JPH01262024A - ロール曲げ方法及びその装置 - Google Patents

ロール曲げ方法及びその装置

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JPH01262024A
JPH01262024A JP9008288A JP9008288A JPH01262024A JP H01262024 A JPH01262024 A JP H01262024A JP 9008288 A JP9008288 A JP 9008288A JP 9008288 A JP9008288 A JP 9008288A JP H01262024 A JPH01262024 A JP H01262024A
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JP
Japan
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roll
lower roll
bending
main
plate
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Application number
JP9008288A
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Inventor
Masanori Mochizuki
正典 望月
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AISERU KK
ISEL Co Ltd
Original Assignee
AISERU KK
ISEL Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01262024A publication Critical patent/JPH01262024A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野] 本発明は、ロール曲げ方法及びその装置に関するもので
あり、 主ロールとこれに対向する一対の下ロールとによって板
材を円筒状又はテーパ状に曲げ加工する際に、曲げ加工
を進行させながら前記下ロールの主ロールに対する関係
位置を調節することにより、各ロールに対する負荷を軽
減させるとともに曲げ精度を向上させようとするもので
ある。
[従来技術及びその問題点] 鋼板を筒状に曲成するために所謂三木ロールが従来から
よく用いられている。この三木ロールは回転駆動される
比較的直径の大きな主ロール(1)と、これに対向し且
相互に所定の間隔を有するように配設された比較的小さ
な直径の一対の下ロール(21) 、(22)とから構
成される。この三木ロールは、第4図に示すように動作
せしめられて、同図に示す各工程を終えると、板状体が
筒状に曲成される。
この工程の詳細について以下に説明する。
下ロール(21)、 (22)は各別に昇降できるよう
になっている。又、最上昇位置では、前記各ロールは主
ロール(1)に対接する位置に配設されている。
そこで、板状素材(S)をこの三木ロールによって筒状
体に曲成するには、下ロール(21)と主ロール(1)
との中心相互を結ぶ線の位置にまで板状素材(S)を挿
入して(第4図の(A)の状態)、下ロール(21)を
主ロール(1)側に持ち上げ、この両方のロールによっ
て板状素材(S)の端部を挟持する。(第4図の(B)
の状態) 次いで、下ロール(22)を所定位置に持ちあげると、
第4図の(C)の状態となり、主ロール(1)及び下ロ
ール(21)、  (22)の位置によって加工曲率が
決る。この状態で主ロール(1)を回転駆動すると、こ
れによって板状素材(S)がその回転方向に送り込まれ
、板状素材(S)が同図の(D)のように曲成される。
このとき、屈曲点(B)は主ロール(1)の中心と下ロ
ール(21)の中心とを結ぶ線のごく近傍に位置する。
この曲げ加工が進行して加工工程の最終部に近づいた時
点で主ロール(1)の回転を停止し、同図の(E)のよ
うに、下ロール(21)を主ロール(1)から離反させ
、次いで下ロール(22)を主ロール(1)側に近接さ
せる。これにより、板状素材(S)の未加工部分が主ロ
ール(1) と下ロール(22)とによって挟持される
とともに、下ロール(21)と主ロール(1)との間隔
によって曲げ加工の曲率が設定されることとなる。その
後、主ロール(1)を再度回転駆動させると、未加工部
