JPH0126500Y2 - - Google Patents

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JPH0126500Y2
JPH0126500Y2 JP460086U JP460086U JPH0126500Y2 JP H0126500 Y2 JPH0126500 Y2 JP H0126500Y2 JP 460086 U JP460086 U JP 460086U JP 460086 U JP460086 U JP 460086U JP H0126500 Y2 JPH0126500 Y2 JP H0126500Y2
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air conditioner
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spray
container
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車両用エアコンのエバポレー
タからの異臭を簡便に消臭できるようにした車両
用エアコンにおける薬剤散布機構に関する。
(従来の技術) 例えば車両用エアコンのエバポレータの放熱フ
イン周辺は、冷房運転時に凝縮された水分が結露
するため、車室内のチリやタバコの煙等が付着し
易い状況に置かれている。加えて、上記の結露水
はフインの構造上乾燥に時間が掛かるため、カビ
の発生や雑菌の繁殖を醸成し、車室内の衛生を害
する上にそれらの放つ異臭によつて車室環境が劣
化する等の問題があつた。
このため、この種のエアコンにおいては、従来
より車室内の衛生を保ち車室環境を整えるための
種々の提案がなされている。例えば、特開昭59−
45213号公報では、車両用エアコンのエバポレー
タの近接位置にノズルを配設し、このノズルにエ
ンジンルーム内に設置した防カビ剤収容タンクを
連通させ、防カビ剤を電動ポンプを介してノズル
に供給し、これをエバポレータに噴霧させるよう
にした空調装置が開示されており、また実開昭60
−5912号公報では、車室内のグローブボツクスに
固形の中和消臭剤を収容可能なケースを設け、該
ケースと車両用エアコンのダクトを連通管によつ
て導通させ、中和消臭剤の消臭ガスをダクト内へ
導くようにしたエアコンデイシヨナが開示されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この従来の装置では例えば前者の場合
には、防カビ剤収容タンクや電動ポンプを要する
等して、その散布機構が複雑かつ大掛かりになる
問題があり、後者の場合には消臭ガスを冷風に混
和させて消臭を行なう方式であるため、消臭ガス
量が不安定で十分な消臭効果を期待できないばか
りか、消臭ガスが冷風と一緒に車室内に導かれる
結果、上記消臭効果と相俟つて車室環境が二次汚
染する惧れがあつた。
本考案はこのような従来の問題を解決し、簡単
な構造で簡便に操作でき、確実な薬効を得られる
ようにした車両用エアコンにおける薬剤散布機構
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案の車両用エアコンにおける薬
剤散布機構は、通風ダクト内にノズルを設置し、
このノズルに連通する給液管を通風ダクトの外部
に導出した車両用エアコンにおける薬剤散布機構
において、前記給液管の外端部に、薬剤を装填し
たスプレー式容器のスプレーノズルを差し込み可
能なアタツチメントを装着して、大掛かりな設備
を要せず簡単な構成によつて、通風ダクトの外部
から適時かつ簡便に薬剤を散布し得るようにした
ことを特徴としている。
(実施例) 以下、本考案を車両用エアコンのエバポレータ
の消臭用に適用した図示実施例について説明する
と、第1図乃至第5図において1は車両用エアコ
ンの通風ダクトで、その通風路2の上流側にはフ
アン3が設置され、その中下流側にエバポレータ
4とヒータコア5が離間して設置されている。エ
バポレータ4の片側周面、実施例ではフアン3に
対向する周面には、一端をエキスパンシヨンバル
ブ6に接続した冷媒の入口側に相当する冷媒導管
7と、一端を冷媒圧縮機(図示略)に接続した冷
媒の出口側に相当する冷媒導管8が互いに交差し
て配管され、このうち外側に配置された出口側の
冷媒導管8のエバポレータ4に近接する適所に、
ノズルブラケツト9が取り付けられている。
ノズルブラケツト9は図示のように鋼板を管状
に折曲し、その開口縁9a,9aを外側に屈曲し
て適当な弾性を与えられており、この開口縁9a
と反対側の外周面にノズルホルダ10が一体的に
固定されている。ノズルホルダ10は扁平な管体
で構成され、その一端に一対のノズル11,11
が斜状に突設されている。ノズル11,11は略
