JPH01265026A - ジクロニンhci及びフェノールを含有した医薬組成物 - Google Patents

ジクロニンhci及びフェノールを含有した医薬組成物

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JPH01265026A
JPH01265026A JP63318318A JP31831888A JPH01265026A JP H01265026 A JPH01265026 A JP H01265026A JP 63318318 A JP63318318 A JP 63318318A JP 31831888 A JP31831888 A JP 31831888A JP H01265026 A JPH01265026 A JP H01265026A
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dyclonine
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James V Sorrentino
ジェームズ、ビンセント、ソレンティノ
William J Kelleher
ウィリアム、ジョセフ、ケレハー
Jeanne O Moye
ジーン、オロアー、モイ
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Richardson Vicks Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はジクロニン(dye!onins)塩酸塩(H
CI)及びフェノールを含有した医薬組成物に関する。
3−ピペリジノ−4′ −ブトキシプロピオフェノン塩
酸塩として化学的に命名されるジクロニンHCIは、口
及び喉の粘膜に局所適用される周知の麻酔/鎮痛剤であ
る〔フエデラルφレジスター。
第47巻、第101号、プロポーズド・ルールズ、第2
2810−13.1982年(FederalRegi
ster、Vol、47.No、101.Propos
ed Ru1es、pages22810−13.19
82 )参照〕。米国内で市販されているジクロニンH
Clの経口医薬組成物としては、ジクロニンHCl0.
1%を含有した水性液体スプレー、並びに子供用にジク
ロニンMC11,2mg/ロゼンジ及び成人用に3. 
0+ng/ロゼンジを含有した固体ロゼンジがある〔非
処方薬の医者用デスク・レファレンス、第8版、198
7年、第518−9 (Physicians’ De
sk Ref’erencefor Non −pre
scription Drugs、8th Ed、、1
987゜pages 518−9 )参照〕。ジクロニ
ンHClの利点は、それが長時間の局所麻酔作用を有す
ることである。麻酔ロゼフジ中のジクロニンHCIを安
定化させるために、ある種の酸、特にクエン酸の使用が
米国特許第4,139,627号明細書で報告されてい
る。
その麻酔/鎮痛作用に加えて、ジクロニンHCIは抗菌
活性を有することも知られている。
この点について、米国特許M2,868.689号明細
書は局所麻酔及び抗菌作用をHするジクロニンJ(CI
  (0,1〜5%)の安定な水性製剤について開示し
ているが、安定化の面はクロロブタノール(0,1〜0
.596)の添加により処理している。
本発明の目的に関連して、フェノールは上記米国特許第
2,868,689号明細書において不lシ足な安定化
剤として特に確認されたことに留意すべきである(第1
欄、第60−61行)。
フェノールは公知の局所麻酔剤であって、少しヒリヒリ
する口及びヒリヒリする喉の痛みを治療するために用い
られてきた。作用様式は、即効性であるが持続的ではな
く、喉及び口内の粘膜中に存在する知覚神経レセプター
を鈍麻させてその局所麻酔作用を発揮することにある。
以前の投薬形としては、使用後に口内から排出される洗
口液、すすぎ液及びうがい液として並びに喉スプレーと
して使用されるフェノール1.4%水性溶液及びフェノ
ール32.5mg含有ロゼンジがあった〔非処方薬の医
者用デスク・レファレンス、第8版。
1987年、第654−5 (Physicians’
  DeskReference l’or Non 
 −prescrlptlon Drugs、  8t
hEd、、1987.pages 854−5 )参照
〕。その麻酔活性に加えて、フェノールは抗菌活性を有
することも知られている。
各活性剤の有効局所麻酔及び抗菌量を含有した医薬組成
