JPH01264678A - 予めトラッキング参照信号を記録させてある情報記録媒体円盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は記録再生の対象にされている情報信号による各
１周毎の順次の記録跡の相互間に２種類のトラッキング
参照信号における各１種類のものが１周毎に順次交互に
使用される態様で予めトラッキング参照信号を記録させ
てある情報記録媒体円盤に関する。

（従来の技術） 各種の情報信号を高い記録密度で記録することについて
の要望が高まるのにつれて、近年になって色々な構成原
理や動作原理に基づいて作られた情報記録媒体を用いて
情報信号の高密度記録再生が行われるようになったこと
は周知のとおりであり、例えば、情報記録媒体の信号面
に情報信号に応じた凹凸を形成させて情報信号の記録を
行い、記録された情報信号を光学的な手段によって再生
するようにしたり、あるいは静電容量値の変化の検出に
よって再生するようにした記録再生装置は、映像信号や
音声信号の記録再生用として既に実用されている。

また、各種の技術分野における高密度記録再生の要求に
応じるために、情報記録媒体の記録層に情報信号によっ
て強度変調されたビームを照射することにより、情報記
録媒体における記録層に情報信号に応じた物理変化ある
いは化学変化を生じさせて情報信号の記録が行われるよ
うにした情報記録媒体についても研究が行われるように
なったが、特に近年、安定な動作を行う半導体レーザが
容易に得られるようになったのに伴い、レーザ光を用い
て高密度記録再生を行うようにした各種の光ディスクが
既に実用化されたり、あるいは実用化のための研究開発
が行われている現状にあることは周知のとおりである。

さて、多くの技術分野における各種の情報信号を高い記
録密度で記録することについての要望が高まるのにつれ
て、近年来、色々な構成原理や動作原理に基づいて作ら
れた情報記録媒体を用いて情報信号の高密度記録再生が
試みられ、例えば、１回だけユーザが追加して記録でき
る光ディスク（追記型光ディスク）や消去可能な光ディ
スクなどが、例えばオフィス用ファイルメモリ、その他
の用途での実用化のために盛んに研究開発が行われてお
り、これまでに追記型の光ディスクあるいは消去可能な
光ディスクとしても、それらのものにおける記録層がレ
ーザ光ビームのスポットの加熱作用により、どのような
物理的な変化で情報信号の記録が行われるのかに着目し
て分類した場合に、ピット形成型、泡あるいは凹凸形成
型、光磁気型、相変化型（熱エネルギにより光の透過率
２反射率。

吸収率等に変化が生じる熱変態型）等のように大別でき
る各種形式のものが提案されている他、記録、再生動作
が光以外のエネルギを用いて行われるようにする情報記
録媒体についての提案も多くなされていることは周知の
とおりである。

ところで、情報信号の磁気記録再生を磁気的に行うよう
にした磁気記録再生方式は、磁気記録媒体に対する情報
信号の記録と、磁気記録媒体からの情報信号の再生とを
極めて容易に行いうるために、多くの技術分野における
情報信号の記録再生の手段として従来から広く採用され
ているが、情報信号の高密度記録再生の要望が高まるの
に伴い、記録跡間隔（トラックピッチ）の狭小化が行わ
れる−３〜 ようになった。

そして、記録跡間隔が狭小化した場合には、磁気ヘッド
を記録跡上に正確に辿らせるようにすることが困難にな
るために、各種のトラッキング制御手段を適用してこの
問題の解決を図かることが行われるようになったが、記
録密度の一層の高度化が行われる場合には、記録時にお
ける記録跡の重なりを防止するために、記録機構として
も極めて機械的精度の高いものが要求されることになり
、それにより装置が高価なものになる。