く字形状に形成され、それらの先端には筒状のノ
ズルエンド12,12が互いに同方向に突設され
ていて、これらノズルエンド12,12の端面
に、ノズルホルダ10とノズル11,11内の給
液路13,13に連通する噴出口14,14が、
エバポレータ4の放熱フイン15に向けて開口さ
れている。
ノズルホルダ10の他端にはホースエンド16
が突設され、これに給液管17の一端が接続され
ていて、その他端は通風ダクト1に形成した通孔
(図示略)を介して、上記ダクト1の外部、実施
例では車室内運転席のフロントパネル18に導か
れている。フロントパネル18の適所には、給液
管17の端部に連結したアタツチメント19が埋
設され、このアタツチメント19の端面に給液管
17に連通する差込孔20が開口されている。こ
の場合、フロントパネル18の設置位置に代えて
エンジンルルームの適所にアタツチメント19を
設置してもよい。
上記差込孔20は、スプレー式容器21に突設
したスプレーノズル22を差し込み可能に構成さ
れ、前記容器21内に装填された消臭剤を容器2
1から給液管17に供給可能にしている。スプレ
ー式容器21は公知の押圧噴射式スプレー容器と
同様に構成され、その内部にフレオンガス等の不
燃性ガスが適圧に充填され、このガスと共に消臭
剤と消臭剤乾燥防止剤および水が装填されてい
る。
実施例では上記薬剤のうち、消臭剤としてエバ
ポレータ4の放熱フイン15周辺に繁殖するカビ
を食用可能な酵母、または安息香酸エステル系の
ものやベンゾイミダゾール系のものを使用してお
り、また消臭剤乾燥防止剤として、例えばグリセ
リンのような付着性に富む水溶性のものを使用し
ている。
この場合、スプレー式容器21にはその用途に
応じて各種の薬剤を装填することが可能であり、
例えば上記容器21を消臭および洗浄剤収納容器
として使用する場合は、上記消臭剤に加えて洗浄
剤として、例えば発泡性を有する界面活性剤やサ
ポニン、更にはこの発泡に促進させるためのエチ
ルアルコール等の揮発性溶剤を適量配合して調製
すればよく、また洗浄剤専用とする場合は上記の
ような洗浄剤を装填すればよい。
この他、図中23は出口側の冷媒導管8に取り
付けられた感熱筒で、キヤピラリーチユーブ24
を介してエキスパンシヨンバルブ6に接続され、
25,26,27は車室内の各所に連通する通風
路、28,29はそれらの通風路25,26を開
閉するダンパ、30はミツクスドア、31は内気
取入用ダンパである。
(作用) このように構成した薬剤散布機構を車両用エア
コンに設置する場合は、ノズルブラケツト9を冷
媒導管8の適所に取り付け、ノズルホルダ9とノ
ズル11,11を定位置に設置して、その噴出口
14,14を放熱フイン15に向ける一方、ノズ
ルホルダ10と一体のホースエンド16と、フロ
ントパネル18に設置したアタツチメント19と
の間を給液管17で連結すればよい。したがつ
て、従来のような薬剤収容タンクや電動ポンプを
要しないから、設備が大掛かりにならずに済み、
しかも構造および組み付けが簡単なため、既存の
車両用エアコンにも容易に設置し得ることとな
る。なお、この場合、薬剤散布に使用する、例え
ば消臭剤入りのスプレー式容器21は、施栓され
てトランク内や車室のグローブボツクス内に保管
されている。
次に、この薬剤散布機構を使用してエバポレー
タ4からの異臭を消臭する場合は、スプレー式容
器21を保管場所から取り出して保持し、そのス
プレーノズル22をアタツチメント19の差込孔
20内に押し込み、一定時間その状態を保持させ
ればよい。このようにすると、スプレーノズル2
2に付設したバルブ(図示略)が開弁され、上記
ノズル22の噴出口から消臭剤と、消臭剤乾燥防
止剤および水を含んだ混合液が噴射され、これが
給液管17からノズルホルダ10を経てノズル1
1,11内の給液路13,13に導かれ、噴出口
14,14から放熱フイン15に向かつて霧状に
噴出し、上記フイン15に付着する。
この場合、消臭剤噴霧時に例えばフイン3を駆
動して送風状態にして置けば、上記薬液のフイン
15に対する付着が促され、同時に通風ダクト1
内の下流側奥部にも薬液を拡散し得るから、後述
するような消臭効果を広域に亘つて得られるもの
となる。
こうして消臭剤の噴霧液が放熱フイン15に付
着すると、消臭剤中の酵母が活動して、上記フイ
ン15の表面に繁殖したカビや雑菌類を食用し、
それらの殺菌ないしは絶滅を図るとともに、それ
らの組織を破壊して臭源を壊滅させ、異臭の発生
を抑止する作用をなす。このような消臭作用は、
上記酵母が活動可能な一定の湿潤状態の下で行な
われるが、その湿潤状態は前記薬液中に含ませた
消臭剤乾燥防止剤によつて形成維持される。
すなわち、消臭剤乾燥防止剤が消臭剤と共に噴
出され、放熱フイン15に付着すると、その資質
故にフイン15表面のカビ等に対する定着ないし