物中におけるジクロニンHCI及びフェノールの組合せ
作用は、2種の活性剤の単なる相加効果から予期される
以上の高い抗菌作用を発揮することが、ここに見出され
たのである。このような説明に拘束されるというわけで
はないが、各活性剤の抗菌活性に関して、上記抗菌性の
増加は双方間の協同的増強、即ち各活性剤が他の抗菌活
性を増強していることによると思われる。
発明の説明 更に詳しくは、本発明は局所麻酔性及び改善された抗菌
活性をもつ医薬組成物を提供することである。上記組成
物は、主として口内ヘルスケアタイプの処方剤及びその
用法に関するが、2種の活性剤の高い抗菌協同作用が有
益とされる局所用の他の医薬形態、例えば抗菌活性が望
まれるローション、クリーム、軟膏、ゲル、シャンプー
、石鹸等のようなスキン又はヘアケア用の医薬組成物と
しても応用可能である。通常、本組成物は薬学上許容さ
れる担体と共にジクロニンHCI約0.02〜約3.0
重量/重量(w / w )%及びフェノール約0.3
〜約5.0重量/重量(W/W)%を含有している。
その主な用途として、本発明では口及び喉の炎症粘膜に
おける痛みを軽減するだけでなく抗菌活性をも高めた口
内ヘルスケア用の医薬組成物を提供する。本明細書で用
いられる″口内”という語は、接触性粘膜組織のある喉
及び口くうを含む。
したがって、本発明の組成物は例えばヒリヒリするもし
くは細菌感染の喉、噴炎症性のヒリヒリする喉、及び炎
症原因が一部もしくは全部微生物感染に由来する他の口
内症を治療するうえで有益な用途を有する。上記組成物
は、ジクロニン塩酸塩及びフェノールの各々の口内で有
効な局所麻酔及び抗菌量をその中に含む経口上許容され
る医薬担体を含有している。
本発明の組成物は、単独で用いられた場合にジクロニン
HCI又はフェノールが有する抗菌活性の合計よりも高
い抗菌活性を有していることが見出された。ジクロニン
HCI及びフェノール間で増加した抗菌作用は、スタフ
ィロコッカス・アウレウス(Staphylococc
us aurcus)ダラム陽性菌を用いた下記タイプ
の実験で証明される。
方法 試験処方剤の5ミリリツトル(1ml)アリコート(a
liquot)を、未希釈サンプル用の清潔な18順ボ
ロシリケート製ガラス試験管に加える。試験処方剤の希
釈物は無菌脱イオン水を用いて調製する。
播種原懸濁液は、適切な培地上で対抗生物を一夜増殖さ
せることにより調製する。S、アウレウスの場合には、
大豆カゼイン消化物寒天(SCDA)が用いられる。5
CDAは大豆カゼイン消化物ブロス15グラム/リツト
ル(g/l)及び寒天15g/lを含有している。培地
1リツトルが15psi(約1. 1kg/cd)かつ
121℃て30〜40分間オートクレーブ処理され、約
25m1/プレートが無菌使い捨て10100X15ポ
リスリレン製ペトリ皿に入れられる。−夜培養物の表面
増殖物が、無菌ワイヤループを用いてプレートから試験
管内の0.85%無菌塩水6印1中に移される。懸濁液
は、スペクトロニック(spectronie) 20
分光測定器で読取れるように、540ナノメーターにお
ける光学密度(OD    )がO65に調整される。
この0D    は、S、アウレウスの場合で約5×1
08コロニー形成単位(cfu)/mlにト目当する。
播種原サイズは、リシーン(Letheen)ブロスで
播種原を連続希釈しかつスプレッド(spread)プ
レート技術を用いて5CDA上に希釈物をおくことによ
り確認される。
時間ゼロの時点で、対抗生物の懸濁液0.05m1が各
チューブに播種され、内容物が約5×106cfu/m
lのレベルとなるように混合される。
所定の時間間隔で0,1mlアリコートが各試験サンプ
ルから取り出され、5CDA上におかれる。
すべてのプレートは対流式インキュベーター中30℃で
48時間インキュベートされ、しかる後コロニーが計測
され、cfu/itが計算されかつ記録される。
水性医薬製剤中におけるフェノール及びジクロニンHC
Iの高い抗菌作用は、本方法に従って得られる上記試験
の結果から第1表で説明される。
“ペースビヒクル”及び他の試験製品は、例1において
後述されている。使用されるスタフィロコッカス生物は
S、アウレウス ATCC6538である(ATCC−
アメリカン・タイプ・カルチャー1コレクシヨン(Am
erican Type Cu1tureCollec
tion) )。この具体的実験において、実際種属サ
イズは5X106cfu/111であった。記号“P”
はフェノールを表わし、記号“D″はジクロニン塩酸塩
