JPH01262984A

JPH01262984A - 浄水装置

Info

Publication number: JPH01262984A
Application number: JP9254088A
Authority: JP
Inventors: Yoshihisa Ishii; 義久石井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-04-14
Filing date: 1988-04-14
Publication date: 1989-10-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈発明の技術的分野〉本発明は吸衿材を用いた浄水装置に加熱器を付設し、吸
着材の有機物等除去能力の再生と殺菌を行うことにより
、長期間衛生的に使用し得る浄水装置に関するものであ
る。

〈発明の技術的背景とその問題点〉近年、世の中の進歩とともに人口密度も増加し、これに
伴い河川水も地下水も有機物や薬品に汚染される危険性
が高まっており、これを原水として用いる上水道水も悪
化の方向をたどっている。このため、これら有機物や塩
素を吸着除去して取り除き、おいしい水を得るため、従
来より、活性炭浄水装置が用いられている。この活性炭
浄水装置等でもこれら有機物や塩素を吸着除去すること
ができるが、塩素除去に対する寿命に比し有機物除去に
対する寿命が短く、また活性炭での塩素除去後、活性炭
層内部や周辺に細菌が繁殖し不衛生となる欠点があった
。従来の浄水装置の中には活性炭層の後にミクロフィル
ターを設は細菌をフィルター除去するものもあるが、こ
れでも繁殖した細菌の産生物質を除去することはできず
、より良いものが求められていた。

〈発明の目的〉本発明は以上の問題点に鑑み、鋭意検討してなされたも
のであり、すなわち、浄水装置が設置状態のまま、有機
物等を吸着した吸着材を加熱し、有機物等を吸着材から
脱離させ、周囲の水に溶出させ排水し、吸着材の吸着能
を再生させて繰り返し使用することにより、さらに同時
に吸着材等の加熱殺菌により長期間衛生的でおいしい水
を製造する浄水装置を提供することを目的とする。

〈発明の概要〉本発明は吸着材を有する浄水装置に加熱器を付設し、対
流または流動する水層を介して吸着材を加熱し、吸着材
に吸着された有機物等を脱離し水中に溶出させて、この
後、加熱水温を上昇させて蒸気化し、この蒸気により浄
水装置内の水を浄水装置外部へ排出させて、吸着材の有
機物等吸着能を再生させるよう構成した浄水装置である
。このとき、浄水装置内の細菌の殺菌も同時に行われる
。

通常用いられる吸着材は被〜過水との接触面積を増すた
め、あるいは吸着能を増すため微粒子状。

繊維状あるいは粉末状となっており、吸着材包装容器内
に密に充填されているため吸着材および吸着材層内の水
は下部を加熱しても対流を起こさない。水および吸着材
の熱伝導率は小さく熱伝達距離を５ｃｍ以下、望ましく
は３ｃｍ以下にしなければ熱伝導のみによる該吸着材の
加熱は実用」〕困難である。そのため本発明では加熱器
と吸着材との間に対流可能な間隔を設け、水の対流によ
り吸着材周囲全体の水温を−Ｌ昇させ該吸着材周囲全体
から吸着材を加熱することとした。これにより通常使用
の吸ｖ材では熱伝達距離を３ｃｍ程度とすることができ
、加熱時間を短縮することが可能となった。各種物質の
吸着材への吸着は温度とともに変化し、低温で吸着、高
温で脱離するという性質を持つが本発明はこの原理を応
用したものである。さらに、本装置の特徴は有機物の吸
着材からの脱離と溶液の排水を水温変化だけで制御する
ところにある。即ち、通常、有機物の脱離や殺菌に有利
な６０℃以上の非沸騰状態に水を加熱し、この熱で吸着
材を加熱し、有機物が水中に溶出したところでさらに高
温に加熱し昇温させ発生した蒸気圧により溶液を外部に
排出するものである。