それで、磁気記録媒体円盤（以下、ディスクと記載され
ることもある）の信号面にトラッキング参照信号に応じ
た凹凸を予め形成させておいて、そのトラッキング参照
信号を静電容量値の変化として読出すことによりトラッ
キング制御動作が行われるようにするとともに、前記し
たトラッキング参照信号のピット列による記録跡間の平
坦な部分において磁気記録再生を行うことができるよう
にした磁気記録媒体を用いて、ディスクに対する情報信
号の記録時と、ディスクからの情報信号の＝４− 再生時とに、前記したディスクに予め記録させておいた
トラッキング情報を用いて磁気ヘッドがトラッキング制
御動作の下に狭小化された記録跡を辿ることができるよ
うにした高密度情報記録再生方式も特公昭６３−４２７
２号公報によって開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） さて、高密度情報記録再生方式は例えば画像ファイリン
グシステム、その他の各種の情報信号のファイリングシ
ステムにおいて使用されることが多いが、高密度情報記
録再生方式が情報信号のファイリングシステムで使用さ
れる場合には、システムの電源投入時等において記録再
生素子を高速に第１番目の記録跡位置に位置決めするこ
とが要求されるのであり、この点は前記のようにディス
クの信号面にトラッキング参照信号に応じた凹凸を予め
形成させておき、そのトラッキング参照信号を静電容量
値の変化として読出すことによりトラッキング制御動作
が行われるようにするとともに、前記したトラッキング
参照信号のピット列による記録跡間の平坦な部分におい
て磁気記録再生を行うことができるようにした磁気記録
媒体を用いて、ディスクに対する情報信号の記録時と、
ディスクからの情報信号の再生時とに、前記したディス
クに予め記録させておいたトラッキング情報を用いて磁
気ヘッドがトラッキング制御動作の下に狭小化された記
録跡を辿ることができるようにした高密度情報記録再生
方式においても例外ではない。

ところで、ディスクが記録再生装置に固定的に取付けら
れている例えばハードディスク装置による情報信号のフ
ァイリングシステムにおいては、システムの電源投入時
等における記録再生素子の第１番目の記録跡位置への位
置決めが機械的に行われるので、その動作は比較的に容
易に行われうるが、記録再生装置に対するディスクの取
着けと取外すしとが自在に行われるようになされていて
、また、より一層の高記録密度化されるように記録再生
素子がトラッキング制御の下に位置決めされるようにな
されている場合には、記録跡に付されているアドレスを
検索して、システムの電源投入時等における記録再生素
子の第１番目の記録跡位置への位置決めが行われるよう
にされていたので、記録再生素子の第１番目の記録跡位
置への位置決めを高速に行うことは容易ではないので、
それの改善策が求められた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は記録再生の対象にされている情報信号による各
１周毎の順次の記録跡の相互間に２種類のトラッキング
参照信号における各１種類のものが１周毎に順次交互に
使用される態様で予めトラッキング参照信号を記録させ
てある情報記録媒体円盤において、その情報記録媒体円
盤における第１番目の記録跡に前置させる複数の記録跡
の両側に設けられるトラッキング参照信号による記録跡
として、前記した２種類のトラッキング参照信号の内の
１一種類のものだけを用いて形成させるようにした予め
トラッキング参照信号を記録させてある情報記録媒体円
盤を提供するものである。

（実施例） 以下、添付図面を参照しながら本発明の予めトラッキン
グ参照信号を記録させてある情報記録媒体円盤の具体的
な内容について詳細に説明する。

第１図は、本発明の情報記録媒体円盤の概略構成を示す
斜視図、第２図は記録再生の対象にされている情報信号
による各１−周毎の順次の記録跡の相互間に形成される
トラッキング参照信号における各１種類のものによる記
録跡の状態を示す情報記録媒体円盤の縦断面図、第３図
は記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。