を表わす。数値は、下記のような所定の時間間隔で記録
されたcfu/ml値を示している。
0−< 10        c f u/m1l−1
0〜100            ノー2−101〜
10 Q 0        713−1001〜10
000    /14−> 104// / 第1表 ベースビヒクル    lX4210 1/2X4444 ベースビヒクル    lX0OOO 1,0%”vP”  1/2X   1 0 0 01
/4X4443 ベースビヒクル    lX0OOO 1,4%w/v P含有 1/2XOOO01/4X4
B21 ベースビヒクル    lX3100 0.1%W/νD含”1/2x44441/4X444
4 ベースビヒクル    lX0OOO 1゛0%w/v P及び 1/2x00000.196
v/vD含有 1/4x4430ベースビヒクル   
 lX0OOO 1,4%w/v P及び 1/2XOOO00,196
w/vD含有 1/4XOOO0試験結果は、ペースビ
ヒクル自体が極めてわずかに抗菌有効性を有することを
示した。完全な殺菌性(0−< 10 c f u/m
l)は、完全強度(1×)濃度において5分間後におい
てのみ観察される。
1.496フ工ノール含有試験製品は、完全強度濃度時
及び2倍希釈時(1/2X)に30秒間で完全殺菌性を
示す。しかしながら、4倍希釈時(1/4x)では、5
分間後であっても10〜100cfu/mlの計711
11値が記録され、より低い抗菌有効性しか示さない。
0.1%ジクロニンHCI含含有試験品は完全強度時に
若干の活性を有し、3分間で完全殺菌性を示す。しかし
ながら、活性は2倍又は4倍希釈時のいずれでも記録さ
れない。
1.4%フェノール及び0.1%ジクロニンHCI含含
有試験品は、完全強度時、2倍希釈時及び4倍希釈時に
30秒間で完全殺菌性を示す。
4倍希釈時には、組合せ製品は単一の独立製品のいずれ
よりも速い作用発現性を有する。試験結果は、−緒にな
った2種の活性剤が処方剤の抗菌活性に関して相加的以
上の効果を有していることを証明している。
1.0%フェノール及び0. 1%ジクロニンHCl含
有試験製品も同様の効果を示す。4倍希釈された1、0
96フエノール単独の場合には1.001〜10000
cfu/mlの11測値が5分間後に観察されるが、ジ
クロニンHCI単独の4倍希釈では効果を示さない。反
対に、2種の活性成分組合せの4倍希釈では、5分間で
完全殺菌性を示す。
このように、一定数の微生物上ある時間及びある条件下
において各々あるi6度で組合せて作用した場合の2種
の活性剤は組合わせ時に存在した濃度及び同一の条件下
単独で作用するいずれかの活性剤の場合よりも低いレベ
ルまで数を減少させることから、顕著な増強のあること
が示される。
前記S、アウレウスに加えて、2種の活性剤間における
増強の同様の証拠は、例えばシュードモナス0アエルギ
ノサ(Pseudomonas aeruglnosa
)、ヘモフィラス・インフルエンザ(Ilemoph 
i I usi n f l ucnza)及びネイセ
リア・メニンギチジス(Ncjsseria l!lc
ningitidis) ;酵母カンジダ・アルビカン
ス(Candlda albicans)のような他の
細菌生物に対しても観察される。
以上から、本発明では主として口内ヘルスケア用の新規
医薬組成物を提供するか、そこでは抗菌応答性を発揮す
ることが求められている。その上、2種の活性剤の組合
せは、特に抗菌治療を要するヒリヒリする喉又は口の症
状の緩解用として、フェノールによる即効性局所麻酔活
性及びジクロニンHCIによる持続性局所麻酔活性双方
の利点を発揮する。上記組成物は、薬学上許容される担
体と共に2種の必須活性成分、即ちジクロニン塩酸塩及
びフェノールを含有している。もう一つの面として、本
発明は好ましくは口内ヘルスケア目的用として抗菌治療
を要する補乳動物において抗菌活性の発現を高め又は速
めるための方法を提供するが、この方法では抗菌応答性
の発現を高め又は速めるために十分な有効麻酔及び抗菌
量のジクロニン塩酸塩及びフェノールを上記踊乳動物に
投与する。
本発明の医薬組成物を製造する場合、ジクロニン塩酸塩
及びフェノールは慣用的調剤実務に従い液体又は固体の
薬学上許容される担体中に組込まれる。最も好ましい担
体は、水性の薬学上許容される担体、即ち全体の又は主
な溶媒内容物が水である担体である。しかしながら、米
国特許第2゜868.689号明細書に記載されている
ように、ジクロニンHCIは水含有製剤中において不安