分が曲成されて最終的には筒状に加工されることとなる
。この時の屈曲点(8)は主ロール(1)の中心と下ロ
ール(22)の中心を結んだ線の近傍に位置している。
ところが、この従来の方法による場合には、曲げ加工の
際に、特に、主ロール(1)及び下ロール(21)に長
時間に亙って大きな荷重が作用し、これらロールが疲労
しやすいという問題がある。
これは、曲げ加工の略全工程において、板状素材(S)
の屈曲点(B)が下ロール(21)の中心と主ロール(
1)の中心を結ぶ線の近傍に位置するからてあり、屈曲
点(B)から板状素材(S)と下ロール(21)との対
接点までの距離が極端に短く、板状素材(S)を曲げる
に要する下ロール(21)からの作用力か極端に大きく
なるからである。この作用力が大きいことから、逆に、
主ロール(1)及び下ロール(21)に常時大きな荷重
が加わることとなるのである。
さらに、上記従来のものでは、曲げ加工の精度か十分な
ものとならないという問題がある。これは、曲げ加工終
了前の段階において、−旦、曲げ加工を停止して主ロー
ル(1)と下ロール(21)及び下ロール(22)との
関係を変更し屈曲点(B)の位置を下ロール(21)側
から下ロール(22)側に変化させるが、このとき、−
旦、板状素材(S)が非挟持状態となって半加工状態の
板状素材(S)が自由状態となり、これか再挟持される
。この再挟持の際に三つのロールによる挟持関係が不適
正な挟持関係に変化することかあり、この場合に、加工
曲率が変化したり、曲率中心が変化したりして、曲げ精
度が不十分となるのである。即ち、屈曲点(B)が不連
続に大きく変化するからである。
[1]、第1請求項の発明について [技術的課題] 第1請求項の発明は、このような、「相互に一定の間隔
を有する一対の下ロール(21) 、 (22)を主ロ
ール(1)に対向配設し、前記主ロール(1)と下ロー
ル(21)、 (22)間に板状素材(S)を挟持し、
前記主ロール(1)を回転駆動させながら板状素材(S
)を曲成する曲げ加工方法であって、曲げ加工開始時に
は屈曲点(B)が下ロール(21)側に有り、曲げ加工
の最終工程近傍においては屈曲点(B)が下ロール(2
2)側に位置するようにした曲げ加工方法」において、
各ロールにかかる荷重を軽減し且曲げ加工精度を向上す
るため、加工途中においては、屈曲点(B)が下ロール
(21)と下ロール(22)の中間部に位置させ且、屈
曲点(B)の位置の変化が連続的になるようにすること
をその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的
手段はr曲げ加工開始後、徐々に下ロール(21)を主
ロール(1)から離反させるとともに下ロール(22)
を主ロール(1)側に接近させて屈曲点(B)を下ロー
ル(21)と下ロール(22)の中間部に位置させ、こ
の状態で最終工程付近までの曲げ加工を行い、次いて、
徐々に下ロール(22)を主ロール(1)側に近接させ
るとともに下ロール(21)を主ロール(1)から離反
させて屈曲点(B)を下ロール(22)の近傍に位置さ
せて最終部分の曲げ加工をするようにしたjことである
。(第1図参照)[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
曲げ加工の開始時には、屈曲点(B)は下ロール(21
)の近傍、即ち、主ロール(1)と下ロール(21)の
中心線の近傍に位置している。従って、板状素材(S)
の加工開始側の先端の曲げ加工も円滑に進行する。所謂
端的げも可能となる。
次いで、曲げ加工がさらに進行すると、屈曲点(B)の
位置が前記位置から下ロール(21)と下ロール(22
)の中心側に位置することとなり、板状素材(S) と
下ロール(21)及び下ロール(22)との接点と屈曲
点(B) との距離が長くなる。すなわち、一定の曲率
に曲成するに要する前記接点部での下ロール(21)か
らの作用力が曲げ加工初期におけるそれよりも小さくな
る。
従って、この時点では、従来のように、屈曲点(B)が
下ロール(21)側に近接した状態で曲げ加工が進行す
る場合に比べて、下ロール(21)に加わる荷重か小さ
くなる。
曲げ加工がさらに進行して、板状素材(S)の最終部分
に近づくと、下ロール(21)と下ロール(22)とが
同期して逆に昇降し、屈曲点(B)が下ロール(22)
側に近づき、板状素材(S)の終端部の端曲げ可能な状
態で曲げ加工が行われ、最終的に、円筒形又はテーバ状
の筒状体に曲成されることとなる。