付着性が高められ、消臭剤の定着性を促すととも
に、該消臭剤表面に拡散して存在し、該消臭剤表
面を略層状に被覆して、その乾燥を防止する。
したがつて、消臭剤の湿潤状態によつて上記酵
母の活動が活発になり、かつその活動時間が長時
間維持されるから、特にカビや雑菌の繁殖が旺盛
な夏期における消臭に好適なものとなる。
一方、このような状況の下でエアコンを始動さ
せると、放熱フイン15の周辺に凝縮水が結露
し、それらの水滴が次第に成長してフイン15に
沿い滴下する。その際、それらの水滴が消臭剤乾
燥防止剤と接触し、該防止剤を徐々に溶かして流
下し、下方の消臭剤とその乾燥防止剤を上記壊滅
した雑菌やカビの組織と共に洗い流し、フイン1
5の表面に自然浄化する。この浄化に際しては、
薬剤に予め含ませた水が有効に作用して、その流
動性を促す作用をなす。こうして、冷房運転中は
上記凝縮水が絶えず放熱フイン15を流下し、死
滅したカビの組織や雑菌類を一掃して、それらの
生息を根絶する。
このように本考案では薬剤散布による薬効を確
実に得られるとともに、この薬剤散布に当つては
例えば運転席に居ながら行なえ、しかもその作業
はスプレー式容器21を単にアタツチメント19
へ押し込むだけでよいから、その操作は頗る簡便
なものとなり、散布後は上記容器21を施栓して
適所に保管して置けばよいから、これら一連の作
業を適時容易に行なえるものとなる。
しかも、薬剤散布後冷房運転しても、消臭剤乾
燥防止剤によつて放熱フイン15に対する定着性
が前述のように強化されているから、これらの薬
剤が車室内に侵入して車室環境を二次汚染させる
心配もない。
(考案の効果) 本考案の車両用エアコンにおける薬剤散布機構
は以上のように、通風ダクト内にノズルを設置
し、このノズルに連通する給液管を通風ダクトの
外部に導出した車両用エアコンにおける薬剤散布
機構において、前記給液管の外端部に、薬剤を装
填したスプレー式容器のスプレーノズルを差し込
み可能なアタツチメントを装着して、通風ダクト
の外部から適時薬剤を散布させることができると
ともに、薬剤の供給手段として薬剤を装填したス
プレー式容器を用いているから、従来のこの種機
構のような電動ポンプや薬剤収容タンク等の大掛
かりな設備を要することなく、これを簡単な構成
によつて達成することができ、既存の車両用エア
コンの設置にも容易に応じられる効果がある。
また、本考案では薬剤散布に当つて、スプレー
式容器のスプレーノズルをアタツチメントに差し
込めばよいから、その操作は頗る簡単であり、ま
た用途に応じて各種目的の薬剤を装填した容器を
使い分ければ、例えばエバポレータからの異臭を
消臭させたりエバポレータを洗浄させたりするこ
とができて、車室環境を容易に整えられる実用的
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は本考案に使用したノズルの装着状態の一例を
示す正面図、第3図は本考案に使用したノズルの
一例を示す正面図、第4図は第3図のA−A′線
に沿う断面図、第5図は本考案に使用したアタツ
チメントの設置状態の一例を示す正面図である。 1……通風ダクト、11……ノズル、17……
給液管、19……アタツチメント、21……スプ
レー式容器、22……スプレーノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通風ダクト内にノズルを設置し、このノズルに
    連通する給液管を通風ダクトの外部に導出した車
    両用エアコンにおける薬剤散布機構において、前
    記給液管の外端部に、薬剤を装填したスプレー式
    容器のスプレーノズルを差し込み可能なアタツチ
    メントを装着したことを特徴とする車両用エアコ
    ンにおける薬剤散布機構。
JP460086U 1986-01-17 1986-01-17 Expired JPH0126500Y2 (ja)

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JP460086U JPH0126500Y2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17

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JP460086U JPH0126500Y2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17

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JPS62115919U JPS62115919U (ja) 1987-07-23
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