JPH0126576Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、商品収納箱をそのまま展示販売台と
して使用することが出来るデイスプレイに関する
ものである。

〈従来の技術〉 従来、商品を展示販売する場合には、搬送時に
商品を収納した箱から取り出して、別に用意した
展示販売台に載置して販売していた。

〈考案が解決しようとする課題〉 然るに、上記従来の技術に於いては、商品を展
示販売する場合に、搬送時に商品を梱包した箱を
開封しなければならず作業性が悪く、しかも別に
展示販売台を用意しなければならないのでコスト
高になり易い等の課題があつた。

本考案は、上記従来技術の課題を解決し、商品
収納箱をそのまま展示販売台として使用すること
が出来るデイスプレイを提供せんとするものであ
る。

〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決し以下に述べる実施例に適用さ
れる手段は、一方の妻壁面を外側に倒すことが出
来る商品収納用の身箱と、該身箱に被蓋し得る蓋
箱と、前記身箱内に商品と共に収納される傾斜台
板、該傾斜台板の両側面に連設された三角側板、
起立板を有する折り畳み自在なスタンド台とより
構成される商品収納箱と、前記身箱の外側に倒さ
れる妻壁面に取り付け固定し得る看板とを組み合
わせてなるデイスプレイに関するものである。

〈作用〉 上記手段によれば、内部に商品を収納して保
管、搬送することが出来る商品収納箱をその場で
開封して商品を取り出して、内部に収納されたス
タンド台を組立ることにより、該スタンド台上に
身箱を傾斜させて載置してそのまま商品展示台と
して使用することが出来る。

また、身箱の外側に倒される妻壁面に看板を一
体的に取り付けることで、広告宣伝効果を高める
ことが出来る。

〈実施例〉 以下図面を参照して本考案を適用したデイスプ
レイの一実施例について具体的に説明する。

第１図乃至第３図に於いて、Ａはスタンド台で
あつて、傾斜台板１を中心にしてその左端には上
下端に舌片２を有する起立板３を連設し、右端に
は折曲板４，５を順に連設し、更にその上下端に
三角側板６を連設することにより構成されてい
る。

Ｂは商品を内部に収納することが出来る身箱で
あつて、底面７を中心にして側壁面８、妻壁面９
より構成され、かつ一方の妻壁面９は側壁面８の
内側に摺動自在に挿入された扇状連結板１０を介
して外方に自在に倒すことが出来るように構成さ
れている。

Ｃは前記身箱Ｂに被蓋することが出来る蓋箱で
ある。

上述の如く構成されたデイスプレイに商品を収
納して保管或いは搬送する場合には、第６図に示
す如く、身箱Ｂ内に商品（図示せず）を収納した
後、その上にスタンド台Ａを折り畳んで載置し、
その上に蓋箱Ｃを被蓋することにより商品収納箱
として使用出来る。

また、商品を展示販売する場合には、第２図乃
至第５図に示す如く、先ずスタンド台Ａを順に折
り曲げて蓋箱Ｃ内に起立して組立構成する。次に
身箱Ｂの一方の妻壁面９を外方に倒して開口し、
更に別に用意した看板Ｄの脚１１を前記身箱Ｂの
扇状連結板１０に重合する如く取り付け固定して
身箱Ｂの一部に看板Ｄを起立する。そして前述の
如く構成されたスタンド台Ａの傾斜台板１と折曲
板４とにわたつて身箱Ｂを傾斜させて載置し、内
部の商品を展示しながら販売することが出来る。

〈考案の効果〉 本考案は前述の如く、内部に商品を収納して保
管、搬送することが出来る商品収納箱をその場で
開封して商品を取り出し、内部に収納されたスタ
ンド台を組立ることにより、該スタンド台上に身
箱を傾斜させて載置してそのまま商品展示台とし
て使用することが出来る。

また、身箱の外側に倒される妻壁面に看板を一
体的に取り付けることで、広告宣伝効果を高める
ことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本考案を適用したデイスプ
レイの説明図である。 Ａはスタンド台、Ｂは身箱、Ｃは蓋箱、Ｄは看
板、１は傾斜台板、３は起立板、６は三角側板、
９は妻壁面、１０は連結板、１１は脚である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一方の妻壁面を外側に倒すことが出来る商品収
   納用の身箱と、該身箱に被蓋し得る蓋箱と、前記
   身箱内に商品と共に収納される傾斜台板、該傾斜
   台板の両側面に連設された三角側板、起立板を有
   する折り畳み自在なスタンド台とより構成される
   商品収納箱と、前記身箱の外側に倒される妻壁面
   に取り付け固定し得る看板とを組み合わせてなる
   デイスプレイ。