以上の一連の曲げ加工において、屈曲点(B)の位置が
、曲げ加工開始初期における下ロール(21)側から下
ロール(21)と下ロール(22)の中間部、更には、
下ロール(22)側へと変化するが、この屈曲点(B)
の位置の変化は、曲げ加工継続状態において下ロール(
21)及び下ロール(22)を同期させながら変化させ
るものであるから、屈曲点(B)における曲げ曲率を一
定に維持させながら屈曲点(B)の位置が連続的に変化
する。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
屈曲点(B)における曲げ曲率を一定に維持させながら
屈曲点(B)の位置が連続的に変化するもであるから、
屈曲点(B)が不連続に変化する場合のような偏心や曲
率の急変が生しにくくなり、曲げ加工精度が向上する。
又、両端部分の曲げ加工以外の加工工程においては、屈
曲点(B)が下ロール(21)と下ロール(22)の中
間部に位置することとなるから、長時間に亙って下ロー
ル(21)に大きな荷重が加わる不都合がなくなり、ロ
ール、特に下ロール(21)および主ロール(1)の耐
久性が向上したものとなる。
■ 第2請求項の発明について 第2請求項の発明は上記第1請求項の発明の方法を実施
するための装置であり、r相互に一定の間隔を有する一
対の下ロール(H) 、 (22)を主ロール(1)に
対向配設し、前記主ロール(1)と下ロール(21)、
 (22)間に板状素材(S)を挟持し、前記主ロール
(1)を回転駆動させながら板状素材(S)を曲成する
ロール曲げ装置であって、曲げ加工開始時には屈曲点(
B)が下ロール(21)側に有り、曲げ加工の最終工程
近傍においては屈曲点(B)が下ロール(22)側に位
置するようにしたロール曲げ装置1 置」において、上記第1請求項の発明と同様の目的を達
成するものである。
[技術的手段] 上記目的を達成するために講じた第2請求項の発明の技
術的手段は「制御装置(4)からの出力信号に応じて下
ロール(21)を主ロール(1)側に進退駆動する第1
進退駆動手段(31)と、同様に制御装置(4)からの
出力信号によって下ロール(22)を主ロール(1)側
に進退駆動する第2進退駆動手段(32)とを具備し、
前記制御装置(4)には、板状素材(S)の加工開始部
の端曲げに適合した第1設定位置に下ロール(21)及
び下ロール(22)、を移動させるに要する信号量を出
力する初期出力信号発生手段(41)と、屈曲点(B)
における曲げ加工曲率を一定に維持しながらこの屈曲点
(B)を下ロール(21)と下ロール(22)の中間部
の第2設定位置に位置させるに要する信号量を出力する
中間出力信号発生手段(42)と、屈曲点(B)におけ
る曲げ加工曲率を一定に維持しながらこの屈曲点(B)
を下ロール(21)側の第3設定位置に位置させるに要
する信号量を出力する最終出力信号発生手段(43)と
を具備させ、板状素材(S)の加工初期の一定時間は下
ロール(21)及び下ロール(22)が前記第1設定位
置にセットされ、その後、第2設定位置に下ロール(2
1)及び下ロール(22)がセットされ、最終の加工工
程においては、第3設定位置に下ロール(21)及び下
ロール(22)がセットされるように、前記各出力信号
発生手段からの信号発生タイミングを設定した」ことで
ある。(第2図参照) [作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
板状素材(S)の先端を主ロール(1)と下ロール(2
1)および下ロール(22)の間に挿入して始動すると
、そのときの信号によって制御装置(4)の初期出力信
号発生手段(41)からの出力信号が第1進退駆動手段
(31)及び第2進退駆動手段(32)に人力され、下
ロール(21)及び下ロール(22)が初期状態から一
定ストローク主ロール(1)側に接近した第1設定位置
に位置し、屈曲点(B)が下ロール(21)側にセット
された状態となる。同時に又はこの後で、主ロール(1
)が駆動されると、端的げが開始され、板状素材(S)
の先端部分が加工される。この加工が一定時間継続する
と、中間出力信号発生手段(42)からの出力によって
下ロール(21)及び下ロール(22)が、第2設定位
置に駆動せしめられる。これにより、曲げ加工曲率を一
定に維持しながら屈曲点(B)の位置を変化させ、下ロ
ール(21)と下ロール(22)の中間部に屈曲点(B
)が位置した状態にセットされる。このときも、主ロー
ル(1)の駆動は継続しており、曲げ加工を続けながら
下ロール(21)及び下ロール(22)が中間部加工状