〈発明の実施例〉以下、図面を参照して実施例を説明する。第１図は吸着
材周囲に水層を有する本発明の一実施例の縦断面図であ
る。１は水道栓、２は蛇口、３は浄水装置を蛇口に取り
付ける蛇口取付具、４は水温センサー、５は加熱器、８
は吸着材、９はケース、１１は水温により動作する水路
弁である。ここで、水道栓１．蛇口２は説明の便宜上図
示したが本浄水装置とは別個のものである。次に動作に
ついて説明する。水道水使用時、水道栓１の開放により
蛇Ｉコ２から浄水装置内に入った水は吸着材８の外部に
設けられた水層７から吸着材８を通りここで有機物や塩
素を吸着除去された後、内部ｌＯへ出て、浄水口１３か
ら外部へ供給される。ついで、浄水装置の再生、殺菌時
の動作について説明する。水の使用後、水道栓ｌを閉じ
た状態では浄水装置内は水で充たされている。図示して
ないが、タイマー等により加熱指示があたえられると加
熱器５に通電され加熱器周囲の水が加熱される。

昇温した水は浄水装置内水層を対流し吸着材８周囲の水
層７を昇温させる。水温が設定温度に達すると水温セン
サー４および水温制御装置６が働き水温を一定に制御す
る。吸着材８は周囲の水層７から熱伝達を受けて昇温し
吸着している有機物を吸着材８層内の水中へ溶出させる
。吸着材８の昇温は熱伝導であるためゆっくりであるが
、周囲全体を水層７で囲われているので伝達距離が短く
昇温時間も短くてすむ。一定時間後、吸着物溶出後、タ
イマー等の指示により水温はさらに上昇され水は沸騰状
態となる。発生した蒸気はまず浄水装置上方に溜まりし
よしょ幌その体積を増して浄水装置内の水を押し出す。

これにより吸着材８層内に溶出した有機物等は内部１０
に押し出され水路弁１１の切り替えにより排水口１２か
ら外部に排水される。この加熱過程で浄水装置内の細菌
は加熱殺菌される。もし、加熱中、使用者が水道栓を開
いた場合、水温を感知して動作する水路弁１１の働きで
高温水は排水口１２から排出されヤケド等の危険のない
温度に下がった後、水は浄水口１３から供給される。加
熱中の使用者の接触によるヤケド等防止のため加熱部周
囲には断熱保護カバー１４を付設している。

本発明の装置に使用される吸着材は微粒子状活性炭が一
般的であるが、その他、粉末状活性炭。

繊維状活性炭などがあり、その他の吸着材であっても良
い。水温を感知して動作する水路弁には形状記憶合金や
バイメタルなどがある。

〈発明の効果〉本発明の浄水装置は吸着材を定期的に加熱再生すること
により、水道水中の有機物等を長期間に渡って吸着除去
し、また、浄水装置内に繁殖する細菌等を同時に加熱殺
菌することにより、おいしく衛生的な浄化水を提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による浄水装置の一実施例の縦断面図で
ある。 ■・・・水道栓、　２・・・蛇口、　３・・・蛇口取付
具、　４・・・水温センサー、　５・・・加熱器、　６
・・・水温制御装置、　７・・・水層、　８・・・吸着
材、　９・・・ケース、　１０・・・内部、　　１１・
・・水路弁、　　１２・・・排水口、　１３・・・浄水
口、　　１４・・・断熱保護カバー。

Claims

【特許請求の範囲】１）水道水蛇口等に取り付け使用する、吸着材を具備す
る浄水装置において、吸着材を対流または流動する水層
を介して加熱する加熱器および該加熱器への通電を断続
させる水温制御装置を備え、加熱時、水温制御が非沸騰
水温制御の後、沸騰水温制御へ移行することを特徴とす
る浄水装置。２）前記、加熱器および水温制御装置が、付設したタイ
マーの指示により間欠的に動作することを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の浄水装置。３）、前記、沸騰水温制御により吸着材層等より排出さ
れる水の水路を、水温を感知して開閉する水路弁により
変えるよう構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の浄水装置。