定性を呈し、したがってその点についてはクロロブタノ
ール又は酸のようなジクロニンHCI用の安定化剤の使
用が保存寿命を伸ばしかつ高めるうえで役立つ。好まし
くは、水性の経口上許容される医薬担体を用いた本発明
のpHは、約3〜約4、最も好ましくは約3.2〜約3
,6である。このようなpHレベルで本組成物を提供及
び維持するために、例えばクエン酸緩衝液、リン酸緩衝
液等のような慣用的調剤実務と一致する酸緩衝液が通常
用いられる。
前記のように、ジクロニンHCIを含有した安定な水性
医薬組成物は例えば米国特許第2.868,689号明
細書のようにこれまでに公知であって、これは参考のた
め本明細書に組込まれる。したがって、9効局所麻酔及
び抗菌二のジクロニン塩酸塩をその中に含む水性の経口
上許容される医薬担体を含有した口内ヘルスケア用の安
定な液体医薬組成物において、本発明では本明細書で記
載された量のフェノールをその中に含有させることによ
り改善している。
口内ヘルスケア目的用の液体製剤の場合には、管色剤、
香味剤、共溶媒等のような製品向上用の任意添加剤を含
有させることが通常実際的であり、このような添加剤は
最終製品中での2種の活性剤の全体的溶解性に影響を与
えうる。従って、水性の経口上許容される医薬担体を有
する本発明のかかる液体組成物は、その担体中に好まし
くは約0.05〜約2゜0重量/容量(w/v)%のジ
クロニン塩酸塩及び約0.5〜約3,0、更に好ましく
は約1.0〜約1.4w/v%のフェノールを含aして
いる。
口内ヘルスケア目的用の固体形の場合、本発明では典型
的にはロゼンジ、トローチ、ドロップ又は他の類似形と
して用いられるが、それらは特定形態の溶解のためにか
つ口及び喉の領域に2種の必須活性剤を直接局所適用す
るためにユーザーの唾液作用を必要としている。このよ
うな固体医薬単位容量形の製法は、製剤業者の日常的技
術範囲内である。例えば、ロゼンジ用に適した慣用的キ
ャンデイベースは融点まで加熱され、任意成分と一緒に
2種の必須活性剤ジクロニン塩酸塩及びフェノールがそ
の中で完全に混合される。ロゼンジの場合には、約1〜
約3ミリグラムのジクロニン塩酸塩及び約10〜約50
ミリグラム、更に好ましくは約20〜約35ミリグラム
のフェノールが各ロゼンジについて好ましい。
前記のように、ジクロニンHCI含有のある酸安定化ロ
ゼンジは、参考のため本明細書に組込まれる米国特許第
4,139,627号明細書において示されかつ特許請
求されている。したがって、硬キャンデイベース巾で完
全に混合された麻酔a動量のジクロニンHCI及びこの
ジクロニンHCIを安定化させるために十分な2の薬学
上許容される酸を含有したロゼンジにおいて、本発明で
は本明細書で記載された量のフェノールをその中に完全
混合させることにより改善している。
本発明の組成物は、1種以上の他の公知の治療剤、特に
例えば局所的麻酔又は抗菌活性を有する他の薬剤のよう
な口内ヘルスケア製剤中で通常用いられる治療剤を場合
により含有していてもよい。
非治療性でかつ製薬業界に周知の他の任意的成分、例え
ば美味でかつ好外観の最終製品を提供するための天然も
しくは人工の甘味料、香味剤、着色剤等;共溶媒として
のエチルアルコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン等;及び、このタイプの組成物中で通常用いられる他
の典型的な薬学上許容される成分も、このような成分に
ついて一般的に公知の量で含Hさせることができる。
下記例は本明細書で報告された実験に用いられているペ
ースビヒクル及び試験製品について説明しており、しか
も本発明の態様についても説明している。
例  1 成   分    ペースビヒクル(%v/v)クエン
酸、無水物         0.175クエン酸ナト
リウム、三水和物   0. 038* エチルアルコール、95%    10.000プロピ
レングリコール*     20.000グリセリン 
         10.000ソルビトール溶液、7
0%     8.600サツカリンナトリウム   
     0.030呑味剤            
  0.400着色剤              0
.010フエノール             −ジク
ロニンHCI             −8表示回は
v / vである。
上記処方剤は本明細書記載のペースビヒクルであって、
ジクロニンHCI又はフェノールのいずれも含まない水
性の経口上許容される医薬担体である。このペースビヒ
クルに、1.0%及び1.4%w / vのフェノール