第１図に示されている本発明の情報記録媒体円盤（以下
、ディスクと記載する）Ｄは、記録再生の対象にされて
いる情報信号による各１周毎の順次の記録跡の相互間に
２種類のトラッキング参照信号における各１種類のもの
が１周毎に順次交互に使用される態様で予めトラッキン
グ参照信号を記録させてあるディスクにおいて、そのデ
ィスクにおける第１番目の記録跡に前置させるべき複数
の記録跡の両側に設けられるトラッキング参照信号によ
る記録跡として、前記した２種類のトラツキング参照信
号の内の１種類のものだけを用いて形成させるようにし
た予めトラッキング参照信号を記録させてあるディスク
であり、第１図中におけるＢは記録再生の対象にされて
いる情報信号による各１周毎の順次の記録跡の相互間に
２種類のトラッキング参照信号における各１種類のもの
が１周毎に順次交互に使用されて記録されている第１番
目の記録跡以降の各記録跡が存在している記録再生領域
を示しており、また、Ａは前記した記録再生領域Ｂにお
ける第１一番目の記録跡に前置させるべき複数の記録跡
が存在している位置決め用の前置領域である。

第２図は、前記した第１図に示されている本発明のディ
スクに設けられている２つの領域Ａ、Ｈにおける順次の
記録跡ｔａ　Ｈｔａ、・・ｔｌ、ｔ；２．ｔａ・・・の
相互間にそれぞれ設けられているトラッキング参照信号
による記録跡が、２種類のトラッキング参照信号（図示
の実施例においては、周波数の異なる２つの信号ｆｐｌ
、　ｆＰ２がトラッキング参照信号として使用されてい
るものとされている）がどのような態様で使用されてい
るのかを例示しているものである。

第２図に示されている例においては、記録再生領域Ｂに
おける第１番目の記録跡に前置させるべき複数の記録跡
が存在している位置決め用の前置領域Ａにおける順次の
記録跡ｔａ、ｔａ、ｔａ、ｔａ。

・・・の相互間については、トラッキング参照信号とし
て使用されるべき２種類のトラッキング参照信号ｆｐｌ
、　ｆｐ２の内の一方のものｆｐｌだけによる記録跡が
設けられている（実施に当っては、２種類のトラッキン
グ参照信号ｆｐｌ、　ｆｐ２の内のｆｐ２だけによる記
録跡が、位置決め用の前置領域Ａにおける順次の記録跡
ｔ　ａ　、　ｔａ、　ｔ　ａ　、　ｔａ、−の相互間に
設けられるようにしてもよい）。

また、記録再生領域Ｂにおける順次の記録跡ｔ１、　ｔ
　２．　ｔ　３・・・の相互間にそれぞれ設けられてい
るトラッキング参照信号による記録跡は、２種類のトラ
ッキング参照信号（図示の実施例においては、′周波数
の異なる２つの信号ｆｐｌ、　ｆｐ２がトラッキング参
照信号として使用されているものとされている）が、順
次交互に使用されている。

第１図及び第２図に示す実施例において、ディスクＤは
、記録再生の対象にされている情報信号を磁気的に高密
度記録し、それを再生する際に前記した特公昭６３−４
２７２号公報に記載のように、ディスクの信号面に予め
トラッキング参照信号に応じた凹部を形成させておき、
そのトラッキング参照信号を静電容量値の変化として読
出してトラッキング制御動作が行われるようなディスク
であるとされている。

第１図において１はディスクの駆動機構との結合の際に
使用される中心孔であり、ディスクＤには静電容量値の
変化検出によってトラッキング制御情報が得られるよう
な幾何学的な形状変化（ビット・・・第２図の断面図中
で凹部として示されている）の配列によりトラッキング
参照信号による記録跡（ディスクＤにおける特定な半径
位置から、その特定な半径位置までの１周毎に形成され
ている所定の巾を有する平坦な磁気記録再生領域（記録
再生の対象にされるべき情報信号による主記録跡が形成
されるところ）を挾んで所定の記録跡間隔を有する）が
設けられている。第１図中における矢印Ｆは記録再生素
子の移送方向を示している。