態となる。
板状素材(S)の加工が最終段階に近づくと、屈曲点(
B)の曲げ曲率を一定に維持したまま下ロール(21)
及び下ロール(22)は最終出力信号手段(43)によ
って第3設定位置に穆行せしめられ、板状素材(S)の
終端部の端的げが行われる。これを一定時間継続すると
、最終部分の加工が完了し、板状素材(S)の全域が一
定の曲率に加工されることとなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
第1請求項の発明の方法かそのまま実施されることとな
るから、この第1請求項の発明の効果はそのまま第2請
求項の発明の効果となる。
初期加工状態及び中間部工状態更には最終加工状態が自
動的に且連続的に設定されるから、一定の曲率に加工す
る際に熟練を要しない。
[実施例] 以下、第1請求項及び第2i!求項の発明の実施例の装
置を第1図から第3 図に基いて説明する。
この実施例の装置では、下ロール(21)を主ロール(
1)側に昇降駆動するための第1進退駆動手段(31)
として、第1サーボモータ(33)が採用され、両端支
持状態にある下ロール(21)がこの第1サーボモータ
(33)によって昇降駆動されるようにな、ている。他
方の下ロール(22)も両端支持状態に設置されて、同
様に第2進退駆動手段(32)としての第2サーボモー
タ(34)によって昇降駆動されるようになっている。
さらに、前記第1サーボモータ(33)及び第2サーボ
モータ(34)を制御するため、板状素材(S)の先端
部が加工部に挿入されたことを検知する光電スイッチ等
の第1センサー(51)が下ロール(21)の近傍の内
側に配設され、他方の下ロール(22)から一定の距I
II離れた外側には、板状素材(S)の終端部を検知す
る同様の第2センサー(52)か配設されている。
従って、前記第1センサー(51)によって板状素材(
S)の先端が所定の位置に挿入されたことが検知され、
第2センサー(52)によって、板状素材(S)の後端
部が下ロール(22)の近傍の所定の位置に位置したこ
とを検知できることとなる。
下ロール(21)及び下ロール(22)の加工初期段階
における位置(第1設定位置)、中間段階における位置
(第2設定位置)及び最終段階における位置は(第3設
定位置)は、加工すべき材質及び加工曲率によって予め
所定に設定されるもので、後述の制御装置(4)として
のコンピュータによって所定のタイミングで第1サーボ
モータ(33)及び第2サーホモータ(34)に入力さ
れる。又、この下ロール(21)及び下ロール(22)
の位置を検知するため、第1サーボモータ(33)及び
第2サーホモータ(34)の出力軸にはポテンションメ
ータ(61)、  (82)が対応している。
次に、この制御装置(4)としてのコンピュータの制御
プログラムを第3図のフローチャートに従って装置の各
部の動作とともに説明する。
装置を始動させた後、第1センサー(51)が板状素材
(S)の先端部を検知すると、第1サーボモータ(33
)及び第2サーホモータ(34)を動作させて調整動作
に入る。先ず、下ロール(21)の第1設定位置に対応
するポテンションメータ(61)の設定値(Pl)か第
1設定値に設定され川下ロール(22)の第1設定位置
に対応するポテンションメータ(62)の設定値(P2
)が第1設定値に設定され、次いで、第1サーボモータ
(33)及び第2サーボモータ(34)が下ロール(2
1)及び下ロール(22)を第1設定位置に移動すべく
動作する。この時、第1サーボモータ(33)及び第2
サーボモータ(34)は交互に微少範囲移動せしめられ
るが、このときの移動量はポテンションメータ(61)
、  (62)によって検知され、この検知位置が、第
1設定位置に達した時点で下ロール(21)及び下ロー
ル(22)が各別に停止する。
次いで、プログラムは第3図の■以下の流れに入り、主
ロール(1)を駆動するためのモータ(M)が始動する
。この状態がタイマー(T1)によって−定の時間に設
定され、主ロール(1)、下ロール(zl)及び下ロー
ル(22)がこの関係を保った状態で前記設定時間だけ
曲げ加工が進行する。
次いで、後続のプログラムが実行され、第1サーボモー
タ(33)及び第2サーボモータ(34)か同時に動作
して下ロール(21)及び下ロール(22)が主ロール
(1)の回転を継続させなから且曲げ曲率を一定に維持
しながら、第2設定位置に移動せしめられる。このとき
の下ロール(21)及び下ロール(22)の動作は、下
