JPH02238838A - 定置網、その張設法、その漁法及びその魚網洗浄法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は定置網，その張設法及び定置網漁法に関するも
のである。

［従来の技術！ 従来の定置網は網の高さを固定しているため或一定の海
の深さ以外には定置網を張ることが困難である．例えば
北極圏に近いアラスカ地方では干満の差が大きいため、
今までは当地方では定置網を張設することが困難である
。又、魚網の洗浄は陸上に揚げて洗浄しなければならな
いという問題があった。

［発明が解決しようとする問題点」 本発明は干満の差による海面の高低差が大きい海域にお
いて高低差の影響を受けることなく定置網を張設するこ
と、該定置網から直接船の生州内に活魚を水揚げするこ
と及び海面上に魚網を吊り上げた状態で魚網の洗浄を行
い陸上洗浄を行う必要のない定置網を得ることを目的と
する．「問題点を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本発明は 垣網の先端に包囲網を設け、包囲網に袋網を設け、該垣
網及び包囲網を複数の浮子に垂設し該浮子に控綱を接続
してなる定置網において、干満による海面の高低に応じ
て控綱を重錘によって緊張勝手に保持してなる定置網を
特定発明とし、袋網を浮子に垂設した上記発明記載の定
置網袋網を分離し，分離部を生州に開口可能に形成した
第１及び第２発明記載の定置網 袋網の先端を生州に開口可能に形成した第１、第２又は
第３発明記載の定置網 生州が船に設けた生州である第３又は第４発明記載の定
置網 上記発明にそれぞれ記載の定置網張設法袋網から魚類を
水場げする上記発明にそれぞれ記載の定置網漁法 魚網を海面上に吊り上げ、海面上でこれを水洗する第１
又は第２発明記載の定置網魚網洗浄法によって構成する
ものである。

「作用」 従って潮の干満によって海面ｌに高低差を生じた場合に
それに伴って浮子５も海面１と共に祥降し上記網ｌＯ、
１）の上端は浮子５によってほぼ海面ｌの水準に常時保
持される。そして干潮時は海而ｌの下降に伴って重錘３
も下降するから控綱２の弛緩はなく緊張し、満潮時は海
面ｌの上昇に伴って市錘３も上昇するが控綱２は該重錘
３によって緊張し、弛緩することはない．袋網４も上記
干満に伴って浮子５によって昇降し該干満に順応する．
袋網４は包囲網１）から分離し又は袋ｗ４４の中程が分
離し該分離部６を持上げて生州７内に開口させる（第３
図点線でこれを示す）．又第４図に示すように袋網４の
先端を生州７′に開口することによって袋網４は包囲網
ｌ１と生州７′との通路となり、生州７′内に水揚げさ
れる．生州７には独立の生州７′又は船８に設けた生州
７であって包囲網１）内に入った魚類９は袋網４に入り
自ら生州７又は７′に水揚げされる． 上記網４、ｌＯ、１）はクレーンｌ２で海面ｌの上方に
吊り上げ、吊り上げた部をノズル噴出水で水洗し附着藻
類を洗浄分離し、補修することができ、その場合弛緩し
た上記網４、１０、１）はその重量に抗して緊張するし
、控綱２は重錘３に抗して伸長する。

「実施例」 海岸から沿岸流と交差（直交）する垣網ｌＯを張設し、
該垣網１０の先端部に包囲網１）を設け、垣網ｌＯ及び
包囲網１）を複数の浮子５に垂設し、該浮子５に控綱２
を外側に接続し、控綱５の下端をアンカーｌ３、砂袋或
は杭等で固定し、かつ包囲網１）の外側に袋網４を設け
て定置網を形成するものである．垣網１０及び包囲網ｌ
１の高さは満潮水深となし、浮子ｓ４ｔ満潮海面ｌに浮
上させる．そして該網１０．１）の中程又は下部に干潮
時牽引用重錘ｌ４を支持し、干潮時該網ｌＯ、１）を緊
張させる．上記控綱２の中程には第１図に示すように重
錘３を附設し、第２図に示すように浮子５に設けた滑車
ｌ５を迂回させて迂回下端に重錘３を設けても差し支え
ない。又袋網４を長く延長して中程に着脱自在に分離部
６を形成し（第３図）、該分離部６を船８の生州７に開
口するものである。又第４図に示すように袋網４の先端
を浮子ｌ７、ｌ７によって浮かせた独立生州７１に開口
させることができる。このようにすると魚類９は生州７
′内に自然に水揚げされる。上記の網１０、１）及び袋
網４を洗浄、補修する場合は干潮時に該網ｌＯ、１ｌ、
４をクレーン１２で海面ｌ上に部分的に吊り上げると該
網ｌＯ、１）、４の川量又は該網ｌＯ、１）の重錘ｌ４
のために垂直方向に緊張し，その状態においてノズルか
ら噴出する高圧水で該網ｌＯ、１）、４に附着している
藻類を部分的に分離洗浄することができ、該部分を全体
に及ぼして全体の洗浄を終了させる．尚図中１６で示す
ものは袋網４の先端吊り上げ仲 一、ｌ８は分ｌ！＃部６の吊り上げ綱．１９は袋ｊ１２
５４内の逆止部，第４図中２０は生州７，７′を接続す
る導網、２１は着脱部、第５図及び第６図中２２は生州
７の固定用控綱、２３はその上端の滑車、２４は該控綱
２２の緊張川重錘である。

「効果」 本発明は上述のように構成したので干満による晶低差大
な海域において定置網を張設し，定置網漁業を振興する
ことができるし、生州７、７′内に簡便に魚類を水夷げ
し得る。又上記網４、１０、１）を陸上げして洗浄する
必要がな《定置網を設置した状態のまま海面ｌ上に吊り
上げて水洗することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の定置網を示す斜視図、第２図は第１図
の他の実施例の斜視図、第３図及び第４図は水揚げ状態
の斜視図、第５図及び第６図は独立生州の正面図である
． ｌ・・海面、２・・控綱、３・・重錘、４・・袋網、５
・一浮子、６・・分雌部、７、７′・・生州、８・・船
、９・・魚類、 ０・・垣網， ・・包囲網。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）垣網の先端に包囲網を設け、包囲網に袋網を設け
   、該垣網及び包囲網を複数の浮子に垂設し該浮子に控綱
   を接続してなる定置網において、干満による海面の高低
   に応じて控綱を重錘によって緊張勝手に保持してなる定
   置 網。
2. （２）袋網を浮子に垂設した請求項（１）記載の定置網
   。
3. （３）袋網を分離し、分離部を生州に開口可能に形成し
   た請求項（１）又は（２）記載の定置網。
4. （４）袋網の先端を生州に開口可能に形成した請求項（
   １）（２）又は（３）記載の定置網。
5. （５）生州が船に設けた生州である請求項（３）又は（
   ４）記載の定置網。
6. （６）請求項（１）（２）（３）（４）又は（５）にそ
   れぞれ記載の定置網張設法。
7. （７）袋網から魚類を水揚げする請求項（１）（２）（
   ３）（４）又は（５）にそれぞれ記載の定置網漁法。
8. （８）上記網を海面上に吊り上げ、海面上でこれを水洗
   する請求項（１）又は（２）記載の定置網魚網洗浄法。