前記したトラッキング参照信号による記録跡は、前記し
た平坦な磁気記録再生領域内に設けられる磁気記録再生
用の主記録跡において記録再生されるべき情報信号の占
有周波数帯域よりも低い周波数帯域に位置するそれぞれ
異なる低い周波数値の２種類のトラッキング参照信号ｆ
　ｐｉ、　ｆ　ｐ２の内の各１つのものによって既述の
ように形成されるのであり、記録再生領域Ｂにおいては
前記した２種類のトラッキング参照信号ｆｐｌ、　ｆｐ
２が、ディスクＤにおける特定な半径位置（この位置に
は、例えば特定な信号ｆｐ３が記録されいてもよい）毎
に順次交互に切換えられている状態で記録されるが、再
生領域Ｂにおける第１番目の記録跡に前置させるべき複
数の記録跡が存在している位置決め用の前置領域Ａ内に
おける平坦な磁気記録再生領域内に設けられる磁気記録
再生用の主記録跡の相互−に形成されているトラッキン
グ参照信号による記踪跡は、前記した２種類のトラッキ
ング参照信号ｆｐｌ、　ｆｐ２の内の一方のものだけ（
第２図示の例ではトラッキング参照信号ｆｐｌ）によっ
て構成されている。

したがって、前記した構成を備えている本発明のディス
クＤは、システムの電源投入時等において記録再生素子
を高速に第１番目の記録跡位置に位置決めすることが容
易になるが、次にこの点について第３図を参照して具体
的に説明する。

第３図は静電容量値の変化検出によってトラッキング制
御情報が得られる磁気記録媒体円盤を用いた情報信号の
記録再生方式の一例構成のブロック図であり、前記のデ
ィスクＤは駆動モータＭｄによって回転駆動される図示
されていないターンテーブルにクランパＣによって固着
され、前記の駆動モータＭｄがディスーク駆動回路ＭＤ
Ｃによって所定の回転数、すなわち、基準の同期信号の
周期と整数比の関係にある一定の回転周期で回転される
駆動用モータＭｄによって駆動回転された状態において
、記録再生素子によって情報信号の記録再生が行われる
。

前記した記録再生素子は、ディスクＤに記録されている
トラッキング参照信号を静電容量値の変化として検出す
るための電極部Ｅ（電極Ｅ）と、ディスクＤの磁気記録
媒体に対して情報信号を記録再生するための磁気ヘット
Ｈとによって構成されているものであり、前掲の特許公
報に記載されているような構成形態の記録再生素子の他
に、トラッキング参照信号を静電容量値の変化として検
出するための電極部Ｅ（電極Ｅ）とディスクＤの磁気記
録媒体に対して情報信号を記録再生できるような磁気ヘ
ッドＨとによる適当な構成の複合ヘッドが使用できる。

記録再生素子は第３図に示されているように、１へラン
キング制御系のアクチュエータＡＣＴに取付けられてい
てトラッキング制御信号に応じて駆動変位される。また
、第３図中に示されている移送用モータＭｆの回転軸に
は送りねじ３が連結されている。前記の送りねじ３には
アクチュエータＡ　Ｃ−１７が取付けられている移送体
ＦＡが噛み合わされていて、前記の送りねじ３が回転駆
動されることによって、前記した移送体ＦＡは案内棒２
に案内されながら送りねじ３の回転につれて移送される
。

第３図において、前記した記録再生素子における電極部
Ｅによって静電容量値の変化として検出されたトラッキ
ング参照信号はトラッキング制御回路ＴＳＣに供給され
る。そして、前記のトラッキング制御回路ＴＳＣによっ
て発生されたトラッキング制御信号はアクチュエータＡ
ＣＴに供給されるとともに、トラッキング制御信号の低
域信号成分が移送用モータＭｆに供給されることにより
、記録再生素子による記録再生時における記録再生素子
の位置制御が正しく行われるようになされるのである。

前記の動作に際して、ディスクＤの特定な後位置におけ
るトラッキング制御信号の切換えのタイミングは、例え
ばディスクＤに記録させておく既述のような信号ｆｐ３
、あるいは他の信号が用いられる。