ロール(21)か主ロール(1)から離反する方向に動
作し、他方の下ロール(22)が主ロール(1)に接近
する方向に動作するが、下ロール(21)については離
反動作初期にはゆっくりと動作し、他方の下ロール(2
2)は比較的高速度で動作する必要がある。
そこで、この実施例では、下ロール(21)及び下ロー
ル(22)の第2設定位置までの所要移動時間をn等分
し、その単位時間毎の単位移動距離を予めテーブルに記
憶させである。
第1サーボモータ(33)及び第2サーボモータ(34
)の動作制御に先立ってラベル「I」が付いたメモリー
の内容を「1」にセットする。前記テーブルの一番目の
内容か読み出されて、この内容に従って、第1サーボモ
ータ(33)及び第2サーボモータ(34)が動作せし
められ、下ロール(21)及び下ロール(22)は、単
位時間内に前記動作量に応じた距離だけ移動することと
なる。この1サイクルの動作が完了すると、ラベル「I
」の付いたメモリーの内容を「1」たけ増加させる。そ
の後、次のサイクルの制御動作に入り、テーブルの第二
番目の内容が読み出されて、上記と同様に単位時間に下
ロール(21)及び下ロール(22)が所定距離だけ移
動せしめられることとなる。以後、この動作が順次進行
して、テーブルの最終番めの内容に相当する動作が行な
われると、下ロール(21)及び下ロール(22)が第
2設定位置にセットされたものとなる。即ち、各下ロー
ルはそれぞれ各別の適正な移動速度で第2設定位置に移
動することとなる。
尚、この工程では、第2設定位置にセットされたことを
検知するための構成を組み込んでいないが、第1設定位
置の設定と同様、ポテンションメータ(61)、  (
62)の出力により第2設定位置を検知するようにして
もよい。
上記テーブルに書き込まれたデータは、曲げ曲率を変え
ない状態のままで下ロール(21)及び下ロール(22
)を同時に動作させるために、予め適正に設定されてい
るものであるから、下ロール(21)及び下ロール(2
2)の位置及び移動速度が連続的に且適正に変化するこ
ととなる。
上記のように、下ロール(21)及び下ロール(22)
が第2設定位置にセットされた状態で中間加工が継続す
るが、曲げ加工域が板状素材(S)の後端部に近づいて
、この後端部を第2センサー(52)か検知すると、下
ロール(21)及び下ロール(22)を第3設定位置に
移動すべく第1サーボモータ(33)及び第2サーボモ
ータ(34−)か動作する。
このとき、■以下のプログラムが実行される。
すなわち、第1センサー(51)が板状素材(S)の後
端部を検知すると、設定値(P、)及び設定値(P2)
が第3設定位置にセットされ、次いて、上記第2設定位
置の設定と同様のプログラムの実行によって、第1サー
ボモータ(33)及び第2サーボモータ(3午)の動作
により、下ロール(21)か所定の速度で主ロール(1
)から離反し同時に下ロール(22)が所定の動作で主
ロール(1)に接近して、下ロール(21)及び下ロー
ル(22)が第3設定位置にセットされることとなる。
この、第3設定位置をセットする際、第1サーボモータ
(33)及び第2サーボモータ(34)の単位時間毎の
動作量をテーブルに記憶させておくが、このテーブルの
記憶データは、下ロール(21)が速やかに主ロール(
1)から離反すべく動作し、しかも、下ロール(22)
がゆっくりと主ロール(1)側に接近すべく動作するよ
うに設定されている。又、下ロール(21)及び下ロー
ル(22)の所要時間をm等分した各単位時間毎に動作
量が変化することから、動作速度も刻々適正に変化する
こととなる。
これにより、加工曲率を変化させることなく、屈曲点(
B)が下ロール(22)側に容性する。
その後、タイマー(T2)の設定時間たけ上記第3設定
位置ての曲げ加工が進行し、前記タイマーの設定時間か
経過すると、モータ(M)が停止せしめられ、第1サー
ボモータ(33)及び第2サーボモータ(34)の動作
によって下ロール(21)及び下ロール(22)が初期
位置に降下せしめられる。
これにより筒状の製品のクランプが解け、製品か取出せ
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1請求項の発明の説明図、第2図は第2請求
項の発明の説明図、第3図はこれに用いるコンピュータ
のフローチャート、第4図は従来例の説明図であり、図
中。 (21)、 (22)・・・下ロール (1)  ・・・主ロール (S)  ・・・板状素材 (B)・・・屈曲点 (4)・・・制御装置 (31)・・・第1進退駆動手段 (32)・・・第2進退駆動手段 (41)・・・初期◆緋出力信号発生手段(42)・・