(P)を加えて、唯一の活性剤としてフェノール含有の
本明細書記載の2種の代表的試験製品を得る;0.1%
w / vのジクロニンHCl(D)を加えて、唯一の
活性剤としてジクロニンHCI含をの本明細書記載の試
験製品を得る。更に、フェノール及びジクロニンHCI
双方を表記パーセンテージでペースビヒクルに加えて、
組合せ活性剤としてP及びD双方含有の本明細書記載の
2種の代表的試験製品、即ち本発明の組成物の2FIの
代表的態様を得る。
例2 酵母微生物カンジダ・アルビカンスに対する組合せフェ
ノール及びジクロニンHCIの抗菌有効性は第2表に示
されており、表記試験結果は下記修正を加えた前記方法
に従い得られている。
OD 54o 0 、 5はC,アルビカンスの場合5
X107c f u/mlにほぼ相当する。二の具体的
実験において、実際の0D54o は0.63であり、
実際の播種片サイズは1.8×105であった。具体的
微生物はC,アルビカンスATCC10231である。
他の表記記号は前記の場合と同義である。
第2表 ペースビヒクル    lX4444 1/2X4444 ペースビヒクル    1x1000 1.0%v/v P含有 1/2X4444ベースビヒ
クル    lX0OOO 1,4% w/vP含有 1/2X44B2ベースビヒ
クル    lX4444 0.1%v/vD含有 1/2X4444ベースヒヒク
ル1/2X   4 3 1 01.0%v/v P及
び 0.1%w/v D含有 ペースビヒクル  1/2x3110 1.4%w/v P及び 0.1%w/vD含有 作表データに示されているように、0.1%ジクロニン
HCI単独及び1.096フエノール単独のいずれも2
倍希釈時に活性を示さず、この希釈時における1、4%
フェノール単独では3〜5分間で若干活性を示す。反対
に、同じ希釈倍率で1.0%フェノール含有の2種の活
性剤の組合せによれば3分間で生物殺菌性及び5分間で
完全殺菌性に関して著しい増加を示し、同じ希釈倍率で
1.4%フェノール含有の組合せによれば1分間で生物
殺菌性及び3分間で完全殺菌性に関して著しい増加を示
す。
例  3 本例はロゼレジ形の本発明の組成物について説明してい
る。
量/ロゼンジ 成   分         AB      Cジク
ロニンHC13,001,202,40mgフェノール
      20.0032.50 35.OO+ng
クエン酸、無水物   20.4020.40 20.
40mgδ味剤        12.4212.42
 12.42+ng着色剤         0.22
 0.22 0.22mg無水キャンデイベース 適量 全量  2.40 2.40 2.40gキャンデイベ
ースを真空クツカー中で溶融させ、6色剤を加える。次
いで、クエン酸を加え、十分に混合する。しかる後、残
りの成分を加え、混合物を混練用テーブル上に注ぎ、約
7分間混練し、しかる後ロゼンジを形成する。
出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薬学上許容される担体と共にジクロニンHCl約0
    .02〜約3.0w/w%及びフェノール約0.3〜約
    5.0w/w%を含有した高い抗菌作用を有する医薬組
    成物。 2、ジクロニン塩酸塩約0.05〜約2.0w/v%及
    びフェノール約0.5〜約3.0w/v%をその中に含
    む水性の経口上許容される医薬担体を含有した口内ヘル
    スケア用でかつ高い抗菌作用を有する液体医薬組成物で
    あって、約3〜約4のpHを有することを特徴とする組
    成物。 3、pHが約3.2〜約3.6である、請求項3に記載
    の組成物。 4、ジクロニン塩酸塩約0.1w/v%及びフェノール
    約1.0〜約1.4w/v%をその中に含む水性の経口
    上許容される医薬担体を含有した口内ヘルスケア用でか
    つ高い抗菌作用を有する液体医薬組成物であって、約3
    .4のpHを有することを特徴とする組成物。 5、ジクロニン塩酸塩約1〜約3mg及びフェノール約
    10〜約50mgを含有したロゼンジ。 6、フェノール約20〜約35mgを含有した、請求項
    5に記載のロゼンジ。
JP63318318A 1987-12-16 1988-12-16 ジクロニンhci及びフェノールを含有した医薬組成物 Pending JPH01265026A (ja)

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