記録再生の対象にされている情報信号によるデー１５＝ イスクの各１周毎の順次の記録跡の相互間に２種類のト
ラッキング参照信号における各１種類のものが１周毎に
順次交互に使用される態様で予め記録させてあるディス
クにおける前記した２種類のトラッキング参照信号が、
互に周波数を異にしている２つの単１の周波数の信号ｆ
ｐｌ、　ｆＰ２である場合における前記したトラッキン
グ制御回路ＴＳＣの構成、動作などは、周知のＶＨＤ方
式（登録商標）におけるトラッキング制御回路ＴＳＣの
構成、動作などと同じであるから、ここではそれの詳細
な説明は省略する。

第３図に示されているような静電容量値の変化検出によ
ってトラッキング制御情報が得られる磁気記録媒体円盤
を用いた情報信号の記録再生方式において、それが記録
モードになされた場合には、図示されていない信号源で
発生された記録再生の対象にされている情報信号が記録
再生系ＲＰＡがら磁気ヘッドＨに供給されることにより
、記録再生素子に設けられている電極Ｅで再生された２
種類のトラッキング参照信号の再生出力が等しい状−１
６＝ 態になるようにトラッキング制御されている記録再生素
子に設けられている前記の磁気ヘッドＨは、ディスクＤ
における相隣るトラッキング参照信号による記録跡の間
に形成されている平坦な磁気記録再生領域に記録される
。

次に、再生モード時において記録再生素子は、それの電
極Ｅで再生された２種類のトラッキング参照信号の再生
出力が等しい状態となるようにトラッキング制御されて
いるから、記録再生素子に設けられている磁気ヘッドＨ
は相隣るトラッキング参照信号による記録跡の間に形成
されている平坦な磁気記録再生領域の記録跡から信号の
再生を行う。

記録再生の対象にされている情報信号による各１周毎の
順次の記録跡の相互間に２種類のトラッキング参照信号
における各１種類のものがディスクＤの各１周毎に順次
交互に使用される態様で予めトラッキング参照信号を記
録させてあるディスクＤにおける第１番目の記録跡に前
置させるべき複数の記録跡の両側に設けられるトラッキ
ング参黒信号による記録跡として、前記した２種類のト
ラッキング参照信号の内の１種類のものだけを用いて形
成させるようにした予めトラッキング参照信号を記録さ
せた構成形態の本発明のディスクＤを用いて情報信号の
記録再生が行われる場合におけるシステムの電源が投入
されたときの記録再生系の動作は次のようにして行われ
る。

すなわち、第３図に示されている記録再生装置に本発明
によるディスクＤが装着されて、電源の投入が行われた
場合には、所定の回転周期で回転される駆動用モータＭ
ｄによってディスクＤが既７動回転された状態において
、記録再生素子はディスクＤにおける位置決め用の前置
領域Ａ内の任意の位置におかれるようになされる。

前記した記録再生素子に設けられている電極部Ｅは、デ
ィスクＤに記録されているトラッキング参照信号を静電
容量値の変化として検出して、それをトラッキング制御
回路ＴＳＣに供給するが、この場合は記録再生素子がデ
ィスクＤにおける位置決め用の前置領域Ａ内の任意の位
置におかれており、既述のようにディスクＤにおける位
置決め用の前置領域Ａ内に存在しているトラッキング参
照信号は、２種類のトラッキング参照信号の内の何れか
一方のものだけであるから、トラッキング制御回路ＴＳ
Ｃでは、それに供給された２種類のトラッキング参照信
号の内の他方のトラッキング参照信号が得られるものと
して予め定められている方向に記録再生素子を変位させ
るような極性の大きな制御信号を発生してアクチュエー
タＡＣＴに供給し、それにより記録再生素子はディスク
Ｄにおける位置決め用の前置領域Ａから記録再生領域Ｂ
の方に急速に変位される。