・中間出力信号発生手段 (43)・・・最終出力信号発生手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]、相互に一定の間隔を有する一対の下ロール(2
    1)、(22)を主ロール(1)に対向配設し、前記主
    ロール(1)と下ロール(21)、(22)間に板状素
    材(S)を挟持し、前記主ロール(1)を回転駆動させ
    ながら板状素材(S)を曲成する曲げ加工方法であって
    、曲げ加工開始時には屈曲点(B)が下ロール(21)
    側に有り、曲げ加工の最終工程近傍においては屈曲点(
    B)が下ロール(22)側に位置するようにした曲げ加
    工方法において、曲げ加工開始後、徐々に下ロール(2
    1)を主ロール(1)から離反させるとともに下ロール
    (22)を主ロール(1)側に接近させて屈曲点(B)
    を下ロール(21)と下ロール(22)の中間部に位置
    させ、この状態で最終工程付近までの曲げ加工を行い、
    次いで、徐々に下ロール(22)を主ロール(1)側に
    近接させるとともに下ロール(21)を主ロール(1)
    から離反させて屈曲点(B)を下ロール(22)の近傍
    に位置させて最終部分の曲げ加工をするようにしたロー
    ル曲げ方法。 [2]、相互に一定の間隔を有する一対の下ロール(2
    1)、(22)を主ロール(1)に対向配設し、前記主
    ロール(1)と下ロール(21)、(22)間に板状素
    材(S)を挟持し、前記主ロール(1)を回転駆動させ
    ながら板状素材(S)を曲成するロール曲げ装置であっ
    て、曲げ加工開始時には屈曲点(B)が下ロール(21
    )側に有り、曲げ加工の最終工程近傍においては屈曲点
    (B)が下ロール(22)側に位置するようにしたロー
    ル曲げ装置において、制御装置(4)からの出力信号に
    応じて下ロール(21)を主ロール(1)側に進退駆動
    する第1進退駆動手段(31)と、同様に制御装置(4
    )からの出力信号によって下ロール(22)を主ロール
    (1)側に進退駆動する第2進退駆動手段(32)とを
    具備し、前記制御装置(4)には、板状素材(S)の加
    工開始部の端曲げに適合した第1設定位置に下ロール(
    21)及び下ロール(22)を移動させるに要する信号
    量を出力する初期出力信号発生手段(41)と、屈曲点
    (B)における曲げ加工曲率を一定に維持しながらこの
    屈曲点(B)を下ロール(21)と下ロール(22)の
    中間部の第2設定位置に位置させるに要する信号量を出
    力する中間出力信号発生手段(42)と、屈曲点(B)
    における曲げ加工曲率を一定に維持しながらこの屈曲点
    (B)を下ロール(21)側の第3設定位置に位置させ
    るに要する信号量を出力する最終出力信号発生手段(4
    3)とを具備させ、板状素材(S)の加工初期の一定時
    間は下ロール(21)及び下ロール(22)が前記第1
    設定位置にセットされ、その後、第2設定位置に下ロー
    ル(21)及び下ロール(22)がセットされ、最終の
    加工工程においては、第3設定位置に下ロール(21)
    及び下ロール(22)がセットされるように、前記各出
    力信号発生手段からの信号発生タイミングを設定したロ
    ール曲げ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207873A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Kurimoto Ltd ベンディングロール装置
CN101912904A (zh) * 2010-08-19 2010-12-15 中国航空工业第六一八研究所 可调节带材滚弯机
KR101105579B1 (ko) * 2009-10-07 2012-01-17 대성전기공업 주식회사 하이브리드용 환형터미널 제조장치
CN102489560A (zh) * 2011-12-20 2012-06-13 华闽南配集团股份有限公司 利用钢带生产衬环工艺中切向等曲率弯曲加工设备

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