとい
ったように、各網の敷設深度を異ならせることも可能で
ある。
【0066】また、前記浮標部材23に公知の自走機構
を配設することで、定置網の敷設位置を簡単かつ自由に
変更することができる。また、前記浮標部材23の浮力
を操作する機構、例えば、前記浮標部材23の中空部に
必要な容量の海水を流入させる機構等を配設すること
で、定置網を構成する一部の網あるいは定置網全体の敷
設深度を簡単に変更することができる。これらの自走機
構や浮力操作機構を遠隔操作可能とすれば、より、定置
網1の敷設が簡便なものとなる。
【0067】さらに、図6および図7は、本発明の囲い
網を、前述したような捕獲用の定置網として展張する場
合とは別に、対象物を非対象物と区分し、あるいは、対
象領域を非対象領域と区画するために展張する場合の形
状を示している。
【0068】図6は、平面多角形状(図6に示す囲い網
は五角形状)となるように側網30を配置したものであ
る。その場合に底網の有無は問わず、前記側網30も、
図6のように無端状として閉じた状態としてもよいし、
図7のように開いた状態に配設してもよい。
【0069】例えば、図6に示す囲い網のように側網3
0を無端状として閉じた状態に展張した場合に、底網を
配設して生簀のようにして用い、養殖あるいは保護の目
的となる魚を他の魚と区分し、あるいは、これらの魚を
天敵となる生物、例えば、トドや鮫等から保護すること
もできる。また、底網を設けず、魚礁や小島を囲うよう
にして配設すれば、例えば、岩礁や小島に棲息する貝等
の生物を養殖したり保護することもできる。囲う対象が
海岸や磯の一部であるような場合には、図7に示すよう
に、前記囲い網を海面側に配設することで、岩礁や小島
に棲息する貝等の生物を養殖したり保護することもでき
る。
【0070】なお、保護対象は生物のみならず、生物の
棲息する磯や海岸等の一定領域であってもよい。
【0071】図6及び図7に示す囲い網には前記浮標部
材23、側網30、連結ロープ14及びアンカ13のみ
を示すが、必要に応じて調整錘24、足場部材25、緩
衝部材26などを配設してもよい。
【0072】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の囲い網に
よれば、略垂直に浮かぶ柱状の浮標部材に対し、水中に
おいて矩形網をその底網を展張させた状態となるように
繋止させることにより、波浪等による囲い網の変形を確
実に低減して集魚した魚の逃亡を防止して集魚効率を確
実に向上させることができるとともに、当該浮標部材に
より所望の形状を保って配置される網の回収を容易にお
こなうことができ、よって、魚の捕獲効率を確実に向上
させ、かつ、各種の作業を安全で効率的に行うことがで
きるという極めて優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る囲い網としての定置網の一実施
形態の要部を示す斜視説明図
【図2】 本発明に係る囲い網の浮標部材と矩形網の展
張状態を示す説明図
【図3】 図2の他の実施形態を示す説明図
【図4】 箱網を中層に敷設する場合の一例と、緩衝プ
レートの配設例を示す説明図
【図5】 箱網の内部を2枚の選択網で仕切った場合の
浮標部材の配置例を示す説明図
【図6】 本発明に係る囲い網の別の実施例を示す説明
【図7】 本発明に係る囲い網の更に別の実施例を示す
説明図
【図8】 従来の定位置網の構造の要部を示す斜視説明
【図9】 従来の定位置網の敷設を示す平面図
【図10】 縦ボタン式の説明図
【図11】 横ボタン式の説明図
【図12】 従来の問題点を示す模式図
【図13】 図12の問題点を解消する従来法を示す説
明図
【符号の説明】
1 定置網 2 垣網 3 運動場 3a 天井網 3b 底網 3c 側網 4 網入り口 5 昇網 7 箱網 9 箱網返し 10 浮子 11 側張 12 固定用ロープ 13 アンカ 14 連結ロープ 17 繋止具 17a 縦ボタン 17b 横ボタン 18 渡し綱 19 上綱 20 底張りロープ 21 滑車 23 浮標部材 23a フロート部材 24 錘 25 足場部材 26 緩衝部材 26a プレート部材 27 ケーブル 28 繋止用リング 29 選択網 30 側網 T 縦ボタン方式 Y 横ボタン方式 W (浮力調整機構としての)海水

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部の網の展張状態を拘束す
    る手段として、浮力調節機構により鉛直方向に立位した
    状態に保持され、前記網の水深方向要部各所を繋止させ
    うる長尺な柱状の浮標部材を複数本用い、この複数本の
    浮標部材間に前記網を敷設させることを特徴とする囲い
    網。
  2. 【請求項2】 前記複数本の浮標部材間には、鉛直方向
    断面略矩形状とされた少なくとも一の矩形網を敷設させ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の囲い網。
  3. 【請求項3】 前記一の矩形網は箱網であることを特徴
    とする請求項2に記載の囲い網。
  4. 【請求項4】 前記複数本の浮標部材間には、漁獲目的
    の魚を捕獲用の網内へ導くための垣網を展張させている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項
    に記載の囲い網。
  5. 【請求項5】 前記浮力調整機構は、中空部を有する筒
    状の浮標部材の前記中空部に注入される水および/また
    は浮標部材に付設される外付けの調整錘であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    囲い網。
  6. 【請求項6】 前記浮標部材には、潮流の影響を緩衝さ
    せるための緩衝部材が吊設されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の囲い網。
  7. 【請求項7】 前記囲い網は、漁獲を目的として魚の遊
    泳性質に応じた水位に展張されることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の囲い網。
  8. 【請求項8】 前記囲い網は、対象物を非対象物と区分
    し、あるいは、対象領域を非対象領域と区画するために
    展張されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれか1項に記載の囲い網。
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