記録再生素子が位置決め用の前置領域Ａから記録再生領
域Ｂにおける第１番目の記録跡に達すると、記録再生領
域ＢにはディスクＤの各１周毎の順次の記録跡の相互間
に２種類のトラッキング参照信号における各１種類のも
のが１周毎に順次交互に使用されて記録されているから
、記録再生素子は記録再生領域Ｂの第１番目の記録跡の
位置にトラッキング制御された状態で保持されることに
なり、したがって、本発明のディスクが用いられた場合
には、システムの電源の投入時における記録再生素子の
第１番目の記録跡への到達は急速に行われることになる
。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
の予めトラッキング参照信号を記録させてある情報記録
媒体円盤は、記録再生の対象にされている情報信号によ
る各１周毎の順次の記録跡の相互間に２種類のトラッキ
ング参照信号における各１種類のものが１周毎に順次交
互に使用される態様で予めトラッキング参照信号を記録
させてある情報記録媒体円盤において、その情報記録媒
体円盤における第１番目の記録跡に前置させる複数の記
録跡の両側に設けられるトラッキング参照信号による記
録跡として、前記した２種類のトラッキング参照信号の
内の１種類のものだけを用いて形成させるようにした予
めトラッキング参照信号を記録させてある情報記録媒体
円盤であるから、記録再生装置に本発明による情報記録
媒体円盤Ｄが装着されて、電源の投入が行われた場合に
は、所定の回転周期で回転される駆動用モータＭｄによ
ってディスクＤが既動回転された状態において、記録再
生素子はディスクＤにおける位置決め用の前置領域Ａ内
の任意の位置におかれるようになされている記録再生素
子は、それの電極部Ｅによって静電容量値の変化として
検出したディスクＤに記録されている２種類のトラッキ
ング参照信号の内の一方だけのトラッキング参照信号を
トラッキング制御回路ＴＳＣに供給し、それによりトラ
ッキング制御回路ＴＳＣでは２種類のトラッキング参照
信号の内の他方のトラッキング参照信号が得られるもの
として予め定められている方向に記録再生素子を変位さ
せるような極性を有する大きな制御信号を発生してアク
チュエータＡＣＴに供給し、それにより記録再生素子が
ディスクＤにおける位置決め用の前置領域Ａから記録再
生領域Ｂの方に急速に変位されるようになされ、記録再
生素子が位置決め用の前置領域Ａから記録再生領域Ｂに
おける第１番目の記録跡に達すると、記録再生素子は記
録再生領域の第１番目の記録跡の位置にトラッキング制
御された状態で保持されるので、本発明のディスクが用
いられた場合には、システムの電源の投入時に記録再生
素子をディスクにおける第１番目の記録跡に急速に位置
させることが容易となるのであり、この本発明により既
述した従来の問題点は良好に解決できるのである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の情報記録媒体円盤の概略構成を示す斜
視図、第２図は記録再生の対象にされている情報信号に
よる各１周毎の順次の記録跡の相互間に形成されるトラ
ッキング参照信号における各］一種類のものによる記録
跡の状態を示す情報記録媒体円盤の縦断面図、第３図は
記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。 Ｄ・・情報記録媒体円盤（ディスク）、Ｍｄ・・駆動モ
ータＭｄ、Ｃ−・クランパ、ＭＤＣ・ディスク駆動回路
、Ｅ・・・電極部Ｅ（電極Ｅ）、Ｈ・・磁気ヘッド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録再生の対象にされている情報信号による各１周毎の
   順次の記録跡の相互間に２種類のトラッキング参照信号
   における各１種類のものが１周毎に順次交互に使用され
   る態様で予めトラッキング参照信号を記録させてある情
   報記録媒体円盤において、その情報記録媒体円盤におけ
   る第１番目の記録跡に前置させる複数の記録跡の両側に
   設けられるトラッキング参照信号による記録跡として、
   前記した２種類のトラッキング参照信号の内の１種類の
   ものだけを用いて形成させるようにした予めトラッキン
   グ参照信号を記録させてある情報記録媒体円盤